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2019年11月

2019年11月30日 (土)

本場もん

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 珍しくカメラを正視している「ちち(仮名)」さん。長女に抱き抱えられて身動きできないので、飼い主に助けを求めているのです。

 断糖高脂質食でスリム化を進めている飼い主ですが、ただ脂質を摂るばかりではうまくいきません。脂質をうまくエネルギーとして活用するためにはビタミンやミネラルも必要です。

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 鉄分とビタミンBを摂るためのサプリメントが届きました。ビタミンBコンプレックスとその名もずばり、鉄。普通に入手できる鉄のサプリメントはヘム鉄がほとんどで、なおかつ肝心の鉄の含有量も少ないので、サプリの本場から持ってこよう、と。

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 海外ドラマなんぞを見ていますと、こういうボトルに入った薬のようなものがよく出てきますが、薬もサプリも、彼の地ではボトル入りが普通なのでしょうか。死ぬまで海外に出ないつもりの私にはこの目で確かめる術もありません。

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 あとは、時折り脚がつりますので、マグネシウムなんかも必要かな、と思ったりしています。これらに加えて、萬年筆のインク汚れを落とすために購入した大袋入りのアスコルビン酸もしっかり飲んでおりますが、分量を間違えると終日トイレで過ごすことになるので注意が必要です。

2019年11月29日 (金)

何を入れるか

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 クッションに隠れて眠る「ちち(仮名)」さん。ぱっと見、ワンコどこ行った?という感じですが、よく見れば熟睡中、というパターンが増えてきました。元気ですがやっぱりお婆さんなのです。

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 先日の神戸ペンショウにて、インサイダー取引で入手したものです。開催前日に会場を設営して、それから販売品を並べるのですが、その際、身内系のブースでこちらを発見。探している人は探してますから、下手するとオープンして即売れていってしまいます。皆さんごめんなさい、と謝りつつ譲ってもらいました。

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 緑色ですから。そう、良識あるヘンタイ倶楽部のテーマカラー、緑なのです。さらには、革でできています。お嫁に迎えない理由がないので、保護してしまいました。

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 中も緑なのです。片側5本、両側10本挿しですが、それぞれのパートに保護用のフラップが付いているのが珍しく思われます。実は我が家にはけっこうたくさんのペンケースが転がっているのですが、開けてみると空っぽ、というものがほとんど。何を入れるか、それが決められない難儀な性格なのです。入れ物を買うよりもまず、えいやっと決めて入れてしまう、それが先だとはわかっているのですが。

2019年11月28日 (木)

氷解

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 トイレ用のトレイを器用に立ててスペースを空け、そこに伸びている「ちち(仮名)」さん。その時々にいろんな工夫と努力をしてよりよい牛民を追い求める姿は実に尊いものです。人間も同じで、日々修行。ぼぉ~っと生きていてはいけないのですね。

 雨の朝、飼い主が出勤すると、傘を持った数人の職員とすれ違いました。聞けば、若い先生が道路の側溝にタイヤを落として動けなくなっているのだとか。そこで、飼い主も即着替えて後に続きました。

 左カーヴになっている上り坂の途中で左折して駐車場に入るのですが、Uターンするような形の進入路になっているので、軽自動車なら大回りしてなんとか、普通車以上は切り返し必須となります。件の先生、側溝のある道路の右側一杯に寄せてから左にハンドルを切ったところで無情にもエンジン停止。車はバックで坂を下り始め、慌ててブレーキを踏むも、エンジン停止中につき生ブレーキで不発。後輪が側溝にハマるという難儀なケースになりました。若い人はノンサーボのブレーキなんて知らないので、本人曰く「ブレーキも壊れました」と。

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 では、と牽引ロープを取り出して落ちた車につないだところで、私の車にはなぜかフックがない。そうそう、最近のはここに隠れてるんや、とバンパーにある蓋をこじ開けたのですが、その中にもフックはありません。

 知らないこと、やったことがないことっていうのは哀しいものです。降りしきる雨の中、ロープをつないだ軽自動車を前に私は撤収して、これなら大丈夫とランドクルーザーに乗っている同僚を召喚。見事救出に成功して、「今どき牽引ロープ持ってる人っておるんや。」と感心されましたけれど、自車の牽引フックが見つけられなかったことがとっても残念でなりません。

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 これですね。牽引フックというよりはヒートンみたいなもの。そういえばトランクの中、ジャッキと一緒に謎の部品が入っていた、あれか、というわけです。この辺なの、一体何に使うんだろう、ともう10年以上もほったらかしにしていた疑問。どのようなことでも、疑問を疑問のまま放置せず、はっきり解決しておくことが大切ですね。実にお恥ずかしい話です。

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2019年11月27日 (水)

乳白色

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 コタツに寄り添って寝そべる「ちち(仮名)」さん。リヴィングルームにコタツを置くと、コタツムリが大量発生するので良くない、と妻は言うのですが、やはりワンコは飼い主に似るもののようです。

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 奈良県の施設であるうだアニマルパークから「命の授業」として出前授業に来てくださった際にいただいたお土産です。

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 牛乳は嫌いではないのですが、糖質制限をしているので飲んでいません。ですが、バターやチーズ、生クリームなどは大歓迎です。

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 例によって例のごとく、キャラクターのオンパレードです。やっぱりね、という感じで、特に何とも思わなかったのですが、このノートをパラパラとめくっていると、興味を惹かれるコンテンツが出てきました。

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 イヌやネコ、ウサギさんって、子沢山なんですね、というのがわかります。我が家のワンコの仮名の由来も、背中の毛が真っ白ではなく、少し茶色がかった、濃いミルクのような色だから、というもの。そこから本名にもつながるのですが、ネット上では本名は伏せておきます。

2019年11月26日 (火)

ペンの日

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 まるで仔犬のような寝姿を見せる「ちち(仮名)」さん。見た目は可愛らしいのですが、ケージに入ると安心するのでしょう、オッサンのようにイビキをかいて寝ているのです。

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 私には、毎日退勤する時に行う「儀式」があります。それは昨年度まで「ホンマもんの」教頭先生がされていたことを引き継いだもので、職員室にある大きな日めくりを職場をペリッとちぎって翌日の日付にする、というものです。で、今日の一枚をちぎろうとしたその時、今日がペンの日というのが目に止まりました。

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 こういうペンであるとともに、Poets(詩人)とPlaywrights(劇作家)のP、Essaists(随筆家、評論家)とEditors(編集者)のE、NovelistsのNでPENなんだそうです。

 昭和10年のこの日、日本ペンクラブが設立されたのにちなむ記念日なのでした。



2019年11月25日 (月)

まっすぐ

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 写真を撮られても気付くことなく眠り続ける「ちち(仮名)」さん。換毛も一段落したようで、もふもふの冬毛が生えそろいました。こんなに毛で覆われているのに、彼女は毛布のようなものが大好き。コタツ布団の上で寝るのが大好きなのです。

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 座っている時、スリーピースのベストがこんな感じになるのが普通でした。膨らんだお腹が、座ることによって一層前に出るので、ベストがぱんぱんになるのです。

