専門店
最近はずっとこんな感じで、めったに起きない「くま(仮名)」さん。かつて、六甲アイランドでカバンを作っていたワンコの晩年もこんな感じであったことを思い出します。その日が、もうすぐやってくるのかもしれません。
そんな中、飼い主には嬉しい電話。「確保できました。おついでの折にお越しください。」という短い内容でしたが、そういう電話を受けてしまうと気が気ではありません。そぞろ神のものにつきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひてとるもの手につかず、という有様でした。
薫風の経験から、なのでしょうか、今回は中軟のペン先を持つものが多く生産されたとお店で聞きました(真偽不明)が、それでも中軟付きなどは無理だろう、ということでした。こちらのお店では、細字なら何とかなるかもしれない、と言われましたので、ではそれで、とお願いしていたものです。
私ごときがこの軸の美しさを写真に写し取れるはずもありません。シンプルな模様が集まってこの美しい軸になっています。色のついていない透明軸はどうしてもチープな感じが出てしまいがちですが、彫りの故にひとつひとつの模様がレンズのようになっていて、透明とすりガラスの間のような、なんとも言えない透け具合になっています。
何より今回は、昔ながらの萬年筆店で一本いただくときの、なんとも言えない感動、うきうきした気分。そういうものを久しぶりに味わうことができました。ネットショップで買えば安いのですが、この感動はえられません。
さて、この週末は三連休。中日となる14日の日曜日は、第10回のy.y.Dayです。萬年筆と、それを愛でる人たちの化学反応。それを見て楽しむもよし、自ら化合物の原料となるもよし。今度の日曜日は、神戸元町、兵庫県庁そばの兵庫県民会館で、もっと 萬年筆 せぇへん?
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