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2019年5月

2019年5月31日 (金)

漫談

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 暑い暑いといいながらもクッションを被っている「ちち(仮名)」さん。被っているクッションは底が抜けてドーナツ状になったもの。もちろん勝手に底が抜けたわけがなく、長期間にわたり、彼女がゴリゴリと穴を掘るような仕草を繰り返したので破れてしまったのです。

 本日、飼い主は朝から久々の試験監督2連発。時間割係がミスをして、中間テストの監督者が足りなくなったための出動ですが、やはり教室は良いですね。子どもたちに話をする、そして反応がある、これ最高です。

 そして午後からは、県立教育研究所で開かれている新任教頭研修講座という、何ともいかめしいお名前のイヴェントに講師として参加したのですが、学校を出るとき、一度乗った車から降りて、職員室に戻り、萬年筆を胸ポケットに挿して出かけました。

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 プロフィットレアロのBニブ付き。採点用に使っていたものですが、現在では文書の校正などの朱入れに使っています。本日は1時間の枠の中で、「教頭の服務」というテーマでお話をすることになっていて、資料を作るためにパワーポイントなどというものも生まれて初めて使いました。いや、偉そうに言ってはいけません。昨年、同講座でお話をされた方のファイルを頂戴して、中身をちょいちょいといじっただけです。

 仕事は早めに片付けましょう、仕事をするときは、前の工程を担当した人への感謝と、後の工程を担当してくれる人への思いやりを忘れないようにしましょう、という、長原のお父ちゃんのお言葉を紹介したかったので、そのために萬年筆を胸に挿していったのです。

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 萬年筆、大手で言うとセイラー、パイロット、プラチナ、まぁこの順番に古いわけですけれど、これはセイラーの萬年筆です。で、こういうのを作っていた職人さんで、現代の名工となった方のお言葉で・・・・と、こういう感じ。朝の9時から、教頭に期待されるもの、とか、教頭の危機管理、いじめの未然防止、なんていう固いお話を聞いてきた皆さんに、お昼休み明けに語るわけです。しかも、教頭の激務をこの2ヶ月間こなしてきて、心も体も疲れ切っている皆さん。普通にしゃべっていたら舟を漕がれるのに決まってます。講演するもの、寝させてはいけません。寝てしまうようなお話ならしない方がマシなのです。

 で、萬年筆のお話をしていると、大きく頷いている教頭先生が何人かいました。ヘンタイ発見、かもしれません。で、ブラックと言われる教頭職だけれど、そんなことはありません、と。仕事は楽しみながらやりましょう、そして、休みの日には自己実現のために遊びましょう。私の場合は、万年筆研究会ってのに顔を出してます。非生産的なお話を1日やって、で、酒呑んでさよなら。でも、楽しいですよ。検索してみてください、と宣伝しておしまい。何人か、釣れてるといいのですけれど。

2019年5月30日 (木)

招き

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 寝転がってお食事中の「くま(仮名)」さん。なぜかわかりませんが、後ろ脚が上がってしまうようです。相当のお歳ですし、ご病気も抱えてらっしゃるので、体の自由がききにくいのだろうと拝察いたしますが、それを面白がっている飼い主や家族というのも大概なものです。

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 これまた変なモンを長女が買い込んで参りましたので、LAMY2000と記念撮影。招き黒柴だそうです。おっさんと柴犬のドラマが放映されていたり、それがまた映画にまでなってしまうとか、世の中、またもや柴犬が来ている感じが強いですので、こういう商品が出てくるのもまた当然なのかも知れません。

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 きっちり、巻尾。ここ、重要なところですね。三角耳のワンコを見て、顔がデーモン閣下じゃないからハスキーでもないし、さりとて尻尾も垂れ下がっているから柴じゃない、とか、そういう判断を下しているわけですから、巻尾は大切です。

 実際の所、柴犬は招くのか、ということですが、これは確実に招きます。少なくとも我が家の白い方なんかは強烈に招きます。柴犬は好奇心が強くて、好きな人には甘えまくりますから、とにかく招くのです。皆さんのお家の玄関にも、ぜひ一体、いかがでしょうか。

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2019年5月29日 (水)

お手軽

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 こういうのを撮れば良かったのです。寝ているところを上から撮れば、「ちち(仮名)」さんに気づかれて逃げられると言うことがありません。そのかわり、お顔は写すことが出来ません。

 毎日草刈りばかりしている飼い主ですが、現在刈っている場所も少しずつめどが付いてきました。学校の敷地と住宅地との境にある法面、西半分は羊さんの活躍でゴルフ場のラフぐらいになっていますが、東半分は密林です。何年分かの枯れたススキやセイタカアワダチソウにクズの蔓が絡みついていて、山林用の良く切れる刃でも1メートル行くか行かないかのところで止められてしまいます。そこで、刈るのを諦めて、棒になってしまっている枯れ草や蔓を切ることに専念し、その後、ナイロンコード式の機械でみじん切りにする、という2段階草刈りです。時間も倍かかりますが刈った草の始末がいらないのがメリットと言えばメリットです。

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 月末ですので、主治医を受診するために減量中。晩ご飯はこれだけです。写真はビニールシートを取り除いた状態。そこですでに手を汚してしまう可能性もありますが、何とかクリアしてこの状態まで持ち込めれば、あとは手を汚すことなく納豆が食べられるのです。

 実際やってみるまでは半信半疑。私のように不器用な人間でも出来るのだろうかと不安でした。なので、お作法通り、まずは何もかけない状態で納豆を練ります。

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 辛子から。これは完全なる液体ではありませんから、余裕だろうと思っていました。変なところが破れたりすることもなく、上手にプチュッと辛子が出てきます。しかも、キレがよいのです。袋の中に辛子がけっこう残っている、ということがありません。

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 続いてタレ。これまた綺麗に出てきます。画期的な商品ですので、いろんな味わいの納豆にどんどん展開していっていただきたいものです。そして、出来れば納豆を覆っているビニールシート、アレを上手に取り除けるような研究開発も進めていただければ言うことなしですね。

2019年5月28日 (火)

