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2019年12月

2019年12月31日 (火)

場の理論

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 落ち着かないので自宅に戻ったものの、扉を閉められては困るからと半身を乗り出している「ちち(仮名)」さん。一体何がしたいねん、と皆に突っ込まれながらも、本人(犬)は以外とこの態勢が気に入ったようで、ふと気がつけばこうしているのを見かけるようになりました。

 ワンコの学習能力というのはたいしたもので、冬場のお出かけ、人間は必ず上着を羽織るというのをよく知っていて、そういう姿を見ると自分でケージに入るのです。「お留守番」と声をかけてケージに入ったらおやつを与える、ということを繰り返した結果だそうです。そういう躾ならいくらでも受け入れられるというのに、老婆と言うべきこの歳になっても未だにご飯の用意をしている妻にきゃんきゃん鳴くというのは治りません。

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 これといって何も買わないのに、なぜ新幹線にのってまで東京の年末大バーゲンに参加するのか、自分なりに考えてみますと、師匠が常日頃書かれている「WAGNERは場である」ということに深く関係しているように思います。

 写真は「世界の車窓から」のカレンダー。普通であれば縁もゆかりもないはずの方から毎年頂戴しているもので、ありがたいことに今年もいただいてしまいました。会場に到着したときには傘しか持っていなかったのに、会場を後にするときにはいくつも袋をぶら下げていて、まさしくわらしべ長者ですな、などと言われますけれど、私、元になるワラ一本持って行ったことがありません。誠に申し訳なく、ありがたいことでございます。で、こういう人間関係、それが「場」なのかな、と。まぁWAGNERにしてもY.Y.Pen倶楽部にしても、カリスマ的な人が立ち上げたもので、いずれ消滅するでしょう。でも、それはそれでいいと思います。そのときに、また別の「場」があれば、それで萬年筆趣味の人たちは楽しく生きていけるはずですから。

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 こちらも同じく、じゃんけん大会の景品にでも、といただいて帰ってきたもの。神戸か名古屋か、はたまた岡山か。私が出没する大会はそのあたりですし、それ以外の所ではじゃんけん大会もありませんね。今年はじゃんけん大会の景品にもより一層力を入れていきたいと思います。

 さまざまな状況に置かれている人たちが、萬年筆やインクという共通の「趣味」だけで一カ所に集まってああだこうだと話し込む。そこにはもちろん、主義主張の違う人も混じっていますから、あれ、自分とは合わんなぁ、と思うこともあるわけです。でも「場」ですから、嫌なら離脱すればいいだけのことです。そういう、ゆるーく、そして一面では強固につながっている、そういうのを楽しめないと、趣味とは言えないんじゃないかなぁ、と思います。必死に趣味しちゃ、だめですよね。

2019年12月30日 (月)

何のために?

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 しっかりと寝床をこしらえて眠る「ちち(仮名)」さん。年の瀬で忙しいはずの1日ですが、今日は来客があり、そのせいでおやつをたくさんもらうことができたので、彼女にとってはなかなか素晴らしい1日だったそうです。

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 飼い主は早朝から起き出して新幹線でこんなところへ。本来であれば青春18きっぷ使用でおやつの時間ぐらいに到着するところですが、今年は9時半ごろには東京駅に到着。先にお土産を買い込んでコインロッカーに入れ、そこから両国へ向かっても、まだ新規の人は入れないという時間でした。安く新幹線に乗ろうという切符を買うとこういうことになります。

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 今年はここ数年で最も「バーゲン」の名にふさわしい雰囲気だったと感じます。などと言いながら、私は鉛筆一本買うことなく会場を後にしました。夜はお決まりの焼肉宴会。結局はこの一年、お世話になったりご無沙汰していたりの方々にやぁやぁとご挨拶をして宴会してとんぼ返り、というパターン。行かなくても良さそうなものですが、なぜか行こうという気になってしまうところがヘンタイです。ちなみに、せっかく用意していただいた「半島」にも、自ら命名した「ランゲルハンス島」にも座ることなく会場を後にしたのは内緒です。帰宅して驚いたのは、最近のガスコンロって電源ボタンがあるのね、ってことでした。 

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2019年12月29日 (日)

拗ねた?

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 ふと気づけばそこにいる「ちち(仮名)」さん。寝ている飼い主に脚を踏ん張るようにして、わたしはここよ、とアピールしています。仕方がないので頭を撫で撫でしてやると、目を閉じて眠ります。たいへんな甘えん坊です。

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 この20年ほど、我が家の食を支えてくれたガスレンジ。さすがに寄る年波には勝てず、最近は火がつかなかったり、電子レンジがおかしな動きをしたりと、いつ使えなくなってもおかしくない状況でしたので、ついに入れ替えとなりました。

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 年末のクソ忙しい時に東京へ遊びに行く私。取り替え作業が少しでも楽になればと捨て去るレンジを掃除し、磨き上げる妻。実に対照的です。

 レンジも察したのか、今朝から一層挙動がおかしくなったようです。私を捨てるのね、と拗ねているのかもしれません。車を買い替える時などにはよくあることですが、ガスレンジでもあるのですね。明日の夜、東京から戻ったら、新しいものに入れ替わっているはずです。長い間、本当にありがとう。

2019年12月28日 (土)

中華限定

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 しかと、の形で眠る「ちち(仮名)」さん。人間も丸まって眠ると落ち着く場合がありますから、これはこれで眠れているのでしょうけれど、そのうちうぃーんと伸びをして長くなることもしばしばです。

す そういう、ワンコのさまざまな寝姿を見ながらなんとなく寝転がっているうちに眠りに落ちる、という不健康な毎日です。

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 590&CO.さんで目にして連れ帰った箱。実はこれではなくて、ぺんてるのスマッシュ3本セットを狙ってきたのでしたが、現物を見るとまったく好みではありませんでした。それが良さなのでしょうけれど、樹脂の軽い感じ、ポップなデザインがピンとこなかったのです。私にはそういうセンスがないということなのでしょう。

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 中国語。漢字ですから何となく意味がわかるような、わからないような。中国限定のシャープペンシルです。気に入りませんけれど、やはり大きなマーケットですから仕方ないのでしょう。中国限定の筆記具、結構あるようです。

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 例によっておめでたい金色。中国に限定しなくても、と思いますが、金色なんて、と思っているのか、それとも中国を大事にしているのか。いずれにしても私は、今回は付属品である革のペンケース目当てというのが強いのです。そのうち、中身が別のものに変わっているかもしれません。

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2019年12月27日 (金)

年内帰還

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 これまた液状化して寝ている「ちち(仮名)」さん。以前に掲載した写真の別アングルで、タコ糸で縛った豚肉みたいになっています。例年、神戸南京町で焼豚を買って年末に楽しむのですが、今年はぼんやりしていて忘れてしまいました。明日は早くに売り切れてしまうでしょうから、今年は諦めよう、と思った仕事納めの日です。

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 しばらく行方不明になっていたドライバー。貸してくれというリクエストは毎日のようにあるのですけれど、そのうち何度かは断らざるを得ません。言うまでもなく、貸しても戻ってこないことが理由です。

 借りるときは必死になってあちこち聞いて回るくせに、返却先には無頓着、という人が多いのです。学校の先生にはそういう人が実に多いので、もう慣れっこですけれど、今回は見つけ出すのに手間取りました。

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 ポイントはこれ、トルクスビット。こういう形のネジがこの世に存在することすら知らない人が多いことには驚かされますが、先日も私のすぐ隣でプラスドライバーでトルクスネジと格闘している人がいました。

