わからん
今日もまた、ケージの柵に食い込んで眠る「ちち(仮名)」さん。いつもより余計にモフっております。ほっぺたが痛くないのかと心配になりますけれど、彼女が気持ちよさそうにしているのだからこれでよいのでしょう。
終業式翌日の夏休み初日にして、四連休の前日。今日もたくさんの先生方が出勤されていました。夏休みなど長期の休みの間、アメリカあたりでは先生は無職無給になってしまい、別の仕事を探すのだそうですが、日本でお給料が出るので、当然、出勤する必要があります。
校長を除く「先生」には研修権があるので、必要があれば職場を離れて研修できます。遺跡の発掘作業に参加したり、美術館で作品を穴の開くほど鑑賞したりと、目的とその成果がはっきりしていれば研修として認められます。それで昔は、夏休みに学校に来ている先生は少数派でした。「家で研修してる」と言えば済んだのです。今は、研修の計画書と報告書が必要なので、学校で仕事片付けた方がよっぽどいいわけです。
透明軸の100円ぐらいのボールペン、職員室の主力でした。だいたい、学校の先生ほど文房具に無頓着な人種も少ないと思います。写真のカランダッシュなんて、普通の(何が普通なんだろう)849ですら、職員室では見かけません。ましてや銀軸ともなれば、値段を聞いて呆れるというのが普通の先生です。
昨今はICT機器の活用が進んでいますから、手書きは本当に少なくなりました。役所に提出する書類にしっかり手書き部分が残っているので、私は常にPILOT製キャップレスを携帯しておりますが、それがそもそもヘンタイなわけです。100円のボールペン、いや、ただでもらったボールペンえぇやん、というのが普通の感覚です。
写真のようなボールペン、見るからに使ってないとわかるもの。それをなぜ買ったのでしょうか。
軸にこんな文字が彫ってあるから、ってだけの話です。縁もゆかりもない会社の名前が彫ってあるからって、普通それだけで買いますか?
でも、そういうことを言うなら、そもそも萬年筆好きとかインク沼に沈んでいる人とか、もっと広げて文房具好きだっていう人、そんなにたくさん持ってても使い切れないでしょ。ホレ、これ、見て、こんなん彫ってあるねん。ただそれだけ。ただそれだけのために手に入れる。趣味の世界というのは理解されにくい世界でもあるわけです。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント