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2019年8月

2019年8月31日 (土)

行方不明

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 頬の毛をぐいっと食い込ませて眠る「ちち(仮名)」さん。8月最後の日、本来であればお休みですけれど、明日の防災の日に行われる訓練の準備をするため、地域の皆さんが続々と学校へやってこられるということなので、仕方なく出勤してお仕事をする飼い主なのでした。晴れなのか曇りなのか、いつ雨が降り出すのかわからない天候の中、手際よく準備を進め、リハーサルを繰り返す皆さん。私たち教員は訓練会場となる場所の鍵を開ければそれで役目が終わるのですけれど、あまりに熱心に取り組んでいらっしゃるのでついつい付き合ってしまい、気がついたら夕方でした。

 それまでの間、職員室の中をうろうろと探し回ったのに結局見つからなかった愛用のLAMYサファリ。中途半端なコテ研ぎになっているペン先ですが、とりあえずBなのとスリットを広げてあるのとで、インク消費量だけは誰にも負けないヌラヌラ仕様の1本です。

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 結局見つけることが出来なかったので、帰宅してからペン先の探索。これ全部Bです。自宅にも数本のサファリが転がっているはずですし、ここ何日かの間よく見かけていたはずなのに、神隠しに遭ったかのように出てきません。

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 めげずに探しているうちに、出てきました。ついでにボールペンまで出てきたのはご愛敬。まだ段ボールのリングがついたままのサファリはかつてのY.Y.Dayにおける「萬年筆をブッ壊そう!」というワークショップ用にと師匠に用意していただいたものです。紛失したサファリについていたEFのペン先を移植されて、少しだけ使ったところで放置されていたものです。その際、段ボールの輪っかが手元にあったので取り付けただけなのです。

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 Bの球は大きいので、引っかかって出てきません。力を込めて引き抜くと、頼もしく、大きな球が見えます。紛失したものをいつまでも探していても仕方がないので、とりあえずこのペン先を取り付けてしのごうと思います。

 そもそも、萬年筆であるかどうかなんてことは関係なしに、目の前にある筆記具というだけのことで手を伸ばしてメモを取り、場合によってはそのまま持ち去ってしまう、というケースは少なくないのです。今回も、私がどこかに置き忘れた可能性よりも、持ち去られた可能性の方が高いと睨んでいます。

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 放置してあったので実に汚い。Bと並べると、EFなんてのはペン先に球ついてないんじゃないのか、という感じです。ペン芯を軽く洗って固形化したインクを取り除き、Bのペン先を取り付けたら、インクカートリッヂを押し込みます。来月からは、これが仕事の相棒です。

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2019年8月30日 (金)

プロとアマ

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 雨でお散歩に行けず、そのためケージの中で過ごすことを余儀なくされている「ちち(仮名)」さん。家族の誰かがそばを通るたびにこうして立ち上がっては「出してぇ」アピールをしています。

 雨が続くと何が困ると言って、草刈りが出来ないのが困ります。農家の人などはむしろ雨の日の方が涼しくていいなどと言いますが、私どもアマチュアにとっては雨の中での草刈りはハードルが高くてやってみる気にもなりません。

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 職場の法面が、やけに綺麗に刈り取られていました。これはプロの仕事です。本来なら来月に行われるはずだった草刈りを、天候が少しでも良いときにと前倒しで着工してくれたようです。

 ここは用水路の際なので、普通に刈っていると大量の草が用水路に落ちてしまいます。果たしてプロはどのようにしたのか、と観察してみますと、ある程度の草を残して「土手」のようにして、それで草の落下を食い止めているようです。最終的にはその「土手」も刈り取ってしまうのですが、いずれにしても、刈り方の上手い下手で用水路に落ちる草の量が大きく違ってくるのは当然のことです。

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 そして、何よりプロのすごいところが作業の効率。この斜面の草を刈るために、排気量37ccという大型の刈払機を買いましたけれど、結局重たすぎてすぐに疲れてしまうので作業効率が上がるどころか下がってしまいました。こういう重たい機械、やはり斜面で使うには相当の修練が必要なのです。

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 で、明日以降も作業が続くので現場に置いてあるこの機械。プロはこういうのを使って刈ります。こういうのが一台あれば本当に助かるのですけれど、限られた学校予算ではとても買えませんし、個人ならなおさらです。結局、出来るのはプロの技を少しでも盗むことぐらいでしょうか。

2019年8月29日 (木)

あの手この手

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 涼しい場所をよく知っている「ちち(仮名)」さん。フローリングで、しかもこの場所にはエアコンの風がまっすぐに届きます。換毛のタイミングが完全にずれてしまっているので、秋に向けてふさふさの毛がどんどん抜けて行っている彼女。真冬には貧相なお姿になってしまうこと確実ですが、その分、暑い季節に分厚い毛皮をまとって生活しているわけですから、エアコン必須です。

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 こういう、ある意味危険な「バイブル」があります。糖質制限ダイエットが言われ始めて久しく、実際、それに励んでいる人も多いようですが、私は基本的にそれには反対です。極端に糖質を制限したら危ないに決まっています。でもこの本の内容は、制限どころかほぼ完全に糖質を断ってしまおうというものです。大丈夫なんでしょうか。

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 で、これを主食にしようというわけです。冷凍状態なのでよくわかりませんが、これはグラスフェットビーフの牛脂。草を食んで大きくなった牛の脂です。ステーキなんかの端っこの方に白っぽいぷるぷるした脂身が付いていて、目の前で焼き上げてくれるお店なんかでは、大抵その部分をバッサリ切り落として捨ててしまいますね。実は私、昔からそこが大好きなんです。だから、牛脂をしっかり食べる、というこの方法、そのことだけで興味を持ちました。そして今、我が身で人体実験中ですが、なかなかの効果があると感じています。

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 一頭まるごと、あるいは大きなブロックでお肉を仕入れているようなお店で聞いてみれば、破格のお値段で、あるいは無料で手に入る牛脂。ブランド牛の牛脂は本当においしくて、味付けもなしにペロッと食べてしまいます。ですが昨今、このダイエットを実践する人が増えていて、牛脂も手に入りにくくなりつつあります。そのような場合は、バターをあたかもチーズのごとくかじる、という人もいるようです。

 で、体重を落とす、ということでは明確に効果があります。お腹がすきにくくなるのもメリットです。問題はどのぐらい続けるか、ですね。ずっと続けるのはしんどい感じもします。どうしても体重が落ちないときに1ヶ月か2ヶ月試して、あとは穏やかな糖質制限食に移行する、というのが良さそうな気がしています。来月いっぱいぐらい実験を続けて、体重が60キロ台に入ったら次のステップでしょうか。

2019年8月28日 (水)

うつり込み

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 クッションに鼻を突っ込んで、さぁ真剣に寝るぞ、という構えの「ちち(仮名)」さん。小学校では今年、かつて土曜日にも授業があった時代と同じだけの授業数になりましたので、子どもたちの負担軽減のため、「やむをえず」夏休みを1週間短縮したのですが、いやいや、それならなぜ中学校まで一緒に、という疑問も出てきます。結局のところ、高い金出してエアコン設置したんだし、夏休みを短縮すれば保護者のウケもいいし、というあたりが本当のところなのではないでしょうか。

 まぁこの節、大人だけでなく子どもたちだって、純粋に長い夏休みを楽しめるわけではなさそうですから、それならゆったりと授業をした方がいいのかも知れません。

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 あすなろう四日市駅にて。かつては近鉄内部・八王子線だった路線ですが、近鉄としては廃止したい、沿線自治体としてはそれは困るというせめぎ合いの結果、このようになりました。線路などの施設と車両は四日市市が保有し、運営は近鉄と四日市市が出資した「四日市あすなろう鉄道」が行うという形態です。この日は西日野駅まで行く予定でしたが、四日市駅に到着したときにホームにいたのは内部行きの列車。これで途中の日永駅まで行ってみようかとも思いましたが、どのみちそのあとに四日市駅を出る列車に乗り換えることになりますので、おとなしく西日野行きの列車を待つことにしました。

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 で、やってきたのがこちら。見事、シースルー編成に当たりました。4編成の内の1編成ですし、運転間隔の長い路線ですから、なかなか出会うこともありません。案外、乗りたいと思って狙っているときより、何も思っていないときの方が当たる感じです。

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 床の一部が透明になっているわけですが、そのすぐそばの壁面にはこんな案内文が貼られています。透明になっている床のすぐそば、まさしくかぶりつき出来る位置に1席だけ座席がありまして、これがまた空いていたので座らせていただきました。

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 肝心のシースルーですが、肉眼ではけっこうよく見えます。で、売りとなっているナローゲージの分岐、ですけれど、ナローゲージ故レール同士の間隔が狭く、従って分岐の部分もそれとわかりにくいのです。あっ、と思ったときには通り過ぎています。写真に収めようとしても、映り込みがひどくてほとんどボツになってしまいます。

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 で、駅や車両のあちこちに顔を出している小坊主、一体何なのだろうと思っていましたら、四日市市のマスコットキャラクターでした。この地には昔から大入道の伝説があるようで、それではさすがに可愛くないから小入道にしたのでしょう。でもこの写真、まるで心霊写真のごとく置くに入道が写り込んでしまいました。全くの偶然、狙ったものではないだけに、余計に嬉しくなってしまったものです。

2019年8月27日 (火)

遺伝?

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 寝ているところを撮られて、「何?」と薄目を開ける「ちち(仮名)」さん。飼い主はせっせと写真を撮っては記事に載せますが、問題は記事を置いてあるブログサービスが絶不調なこと。こういう症状なのです、とレポートを送り、担当の方もいろいろと調査してくださっているものの、当方の環境によるところもあるのかも、ということで宙ぶらりんになっています。今のところわかっているのは、記事そのものや載せる写真のサイズなどによってアップされないで滞留するらしい、ということ。何かの拍子にその堰が開いて、どどどっとアップされるのですが、少し遅れて記事を書いたりすることもしょっちゅうですので、どれが遅れたのか、すぐに上がったのか、よくわからない混沌とした状態です。

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 山口への弾丸ツアーでお土産に買ってきたおせんべい。18枚入り、と書いてあったので職場へのお土産にと3箱買ってきたのですが、何と3枚1パックのおせんべいが6パック入っての18枚入り。配ると18人分にしかならないので、すべて家庭内で消費してしまいました。

 錦帯橋のお土産なので、当然、弓なりに反ったおせんべいです。そしてそれを収める外箱も弓なりになっています。

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 これはもう、3箱つなげて写真を撮るしかない、と言ったのは私ではなく長女。誰に似たのでしょうか。

2019年8月26日 (月)

装い

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 身繕いに励む「ちち(仮名)」さん。柴犬というのはワンコの中でも清潔好きな方なのだそうです。放っておくと意地になって傷になるまで噛んだりしますので、「アカンよ」と声をかけることもあります。そのときだけ少しやめるふりをして、家族の視線が外れると再び、ということもよくあります。

 ついに、2学期が始まってしまいました。夏休みと言ったら42日間だったものが、35日間に。夏休みに入ってすぐに産まれたヒヨコは、さぁ宿題仕上げるぞぉ、と思ったところでケンタッキーフライドチキンになってしまう、という小咄が使えなくなってしまいました。

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 先日もご紹介したPILOTのバーディー。しかしこちらは、長い尻尾が付いて、バーディーフラワーなんていう名前が与えられています。元々小さく細くということを目指して作られた萬年筆に、あえてエクステンションをつけて長くする、という矛盾が面白いところです。

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 キャップとお尻の部分を新たに作って一丁上がり、というところでしょうか。一体どんな層を対象に作られたものなのでしょうか。どのくらい売れたのでしょうか。ただ言えることは、長くなった分、書きやすいということぐらいです。

2019年8月25日 (日)

海の幸

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  なぜかこの場所で好んで眠る「ちち(仮名)」さん。この場所というのは、リヴィングルームと続き間になっている和室で、写真左上に見えているグレーのキャスターは和室用のPCデスクです。PCの前に座っている家族は作業に集中していて、全くかまってはくれないのに、なぜかここで眠るのが好きなのです。

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  釜揚げしらすを食べていた家族が驚きの声をあげたので、何事かと見に行くと、写真の下の方、白いお皿に乗っているものがお箸につままれていました。

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  Seahorseとはよく言ったものです。釜揚げしらすの類には小さなタコが混じっているのをよく見ますけれど、タツノオトシゴは初体験です。

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  海の幸といったらお造りです。五切れも入っていますので、Y.Y.Pen倶楽部が禁じているお刺身定食よりはるかに上を行っています。これなら、焼魚定食より満足度が高いかもしれません。

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  美味しいお造りの条件は何でしょうか。プリプリした食感とか、お魚そのもののおいしさ。場合によっては甘みさえ感じられるようなものもあるのかもしれません。

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  きれいな色してるだろ。ウソみたいだろ。魚じゃないんだぜ。それで…。だた、ちょっと甘いだけで…な。ウソみたいだろ。

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  すでにご存知の方も多いと思いますが、四日市の「方」にある和菓子屋さんがお盆に売り出して瞬殺で売り切れたという羊羹です。それをまたわざわざ買いに行くというのもアレですが・・・。

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  刺身のツマも寒天ですので食べられます。お醤油と見せて、実は黒い蜜です。パッケージの中に入っているもので食べることができないものは、透明なビニール、ビニール製の大葉に見せかけたもの、そして菊の花にみせかけたもの、です。皆さんもおひとついかがですか。

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2019年8月24日 (土)

岡山で「半」

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 眠たいので飼い主が帰ってきても相手をしない「ちち(仮名)」さん。寝転んだまま尻尾だけ振っておりましたが、頭を撫でてやるとそのまま目をつぶって寝てしまいました。

 飼い主も痛飲しましたので、帰途はひたすら気絶しておりました。岡山駅まで青春18きっぷでの往復、帰途は座ることができましたので、乗換で動くとき以外はひたすら眠っておりました。

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 会場はいつもの岡山国際交流会館。7階で開かれていた「磯釣協議会」が気になるところです。本日は四日市の「方」からお越しの二右衛門マスターと、広島半さんがともに参加されていました。こういう機会はそうそうないので、皆様も是非、と申し上げておきます。何と言っても「半」は日本中で3体しか認定されていないので、間近で見られるのは得がたい体験と思います。

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 この都饅頭みたいな色のインクを作って欲しい、と石丸さんに依頼したというのですから、二右衛門マスターはすごいと言わざるを得ませんね。皮の色なんでしょうか、つぶつぶの色でしょうか。それとも、中のあんこの色でしょうか。

 さらには、中京圏で売られているという何とも言いがたい飲料。どちらも二右衛門マスターです。本日は本当に「半」な日でした。

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2019年8月23日 (金)

謹慎明け

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 カメラを向けると、食べるものだろうかと匂いを確かめに来る白丸くん。すでに6歳ですが、非常にパワフルです。パワフルすぎて、参議院議員選挙の投票日に柵に開いた小さな穴を押し広げて脱走し、校地内の新鮮な草をむしゃむしゃ食べ歩いておりましたので、学校長から直接の指導を受けました。それでも生活態度が改まらず、翌日にはまた別の穴を押し広げて草を食べに出てきましたので、保護者を学校に呼び、自宅へ連れ帰っていただいたのです。謹慎1か月。2学期が始まるのを前に、羊さんたちが帰ってきました。

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 7月23日あたりの放牧地の様子。羊さんが草を食べてくれたおかげできれいな斜面が見えます。住人(羊)がいなくなってひっそりとした羊小屋ですが、1か月ぶりに住人(羊)が帰ってきたのです。

 奥に見える扉の向こうが、彼らが柵を破って脱走した現場です。念入りに補修しましたので、おそらく大丈夫でしょう。

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 こちらが現在の放牧地の様子。羊さんたちが1か月いなかった間に、ニセアカシアが生い茂って大変なことになっております。羊はニセアカシアの葉を好んで食べますけれど、これだけ生い茂っていると、食べつくしてくれるまでにはかなりの時間がかかりそうですし、その間にどんどん成長していきますので、どこかで刈り取ってやる必要があるかもしれません。

 刈払い機をもって斜面に入ると、エンジンの爆音におびえることもなく、羊たちは私の後ろについて歩きます。生い茂った草や枝などの先の方を刈り落としてやると、おいしそうに食べるのです。こいつがこういうことをしているときは、おいしい新芽にありつける、と学習しているのですね。斜面の草が見えなくなる11月ごろまで、彼らには頑張ってお仕事をしていただきたいものです。白丸くんにはもうひとつ、子孫を残すという大切なお仕事もありますが、そちらは得意分野なので心配はいらないようです。

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2019年8月22日 (木)

夏の終わりの風物詩

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 お疲れなご様子の「ちち(仮名)」さん。結構な高齢ですので、少しはしゃいだり暴れたりすると効くようです。月末に差し掛かって、毎月恒例の主治医受診が間近に迫る中、飼い主も体重の粉飾に入りました。とにかく主治医は「痩せなさい」の一点張りなので、受診の際には前回と同程度、もしくはそれより低い体重である必要があります。見かけの体重を減らすには水分を絞り出すのが一番ですので、炎天下に草刈りをしてヘロヘロになる、ということを数日続ける、というのが主なメニューになります。

 炎天下に長袖長ズボンで草刈りをしていますと、いずれ頭痛や吐き気に襲われます。これが大事なポイントで、ここで踏ん張ってしまうと熱中症で倒れてしまい、周りに迷惑をかけますから、あっさり撤退して、袖をまくり、胸元を開けて風を通しつつ、その場で横になるのです。顔が日焼けするとか、通りかかった人をびっくりさせてしまうという副作用はありますが、とりあえず熱中症で倒れるのは回避できます。

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 涼しい木陰で寝たらよいのに、などと恐ろしい助言をしてくれる人が大半ですが、そんなことして上から虫でも降ってきたらどうなるか、想像しただけで即死です。暑くてもいいから、とにかく虫の被害を受けない場所で横になることが大切です。その際、刈払機の竿の部分が枕として最適です。写真でエンジンとハンドルとの間、ここに頭を載せて寝るのです。

 抜けるように青い空を雲が流れていくのを見ながら、ゆったりしていると、頭痛や吐き気が収まります。そこで慌てて起き上がるのではなく十分に休息してから起き上がるのがポイント。立ち上がって歩いてみて、脚がしっかりしていればOKです。

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 そうなるころには、エンジンも冷えてきています。通常、午前10時か11時頃に草刈りを始めて、作業を終えるのが午後6時か7時ごろ。その間は一切飲み食いをしません。食べると体が重たくなったり眠気に襲われたりしますし、水分をとればそれだけ汗をかき、体力を余計に消耗するような気がするのです。

 長年こういう作業スタイルでやってきましたが、歳を重ねるにつれ、どんどん作業の能率が下がってきていると感じます。同じ時間で刈れる面積が狭くなってきていますし、「休憩!」とか言って寝転ぶ頻度も増えています。

 そして今夜は、おなじみのアレがやってきました。激しい腹痛と吐き気、そして下痢です。毎年、夏の終わりになると、最低一度はこれに見舞われます。そんな時には奈良県民の万能薬である陀羅尼助錠をのんで寝る、これしかありません。一度見舞われたら、もう大丈夫で、症状が長引いたり悪化したりすることはこれまでありませんでした。ヤワなようでいてけっこうタフな体に生んでくれた親に感謝、です。

2019年8月21日 (水)

夏の終わり

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 ん? という表情の「ちち(仮名)」さん。飼い主も、まさにこんな感じです。毎年夏休みに突入する前には、この機会にあれをやろう、これも済ませておきたい、と段取りを考えます。祖母が存命中は、旧盆の期間は田舎に帰るもの、と決まっていたのですが、今はそれもなく、お坊さんがお参りに来てくださるのに合わせて休みを取り、帰ってこられたご先祖様と一緒に過ごす、というのを口実に数日間、ごろごろして過ごします。お盆が過ぎると夏休みもあと2週間、というわけですが、今年は違います。

 何を考えたのか、昨夏は暑さ対策としてしっかり子供たちを休ませなさいと言っていた教育委員会が、今年から夏休みを1週間縮めますと宣言したのです。夏休みというのは1学期に含まれますから、2学期の開始を1週間早めます、というのが正しい言い方でしょうか。8月最後の1週間が2学期になってしまうという恐ろしいことが現実になったのです。

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 当然のことながら、保護者の皆さんにはすこぶる評判がいいようです。およそ42日間だった夏休みが35日間になるのです。ケンタッキーフライドチキンになるのは、生後35日の鶏、という話を聞いて、生徒たちに言ったものでした。かわいそうに、夏休みに入ってすぐに生まれた鶏たちは、さぁこれから宿題の仕上げをするぞ、というところでフライドチキンになっちゃんだぞ、なんて。

 でもこれからは、このお話もできません。夏休みに入ってすぐに生まれた鶏は、下手をするとフライドチキンになる前に2学期を迎え、始業式かその翌日あたりにはフライドチキンになってしまうのです。

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 で、私の場合はどうかというと、それこそ職員室の机の整理もできないままに夏休みが終わってしまうことになりそうです。せっかく買った青春18きっぷ、まだ3回分残っていますが、今週末のWAGNER岡山大会への往復に1回分使うとして、あとの2回をどこで使ったものか思案しているところです。夏休み期間中は、むしろ普段よりも土曜日曜にお仕事が入ることが多いので、かえって身動き取れなくなるのです。

 なんだかんだと言ってる間に、来週の月曜日は2学期の始業式。もうすでに2学期に突入している多くの私立学校よりはゆったりしているともいえるのでしょうけれど、8月なのに2学期なんて、なんだかすっきりしない感じです。

2019年8月20日 (火)

名付け親

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 くったりとしている「ちち(仮名)」さん。なんで彼女の仮の名が「ちち」なのか。深い意味はありません。「くまめくり」というBlog名も日めくりのごとく毎日「くま(仮名)」さんの写真を載せる、ということだけで決めたのですが、そこへ2頭目のワンコとしてこの子が来たので、同じように「世を忍ぶ仮の名」をつけてあげなければ、ということになりました。

 ネット社会は危険に満ちています。我が家のワンコたちはどちらも女の子ですから、変なストーカーに付け狙われたりしたら大ごとです。やはり本名を明かすことはできない、ということで、ネット上では「仮名」を名乗っているのです。

 「ちち(仮名)」さんというのは、ずばり体毛が乳白色だから。白いワンコではありますが、背中には結構茶色い毛がみられます。けれども茶色を前面に押し出した名前はかわいくない感じなので、思いついたのが「ちち」だった、というだけのことです。

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 さて、本日市役所近辺で見つけた変なモン。この2頭、生き物としての名前は「ぼらんジカ」というのだそうです。で、このぼらんジカたちにペアで名前を付けてほしいというのです。胸にハートと、その中に書かれたVICの文字。この子達は、奈良市のボランティアインフォメーションセンターのイメージキャラクターとして生を受けました。

 ボランティアというと、わが国では「ただで熱心に働いてくれる便利な人」というイメージがこびりついているように思います。来年開催の東京オリンピックでも、その「タダ!」っていうところを最大限に活用しようというどす黒い魂胆で「ボランティアの活用」を考えているようです。実にけしからん話ではないでしょうか。

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 いっぽうで、大規模な災害などが起こった際には「かえって迷惑なボランティア」というのも大量に湧き出てきて、現地の人たちを困らせることも少なくないようです。私の業界などはヒト、モノ、カネがないのにやることだけはいっぱいある、という典型的な見本ですので、様々な方のボランティア精神とその活動に支えていただいてはいるのですが、それに甘えているだけではいけませんし、東京オリンピックの例などをみますと、もはや常識では考えられないほど厚かましい、人を人とも思っていないような「前提」がたくさん見られます。ボランティアが全く集まらなければいいのに、なんてよこしまな考えを持ってしまう私は、いけない人なんでしょうけれど・・・・・。

2019年8月19日 (月)

反り

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 ぐぐぐっと反り返っている「ちち(仮名)」さん。伸びをしながら、飼い主に遊んでくれとせがんでいるところです。で、視線の先にカメラを見つけて、すぐに縮こまってしまいました。これが撮れたのは奇跡に近いことです。

 昨日は青春18きっぷを使った文字通りの弾丸旅行。奈良駅を4時50分に出発する列車に乗って大阪を経由し、わき目も降らず岩国を目指したのでした。岩国駅で電車を降りたのが午後1時過ぎで、そこからバスで錦帯橋へ。現地にはわずか30分ほど滞在したのみで、橋を渡ってお土産を買い、写真を撮ってさようなら、というだけです。

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 錦帯橋と並行してかけられている国道の橋まで行くと、真横から錦帯橋を写真に収めることができます。で、それを狙って歩いていたら、徳山駅から岩国駅まで走る防長バスがやってきたので、慌てて踵を返してバスに飛び乗りました。錦帯橋とその周辺、岩国城なんかも見て回るとなれば2~3時間は必要です。岩国まで行って帰るだけならそれでも良いのですけれど、昨日の記事の通り、足場に囲まれた宮島の大鳥居を見る、というのも目的の一つでしたので、ここは錦帯橋だけ体験して帰らざるを得ませんでした。

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 弾丸ですから、それこそわき目も降らずにひたすら列車に乗って移動しているのですが、それでもかの有名な瀬野八の勾配も明るい時に見ることができましたし、わたくしお得意の「変なモン」も見つけることができました。

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 これ、山陽本線の玖波駅近くの山腹にあったランドルト環。なんでこんなところにあるのか、ということと、正方形の看板一枚でこれがランドルト環だとわからせるために、大きなわっかの中に小さなわっかを入れてあるところなど、大いに気になり、また気に入りました。眼科医や眼鏡店の広告であるならば、名前ぐらい書いてあってもよさそうなものですが、何もないので余計にいろいろな妄想ができて楽しめます。