 それをまたまた隣の人が見て、あぁ、その変なネジはずせるドライバー、うちの教室に転がってますよ、と持ってきたのです。どこから借りたのかわからないけど、実に便利ですよ、なんて言いながら。

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 今後、ドライバーが行方不明になったら一つ一つ教室を見て回ることが大切という教訓を得た、と喜んでいたら、「人に貸さないようにした方がいいんじゃないですか?」とほんまモンの教頭先生が呟きました。納得です。

2019年12月26日 (木)

謎解き

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 安心し切って眠る「ちち(仮名)」さん。ですが、ドッグイヤーの言葉の通り、センサーはオンのままで、遊びや食べ物に関わりそうな兆候を察知するとガバッと跳ね起きます。高齢なのにお見事、というほかありません。

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 妻と二人、こんなお遊びに出かけてみました。実のところ、私一人では謎なんか解けるはずがないので、日頃から脱出ゲームなどに熱心に取り組んでいる彼女の力を借りようという魂胆です。

 大阪メトロが1日乗り放題のチケットに謎解きに必要なグッズ類がセットになって2300円。大人のお遊びとしてはお手軽な価格です。あとは謎を解く知力と、幾分かの鉄分。必要なものはそれくらいです。

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 すでに他地域でもリリースされているイヴェントですが、その難度の高さは人によりけり、というところ。謎を解かないと次に向かうべき大阪メトロの駅がわからないシステムですが、終盤に差しかかると、最終目的地がピンポイントでわかってしまいます。

 でも、最終目的地なんてものは重要ではなくて、そのあと、最後の謎はおうちでじっくり解いてね、っていうのが曲者。我が妻をしても正解に至るまで結構な時間を要しました。

 皆さんも、一回、いかがですか?

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2019年12月25日 (水)

いのち

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 写真を撮られるのを防ごうと起きたものの、耐えきれずにまぶたがくっついてしまう「ちち(仮名)」さん。とっても甘えん坊な彼女は、1人で寝ているのに耐えられず、一定間隔で家族のもとをまわり、傍に寝そべっては「撫でて頂戴」と求めます。それが一回りすると、満足してゲージに戻るのです。これが可愛くなくてなんでありましょうか。

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 本日はこれまた義理で、うだアニマルパークというところへお勉強しに行ってまいりました。毎年夏に教員対象に行われている「いのちの授業」の研修が、あろうことか今年はクリスマスの日に設定されてしまい、参加者が猛烈に少なくて中止の危機。なので拝み倒されて動員に応じたのでしたが、結果として、行ってよかった、というものでした。

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 張子の動物たち。これを使って、人間と動物の共生についての授業をするのです。実によく練られていて、授業がヘッタクソな先生でも何とかできそうな感じのマニュアルもあります。そしてここが大切なのですが、子供たちにめちゃくちゃウケるのです。

 で、そういう研修の後、午後からは併設されている動物愛護センターの見学。要は野犬や野良猫を保護してきて去勢、ワクチン接種などを行なったのち、希望する人に譲渡する、という業務を行なっている施設です。

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 しかしながら、あまりにも小さな(幼い)ものや病気の個体などは安楽死となるそうで、すべての個体が新しい家族に迎えられるわけではありません。けれども、毎年確実に保護される動物の数が減ってきているそうで、失礼ながら、行政が運営する施設にしてはよくその目的を果たしているなぁ、というのが偽らざる感想です。よろしければ皆さんも、新しい家族を迎えてみてはいかがでしょうか。ただし、結構しっかりした審査に通れば、の話ですが。

2019年12月24日 (火)

年末恒例

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 もうなんなのかよくわからない物体となって眠る「ちち(仮名)」さん。暑さ寒さにはあまり関係なしにその時々の気分で潜り込むように思われます。炬燵の中に潜り込んでいることも稀にありますが、流石にすぐ出てきますので、ワンコどこ行った!と騒ぎになるようなことはありません。

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 これがないとお正月が迎えられない、と勇んで買ってくる白味噌。我が家は20年以上このお味噌限定です。お雑煮の流儀は地方により実に様々ですが、私の実家では白味噌仕立てに大根、にんじん、丸餅を入れたものです。

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 かつてはこの白味噌を2キロばかり買い込んでいたのですが、子供たちが大きくなってくるにつれ、正月休みも短くなり、雑煮を食べる回数も減ってきて、今や1キロあたりでちょうど、というところです。

 実際、それより少なくても大丈夫なのですが、我が家では私と長女がやたら濃い雑煮を好むので、お味噌の投入量も多くなるのです。

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 さて、今年は断糖高脂質食にシフトしている私。大晦日の年越し蕎麦、元旦からのお雑煮とまったくもって食べてはいけないものばかり。ましてや大豆関連の食材はビタミンやミネラルの吸収を阻害しかねない反栄養素をしっかり含みますので、味噌をガンガン食べてる場合ではないのですが、結局、お正月は特別、となって、正月休み明けにはまだ太ってしまっている、なんてことになるのかもしれません。

2019年12月23日 (月)

彼我の差

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 いわゆる「液状化」の状態で眠る「ちち(仮名)」さん。相当にもふもふな彼女がその全体重をケージの柵に持たせかけて眠るので、痛くないのかと心配になるほど佐久が体に食い込んで見えますが、本人(犬)はなんとも思っていないようです。

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 本日は終業式。そして夜は忘年会。私は毎年不参加ですが、クリスマスプレゼントの交換には参加しています。職員全員の名札を入れた袋から一枚ひいて、出てきた名前の人に「ふさわしい」プレゼントを用意するのです。で、不参加の私が事前にいただいたのが写真のパズル。複雑な時間割を組んでいたイメージからか、パズル系のものをいただくことが多いのです。

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 で、私は今年も昨年同様、とっても真面目な小学校の先生を引き当ててしまいました。なので今回も、真面目な先生が使ってたら面白いシリーズで決まりです。

 レタスの形をしたメモ帳に、マヨネーズやケチャップのボトルを模した修正液。まったくもってふざけております。

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 メモ帳のほうは、レタスに見えることに最大の力点が置かれてますので、いざ使おうとなったら、しわくちゃの紙を剥がして何か書く、という難儀な代物です。そのくせ、バラバラになってしまわないような仕掛けがしてあるという、この、ふざけてるのか真面目なのかわからないところが良いのですね。

 こういうやつなので、私にプレゼントを贈る羽目になった人は真剣に悩んでしまうのだそうです。

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2019年12月22日 (日)

発見できるか!