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 でも、今年はこんな感じ。ありがたいことです。もう10年以上着ている、いつ裂けてもおかしくないような代物で、ズボンの胴回りは96センチなのですが、ベルトをぎちぎちに締め上げて、何とかずり下がるのを止めています。もう少しお腹がへこんだら、10数年ぶりに新しいスーツを買うことになるのか、それともさらに前に着ていたものを引っ張り出すことになるのか、考えるのも面倒ですが、痩せるのは良いことですね。

2019年11月24日 (日)

来年も神戸で萬年筆

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 全日本コロッケ連盟ミンチカツ分会です。北野工房のまち1階にある旭屋さんのコロッケ、これを毎年神戸ペンショウの際に食べておりましたけれど、今年は少しでも糖質を少なくしたい気分からこれにしました。何もコロッケの一つや二つ食べたところで体重が増えたり血糖値が急上昇したりするわけでもないのでしょうけれど、全国から集まってくださった出展者の皆さんとの懇親会ですとか、いやぁ今年も無事終えられたねぇ、という反省会など、高脂質断糖色からはほど遠い食事がつくづので、せめても、というところです。

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 今年の神戸ペンショウは、昨年と比べてワークショップが少なめでしたが、出展者が多かったこともその理由の一つです。実はあれこれと余興を考えてはいたのですけれど、スペースの関係で断念せざるを得ませんでした。

 そして、各出展者様それぞれに、たっぷりと商品をご用意いただいていたので、2日目でもそう簡単に品切れにはなりませんでした。個人的に品切れになったら困ると買い込んだのが写真のコンヴァータ。この短さ、そう、例のあれに挿して使うのです。

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 インク人気とそれを盛り上げる女性、という構図が今年もはっきり見てとれました。ユーロボックスさんなどの出展もなく、各地方を代表する文房具店さんや、特色ある商品を取り扱う代理店様など、いわゆる「専門の」業者さんが多くなっておりますが、オリヂナルインクを取り扱うお店が多く、インク沼に浸かっている方にとっては至福のひとときを過ごせる会場だったのではないかと思います。

 私は書家の加藤さんのブースでこちらを手に入れました。木製のペン先型チャームです。触っていることが快感になるほどに磨き込まれたそれは、本物と同じく、きちんと湾曲しているようにシェイプされているのです。

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 まるいですね。ちなみに、本日の入場者数は311人でした。2日間で812人、もちろん歴代最高です。たくさん人が入ればいいというものでもありませんが、その事実は、それだけたくさんの方が興味関心を持ってくださったこと、そしておそらくは楽しんでいただけたことにつながっていると考えています。来年もまた、神戸で萬年筆しましょう。2日間、ありがとうございました。

2019年11月23日 (土)

明日も神戸で萬年筆

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 第5回の神戸ペンショウ1日目、おかげさまにて大盛況の内に終えることが出来ました。公式な入場者数は501人でした。皆さん、朝早くから来てくださいましたので、予定を早めて10時30分過ぎに開場しました。今回初出店となる静岡県の文具館コバヤシさんのブース周辺にはすぐに人が集まり、「最後尾はこちらです」という案内が出るほどの長蛇の列となっていました。

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 午後3時半頃からはじゃんけん大会。なかなか素敵な景品が並んでおりましたが、明日24日はもう一段グレードアップした景品が出ることになっております。ですので本日ご参加いただけなかった方も、じゃんけんに勝てなかった人も、明日、頑張ってください。パターンを読んでしっかり勝ち上がってくださいね。

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 私はほとんど入り口の受付付近にいましたので、ずっとこのペンを見ておりました。デシモでもフェルモでもない、通常型のキャップレスをベースに造られた、オエステ会オリヂナルの限定萬年筆です。500本少し造られるそうで、会場でも予約が受け付けられておりました。来月6日頃の発売が予定されています。実に美しいペンです。

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 本日は午後5時半に閉場となり、そのあと、運営関係者と出展者とで反省会という名の大宴会。今年は出展者が増えましたので、こういう形にさせていただきました。けれども、来ていただいた皆さんには十分楽しんでいただけたのではないかと思います。残念だったのは、宴会場の案内板に間違った名前を書かれていたことぐらいでしょうか。

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 さて、明日は午前10時開場で、午後3時半までの開催となります。本日終了時点で、各文具店や代理店さんなどは各店舗ともまだまだ在庫が残っていたように思います。個人商店やサークル等、小規模にされているところでは品切れのアイテムも出ています。

 そして明日は、エリックさんのワークショップ、そして大物、「4本のヘミングウェイ」の古山画伯が肖像画を描いてくれるという夢のようなワークショップがあります。個展を見に行ってそこで描いてもらうと1枚1万円は請求されますが、神戸ペンショウでは2000円。ちなみにこの古山画伯が描かれた絵は、号数×5万円が相場なのだとか。この機会に是非、描いてもらいましょう。

2019年11月22日 (金)

明日は神戸で萬年筆

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 いよいよ明日です。明日23日は午前11時開場予定です。例年、講堂に続く階段に開場待ちの方が並ばれます。準備が整い、並んでいる方があまりにも多い、という状況になりましたら、安全面も考慮して早めの開場もありえます。予めご了承ください。

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 講堂に至る階段、最後の踊り場にはこんな顔出しパネルも。神戸北野は異人館がたくさん残る街。訪問の思い出に1枚、いかがでしょうか。

 せっかくの休日、家族サービスも、という場合も、北野工房のまちへ。お子さんも、甘いものに目がない人も、一緒に楽しめます。

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 明日は、というか明日も明後日も神戸で萬年筆。お待ちしています。

2019年11月21日 (木)

秋は神戸で萬年筆・2日前

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 趣味の世界に生きるものにとっての殺し文句、「限定」。こうも易々と出されてしまっては困ります。しかも台湾の萬年筆でアイドロッパー。カートリッヂやコンヴァータを使うもの、はたまた本体内に吸入するものなら何本も持っているけれど、こういうのは持っていない、という人も少なくないことでしょう。私も気になります。こういう萬年筆にゆったりとインクを呑ませて、おもむろに何か書き始める。そういう生活に憧れますが、私には死ぬまでそんな日は来ないでしょう。何せ不器用なので、机がインクまみれになること必定です。でも、普通の人なら経験すべきでしょう。その昔、夏目漱石は思うようにインクの出ないペリカン(今のペリカンとは別物)にイラだって、墨汁を呑ませたのです(本人談)。文豪と同じことしたら壊してしまいますが、インク入れるなら楽しめます。

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 綺麗なパステルカラーの萬年筆は、呉で生まれて福島で売られています。今回はこれも会場で現物を見て買うことが出来るのです。新幹線や飛行機を使えば福島だってそう遠くはありませんが、当然ながら交通費がかかります。このチャンス、おとなしそうで実は商売上手なお兄さんを相手にいろいろと話しかけつつ、この1本を狙ってみましょう。何かおまけでもくれたら儲けものですし、そうでなくても会話を楽しむことが出来ればそれだけでお得です。神戸ペンショウは、買う人も売る人も、ただ見るだけの人も楽しめるイヴェントでありたいと願って開催しているのですから。

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 神戸ペンショウの常連出展者である NO DETAIL IS SMALL さん。建築設計事務所オリヂナルのノート、というところが面白いのです。手に取ってみてください。欲しくなってしまいます。デザインも、紙質も、欲しくなる条件満載です。私も欲しいのですけれど、ノートは文字や図を書くためのもの。哀しいかな、私は字が不自由なので、ノートを買っても使い途がないのです。