気持ちよかったので

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 気持ちよさそうに眠っている「くま(仮名)」さん。抗がん剤治療はしません、手術も不可能です、ということで、今はただ、お腹に開いた穴にしっかりと腹巻きを当てて冬虫夏草のサプリを食べさせる、という新興宗教まがいの「治療」を受けながら毎日を過ごしています。水がたまってくるとご飯を食べなくなるのだろう、ということがわかってきたので、様子を見て、あぁまたたまってきたな、と思ったら受診。今、私の職場でもよその学校でも、空前の英語教師不足なので妻にも応援に来て欲しいのですけれど、昼間は彼女の見守りに専念する、ということで断られています。

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 今週末に行われる英検に向けて、珍しく手書きで書類をこしらえていました。10人以上の参加者があれば学校を準会場として英検を実施できるのですが、今回は何と33人もの参加希望者がありました。で、申し込みを済ませると英検協会からいろいろと書類が送られてきます。受験票代わりとも言うべき参加票というものがあって、これには受験者の個人番号や名前などは書かれていません。そこで、本校に割り当てられている個人番号を参加者一人一人に割り振り、名前とともに参加票に記入する、という作業が必要になってきます。

 スーツを着ている季節ならば内ポケットに入っている超絶な書き味(親方調整)のキャップレスなのですが、今回は枚数も多いことでもありますし、螺鈿のM800にお願いしました。細字で、少しカリッとしていて、これまた超絶。親方調整ならではです。家に帰ってきてもその書き味が忘れられないところで、食卓の上に放置してあったこのペンに目がとまりました。

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 これは師匠の調整で、細字ながら、天井を見上げてう~んとうなってしまうような書き味。神戸ペンショウの会場で、その気落ち良さにノックアウトされて、開催者側だというのにお買い求めしてしまったものです。

 現状、赤茶色っぽいインクが入っているので、これを綺麗に洗浄して黒インクを入れようと思います。太字でぬらぬらはもちろん良いのですけれど、少しだけカリッとしたところのあるなめらかな細字、というのは麻薬みたいなものです。

2019年5月27日 (月)

暑さよけ

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 もう、アカン・・・という状態の「ちち(仮名)」さん。眠たい目をこじ開けて少し飼い主を見ましたが、持ち上げたまぶたを支えることが出来ずに再び眠りの世界へと帰って行きました。実に羨ましい限りです。

 職場でも羊さんが同じようにしてドテッと寝ておりますが、こちらは少々事情が違います。暑いので小屋に帰ってきて寝るのですが、新築された羊小屋の屋根は透明な波板で葺かれているため、日光が差しこんで小屋の中が暑いのです。なので、白丸君も今年初お目見えの19番、いくよさんも、金属製の倉庫の壁により掛かって少しでも涼を得ようとしています。

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 そこで、ホームセンターに走って買ってきたのがこのすだれ。羊小屋に隣接する防災倉庫の屋根にすだれを放り上げてから、自分も怖々屋根に登って、いざ作業開始です。

 買ってきたすだれは4巻。写真の奥の方に見えるのはすでに設置済みのすだれです。倉庫の屋根より羊小屋の屋根の方が低いので、何とも不安定な姿勢で怖い怖いと思いながらの作業です。

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 何とか作業完了。平地を歩いていてもこけたりする、運動神経非装備の私としてはよく出来た方でしょう。このすだれが風で飛んでいったりしなければ、夏の日射しにも対抗できそうです。何か重しを乗せようかとも思いますが、そうすると屋根の強度も心配です。

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 白丸くんは6月に毛刈り体験をさせるために、この暑さの中、もふもふのままです。暑いけれど、もう少しの間、辛抱してくれよ、と声をかけて羊小屋を後にすると、珍しく彼が鳴きました。昨年は3頭いたのですが、今年は予算の関係で2頭。羊は寂しがり屋さんなので、今年は妙に人を呼びます。いくよさんがつれないのも原因の一つかも知れません。

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2019年5月26日 (日)

健康によい

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 抱きかかえられて眠りそうになっている「くま(仮名)」さん。診断の結果、やはり進行、転移していく癌。抗がん剤を投与するかどうかというところですが、副作用も強いそうなので、定期的にたまった水を抜いてもらう治療をしながら、自然に任せようと思います。水がたまるとしんどいようで、水を抜いてもらうと食欲その他が回復します。けっこう元気なのです。

 冬虫夏草が効く、というので、長女はサプリを買い込んでせっせと与えています。人間でも癌の治療を拒否する人がいますが、しんどい思いをしてまで延命したくない、というのも認められてしかるべきでしょう。飼い主も癌になりやすい家系のようですから、いずれ癌になるでしょうけれど、治療も延命も希望しないつもりでいます。

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 私の大嫌いな新聞に包まれて届いたのは、木曜日に那覇で買い求めた島バナナです。大嫌いと言っても、現地ではそれなりの発行部数を誇る新聞ですから、それで包まれてくるのに何の不思議もありません。

 今回は青いのに出会うことなく、すでに黄色くなりかけたものを買い求めましたので、輸送中にも熟成が進んで、もう真っ黄色になっているのだろう、と開けてみると、はたして、少し青みがかっていた方の房も完全に黄色くなっておりました。

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 今回はこんなものを買ってみました。いろいろある中で、密林で一番安かったものを選択。この状態で封筒に入って送られてきましたので、付属のネジを使って最終組立が必要です。

 普通のバナナをぶら下げるなら、紐も何もナシでバナナをそのままフックに書けるという使い方になるのでしょう。私は島バナナを吊しますから、バナナの房にかけた紐をフックにかけるとちょうど良いでしょう。

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 このとおり、ばっちりです。右から二本目などは、すでに川に亀裂が入っております。撮影後に少し触ると簡単に房から取れましたので、おいしくいただきました。ねっとりとして、甘さと酸味とがほどよくバランスしたお味。やっぱり島バナナ、おいしいです。

2019年5月25日 (土)

焼きまくり

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 眠たくて動けない「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰ってきたので体を起こしはしましたが、そこから先はどうすることも出来ません。おぉそうか眠たいのか、かわいいかわいい、と撫でてやると、安心して再び布団に沈みました。