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 あと少し、というところで気づいて振り向いた「ちち(仮名)」さん。可愛い寝姿だ、と思っても、なかなか撮らせてはくれません。

 一頭だけになって、ライバルがいないので性格が丸くなったような気がしますが、家族の意見は違うようです。

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 欲しい人は声をあげる、煤けた小箱。どうせ半分以上蒸発してるんでしょ、というなかれ。しっかり中身が詰まっています。武蔵小金井の中村文具店で見つけて、使うつもりもないのに保護してしまったものです。

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 サイズ違いもあったのですね。いや、むしろ、下の方が自然なサイズに思えますが、何せ一本あたりの容量が少ないので、ある程度たくさん待っていないと不安、ということなのか、そもそも2本まとめてセットするのだからたくさん必要だ、ということしょうか。

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 で、あとやるべきことは何か。そう、それはガラクタの山の中からこのカートリッヂを使う萬年筆を探し出すことです。実はその方がカートリッヂを見つけるより難しいことかもしれません、

2019年12月21日 (土)

素直

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 何かを探し求める「ちち(仮名)」さん。先ほどまで液状化して眠っていたのですけれど、いわゆるレジ袋をカシャカシャいわせる音を聞きつけてムクッと起き上がり、その「袋」に入っていたであろう食べ物は今どこでどうなっているのか、というのを探索しているのです。

 かつて、毎日のように何か食べるものを買い込んではむしゃむしゃやっていた飼い主も、今では寝る前に牛脂スープをこしらえてすするだけになりました。今年も残りあとわずか。年内に悲願の60キロ台突入がかなうかどうか、というところです。

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 武蔵小金井の中村文具店で見つけた、MAXのステープラー針のディスプレイ。納入時の箱を展開するとディスプレイになる、っていう奴ですが、現行品と昔のもの、両方仲良く並んでいます。当時の価格は一箱20円だったのか、などと感慨にふけりつつ、このディスプリエに書かれている、ホッチキスの生命をまもる純正規格品、というのに目がとまりました。

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 そういうことを書かれますと、天邪鬼な私のこと、サードパーティー製に走りそうなものですが、インクジェットプリンタのインクとホッチキスの針、こればっかりは素直に純正品と決めています。ステープラーは、保有しているものほとんどがいわゆるフラットクリンチのタイプですので、PLUSとかJOINTEXなど、通販系事務用品の針を入れるとかなりの確率で詰まります。やはりそこは、フラットクリンチ特有の、針の足に二度圧をかける、というのに対応した針でなければならないのでしょう。

 そういえば、シュレッダーの前で必死になってホッチキスの針を外している人をよく見かけますけれど、これまた、針の箱に書かれている文言をよくよく読んで、素直に行動すべきです。今どきのホッチキスの針は、紙の再生に悪影響を及ぼさない旨、書かれておりますね。要するにホッチキスの針が付いたままシュレッダーに放り込んでもいい、ということです。まぁ、シュレッダーの刃のことを考えると、10号より大きな針の場合は外した方が良いのでしょうけれど。

2019年12月20日 (金)

天空の鉄

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 気がつけばこたつ布団の裾に乗っかって寝ている「ちち(仮名)」さん。面白いのは、熟睡しているように見えても、こたつに入っている家族がトイレなどで席を外すと、待ってましたとばかりムクッと起き上がって布団の裾を占領しに動くことです。結果、帰ってきた家族はこたつ布団の裾を押さえ込まれているのでこたつに入ることが出来なくなりますが、彼女はそんなこと知らん顔で寝ているのです。

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 先日東京へ行きました折には、田舎者が足を踏み入れてはいけない空間、六本木ヒルズにお邪魔して、天空ノ鉄道物語という展覧会を見てきました。一般に、こういうのが開かれるときは、対象者を広くするためでしょうか、いわゆるマニア層にとっては「アホくさ」というような内容になることが多いものですが、今回は半分だけではありますが、非常に満足できる内容であったと言えます。

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 家族連れに満足してもらおうとすれば、お子様を対象にせざるを得ませんが、この博覧会は、前半と後半とに分けられていて、前半はけっこうマニアックな内容になっていたように思います。こういった歴史的資料と言うべきものが大量に展示されていて、すでにマニアなお兄さんたちでも十分に満足できるものでした。鉄道車両はこうやって動くんだよ、みたいな、初心者でも素通りしそうな展示はなく、硬派な内容であったと思います。これは実に嬉しい誤算でした。

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 ここに展示されている資料は非常に貴重なものですし、お子様向けにはまったくウケないものばかり。そのせいでしょうか、会場内を我が物顔に走り回り、奇声を上げるお子ちゃま、というのをほとんど見かけませんでした。

 けれど、それだけでは入場者数を稼げません。なので、2部構成の後半はぐぐぐっとレヴェルを下げた内容となっておりました。これならお子様連れでも大丈夫。お父さんお母さんともに、列車ならすべて「電車」と言ってしまうような人でも大丈夫です。入り口にいきなり「SL」なんて文字が大きく掲げられている時点で、展示内容は推して知るべし、です。なので、マニアなお兄さんお姉さんは第1部だけ見れば十分ではないかと思います。

2019年12月19日 (木)

貴重品

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 あご枕でまどろんでいる「ちち(仮名)」さん。ワンコがこういう状態なのは大抵深夜で、飼い主はこたつに潜り込んで寝転んだまま録画した番組を見ている、という感じです。その後飼い主は自然死してしまい、夜明け前と言われるような時間になると自然に目覚めて風呂に入り、上がってきたときには妻も起き出して朝食の支度をしている、という感じになります。

 断糖高脂質食を実践するようになってから、一番大きな変化はここで、朝、とにかくも目が覚めるのです。そういうときは、お 昼過ぎの猛烈な睡魔に襲われることも少なくなりました。恥ずかしい話、私はつまらない話を聞いていると居眠りしてしまうタイプで、そのことで教育委員会事務局の偉い先生に呼び出されてお叱りを受けたこともあります。けれど、断糖高脂質食をきちんと実践している範囲内においては、そういった居眠りも確実に少なくすることが出来ています。ありがたい話です。

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 上がタイトルにある貴重品で、下の青いのが今でも普通に手に入るもの。掲示板などに刺さっている画鋲を抜くとともに、抜き取った画鋲をそのまま本体内に貯蔵しておくことが出来るという、教員にとっては必須の一品です。これがないと、画鋲と掲示板とのわずかな隙間に爪を入れてこじることになります。もちろん、教員の世界の常識として、画鋲はまっすぐではなく斜めに刺す、というのもありますが、児童生徒に手伝ってもらった場合などは、たいていまっすぐに、しかもぐぐっと深く刺されていることが多いのです。そういった画鋲を抜くのに爪を使っていたのでは、どんなに丈夫な爪であってすぐにだめになります。

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 で、今、現場で困っているのは、この画鋲抜きの道具が案外デリケートで壊れやすいことなのです。写真にあった青いのは、画鋲をすくい上げる部分が金属製なのでまだマシな方なのですが、ここが樹脂製の製品もあって、そういうのはすぐにゴミ箱行きになってしまいます。ですのでほとんどすべてが金属製の製品を大事に大事に使っている人も少なくないのですが、それでも、形あるものはいつかは壊れます。武蔵小金井でミントなこれを目にしたとき、迷わず買ってしまったのはそういうわけです。

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 グリーンのプラスチックで覆われた部分に外された画鋲が溜まっていくのですが、問題はその画鋲をすくい上げる部分。実に綺麗な造形ではありませんか。ここで画鋲をどんどんすくい上げては抜き去って、貯蔵部に送り込むのです。

 ただこれ、その先端部分の「ふた」が馬鹿になりやすいという問題があります。その部分が緩んでしまい、使用時にフタが半開きになってしまうのです。そうなると、あちこちに画鋲がこぼれ落ちるので厄介なのです。この器具の寿命は、まさにこのフタの部分がしっかりと閉じていてくれるかどうか、ということで決まるのです。

 でも、最近は画鋲を使わない掲示というものも広まってきました。そして、そのことが教員の負担軽減につながっているというのも事実です。やはり、こういう道具も消えていく運命なのかも知れません。

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2019年12月18日 (水)

