会えない七夕
尻尾だけ写真撮影に応じることにした「ちち(仮名)」さん。この時間は絶賛睡眠中です。飼い主は京都でお買い物をした後、まっすぐ帰らない悪い癖が出て市内をぶらぶら。堀川下立売の商店街というのは京都市内の地図でも結構上よりなんで、さてここからどういう経路で帰ろうか、と思案していましたら、うまい具合に立命館大学行きのバスが来ましたので、それを捕まえて北野白梅町へ。嵐電に乗ろうというわけです。
この日の夕方近い時間帯、レトロ電車は本線と北野線、それぞれに運用に入っておりました。見たい、乗りたいと思っているときには車庫にいるのに、今日は別に、というときには出血大サーヴィスです。本日の狙いはもちろん、千手観音のラッピングと中吊りで話題のモボ611形622号車ですが、帷子ノ辻駅で待つこと1時間、出会うことはできませんでした。
これも登場した頃に見たい見たいと思いつつなかなか巡り会えなかったパト電車。こういう、今日は君に会いにきたんじゃないんだよ、という電車ばかり、何台も行ったりきたり。思えば、北野線の撮影所前駅なんて、できていたのも知りませんでした。実に久しぶりの嵐電でしたが、少しずつ夕闇が迫る中、お目当の電車にフラれた七夕となりました。
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