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 本日はエルおおさかでのWAGNER関西地区大会。冷房が入らない、という事前情報を得ておおいに警戒していたのですが、現実にはそう暑いわけでもなく、ほどよい温度に保たれていたように思います。ただ、私が会場に到着した午後3時頃には、1回ロビーにおばちゃんが溢れておいて、これが大変に迷惑かつ不愉快な状況でありました。おそらくはおばちゃんたちに人気のある誰かの公演があったのでしょう。

 例によって、まったりとした会合。新しい世代の人もちょこちょこ見かけるようになってきました。午後3時半頃からは、総裁による第10回y.y.Day開催の告知などもありました。

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 本日のじゃんけん大会、景品です。右手前にちらっと移っているものは恐ろしすぎてお見せできませんので、チャンスがある方は万年筆談話室へ行って現物をご覧ください。それにしても、景品を品定めしている巨漢2人、これも相当に恐ろしいですし、こうして写真に写ることでその中の一人がもっと恐ろしい目に遭うかもしれない、ということもあります。ご無事をお祈りします。

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 WAGNERに参加してみようかな、と考えているならば、ぜひ、2次会にも参加してください。交通費払って会場まで来て、参加費も払って会場に入ったのに、ペン先調整してもらったらさようなら、というのはもったいないです。特に本日の宴会は近来にない良い会場でした。ここでしか聞けないディープなお話が聞けるのも、2次会ならではです。

 ちなみに2次会はイタリア風鉄板焼きの店、という怪しさでしたが、3次回行こう、と親方に就いていったグループは、伝説の焼肉屋、梅田の「K」に連れて行ってもらえたようです。参加された皆さん、本当に良かったですね。

 そんな楽しい雰囲気に浸りたい方、7月14日の日曜日、兵庫県民会館で開かれる第10回y.y.Dayに是非お越しください。楽しいですよぉ。

2019年5月24日 (金)

旅ガラス

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 なんだか暑そうな「くま(仮名)」さん。毛皮を着ている上にお洋服を着せられているのですから当然でしょう。それもこれも、彼女がお腹を掻きむしるのを防ぐため。どこまで頑張って生きてくれるかわかりませんが、元気でいる限りはしっかりとお世話をしてあげたいものです。

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 すっかり絶滅したと思っていた「修学旅行の代休」ですが、頭の固い先生はまだ絶滅していないようで、私の勤務先では未だに実施されています。そもそも、修学旅行の日程が平日のみならば代休なんてないのが当然。土曜日曜にかかる日程の場合のみ、代休を取ることが出来るはずです。引率した先生たちが疲れているから、なんていうのも理由としては弱いです。

 実際、修学旅行帰着の翌日に授業をしても生徒たちはほとんど抜け殻みたいな感じで座っているだけなので、まぁ休業にする意味はなくもないのですが、今後、翌日から普通に授業、というまともな考えをもった先生ばかりになって欲しいと思います。

 かく言う私は、今朝から出張。出張先の県立教育研究所には、しばらく引っ込められていた県産木材を使用した学習机が展示されていました。見た感じもとっても良く、すぐにでも採用して欲しいところですが、じっくり見ていくといろいろと問題もありそうです。

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 このがっちりとした造りの椅子。座りごこちも悪くなさそうですが、やや傾斜した背もたれ、これを生徒がうまく使えるかどうか、教員がそこをしっかり指導できるかどうかが気になるところです。放っておくと、脚を投げ出して後ろのもたれかかっただらしない姿勢で授業を受ける生徒が続出するでしょう。

 それと、お掃除のときに机の上に載せる、そしてそれを運ぶというのは相当に難儀なことになりそうです。しっかりした造りゆえ、けっこう重そうに見えますが、むしろ、重さより形状の方が問題ではないかと思われます。

 そんなことを考えているうちに、出張先での会議が始まり、それは夕刻まで続きました。その跡は勤務先の近くまでとんぼ返りをして次の会議。それが終わると職場に戻って、パパぱっと戸締まりを確認してから、車を職場に置いたまま大阪市内へ。高校時代の友人たちと一杯やるためなのですが、そこで後輩から衝撃の告白を受けました。なんと彼は、OHTOやセイラーの萬年筆をベースに、いろんな素材で軸を作るのが趣味だというのです。ぜひぜひ、万年筆研究会へもお越しください、と声をかけて、大酒呑みの会合が終わったのでした。

 

2019年5月23日 (木)

ありがとう沖縄

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 年齢その他を考えると、沖縄への修学旅行引率は今回が最後かも知れません。今の職場での教頭職、すでに4年目に入っていますので、来年は別の職場でしょうし、私のようにデキの悪い教頭は小さな小学校あたりに配置される可能性が高いということもあります。小学校の修学旅行なんてものは、中学生のそれと比べたらお泊まり遠足程度のものに感じられてしまいます。けれど、実際引率する立場になると、相手が小学生であるがゆえの面倒くささ、大変さというものがあるはずです。労多くして。。。と感じてしまうことでしょう。

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 沖縄修学旅行というと、多くの場合、最終日に国際通りで自由に研修させる、というパターンになります。車椅子での移動を余儀なくされる生徒がいるので、国際通りの散策そのものをメニューからはずす、という選択肢もありますし、実際、それを望む保護者もいます。うちの子が楽しめないのに他の子たちが楽しむ、そんな修学旅行は許せない、という主張をする保護者がじわじわと増えてきているのです。

 昨今、食べ物その他にアレルギー反応を示す子どもたちが増えています。修学旅行先の名物を食べる、という計画に対して、それに含まれる食材にアレルギーを持つ子どもの保護者から猛抗議があって、計画そのものを断念、などという例もあります。どうしてその名物を食べられないのか、という子どもたちからの質問に答えられないのが辛いところです。

 けれど今回は、無事に国際通りグループ研修を実施することが出来ました。多くの学校がチェックポイントとして使用している牧志公設市場が改築のため移転。来年からはどうしようか、などと早くも次の修学旅行の心配です。

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 綺麗で便利に快適になるのは良いことですし、生活のために市場を利用している地元の皆さんにとっては大歓迎でしょう。けれどやっぱり、公設市場の建物のレトロな感じ、そしてその周辺もふくめての薄暗く、猥雑な感じが大好きな私としては、少し残念な気がします。