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 オエステ会、ってご存じでしょうか。西日本から文具の風を吹かせよう、と発足して10年。オエステって、スペイン語で「西」という意味なんですね。関西在住の者からしますとそうそうたるお店が並んでおります。神戸ペンショウ会場では、どうもこのオエステ会も何かやらかすようであります。ここは是非、会場に来ていただいて、何が出てくるのか、ご自身の目でお確かめください。私も自分の目で確かめて、そして行動しようと思っております。いや、これは行動しないと後悔するでしょう、きっと。

2019年11月20日 (水)

秋は神戸で萬年筆・3日前

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 写真のようなお店、いったん入ってしまったらもうダメですね。100円200円の商売、といわれる文房具店。ありふれた鉛筆や消しゴムなんかを、それを実用品として必要としている人に売る。それで何の不満もないのですけれど、それでは売る方が面白くない、などと不埒なことを考えてしまう人が現実にいるのです。

 590&Co.というとまだまだなじみが薄いのですけれど、分度器ドットコムと聞くとゾクゾクしてくる人も少なくないのではないでしょうか。会場に入って左手の方から奥へと進んでいくと、このお店のブースがあります。素晴らしいんですが、やっぱり左へ進んではいけません。

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 反対に、入り口を入って右の方へ進んでいくと、北晋商事さんのブースがあります。このインク、あまり見たことない、と思った人は迷わずこちらへ行くべきです。見事インクをゲットして振り向けば、そこにはWAGNERのブースが。森師匠、今回は何を仕掛けてくるのでしょうか。目を皿のようにして品定めをして、いったん握ったら離さない、欲しかったらその場で決心、という原則を守らないと、誰かにさらわれてしまいます。そして、誰も見つけられなかったお宝は、運営しているメンバーが喜んで手にしてしまうことでしょう。

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 yurieさんのペンケース。お気に入りの大切なペンを、心を込めて作られた上等なケースに収めて持ち歩く。本当におすすめのケースです。いろいろと気になる柄があって、決められない私は未だに一点も手に入れられずにいます。

 どこを見ても魅力的な神戸ペンショウ2019。秋色深まる神戸でお待ちしています。

2019年11月19日 (火)

秋は神戸で萬年筆・4日前

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 5回目となる神戸ペンショウ、今回の出展者一覧です。日本各地に有名な文具店、萬年筆店がありますが、そんな名前も見えますし、これは一体どんなお店、という名前もあります。会場は神戸の「北野工房のまち」。三宮駅や元町駅といった神戸の中心部から徒歩圏内にあります。

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 会場に入ったら、味わいのある階段で3階へ。入場料500円で夢の世界にご案内、です。萬年筆やインクは当たり前。それ以外にも神戸が誇る鞄屋さんなどの革製品、各種文房具、紙もの。そして各種のワークショップ。途中退場、再入場も可能ですので、ご家族と一緒に神戸の街を訪ねたついでに、というのも十分可能です。

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 上の図の右側が会場入口。左の舞台の上には厳ついオッサンがいて、ダミ声でいろいろしゃべりますが、このオッサンがまたオモロいので、特に小さなお子様をお連れの方、肩を揺らして歩く怖そうなオッサンを見かけたら、ぜひ近づいて話しかけてみてください。

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 萬年筆や革製品など、お宝がぎっしり詰まっている容量50リットルのコンテナ。こんな箱が二つも会場に運び込まれます。箱の中身は同じく主催者側の一員である私だって知りませんし、当日も「これ欲しいっ!」と飛びつくことも出来ません。あくまで会場に足を運んでくださる皆さんが第一。もし、皆さんがお宝を見逃していたら、そのときは私どもがハイエナのように群がる・・・という次第。出来れば皆さん、そこそこのお宝を見つけてそれで満足してください。素晴らしいものが売れ残ったら私らが喜びます。

2019年11月18日 (月)

いよいよ今週末

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 巻かれて眠る「ちち(仮名)」さん。緑色のものは自然死している家族(主に飼い主)に掛けてやるためのブランケットだったのですが、彼女に好かれてしまったのが運の尽き。家族がこれを被って寝ていると、端の方に噛みついて引っ張り、自分が寝るスペースを作ってドテッ、というのを繰り返されて、彼女の匂いが染みついてしまったので払い下げとなったものです。

 かつて神戸市立北野小学校であった建物も、今では体験型観光施設「北野工房のまち」として使われています。体験型観光施設、ならばそこで素敵な体験をしていただこうじゃないか、ということで5回目を迎える神戸ペンショウ、いよいよ今週末開催です。

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 正面入り口。ここを入って階段またはエレヴェータで上った3階の講堂が会場となります。入場料は500円。え、入場料取るの? と入り口でUターンして帰ってしまう人もいますが、大変に気の毒なことです。

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 11月23日土曜日は先着300名様、翌24日日曜日は先着200名様に、写真のようなトートバッグを進呈します。y.y pen倶楽部とNAGASAWA(ナガサワ文具センター)が共催する、ペン好きのためのイベントです! ペンに興味がある方、ペンが大好きな方、文字を書くことが好きな方、楽しいことが好きな方。神戸の街を散策しながら覗きに来て下さい!

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 この秋話題の三宮阪急百貨店。おなじHDとはいえ、阪神電車の三宮駅(地下)の真上が阪急百貨店という面白い光景です。JRや阪急の三宮駅で降りて海側に出ると、この建物が見えます。写真の左手、阪急百貨店前の国道2号線西行きにあるバス乗り場【Y3】から7系統の神戸市営バスに乗り、中山手3で降りれば、北野工房のまちは目の前です。運賃は210円。

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 JR、阪急の高架下からは、こんなバスに乗ることも出来ます。CITYループバスといい、神戸市内の主要駅、観光スポットを巡るバスですが、こちらは北野工房のまちの駐車場に乗り入れます。運賃260円。美人の車掌さんが乗ってます。

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 講堂入り口から中を覗いたところ。当日はこの床を覆い尽くすようにたくさんのテーブルが並びます。何かありましたら、緑のエプロンを掛けたメンバーに声をかけてください。私以外は見た目はヒールな印象の人が多いですが、皆さん温厚で優しい人ばかりです。

 秋は神戸で萬年筆。この週末は、北野工房のまちで心ゆくまで萬年筆しましょう。入場料だけ払ってふらりと入るだけでも十分楽しめます。

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2019年11月17日 (日)

まさにちょこちょこ

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 トイレ用のトレイに押しつぶされながら寝ている「ちち(仮名)」さん。彼女のケージの近くで自然死している飼い主は、夜中にパタンという物音が繰り返されるので目覚めることがあります。何事かと見れば、床に置かれたトイレ用トレイを鼻先で持ち上げようとしては落とす、ということを繰り返しているワンコがいるのです。一生懸命にトレイを持ち上げて、その下に潜り込んで眠る。おかしなワンコです。

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 今月のちょこちょこ。まさしくちょこっとしたものばかりで、しかも、ホンマにこれ、OLさんにしても使い途あるんかいな、というようなものが詰まっておりました。このシリーズ、やはりこれでないといけません。あったら欲しいかも、とは思うけれど、わざわざお財布を取り出して買うほどでもない、というもの。けれど毎月送られてくるのなら、今月は何かな、というわくわく感がプラスされるのでアリ、というところでしょうか。

