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2021年7月

2021年7月31日 (土)

ダブル・1

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 気持ちよくお昼寝中の「ちち(仮名)」さん。彼女にとっては特別なことではなくて、朝、家族が起き出して来たタイミングでご飯をもらい、お散歩に行って、晩ご飯をもらうまではこうして寝て過ごす、ただそれだけのことです。うらやmしいなぁ、とも思いますけれど、自分がこうして過ごすことを想像すると気が狂いそうになります。土曜日曜と2日間、ずっと寝て過ごすと体調を崩します。私の場合、とにかく休みの日はどこかへ出かける、そうでなくてはダメなのです。

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 青春18キップのシーズンになると、「おくのほそ道」の書き出しそのままになってしまいます。そヾろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて取もの手につかず、というやつです。行く先のあてがなければ無理にでも出かけてしまいますが、このときは計画があってJR刈谷まで18キップを使い、そこから名鉄に乗り換えて刈谷市駅へ降り立ったのでした。

 どこの地方都市でも同じようなものですが、休みの日の昼間、それも夏場は、歩いている人もほとんどおらず、自動車もそんなに走っていないという、不思議な静けさ。ここ、刈谷市駅の周辺も。まさにそんな感じでした。

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 駅前にそびえる総合レジャービル。この日の目的地はここでした。過去形なのは、ここを訪ねたのが昨年の8月9日だったから。昨年は6月になるまで学校が始まらず、そうして始まった学校は、8月になるまで夏休みに入らない、という異様な状態だったのです。夏休みに入って最初の週末、満を持してここまで来たのでした。

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 目的は映画鑑賞。先ほどのレジャービルには刈谷日劇という映画館が入っているのです。単館系ミニシアターと名乗ってらっしゃいますが、私が子供の頃はそれぞれの街にこんな映画館があったのです。そういうのが全部、経営的に上手くいかなくなって、何か特徴を出しているところとか、根性のあるところとか、そういうのだけが生き残っているのでしょう。

 今度こういう映画ができた、なんてニュースはネットでいくらでも情報を得られるのですが、それを見ることができるかどうかは別の問題。そういう見るのが難しいような映画を上映してくれる、貴重な映画館のひとつなのです。

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 このとき見に行った映画は、この萬年筆に少しだけ関わりのあるものでした。そう、ホンの少しだけ。写真の萬年筆の色違いのモデルを使用していた作家の姿を収めた、ドキュメンタリー映画です。

 この萬年筆を見て名前が出てくる人はたくさんいることでしょう。持っている人は結構少ないかも知れません。今これを使うのは、結構難儀なんだよ、と言える人はもっと少ないかな。この続きはまた明日。

2021年7月30日 (金)

≠たこやき

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 自分の場所で熟睡しているおばあちゃん、「ちち(仮名)」さんです。朝のお散歩から帰って来た彼女は、同じ場所で寝ていると飽きるのか、はたまた床ずれ防止のためなのか、時折ムクッと起き上がって部屋の中を徘徊し、ここがよさそう、と思うところに腰を落ち着けて再び眠る、ということを繰り返しているようです。昨今は悪戯もしないので、家族が全員留守のときでもケージの外でこうして寝ています。

 数日前、妻が突然入院を余儀なくされたので、家族の者がそれぞれに妻の抱えていた家事を分担するようになりました。そうした家の中の雰囲気が変わったこと、そして何より、日中はほとんど一緒に過ごしていた妻がの姿が見えないことで、「ちち(仮名)」さんも少し寂しげです。

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 届いた荷物を開けてみると、緩衝材がヒノキの削り屑。材木屋さんが本気で作ったマスク、というものを買ってみたのです。緩衝材にも木材を使うぐらいですから、マスク本体も当然木製。林業がまだまだ残っている奈良県ならではの製品ではないでしょうか。

 しかし、私自身は猛烈な暑がりなので、この厚さの中、木でこしらえたマスクをつける気にはなれません。不織布や普通の布でできたものと比べてしっかりとした形状を保っている分、呼吸はしやすいのでしょうが、やはりこれは寒くなってから使おうと思います。

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 ワンパック2枚ないし3枚入り。右下のものが通常の吉野桧をつかったマスク。それを柿渋でコーティングしたのが左下のものです。では上の黒いのは、、、奈良の製品ということで考えてもらうとすぐに答えが出るかと思います。

 パッケージに貼り付けられたシールには、「渋墨の黒、黄金に輝く桧の木目」という説明とともに、幸運を呼ぶ黒金(くろがね)桧マスクという商品名が書かれています。ここで、セイラー万年筆謹製の110周年、黒いステンレス製の萬年筆が出てくると思ったら甘いです。

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 このマスクを手に取ってしげしげ見ていますと、あるものが思い出されます。最近、見かけることが少なくなってきましたが、昔はたこ焼きというものは普通、木製の舟に盛られていて、ソースを塗ったり青海苔かけたりしてから白くて薄い紙をはらりと乗せ、その上を緑色の薄い紙で包んでからビニール袋に入れてくれたものです。似てると思いませんか。

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2021年7月29日 (木)

感じ方

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 「ちち(仮名)」さんが飼い主のそばに寄ってきたので、首のあたりをこちょこちょと撫でてやると、でれぇっととろけてしまいました。犬の性格も実に様々で、かつて我が家のNo.1であった「くま(仮名)」さんなどは、あまり触られるのを好みませんでした。寂しいときなどは黙ってそばに寄ってきて、お尻をくっつけて静かに寝る、というスタイルだったのです。しいかしこの「ちち(仮名)」さんは徹底的に甘えるタイプなので、飼い主でも誰でも、とにかく人がいると撫でて欲しがるのです。

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 ワンコを撫でてる時間があるんだったら、少しはこちらも撫でてみたら? と言われそうなこの2本。ウォーターマンのレタロンです。とにかく美しいペンなのですが、永年放置してあるので硫化が進んでいます。場所によっては錆びてるのでは、と思うところもありますので、近々実験的に磨いてみようかと思っています。私が銀の軸を磨くなんて、めったにないことです。

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 特にこのクリップのあたりがひどい。これは磨いてもきれいにならないかも知れませんし、びっくりするほど輝くかも知れません。マシな方はそのまま硫化を進ませて、この汚い方をしっかり磨いてみることにしましょう。

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 このレタロン、見た目はいかにも固そうなペン先の形状です。萬年筆の書き味なんてものはペン先の硬軟だけではなくて、ペン先の形状や、さらにはインクフローの具合によっても変わります。とにかく柔らかいペン先を持つ萬年筆が偉い、なんていう風潮も一部にありますが、一方ではボールペンでもそれには耐えられないだろう、というぐらいの筆圧の持ち主もいて、また柔らかい萬年筆を好んで買い求める、なんて例もあります。筆圧の高い人や、そもそも萬年筆を使った経験がない人は、パーカーやウォーターマンの現行品なんかをまず試してみて、そこから少しずつ沼に沈んでいくのも良いかもしれません。

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 上から見ても横から見ても、けっして良い書き味とは思えない、ガッチガチに見えるニブを持つレタロン、実はかいてみると柔らかい感じがするのです。私のような初心者は、少しインクフローが良いだけで「柔らかい書き味」と感じてしまうのでしょう。こういうことを書きますとそれを免罪符にして、いろんなペンを試してみなくっちゃ、なんて言いつつ何本も買ってしまう、という人が出てきます。萬年筆はお気に入りのものが数本あればそれで幸せになれます。たくさんありすぎると、面倒を見られずにこんな風にしてしまう、という人も少なくないはずですから、皆さん、本数は控えめにしましょうね。

2021年7月28日 (水)

目をつぶる

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 ケージの中から眠たそうな顔でこちらを見ている「ちち(仮名)」さん。ワンコの写真を撮るには、相当な腕前と忍耐、そして幸運が必要になります。腕前と忍耐はカケラほども持ち合わせていないので、幸運に頼るしかない私。この一枚も、眠たそうにこちらを見ている、というところを撮ろうとして、取れたのは目を閉じているところ、という結果になりました。これはこれで彼女の魅力が出ていますね。何の努力もせず、運だけで60年生きてきたオッサンの面目躍如というところです。

 何の努力もしないのに運に恵まれていた、その最たるものは人との巡り会いでしょう。萬年筆がらみではおやかたとの出会い。萬年筆趣味の世界において、数々の巨星ともいうべき人たちと出会い、お付き合いをさせていただいているというのは、そこら辺のオッサンに過ぎない私にとっては実にありがたいことです。

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 2本の万年筆。上の方は書類などの細かい記入欄に文字を書き入れるのに使っておりますプラチナ製のWAGNERオリヂナル萬年筆。大方の人は良く目にしたり愛用されたりしているであろう、プラチナのセンチュリー系の萬年筆で、大きさ比較のために引っ張り出されてきました。

 で、本日ご紹介したいのは下の方。例によってあちこちガサゴソと整理をしていて発掘されたものです。セイラーのプロフェッショナルギアマーブルエボナイト。ベスト型ですが、長さも十分、そして軸の太さもあって堂々たる姿です。天然ゴムと硫黄からなる人類最古の合成樹脂。タイヤで有名なグッドイヤー氏が1839年に発明したもの。日本では江戸時代、水野忠邦による蛮社の獄の年です。黒檀(ebony)のようだから、ということでエボナイト(ebonite)なのです。製造過程で赤みのある色素を混ぜることで、マーブルエボナイトとなります。

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 見るからに使い込まれている、ように見えますが、実際、使い倒していてそのまま放置されて今日に至り発見される、ということです。萬年筆にとっては最も良くない状態で幾星霜過ごしてきたわけですね。この記事を書き上げたら、すぐに洗浄してあげなくてはいけません。

 そもそもこの萬年筆、使用中になぜか空を飛んでペン先から着地。見事にコンコルドなペン先になってしまったという過去があります。長刀のペン先は今ひとつ好みではない、なんて言ってた私に、「長刀のホンマのすごさ、教えたげますわ。天国、見せたげます。」とおやかたが調整してくださったペン先を、ぐにゃりと曲げてしまったわけです。で、その修正もまたおやかたにお願いして、何事もなかったかのような姿に直していただいて今日に至る、というわけです。粗末な扱いをしてたらバチが当たりますが、そこは目をつぶってもらいたいところです。横着な人間が100本以上の萬年筆をしっかり面倒見られるわけがないのです(開き直り)。

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 アップに耐えないインク汚れですが、長刀研ぎのペン先、誇らしげな「N」の刻印。最近、ようやく長刀研ぎが店頭にも並ぶようになったのは喜ばしいことですが、中古の萬年筆でも長刀研ぎのペン先を持つものは値段が高騰しておりますね。長刀研ぎ好きじゃないから、なんてスルーしていた昔が懐かしくもあり、言い時代だったなぁ、と改めて思ったことでした。

 

2021年7月27日 (火)

転がってる

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 お散歩から帰ってきた「ちち(仮名)」さん。少しでも涼しいところを探してうろうろした結果、ここなら外からの風とそれを増強してくれるサーキュレータの風、その二つに浴せると考えたようです。本当に暑くてしんどいときはこういうリラックスした姿勢ではなく、スフィンクスみたいに顔を上げてハァハァいっております。