2019年5月22日 (水)

1Up

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 本日の相棒。朝早く宿舎を出て、プリウスのタクシーに車酔いしながら那覇へ。あの乗り心地でタクシーに使うのはどういう神経なのか理解に苦しみます。運転中に出会っても、自分が乗せてもらっても、やっぱりプリウスはダメです。どうしても好きになれません。

 今日の相棒は、朝、レンタカー会社の営業所を出たときには、「467」でした。それがいろいろあって、お昼ご飯を食べ終えた頃には一つ数字が増えてしまったのです。

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 ハイエースバンを改造して、後部に車椅子を乗せることの出来るスペースと昇降装置を取り付けたものです。今回の修学旅行にはこれがどうしても必要だったのですが、こういう仕様の福祉タクシーをチャーターすると半日で5~7万円ほどかかります。利用する生徒の保護者に負担してもらうことも考えましたが、いろいろややこしい事情が絡んでくるので、民泊している生徒の巡視用に教員が自費で借り出すレンタカーをこれにしたのです。修学旅行の引率、先生たちはただで旅行に行けていいなぁ、なんて言う人がいますが、そんなに羨ましいならいつでも変わってさしあげます。

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 で、後部に車椅子を乗せるためのスペースを取った上で、2列目、3列目に人が座れるようにシートの位置を調整しようとすると、これがどうにもうまくいきません。ロックを外し、床にもうけられたスライドレールに沿ってシートを動かすだけなのですが、これまでの扱いが悪かったのか、そもそもロックを外すことも出来ません。悪戦苦闘してもどうにもならないので、レンタカー会社に連絡して代わりの車を持ってきてもらいました。当初、私たちが操作法を知らないだけ、と多寡をくくっていた係の人も、現物を前にして納得。すんなり車を交換してくれました。

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 明日のお昼まで、この車とずっと一緒です。背の高いワゴンに車椅子を乗せて曲がりくねった道を行くのは、運転の練習には最適です。いろいろとハプニングもあって、当初の目的以外にも大活躍してくれたこの車。明日も頑張ってもらいたい相棒です。

2019年5月21日 (火)

天気晴朗にして風涼し

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    やって参りました。自身17回目の沖縄です。飛行機に乗るのが大嫌いなどと言いつつ、引率で14回、個人旅行で3回です。それだけ乗ってもなお、飛行機は好きになれません。堕ちたらおしまい、というのはそれでよいのですが、その、最後の時を迎えるまでの、墜ちていくプロセスは猛烈に怖いものであろうと思われます。死ぬのはよいのですけれど、怖いのは、とにかく嫌です。瞬間的に爆発して木っ端みじん、なんていうのでなければいやなのです。

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    本日の沖縄本島南部は、晴れ渡る空と涼しい風で、全く汗をかきません。本当に気持ちのよい気候です。昨日は猛烈な雷雨だったそうですが、月桃の花も散ることなく、目を楽しませてくれています。

    今宵の宿はうるま市の浜比嘉島。明日は単身那覇に戻り、特殊なレンタカーを借り出してうるま市に戻る、というミッションがあります。生徒たちも静かによく寝ていますので、早めに休んで明日に備えようと思います。明日も好天が続くことを祈りつつ。

2019年5月20日 (月)

竹村健一

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    寝姿で言ったら誰よりもかわいいと断言してもよい「ちち(仮名)」さん。この寝顔を見ているうちにウトウトしてしまい、強烈な低血糖状態で汗びっしょりになって目が覚めました。明日からの修学旅行引率に備えて荷物をこしらえなければ、と思っていたのにこのていたらくです。

    昔々は、修学旅行出発前に旅行業者が小さな肩掛け鞄をくれるのが常でした。添乗員さんも同じ鞄一つで修学旅行の全行程を添乗されていたもので、そのミニマムぶりに憧れたものでした。

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    月日は流れて、今年の修学旅行引率の荷物はこれだけ。これだけです。でも、心配性が出てしまい、このマエストロの中には空のペーパームーンをしのばせていまいました。結論から言うと、全く無意味でした。着替えが二日分と、ホテルの部屋の空調がボロかったときに備えての団扇、あとはiPad Proにバッテリー、充電器。マエストロなら余裕です。

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    マエストロの前ポケットにiPadを入れる日が来るなんて。でも、旅行中、ちょっとした空き時間に保護者向けの速報blogを更新するのにはぴったりです。家を出る直前に思い出して、たくさん詰め込んだ汗拭き用のタオル。これが現地で役に立つことがない方がよいのですが。

 

2019年5月19日 (日)

ゆめ鉄道

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 くつろぐ「くま(仮名)」さん。動物病院では点滴をされたのか、左の前脚の毛が一部剃られています。元気ですし食欲もありますし、毛艶も悪くない。けれど、やっぱり少し小さくなったかな、と感じられる彼女です。

 金曜日の晩からまたもや脚の筋肉がピクピクし出したので、週末の草刈りは中止。週明け、火曜日には沖縄へ出発して、帰ってきても金曜日には県の教頭会の会議で丸一日つぶれますので、あと1週間は草刈りなしです。どんどん伸びる草が気にはなるけれどどうすることもできないというのは辛いものです。

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 三岐鉄道三岐線の終点、西藤原駅のホーム横にはちょっとした広場があって、そこにレールが敷かれています。かつてはウィステリア鉄道と呼ばれていたもののようですが、運転休止後、しばらく間を置いて、ボランティアの手によって不定期に運行されるようになったようです。こういう日付入りでの告知を見てしまうと、また行きたくなってしまうのが難儀なところです。

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 給水塔があるということは、蒸気機関車が運転される、ということでしょう。写真右奥に車庫がありますので、そこから出てきて、ここで炭水を補給して運転開始、となるのでしょう。もっとも、蒸気機関車ですから、準備を始めてすぐには運転できません。そのあたりも含めて、ボランティアの皆さんには頭が下がります。

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 黄色と黒の警戒色に塗られたレバーを操作すると、転轍機が動きます。昨今はマナーの悪い撮り鉄が跋扈しておりますが、こういうものが壊されることなく残っているのは良いことです。マナーのよろしくないニワカな鉄っちゃんにはここへ来て欲しくない、と強く思います。