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 布シール、って、これをどこに、何の目的で貼るんでしょう。とりあえず主要キャラクター集合で屋外遊び、という設定ですね。早速おにぎり食ってる奴もいます。パンダとかお化けとか、おにぎり食べて大丈夫なんでしょうか。

 パンダと言えば、「パンダ銭湯」という本がおすすめ。世界中の人々に秘匿されているパンダの秘密が明らかになる恐ろしい本です。

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 今流行りのM6ぐらいのサイズでしょうか。手帳に挟み込んで使ってね、という、クリアファイルのちっちゃいの、という感じでしょうか。こういうものを巧みに使いこなす人を尊敬します。そもそも、手帳を持ち歩いて、必要とあらばすぐにメモを取る、そういうことが出来る人を心から尊敬します。学生時代、ノートはありませんでした。正確に言うと、授業中にノートを出していないと先生にシバかれますので、見せるためのノートはありました。あまりに字が汚いので、ノートを取るだけで嫌になってくるのです。当然ながら、成績も後ろから数える方が遙かに早い、そんなところでした。そして社会人になると、メモも取らないので仕事も失敗続き、迷惑かけまくり、です。難儀なものです。

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 これはさすがに自宅用ですね。オフィスのデスクにこんなもの貼り付けてあったらダメでしょう。ましてやこの穴には歯ブラシを立てるというのですから。私ならこれ、イチビってあえてデスクに貼り付けて、萬年筆挿しておきます。サファリあたりが良いでしょう。机の上が汚いので、こういうものにでも立てておかないとすぐに萬年筆が行方不明になりますから。

2019年11月16日 (土)

惨状

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 いつものように食卓の下をくまなく探してみたものの、パンくず一つ落ちて折らず、すごすごと引き上げてくる「ちち(仮名)」さん。彼女の過酷なダイエットは今も継続中です。牛脂を中心に食べるダイエットをやっている人が食べきれなかった牛脂を飼い犬に与えたら痩せた、なんていう話がありますが、ある程度本当でしょう。ドッグフードの成分表を見ると、芋なんかがけっこうな量入ってます。ただし、我が家の愛犬は血液中のpHも問題あり、ということなので、おとなしく療法食を少なめに食べる、ということを続けるしかないようです。

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 岡山駅西口の国際交流センターで行われたWAGNERの集い。中国四国地区ではほとんど唯一の大会ですから、結構広い範囲から参加者がやってきます。この日のために手前に仕事をかためて大車輪で働き、やっと休みを確保してやってきた、なんて人もいました。そこまでしたのにじゃんけん大会で使い道のないものをゲットされて気の毒でしたので、私が引き取りました。今回のじゃんけん大会、品数は多かったのですけれど、使い途に困るものもけっこう含まれておりました。

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 一瞬、目を疑ってしまった会場案内。7F多目的ホールは広いので、半分に仕切って借りてる、というだけの「半室」でしたけれど、内容が内容だけに、多目的ホールに「半」が集結して「ねぇねぇ、これねぇ・・・」とやってるんではないか、と背筋が凍りかけました。

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 交流センター玄関のすぐ前にあるこのお店も、季節限定メニューで攻めてきておりまっすが、今回もこちらで2次会が開かれることはありませんでした。しかし、ぺん★ぱれーどっ! の3人組が幹事をするなら、再びここで2次会するのもアリかな、という話もちらほら。

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 岡山大会はいつもお菓子が充実していますし、お米やぶどうのジュースなんかもよく出ます。写真中央は滋賀県の誇るクラブハリエのバウムクーヘンの、名古屋限定(きんきらきん)パッケージ入り、というややこしいもの。二右衛門マスターは「滋賀県やのに・・・」とツッコみを入れつつ、ご自身の持ち込まれたお菓子については「これは四日市。『の方』やなしに四日市。」と強調されていました。

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 そのマスターが開かれていたお店がこちら。ネタとして、売るつもりがないものも並べられていましたが、毎度おなじみの惨状です。最もマスターの場合、変に気合いを入れて綺麗なペン、まともなペンばっかり並べておくと、「アホかっ!」と親方にシバかれてしまいますので、ご自身の置かれているお立場をよく理解されたセレクトと思います。

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 これほどの惨状にもかかわらず人垣が出来ております。上手く掘り起こすことが出来れば大もうけですから無理もありません。実際、これはというものを手に入れられた人は、その後半日、布で汚れを落とす作業に没頭されていました。

 かくいう私もこの惨劇の現場から2本ほどすくい上げたのですけれど、それについてはまた後日。

2019年11月15日 (金)

生きてる?

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 ワンコは良いなぁ、と羨ませる「ちち(仮名)」さん。だんだんと肌寒くなってきましたが、彼女は1日のほとんどを、暖房の効いたお部屋の中、お日さまの当たる場所に寝転がってすぅすぅと寝て過ごすのです。

 昨日草刈りに着手した駐車場、車路の真ん中に巨大な穴が空いていることが報告されました。何度も繰り返された大雨のせいで、路面の表土が流失したようです。あまりに大きなくぼみでしたので、運動場を整備していたときに掘り出された大きな石をオッサン3人がかりで運び込んで穴にはめ込み、セメントを混ぜたクラッシャーを周囲に詰めるという応急処置。草刈りが済んだら、隙間にセメントとクラッシャー(砂利)を混ぜたものを詰めて固めようと思います。

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 本日の草刈りでは。厄介なものを見つけてしまいました。スズメバチさんのおうちです。大きさは大ぶりなパイナップルよりまだ大きいかな、という程度。オオスズメバチの作るものよりは小降りですが、十分に大きいと言えるレヴェルです。

 ここまで刈払機をブンブン言わせていたのに何の反応もなかったのですから、おそらく空き家だろう、と近づくと、出入り口にオレンジ色のものが見えました。この写真は住人を退去、あるいは内部に閉じ込めたまま昇天させた後に撮影したものです。

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 こんな見事な蜂の巣を教材にしない手はありません。まず、そこら辺に落ちていた棒の先っちょでつんつくつんとやりましたら、何ですかとオレンジ色のが出てきました。オオスズメバチではなくキイロスズメバチであろうと思いました。

 で、そいつにハチジェットを噴射したら簡単にポロリと落ちていきました。その時点で、穴の中にまだオレンジ色が見えましたので、穴を直撃するようにハチジェットを噴霧。その後しばらく草刈りをしても何の反応もないので、職員室にいる人たちに虫取り網を持ってきてくれるように頼みました。

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 で、虫取り網で巣が落下しないように支えてもらいつつ、巣の上部を切断。元々生えていた木の幹や枝に泥を塗りたくってこしらえた巣、まるで巣から木の枝がにょきっと生えているように見えるところが面白いので、ビニール袋を外して、理科室にある展示用のガラスケースに入れて児童生徒に公開することにしました。

 でもこれ、内部に薬の影響受けずに冬眠してる奴がいたら・・・春になるのが怖いですね。

2019年11月14日 (木)

生きてた!