 夏休みもあとわずか。18きっぷはあと3回分残っています。あとはどこへ行こうかな。

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2019年8月18日 (日)

籠の鳥

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 ケージに入れられて、なすすべもなく眠るだけの「ちち(仮名)」さん。本当はケージの中にいる方が熟睡できるのだけれど、主義主張としてはいつまでも自由でいたい、ということなので、神経をすり減らしながらケージの外で過ごしていて、それが熟睡につながっているのです。

 昨日のいつ終わるともわからない門番業務に疲れ果てて、プシュッと一杯やる間もなく自然死してしまった飼い主。タイマーの設定でエアコンが切れたところで暑さで目覚めたら午前4時前でした。よし、いける、と朦朧としながら考えて、まずはお風呂に入り、身支度を調えてから、愛車を駆ってJR奈良駅を目指します。自宅は近鉄沿線で始発は午前5時台半ば。大してJR奈良駅の始発は午前4時台なので、18きっぷの旅で日帰りならば、JR奈良駅に車を駐めて出発、というのが最も早く動き出せるパターンなのです。

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 十分に人が動き出す時間帯に大阪駅に着き、難所である西を目指します。本日は、18きっぷの旅において静岡県内と並ぶ難所の一つ、姫路と岡山の間を越えてその先を目指します。この風景、これを見てみたかったのです。

 山陽本線も岡山から先へ進むと、むしろそれまでよりも利便性が向上します。列車の運転間隔も短く、しかも広島地区には新鋭の227系が集中投入されているので、岡山付近までの115系とは全く違う快適な行程です。

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 足場で囲まれた大鳥居。安芸の宮島です。宮島口の桟橋から宮島まで、JR西日本と松大汽船、2社の競合区間ですけれど、18きっぷの旅ならJR一択。しかもJRの航路は明るい間は大鳥居の近くを通ります。船は右側通行ですから、宮島口から宮島へ向かうときが狙い目。このときは鳥居の根元までいけないことがわかりましたので、写真だけ撮ってすぐにとんぼ返りです。

 18きっぷの旅、列車の接続が良いとどんどん行程が進みますが、それはそのまま、ただ乗っているだけ、ということにつながります。車窓からの景色を楽しむだけ、列車とホームに閉じ込められた籠の鳥となりながら、かごに入った鳥居を見に行った、というお話でした。

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2019年8月17日 (土)

クロノスタシス

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 起きているのか寝ているのかわからない「ちち(仮名)」さん。よくあることですが、本日、飼い主も朝から日暮れまで、こんな風に過ごしておりました。天下晴れてお休みできる土曜日だというのに、あろうことか午前5時半起床。すでに日射しの強くなった運動公園に午前6時に集合するためです。

 で、6時から7時までは駐車場の入り口で「検問」です。走ってくる車のダッシュボードに駐車券が載せられていればフリー。そうでない車には一旦停止をお願いして、「本日は相撲の大会に来られましたか?」とお聞きして、はい、と答えた方には少し離れた駐車場へ回っていただくのです。全国大会だけあって、日本各地のナンバープレートを見ることが出来ました。

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 こういう大会です。今年は近畿地方の各府県でさまざまな競技が行われることになっていて、奈良県ではサッカーにバドミントン、そしてこの相撲です。相撲の会場ですから、正面、向正面、東、西という表示が観覧席に取り付けてあります。午前7時を過ぎると、この試合会場に役員が入りますが、私の担当場所には冷房がありません。しかも、今年はじめてIDコントロールを行う相撲競技のこと、おそらくトラブル起こるんだろうなぁ、と思いつつ、開会式を待ちますが、これがなかなか始まらない。というより、開会式の開始時刻が来ないのです。

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 実に時間が長いのです。時計が壊れたんではないかと思うほど、針の進みが遅いと感じられます。結局、8時35分に開会式が始まって、そのあと間を置かずに試合開始。土俵は一つだけですが、相撲は勝負が早いのでどんどん進んでいるようです。にもかかわらず、IDチェックをしている私たちの時計はなかなか進みません。

 ここから先はIDがないと入れません、と言うと、「何でじゃ!」「んなもん、持っとりゃせん!」などと、各地の言葉で怒られるのですが、それでも通すわけにはいきません。そうやって頑張って阻止しているはずなのに、どういうわけか、中からIDのない人が出てきます。しまいには中から同じようにIDチェックをしている役員が出てきて、何で入れるんだ、と言われる始末。

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 観察していると、同一人物が何度も何度も、IDなしでは入れない場所にいたり、そこから出てきたりします。会場の外に選手用の給水場所があって、そこから会場へはフリーパスでは入れる状態になっている、ということがお昼過ぎになってようやく判明。しかしそこを塞ぐための要員がいない、ということで、IDがないとは入れない場所へ出向いていって、IDのない人を個別に排除する、という対応になりました。

 何度も何度も声をかけられながらも改めない「選手を応援するために来ている人たち」にはさすがに腹が立ちましたので、大会本部と協議の結果、「どこのチームの関係者ですか? 規定を守れないのであれば、そのチームを失格とします。」とまで言って、ようやく退去するという状況でした。そんなこんなで12時間お仕事をしたので、日当として2000円いただいて帰って参りました。やっぱり私、部活動嫌いです。

2019年8月16日 (金)

この小娘がっ!

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 くったりとしている「ちち(仮名)」さん。立派なお婆さんですから、少し遊んであげると電池が切れてこうなります。この状態でしばらくすると充電完了となって、再びむっくり起き上がって飼い主の手を噛んでみたり、腕枕をして眠ってみたりと、あれこれやって遊んでもらおうとするのです。そうした願いが叶わないときには「ワン!」と要求します。典型的な、躾に失敗したワンコ、です。

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 先日、といってもすでに2週間ほど前、東京水道橋のWAGNERに参加させてもらいました折に、N御大のブースで見つけてお譲りいただいたもの。その経緯というのがまたヘンタイなもので、「これ、同じことが書いてあるのに箱の大きさが違いますねぇ。」という、普通の人ならそんな質問しないだろう、というものでした。写真を見てわかる人にはすぐわかりますが、私は萬年筆初心者なので何もわからない人。知らないことはどんどん質問して、趣味の幅を広げていくべきものなのです。

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 どちらの箱にも入っているのがこういう萬年筆。セイラーのシャレーナには及ばないものの、とにかく小さくて細くて可愛らしい萬年筆として世に出たものです。シャレーナはヘンタイのセイラーさんらしく、カートリッヂもコンヴァータも専用品ですが、そこは萬年筆界のトヨタ自動車とも言われる(私が勝手にそう呼んでいる)PILOTのことですから、普通のカートリッヂやコンヴァータを使うことを前提に造られている、ということ。平凡であることがむしろ最大の特徴ではないかと思っております。

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 写真の白い部分。この円筒が半分そぎ落とされたような部分が「槍」です。カートリッヂの「蓋」の部分がここに刺されて開き、インクが送り込まれます。通常の萬年筆では、この槍の部分が隠れています。カートリッヂの内側に槍が入り込み、そしてカートリッヂの外側はペン先から伸びている部分で覆われ、保持されています。慣れない人ですと、こういうタイプのものにカートリッヂを挿すときにやらかしてしまうかもしれません。萬年筆はデリケートな筆記具ですから、優しく、ていねいに扱いましょう。

2019年8月15日 (木)

変なモン・PC編

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 くたびれて床についた「ちち(仮名)」さん。最近ではケージの外で眠ることにもなれて、いびきをかいたり寝言を言ったりするようになりましたが、家族としては、自分たちの目の届かないところでケージの外に出しておくのは「危険」との判断で、みんなが寝室に引き上げるタイミングで「ハウス」となります。彼女もそのことをよく知っていて、むしろホッとしたかのような感じでケージに入ります。やはり、囲まれたところでなる方が安心感があるのでしょう。

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 お盆期間中のお籠りに合わせて職場から持ち帰った闇PC。教職員が業務に使用するPCでは、外部記憶媒体は原則使用不可。しかし、時間外勤務や持ち帰り仕事は当たり前というこの業界では、セキュリティより何より使い勝手、ですから、非常に評判が悪いところです。管理職が管理しているデータの書き出しが可能な認証USBメモリと、教職員個人のUSBメモリ、SDカードなどとの間でデータ交換を行うこと、ためのものです。そのほか、校歌の練習をさせたいので各クラスに校歌の合唱CDを配りたい、などという需要に応えることを目的として、私の目の届くところに設置したのですが、HDDにシステムをおいているのでレスポンスが今ひとつでした。