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 転車台。本格的です。これはもう、次回の運転日に見に行くしかない、という気になりますね。

2019年5月18日 (土)

ひっそり

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 寒くもない、むしろ夜風が吹き込みと気持ちよく感じられる気候なのに、お布団に潜り込んで眠る「ちち(仮名)」さん。中でどうなっているのかクッションを取りのけてみたい衝動を抑えつつ、そっとケージに近づいて顔のありそうなあたりをのぞき込んでみると、気持ちよさそうに眠るワンコの顔がありました。

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 一応飼い主の接近に気づいて目を開けたところまではさすがですが、眠たすぎて動くことが出来なかったようで、そのまま目を閉じて眠りの世界へと帰って行きました。眠たい時間には何をしてもだめ、というところは飼い主に似たのでしょう。

 飼い主も、単調な事務作業を続けていると猛烈な睡魔に襲われます。海水パンツはいた連中に襲われる、なんて冗談を言う間もなく眠りに落ちてしまい、はっと気づいてこちらの世界に戻ってくる、なんてことがしょっちゅうあります。運転したら危ないですね。

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 10連休中に乗り潰し旅をする中で、時間の都合で断念しなければならなかったのがここ、三岐鉄道西藤原駅。三岐鉄道は、今では少数派となってしまった貨物輸送を行う鉄道会社ですが、それも二つ手前の東藤原駅までの話。終点の西藤原駅は、のどかな農村の中にひっそりと建つ駅、という感じに溢れていました。写真右、蒸気機関車を模した緑の建物が駅舎で、写真左、赤っぽい建物は簡易郵便局です。

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 赤くさびたレールが実に良い感じです。1面2線の駅ですが、このさびた線路側にはかつて活躍した機関車などが展示されているので、ホームの片側、1線のみが営業用に使用されている状態です。ホーム端のスロープを下りると、藤原岳、御池岳への登山口であるという看板があり、駅舎内には登山計画書を入れるポストもあります。

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 現在、三岐鉄道三岐線を走る旅客列車は、すべて西武鉄道から譲り受けた車両を使用しています。西武鉄道もかつては秩父からセメント輸送をしていた会社。JRをのぞけば、セメント輸送をしている日本唯一の会社となった三岐鉄道には、これからも頑張っていただきたいものです。

 ここまで来てもたいして意味はないだろうけれど、とりあえず終点だから、というぐらいの気持ちで電車に揺られてきましたが、それは大間違い。この駅が大好きになりました。また行って見たい、今度は日付指定で、と思った理由は、また後日。

2019年5月17日 (金)

おまけ

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 なぜかケージの外に出たがって仕方のない「くま(仮名)」さん。癌に冒されたご老体、歩くのも大儀そうですが、外へ出ると嬉しそうに家族のもとへ挨拶に回ります。不倶戴天の敵と言うべき「ちち(仮名)」さんがお風呂に連行されてキャンキャン鳴いておりますから、ここぞとばかり外に出て闊歩してやろう、ということなのかもしれません。やはり彼女、根性ババです。

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 例によっておまけにつられて購入したものの、そのまま袋から出すこともなく放置してあった一冊。いかに有名ブランドのロゴをプリントしようとも、それだけではもう限界と悟ったのか、今回は筆ペンとのセットという手で来ました。

 黒い軸が萬年筆で白いのが筆ペンですが、個人的には逆にしてもらえたらなお良かった、と思っています。でも、思っているだけでは何も解決しませんし、そもそも見た目からして、軸の構造は一緒なんじゃないか、と思うわけです。

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 首軸はどちらも黒いので、どっちの軸に付いていようが関係ありません。胴軸と尾栓、もう完全に同じです。筆ペンのカートリッヂは萬年筆のヨーロッパタイプ(ショート)より長いのですが、そもそもショートタイプのカートリッヂは背中合わせに2個、軸の中に入れることも多いものです。

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 これ、どう見ても「入れ替えて遊んでね」と言ってますね。なので、素直に遊ばせてもらいました。遊ぶとか言うより、無意識に軸を取り替えたという感じ。白い軸の萬年筆って意外と少ないですから、これ、良いのではないでしょうか。この際なので、使うインクの色なんかも少し遊んでみると楽しいかも知れません。

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 雑誌の内容は、例によって例のごとく、好きな人ならため息をつきながら見るのであろうブランドものの紹介に多数のページを割いていますが、私はそういうものとは一切無縁。着ているスーツがすべて購入後10年以上たったものばかりで、妻からは早く買い換えなさいと毎日のように言われていますが、破れたりすり切れたりしているところはまったく目立たないのでそのまま着ています。そういう人間ですから、ブランドものとは一切縁がないのです。ランバンと言われても、何のブランドなのかもわかりません。

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 せっかくおまけに筆ペンをつけているのだから、ということか、この企画があったから筆ペンをおまけにつけたのか。こちらもまた、時が不自由な私にとっては全く縁のないものです。この程度ちょこっと練習したぐらいで上達するのなら、私のような者はいなくなるはずですから。

2019年5月16日 (木)

お帰りなさい

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 新築の羊小屋にのっそりと入ってきた藤原組長白丸くん。児童生徒に毛刈り体験をしてもらうために、暑いのですけれど羊毛もふもふの状態でのご帰還です。山添村めぇめぇ牧場から帰ってきました。正確には「やってきた」なのですけれど、私たちはみな、口を揃えて「帰ってきた」と言うのです。彼は牧場のオスの中ではナンバー1だそうで、餌を食べるときでもほかの雄たちは少し距離をおくそうです。それでいて人間に対しては非常に甘えん坊で優しい性格。おちゃらけで人間の背後から近づいてドンッと頭突きする癖があるらしいのですけれど、私は幸か不幸か、一度もそれを体験していません。

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 今年初お目見え、2歳のメス、「19番」さんです。とっても美形で、驚くほど人になれています。聞けば、親が育児放棄したので人の手でミルクを飲ませてもらって大きくなったのだとか。すでに経産婦ですが、2歳という年齢、藤原組長白丸くんがすでに6歳ということを考えると、来年「帰ってくる」のはこの子になる可能性が高そうです。本来ならば6歳にもなった羊は貸し出されないのですが、そこは本校と牧場との永年のお付き合い、そしてなにより、本校は優良な貸出先なので、無理を聞いてもらえたわけです。