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 死んだように眠る「ちち(仮名)」さん。面白いのであっちこっちから写真を撮りましたが、全く目を開けるようすがありませんでした。ワンコも疲れているときはぐっすり寝込んでしまうようです。彼女は特に、外につながれて買われた経験が全くないお座敷柴です。臆病で甘えん坊。もうかなり高齢で、お座りをするときなども「よっこらしょ」という感じですが、いつまでも元気でいてほしいものです。

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 先生方の駐車場が草まみれでエラいことになっていましたので草刈り。写真の木は、昨年の台風で駐車場を二分するように倒れたので、慣れないチェンソーを駆使していくつかに分割したものです。チェンソーが小型のものでしたので、太い部分を切断するのを諦めて車の通行に支障の無い場所に放置しておいたのですが、生い茂ったセイタカアワダチソウでこの木が全く見えず、刈り払ってようやく存在を思い出しました。

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 切り倒した木の周りからニセアカシアが生えている、と思ったのですが、そうではありませんでした。倒した木がニセアカシアの経上がったものだったようです。ぶつ切りにされ、転がされた木の幹の一部から新芽が出て、メインの幹は幼児の腕ほどの太さに成長していたのです。

 植物のパワー、実に恐るべしで、このあと日没まで草を刈り続けましたが、半分ほどしか刈り払うことが出来ずに終わりました。来週にかけても草刈りが続く予感です。

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2019年11月13日 (水)

禁色

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 なぜかと入れ用のトレイを被って眠っていた「ちち(仮名)」さん。周りであれこれ言われているのが聞こえて恥ずかしくなったのか、あるいは気を惹くという目的が達成されたのでもう良いと思ったのか、トレイを跳ね上げて半分通常のモードに戻りました。

 このところ毎日、飼い主は彼女の傍らで自然死したまま朝を迎えるという生活が続いているので、彼女もあれやこれやと飼い主にサーヴィスをしなければ、と思ってくれているのかも知れません。

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 カークというふざけた名前のお店で出会ったのはこの2本。書き出しがかすれやすいので知られるローラーボールとステンレスのペン先を持つ萬年筆。それでも、バウハウスをたたえる青い2000の半分ほどの支払いになります。

 青いLAMY2000はもちろん魅力的です。自分が乗っている車の色にも似た、好きな青です。けれど、LAMY2000は飽きます。あまりにもできが良すぎてすぐに飽きてしまいます。逆に言うと、安定しているペンをガシガシ使いたいなら最高の1本でしょう。

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 ノックして芯を出したらクリップが引っ込むボールペン。ノック式だけれどもローラーボール。萬年筆の方は、これ、サファリじゃダメなんですか? 金属軸がいいならアルスターなんかはいかが? そう聞かれると返せませんが、実は緑も大好きな色なのです。

 時々思い出したように緑の限定品を出すLAMY。出来たら金ペンのもお手頃価格で出してくれると嬉しいのですが。

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2019年11月12日 (火)

長寿と繁栄を

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 お休み中の「ちち(仮名)」さんを盗撮。今までの彼女は1分でも長くケージの外に出ていることを望むタイプでしたが、最近はいろいろと学習したのか、あるいは毎日かならずケージの外に出してもらえるのでガツガツしなくても良いと思うようになったのか、一定の条件で自らケージの中に入るようになりました。

 ひとつは、「ハウス」という声を聞いたとき。ハウスするとおやつがもらえる、という学習の成果です。面白いのはその応用編で、パートタイムで働きに出ている妻が着替え始めると勝手にケージに入るようになったというところ。妻は毎日、着替えをしながら「お留守番」と声をかけていたそうですが、最近では「お留守番」と言われなくても入るようになったのだとか。これもおやつをもらえると学習したからでしょう。

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 長男が学校の研修旅行でオーストラリアに行くというので、現地通貨購入のために訪れた難波スカイオで、あろうことか同じフロアにこんなお店を発見。ギラギラした、女ったらしのお兄さんがオーナーで、論理的かつ冷静な対応をする耳の尖った店長がいる萬年筆屋なのか、などとあらぬ期待を抱いて訪ねましたら、カフェスペースを併設し、萬年筆やインク、ひとひねりした文房具などを扱うお店で、店員さんは女性ばかりでした。

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 お店の構えはこんな感じ。お客さんが立っている場所から右に進むとカフェ。インクの品揃えもかなり豊富だったように見ました。写真では切れておりますが、入り口脇のショウケースにはバウハウス記念の青いLAMY2000。同じものが店内のショウケースにもう一本入っておりました。買いたいけれど見つけられない人、覗いてみてはいかがでしょうか。

 私は何も買わず冷やかして帰るつもりでしたが、お店を出るときには袋を手に持っておりました。お店の名前が普通であったなら・・・。

2019年11月11日 (月)

チップ

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 拗ねているのか、何かを待っているのか、いつでも立ち上がれる態勢で食卓の方を見ている「ちち(仮名)」さん。家族が何か食べているのだから自分もご一緒しなければ、と思ってくれているのでしょうか。

 京都、河原町御池の交差点から少し南へ下ったところにあるに「アンジェ」というお店で、また変なものを見つけてしまいました。話は聞いていたのですけれど、自分には関係のないもの、と放っておいたのですが、さすがはアンジェ、買わされてしまいました。

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 昔から、万年筆のインクが使える○○○、などというものは数多く世に出てきております。これもその一つで、萬年筆のインクカートリッヂが使えるフェルトペン、です。おまけにコンヴァータが付属していて、さらには別売の太さの違う穂先に交換できる、というのです。標準では普通の太さの文字が書けるチップがついておおりますが、字幅1.4ミリなどという太字のちっぷもあるというではないですか。

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 当たり前かもしれませんが、ペリカンなど、取り外しのできる萬年筆のペン先ユニットを入れるのと同じようなケースに入っています。にくいことに、陳列されていたのは標準セットと太字の交換用チップのみ。買え買え光線が出ておりました。

 

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 フェルトペン本体は残念なことに中国製。コンヴァータはドイツ製と、ここまでは普通ですが、インクカートリッヂはスロヴェニア製です。このフェルトペン、インクの色を変えることも不可ではないようなので、色々なインクを入れて遊んでみようと思います。

2019年11月10日 (日)

仕方なく買う

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 可愛い寝顔を撮ろうと近づいた飼い主に気付いて顔をあげてしまった「ちち(仮名)」さん。意識がはっきりしている時はいつもこうなりますが、熟睡していて気づかないことも増えてきました。彼女も高齢犬ですので、いつまで元気でいてくれるか、というのが気になるところです。飼い主だって若いわけではありませんから、次の犬を飼おうか、と悩んだときに、先に自分が、なんて思ってためらってしまうことでしょう。彼女が最後の愛犬になる可能性はゼロではないので、しっかり可愛がってやろうと思います。

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 さる理由で仕方なく買ったのに、直接の役割を果たすことができなかった雑誌。このとき、駅に並んでいる鉄道会社のパンフレット類を次々と手に入れて持ち歩きが難しくなったので、本屋さんで適当ん雑誌を買ってその袋を活用しよう、という浅知恵。けれど、パンフレットはA4サイズで写真の雑誌はb5サイズ。意味がなかったのです。

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 なかなかそそる内容。萬年筆が好きな良識あるヘンタイさんに最適です。さらには「偏愛文具」ですから、萬年筆だけではなくさまざまな文具が登場するのも嬉しいところです。