 朝、学校へ行く子供を駅まで送る、そんなクルマがぐっと減ったので、通勤時の交通もスムーズになりました。まぁそういったクルマは台数の問題と言うよりは・・・・・ですけれども、どちらにしてもそういうクルマ(のドライヴァー)はずっとおうちにいてくださると、渋滞も事故もぐっと減るのでありがたいです。昨日も自宅からほど近い自動車は離合不可という小さな踏切で30分以上待たされました。確かに道は狭いですけれど、どっちみちすれ違いができないのだから真ん中を走って行けば良いのに、余計な気を遣って側溝に落ちたお姉さん。譲り合いつつも堂々と走ることが大切ですよ。

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 夏休みに入って出番が増えているサファリさん。2本ともペン先はBで、純正のブルーのカートリッヂを挿しています。私の勤務している自治体では市民からの批判を受けて、見るからに「灰色」なコピー用紙を使っています。これ、真っ白な奴より単価が高いのですが、真っ白な紙に印刷したものを市民に渡すと「もったいない!」っていう批判を受けるので、あえて値段に目をつぶって使っているそうですが、意味もわからず批判していた人はこの現実に責任をとれるのでしょうか。なおかつ、行政側としては、白くてきれいだしこっちの方が安い、とアピールすべきだと思うのですが、公務員の言うことなんてまともに聞くつもりはない、っていう市民様が年々増えてきてますからしんどいところです。

 で、その灰色っぽいコピー用紙、使用後は裏紙をメモ用紙として使います。電話を受けたメモなんてのに大活躍ですが、この薄汚い用紙にはLAMYの鮮やかな青インクが映えるのです。

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 使ったらその辺にポイッ、というような扱われ方をしていますので、何日も書類の下で重みに耐えて過ごしていたり、ひどいときには床に落ちていたりもしますが、とにかくタフなのでそう言うことに関係なく、インクさえ残っていればすんなり書き出せます。どちらのペン先も素人が好き勝手に削っていますので、書き出しかすれとかありそうなものですが、この2本に関してはたまたま何とかなっています。

 その昔、Y.Y.Pen倶楽部のイヴェントで、サファリを自分で調整してみよう、なんていうのがあって、多分そのときにいじった奴だと思いますが、出来はひどいものです。で、ここが重要なところなんですが、人間って実に柔軟、悪く言えばいい加減なもので、それなりにそのペン先に慣れてしまうのです。なので、特に「自分は初心者」とか、「萬年筆には詳しくない」なんて思っている人こそ、なんとなく感じているその違和感を調整できる人にぶつけてみるのが良いと思います。まさに目から鱗っていう体験ができますけれど、それをきっかけに萬年筆沼にめり込んでも当方は責任をとれませんのてあしからず。

2021年7月26日 (月)

醜悪?

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 お顔がエラいことになっているとも知らず、気持ちよく眠っている「ちち(仮名)」さん。飼い主が来客のためにお昼過ぎからお休みをいただいて帰宅してみれば、この有様です。朝、出かけるときにはもう少し美しい姿で寝ていたのですが、お口の周りの造形がブルドッグよりひどい状態になってしまっております。まさしく、ケダモノ、っていう感じですね。人間であればヨダレをこいて昼寝している状態でしょうか。

 で、お客さんが帰られたあとは温風冷風の流路を制御するアクチュエアターが壊れてしまったクルマをディーラーに持ち込み、修理を待つ時間に新型コロナウィルスのワクチン接種に。2回目となる今回も歯科医さんに打っていただき、痛みも腫れも発熱もなく、あぁこれで明日は休めないなと馬鹿なことを考えながらクルマを受け取って、ようやく吹き出し口から出るようになった冷風を浴びながら帰ってまいりました。家に帰ってまだ夕方、日が暮れる前っていうのは何とも豊かな感じがいたします。

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 本日の萬年筆はこちら。手に入れたのは次男が小学校に入った頃でしたから、今から15年以上前のことになります。どうやって手に入れたのか忘れてしまいましたが、あまり出来の良くない中華萬です。樹脂製のボディの外側に金属製の装飾が取り付けられているため、大変に重い萬年筆となっています。恐ろしいことに、この形から想像されるとおり、それ単体でも相当に重たいキャップをポスト(お尻に挿す)することができるようになっています。で、実際、キャップをポストして使っていました。私の次男は。

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 大きさはこんな感じです。オプティマみたいなサイズ感ですので、キャップをポストしても苦にならないのかも知れません。これがもし、M1000みたいにデカい図体であったなら、さすがの私でもポストしないで使うだろうと思います。

 当時、次男はひらがなの練習中でしたが、とにかく鉛筆を上手く握ることができない子(父親と全く同じ)で、握りつぶしてしまうんじゃないかと思うほど強い力を指先に込めて鉛筆を握っておりました。指先やら爪のあたりが圧迫されて真っ白になっていたのを良く覚えています。で、戯れに萬年筆を握らせてみたら、スッと力が抜けて、楽そうに絵や文字(のようなもの)をかくようになりました。このままヘンタイに育つのだろうかと危惧しておりましたが、やがて萬年筆には見向きもしない普通の子供になりました。

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 もう何年もインクの入れ替えも掃除もせず放置してあるので、いざインクを入れてみても書けるかどうかすら不明ですが、そこは頑丈さが取り柄の中華萬のこと、おそらく何食わぬ顔で文字を紡ぎ出してくれることでしょう。使いもしないし、大事にもしていない。けれどもなぜか手元を離れずにいる、不思議な一本です。危うくヘンタイになりかけた次男が好んで使っていたということもあるのかもしれません。この先、お盆のお参りに備えて家の中を必死で片付けていくことになりますが、まだまだこういう変なペンが出てくることでしょう。

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2021年7月25日 (日)

奥大井

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 一晩留守にしていた飼い主が帰宅したので飛行機耳でお迎えしてくれる「ちち(仮名)」さん、のはずだったのですけれど、お婆さんなのですでにお休みになっていて、出迎えはありませんでした。

 文具店やオリヂナルな文具系商品を抱えている出展者などが集まってのイヴェント、Spaece Walk 2021 Summer in Shizuoka。インクとガラスペン、それに紙ものが中心の、圧倒的に女性参加者が多いであろうイヴェント、何も奈良からおっさんが出向いていくようなものではないのですけれど、静岡、というところで少し気になって出かけてみたのです。青春18切符を使って静岡を目指した場合、どれだけ早く家を出ても会場に着くのは12時半頃。なのではじめから諦めて、ゆったりと普通列車の旅を楽しみながら、ほとんど終わりかけの会場に到着。目的はこれではなかったのです。

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 宿泊したホテルで優雅な朝食を済ませて、静岡駅から30分ほど西へ。金谷駅で大井川鐵道に乗り換えて、奥大井、井川駅を目指します。まだ3人目の子供が生まれていなかった頃に、長島ダム建設に伴って廃線となった井川線の線路跡を巡るツアーというのに参加して、現地添乗員のおっちゃんに奈良から来たと言って驚かれたことがありますが、その際は新金谷駅まで自家用車で行って、そこからの列車旅。そして井川線も長島ダム駅まで行って折り返してきたので、今回はその先、南アルプスあぷとラインの終点、井川駅を目指します。

 静岡駅を午前8時18分発の列車に乗って、井川駅到着は12時7分。驚くべきことにこの両駅、ともに静岡市葵区にあるのです。

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 本当に何にもないところでした。この先、堂平駅まで貨物線が続いているのですが、現在は休止中で、線路も井川駅を出てすぐのトンネルを出たところで寸断されております。長島ダムから上流に、奥泉ダム、井川ダムとあって、さらにその奥にもダムを、というようなことで延伸される可能性もあったようですが、もうその芽はないようです。大井川鐵道が運行していますけれど、中部電力が保有している路線です。

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 今から20年以上前にここへ来たとき、長島ダムの管理事務所に隣接する展示施設にふらっと入ったら、暇を持て余していた管理人さんに捕まって実に濃ゆいダム談義で盛り上がった記憶があります。実は当方も隠れダムヲタクなので、ダムの管理事務所のおっさんと奈良から来た一般人とが専門用語を駆使して長島ダムについて語り合うという、実に面妖な光景が繰り広げられたのです。それに懲りて、今回はダムには近づきませんでした。

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 長島ダム駅とアプトいちしろ駅との間、90パーミルの急勾配を担保してくれるED90型。南アルプスあぷとラインはこの区間のみ電化されていて、車両限界も拡大されています。このED90型をここまで回送してくるにあたっては、全高が低くなるように特殊な台車に履き替えさせたとか、いろいろ大変だったようですが、今は点検から検査からすべてここ、あぷといちしろでおこなっているので、よほどのことがない限りED90が川根両国の車両区へ降りていくことはないのだそうです。

 今回は列車に乗るだけ、だったのですが、この南アルプスあぷとライン、沿線にも温泉やら絶景ポイントやらいろいろありますので、いずれまた、腰を据えて再訪してみたいと思っております。

2021年7月24日 (土)

宇宙遊泳 in 静岡

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 タイトルに反して、こちらはしっかりと重力に身を委ねている「ちち(仮名)」さん。今宵は自宅を離れて別の場所からの更新です。毎日Blogの更新をしているようなきちんとした人は、足玉更新できないだろうなぁ、なんて時には先に記事を書いておいて予約投稿をするなんてことをされていますが、私の場合そういうことはまず無理で、いつも「あ、もう今日が終わってしまう」と思いついてキーボードに向かう、という感じです。

 で、そんな私は今日も思いつきで青春18きっぷの旅に出ました。目覚まし時計が鳴るのを止めて、さて、何だったかなと二度寝してしまうお馬鹿ぶりで、予定していた列車には乗れませんでした。それでもめげずに強行したのですが、いつもはロングシート区間である豊橋から先でもクロスシートの車両に乗れたりとそれなりに良いこともあって、午後2時過ぎには静岡に到着いたしました。

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 朝から現地にいた人によれば、結構な数の来場者が開場前から並んでいたそうですが、その人数を見て入場してもお目当てのものが買えないと見切って帰って行った人も少なくなかったそうです。やはり皆さん、数の限られたガラスペンや限定インクを狙ってきちんと早起きしてこられているのですね。目覚ましかけていても何のためだったか忘れるような大馬鹿者は私ぐらいのものでしょう。

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 本日、おやかたブースで手に入れた一本。先日紹介したものと同じく、長崎の石丸文行堂さんのオリヂナル万年筆、今回はバーガンディ軸です。おやかたブースでは、安定の「キャップレス山ちゃんスペシャル」への改造が行われていました。見ていると簡単なようですが、他人の萬年筆、それも最重要部分である18金のペン先を「薄く」削るという加工ですから、楽なわけがありません。実際書いてみると「ふわぁ〜」みたいな、声にならない声というか、そういうものが漏れてきますけれど、麻薬みたいなものですから、良い子は手を出さない方が幸せな人生を送れると思います。もうすでに手にしてしまった人は、道を踏み外してしまったということを十分に意識しつつ今後は真面目に生きていくように努めましょう。

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 本日のSpace Walk 2021 in Shizuoka、会場斜め向かいにも店舗を構える文具ボックスさんが汗をかいての運営だったのかと思われます。そこでささやかなお礼の印、ではありませんけれど、ようやく供給が安定してきたS30を見つけたので1本いただいてまいりました。重量級のメカニカルペンシル、実際、シャープペンシルは殆ど使わないのですけれど、1本欲しいと思っていたものですので、柄を選んで購入できました。