吸い取る

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 クッションをかぶってお休み中の「ちち(仮名)」さん。今日もいっぱいお外でうろうろして、いろんな人にかわいがってもらったので十分満足、ということでしょうか。かわいい可愛いといわれていてもすでに老婆ですので、深夜というべき時間帯に入ると目がしょぼしょぼしてきて、明らかにお眠だということがわかります。で、もう寝るからおやつ頂戴、と自ら進んでケージに入るのですが、あえて知らん顔をする家族。我慢も限界となると「ワン」と吠えて、「夜中にうるさい」と叱られる、というのを毎晩のように繰り返しています。

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 中村文具店は、本当に宝箱のようなお店でした。この次来た時にはあれを買うぞ、というのも決めてありますが、さて、この次っていつになるのでしょうか。うまい具合に土曜日曜に東京へ行くことができて、さらには武蔵小金井まで往復するだけの時間が必要ですから、言うほど簡単なことではないかもしれません。

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 このラベルが張られていたので、こいつは売り物なんだな、とわかりました。実にチープな、それだけに実用品、普及品であるということがよくわかるブロッターです。どこと言って分解できるような構造でもないので、メンテナンスといっても吸い取り紙を取り付けたぐらいのことなのかな、とも思いますが、実際にはいろいろとご苦労があったのかもしれません。そういうことに思いをはせるのも楽しいものです。

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 もし今、萬年筆が実用筆記具の中心にいるのなら、ブロッターなどはまさに面白い文具ということになっていたかもしれません。机上品として、そこそこ存在感があって、邪魔というほど大きくもない。そういうものは、個人の好みが出やすいですから、各メーカー、趣向を凝らしたものを出してきているはずです。しかし今、萬年筆は実用品というより趣味の対象ですから、ブロッターの新製品も期待できません。

 私の業界では、こんなしゃれたものではなくてチョークを使います。通知票なんかを作るとき、ゴム印を捺したところにチョークを転がすのです。そうするとうまい具合にインクが吸い取られます。こでも、遠からず消え去っていく技ですね。

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 ペントレで手に入れたのでしたか、古風な木製のブロッターと並べて記念撮影。太字の万年筆で封筒のあて名書きなどした際には重宝しますので、私の机の上からは、この先もしばらくブロッターが消えることはなさそうです。

2019年12月17日 (火)

昭和

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 照明の落ちたリヴィングで、寝そべってはいるものの目を開けていて、何かを考えているようにも見える「ちち(仮名)」さん。今日は家族にも飼い主にもけっこうよく遊んでもらったので、じゅうぶん満足、あとは寝るだけなので、今日という日を振り返っているのかも知れません。時折こうして人間みたいな仕草や表情を見せるので、ワンコを飼うのは実に面白いのです。

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 今まさに東京では女子文具博とかいうのをやっているらしい、と聞いて興味は惹かれましたが、その手のイヴェント、とにかく会場内が人でぎっしり、ということになりがちで、しかも、女性比率が猛烈に高い。そんな中へオッサンが突入していくなんて危険以外なにもない、ということで遠慮しておりました。

 そんな中、このお店の店長さんが「男だったらここへおいで」みたいなつぶやきを流されたのでした。ご本人曰く女子文具博をDisろうなどという意図はまったくなく、女子文具博もいいけれど、うちのお店も覗いてみてね、ぐらいの気持ちだったとのこと。そう、みんなで文房具好きの裾野を広げていけば良いのです。

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 ほれ、行ってみたくなったでしょ。基本的には土日のみの営業のようですから、週末に東京へ行くなら武蔵小金井、と覚えておくべきです。こちら中村文具店さんにお邪魔すると、昭和の時代、学校の門前にあった駄菓子屋なんかも兼ねた文房具屋さんを思い出します。その頃だったらこういうのは先生が買っていったのでしょうね。

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 こういう、目を楽しませてくれる非売品も多いのですけれど、これ、買ってしまってもいいの、というものもたくさんあります。そういうものは順次ご紹介していこうと思いますが、このお店、中も外も実に良い雰囲気でして、建物がもう少し昭和なら完璧だったのにな、などと余計なことまで考えてしまいます。

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 お店の前に、まるで放置されているかのように置かれている自転車。荷台にくくりつけられている箱、この中に、毎月楽しみにしている学習雑誌なんかを入れて学校に来ていた文房具屋さん、本屋さんもありました。とっても懐かしいですね。

 このお店に行ったら、いろいろとお話をしながら、気に入ったものを記念に保護して帰りましょう。実用に耐えるものもありますけれど、むしろ貴重なコレクションとなり得るものの方が多いようにも感じます。でも、死蔵されてしまったら文房具もかわいそう。使ってあげるのも文房具への愛情なのでしょうね。

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2019年12月16日 (月)

対比

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 眠たいけれど、ケージの外でごそごそやっている飼い主が気になって、なかなか目をつぶることが出来ない「ちち(仮名)」さん。こういうときは気をつけないと、飼い主が何か楽しそうに動くと「私も、私も」と起き上がってきて盛り上がってしまいます。こういう状態のときは刺激しないようにゆったりとした動きを心がけることが大切です。

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 神戸の老舗文具店へ行って、ジェットストリームEdgeの陳列什器をぼぉ~っと眺めていたら、なぜか店長登場。知らない人でもないので縁起物ですからと1本お買い上げ。実は、神戸まで来なくてももう少し自宅から近いところで購入することも出来たのでした。

 その足でDENに入ると、ここでも店長登場。世間話のつもりでつい、「エルエス・・・」なんてつぶやいてしまったのが運の尽きでした。DENの店内はやや照明が落とされたところにスポットライトが配されていて、萬年筆が綺麗に綺麗に見えてしまう環境。このときお店の方が手に取ったのがパープルでしたので、これもご縁、とお迎えしました。写真はペン先を引っ込める直前の手の形。ポケットに挿したときに一番底の方になる部分の断面は真円ではなくカムのような形で、その出っ張りの部分を指で押して回してペン先収納、となります。

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 ダイヤカットリング。これがないブラックマット軸という選択肢もありましたが、前述したような店内照明ですと、ブラックマットは実に控えめというか地味というか、つまみの部分にある赤いワンポイントもよくわかりませんし、これ、と決めている人、マットブラックでなければダメ、という人に選ばれていくものでしょう。

 私自身、なんでこの色なのか、どうしてブルーにしなかったのか、後で考えると不思議ですが、まぁその場で綺麗に見えたから、でしょう。

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 慣れると実に使いやすいけれど、嫌う人はけっこう徹底的に嫌っているキャップレス。しかもこの標準タイプというか、デシモではない、ある程度ふっくらしたボディを持つタイプには拒否反応を示す人が少なくないようです。この先、このLSのメカニズムをさらに改良してデシモ系にも組み込む、なんてことをやるのかやらないのか、そういったことをあぁでもないこぅでもないと論議するのも面白いものです。

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 で、某氏からこき下ろされて奮起を促されていたオエステ会「ニッポニア」の金鍍金。いわゆる標準タイプのキャップレスと並べてみるとLSの方が少し長いのです。キャップレスを嫌う人は「ノックボタンが長いんだよね」などとよく言いますが、それも若干短いのです。さらには、これまたキャップレス嫌いなら必ず口にしなければならない呪文、「書くときにこのクリップが・・・」についても、少し感触が違います。是非、現物を手に取ってお確かめください。標準型もいいけれど、LS、けっこうハマります。

2019年12月15日 (日)