 お盆前に自宅を片付けていて、64GBという、今となっては小容量なSSDが発掘されたので、システムをこちらに移して運用することにしました。クローニングソフトを使い、HDDにシステムからSSDにシステムその他を移しましたが、問題はこのSSDをどこに設置するかということでした。当初の予定では、どこか適当な空間があるところに両面テープで貼り付けておこうと思っておりました。

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 なにぶんにも余り物を寄せ集めてこしらえたPCですから、SATAの電源コネクタが2つしかありません。仕方がないので、4ピンのコネクタをSATAの電源ケーブルのコネクタに変換するケーブルを買いに、台風が近づく中を日本橋まで出て、ついでに見つけてしまったのが写真の変なモン。拡張スロットにパネルを立てて、そこにSSDをくっつけてしまおうというものです。ありがたいことに、ロープロファイル用のブラケットもついています。ブラケットに青い鉄板をねじ止めして、その板にSSDを取り付けます。

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 PCIーEXPRESS×1のスロットに青い鉄板を差し込みます。やってみると、何で今までこういうのを思いつかなかったんだろうと思います。思いついていたなら、そんなもんないかなぁ、と探していたはずで、そうすれば見つけていたでしょうから、もっと早くから使っていたと思います。これまで何台か、SSD両面テープで貼り付けたりケースの中に転がしたり、ひどいときにはぶら下げたりしてきました。これなら安心です。何より、場所柄、メンテナンス性に優れます。

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 この通り、当たり前ですがきちんとケース内に収まります。通常のPCIスロットに差し込むこともできて、その場合はベースにSSDを取り付ける際のねじ穴をずらします。アイディア商品です。実によくできています。そういう意味では、変なモンといえないのかもしれません。

2019年8月14日 (水)

部活動、嫌いです。

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 いつものように飼い主のそばで寝そべっていて、物音に反応して頭を上げた「ちち(仮名)」さん。今年もまた、お盆の期間中は仏壇の近くで寝そべっていることが多いようです。お仏壇にお灯明をつけてお線香を上げるのが珍しいらしく、家族がそれをすると必ずお仏壇のそばに寄ってきます。せっかくなので「お座りしてあむあむしなさい。」と言うと、お仏壇の前でお座りをして、家族が拝んでいる間、じっとしています。獣は日を怖がるはずなのですが、ライターの火を恐れるでもなく、むしろ何だろうと鼻を近づけてくる有様です。

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 かつて奈良ドリームランドという遊園地があった場所に隣接して、総合的な運動公園があります。野球場に陸上競技場、体育館、武道場、テニスコートと、プール以外は一通りそろっていて、仕上げにスターバックスの店舗までできました。今年は全国中学校体育大会が近畿地方各府県の会場で開催されることになっていて、奈良県ではサッカーと新体操、そして相撲の各協議が開かれることになっています。

 サッカーはともかく、新体操や相撲というのは、中学生の競技人口はさほど多くないように思えます。それはつまり、中学校に新体操部とか相撲部とかいうのがほとんどない、ということでもあります。にもかかわらず奈良県でそういう競技の大会を開くことになると、関係のない中学校の先生たちを動員しなければ、とても運営なんてできない、ということになるのです。

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 で、お盆の真っ最中というのに、朝からこちらへ動員されてしまいました。相撲部のある学校なんて皆無に等しいので、動員されてやってきたのはほとんどが校長や教頭。大きな体育館の真ん中に土俵が設置されていて、その土俵の土がよそへ入り込まないようにと念入りに床の養生をすること1時間。その後、本番である17日、18日に向けて、役割分担の説明がありました。悲しいほどの快晴の空の下、広い広い運動公園の中を歩き回って、駐車場の確認など。高齢者ばかりなのに、熱中症で倒れる人が出なかったのが不思議なほどでした。

 で、最後の最後に衝撃の告白。相撲競技では、本大会からIDコントロールが導入されるとのこと。IDコントロールを持っていない人は、土俵のあるエリアには入れません、ということになります。しかし、選手を個人的に指導している人であるとか、家族や親戚など、IDを所持していないけれど試合を間近で見たい、という人が続出するであろうことが予測されるので、トラブルも多いだろう、と。

 だからこそ、校長先生、教頭先生を動員させてもらいました。皆さんの適切な対応で、トラブルを未然に防いでください、だそうです。いや、実にアホくさい。そやから部活動、部活動に必死になる人たちは嫌いや、っちゅうてるのに。ホンマに哀しいことです。

2019年8月13日 (火)

お籠り

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 遊んでもらったのはいいけれど高齢のため疲れ果ててしまった「ちち(仮名)」さん。「くま(仮名)」さんが存命中は、一緒にいるとかのじょを攻撃するからという理由でケージの中にいる時間が長かったのですが、最近は普通にケージの外で暮らしています。面白いもので、そのようになると落ち着いて賢く過ごすようになりました。顔z区の愛情を独り占めできるということも大きいのかもしれません。

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 台風が近づいているので、このお盆は家にこもって過ごすことになるだろうという予測のもと、帰宅途中にホームセンターをはしごして材料を買い込んで参りました。前々から食卓周りを整理するための小さなワゴンを作ってほしいと言われていたので、あちこち出歩か(け)ないお盆の間に作ってしまおうというわけです。

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 背板は必要ないと言われていたのですけれど、結局は使っている間に向こう側にものを落としてしまうことになるだろうという経験則に基づき、無理矢理に背板を張りました。設置場所には窓があり、床から窓枠までの高さが765ミリ。そこで、長さ1500ミリのラック支柱を半分にカットしてもらい、これまた長さ1200、幅400の棚板を田の字にカットしてもらったものと組み合わせることで、高さ750ミリ、幅がおよそ600ミリ強の棚ができあがります。そこにキャスターを取り付けて、規定の高さ765ミリちょうどになりました。

 背板は600ミリ×450ミリと600ミリ×300ミリという2枚のシナベニアをそのまま張るだけ。実にお手軽ですが、こんなワゴンを2台こしらえて、材料費は驚きの1万円強。それでも、妻がカタログで目をつけた市販品は2代で3万円強だったということですから、これでも一応節約になっているわけです。

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 背面や側面からはほとんどコマが見えません。床面すれすれまで支柱が迫るように、キャスターのサイズを決めています。本来ラック支柱を使うメリットとして、中間の棚板を差し替えて棚の高さを変えるというのがあるのですが、今回の材料はどういうわけか棚板のはまり方がキツくて、とてもじゃないけれど抜いたり差したりできるようなものではなかったので、すべてねじで固定してしまいました。その分、しっかりとした感じに仕上がっています。桐の板ですので、軽量なのも美点です。

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 支柱の上端は切りっぱなし。本来ならネジを入れる穴の位置でカットしてもらっているのでその痕跡が見えています。ためしに断面をサインペンで黒く塗ってみましたところ、遠目にはいい感じです。近くで見ると、小さな子がいたずらしたのかな、という見た目です。

 休みの日はいつもふらふらと出歩いているので、たまにはこういう風に家に貢献するのも悪くありません。

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2019年8月12日 (月)

出てきた

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 喰ったりと眠る「ちち(仮名)」さん。今年は12日にお坊様が来てくださいますが、ご先祖様が戻ってこられるのは13日。それまでの間は、やはいr仏壇の前で寝るわけでもなく、好きなところで寝ています。

 お坊さんが拝みに来てくださるので、とりあえず部屋を片付けなければなりません。日頃散らかしまくっている分、大々的に片付けるわけですが、その余波というか副次効果というか、どこへ行ったのだろうかと思っていたモノがひょっこり出てくるということがよくあります。

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 先日8月3日のWAGNER水道橋に持って行きたくても見つけられなかった、まともな(透明な)823。シャークスキンを貼られたモノと並べると、当たり前ですが一回り小さく見えます。本来ならこれを持っていくべきところ、見つけられなかったので革巻きの方を東京に持って行ったのですけれど、結局、ご披露するのを忘れてしまいました。

 六甲アイランドにお店を構える鞄屋のご主人が、ご自身の823にバッファローか何かの皮を巻かれているのを見て、ワシもコレして欲しぃ、とおねだりしたのですけれど、紡錘型の萬年筆に綺麗に皮を巻くのは実に難しく、面倒であると断られ続けておりました。そこを何とか、結果には文句言いませんから、と無理矢理ペンを押しつけてきたのが運の尽きで、それならば一番醜い仕上げになるような革を選んでやろう、と鮫の革を貼られてしまったものです。

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 しかし、そういうのを見て帰って喜んでしまうのが私というもの。これは珍しい、と大喜び。なんとまぁ、と肩を落とすだろうと思っていた鞄屋さんは意外な結末にがっかり、という結果になりました。採点用に顔料系の赤インクを入れていましたので、水洗いをする頻度が高く、どうしても革をぬらしてしまうものですから、キャップと軸とで色合いが違ってきてしまいました。