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 で、夜は安定の静岡おでん。真っ黒なお出汁で煮込まれたおでん、じゃがいもじゃない方は「ロマンス」ってものです。タラのすり身で作った練り物だそうですが、このお店の先代がなぜかこう名付けたものなんだとか。美味しくいただきました。

 静岡に日が暮れるまでいると、新幹線を使わなければ日帰りはできません。「仕方なく」本日は静岡泊まり。せっかくですので、明日は大井川の原流域へと分け入ってから帰宅しようかと思います。

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2021年7月23日 (金)

憂鬱

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 きれいにクッションに収まっている「ちち(仮名)」さん。しかし老婆ですので、いつまでもこんな姿勢でいられるはずもなく、しばらくすると見事にとろけてしまいます。その様子はまた、明日のトップ画像でお見せしましょう。

 本日も実に暑い1日でした。そして今宵は、右を見ても左を見てもオリンピックの開会式ばっかり。アホちゃうか、と思いますが、それを口に出すとよくて不思議そうな顔をされ、下手をすると説教されたりします。自分自身がスポーツというスポーツ、全くダメな人なので、スポーツの祭典なんて言われると背筋がぞっとするのです。そしてこのバカ騒ぎはしばらくの間続くのですね。テレビで中継されたりニュースで流れたりするのは見なければ済む話なのですが、問題はどこへ行ってもみんなこの話題を振ってくること。この期間中は、できるだけ人と会わないようにするしかありません。

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 大阪は千日前商店街界隈のイメージキャラクターでしょうか。みにゃみん というのだそうです。この四連休に突入する前日、水曜日はJR難波駅から近鉄阪神の大阪難波駅、そして近鉄日本橋へと続くなんなんタウンという地下街が定休日ですので、少しは人が少ないかと期待して退勤後に大阪日本橋の電気街に出かけました。そして目的のパーツ類を購入して、シャッター街みたいになったなんなんタウンを通り抜けて千日前に出て、軽く夕食をとって帰ろうという魂胆でありました。

 けれども、地下街一つ定休日だからと言って、ひるむような人たちではありません。やっぱりどっさり人がおりましたので食事はあきらめて商店街で見つけた変なモンを写真に撮ってきたのでした。

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 大阪でのご挨拶は、やっぱり「まいどぉ」です。職場で電話をとると、いつも相手が私の名前を口に出すので、自分はよっぽど変な声なんだろうなと思っていたのですが、そうではなく、「まいどぃ」と言うから、だったのです。先生でそんなこと言う人、アンタ以外にいません、などとよく言われたものでした。そういえばまだPC-9800シリーズ全盛、MS-DOSの時代に、PCが調子悪いから見てくれ、と言われてよその学校に出かけたところ、職員室に入るなりオバちゃんの先生に「えぇかげんにしぃや。早よ直してくれな、仕事にならへんやんか!」と怒鳴りつけられたこともありました。先生だとは思わず、業者のおっちゃんだと思ったんだとあとで謝られましたけれど、業者のおっちゃんやったら怒鳴りつけてもいいと思ってるということで、そんな人が先生やってても良いものかどうか、おおいに疑問に思ったことでした。

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 「まいどぉ」と挨拶してくる人に、「おいどぉ(お尻の方言)」と返す、そういう人を「いちびり」というのです。冷静に考えるまでもなく私は超一流の「いちびり」です。今時、毎日Blogなんぞ書いてるのはとっても真面目に、なんでも突き詰めないと気が済まない人か、私みたいにいちびってるおっさんか、そのどっちかしかいないような気がします。

 2008年の9月にBlogを書き始めて、その頃は当然、「くま(仮名)」さんというワンコが生きていたのです。まるで日めくりか何かのように毎日「くま(仮名)」さんの写真をアップする目的で始めたBlog、それが「くまめくり」なのです。

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 千日前の商店街を北に突き当たると、こんなお店が。ビリケンさんと串カツ、そしてかに道楽。めっちゃ大阪してます。この辺りまで写真を撮りながら来て、結局お客さんが少なそうなお店があまりなかったので、この日は撤退。今、飲食店で大声で話す人がすごく多くなっていて、私のようにチキンな人は飲食店に入るのをためらってしまいます。せめて、黙々と飲み食いしてくれていたらいいんですが、皆さん、いろいろとたまっているものを吐き出すという意味でも、なかなかそうはいかないのでしょうね。

 この辺りにはかの有名な「法善寺横丁」があって、奥のほうには水かけ不動さんのお寺があります。そっちのほうにも行ってみようかと思ったのですけれど、もともと狭い路地が人で埋め尽くされていたので断念しました。少し前に撮った、法善寺横丁にあるお店の前に立っていた人形の写真を代わりにアップしておきます。

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2021年7月22日 (木)

書く道具・2

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 せっかくおうちに入って寝ようとしているのに、身勝手な飼い主がまた写真を撮りに来た・・・と塩対応の「ちち(仮名)」さん。彼女は夜の8時を過ぎると妻に寄ってきて、じっと顔を見つめるのです。もうそろそろお休みの時間なの、と訴えているのですね。それだけなら、勝手におうちに入って寝なさいよ、ということなんですが、まだ彼女が勢いのあった頃、ケージに入れようとするとおやつで釣るしかなかった、その名残というか弊害というか、そういうものが残っているのです。彼女としては、家の人がおやつをくれたらケージに入る、という習慣を逆手にとって、おうちに入りたいからおやつをせがむ、という風にうまく利用しているわけです。

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 静かで速くてWindows11が出ても対応できる新PCはようやく完成したのですが、土壇場でまさかのマザーボード変更というドタバタのせいで、長年慣れ親しんできた東プレのRealForceが使えなくなってしまいました。PS2接続で配列の106キー。いまどきWinキーすらない代物ですが、我が家ではキーボードと言ったらRealForce、あれにもこれにも、とにかくデスクトップPCにはすべてつながっています。一昨年の春に異動して以来、職場で使っていたデスクトップPCを廃止したこともあって、PS2接続でUS配列という変態RealForceが3枚もあるというありえないぐらいヘンタイなおうちなのです。

 USB接続のRealForceに買い替えるのが王道ですけれど、最近歳のせいか、45gのキー押下が重く感じられるようになっていました。その昔はIBMのバックスプリングのやつをガチャンガチャンと叩いていたことを思うと、相当に衰えたものです。キーボードの世界ではこれもまたこだわりの名器と言われているリベルタッチがなぜか我が家にもあったので、これを引っ張り出してきました。RealForceの静電容量方式とは似ても似つかぬ、むしろ安物の代名詞ともいわれるメンブレンの仲間ですが、押下荷重35グラム、メンブレンだけれどばねも使っているというヘンタイっぷりで、何より、持ち上げてみるとRealForceより重たいのです。底に鉄板入ってますから、暴漢が侵入してきたときの武器にもなります。

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 こちらはお仕事の日には必ず胸ポケットに挿さっている多面体キャップレス。ペン先は特殊合金ですので現役時代には5000円で売られていたものかと思います。何本か持っていたのですが、この地味な見た目とノック式ということから、文房具には全く無知な人がほとんどの職員室の机上に置いてあったものは100パーセント持ち去られてしまいました。持って行った人はその辺で走り書きのメモに使って、何やこのペン、書きにくいなぁ、とそこらへんにポイっと投げ捨てる、という感じでした。何度も回収したのですけれど、何本かは帰らぬペンのままでした。

 この個体はまた、インサートのインク詰まりがひどく、ほとんど書けない状態でした。ペン先は「親方1週間バージョン」なのでので完璧なのですけれど、インクが出ないことにはその官能的な書き味を味わうことはできません。今はペン先形成人という看板を挙げている兄貴には工場のエアコンプレッサーでプシュッとやってもらったりもしたのですけれど解消せず。ずっとずっと長い間、ロットリング洗浄液やらライニガー洗浄液などにつけおいて放置しておいたところ、ある日ある時、突然に潤沢なインクフローが戻ってきたという伝説の1本です。

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 PILOTという刻印の両側、光が当たっているだけではなく、黒い塗装が剥げているため、白っぽく見えているのです。このままずっと使い続けていけば、いずれこのクリップをはじめ、金属部分はすべて銀色になってしまうことでしょう。ポケットに挿されている状態でもクリップは外に出ているので、あれやこれやといろんなものにぶつかって擦り傷だらけです。

 普通の人がボールペンでしゃしゃっと何かをメモする、そういう場面で私はこのペンを使います。中学生でも小学生でも、ノックして出てきたペン先が見慣れたボールペンのそれとは違う形をしているので興味を示し、自分にも書かせてくれと手を伸ばしてくるのですが、萬年筆と奥さんは人に貸すもんじゃない、と昔から言われておりますし、ましてや相手は子供ですから、決して触らせてはいけないのです。中学校に勤務していたころは、注意事項を述べたうえで触らせたこともありましたが、小学生には絶対NGです。触らせるにしてもサファリあたりでしょう。

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 そのペン先が出てくる部分、穴の縁も盛大に剥げております。この部分は文字を書いているときには何ともないのですけれど、持ち歩いているときには一番ひどい目にあっている部分なのだということがよくわかります。

 そして何よりこのペンは軸が多面体断面であるということ、これも剥げやすさに拍車をかけております。ふつうのペンはどこにも角がない丸い軸なのに、こいつは稜線があるので、どうぞここにこすれてください、剥げていきますので、と言っているようなものです。

 ZIPPOのライターなんかは、ぴかぴかの新品をわざとこすって傷をつけたり、ぶつけてへこみをつけたりして使うという流儀もある、などと聞いたことがあります。萬年筆使いにもぴかぴかの美しい軸より、剥げてみすぼらしくなったほうが味がある、なんて人もいるのでしょうか。私の場合は、何度も人の手によって失われては仕方なくまた手に入れる、ということを繰り返したペンですから、剥げるほど長く使っていられることを喜ぶべきなのかもしれません。

2021年7月21日 (水)

わからん

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 今日もまた、ケージの柵に食い込んで眠る「ちち(仮名)」さん。いつもより余計にモフっております。ほっぺたが痛くないのかと心配になりますけれど、彼女が気持ちよさそうにしているのだからこれでよいのでしょう。

 終業式翌日の夏休み初日にして、四連休の前日。今日もたくさんの先生方が出勤されていました。夏休みなど長期の休みの間、アメリカあたりでは先生は無職無給になってしまい、別の仕事を探すのだそうですが、日本でお給料が出るので、当然、出勤する必要があります。

 校長を除く「先生」には研修権があるので、必要があれば職場を離れて研修できます。遺跡の発掘作業に参加したり、美術館で作品を穴の開くほど鑑賞したりと、目的とその成果がはっきりしていれば研修として認められます。それで昔は、夏休みに学校に来ている先生は少数派でした。「家で研修してる」と言えば済んだのです。今は、研修の計画書と報告書が必要なので、学校で仕事片付けた方がよっぽどいいわけです。

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 透明軸の100円ぐらいのボールペン、職員室の主力でした。だいたい、学校の先生ほど文房具に無頓着な人種も少ないと思います。写真のカランダッシュなんて、普通の(何が普通なんだろう)849ですら、職員室では見かけません。ましてや銀軸ともなれば、値段を聞いて呆れるというのが普通の先生です。

 昨今はICT機器の活用が進んでいますから、手書きは本当に少なくなりました。役所に提出する書類にしっかり手書き部分が残っているので、私は常にPILOT製キャップレスを携帯しておりますが、それがそもそもヘンタイなわけです。100円のボールペン、いや、ただでもらったボールペンえぇやん、というのが普通の感覚です。

 写真のようなボールペン、見るからに使ってないとわかるもの。それをなぜ買ったのでしょうか。

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 軸にこんな文字が彫ってあるから、ってだけの話です。縁もゆかりもない会社の名前が彫ってあるからって、普通それだけで買いますか?