さすが

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 しっかり遊んでもらって、おやつもいただいて、もう思い残すことはありません、とケージに入った「ちち(仮名)」さん。こうして大人しくしていると、本当に可愛らしく思えます。本来なら、いつでも可愛らしく思えるようにきっちり躾をすべきでしたが、自分の身辺ですらきちんとできない私にワンコの躾なんてできるはずもありません。

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 先週末、現存する日本一の老舗文具店のTwitterアカウントで、限定品はすぐなくなるよぉ、というつぶやきがあったので、お義理の試験が終わったらすぐに神戸へ走ろう、と決めていたのです。なのに、朝から電話が入って、管理職にしかできないことを今日やってくれ、などと言われたものですから、試験が終わってから職場に寄り、その後、ルミナリエも点灯しちゃってる神戸に突入となりました。

 やはり、限定のオレンジ軸は完売。まぁ世間一般、入荷すらしていないお店の方が多いのですから、まだまだ大丈夫でしょう。

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 一番上が、今回発売となった0.28ミリのジェットストリーム エッヂ。真ん中はキャップレスのEF、一番下は同じくキャップレスのMで書いた文字です。細美研ぎを探したのですが手近にありませんでした。

 実に細い筆記線ですが、さすがにカリカリしません。そのあたり、滑り過ぎると文字の形が崩壊する私なんぞには合っていると思いますが、細い文字ほど下手さが目立つ、というのもまた事実。悩ましいところです。

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 オレンジ軸を求めて、銀座伊東屋ですとか池袋丸善あたりをさすらってみましたが、入荷自体まだです、ということでした。老舗なればこそのフライング(気味)販売だったのでしょうね。

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 などと暢気なこと書いていましたが、入ってるところには入ってるようで、限定食のオレンジを確保。要はシルヴァーのクリップが今ひとつ気に入らず、赤いクリップは軸色が白だし、そうなれば青とオレンジだな、というだけのことです。書類の狭い狭い桝目に文字を埋めていくという地味なお仕事には最強の1本かも知れません。

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2019年12月14日 (土)

義理

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 本日は面接でした。教員志望者が減少の一途をたどっているそうですが、現役の教員の中でも管理職のなり手が減っていて、けっこう困った状況にあるようです。かつては教頭試験に合格しても教頭になることなく退職する、なんていう人も多く、私もそのコースをたどるはずだったのですが、まさかの教頭不足により、教頭が複数いる学校に配属されたのです。以来、もう一人の「ホンマモンの教頭先生」におんぶに抱っこ、草刈りだけしていればOKという、県内で一番楽をしている教頭です。そんな状況で校長試験を受けるように勧められても、とんでもない、と逃げ回っていたのですけれど、昨年は逃げ切れずに受験して当然のごとく不合格になりました。

 いくら名誉職とはいえ県教頭会の会長を拝命している今年、落ちると実にかっこ悪いので、と校長に申し出ていたのですが、私の勤務校からは校長試験、教頭試験ともに誰も受けないということで、どうやら校長は相当に肩身の狭い思いをされていたようです。

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 そもそも、今どきは校長なんて魅力的な仕事とは言えません。しっかりとしたビジョンを持ち、それなりに力量のある人なら、それこそ自分が理想とする学校を創る、ということもできるでしょうし、それは実に魅力的な話です。私のように自分の日々の生活すらどっちに転ぶかわからないような人間に、そんなたいそうなことが出来るはずもありません。

 それにしてもこのイラスト、悪意に満ちていますね。校長先生が、子どもたちにため息つかれながら、面白くもないお話を延々と、という状況でしょうか。しょせん、校長のイメージなんてそんなもの。特に今の時代は、教育委員会の意向をくみ、先生方をそれに従わせる、というのが主な仕事になってしまっています。あとは、対外的なことで「謝る」のも大きな仕事の一つでしょう。いずれにしても、魅力的なものとはとても思えません。「職員室の担任」としていろんなことが出来る教頭の方が数倍魅力的に思えます。

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 試験をする以上、ある程度の人数が受けないといけません。要するに「落ちる」要員が必要なのです。受験者全員が合格なんてことになったら、試験そのものが疑われてしまいます。

 かくして、今年もまた、受かる見込みのない試験を受けてきました。部活動で実績を上げているとか、授業研究ではその名を知らない者がないとか、そういう、何らかの実績を残している人でないと校長にはなれません。クラゲのような教員人生を送ってきた私には縁の無い世界なのです。それでも、これもお仕事、と割り切って、かた苦しい面接を終えました。義理のお仕事も終わったので、明日は存分に東京での文具店巡りにいそしみます。

2019年12月13日 (金)

ひかり

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 本日、飼い主は東京出張。朝の時間、普段より遅くまで家にいる飼い主を見て、一瞬わくわくしかけた「ちち(仮名)」さんでしたが、結局出て行くんかい、ってことでふてくされていたようです。

 けれど、一緒にいる時間の長い妻には本当に良くなついていて、ちょっとさびしくなると妻の所へ来て体をくっつけて眠るのが毎日の恒例行事になっているようです。本当に甘えん坊で困ります。

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 事前にわかっていた出張でしたので、エクスプレス予約のグリーン早得で座席を確保しました。もちろん、皆さん敬遠されるひかり号です。来春のダイヤ改正では最大で毎時12本の「のぞみ」が走るようになるそうですから、「ひかり」はさらに存在感を薄くするのでしょう。

 京都駅を8時59分に出る「ひかり」に乗ろうとホームに上がると、私が最も恐れている(苦手としている)PTA本部役員さんそっくりの美女がこちらへ近づいてきました。英語で何か言いながら私に見せてくれたチケットは、8時56分発の「のぞみ」号のもの。この列車は12番線からの発車ですが、その8分前、8時48分にも同じ12番線から「のぞみ」が出ます。時刻は8時45分、次のに乗っちゃだめだよ、もう一つ後にこのホームに来るのに乗りなさいよ、ということを伝えたつもりで、空いても「OK、OK」なんて言ってたんですが、見ているときっちり8時48分の列車に乗り込んでしまいました。やはり今の時代、私のように英会話が出来ない人間はダメですね。

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 ひかり号に揺られること3時間、グリーン車ですから静かですし、うとうとするにしてもちょうど良い塩梅に時間があります。「のぞみ」の場合、うとうとしかけたところで品川、なんてパターンも良くあるので、ゆっくり寝ていこうとするなら「ひかり」です。

 今回は時間に余裕があったので、東京駅から新橋まで戻り、そこから銀座線、南北線と乗り継いで永田町へ。私はこの永田町、地下迷宮と勝手に呼んでおりますが、どの線に乗ろうとも、この都市センターホテルに行くには不便な感じがします。南北線なら比較的近い出口までそんなに距離がない、という程度のお話。一番良いのは、やっぱり新橋駅前や市ヶ谷駅前から都バスに乗ることです。

 で、本日のお仕事は全国公立学校教頭会の理事会で会議録をとるというもの。時の不自由な私が記録かぁ、とちょっと絶望的な感じになりかけましたが、ペアを組んでいたもう一人の理事が達筆で、結局その方に全部お任せになってしまいました。

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 帰りは連れがいたので、その人の要望でお土産を買うのにお付き合いをしました。東京駅のグランスタなんかははじめてだとちょっと見つけにくいので、とりあえず人混みの中までお連れして、後はひたすらお買い物が終わるのを待つのみ。私のようにえぇ加減な人間と違って、前日の夜、職場を出てそのまま新幹線に乗って昨夜は東京に泊まった、という連れは、当然のことながら荷物が多く、移動速度が落ちます。私も東京駅で何か見ようかな、などと思っていましたが、よくよく考えると日曜日にまた東京へ出てくるので、今回はスルーしました。やはり、自分一人で好き勝手に動くのが一番です。