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 長いこと使っていますと、次第に革が動いて隙間がはっきりとしてきます。こうなったら、指でゴシゴシ革を押して、くっつけ、くっつけと念じるわけです。実際、そのときには隙間が目立たなくなります。

 革を巻いてオーヴァーラップした部分をカッターナイフで切り取る、という工程上、いったん革を巻いてしまった軸にはそのときの傷跡が残ります。従って、秋田からといって革を剥ぎ取っても、しっかりと線傷が入っていて元々のような軸には戻りません。覚悟は必要ですが、革巻きは味わいのある軸に仕上がります。

2019年8月11日 (日)

異母姉妹

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 クッションを抱え込むようにして眠る「ちち(仮名)」さん。最近は一日中ケージの外で過ごしていますので、その分、ケージの中に戻ると緊張から解き放たれてぐっと眠たくなるのでしょう。そんなにケージの外が安心できないのであれば出てこなければ良いと思うのですが、緊張しつつも家族の近くで寝そべって過ごすことを選んでしまう、甘えん坊な彼女です。

 本日は「くま(仮名)」さんの命日。朝から家族総出でペット霊園までお参りに行ってきました。三十五日にあたるのはお盆の最中ですが、その少し後、18日には霊園の定期(?)法要があるそうです。庭や河原に埋められていた昔のペットはどう思うのでしょうか。

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 8月3日の水道橋WAGNERで手に入れたペンケース。青海波と見せて、ところどころに柴犬が潜んでいます。柴犬が隠れていることに気がついていない人がほとんどでしたが、私には初見のものではないのですぐに目にとまりました。誰かが買わなければ良いがなぁ、と思いつつ夕刻を迎えたのでN御大からお譲りいただきました。

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 同じ生地です。左の方は一昨年頂戴したもの。8本挿しです。Y.Y.Pen8号が世に出たのに合わせてポーさんが作ってくださったものです。同じように見えますが、細部には無視できない違いがあります。

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 これはもう、外せないところ。このタグが付いているので、公式グッズです。

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 肉球をあしらったボタン。だいたい、しょうもないところにこだわるのはオッサンの専売特許かと思っておりましたが、女性がこういうことをした場合、こだわりなどといわず、さりげない心遣い、などと表現するのが妥当でしょう。

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 裏地の色使いも違いますね。青海波ですけれど、基本が緑、黄色系統なので鶯色の裏地、というのは良いと思います。一方、一本挿しの方の鮮やか目な青もまた、それはそれで見た目に楽しくて嫌いではありません。

 打ち合わせをしたわけでも何でもなく、お互い顔を合わせたこともない(と思います)人同士、同じ生地を使って同じ目的のものを作り、それがまた、私のところで一緒になるなんて、「縁」ですね。

2019年8月10日 (土)

お迎え

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 毎年、お盆の時期は仏間で過ごすことの多い「ちち(仮名)」さん。どういうわけか、家族が揃っているリヴィングルームではなくて、お仏壇のある部屋に行って寝そべっています。おそらくはお帰ってきているご先祖の中に、ワンコ大好きな人がいて、可愛がってもらっているのだろう、と勝手に思っているのですが、どうなのでしょう。

 昨今はお寺さんも忙しいので、お寺さんが拝みに来てくださったらお盆が始まる、という感じになっていますが、私の田舎では毎年8月12日にお仏壇のお掃除をして精霊棚をまつり、その夜に迎え火。13日の朝からお墓参りをして、14日にお坊さんが来てくださって15日の朝には送るという、まぁ昔からの習慣ですから、お盆といえどコンパクトにしたものなのでしょう。

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 今年は本日10日に高野山へお墓参りに行って、お墓の掃除をして花を供え、どうぞ来てくださいと拝みました。帰途、極楽橋駅での1枚。天空が走り始めて10年になるのですね。そういえばこのとき、珍しくケーブルカーが臨時運転されました。本来の出発時刻より8分ほど前倒しで運転されたのです。そのとき、車内は朝のラッシュ時並みの混みようでしたから、当然といえば当然ですが、先代のケーブルカーならもう少し余裕があったはずです。現行車は先代より50人も定員が少なくなっています。たしか、先代は「特急こうや」の定員分そっくり運べるということでしたから、現行車では乗り切らない、ということですね。

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 かつてこの車両が22000系として運行されていた時代、高野山へ電車で行くというのは本当に難儀なことで、河内長野から極楽橋の区間でもラッシュ時並みの混みようだったのをよく覚えています。その後、次第に電車の利用者が減っていって、皮肉なことに橋本までの複線化が完成した頃には夏の盛りでも余裕がある、という状態になっていました。ケーブルカーに乗れないことを危惧して、みんな極楽橋駅の連絡通路を走っていた昔が懐かしく思い出されます。

2019年8月 9日 (金)

おしまい

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 よっぽど眠たかったのか、カメラを持って近づいてもピクリともしなかった「ちち(仮名)」さん。我が家のワンコはみんな、赤ちゃんのときからずっと室内で飼われていますから、番犬としては役に立たないように思えるのも当然かと思います。今、彼女が吠えるのは、何か要求するときと決まっています。飼い主、失格ですね。

 学校はブラックだ、といわれて久しいので、人事監督権をもつ教育委員会事務局としても何もしないわけにはいかないのでしょう。数年前から、夏休み中に「学校閉鎖日」を設けるべし、ということになっています。具体的には山の日近辺の土曜日曜を含んで5日間、土日はもちろんのこと平日も、管理職から教職員まで、誰も学校に来ない日とする、というものです。そうしておくから、その間にまとまった休みを取りなさい、というわけです。今年は10日土曜日からの5日間。でもそれでは平日が2日だけですので、私の勤務先ではもう1日追加して、15日まで学校閉鎖日と決めました。さて、一体どれほどの人数が禁を犯して職場に出てくるのか、気になるところです。

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 毎日休むことなくこき使われて、1学期の間に消費したカートリッヂは1箱では収まりません。これ自身、太字のペン先をさらにヌラヌラにするように調整めいたことをしてあるので、インクフローは抜群で、その分大量のインクを消費します。

 不器用なことと、目が悪い(老眼)こと、そしてもし若くて目がよく見えても、そもそも見たものの形をしっかりと記憶するということが苦手ですので、私の場合、100年修行してもペン先調整なんて出来るようにはならないでしょう。このペンも、変なスイートスポットをこしらえただけに終わっているので、ヌラヌラなのに筆記時にかすれるというとんでもない仕様になっています。机の上に転がしてあって、常に何かを書くのに使っていますので、お盆休み前にお掃除をしてやろうか・・・と思っている内に1日が終わってしまいました。

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 実に汚いですね。これは本当に洗ってやらないと、固形化したインクがあっちこっちに溜まっていそうです。素性が悪いので、そういうのを掃除しても書きやすくはならないと思いますが、お盆休み明けにはまず、こいつをお掃除することから仕事を始め亡ければなぁ、と例によって出来そうもない計画だけは一人前に立てている私です。

2019年8月 8日 (木)

分不相応

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 ゆったりとスフィンクス状態の「ちち(仮名)」さんですが、よく見ると後ろ脚がダラッと横にはみ出しています。「くま(仮名)」さんもそういう傾向にありましたから、習ったのかもしれません。この場所はエアコンの冷風も当たりますし、家族が食事をする場所も目の前という位置ですから、彼女のお気に入りです。何もなければ、このあたりに寝転がって時を過ごしています。

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 職場で使うPCをようやく組み上げたので、それにつなぐキーボードを新たに手に入れました。これまではPS2接続のものでしたが、新しいPC(といってもすべて中古品で組み上げ)にはPS2ポートがないので、USB接続でキータッチが良いもの、という条件で探して、前々から気になっていたリベルタッチを手に入れました。

 これ、新品で買うと3~4万円という立派なお値段です。現行品は日本語配列のものだけになりましたので、旧モデルで英語配列というものを探し続けておりました。時折見つけても、とんでもないお値段ということがほとんどでしたので半ば諦めておりましたが、ようやくそこそこのお値段のものに出会うことが出来ました。

 100円のボールペンでも字は書けるのに、数万円の萬年筆を、それも何本もって、そらおかしいやろ。そやから、萬年筆使う奴はヘンタイや。ワシらは、良識あるヘンタイなんや。というどなたかのお言葉を思い出します。

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 上はPS2接続の東プレ、リアルフォース101。まだWindowsキーなんて変なモノがない時代に世に出たものです。今、この記事を書いているのも同じモデル。どういうわけかこのキーボード、手元に3枚もあります。PS2接続というのがどんどん亡くなっていくので、活躍する場所が狭まってきました。当面、綺麗に洗って予備機として保管しておくしかなさそうです。