 でも、そういうことを言うなら、そもそも萬年筆好きとかインク沼に沈んでいる人とか、もっと広げて文房具好きだっていう人、そんなにたくさん持ってても使い切れないでしょ。ホレ、これ、見て、こんなん彫ってあるねん。ただそれだけ。ただそれだけのために手に入れる。趣味の世界というのは理解されにくい世界でもあるわけです。

 

2021年7月20日 (火)

書く道具・1

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 なぜか笑顔でこちらを見ている「ちち(仮名)」さん。ワンコは人間の気持ちをよく察するといわれますが、やはり飼い主が感じている解放感に反応しているのでしょうか。

 本日は終業式で、なぜか放送局や新聞社が取材に来られました(不祥事ではありません)。先生方は17時過ぎにはみんな退勤されて、さてどんな風に写ってるのかと教頭先生と二人、放送を確認したところで学校を閉めました。ここから8月終わりまでの間は、いわゆる9時5時のパターンで営業となります。この辺が小学校ならではの良さで、部活動のある中学校だとこうはいかず、夏休み中も最後の先生が学校を出るのは夜の7時を過ぎてから、なんてことが普通です。

 昨年度、校長になって皆さんから言われるのが、「こんな大変なときに・・・」ということですが、これも私の運の強さだと思っています。60年の人生、何の努力もせず、ただご先祖様に守られて運の強さだけでここまで生きてきました。実にありがたい話なのです。

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 コロナ禍で卒業式や入学式に来賓は呼ばない、運動会は学年ごとに平日開催。これをもって校長先生お気の毒、とおっしゃるわけですが、私はこれこそ強運の賜、と思っています。来賓が来られない式は楽ちんですし、運動会だって、丸々一日、テントに座っているのは苦痛。地域の行事やお祭りも次々中止に追い込まれて、そのため校長がお呼ばれすることもない、すなわち土曜日曜にしっかり休めます。地元の寄り合いに呼ばれないと、地元の人と顔見知りになりにくい、っていうデメリットもありますが、そこは来春着任する後任の校長先生にお任せします。

 しかし、運が強い強いと言ってる尻から、どうも新調したPCが挙動不審で、マザーボードが初期不良。しかし同じ製品の在庫がないので、他メーカー、ワンランク上のデモ品との交換で話をつけました。MSIのMEG550UNIFYから、ASUSのROG DARKHEROへの交換です。しかし、困ったことにPS2端子がなくなるので、慌てて家中探して見つけたUSBキーボードがこれ。う~ん、だめですね。

 大昔、まだ「本多のおやっさん」が君臨していた頃の秋葉原「ぷらっとほーむ」で買ったものだと思います。ふざけたキートップ。Mac用ですが、その当時はUSBなんて自動的にMac用だったんです。

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 お口直しに、こちらはしっとりと書ける道具。前述のキーボードは、そりゃもうカチャカチャとうるさいもので、夜には使えません。ただ単にキートップの刻印がふざけてるから、「変なモン」として我が家に居座っているだけなのです。

 その点こちらは、長崎は石丸分行堂さんのオリヂナル萬年筆で、しかもPILOT製ですから間違いないところです。昨年の神戸ペンショウで3本売れ残って売られていたのを、ヘンタイなおっさん3人で買い占めたもの。チェイス模様が素敵ですが、それは手に取ってみて初めて気づくレヴェルの控えめで上品なものなので、黒い軸色もあって、みんなにスルーされていたのです。

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 いい感じですねぇ。これも昨年末から行方不明だったものですが、PC本体新調に伴うお部屋の大掃除で発掘されたものです。今週末の土曜日には浜松の宇宙遊泳会場にこれを持ち込んで、おやかたがヒマな時を狙って調整してもらうことにしようと企んでいます。

 奈良から静岡までどうやって行くのか・・・って、7月20日過ぎてますからね、アレしかないです。難点は新幹線利用と違って日帰りが難しいこと。ならば逆転の発想で、静岡に泊まって翌日はそのついでに・・・です。

 

2021年7月19日 (月)

萬年筆抜き

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 やっとエアコンつけてくれたぁ、と安心して眠る「ちち(仮名)」さん。朝、まだ涼しいうちはエアコンをつけてもらえず、お散歩に行ってきた体にはキツいようで、より涼しいところを求めてフローリングの上を転々としております。そしてエアコンが入ると、その風がやってくるところにお布団を設置して「安心して」眠るのです。

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 先代のメインマシンを支えてくれていた「台」です。天然木の板と、それを支える二つ割りにした丸太の足。実にシンプルですが檜か檜葉かとにかくよい香りがします。新調したマシンを載せるには高すぎるのと、幅や長さが足りないということから引退。これまではPCケースの天板の上にマウスパッドを置いていましたけれど、新しいケースはすぐに塗装が剥げそうですので、PC本体を抱くようなワゴンを探しました。

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 組み立て中。天板から組み立てていって、最後にベースとなる部分を組み合わせます。ただ、完成させてしまうとワゴンの中にPC本体を据えるのが難しいので、分割して部屋に持ち込み、PC本体ケース共々組み上げる、という手順をとります。

 最近、糖質多めの食生活をしていて、これはいかんと脂肪中心の「脂~(あぶら~)」生活に戻しているところなので、とにかくケトフルーでだるいのなんの。これだけのものを組み立てるのに何度も休憩をしながらの作業でした。

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 部屋に運び入れてPC本体をセットしたところで、床に敷いてあるホットカーペットが微妙に寸足らずなことに気がつきました。PC本体を正面から見たときに、ワゴンの右側のキャスターはフローリング上にあり、左側はカーペットの上です。つまり、微妙にPC本体が傾くということになるので、カーペットを敷き直して再度設置。なかなか大変です。

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 で、こんな感じに。最近は寄りの天板に各種ポート類を配置するケースは、こういうときにも不便です。本当なら、ワゴンの天板をもう少し下げた方がマウスを扱う右腕が楽なのですが、とりあえずこの高さで様子見です。いずれ、右に見えるプリンタもこの天板に乗せて、プリンタの乗っているワゴンはお役御免になることでしょう。今日は体力が続かないので、萬年筆抜きです。あしからず。

2021年7月18日 (日)

磨くところ

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 日曜日だったのに・・・と拗ねて眠る「ちち(仮名)」さん。本日の飼い主は朝から晩まで、新しいメインPCの最終組上げと旧PCからのデータの移動に追われておりました。ここに至るまで、メインPCはThinkPad Yoga370という状況。昔人間な私にとって、ノート型のPCはあくまで出先などで使うものであって、家にいるときはデスクトップPC、という意識が強かったのですが、実際、ボロいデスクトップより使えるノート型、という、当たり前のことを再認識しました。まぁThinkPadですから、キーボードが気持ちよい、というのも考慮する筆用はありますが、対するデスクトップだってRealForceです。キーボードにこだわる時点で、すでにヘンタイです。

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 あちこち整理をしていますので、ご無沙汰していた萬年筆にひょっこり再会する今日この頃です。写真はプラチナ・プラチナ、いわゆる小さい方の奴です。つい最近、100周年だから100万円、なんてとんでもないのが売り出されてましたが、当時は周年記念でも何でもないのにプラチナのペン先がついたペンを出していたわけで、逆に言うと、それでも採算がとれるぐらい、萬年筆が売れていたのでしょう。

 写真左がずっと前から保有していたもので、右が最近手に入れたもの。杉綾模様の銀軸で、左の方はいい感じに硫化しています。こいつは実際に日常使いしながらこんな風に黒くなっていたものです。よくよく見ると、右の方も少し金色がかってきています。銀軸の萬年筆、特に何か表面処理でもしていなければ、こうしてまず金色になって、それから黒くなっていくものと認識しております。

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 杉綾模様ということもあり、黒くなるのが嫌いな人でも、この状態からきれいに磨き上げるのはなかなか難しいかも知れません。その昔、硫化液という危ないものを手に入れたお父さんが、もう一回り大きな格子柄のプラチナ・プラチナをドボンと液につけて、まぁ黒くなるにはなったのですけれども美しくない、さりとて磨いても元のようにきれいにもならない、というので、周りの皆が硫化液には手を出すまいと思ったことでした。

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 でも、ペン先のアップを撮ってちょっと衝撃です。銀軸の黒くなったのは磨かない私ですけれど、このペン先は少し磨いてあげた方がよいのかも、と思いました。なんでここまで傷だらけになったのでしょうか。

 まぁそれだけしっかり使われてきたということなのでしょうね。キャップ(バネかつら嵌合)を付けはずしするたびに、ペン先に当てたりこすったりして、ここまで来たのでしょう。まずは中にこびりついたインクのお掃除をして、それからしっかりとペン先を磨いてみようと思いますが、プラチナのペン先は普通のオープンタイプでも抜けにくいことで知られますから、こういう形状のニブを素人の私が抜くことはまずできないのだろうとやる前から諦めていたりするのです。

2021年7月17日 (土)

顔がない

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 お顔を隠して眠る「ちち(仮名)」さん。お布団づくりがうまくいかないときなど、やけくそでお布団の下に潜り込んで眠ることがよくあります。今回の場合は、やけくそではなくて、それが落ち着くから、ということなのでしょう。

 ここ数日は飼い主がコンピュータの作成にかかりきりであまり遊んでもらえないので、少し拗ねているということもあるのかもしれません。

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 Amazonではあまり見かけない細長い箱が届いたので何かと思えば、PCI-Expressのスロットを別の場所へと延長するケーブルでした。最近はやりのヴィデオボードを垂直配置するためのアイテムですが、私の場合は10GbEのイーサネットカードが収まらないので逃がして設置できないかと買ってみたものです。で、結果は見事玉砕。長さ30センチほどもあるこのケーブルは不用品となりましたので、どなたかに使っていただくことにしましょう。

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 いつもながら、大きさ比較のために置いているとは思えない変態な萬年筆たち。2本で40センチ近くの長さになります。奈良県の誇るモリソン萬年筆などが作っていたもので、普通のプラチナ製カートリッヂを使用します。大きいのは図体だけなのです。

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 より図体のでかい方が、そうでない方より小さなペン先を持っています。左の方は相当に大きなペン先で、お遊びとしてみるには面白いのですが、実際、どんな使い心地なのでしょう。こういう文化遺産にはインクを通していないのでわかりません。

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 で、結局、出来上がったのはこんなPCです。ケースが違う? そう、USB-Cポートがついていて、しかもオープン5.25インチ米がある、そんな変態なケースはほとんどなかったのです。で、どうせ変態なら、この際、時流に逆らって白いケースにしよう、ということになりました。スゥェーデンのデザイン、だそうですけれど、作っているのはやっぱりあの国ですから、あっちこっちに荒いところは見られます。

