« ≠たこやき | トップページ | ダブル・2 »

2021年7月31日 (土)

ダブル・1

Img_9191

 気持ちよくお昼寝中の「ちち(仮名)」さん。彼女にとっては特別なことではなくて、朝、家族が起き出して来たタイミングでご飯をもらい、お散歩に行って、晩ご飯をもらうまではこうして寝て過ごす、ただそれだけのことです。うらやmしいなぁ、とも思いますけれど、自分がこうして過ごすことを想像すると気が狂いそうになります。土曜日曜と2日間、ずっと寝て過ごすと体調を崩します。私の場合、とにかく休みの日はどこかへ出かける、そうでなくてはダメなのです。

Img_7643

 青春18キップのシーズンになると、「おくのほそ道」の書き出しそのままになってしまいます。そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、というやつです。行く先のあてがなければ無理にでも出かけてしまいますが、このときは計画があってJR刈谷まで18キップを使い、そこから名鉄に乗り換えて刈谷市駅へ降り立ったのでした。

 どこの地方都市でも同じようなものですが、休みの日の昼間、それも夏場は、歩いている人もほとんどおらず、自動車もそんなに走っていないという、不思議な静けさ。ここ、刈谷市駅の周辺も。まさにそんな感じでした。

Img_7641

 駅前にそびえる総合レジャービル。この日の目的地はここでした。過去形なのは、ここを訪ねたのが昨年の8月9日だったから。昨年は6月になるまで学校が始まらず、そうして始まった学校は、8月になるまで夏休みに入らない、という異様な状態だったのです。夏休みに入って最初の週末、満を持してここまで来たのでした。

Img_7640

 目的は映画鑑賞。先ほどのレジャービルには刈谷日劇という映画館が入っているのです。単館系ミニシアターと名乗ってらっしゃいますが、私が子供の頃はそれぞれの街にこんな映画館があったのです。そういうのが全部、経営的に上手くいかなくなって、何か特徴を出しているところとか、根性のあるところとか、そういうのだけが生き残っているのでしょう。

 今度こういう映画ができた、なんてニュースはネットでいくらでも情報を得られるのですが、それを見ることができるかどうかは別の問題。そういう見るのが難しいような映画を上映してくれる、貴重な映画館のひとつなのです。

Img_9204

 このとき見に行った映画は、この萬年筆に少しだけ関わりのあるものでした。そう、ホンの少しだけ。写真の萬年筆の色違いのモデルを使用していた作家の姿を収めた、ドキュメンタリー映画です。

 この萬年筆を見て名前が出てくる人はたくさんいることでしょう。持っている人は結構少ないかも知れません。今これを使うのは、結構難儀なんだよ、と言える人はもっと少ないかな。この続きはまた明日。

« ≠たこやき | トップページ | ダブル・2 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

最近のトラックバック