 昨年までは3頭借りていたのですが、そうすると11月頃から少し餌不足になる感じでしたので、今年は2頭に戻してみました。しばらく様子を見て、除草が不十分、となれば1頭追加で借り受けることも考えつつ、今年も羊ライフがスタートしました。

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2019年5月15日 (水)

ベルカッター

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 珍しく起きていた「くま(仮名)」さんをパチリ。実は本日、彼女は外泊していて家にいません。動物病院で全身麻酔の上、CTを撮ってあれこれ調べられているということです。お腹に空いた穴は、縫合することが難しいだろうというお話。おそらくはこの検査で、腫瘍があちこちに転移しているのが見つかるだろう、という悲観的な状況ですが、残りの生涯を少しでも楽に過ごせるようにしてやりたいと思っています。

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 久々に新品の刈払機を購入しました。共立SRE2310という「名機」を中古で購入して以来、その一つ上のクラスに当たるSRE2610を2台、これも中古で手に入れて使っておりました。現状、SRE2310はチップソー専用、SRE2610はナイロンコードカッター専用で運用しています。

 運動場のフェンス際など、チップソーでは刈りにくいところがあることと、シルヴァー人材センターから派遣されている業務員さんのお一人がSRE2610を大変気に入ってくださっていることもあって、2台あっても休みなしでフル活用、という状況です。しかし、最近はフルスロットルで刈ってもなかなか作業がはかどらないようになってきました。経年劣化でエンジンの出力も落ちてきているように感じられますので、旧機種処分ということで安く売られていた新宮商行の「ベルカッター」です。

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 左は共立のSRE2420。私物ではなく学校の刈払機ですが、私が手を出さないのでまだ新品のままです。私がよそへ異動すれば、マイ刈払機も一緒にいなくなりますから、そのときには活躍する機会機械が回ってくるでしょう。左右非対称のハンドル、ハンドルについたエンジン停止スイッチなど、私が刈払機を選ぶときの条件を満たしている一台です。いっぽう、今回私が購入したのは左右のハンドルの長さが同じで、エンジン本体に停止スイッチが付いているタイプ。けれど、「ベルカッター」を一度は使ってみたかったのです。

 私の田舎では、刈払機のことを「ベルカッター」と呼ぶお年寄りがほとんど。私自身、自分で使うようになるまでは、刈払機をベルカッターと呼ぶのだと思い込んでいたほどです。もともと新宮商行というのはチェンソーでその名を知られた会社ですから、山間部の村ではよく知られたブランドなのでしょう。

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 中古で購入した2台のSRE2610のうち、1台はロングパイプ仕様でした。それを使うのに慣れている私は、標準仕様のベルカッターですと少し腰が痛くなりますので、写真の状態よりもう少し、ハンドルをエンジン側に寄せ(傾け)ようかと考えています。

 実際に刈ってみると、やはりエンジン排気量26ccと32ccの違いは明白で、同じ広さを刈るのにかかる時間が短くなります。草が絡みついて回転が落ちていたような場面でも、パワーで押し切って何事もなく刈り進めることが出来ます。

 問題はその夜で、ゆったりと湯船に浸かっていたとき、太ももやふくらはぎがつりました。その痛さたるや、泣きたくなるほどのものです。考えてみると、非常に作業がはかどるのに気をよくしてタンク満タン10回以上、半日ほど休みなく刈り続けていました。燃費がさほど良くない機種とはいえ、これは刈りすぎです。来週は沖縄への修学旅行ですから、草刈りを少し控えて体調を整えなければなりません。まだまだ刈りたいのですけれど、少しおさえる必要がありそうです。

2019年5月14日 (火)

かわき

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 面白くなさそうに伏せっている「ちち(仮名)」さん。このところ飼い主の帰宅時間が深夜と言うよりむしろ早朝と言うべき時間であることが多く、全く遊んでもらえていないということもあるのかもしれません。超大型の連休が明けてみると、生徒ではなく先生の方に学校へ行けない人が出てきたり、学校へは出てきているけれど仕事が全く出来ないのに仕事を割り振られるから何とかして欲しい、という耳を疑うような訴えをしてくる人が現れたりして、なかなか自分の仕事が進みません。結局は誰もいない夜中に取り組むしかないのです。

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 同僚の机上にメモを残しておくとき、目立たせたいところは赤で、となりますが、どうにもインクの出が悪いので、まずはペン先を洗浄。それでも全く改善が見られなかったので、インクタンクに水を吸入しては排出、ということを何度か繰り返したあと、インクを吸入。ストーリアは顔料系ですから、こういうのんきなことではいけません。

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 結果的には元に戻りましたが、けっこう危ない状況だったようです。インク窓が赤いのでまだまだインクがありそう、などと誤認していたために、いいタイミングを逃してしまったのです。

 もしやと思って同じペンケースに収まっているM800や149なども点検してみると、どのペンも皆、書ける状態ではありませんでした。当然、即その場で洗浄とインクの再吸入を行いましたが、やはり萬年費は毎日こまめに使うべきものです。

2019年5月13日 (月)

今月のちょこちょこ

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 夜中に起き出してあちらこちら掻きまくっている「くま(仮名)」さん。全身麻酔をかけてCTを撮られたのですが、悪性と思われる腫瘍があちこちに転移しているらしく、すでに胸郭に水がたまり始めていたということでした。元気なことは元気で、食欲も相変わらず。いずれはお別れしなければならないのですから、彼女が苦しむような無理な延命治療はしないでおこうと思っています。

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 今月は珍しくしっかりとした、やや大きめの箱で届けられたちょこちょこ。デスクペンは大きさ比較のために引っ張り出されたものです。単に筆記具や定規など長いだけのものなら、これだけの大きさの箱を用意するわけがないので、これは筆入れか何かが入っているのだろう、と予測しつつ箱を開けます。