 どこにオープン米があるんだ、といえば、これ、お顔を隠す蓋がついているのです。ふたを開けると、BD-XLドライブが見られます。

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 妖しく光ってますね。どうもメモリがデカいと思っていましたが、それはこうして光らせるためのパーツがくっついていたからでした。七色に光りますが、静穏性重視でガラスではなく金属製の蓋にしたので、光っているところは見えません。3年以上使ったHDDから、新しいものへとデータを移行中です。で、この古いHDDを置いてある空間、もったいないのと、風がよく通るので、見えないところに押し込められているHDDをここに移してくる予定です。以前と同じように使えるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

2021年7月16日 (金)

MgSO₄

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 なに? また撮ってるの、、、という「ちち(仮名)」さん。寝転んでいて意識のレヴェルがそんなに高くなく、呼びかけると返事ぐらいはするような、こんな状態を「ぎぼぎぼしてる」なんて、親世代の大人(私の周辺)はよく言ってました。奈良県の方言かとも思いますが、父方の実家は大阪と和歌山の間ぐらいですから、さて、どうでしょうか。

 実はこの写真は切り取りでして、右の方に、全く線対称に娘が寝ております。デカいクロワッサンが床に二つ落ちているような感じですが、さすがにそんな醜悪なお写真は公開できません。

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 棚の整理をしていたら何かポロリと落ちた・・・と拾い上げてみたのがこの萬年筆。加藤製作所カンパニーです。大阪の町工場でおっちゃんがセルロイドの板を丸めて筒にして、クリップやらペン先やらの部品をつけて一丁上がり、という製品です。文字にしてしまえばそんなことですけれど、誰にでもできることではありません。匠の技です。加藤清さんは、とにかく安く作って、いろんな人に気軽に萬年筆を使ってもらいたい、という思いでお仕事をされていたということで、主流となる製品は鉄ペン先付きのものです。

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 この個体には14Kのペン先がついています。確かこれは出荷時のまま、インクも通していなければ調整もしてもらっていないものだったかと思います。こういう使いもしない萬年筆を出会い頭に手に入れてきたから、家の中が訳のわからんことになってしまっているんですね。寿命の残りもそんなにないと自覚しているのですから、しっかり断捨離してその日に備えなくては、と決意を新たにした、と日記には書いておこう、という毎日の繰り返しです。

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 そんな毎日に潤いを与えてくれるかどうかわかりませんが、エプソムソルトを買ってみました。入浴剤のコアになる部分だけ、っていうことですね。こいつに色素や香料なんかを苦うぇていくと、素敵な入浴剤のできあがりです。塩分は含まれていませんが、見た目は粗塩そのもの。こいつを相撲取りが取り組み前に撒くぐらい、景気よく浴槽に入れて入浴します。ひょっとしたらマグネシウムが経皮摂取できるかな、なんてことも期待していますが、その辺も含めて、継続使用して効果を判定してみたいとおもいます。

2021年7月15日 (木)

花丸

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 柵に食い込んで横たわる「ちち(仮名)」さん。こういうのを見ると思い出すのは、小学生の頃に飼っていた「ペス(実名)」というワンコ。雑種ながら実に賢い犬で、当時のことですから当然外飼いで、炊事場(当時はキッチンなんて言葉はなかった)の外につながれていました。日曜日の朝はパン食、と決まっていた我が家ですが、それ以外の日でも、ご飯を炊くタイミング(当時は炊飯ジャーなんてものがなかった)によっては平日でもパン食になることがありました。母の「今日はパンやでぇ」という声を聞くと、炊事場の外壁に飛びついて吠えていた「ペス(実名)」さん。

 ある日、彼を散歩させていると、向こうから大きな土佐犬、それもノーリードの奴が向かってきて、我が愛犬の背中にガブッとかみついたのです。もう、アカン、死んだ、と思ったのですが、彼は平気。被毛が分厚いのが幸いしたのか、土佐犬の牙は肉まで届かなかったのです。そのとき、土佐犬をつれていたオッサンの、「小学生の連れている雑種のワンコなんて、犬じゃない。」とでも言ってるかのような顔。ちょうど今、「ウチの子は特別なのに、ほかの子と同じように扱うなんて。教師ってホントにバカだな。」と迫ってくる保護者に同じものを感じます。

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 私が小学生だった頃、先生を馬鹿にするような風潮はそれほどでもなかったように思います。以来40年ほどをかけて、マスコミの皆さんの血のにじむような努力により、先生を馬鹿にすることはカッコいいこと、意識高い系の優秀な親ならではのこと、というコンセンサスが形成されてきたわけです。もちろん、それだけではなくて、私のような出来損ないの教員がこの業界の評判を下げてしまったということもあります。

 で、そういう話題と、写真のペン、いったいどんな関係があるのか、というお話。実はこのペン。手元に来る前はかの有名な二右衛門半師が所蔵されていたものなのです。でありますからして、普通のペンではないのは当然のことなのです。

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 で、この写真を見たら、本日の記事のタイトルと結びつきますね。小学校の先生が10人いたら、10パターンの花丸があります。逆に言うと、花丸を見れば誰が採点したのかがわかる、というぐらいのものです。

 花丸に限らず、学校の先生が採点したものを見ると、ややピンクがかった赤インクでマルバツが書かれています。かつては国産萬年筆の三社ともに写真のようなソフトペンを製造販売していたようですが、今は、ほぼプラチナによる独占市場となっております。例のステンレスボールの仕込まれたインクカートリッヂが附属するのですが、萬年筆用の赤インクカートリッヂとは違うものです。これも好みがあって、ソフトペン用のカートリッヂを使わず、萬年筆用のものを使う人も少なくありません。特に中学校の先生は、より赤に近い色のマルバツを好むので、そうした傾向が強かったように思います。

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 外見からでは萬年筆にしか見えないソフトペン。この箱に収まっているのは、さらに萬年筆っぽい見た目の一本です。そちらはまた別の機会にご紹介いたしましょう。周囲の空気なんてものを読まず、変な萬年筆、実用に耐えないほどおかしな萬年筆「も」しっかり集めていれば、いつの日か奈良の方からオッサンが来て、「はい、半認定!」と声をかけられるという栄誉不名誉に浴することができることでしょう。

2021年7月14日 (水)

気の迷い

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 熟睡中の「ちち(仮名)」さんのお宅に邪魔して、そぅ~っと扉を開けてみると、「何ですか?こんな遅くに」とでも言いたげな表情。本日はお昼前にすやすや寝ているところをたたき起こされて「トリミング」に連れて行かれたのです。知らないところに連れてこられて、飼い主はすぐにどこかへ行ってしまうし、大嫌いなブラッシングにお風呂、そして極めつけの爪切り。きれいになった彼女を家に連れ帰ると、ちょうど雷が鳴り出して、今度は車から降りないとだだをこねて・・・と、大騒ぎで家の中へ連れ込んだのですが、その後飼い主の顔を見上げて吠えること吠えること。きっと抗議か、それに伴うおやつの要求だったのでしょう。

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 マザーボードにCPU、メモリ、SSD、ケースに電源と、ほとんどの部品を新調しての組み立ては久しぶりです。パイルドライバーコアのCPUに990チップセットのマザー、DDR3のメモリ、2.5インチのSSDという構成から、Ryzen5の5600XにDDR4のメモリを64GB、SSDはM2で、もちろんGen4。そこまでするけれどチップセットはB550です。今までの私だったら絶対にX570チップセットにRyzen9となっていたはずですけれど、あと何年(私が)使えるかわからないマシンでもあり、しかもゲームなんて全くしない。とにかく起動や反応が素早くてすいすいと気持ちよく使えたらそれでよい、ということで、ヴィデオカードも1070をそのまま使います。

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 こういうの、浦島太郎って言うんでしょうね。M2のSSDはM2が4台設置できるようになってますが、一番CPUに近いところに1台だけ設置しております。それ以外のスロットだとGen4の転送速度が出ないというのですから仕方ありません。メモリもヒートスプレッダ付きとはいえ、何ともでかいというか、背が高いというか、違和感を覚えるサイズ感です。

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 ここまで組んだら、後はケースに組み込んでから、ヴィデオカードと手前の赤い10GbEのカードを挿し、各種配線をしてストレージを積み、それで完成。けれど、ここまで来て、どうにもケースとの相性がよくないことがわかってきました。加えて、軽いのはよいけれども、とにかく造りが安っぽいケースなので、愛着が持てそうにありません。

 人税最後の自作になるかも、と気合いが入っている部分もあるので、ケースを再考して、そこから組み込みです。古いマシンから取り外したパーツもあるので、古いマシンも中途半端にしか動かないし、なかなか難儀なPC環境で今週を乗り切ります。

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 いろんなケースを見て、あれがいい、これも捨てがたい、などなど、一度これと決めたはずなのに迷いまくり。そんな飼い主が自戒を込めて本日のペンは「プレイボーイ」です。製造担当はプラチ萬年筆。けっこう大柄なペンです。

 実はこのペン、二右衛門マスターからの頂き物。なぜこれをくださったかと言えば、軸に私の名前が彫られているからなのです。いや、ありふれた名字でもたまにはいいことあるもんです。

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2021年7月13日 (火)

熟成

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 何か食べてますね? と顔を上げた「ちち(仮名)」さん。熟睡してるから大丈夫、と思っていても、彼女のセンサーは眠っていないらしく、食器を出し入れする音や冷蔵庫の扉の開閉音、そして何より、フライパンでお肉系のものを炒めている音と匂い。それと、オーブントースターや電子レンジの出す「チン」とか「ブーン」とか、そういう音にも反応します。それらはすべて、「食べ物の音」なのですね。

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 石垣島からやってきた島バナナ。その昔、飛行機に乗れない私は、勤務先の学校が修学旅行の目的利を沖縄に変更する、と聞いて異動を希望。異動先の条件は、首都圏方面や九州方面への修学旅行を実施している学校でした。めでたく九州への修学旅行を実施している学校へ異動できたのですが、そこには熊本へ行くのに飛行機を使う、という極悪卑劣極まりない計画が伏せられていたのです。明日は修学旅行に出発、という夜、すやすや眠る子供たちの顔をじっと見つめて目に焼き付ける、その習慣は最後まで続きました。32年の教諭生活で中学3年生を担当すること23回。教頭時代も2回、引率しましたので、個人旅行尾含めると沖縄へは16回も行ってしまいました、という、どこが飛行機怖いねんと言われてしまう私です。それもひとえに、島バナナを買って帰るために我慢、我慢だったわけです(大嘘)。

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 エアコンの効いた室内にぶら下げておいたので、ちょっとこれはだめかも、と思ったのですけれど、割にうまく熟してきました。まだまだ皮がきれいなので、食べるには早いのです。もっとシュガースポットだらけになって、手を触れただけでポロッととれてしまうようになったら最高にうまいのです、これが。沖縄は今、コロナで大変なことになっていますけれど、せめて島バナナでも買って経済を回しましょう。

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 バナナが出たので、本日の萬年筆はペリカンのイエロートレドか麒麟あたり、とも思っておりましたが、昨日がシャルロッテで、ペリカンばかり続いてもおもしろくありません。なんか黄色いのないかなぁ、と探したらこれが出てきました。