2019年12月12日 (木)

ちょこっとマシ

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 不意を突かれて少しだけ顔を写されてしまった「ちち(仮名)」さん。彼女が寝そべっている場所は、リヴィングにいる家族全員が見渡せて、なおかつ、隣の部屋でゲームに興じている長男の気配も感じ取ることが出来る、まさに全方位監視態勢が取れるポジションなのです。ここで寝そべりながら、誰か大きな動きをする家族がいたらすぐに走り寄って「遊ぼ~」とねだれるようにしているのでしょう。

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 箱からして立派な今月のちょこちょこ。これだけ立派な箱で、しかも緑色だと、欲しいな、という気持ちになります。けれど、ちょこちょこというのは本当にちょこっとしたものしか入っていないからこそちょこちょこなのであって、オッサンが欲しがるようなものが入っていてはいけないという意見も一部にはあります。

 黒板にこれが書かれていると要注意で、ものすごい勢いで蔓延して、もう黒板が黒板として機能しないほどになってしまいます。その先には授業中でもノートにこれを書いて遊んでしまう、という、授業力のない教員には地獄のような展開が待ち受けているのです。この簡単なお遊びに負けないだけの授業力があれば良いのですが、そこらへん、つかみが上手くいかない教員というのもけっこういるものなのです。

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 で、箱の中身はこれ。左からフタ付きの小物入れ。お弁当でおかずを入れたりする容器を小さくしたような感じのものです。私だったらこれに細かいビスなんかを入れるでしょう。どういうわけか先生方は、いろんな電気物が壊れると私の所へ持ってきて治してくれなどと言います。不器用だから無理、と言いつつも、どうせ使えずに捨ててしまうものならば、ととりあえず開けてみる、それがいけないのかもしれません。そういう作業は部品手配などのために中断せざるを得ないことも多く、中途半端に分解された細かいパーツをなくさないためにはこういう小物入れが必須です。

 真ん中はスティックのり。そして右端が、今回の目玉でしょう。これだったら私もほしいです。

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 付箋、付箋、付箋です。まぁ図柄からしてオッサンが使うもんではありませんが、こういう感じに付箋がまとまっているものが手近に置いてあると便利です。私のように片付けの下手くそな人間は、肝心なときに付箋の居場所を見失いますから、ある程度の存在感がある、こういったまとまったものが好きです。

 でも、根本的な問題として、まとまってるこういうものをそっくり紛失する、っていうのはあるのですが。

2019年12月11日 (水)

試験の命

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 部屋の中が温かいので、むしろひんやりとしたフローリングの上を選んで眠る「ちち(仮名)」さん。そのうち、この堅さに嫌気がさすと、柔らかなこたつ布団の上へと移動するのです。緑のブランケットは彼女に払い下げられたものですが、「人が使ってるものがいいの!」ということなんでしょうか、最近はこのブランケットに対する熱が冷めてきているように思います。

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 いよいよ受験シーズン、こういう製品が伸びていくのかも知れません。右はクツワの試験用鉛筆、オレンピツ。昨今は鉛筆など筆記用具の軸や消しゴムのスリーヴなどに書かれた文字が「カンニングと紛らわしい」と言われるようになっているので、この軸も文字なしです。

 一方、軍神マルスが勝利へと導いてくれるステッドラーの方は、シンプルな軸ながらもしっかりとロゴ入りです。

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 長文記述ですとか、大量にマークするとか、そういう試験を受けているときの鉛筆のトラブルは、実に嫌なものです。軍神マルスの方は、鉛筆としての機能をうたわずとも、そのブランド力で勝負、というところでしょうか。タイするクツワの方は、とにかく芯の強度が高くて折れにくいという所を訴求してきています。

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 どちらも3本セットで、透明なキャップ付き。クツワの方は金、銀、銅でしょうか、軸色3色セットです。そして何より、鉛筆の削り方が実に素朴で、先もそれほどとんがっていません。これ、出荷時に尖らせておくと、折れないだけに危ないとか、逆に尖っていると折れやすさが増すからパッケージを開けた瞬間にツッコまれるとか、そういうところに配慮したものかも知れません。

2019年12月10日 (火)

GaN

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 最初は目を開けていた「ちち(仮名)」さんですが、この飼い主、何が何でも写す気や、と諦めたのか、目を閉じてお昼寝を再開しました。目を閉じているところなんて簡単に撮れるだろうと思ったら大間違いです。とにかく彼女は、飼い主には撮らせないように、撮っても使えないように、と意識をしているように思えてしまいます。

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 窒化ガリウムを採用した充電器が出回り始めましたが、これは今まで手を出さないでいたもの。それというのも、ネット上で写真を見る限りでは、こんなのむしろ平べったくて使いにくい、と思っていたからです。しかし、寸法を見て「ん?!」となり、届いた現物を見て納得。これなら従来の小型充電器より使いやすく、持ち運びやすいでしょう。

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 薄い。手前はPILOTのCON-70です。手に持った感じ、川原で投げて水切りさせようと拾った小石、ぐらいの感じです。小さいことを追求した充電器はどうしてもコロンとしたサイコロ状になるので持ち運びに難がありましたが、これなら鞄の類いをほとんど持ち歩かない私でも大丈夫、ポケットに違和感なく収まります。

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 ヨーロッパタイプのショートカートリッヂの箱と比べてもこんな感じ。昨今は座席指定の列車に乗りさえすればコンセントがある、という感じになってきていますから、むしろ挿し込んで使っていることを忘れて電車内に残してしまうことを心配すべきでしょう。そういう意味では、コンセントに挿し込んだとき、ある程度の存在感を放つ平べったい形状というのはアリなのかな、とも思います。

 13日の金曜日は日帰りで、15日から16日にかけては1泊で東京出張なので、これを連れていきたいと思います。

 

2019年12月 9日 (月)

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 安眠できるゲージに入って一安心、の「ちち(仮名)」さん。夜が更けてくるとむくっと起き上がって自らゲージに入り、「ハウスしたんだよ、入ってるよ」とアピールします。ここでおやつがもらえなければ再度出てきて仕切り直すのですが、無事におやつがもらえたらそれで満足、そのまま寝てしまいます。

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 学校事務職員さんの全県研究大会に来賓としてお招きいただきました。その受付でリボンとともにいただいたのがこちら。女性比率の高い事務職員さんの大会らしい、と感じたのが、この持ち手の長さ。女性なら、これを肩からかけることができますね。オッサンの場合、変に持ち手が長いので引きずりそうでダメです。

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 中身はこんな感じ。研究大会は必要なものですけれど、問題はその運営費がないこと。そこで、日頃からゆかりのある業者さんなどに声をかけてスポンサーになってもらいます。その関係で、文具の試供品がついてくるのです。

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 お試しサンプルですので、分量は少なめ。それでも、使い切ったら通常品を補充してそのまま使い続けられる、というあたりが今日的です。

 今年は例年になく紙の値段が高騰しているところへ消費税率のアップが重なり、学校予算がピンチです。そんな中、節約に努め、学校がうまく回るように努力を重ねてくれている事務職員さん。大事にしていない教員が少なからずいる、という現状は実に残念なことです。