 リアルフォースの打鍵感はたいへん気に入っているのですが、リベルタッチの方はもう少し柔らかい感じです。おそらく、リアルフォースの定荷重番というのもそんな感じなのかと思います。キーを打ったときの反発力、両者の違いはそこかなと思います。リアルフォースに慣れていると、リベルタッチは何となく頼りない感じがしますが、長時間の打鍵にはその方が楽かとも思います。

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 キーボードのできはいいのだけれどもロゴだけは致命的にダサい、といわれているリベルタッチ。私には審美眼などないので、どこがどうダサいのか、どう良いのかわかりません。しばらく使ってみて、合わないようならばUSB接続のリアルフォースを探すことになります。

 でも、根本的な問題として、タッチメソッドも習得していない、キーボード見ながら出ないと打てない、そもそもPCにはからきし弱いというようなオッサンがこんな上等なモノを使っていて良いのか、ということがありますが、そこはあえて無視したいと思います。

2019年8月 7日 (水)

好きだけれど

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 もうすぐお盆、仏壇のある部屋を綺麗にしなくては・・・というところで寝そべる「ちち(仮名)」さん。ご覧の通り、周辺にはモノが散らかりまくりですが、その中で寝るのが心地よいみたいです。でもこれをやられてしまうと、お片付けもままなりません。このところ、PCをこしらえたりバラしたりしておりましたので、もうMAXに散らかっているこの部屋、本当に片付くのでしょうか。

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 いつも出遅れてしまう日清食品の新製品フライングゲットですが、今回は間に合いました。お盆明けに発売になる商品をいくつ糧に入れましたので、その中でも「これはアカン」と思ったものを食べてみました。

 神味とか、食欲に全「麺」降伏とかいろいろ書いてありますが、要するに元気でがっつり食べる人にとって魅力的と思われるモノをどんどん放り込んだ即席焼きそば、ということですね。

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 醤油系のタレと、こってり感を出すはずの背脂。この二つはお湯を入れたあと蓋の上で温めます。もうひとつは粉チーズですので温めたりすると厄介なことになるでしょう。

 お湯を入れて待つこと5分。麺が太めですのでそういう時間設定かと。個人的には短めの時間でお湯を捨てて硬めに仕上がったのを食べるのが好きですけれど、今回もまた、お湯を入れたところに来客とか電話とか、とにかく邪魔が入ります。夏休み中の学校では好きなように仕事が進められるかと思えばさにあらずで、普段よりもいろんなことに手を取られて、気がつくと何もしていないのに夕方5時、という毎日です。

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 おいしかったと思います。でも、この年齢にしてこういうのを食べるのは、もうダメです。誰かが食べているのをへつるのが一番です。一口で十分ですね。そういう自分に対して、ようやく歳相応になったんか、と少し褒めてやりたい気になりましたが、いやいやいや、歳相応というならば、そもそもこんなモノ、見ただけで拒否できなければならないはずです。食べてみようかな、と思う時点で失格ですね。

2019年8月 6日 (火)

保護

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    とろけ落ちている「ちち(仮名)」さん。寝ている間に快適な姿勢を求めてあれこれと試行錯誤するのですが、そのうちに「これは失敗」という寝姿に突入してしまい、苦しくなって起き上がることもよくあります。しかし、一般的に言って、こういう人間様から見ると苦しそうな形であってもワンコは熟睡、ということはよくあります。

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    かつて、それ自身は通信手段を持たない Palm という端末を常用していた頃に、よくお世話になりました。携帯電話やスマートフォンでもそれは変わらないのですが、スマートフォンの画面が大きくなるにつれ、不器用な私には自分でフィルムを貼ることなどできなくなりましたので、しばらく遠ざかっておりました。そして、まさかの「復縁」です。

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    オーヴァーレイ・ブリリアント。なんと懐かしい響きでしょうか。昔はこのようなフィルムと端末とを持って、服を脱いで風呂場に入って貼るなどという話もありましたが、私は実践したことがありません。もちろん、きちんと上手に貼れたこともありません。今回、大変に傷つきやすいと言われているものを保護するため、貼ってみようかと思い立った次第です。

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    なぜかティッシュの箱に沈みかけているSONY WFー1000XM3の充電ケース。蓋は真っ平らなのに底は卵のように丸いので自立しないのです。そこでティッシュの箱に支えてもらって、金色に輝く SONY の蓋の部分に保護フィルムを貼ります。

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    蓋に貼り付ける小判形のフィルムと、イヤホンの操作部に貼り付けるものとがセットになっています。自己吸着式ですから、正しい位置に置けばそのままいけるはずですが、世界一不器用な私が老眼で見ながらそんなことできるんでしょうか。

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    ほら、やっぱりあかんやん、という写真。小判形のRの部分をみれば、激しくズレているのがわかります。また、直線部分をみても、写真の上部と下部とで「余白」に差があります。仕方がないので、慎重にカッターナイフの刃を差し込んでフィルムを浮かせて剥がし、再度挑戦です。

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    やり直しはここでも。右の方、思いっきりズレています。これもカッターナイフの助けをかりてやり直し。これで、すぐに傷だらけになるなどとありがたくない評判を立てられているケースを少しは守れるようになりました。あとは、自分の使い方の問題です。

2019年8月 5日 (月)

バレた!?

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    大事な頭部をしっかり保護して眠る「ちち(仮名)」さん。ふと目覚めたとき、布団をかぶっていたことを忘れて大慌てでクッションをはねのけるところなど、笑わせてくれます。

   夏休みといっても、学校の先生たちは普段より忙しそうにしていましたが、それもようやく落ち着いてきて、職員室も寂しくなってきました。例年この時期は、それを狙って職員室の環境整備に励んでいます。

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    職員室に陣取っているPC。児童生徒がICタグを持ち、校門付近に設置されているセンサーで通過状況を確認、記録するシステムです。何日何時何分に何年何組の誰々さんが校門を通過、というデータが残ります。有料のオプションを申し込んでいる保護者には、通過と同時にメールが配信されるのです。校門の外側から画像を撮っていますので、下校時には通過する児童生徒の顔も記録されていくわけです。夕方になっても子供が帰ってこない、なんてときも、とりあえず学校を出たのかどうかの確認だけはできるわけです。

    素晴らしいシステムなのですけれど、このPCを操作することはめったにありません。ウチの子、まだ帰ってこないんです、なんて電話があったときに通過情報を確認する程度です。なので、一等地に陣取っているこのシステムをもう少し僻地に移転しようと考えました。

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    職員室の中心部から見たところ。動かす前に結線の状況を記録しておきます。機械モノには滅法弱いので、こうしておかないと元に戻すことができません。職員室の壁際にあるロッカーの上に移設することで、スペースの有効活用と、職員室ないからチラッとみるだけで校門の状況を写すカメラの映像を確認できるようにする、目的は主にこの二つです。

    PC本体にディスプレイ、NAS、ルータ、光回線の終端装置と、それらをつなぐハブ。なかなか煩雑です。光ファイバーがありますから、ポキッとやってしまうことがないよう、それなりに対策しなければなりません。

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    ここを見るたび、どうせドリルで穴をあけるなら、ポップアップ式のLANコンセントを閉じた状態で穴をあけて線を通してくれたらよかったのに、と思います。こんな風になっているので、閉じることもできません。水色はLANケーブルですが、黒いのが問題。取扱注意です。

    で、モールを設置して大事な大事な線を守りつつ配線していると、事業者からのお電話。設置場所を変えるのに電源を抜いたりネット関係の接続を切ったりしていますので、「そちらに設置してある端末がこっちから見えないんですけど。。。」と、まさに光の速さでの問い合わせでした。

   いやぁ、すいません、コードに足引っ掛けて抜けてしまって・・・なんてベタな言い訳をかましつつ、ネット接続の回復を図りますが、こういうときに限ってなかなか復活しません。もうダメ、白状して見に来てもらおうか、と思ったところでWebページが表示されたので胸をなでおろしました。問題の光ファイバーも大切に大切に扱いましたし、しっかり保護してありますので大丈夫です。次は、移設跡地の有効活用です。

2019年8月 4日 (日)

18きっぷの旅・その1

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 帰ってきたの、じゃ、遊ぼ、という「ちち(仮名)」さん。いえいえ、飼い主は腰が痛くてそれどころではありません。今日みたいに長時間列車に乗っていますと、体の使い方が下手くそなので、立っていても座っていても姿勢が保てず、結局は腰に来るのです。