 なんでこれ、中国限定販売だったんでしょう。普通のサファリが4~5本買えるお値段でやっとこさ手に入れました。ケースに電池とスピーカー、そしておそらくメロディICか何かが仕込まれていて、ケースの蓋を開けると「ピィ ピカチュゥ」とかわいい声がします。電池がなくなったらそれまで、交換は考えられていないようですし、萬年筆そのものは黄色いサファリに、クリップに取り付けるピカチューのお人形がついてるだけのもの。見せびらかすのにも、このでかいケースごと持って行かなければならないというわけです。難儀ですね。

2021年7月12日 (月)

時代錯誤

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 遅い時間にお散歩に行き、帰ってきてすぐにおやつをもらって「おやすみ」となった「ちち(仮名)」さん。しばらくはこうしてハァハァ言いながら体温が下がるのを待ち、その後おもむろにお布団を整え始めて、気に入った形になれば就寝、です。けれども、気に入った形が作れない場合はキュンキュン鳴きますし、誰かが何かを食べている、というのを察知するとワンワン吠えます。

 認めたくないものですね、若さ故に躾に失敗したワンコを今も飼っているということは。まぁ、可愛いから許しましょう。

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 メインマシン(今まさにこのしょうもないBlogを書いているマシン)更新のために購入したPCケース。現在使用中のケースは、私がPCの自作を始めたときに購入したATX対応のミドルタワー。一世を風靡した細野金属謹製のアルミケースですが、寄る年波には勝てず、あちこちガタが来て、ネジ穴が馬鹿になってパネルが固定できないとか、いかにファンを追加したとて冷却が十分でないとか、相当張り込んだケースとはいえ、ここらで引退してもらうしかなさそうなので、その代わりに選んだのがオウルテックのこれです。静粛性だとか光ったら綺麗だとか、そういうことは一切なしで、ただただフロントオープンベイが豊富、ってことを売りにしているケースです。

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 5.25インチベイが3つに3.5インチベイが1つ。シャドウじゃありません、オープンです。一応今どきのケースなのでフロントパネルにUSBやオーディオのポートも付いてますが、リセットボタンはありません。もう、そんなのいらないのですかね。

 現状、光学ドライヴが3基、カードリーダーが1基、そしてUSB-Cポートを含むパネルが1基と、前面がほとんど埋め尽くされている現行機から、調子の悪い光学ドライヴ1基を残して移設予定。これだけあるオープンベイを全部埋める気でいます。それらのドライヴ類は由緒正しいアイヴォリーカラーなので、前面の見た目はきっちりパンダになります。

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 本日、大きさ比較のために付き合ってくれたのはペリカンのシャルロッテ。M800系統で、軸やキャップがスターリングシルヴァーというバブリーな1本です。ピントの甘い写真でも、ペン先はけっこうな字幅ということがわかりますね。濃淡の出やすいインクをこいつに吸わせて意味も無くいたずら書きをしていると、いろんな嫌なことが飛んでいきます。皆さんもお試しください。

2021年7月11日 (日)

ローテク

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 一通り遊んでもらったので本日の営業終了、となった「ちち(仮名)」さん。若い頃はこうして写真を撮りに行くと「何?」と頭を持ち上げることがほとんどだったのですが、おばあちゃんとなった現在、寝てしまったらそれまで、という彼女です。

 後ろ脚が弱ってきているので、そのうちわんこ用の車椅子でも買ってやらなければならないのではないかと思ったりしておりますが、水鉢がからになってるとか、そろそろご飯を食べて散歩に行く時間だとか、そういうことを訴えるときは若いわんこも真っ青の「ワンッ」を聞かせてくれますし、一瞬とはいえ、遊んでいるときには敏捷に動き回っています。Young at Heart なのであります。

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 壁の裏側を探索して木材や鋼材、電線などの位置を調べるセンサーです。値段の割には評判がよかったので買ってみたのですが、我が家の壁とは相性がよくなかったようです。この子が「ここ、ここの真裏に下地材がありますよ!」と知らせてくれた場所にヒートンをねじ込んでいくと、途中でガクッと手応えがなくなります。すなわち、そこに下地材がない、ということです。

 我が家の内装は、厚み1センチ強の石膏ボードに壁紙を貼ったところが多いのですが、今回、2階の廊下の壁に大型の柱時計をぶら下げるためにしっかりした「時計掛け」を打ち込む必要が出てきました。落語の世界と違って隣の家のご本尊を損なうようなことはないのですが、石膏ボードの向こう側は大部分が空洞。当初、石膏ボードにアンカーを売って取り付ける耐荷重16キロまでのフックを用意したのですが、重さが10キロほどもある柱時計を石膏ボードだけで支えることには不安があったので、何とか下地の木材にネジを打ちたかったのです。

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 電子機器が役に立たなかったので、こういうものを取り出してきました。キャップ付きなのは、そうでなければ危ないから。こいつは先端から針が飛び出してくるのです。

 この道具を石膏ボードに筋肉注射よろしくブスッと突き立てますと、石膏ボードの向こうが空洞であれば針の全体が壁の中に刺さります。奥に下地の木材があれば、細い針では簡単に刺さらないので、k¥底に下地材があることがわかる、というわけです。

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 針の根元に目盛りがありますが、この目盛りで石膏ボードの厚みもわかります。細い針なので、壁紙にプスプス刺していっても跡が気になりません。電子機器よりよっぽど頼りになります。個人的にはハイテク大好き、電子機器、情報機器どんどん使おう、な私ですけれど、ローテクで笑ってしまうほど単純な道具がここまで役に立ってくれるのですから、何でも柔軟に、広く構えて考えていかなければならないと改めて思わせてくれます。

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 では、本日の萬年筆。針(吸入管)が出てくるシェーファーのスノーケル、PFMⅢです。こいつはローテクどころか当時としては画期的な新機軸だったのでしょうけれど、金を使わないと負けてしまうインクを扱う部分が金属製ということ、そして大層な機構の割にはインクの吸入量が圧倒艇的に少ないという、なんとも残念な萬年筆。けれど、そういうところが好きなんです、萬年筆のヘンタイさんは。

 ちなみに本日壁に掛けた時計は昭和37年製で、私とほぼ同い歳。忍者の街、三重県伊賀市上野にある澤田時計店でオーヴァーホールしてもらったものです。大丈夫かいな、と思うような高齢のご主人ですが、腕は衰えていないようです。何よりこの時計の美点は、澄んだ時打ちの音なのです。例によって家族には呆れられていますけれども・・・・・。

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2021年7月10日 (土)

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 引っ張りっこをして遊ぶ「ちち(仮名)」さん。ほとんどの場合、獰猛な獣の顔になってしまうのですが、これは比較的優しい、可愛らしい顔をしている瞬間が撮れたものです。実はこのとき、そろそろ疲れが出てきて、引っ張る方に身が入らなくなっていたのです。ほんの1分か2分、この遊びに付き合ってあげると、満足してお布団に戻ります。こういうところがワンコの可愛らしさなのです。

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 今日は久方ぶりに妻とデート。地元奈良の商店街で開催されている「謎解きゲーム」に参加して、その後、こんな所へ行って写真のようなものを買ってしまいました。金鳥の夏、日本の夏、名フレーズですね。要は小ぶりな蚊取り線香でして、一般的なものの半分ちょっとの径です。

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 実は付属のマッチケース(金属製)が欲しかっただけなんじゃないかとよく言われますが、間違いではありません。何の苦労もなくマッチで火をつけることの出来る世代としては、こういうのを見ると気になって仕方ありません。

 大きさ比較用に、手近に転がっていた「趣味の文具箱」謹製のプロギアスリムミニ、なぜかキャップとお尻がプロフィット仕様、ってのを置いてみました。普通に手に入るスリムミニより少しだけ長いものです。

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 小さな缶、径の小さな蚊取り線香と来ると、通常サイズの缶に入っている線香立ての小さい奴が入ってるんじゃないか、と期待してしまったのですが、残念ながらそれはありませんでした。同じお店にあった(非売品)小さめの蚊遣り、これなんかだとピッタリだと思うのですけれど。逆に言うと、この小ぶりな蚊遣り、中に入れる蚊取り線香はどういうものを、どうやって立てて使うのでしょうか。

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 地元なのに、こんなお店気づかなかった、なんてこともよくあります。組だのチャカだの物騒なお店、と思ったら、手作りアイシングクッキーと中国茶のお店でした。茶菓、なんですね。KUMIってのは、お店やってる人の名前か何かでしょうか。そんなことを無責任に思いながらぶらぶらと商店街を歩く。人出が少し多めだったので何となく後ろめたかったのですが、たまにはこういうこともないと。ね。

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2021年7月 9日 (金)

たま

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 しっかりと起きている「ちち(仮名)」さん。1分ほど前、画像左端に落ちている被り物を咥えて飼い主のところへ来た彼女。遊ぼう、というわけです。よぉし、取ったろ、と言いつつ口に咥えているものを引っ張ってやると、戦闘モードに入って引っ張ったり首を振ったりするのですが、2~3回繰り返すと電池が切れてしまいます。やっぱり、おばあちゃんに激しい運動は無理なようです。

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 拙Blogとしてはとても珍しいことですが、本日の萬年筆はMontBlanc様です。飼い主がまだ高校生だった頃、自分で買った萬年筆がノブレスだったのです。ステンレス軸でペン先もステンレス。そして何より、猛烈にひどい書き味だったことを覚えています。引っかかりがあって、しかもインクが出ない。最低最悪のペンでした。

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 金張の軸にペン先も14K。大人になるとこういうものも買えるわけです。しかし、ステンレス軸のノブレスには妙に縁がありました。妻と交際中、これを君にやろう、早く結婚しなさいよ、と妻の実家に縁のある人からいただいたのも、ノブレスだったのです。残念ながら、いずれのノブレスも手元には残っていません。最後はどうなったのかすらわからないのです。そして、今更そういう仕様のノブレスを買おうとも思わないので、この先もずっと、思い出の中のノブレスであり続けるのでしょう。

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 この個体もご多分に漏れず、お尻のホワイトスターが失われています。いやむしろ、ここにホワイトスターが付いている個体の方が少ないのではないでしょうか。白い星が残っていてもその周辺がない、なんてのも多いようです。ペン先は日本語を書くのにけっこう向いていると思いますので、ガシガシ使いたいペンです。そう考えると、飾りがなくなっても関係ない、とも言えますし、何か適当なものをお尻に貼り付けてカスタマイズしたように見せかけても良いでしょう。

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 ノブレスに適合するコンヴァータはもはや貴重品。現行のけったいなネジの付いたものは合いません。むしろペリカン用などの方が合いやすいようです。よく見ると、中に小さなビーズみたいなものが入っています。

 その昔、親がプラチナ製の萬年筆をよく使っていたので、使用済みカートリッヂをバラして中の金属球を取り出し、ストックしていました。なので、かのPILOT製CON-50が棚吊り起こしてどうしようもない、というときも、そのストックから一つ取り出して中に入れたりしておりましたが、あの大量の球、今はどこに行ったのか、家捜ししてもおそらく見つからないでしょう。またせっせと貯めるしかなさそうです。

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2021年7月 8日 (木)

しまっていこう

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 お散歩から帰ってきてヘバっている「ちち(仮名)」さん。自宅の周辺、1ブロックほどをゆっくりと歩いてくる、わずか10分ほどのお散歩ですが、おばあちゃんには厳しいようです。この場所にはエアコンの風が直撃してくるので、椅子の脚にもたれられることもあって、しばらくこうして死んだようにじっとしていたようです。