2019年12月 8日 (日)

ねぇ

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 賢くおすわりをする「ちち(仮名)」さん。寝転んでいた飼い主が動き始めたので、これは遊んでくれるかも、と賢く待っていたのですが、飼い主がカメラを向けたので顔を背けた、というところです。

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 ずっと放置されていた雑誌。もうずいぶん前に手に入れたのですが、記事として取り上げるのを忘れたままそこいらに放ってあったのです。女性向けの、それも手帳術を説く雑誌なんて、全く縁のなさそうなものを買ったのは、もちろんオマケ目当てです。

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 例によって、簡単なボール紙の枠で保護された萬年筆。手に取るとずっしりとした重みを感じます。やはりこれも中華萬なのでしょう。

 ムーミン、と言えば、大昔、密かにムーミンと呼んでいた同僚がいました。宮本亜門さんに生き写しな女性で、口元の造形がムーミンだったのですが、とにかく変な人でした。


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 一般的な中学校の先生は、週当たり20時間程度の授業を担当するものですが、この先生は週に8時間ほど。結果として、誰かが休んだりすると補充に入ってもらうことが増えるのですが、この人、それを大変に嫌がる人でした。


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 時間割を調整して補充に入ってもらう人を決め、お願いに上がるのが私の仕事でしたが、毎日のように私がやってくるのに嫌気がさしたのでしょう、「私は自分の授業以外、やりたくありません。そんなの、生徒だけで放って置いたらいいでしょっ!」などと叫んだので、こちらも沸騰して、ということもありました。このムーミン、何度呼びかけてもこっち向いてはくれなかったのですが、その後、小学校の教員になり、定年を待たずに辞めてしまったのだそうです。


2019年12月 7日 (土)

もとこー

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 飼い主が帰宅したので、早く靴下脱がないかなぁ、とお座りして待つ(ねだる)「ちち(かめい)」さん。飼い主が脱いだ靴下を咥えて振り回す、それをまた飼い主の鼻先まで持ってきて引っ張ってくれとせがむ、毎日飽きることなく同じ遊びをねだります。

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 飼い主はといえば、ワンコを言えに残してこんなところまで遠征しておりました。一つには数年ぶりに買った靴に足を慣らすため。今回、割にちゃんとした靴を買ったので、私の貧しい足は面食らうに違いないと予想したのですが、はたしてその通りでした。

 この春に買った職場の室内履きが安物すぎて早くも崩壊したので、もう何年履いているのかわからない、あちこち剥げて白くなっているボンステップを室内履きに転用して、外歩きの靴を新調したのです。

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 足、痛いなぁ、と思いながら、狭くて妖しい元町高架下商店街を進みます。そもそも靴履いて足が痛いなんてのは、きちんと靴を選べていない証拠。ここはやはり、もっともっと安い靴を買って履き捨てるべきでした。ちゃんとしたもの、上等なものには縁のない私です。

 ずらっと並んだお店が一旦途切れるところに、本日、目的としているお店があります。

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 590&Co.さん。あの分度器ドットコムのTさんがやられているお店、というだけで期待が高まります。

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 黒鉛とその周辺、ってのがいいですね。その名の通り、鉛筆を中心とした品揃え。とても小さなお店、お客さんが5人入れば動けない、というぐらいのスペース感です。

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 こちら、お店の外に向けたディスプレイ。これを見て、一体なんだろうと魔界に引き込まれる人を何人も見ました。皆さん、どうぞご無事で。

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2019年12月 6日 (金)

ニッポニア

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 自分好みに作り上げた「巣」におさまって落ち着いている「ちち(仮名)」さん。ここに至るまで彼女は、営巣、という言葉がぴったりくるような動きをします。そうして作り上げた理想的な寝床にドッカと座り込んで寛ぐのです。

 ちなみに、新潟県佐渡市では、すでに個体ごとのモニタリングが難しくなりつつあるのだとか。繁殖して数が増えているのはよいことですね、というのは、朱鷺のお話です。

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 さて、オエステ会10周年記念萬年筆であるこちらのキャップレス、予定通り発売となりました。この色ははたして朱鷺色と言うべきものなのかどうか、それはおくとして、綺麗な萬年筆であることは確かです。

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 この春には黒マットの多面体軸キャップレスをスーツの内ポケットに挿して持ち歩いていたのですが、衣替えのタイミングで片付けすぎて現在行方不明。ですので、この子には黒インクを入れて持ち歩くことにしようと思っておりますが、オッサンがこういう軸使うのってちょっと、というところもなくはない、のが引っかかりますし、EFのペン先もやや引っかかり気味です。

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2019年12月 5日 (木)

必殺技?

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 クッションの下敷きになって眠る「ちち(仮名)」さん。これが最近のお気に入りらしく、気がつけばこうして寝ています。一体どのようにして潜り込んでいるのか、一度動画に収めてやろうと狙ったことがあるのですが、カメラの前では絶対にやってくれません。長女になら、カメラを向けられても平気なので、今度彼女に依頼してみようかと思います。

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 ずっと気にはなっていたのですが、怖くて手を出せずにいたもの。散々迷った挙げ句、やっぱり怖いので低容量のものを購入してみました。ナイアシン、またの名をビタミンB3です。これを呑むと血管が拡張するので、顔や皮膚が紅潮するとか。さらには溜まっているヒスタミンを放出させる効果があるので、下手をすると全身痒くてたまらない、という状態が小一時間続くとも。

 一般的には500mgのものを1日1錠のむのだそうですが、怖いので100mgを少しずつ増やす、という作戦で行くことにしました。全身かゆくなるとか紅潮するとか、そういうのをナイアシンフラッシュというそうで、副作用というよりむしろそれを狙って服用するものだそうです。なんと言いますか、散々悪者を殴ったり蹴ったりしていたヒーローが、最後の最後で必殺技の名前をコールしてキメてしまう、というような、そんな感じですね、「ナイアシンフラッシュ」って。

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 初日から3日目ぐらいまで、寝る前に1カプセル飲んで様子を見ました。経験者の話によると、皮膚がチリチリとしてきたりするようですが、私には全くそんな反応が出ませんので、1日2カプセルに増量。けれど、やっぱり何の変化もありません。

 それではと3カプセル飲んだところ、反応が出ました。あれ、昨日は日焼けしたのかな、首筋の後ろがヒリヒリする、と思ったらこれが噂のナイアシンフラッシュ。シャツの袖をまくってみると、腕が真っ赤になっています。おそらく、もう少し量を増やすと、もっと痒みが激しくなるのでしょう。私の場合、300mgでは痒くてたまらないところまでいきませんでした。500mgで実験するのが楽しみでもあり、恐ろしくもあり、というところです。

2019年12月 4日 (水)

結果にコミット

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 頭からこたつに潜り込んで動かない「ちち(仮名)」さん。ワンコは大昔に穴蔵で生活していたことから、狭いところが好きなのだと聞いたことがありますが、我が家のワンコ、「くま(仮名)」さんは閉じ込められるのが好きではなく、ぴったりの空間につっかえ棒のようにはまり込んで寝るのが好きでした。「ちち(仮名)」さんの場合は、潜るとか被るとか、そういうことが好き、という傾向があるように思います。