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 老眼というのは実に哀しいもので缶ペンケースがひっくり返っていることに気づかずに撮影。最近、そういうことが多いので、ワンコより先に自分の方がどうにかなってしまうかも、ということを思ったりもします。

 私たちは国体開催の年に採用されたので、同期にはアスリートが山ほどいます。そういう人たちは、国体終了後は当然、採用された目的に見合う仕事がなくなるわけで、どこで、どう働いてもらうか、という中には学校の先生という選択肢も多かったのです。結果として私たちは、採用後10年近く後輩が入ってこない、という中、ずっと職場の最年少者として過ごしてきました。でも、確実に老いてきているわけです。数年のちには教育現場がこう変わる、なんて言われても、あぁ、もうその頃学校にはいないね、と思うことも多くなりました。

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 ピカピカくんのキラキラペン、だそうですが、私などはこの名前、一生間違え続ける感じがします。平気な顔して自信たっぷりにキラキラくんのピカピカペン、などと言ってしまうことでしょう。シャーク万年筆みたいな者だったら面白かったのですが、そうではなくて実用性に乏しそうな色のインクが入ったボールペンです。

 あとは、なぜかステッカー。どこかに貼って面白がる、というぐらいしか使いみちが思い浮かびませんが、OLさんたちにとっては可愛いければ何でもいいのでしょう。最近、文具を見ても面白そうと思うことがなくなってきたのは、やっぱり歳を取ったからなのでしょうか。

2019年5月12日 (日)

かち割り大工

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  長女に無理やり抱きかかえられて、迷惑そうな顔をしていたのに、結局はウトウトしてしまう「ちち(仮名)」さん。もうすぐ夏が来るというのに、相変わらずのもふもふな毛並み。やはり、彼女の換毛サイクルはズレたままのようです。

  本日は大迷惑な「市民体育大会」の日。いい加減、こういうスポーツ至上主義なイヴェントはやめていただきたいものですが、スポーツする人に悪い人はいない、スポーツしていさえすれば心身ともに健全、なんていう誤った常識は簡単には消えてくれそうにありません。市民体育大会の日だから、運動部の引率をしない先生はみんな学校で待機していなさい、などという恐ろしい指令が出るので、この日は大嫌いです。

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  羊小屋の出入り口に、南京錠などを取り付けるための掛け金をつけました。本来なら、職員室でじっと電話番をしていなければならないのですが、そこは新・ホンマもんの教頭先生にお任せして、私は不器用なのに大工仕事です。写真でわかるように、掛け金の二つのパーツがまっすぐに並んでいません。そのせいなのか、かんぬき状の部品の動きが実に渋いので、あちこち点検してみると、掛け金を取り付けた扉が手前にきすぎているのが原因とわかりました。

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  仕方がないので、取り付けたスペーサーを一部削りました。実に汚い仕事です。この扉を作った旧・ホンマもんの教頭先生が見たら泣くでしょう。だいたい、私みたいに不器用が服を着て歩いているような人間が何かを作るということ自体、大間違いなのです。

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  これまたひどい仕事。屋根を支える柱の位置が、門扉を支える柱より奥まっているので、こんなL字型の部材をこしらえて繋いでみました。モルタルで固定されている柱の位置を十分に検討してから作業に入ればこんなことにはならなかったのですが、土台を作る作業が柱を立てる作業より後になる、なんて信じられないような作業の連続でしたので、最後はこんな風になってしまうわけです。

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  この部分には切り倒した木の株が残っているので、頼りない柵が壊れたとしても、羊も外に抜け出せないでしょう。左の方も同様の造りになりますが、流石に強度が不安ですので、太目の材料でしっかりと作る予定です。あとは扉を作って取り付ければ、とりあえず羊が逃げ出せない囲いの完成です。

2019年5月11日 (土)

囲い込み

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   顎枕で気持ちよく眠る「くま(仮名)」さん。飼い主もこんな風に気持ちよくお昼寝したいところですが、この土曜日曜はどちらも出勤です。土曜にお仕事なんて嫌ですが、学校周辺の皆さんが羊の放牧地の柵の補修に力を貸してくださるというので、自分だけ休んでいるわけにはいきません。金曜日に痛めた肩はより一層痛みを増していて、まっすぐにものをぶら下げて持つとか、そういう限定した状況でしか役に立ちません。今日も右手一本でハンドルを握っての出勤です。

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  こちらはお休みにもかかわらず協力してくれている頼もしい同僚たち。私は這う虫が怖くて仕方がないので、こういう竹藪に入り込むことはできません。そこで、同僚にお願いして「野山にまじりて竹を採」っていただいて、羊の放牧地を囲う柵の補修に使おうというわけです。

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  切り出した竹は枝をうち、先端の細い部分を切り落として作業場所に運びます。この竹を採取している場所は、羊の放牧地から見て、学校の敷地の反対側。この竹を作業場所に運ぶのもたいへん難儀な作業なのですが、そこは部活動に励む生徒諸君に少し時間を割いてもらうことで解決です。

  この竹を使って皆さんが柵の補修をしてくださっている間、そんな這う虫が山のようにいる場所に立ち入ることができない私は、結局愛機を駆って草刈りです。しかし不思議なことに、延々と日が暮れるまで草刈りをした結果、肩の痛みが和らぎました。そのあと、土曜日の午後も診療します、ちうありがたい整形外科を受診したのですけれど、結局痛みの原因はわからないままでした。骨折も内出血もない、本当にそこを強くぶつけたの? という感じでした。このまま痛みが和らいでくれることを祈ります。

2019年5月10日 (金)

浮揚

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 写真には音声が乗りませんのでわかりませんが、さかんに寝言を言いつつ寝ている「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰ってきても知らん顔です。その飼い主はというと、寝言ならぬうなり声を上げつつ、朝まで床に転がっておりました。寝転んだら最後、寝返りを打つこともできず、腕を動かすだけでも絶叫、という有様だったのです、

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 本日はこのくらいの斜面に挑戦していたのですが、急斜面にもかかわらず、スパイクが使えない現場でした。法面にスロープ道を造った場所で、道路以外の法面には樹脂製のネットのようなものが張られて表土の崩落を防いでいるのです。月日が流れ、そのネットの合間から芽吹いた草がたくましく成長したので、もうそろそろ刈っても良いだろうと挑んだのですが、想像を絶する難儀な作業でした。