 飼い主だって、最近は階段の上り下りで胸がときめいて、もう、アカン、となりがちですから人のことは言えません。父と母の亡くなった年齢を足して二で割れば、残っている寿命はあと3年ほど。終活を急がなければなりません。

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 本日もまた二本立て。奥はプラチナ、手前はペリカンです。欲しがる人は欲しがるペンでしょうけれど、現物を見たら手を引っ込めてしまうかも知れません。2本とも、「しまっていこう!」なペンなので。

 プラチナの方は、これ、モックアップ? と思うほどキャップが固いのです。やっとの思いで引っこ抜くと、今度は挿しても挿してもはまらない、固定しないのです。渾身の力を込めて押し込んで、ようやく固定。でも、次に開けるときはまた力ずくです。

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 反対にペリカンの方は、胴軸もしくはキャップを持って持ち上げるとそうでない方がポトリと落ちます。キャップが全く固定されません。これは確か、刈谷の巨匠のところからお嫁にいただいてきたものだったかと思います。我が家に来た頃は何となくキャップがとまっていたのですけれど、いまはもう、いかなる方法でも固定しません。ネジが馬鹿になっているようですが、判然としません。

 これもきっと、萬年筆に詳しい人なら何とか出来るのでしょうけれど、私のような素人は下手にいじらないのが最善と心得て、そのままにしてあります。ペン先も吸入機構も大丈夫なので、惜しいところです。

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 こちらの方は、落とし込み嵌合、いわゆる「パッチン」なので、インナーキャップか何か、そういうものの位置が悪いのでしょう。適切な位置に戻すことが出来れば復活するのかも知れませんし、ずっとこのままなのかも知れません。

 萬年筆を蒐集していると、「アンタ、手は2本やろ?!」などとよく言われるのですが、目の前に3本の萬年筆があって、そのそれぞれが違う書き味で、なおかつどれと言って嫌いなものがない。そうなると、3本とも手元に置きたくなってしまいます。そして、猫が長じて化け猫になるように、ガラクタみたいなペンを一杯抱え込んで年数が過ぎると、「半」になってしまうとも言われます。恐ろしい話ですね。

2021年7月 7日 (水)

出羽守

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 さてどうしたものか、と思案投げ首の「ちち(仮名)」さん。早々とお家に戻ったのは良いけれど、今夜のお布団がいまいち好みの形に決まらないようです。この状態が続くと、お布団をこねくり回しながら哀しそうにクゥ~ンクゥ~ンと鳴くのですが、家族はそれを見て笑うというのが夜ごとの風景です。

 どうしたものか、ということでいうと、次のようなものが某巨大オークションに出品されていたらどうしますか。

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 出品者には申し訳ないのですけれど、画像も今ひとつ不鮮明で、しかも肝心のブツがビニールに包まれているので余計にわかりにくくなっています。けれど、このBlogをご覧になってくださるような方なら、どうでしょう、入札してしまいそうになりませんか。

 結果、このオークションは、スーベレーンM800の半額ぐらい、同じキャップレスですと木軸くらいのお値段で終了しました。ホンマ会名と思っていたのですが、届いたブツはうれしいことに思っていたようなものでした。

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 手前の萬年筆が今回落札したもの。奥の真っ黒いのは、メルカリで安く手に入れた新品と交換して手元に来た「普通の」キャップレス。奥の仏壇仕様のペンをベースに、クリップやリング、ノックボタンなどをシルヴァーに変更し、ペン先にはロジウム鍍金。そしてボディに蒔絵を施せば手前のペンになります。しかし、海の向こう、アッメイリカァでは、手前のペンをノックすると金色のペン先が顔を出すのだそうです。彼の地の人々は金色のペン先を好むから、というのがその理由らしいのですが、ならば、ちょっといたずらしてみたくなります。

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 界隈の皆様ですと、もう、ここでお察し。右のペン先に違和感を感じるあなたは普通の人です。自信を持って生活してください。逆に言うと、右のペンを見て頷いたりしてしまう人はヘンタイです。特効薬も治療法も、ましてやワクチンもありません。あきらめてヘンタイの道を突き進むしかないでしょう。いっそのこと、「半」を目指すという高い志を抱くのもアリかもしれませんね。

2021年7月 6日 (火)

紅一点

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 冬の陽のぬくもりを存分に味わいながら眠る「ちち(仮名)」さん。これはまだ寒かった季節に撮ったものです。今の季節は、エアコンのよく効いた室内で、この場所に置かれたサーキュレータが起こす風と、フローリングの床のひんやりとした感触を楽しみながら、やっぱり寝ている彼女です。犬は飼い主に似る、というのはまさにこういうことを言うのでしょう。

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 モノクロ写真か?と思うような1枚。ThinkPad Yoga 370の天板に仏壇萬年筆をおいてみました。このプロフィットレアロには、同じくセーラー謹製の「ファイア」という赤インクを入れておりました。ご存じの通り、顔料インクです。プラチナのピンクと比べてみて、こちらの方が職場で使っている質の悪いコピー用紙でも滲みが少なかったから、なのですが、しょっちゅう採点に使っていた頃と違い、たまに持ち込まれる家庭への案内文書の起案などに朱を入れる程度の使い方では、やっぱりだめでした。ペン芯の溝にまでインクかすが詰まってしまいましたので、その分野に強い関西のY氏にお願いしてペン先部分のオーヴァーホールをしていただき、復活をはたしたものです。

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 レアロですから、インク窓を通して赤インクが見えています。さすがに懲りたので現在はPILOTの赤インクを吸わせています。それにしてもこのキーボード、テカりがひどいですね。

 この際、USキーボードに換装してやろうと思っていたのですが、整備マニュアルを見て諦めました。底蓋を外し、底に見えているすべてのものを取り外してから、LCDまで取り外さないと、キーボードを換装することができないということがわかったのです。

 臓物をみんな取り外すぐらいはできても、液晶ユニットを取り外すとなると、繊細なケーブルを痛めてしまう可能性が高いので、今回はおとなしく日本語キーボードのままで使うことにしました。

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 そうなると今度は、この猛烈なテカりをなんとかしたい気持ちが抑えられません。現在、いろいろと調査中ですが、単に指の脂がついただけではなく、ある程度指によって削られていることもその原因、というあたりまではわかってきました。

 だからといってキートップを磨いたりすれば、文字が消えてしまいます。やはり、早いうちから一般的なキー配列を覚え、タッチメソッドをmにつけておくべきであったと反省はするものの、もう遅いのです。

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 そしてもう一つ、何とかしたいのがこれ。電源を入れると浮かび上がるPOSTロゴですが、習近平の影武者と言われている私でも、これは好きになれません。でもありがたいことに、これはキーボードのデカりよりずっと簡単に何とかできそうです。いずれ近いうちに試してみたいと思っていますが、では一体、どんなロゴを表示させようか、と迷ってしまいそうです。

2021年7月 5日 (月)

口元

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 飼い主が帰宅するのを待ちきれず、我が家にてお休みモードの「ちち(仮名)」さん。何日かに一度、やたら眠たい日があって、今日はそんな日なのでしょう。一方飼い主は、新型コロナウィルスワクチンの職域接種、本日が1日目。先月16日に突然、接種希望者とその希望日時を3日以内にまとめて報告しなさい、っていう連絡が来て、職場の皆さんの希望を聞いて交通整理をして提出。その時点ではモデルナ製ワクチンで、第1回の接種日が本日、なので6月中には決定した接種日時を知らせます・・・・・と言うお話だったのですが、結局、7月5日月曜日開始の職域接種について、7月2日金曜日の午後4時半に「接種日時、希望通りに決まりましたぁ」という連絡が来たのでした。

 予定していたモデルナ製のワクチンが不足して、職域接種実施が危ぶまれたところ、7月頭初からの一般市民の予約受付をいったん停止することでファイザー製ワクチンを確保して職域接種実施という流れです。ここ1週間ほどの関係者の奔走ぶりを想像するだけで頭が下がります。

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 コロナ禍の中、さまざまなところがマスク製造に参入してくれているのはありがたい話で、なかなか抽選に当たらないと言われたSHARP製のマスクも新たに小さめサイズや抗菌タイプまで登場して、生産も安定したらしく、抽選に当たる頻度も増してきました。どんな製品でも、基本的な製品が一通り行き渡って「市場が成熟」してくると、ターゲットを絞った製品が出てきますし、私の大好物「変なモン」も出てきます。

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 ヘビーデューティーなフィルタを作っていた会社が手がけるこのマスク。「究極の」を謳います。政治がらみのニュースで、特に自民党系の方が良く着用してますね、これ。すでに、しっかりと「愛称」で呼ばれているようです。愛称の元になったヒーローは人間とバッタを融合させた改造人間。だからといってこのマスクがバッタもんというわけではなく、むしろその対極に位置しているというあたりも、変なモン好きには嬉しいポイントです。

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 アップでよく見てください。白いのでそれとはわからないかも知れませんが、銀色というかねずみ色というか、そういう感じで塗ってみると、あの人に似ているようにも思えます。

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 仮面ライダー、スーパー1あたりだと、口元がそっくりです。触覚みたいなもんがありますが、宇宙開発用の人造人間、という設定。このライダーが出た後、数年間は仮面ラーダーの定期放送がなくなったという、ちょっと哀しい主人公ですね。

 素の仮面ライダー、1号とか2号だと、もっと口のまわりがギザギザしてますね。そりゃまぁ、バッタですから。

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 お口直しに、仮面ライダーは緑、ということでプラチナの3776。これまたインクが固まってどうしようもない状態だったのを親方にレスキューしてもらって、今では職場で様式に書き入れるという場面で活躍してくれております。かっちりとした細字のペン、というのはそういうのにぴったりです。私みたいにだらしない手の持ち主がヌラヌラなペンなど使うと、ミミズに「もっとしっかり前見て這え!」と怒られるような筆跡になります。

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 確かこのペン、移転前の名古屋丸善で買い求めたもの。当時はこの軸がなぜか出回っておらず、とりあえず見つけた展示品現品を捕獲してきたと記憶しています。それ以降、ちょろちょろっと書いてしまい込んでいたので、ペン芯がゴミ溜めみたいになるのも当然です。私みたいな素人がえぇ加減な管理をしていても、凄い人とつながりがあると萬年筆も助かる、ということですね。

 萬年筆が大好きな人、ペンばっかり気にしてないで、同じように萬年筆が大好きな人との交流も大切にしましょうね。

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2021年7月 4日 (日)

mineoのSIMをWindows PCで使う

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 こたつの中から戻ってきた「ちち(仮名)」さん。なぜかこの歳になって突然、こたつに潜り込むことを覚えた彼女。潜り込んだら、しばらくそのまま、中で寝ていて、気が向いたら出てきます。家族がそのようすを喜ぶのを知っていて、サーヴィスのつもりでやっている、という可能性も否定できません。

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 先日の遠征で連れ帰ったYOGA 370を早速開けてみました。バッテリーが内臓になったため、開腹前にはいちいちBIOSからバッテリーを無効にする必要があります。ど真ん中の黒いシートの下にいるM2、2280サイズのSSDは1TBのものに交換。次はメモリ・・・スロットがありません。右手の黒いシートの下にあるのだろうとめくってみてため息です。