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 前回、入手した牛脂がどうにも私のお腹に合わず、食べると急降下、ということが繰り返されていたので、別の業者から牛脂を購入。合わない牛脂は、毎朝のように遅刻してきて夕方には爆睡、ということを繰り返している不健康な同僚に「下賜」しました。昼食は生徒と同じ給食を食べますが、それは中学生向けに1食あたり900(キロ)カロリーというもの。件の同僚もぱんぱんに丸くなっていて、遅刻してきて授業に行き、夕方にはエネルギーが切れて仮眠に入り、深夜に目覚めて日付が変わる頃まで残業して、また翌日は遅刻、という繰り返し。この悪い悪いサイクルを何とか断ち切ってもらうように指導しつつ、「ワシみたいにちょっと痩せてみるか?」と勧誘して、その流れで牛脂を差し上げたのです。

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 私みたいに家族と別メニューで自分だけ牛脂だウィンナーだと食べていますと、奥様の反発は必至。私の場合は心優しい奥様にお許しをいただいているので、こういう、脂が四方八方に飛び散るような調理にクレームが来るぐらいで、何を食べるかについては任してもらっています。

 件の同僚、私のアドヴァイスを受けて家に帰ったその日に、断糖高脂質食を取り上げたテレビ番組を家族でご覧になったとかで、最難関である奥様もかろうじて突破できたのだとか。

 ちなみに写真のようになってしまうと失敗かも知れません。ここまできつね色にしてしまうと、スープにしたときに焦げ臭くなります。最初は炒めているつもりでも、すぐに牛脂が溶け出して揚げ物状態になるわけですので、ほんのり焼き色が付いたぐらいでいったん火を止め、脂の温度が下がってから水を足す、というが、私のように調理の力がない者には合っているようです。

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 油揚げを具にして、牛脂スープの完成。こってりした濃い色は、アクを十分に取っていないことと、なにより炒めすぎて牛脂を焦がしてしまったことと、臭みを消すために入れたカレー粉の色によるものです。もっと透明に近い、薄い色の方がおいしく飲めます。カレー味に飽きたらショウガなどを入れるといいかと思います。

 牛脂を食べること、それ自体が苦手という私のような人は、牛脂をもう少し小さく切ると良いのですが、それもまた難しいところで、あまりにも小さく切りすぎてしまうと、スープの中でとろけてしまって牛脂が見えなくなります。まぁ、それはそれで良いのかも知れません。

 寒い夜には、とっても温まりますが、かなり時間がたってもなかなか冷めないので、猫舌の私には辛いものがあります。

2019年12月 3日 (火)

どう使う?

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 こたつ布団の裾を部度々に仕立てて眠る「ちち(仮名)」さん。黙ってみていると、こたつ布団を咥えて引っ張ったり、前脚で掻いてならしたりして、自分好みの寝床に仕上げてから、おもむろに位置決めをして眠りにつきます。日中はこうして寝ていることが多いのだそうです。

 飼い主は写真に写っている場所のもう少し上のあたりでこたつに入り、そのまま自然死してしまうことも少ないないのですが、蘇ったときに下半身に重たいものを感じることがあります。そういうときは、こたつ布団の上にこいつが乗っかっているのです。トイレに行きたいなぁ、と思っても、彼女を起こさないようにこたつから抜け出すのには相当の修練を要します。

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 これまた、神戸ペンショウで手に入れたル・ボナーさんのポーチピッコロ。かつて、ThinkPad使いのお客が、「やっぱり黒い革に赤ステッチが最高でっせ」などと余計なことを吹き込んだせいで、今回もシュランケンカーフの黒に赤ステッチというピッコロが2点持ち込まれておりました。一通り行き渡ったのでしょうか、最近はこの黒い革に赤ステッチというのはあまり売れないのだそうです。

 一応、責任は感じたものの、目の前にデンマークカーフのピッコロがあったので、心を鬼にして「車の色に合わせて」なんて言いつつ保護してしまったのでした。私のように何でも傷をつけてしまう人間には、ドイツシュリンクの方が絶対に良いと思うのですが、よくよく考えてみれば持っているル・ボナー製品はそのほとんどすべてがドイツシュリンク。たまには、こういうつるんとしたのもいいかな、と。

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 しかし、外出時には何も持たないのが基本の私に、こういうものが必要なのでしょうか。これに入れて持ち歩くものを考えてみると、扇子にモバイルバッテリーくらいのもの。せめて手帳にメモする習慣でもあれば話は別なのですが、そういう習慣も全くありません。でもまぁ、これがあれば、ポケットをパンパンに膨らませて歩くということも、少しは改善されるのかもしれません。

2019年12月 2日 (月)

白龍園

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 抱きかかえられていやがっていたものの、だんだんと気持ちよくなってきたのか、まぶたがくっつきそうになってる「ちち(仮名)」さん。こうして吠えずに静かにしている限りは本当に可愛らしい良いワンコなのですが、飼い主のしつけが悪かったせいで、いまだにご飯の支度をしていると吠える、家族が何か食べていると吠える、という毛皮の付いた消化管状態は改まりません。もうあと1分もせずにご飯がもらえるのだから静かに待つことを覚えても良さそうなものですが、なかなか上手くいきません。

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 例年、紅葉の季節には叡山電車の市原~二ノ瀬間にある「もみじのトンネル」を見るためだけに電車に乗ったりしていたのですが、二能瀬駅から少し歩いたところにある「白龍園」という所へはじめて行ってみました。その昔、お寺があった高台に造られた庭園で、期間限定で公開されているものです。紅葉の色づきの関係で、この秋は少し遅めまで公開されていたので、何の予備知識も無いままお邪魔しました。

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 白龍園の向かいに茶店のような施設があって、入園券はそちらで買い求めます。この施設、駐車場はありませんが、このお店には数台なら車を駐めておくスペースがあります。けれど、紅葉がとっても美しい時期などは駐めることは出来ないでしょうし、何よりこの前の道路が非常に狭いですから、きちんと運転できない人には車で来て欲しくないものです。

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 苔は踏まないように、神社の祠は撮影しないように、という注意を受けて園内に進みます。何カ所かに東屋があって、ただそれを回遊していくだけの園内ですが、山に抱かれた静かな環境で心が落ち着きます。いただいたパンフレットには、春、秋、冬の写真が載っていたので、これはひょっとして冬も公開されているのかも、と期待を持ちました。雪が積もったときにまたお邪魔してみたいものです。20191201-123655

 

2019年12月 1日 (日)

無事入手

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 長きにわたる実効支配の末、ついに手に入れたブランケットを敷いて満足げな「ちち(仮名)」さん。ともに下敷きになっているワンコのクッションが変に彼女と似ているので、夜中にリヴィングで目覚めた時など一瞬アレっと思うことがあります。

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 二ヶ月に一度の恒例行事、今月はすんなりといきました。偶数月の1日に発行される文具のフリーペーパー、残念なことに私の行動範囲では配布店が減り続けています。発行元から配布店として紹介されていても、実際には置いてない、などということもあります。発行元に定期購読を申し込めば済む話なのですが、そうしないのは、やっぱりなんやかんやと理由をつけて文具店巡りをしたいからなのかもしれません。

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 12月号なので文具大賞の記事が中心ですが、例によって記事より何より広告に目が吸い寄せられがちです。しかしこの記事はしっかりと読みました。そんなに細いと、カリカリするんじゃないかと気になりますが、本気で書けると思ってんのかっ!とシバきたくなるほどの狭い狭い記入欄に書き入れたりする際には少しでも細い字が書けた方が助かります。

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 あと、やっぱり萬年筆や文房具も出てくる犬のブログ、ですから、こういう製品はおさえておかないといけませんね。

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