 そういえば、ご本人は恥ずかしいから読みたくない、などとSNSで書かれていましたが、ペンドクターの宍倉さんも登場されています。

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 こんなのも。日ペンの美子ちゃん、不滅ですね。SNSの発達、普及にともなって、むしろペン習字へのニーズや関心が高まってきている傾向にある、というのは実に興味深いところです。

 本当はこれが目当てで、綺麗な文字なんてどうでも良かったんでしょ、などとおっしゃらないように。申し込んだのは私ではなく妻なのです。

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2019年11月 9日 (土)

なじみの店

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 なで続けてもらいつつ横たわる「ちち(仮名)」さん。飼い主がごろんと横になると、そそくさと隣にやってきて体を密着させます。そのまま知らん顔をしていると、首をもたげてじっと見つめてくる。さらに無視し続けていると、マズルで飼い主の手を引き寄せるような動きをして、こら、撫でんかい、と要求するのです。

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 先日、所用で京都へ行きました折、用事が早く済んだのであちこち行かなくてもいいところへ立ち寄ってしまいました。堀川下立売のバス停そばにある倉日用品店。特にこれといって買うものもないのですけれど、なぜか京都へ行くと覗いてしまうお店の一つです。「ヒロポン」という文字が染め抜かれた前掛けもこちらで手に入ります。このたたずまい、思わず中に入ってしまうか、こわごわ中の様子をうかがうだけで立ち去るか、その違いがその先の人生を決めます。

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 鞍馬駅前のブルージュ洛北の移動販売車。以前は冬の間、鞍馬駅前での販売は休止されていたのですが、最近はどうなのでしょうか。雪深いところなので、ここへ車を走らせてくるだけでも大変でしょう。お店のある場所も相当な山の中ですが、鞍馬よりは手前なので、そうそう雪が積もることはないものと思われます。

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 名物の洛北フレンチ。こんな糖質満点のものを食べたら、せっかく脂質からエネルギーを得るように切り替わろうとしている体が本の糖質中毒に戻ってしまいます。ですけれども、魅力には勝てない。本気で高脂質食への切り替えをめざして、そして完了したならば、こういうものを見ても食べたいとも思わなくなるのだそうです。私にもそんな日が来るのでしょうか。

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 実に久しぶりにお邪魔した恵文社は、正面の構えこそそのままでしたけれど、お店の裏にあるパティオに出られるようになっていて、その先に喫茶コーナー併設の販売スペースが設けられ、書籍以外のものは大部分がそちらで販売されるようになっていました。要するにこの間口のほぼすべてが本屋さんで、ごくごく一部に食器や衣類などが並べられているのです。

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 そのわずかな食器類の中から、トング式の茶こしを購入。帰途、食品スーパーでアールグレイの茶葉も買い込んで、これで職場にあっても、「アールグレイ、ホットで」とやれるようになります。

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 画面からベルガモットの香りが出れば良いのですが、こいつは本当に石鹸か化粧品なんじゃないかと言うほどに強烈に匂います。この半球の半分ほどに茶葉を詰めて、大きめのマグカップの中で揺すってジャンピングさせ、最後はMCTオイルを投入していただくのです。実際、朝食はそれでおしまいですが、それでじゅうぶんエネルギーは得られます。オイルを入れすぎるとお腹が急降下するので注意が必要ですが。

2019年11月 8日 (金)

駄作

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 飼い主の傍らで眠る「ちち(仮名)」さんを、長女が悪意たっぷりに撮った1枚。不細工なオッサン顔をして眠るワンコの向こうにホンマもんのオッサンが寝ている、という、華も何もない写真です。

 このところ飼い主は調子に乗ってあれこれと「調理(らしきこと)」をしていますが、上手くいくことは希です。お料理のようにいろんなことを同時並行でやらなければならないことにはその人の能力が顕著に出ます。私のように基本的な能力が欠けている人間が調理するなんてのはそもそも無理があるのです。

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 いつものように牛脂を炒めるところから。これで150グラムぐらいでしょうか。調子に乗って少し増やしてみましたが、まずこれが失敗のもとです。基本的に牛脂を食べるとお腹を壊す人間なのに、いっぺんにたくさん食べてどうする、ということです。

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 牛脂がこんがり焼けたところで細切れにしたウィンナーを投入し、その後からこれ。こんにゃくとおからで作られた麺です。水と一緒に袋詰めになって売られていますので、使用前にザルにとって水切り。それを牛脂などを炒めているフライパンに投入したのですが、どうも様子がおかしいのです。なんというか、そう、ドライに仕上がりません。

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 できあがった失敗作がこちら。フライパンの底には溶けた牛脂がたっぷりなので、べちゃべちゃしております。そのせいもあるのか、多めに入れたケチャップも効果なしで、さらりとしたナポリタンのようなものができあがりました。喫茶店で食べる、あのべったりした奴にはなりませんでした。完全なる失敗作。おいしくないので食も進みませんし、牛脂多めなのでお腹の調子も悪くなります。試行錯誤は続きます。

2019年11月 7日 (木)

タヌい

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 仕方なくこちらを見ている「ちち(仮名)」さん。目と目の間に、逆三角形の茶色い模様が見て取れるでしょうか。そこから自然に線を延ばしていくような感じで、こいつ、タヌキやなぁ、という顔です。ちなみにタヌキもイヌ科の動物ですから、似ているのも当然でしょう。

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 可愛らしい柴犬の置物。招き犬です。はっきりと「たぬき」な模様というか、塗り分けがありますから、これは柴犬です。このシリーズは実に可愛い、ということでコンプリートに走った長女。しかし、けっこう残念な結果になってしまったようです。

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 我が家のワンコと同じ白いのを手に入れたところ、これが柴犬ではなかった、というお話。顔付きそっくりやン、といいたいところなんですが、これはあくまで猫。かぐや姫みたいに竹に収まってるのと、大判抱えて寝転んでいるの、どちらも猫です。なぜなら、顔面にタヌキ模様がないから。遠い昔、同じ系統から別れてきたともいわれる両者ですが、犬と猫はやっぱり違うのですね。

2019年11月 6日 (水)

牛脂補完計画

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 寝そべりつつも休み無く撫でてくれることを要求する「ちち(仮名)」さん。飼い主が寝転んでいると傍らにやってきて寝そべるのですが、その目的は撫でてもらうこと。一度でも手を出して値で始めたら最後、途中でやめると「なんで?」と頭を持ち上げて抗議の視線を送ってきます。とにかく甘えん坊なワンコなのです。

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 そんな甘えん坊の彼女ですが、飼い主がお料理(というほどのものではない)を始めると起き上がってきて、炊事場に立つ飼い主の足下にお座りをしてじっと見上げています。

 写真は牛脂100グラム。1日あたり200グラム程度とるのが良いようですが、このあたりにとどめておかないとお腹に来ます。この状態でカリッと焼き上げて食べると良い、といわれますが、私には無理です。ステーキの端っこに付いてくる脂身は喜んで食べるのに、それが単体でどかっとくると食べきることができません。

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 肉団子とお揚げさん。お揚げさんは賞味期限切れが近くて投げ売りされていたものですが、炭水化物がほとんど含まれていないという成分表示を見て大喜び、というものです。これで2食分と想定していましたが、実際には1回で食べてしまいました。そうなると、肉団子の量を減らしておかないとタンパク質過剰になりそうです。