 朝早く起きて房総方面に出かけてから奈良へ帰るぞ、と壮大な計画を立てていたのですけれど、土曜日に痛飲したせいか、かなり明るくなってから目が覚めました。ですので、暴走は諦め、ゆったりとホテルで朝食をいただいてから新橋へ出て、チケットショップで青春18きっぷを手に入れました。大阪の旅行会社窓口で発券されたものが、正規のお値段より500円ほど安く売られておりましたが、こういうのも仕入れられるというのがすごいところです。売った人は何を思って買ったのか。なんで大阪で買って東京で売ったのか、などとあれこれ妄想してみるのも楽しいものです。

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 寝過ごしましたので、どこへ行くにもどこを通って帰るにも中途半端な時間になってしまいました。東京駅で食糧を調達して、中央線ホームへ上がり、とりあえず発車しようかという電車に飛び乗ったら、あろうことか豊田行き。国分寺まで涼んで高雄行き特快に乗り換えて、さてここでしばらく待ち時間、と思っていましたら、臨時快速河口湖行き、なんてものが滑り込んできましたので、捕まえて大月まで来ました。

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 当初の予定では、高尾か大月で1時間以上時間を潰すことになっておりました。中央線が遅れている、というのを見て、出来ることなら乗り継げないはずの列車が遅れていたりすると良いな、などと思いましたが、そこまで甘くはありませんでした。むしろ、ダイヤの乱れが拡大する方向へ行きそうな感じになってきましたので、やむなくあずさワープをかまして一気に距離を稼ぎつつ、快適な車内でお昼ご飯です。

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 このワープで、乗車券と特急料金とで18きっぷ1日分を超える金額を消費。けれどもこれをやらないと、本日中に奈良へ帰ることが出来ません。八王子へ戻って東海道方面へ出たとしても、すでに新幹線ワープが必要な時刻になっていました。まぁ、新車になりましたし、いっぺん乗っておくのも良いか、ということです。鉄っちゃんは古い車両が消えていくのを惜しみますけれど、乗るんだったら新しい車両の方がいいに決まってます。

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 で、なんやかんやでようやく塩尻駅。ここからは中央西線で名古屋へ出て奈良を目指します。今回は東京で家族へのお土産を買わず、このあたりでと思っておりましたけれど、ワインはやっぱり重たいので結局パス。18きっぷの旅は身軽なのが一番です。

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 塩尻駅前にはブドウ棚があって、実がなっておりました。やはりこんな風に駅の外へ出てうろうろするのがいいですね。ひたすら効率的に乗り継いで距離を稼ぐばかりが18きっぷの旅ではありません。

 このあと名古屋まで、中津川での乗換のみでスムーズに進み、名古屋からは「快速みえ」に乗ってみよう、というのでまたも出費。指定席を取るのと、伊勢鉄道線通過分の運賃です。で、津から亀山に戻り、そこからキハ120で加茂、そして奈良へ。亀山から加茂まで乗り通していた人が私以外にもけっこうな数いて、それもまたけっして鉄分多そうな人ではなく、普通の善良な人たちだったのが腑に落ちないところですが、それでも皆さん私と同様、18きっぷな人たちらしく、それっぽいお話をされていました。これだけ18きっぷの旅が認知されてくると、もはや、ローカル線のすいた車内でのんびり、というのは出来ないと思った方が良さそうです。

2019年8月 3日 (土)

お礼参り

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 ケージに入って安らかな寝息を立てている「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰ってきても、少し頭を上げてちらっと見ただけでしたので、相当に眠たかったのでしょう。これは以前に撮影した写真で、本日のモノではありません。本日、飼い主は東京泊まりゆえ、彼女の元へは帰っていないのです。

 7月にY.Y.Dayを開催して、全国各地からご来場いただきますので、毎年この時期のWAGNER水道橋大会には参加するように努めております。いわば「お礼参り」ですけれど、今年は良識あるヘンタイ倶楽部の面々がけっこうな数押し寄せておりまして、嬉しい限りです。

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 青春18きっぷのシーズンですけれど、お礼参りですから、お菓子の一つも差し入れしなければなりませんので、ゆっくりながら新幹線で東京入り。お昼前頃会場に到着して、いつもの看板を見ます。ここは水道橋の駅から歩いてきて館内に入った瞬間が一番涼しくて、会場である会議室に入ってしまうと団扇や扇子、ときにはタオルが手放せません。

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 表定例会、すなわち定期的にここで開催されるのが当たり前の大会ですから、なんとか大会、とは書かれておらず、受付にいるおっちゃんの絵と、会員非会員にかかわらずとにかく受付通ってね、ということだけが書かれています。これ、恥ずかしいことに今ごろ気づきました。以前からこうだったのか、最近こうなったのかすらわかりません。

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 紙様の勉強会。せっかくヘンタイな823を持って行ったのですけれど、周りの人たちとどうでもいいことをだべっている内に気がついたら始まってしまっていました。これぞ萬年筆研究会、という感じですね。

 皆さん真面目に、しっかり聞いているのですけれど、中には何度制止されても先に結論を口に出してしまいそうになる方もありまして、講師もその意図を素早く察知して制止する、なんていう緊迫した(?)やりとりが見られました。

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 こういう模型なんぞこしらえて講義に臨まれるというのは実に素晴らしいことですし、頭が下がります。我々も、もっと面白いことをたくさん考えなくてはなりませんね。

 11月23日、24日には神戸ペンショウが開催されます。そちらにも是非、お越しください。皆さんに来ていただけますと、そのお礼と称して、年の瀬のクソ忙しい時期に家の仕事をほっぽり出して年末大バザールに行くことができますので。

2019年8月 2日 (金)

見かけただけ

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 なかなか上手に被ることが出来た「ちち(仮名)」さん。いつものことながら彼女のいびきをお聞かせできないのが残念です。

 飼い主は本日、7月30日から4日連続の出張稼業を終えました。朝から先方に行ったり、教育委員会事務局に呼び出されて肝心の中身が終わる頃に出張先に到着したりと、ぐだぐだな4日間でしたが、とりあえず終わりました。明日は東京、水道橋です(藤本義一風)。

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 31日から本日までの3日間は、滋賀県大津市で開催された全国公立学校教頭会研究大会への参加でした。初日は午後、中日は前日、そして最終日となる本日は午前中のみの日程で、大津駅まで戻ってきて電車に乗ろうというときにこんな表示に目をとめてしまったのです。

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 東海道本線の東京方面行きのホームの、一番神戸寄りに件のモニュメントはあります。写真に写り込んでいるのは網干行きの快速電車が走り去るところです。右端、青い球のようなモノが北緯35度線のモニュメントです。

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 ずいぶんとたいそうな説明です。地球を一周しております。択捉島のカモイワッカ岬が北緯45度、沖ノ鳥島の北小島が北緯20度。東京はだいたい北緯36度あたりでしょうか。西脇市にある日本へそ公園の北緯35度、東経135度で日本の真ん中、で良いでしょう。

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 赤いのが北緯35度の線ですね。エクアドル(そのものずばり、赤道)には赤道をまたぐことの出来る観光名所があるそうですが、ここ大津駅のホームで35度線をまたぐのは列車運行の妨げになり、危険ですからやめましょう。

2019年8月 1日 (木)

対抗策

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 まだ遊びたかったのにケージに入らされた、と不平不満を述べていた「ちち(仮名)」さんでしたが、寝床に入ってしまうと眠気が襲ってきて、まだ遊びたいのだけれども眠りたい、その狭間で戦っておりました。このあとすぐに、ぷぅぷぅといういびきが聞こえてきたのは言うまでもありません。

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 偶数月の1日と言ったらこれです。今回はなかなか置いてある文具店を見つけられずに苦戦したのですが、京都市内に数店舗を展開している大手の文房具屋さんに行きましたらあっさり手に入りました。惜しむらくは、おっ、これ欲しいぞっというような製品が載っていないこと。まぁ毎号毎号そんな製品が紹介されていたら文房具買うだけで破産してしまうので、それはそれで良いことなのかも知れません。

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 表紙をめくると、いきなりこんな広告。挑戦的です。お勉強道具の一つでもある筆入れを枕にするなんて、全国の教師講師は怒らないといけません。あるいは、怒らずに落ち着いて対抗策を練るという手もあります。

 要するに、授業中、講義中に眠たくならなければ良いわけです。いくら目の前に枕があっても、それに頭を預けよう、預けたいという気持ちにさせない、そんな暇を与えない、という方針でいけば良いわけです。

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 しかし、誰もがそんな授業や講義をやれるのかというと、かなり難しいのが現実です。与えられた時間の5倍から10倍は楽に話せるだけのネタを用意して、それを磨き上げられた、計算された話術と展開でぶつけていかなければ、座って聞いている方は簡単に眠ってしまいます。聴衆が眠たくなるのは話者がポンコツだからです。こんな消しゴムで眠気が消えるなんて、とうてい思えませんが・・・。

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