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 残念ながらメモリはオンボード。しかし、これではっきりしたことが一つ。手に入れたモデルは、間違いなくLTE対応モデルだということです。どういう理由なのかわかりませんが、この系列、LTE内蔵の場合はメモリスロットなしのオンボードメモリになってしまうのです。さらに謎なことは、搭載されていたLTEモジュールがEM7455であったということ。これだと、国内の携帯電波のほとんどを掴むことが出来ません。

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 で、ふらふらとヤフオクを流離ってみたら、EM7430が出品されていたので落札して付け替えました。レノボのサイトでカスタムメイドする場合、7430か7455かを選べるようになっていたようですが、前オーナー(たぶん法人)は値段の高い7455を選んだようです。そのくせ、メモリは8GB。ここを16GBにしておいてくれたら完璧でしたのに。

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 かくして、気がついたらいわゆる格安SIMを入れてしまっておりました。どこの事業者も、PCで使う、というと嫌がります。しつこいほどにサポート対象外だと言って、何とか諦めさせようとします。実際私も、mineoのSIMを入れたら表示が「DOCOMO(HSDPA)」となりました。これ、今となっては懐かしい3Gです。きちんと4Gなら「LTE」と表示されるはずです。

 諦めて適当なモバイルルータでも買うか、とおもったものの、最後のあがきで、mineoのサイトにわずかに上がっているWindows系のサポート機種の情報を頼りに、APN設定を手動でやってみたところ、4Gで接続できるようになりました。スリープからの復帰時など、少し寝起きが悪いような気もしますが、そういう所も含めてサポート外、ということなのでしょう。これで職場でも快適にお仕事が出来ます。

 

 最後に、この記事のタイトルを検索で引っかけて来てくれた人に向けての情報共有です。

mineo APN
・ネットワーク名  任意
・APNアドレス   Dコース:mineo-d.jp
          Aコース:mineo.jp
          Sコース:mineo-s.jp
・ユーザー名    mineo@k-opti.com
・パスワード    mineo
・認証タイプ    CHAP

2021年7月 3日 (土)

なからましかば

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 自宅に戻ってお休みになっている「ちち(仮名)」さん。すぅすぅという寝息、あるいはぐぅごぉという鼾が聞こえます。彼女の毎日は、午前6時半頃に食事の支度に起きてきた妻にお薬(チーズで偽装済み)をせがみ、その後ケージの扉を開けてらって水を飲み、朝食。お散歩に出て、その後は夜になって私が帰宅するまで家の中を移動しつつあちこちで寝て過ごしています(夕食とお散歩を除く)。

 私の帰宅を迎え、ひとしきり遊んでもらうと、今度は妻の傍らに寄り添ってじっと顔を見つめます。まだ彼女が若くて元気だった頃、「おやつをあげるからケージに入って寝なさい。」というルーティーンがあったのですが、今は、そろそろケージに入ってゆっくり休みたいからおやつを出せ、と彼女の方から要求するようになっているのです。

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 職場に常置して使っているPILOTのシルバーン。Bニブ付きで、使われないまま長期在庫となっている同社のブルーのカートリッヂを挿してあります。職員への連絡メモと、封筒の宛名書きを担当させています。

 封筒の表書きは、これまでモンブランの149に濃い紺色のインクを入れたものを使っていたのですが、インクを使い切ったのを機に交代させました。ブルーのインクカートリッヂは水分が蒸発して半分ほどの内容量になっているので、筆跡はまるでブルーブラックです。

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 国内向けのシルバーンにBニブの設定はない、ということをわかっていながら、そこを何とか、とBニブ付きで発注された萬年筆研究会WAGNERの発足五周年記念萬年筆です。当初は手を出さなかったのですが、後に同研究会の十周年記念萬年筆を入手する際に「そこにあった」ので手に入れてしまったのです。使ってみますと実に良い感じで、なんで最初から手に入れなかったんだろう、と思います。

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 発売当時は、胴軸に浮き彫りになったこの文字が話題でした。企画した本人に面と向かって「この字がなかったら買うんだけど。」などと言う人もいたと聞きます。ひどい話ですが、この文字そのものは、名のある書家の先生の手によるものだそうです。

 実は、ペントレ会場で迷っていたのです。PILOT一位の木の胴軸に、まさにこんな感じで「つきみそう」と彫ってもらおうかと。そうなるとフォントはどうするかとか、いろんなことを悩み始めたのと、そもそも綺麗に惚れるかどうかは運次第、ということもあって断念したのですが、いずれ技術開発が進んだら(って、誰が研究開発するのか・・・)彫ってしまうかも知れませんね。

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2021年7月 2日 (金)

出会い頭

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 レジ袋のシャカシャカいう音に反応するおばあちゃん、もとい、「ちち(仮名)」さん。今や、ほとんどの時間を寝て過ごしていますが、食べるものにだけは敏感に反応します。私と長男が何かを食べていると、VICTORのワンコ(名前はニッパー)も顔負けというほどに賢くお座りをするのですが、他の3人には目もくれません。誰がおこぼれをくれるのか、すなわち、ワンコに甘いのは誰か、ということをよく見抜いているのです。

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 歴戦の強者。綺麗でピカピカのThinkPadも良いですが、あちこち壊れて薄汚れているのもそれらしくていい感じです。Windows VISTA時代のThinkPad X61で、HDDをSSDに換え、メモリもチップセット上限の8GBに増強してあります。不器用な私には無理だったので人に頼んで液晶も1400×1050という解像度のものに交換。Core 2 Duo最強のT9300で豪快に空気を暖めてお仕事をこなします。

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 このダクトからは髪の毛がセットできるほどの熱風が吹き出します。カードスロット周辺は無残にも破損しておりますが、幸いにもこの機種のアキレス腱であるファン類は元気で、蓋を開ければ即お仕事、という元気なマシンです。ただ、寄る年波はポート類に現れます。USB端子の挙動は少し怪しいですし、バッテリーにつながる端子がおかしいのか、あるいは電源回路がいかれ始めているのか、満充電の状態でもACアダプタを抜くと再起動がかかります。

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 定年まであと半年。でもできれば、これの後継機が欲しいところです。X260かX270あたりなら、そこそこのスペックの中古品がペリカンのクラシックシリーズ並みのお値段で買えますが、中途半端な大きさに今ひとつ食指が動きません。ならばLet's Noteあたりは、となりますが、日本語キーボードしかないし、何より麗しの赤乳首「トラックポイント」がないのは致命的です。そんなことを思いつつ、ペントレの会場で秋葉原の最新情報を伝えるニュースサイトを見ておりましたら、画面に目が吸い寄せられました。

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 ペントレ会場を抜け出して4駅先まで行き、現物確認の上でお迎えしてしまいました。ペリカンのM800を買うよりもお安く手に入れた、ThinkPad一門の中でのヘンタイ系担当、YOGA 370です。第7世代Core i7でメモリ8GB、M2で512GBのSSDが載っておりました。これに上限の16GBまでメモリを増強し、SSDは1TBぐらいのに換えて、仕上げにUSキーボードに換装すれば完璧です。

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 ヘンタイなので、普段はこういうキーボードですが、液晶画面の裏側に回してしまうと周囲のフレームがせり上がってきて、あたかもキーやトラックポイントが沈み込んだかのような状態になります。男の子はこういうの大好きです・・・なんて書くと、このご時世、炎上ですね。

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 でも、この個体の恐ろしいところは、売り手も一切宣伝していなかったある機能にあります。うれしがってあちこちいじくり回していて、変なモンが付いていることに気づいてしまったのです。気がつかない方が幸せでした。だから、売り手も一切、触れてなかったんですね。この小さな小さな穴の空いた部品が、持ち主の心に燃えるヘンタイの火に油を注いでしまったのでした。

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2021年7月 1日 (木)

無事帰還

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 おざぶに座ってうとうとしている「ちち(仮名)」さん。昨今は家族の皆から「おばあちゃん」と呼ばれている13歳の白柴です。女の子にしては大柄な「巨柴」であるためか、全身にガタが来ている今もなお、食欲は旺盛で、朝夕のお食事時間には若いワンコも顔負けの大声でご飯早く早くと訴えております。

 朝ごはんとそれに続くお散歩を終えると、夜、わたくしが帰宅するまでケージの外で過ごします。昨今は家族全員が留守にするときでもケージに入れられることなく、おとなしくケージの外でお留守番をしております。やっぱり、歳をとっているなぁと感じさせられるところです。

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 先週の土曜日、大阪は谷町六丁目の文紙会館で開催された A Space Walk 2021 Summer Osaka Tani-Roku というイヴェントに少しだけ顔を出しておりまして、文房具店でその名を出すとバチがあたるとかシバかれるとか言われている関西のY氏から譲り受けた萬年筆がこちら。PILOTのカスタム一位の木です。

 そのうち入手しようと思っているうちに廃盤となり、その後はオークションなどにもなかなか顔を出してくれなかったものです。こういうものは一期一会、親の仇と同じで、次はないと思わないといけません。カード決済の実験にも参加しつつしっかり保護いたしました。

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 軸がインクで汚れている? はい、そうですが、何か問題でも? 何よりこれは関西のY氏の手元にあったもの。PILOTの萬年筆ゆえ、買った時のままでも満足に書けるはずですが、そいつに関西のY氏が手を入れているのですから、うっとりするような書き味であることは間違いありません。

 現行販売品であるカスタム槐ではだめなのかというと、そんなことはありませんが、まずカスタム槐は菊座クリップ。嫌う人が多いと聞けば聞くほど、わたくしはこの玉クリップが大好きなのです。このペンを無造作にカバンに放り込み、Y.Y.Pen12号の「最後の一本」を預かって、同じ日から某所で行われているペントレーディングの会場へと向かいました。

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 会場で私を待っていたのは、このマシン。Amazonで4万円弱で売られているレーザー彫刻機です。今回のペントレに出店されていたノンブルノートさんが、「ノート購入者へのサーヴィス」として、ノートに好みの文字や画像などをレーザー彫刻してくださる、という企画だったのですけれど、会場内ではノート購入をさておいて、あれに彫れるか、これには彫れないかと勝手に盛り上がる連中が大量に涌いて出る始末で、ここはひとつ、ぜひとも木軸の萬年筆に彫ってみたいところだよねぇ、という声もちらほら。二日目にはペンをしっかり置くためのペンレストまで持ち込んで私にプレッシャーをかける人まで出てくるありさまでした。

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 間違えてませんか? 萬年筆はペン先が命。軸があぁだこぅだというのはイタリア製のもの限定のお話です。実際、樹脂製ながら1本の萬年筆の軸とキャップとでは彫刻の結果が異なる、などという実験結果を見せられてしまうと、木軸とはいえ特殊な方法で圧縮されている一位の木を実験台に差し出す気持ちは萎えてしまいます。

 などと言いつつも、彫ってみたいなぁ、という気持ちがあったのも事実。軸にくっきりと「つきみそう」なんて彫ってもらったら楽しいだろうな、とも思いましたが、中途半端に彫れてしまう可能性が排除できなかったので断念いたしました。

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 崎陽軒の炒飯弁当とともに、無事に家路につくことができたことを喜ぶ一位の木です。萬年筆は無事でありましたが、その持ち主の方も無事であったかというとそうでもなかった、というお話は次回以降に。

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