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 脂が苦手な人は見ただけで戦慄ものでしょう。牛脂を炒めると10数%が溶けてしまうそうです。途中からは自らの脂で自らを揚げるような感じになります。そこで、鍋底に溜まった脂の中に肉団子とお揚げさんを投入してしばし炒めてみました。

 そのままでは食べにくい牛脂ですから、細かく切って、しかもスープにしたら少しはマシか、と考えたのです。

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 焼き色が付いていい感じですね。この後、水を入れてしばし煮込みますが、不要とは思いつつ、例のものを入れてみました。

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 で、コトコト煮込みます。寒い日でしたので、スープには期待が高まります。脂がたくさん入っていますので、なかなか冷めないスープになります。猫舌の私にとっては食べるのが辛いものでもありますが、体は非常に温まります。

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 白いのは鶏のつくねに餅を巻いたようなもの。餅は余計ですが、これは少しだけ自分を甘やかすためのもの。実際にはこんなものは入れない方が賢明です。そのおいしさにハマってしまったら大変です。実際、鶏のつくねにはショウガが練り込まれていたので、これまた大変に体が温まりました。

 結論から言うと、これなら平気で牛脂が食べられます。牛脂をしっかり食べるとなかなかお腹がすかないのも嬉しいところです。

2019年11月 5日 (火)

新旧

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 これもまた、小さなクッションにしがみついて寝る「ちち(仮名)」さん。ワンコの形をしたクッションの、前脚で形作られる馬蹄形にあごの部分をはめ込んで眠るのが落ち着くようです。

 飼い主は本日遠方への出張でした。代理での出張ながら、出張先には非常に気分の悪い婆さんがいて、一人で毒づいておりました。しかも、その矛先は私の所属しているブロックに向けられていて、悪意があるとしか思えない攻撃ぶりでしたので、さっくり聞こえないふりをして通しました。アホは相手にしないのが一番です。

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 長年風雪に耐えてきた叡電鞍馬駅前の天狗さん。台風で自慢の鼻が折れてしまうというアクシデントに見舞われながらも復活して元気な姿を見せてくれておりましたが、このたび、後進に道を譲ることになりました。

 実に天狗らしい顔つきです。小さな子どもが見て泣き出すぐらいでないと天狗は務まりません。こう見えても軽い素材で出来ているそうで、そのせいもあって痛みも激しく、引退することになったのです。

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 引き継ぐのはこちら。新進気鋭、な感じがしますが、少し軽いようにも感じられます。昔は凝った造形が難しかったけれど、今ならここまで出来ますよ、ということなんでしょうけれど、無言の圧力、ってものが今ひとつ弱いように感じられます。

 でもこちらも、これから先、鞍馬の厳しい自然の中で幾星霜を経る内に風格が増してくるのでしょう。

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 例によって例のごとく、この天狗さえも自分たちのものにしよう、あるいはすでに自分たちのものだと思っているのか、我が物顔で写真を撮りまくり、触るなと言うのに天狗を叩きまくる、傍若無人な中国人たちがいなくなった一瞬の隙を突いて1枚。仕掛けは簡単で、駅のホームの方を指さして、もう電車が出るよっ! みたいなそぶりをしてみただけです。

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 同じようなタイミングを狙ってもう1枚。雰囲気たっぷりの鞍馬駅の待合室です。冬になるとストーヴが設置され、それを囲むようにベンチの配列が変えられます。雪が積もるころには、旧い方の天狗さんの姿は見られなくなっているわけですが、また来てみたいと思わせる駅です。

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2019年11月 4日 (月)

混みまくり

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 小さなクッションにしがみつくようにして眠る「ちち(仮名)」さん。やはり寂しいのか、こうして眠りながらも怠ることなく周囲を観察していて、毛布を被っていた家族がその場を離れると、まるで椅子取りゲームか何かのようにさささっと走り寄って毛布の上で寝てしまいます。

 季候の良い季節に三連休、これはしっかり遊ぶぞ、と構えて迎えた土曜日は、結局いろんな用事で潰れてしまいましたので、残りの2日間をどう過ごすか、ということで満足度を上げるしかありません。そうなると、やはりこれでしょうか。

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 年を追うごとに値段が上がり、条件も厳しくなってきていますが、それでも魅力的な企画乗車券。特にこの秋バーションは、近江鉄道全線乗り放題、というのが特徴です。北陸線の敦賀から米原の間、その先東海道線、山陽線を通って上郡、あるいは播州赤穂まで。南の方は、桜井経由もしくは阪和線経由で和歌山まで、東は関西線の柘植、そしてそこから草津線。いわゆるアーバンネットワーク、頻繁に電車列車が走っている区間を中心に、一部非電化区間も加えて、遊ぶのに便利なチケットに仕立てられています。少し前から、使用する前日までに購入しておくことが必要になったのは残念なところですが、ま、普通、遊びに出かけるのも計画を立てていく人が大半でしょうから、これでいいのでしょう。

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 大阪水上バスに乗れたり、各種施設で割引されたりという特典のほかに、近鉄の大阪阿部野橋または京都から飛鳥エリアまで、南海髙野線で高野山まで、そして京阪のほぼ全線に乗れる、そのいずれかのチケットとの引換券も付いています。そこで今回、JRに乗るのは後回しにして京阪のチケットをもらい、比叡山を訪ねてみました。

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 比叡山頂のバス停。出町柳まで京阪、そこから叡山電鉄本線で八瀬比叡山口、さらにケーブルカーとロープウェイを乗り継いで、駅からしばらく歩くとこのバス停に出ます。やってきたバスは、この停留所を12時30分に出発する便でしたが、実際には13時16分に発車。ダイヤが猛烈に乱れておりました。ここから比叡山内のドライブウェイまではほぼバス専用の道路。それを2~3分すいすいと降りていって、ドライブウェイに合流したところからは駐車場状態で、5分に一度、2~3メートル動くかどうかといった状態でした。

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 結局、最初の停留所である「東塔」で降りて、第三駐車場の脇を通り抜けて伽藍へと向かいました。途中、甲高いホーンを鳴らしまくっている車がいたので何事かとみれば、誇らしげにロッテリアのマークを掲げた黒いSUV。第三駐車場から出るのに、対向車とすれ違うことができないので、イラだって対向車を威嚇しているのです。外から見る限りでは、ロッテリアマークの高級車の左側、ガードレールまでの間は、人が普通に歩けるほどの空間がありました。メルツェデスとロッテリア、それにエルフのドライヴァーには、世界中の道路はすべて自分のものだと信じている人が多いようです。

 伽藍内もけっこうな人、人、人でしたので拝観を断念し、下山することにしました。滋賀県側へ降りる坂本ケーブルは、日本最長の路線距離を誇ります。この日は乗客が多かったので、これは途中の駅を通過する臨時便。それでも、あっという間に車内は立錐の余地もないほどになりました。

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 職人さんって本当に凄いですね。坂本ケーブルの延暦寺駅、ホームが終わってすぐのところで、障害になりそうな木を伐っているのです。切り株などにロープをかけて、そこに自分の体を預けての作業。しかも、ケーブルカーが出発すると、私たち乗客に向かって手を振ってくださるというサーヴィス精神も持ち合わせてらっしゃいます。

 このあと、再び京阪電車とJRを乗り継いで木ノ本へ行こう、つるやパンを買おう、と思っていたのですが、何とも情けないことに電車内に忘れ物をしてしまうという失態のせいで時間を浪費してしまい、この日は単なる「乗り鉄」で全行程を終えました。しかし、鉄分を補給しますと、機嫌が良くなるのが飼い主の単純なところです。

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2019年11月 3日 (日)

いもうと

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 眠たい、実に眠たい、という感じの「ちち(仮名)」さん。写真を撮ろうと近づいても眠ったままでした。ここ数年で、完全に商売のネタと化したハロウィーン。学校教育でも、英語の授業なんかでは「彼の地の生活や文化について知る」ということから、ハロウィーンについても取り上げますし、ハロウィーンパーティーみたいなことをすることもあります。

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 老舗の八つ橋屋さんが作る和菓子、10月は当然ハロウィーン。ジャック・オー・ランタンと黒猫でしょうか。このほかにおやつをねだる子どもや可愛らしい幽霊なんてのもあったようですが売り切れておりました。

 そして、赤と白の縞模様のジャージを着たラグビー選手っぽいお菓子も売られておりました。このシリーズ、時間が遅いと売り切れていることが多いので、残念ながらサンプルを見ただけで入手できませんでした。

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 芸術の秋、ということで、11月は画家に、絵の具の乗ったパレット。飼い主は甘いものが苦手なので、基本的にこのお菓子は食べません。生菓子なので賞味期限は購入当日のみ。わざわざ京都まで出向いてこんなものを買ってくるなんて、実に酔狂だと自分でも思います。

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 こちらは何という名前だったか、キノコだったか、こびとだったか、そんなところです。キノコの形をしたお家と、そこで暮らしているのであろうこびとさん、ですね。

 で、この中に、誰かに似てる、と思ったお菓子が一つありました。

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 眼鏡の少年を従属させている、かの有名なガキ大将の妹さん、なのではないでしょうか。

2019年11月 2日 (土)

嬉ぐ・・・

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 珍しくカメラに正対している「ちち(仮名)」さん。それでも視線はしっかり下げているところに彼女らしさが感じられます。実はこのときの彼女は少し「拗ねて」いたのです。飼い主がコンロの火を点けるのを見て、お、これはしゃぶしゃぶだっ、とキッチンにはせ参じて、何かお手伝いすることはありませんか、と足下でうろちょろ。

 でも、このときの飼い主は、肉を茹でるのでも、焼くのでもなく、あろうことか糖質たっぷりの厚揚げを魚焼き網に載せてあぶろうとしていたのでした。スーパーに買い物に行ったら、賞味期限到来間近という厚揚げが処分価格で売られていたのを不憫に思ったので、こいつをあぶってショウガ醤油で一杯、などと不埒なことを考えてしまったわけです。しかし飼い主の技量ではパリッと焼くことが出来ませんでしたので、次回は網ではなく魚焼きグリルで試してみようと思います。

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 築100年以上という古いビル。ここにお店を構えているのが、「ウラグノ」さん。東山一帯に三店舗を展開されている「裏具」さんです。本店というのか、最初に開店された「裏具」さんなんてのは、まずお店を見つけることからして至難の業。路地の入り口に小さな「裏具」という看板というか、小さな表示が置かれているだけなのです。

 一番わかりやすいのは、裏具のカジュアル版という位置づけの「裏具ハッチ」で、八坂通りを法観寺の八坂の塔目指して登っていくだけで見つけることができます。三店舗それぞれに少しずつ品揃えが違いますので、秋の京都東山をぶらぶら散策するついでに巡るのも楽しいと思います。で、どうせ京都に来るのなら、少しだけ足を伸ばして神戸ペンショウものぞいてみるべきです。後悔させません。

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 今回は「ウラグノ」さんで、「裏具ハッチ」ブランドというのか、そういうロゴの入った商品を購入。名刺ぐらいの大きさのカードで、罫線や桝目の違う6種類のカードが箱に入ったものです。こういうカードに綺麗なインクの萬年筆で「美しい」文字を書いて、メッセージとして人に渡す、なんていうのが理想ですが、

  理想(りそう)とは、考えられるうちで最高の状態のこと。プラトンによる哲学思想「イデア」を明治時代に直訳した用語。また、ある条件を定義し、それにあてはまったものを指して「理想」と呼ぶ場合もある。現実の対義語 (理想⇔現実) であるが、その現実を作る上で、目標となるものである。(Wikipediaより)

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 いいですねぇ。こういう綺麗な紙とかカードなんかを前にすると、筆が動かなくなるのです。だからこれも、捨てるつもりで何か書いて使わないと死蔵品になってしまいます。6種類、各10枚で60枚。しっかり使い切りたいところです。

 ところで、「裏具」というお店の名前は、「嬉ぐ(うらぐ)」から来ているのだそうですが、そういう言葉があるんですねぇ。

2019年11月 1日 (金)

20周年

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 小さなクッションに無理矢理体を収めて眠ろうとしている「ちち(仮名)」さん。彼女の体に合ったクッションを思いっきり掻きむしって中綿をあらかた放り出してしまったので、お母さんに叱られてクッション没収(廃棄)。「くま(仮名)」さんのために、と買ったクッションをあてがわれたのですけれど、これが彼女の体には小さいのです。すっぽりと収まる感じが大好きなワンコにとってはちょっと残念な大きさのようです。

 まぁでも、これから寒い季節になれば思いっきり丸くなって眠るのですから、こういう小さめのクッションも悪くないかも知れません。

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 しばらく寝かせてあった萬年筆の開封の儀。梱包用のエアパッキンにも北海道が入っています。そういえば10周年記念は緑色だったかな。天冠に入れられた赤い星が印象的でした。我が家のどこかに眠っているはずですが、すぐには出てきません。

 貴重な萬年筆がごっそり眠ったままになっているので、そろそろ本気で家中整理しないといけません。年末の大掃除につながるように、今から始動しなければなりませんね。

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 北海道ペンクラブの創立20周年を記念したこの萬年筆。箱を開けた瞬間は少しびっくりします。日下公司謹製、貴重なサフィアンゴート革の専用シース付き、と聞いてはいましたが、それが潰れてしまわないように、ということもあるのでしょう、萬年筆がシースに収まった状態で箱に入っておりました。両者を別々に入れると、シースの方に悪い影響が出そうですから、ある意味当然ですね。このシールもまた、エアパッキンでガードされていました。

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 手元にあったセイラーのショートタイプ萬年筆と比較。プロギアミニはやっぱり小さいですね。筆記時には尻軸に切られたネジにキャップをねじ込むのですが、これも開始位置をずらしながら何度かトライしないとペン先とクリップの位置が同一直線上に来ません。よくよく観察してこういう位置にクリップを置いてねじ込み始める、なんて技があるのかもしれません。

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 親方情報により、これはぜったい買いやで、ということでしたので手に入れましたが、実にいい買い物をしたと思います。神戸ペンショウではメンバーみんなエプロンのポケットにこれを挿すこと、なんて指令が出るのでしょうか。クマゲラをイメージしたという、赤いキャップに黒い軸というこの萬年筆。完売してしまったのですでに入手不可ですが、せめて実物を見てみたい、というかたは勤労感謝の日かその翌日に神戸に来れば見ることができます。ま、残念、という気持ちが高まるだけかも知れませんが、その分、ペンショウで楽しめます。

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