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 まず何より、法面の下に用水路がある関係で、草刈り作業をする人間から見て左側が低い、という態勢が取れません。刈払機は右から左へと動かして草を刈っていくものですので、左側が低い方が刈った草が自然に下へ落ちていって効率的なのですが、それが出来ないのです。

 で、写真のように右足を谷足として刈っていきます。なおかつ、法面にはややこしいネットが張られているわけですから、金属刃ではなくナイロンコードでの作業になります。1mほどに育った草をナイロンコードで刈っていくなんて非効率この上ない作業です。

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 ナイロンコードでの作業ですから、写真のような事故は起こりません。刈払機を持った人間が転倒すると、こうやって自分の持っている道具で足を切ることがあります。これが山の中で起こったら、まず助かりません。刈払機というのは簡単な道具のように見えて、実は農業機械の中で一番死亡事故発生率の高い道具なのです。

 急な斜面に踏ん張りつつ作業を進めていたのですが、一瞬気が緩んだのか、山足、すなわち左脚がプラスチック製のネットの上で滑り、それが谷足を払うような形になって、私の全身が振り子になったかのように、両脚ともに宙に浮き、左の肩から斜面に落ちて、2メートルほど滑り落ちました。あまりにも見事に滑ったので、もう笑うしかなかったのですが、問題はそのあと。左の肩とその周辺が痛くて作業が続けられなくなってしまったのです。

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 うなりながらも眠気に負けてそのうち寝てしまい、寝返りをうとうとして痛みで目が覚める、ということを繰り返して、さて、明日はどうなるのかと不安です。歳も取ったし、そろそろ軽くてハイパワーな新しい機械に買い換えるかな、なんて余計なことを考えたりしております。

 

2019年5月 9日 (木)

最後と最初

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 お腹に「おしめ」をあてられている「くま(仮名)」さん。お腹に空いた穴からしみ出す汁を吸わせるのが目的ですが、彼女はそんなこと関係なく痒ければ掻くし、充てられている「おしめ」もどんどんずらしてしまうしで周りばかりが気にしている状態です。

 このまま行くと、お腹に空いた穴がさらに拡大し、貫通してしまうかも知れない、なんていう恐ろしいことを言われましたので、とりあえず来週にでも入院させ、全身麻酔をかけてCTを撮り、それを見て手術が可能であれば「できもの」を切除することになりました。このままでも命に別状はないそうですが、お腹に空いた「穴」からしみ出す体液がとにかく臭くてどうしようもないそうです。

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 平成最後のお酒と、令和最初のお酒です。これをキリッと冷やして飲み比べをしたらさぞ旨かろうと思います。平成最後の日に搾ったお酒と、令和最初の日に搾ったお酒。我が奈良県は日本酒発祥の地とも言われておりますので、私ども県民としては積極的に日本酒を飲むべきなのでしょうが、なかなか落ち着いて呑もうという気になりません。毎晩2時3時に家に帰ってきている現状では、呑んだら最後、翌日の出勤は酒気帯び運転、ということになってしまいます。

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 瓶に貼るラベルが付いてくるので、我が家のワンコの写真でもプリントして貼ろうかと思います。どちらも平成の世に生きてきたワンコですが、平成の方は辛口ですっきり系、令和の方は甘口でフルーティーということですので、平成の方が「くま(仮名)」さんでしょうか。

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 いずれにしても、旨いこと思いついた酒蔵に乗せられてしまったわけですが、あとはこれにあう肴を見つけて、どこかでゆっくり飲みたいものです。もう少ししたら落ち着くかなぁ、と思っていますが、なかなかそんな日は来ないような感じもします。

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2019年5月 8日 (水)

ゆるい

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 今は眠いので飼い主なんかしらんわ、という「ちち(仮名)」さん。彼女は本当に寝ぼすけで、眠たいときには本当にどうしようもなくなるようです。いつも思うことですが、我が家のワンコたちがもし路頭に迷ったら、野生を取り戻して生きていくことが出来るのでしょうか。どうもその辺は難しいように思います。結局は優しそうな人を見つけてはすり寄って可愛がってもらい、餌にありつく、ということで生きていくのではないでしょうか。

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 何というか、お寺のものらしくないポスター。菅原、という土地にあるお寺で、菅原の道真ゆかりの土地であるとも言われておりますし、行基終焉の地でもあると言われております。ポスターを見ると、何となく東大寺大仏殿に似た建物が写っていますが、それもこのお寺の売りの一つで、「試みの大仏殿」などと言って売り込んでいらっしゃいます。奈良時代はこういう形の寺院建築が多かった、というだけのことなのかもしれません。ちなみにこのお寺、薬師寺の末寺ですので、住職は薬師寺のお坊さんが務めています。

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 本堂の中で撮りました。山門をくぐると、境内に寺務所があるのでそこで拝観料を払ってくれ、という鷹揚な表示。寺務所はこの本堂よりもさらに奥にあるのです。拝観するだけしてそのまま帰ってしまう人もいそうですが、境内にそれを見張るような人影はありません。

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 めったに見られない貼り紙でしょう。普段は大学に保管されている像ということもあるのか、保存状態は必ずしも良いとは言えないものでしたが、やはり四天王像はメインの仏様の周りに立っていてこそです。ちなみにこの喜光寺というお寺、蓮のシーズンにお訪ねになることをおすすめします。6月半ば以降、お盆の頃まで咲いています。大小さまざま、色とりどりの蓮がそこら中で花を開いている様は実に見事です。

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2019年5月 7日 (火)

勝った!・・・か?

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 本日はなかなかにご機嫌麗しくお過ごしの「くま(仮名)」さん。かなり長い時間、彼女を見ていますが、ずっと起きています。大切なお茶碗を抱え、ゆったりどっしりと構えて、なおかつ眠っていない、こんな彼女はなかなか見られません。お腹にあった大きなできものが破裂して膿のようなものが出て、その跡に「穴」が開いているそうですが、とっても怖がりな飼い主は自分の目で確かめることが出来ません。

 本日は朝から先生方に「駐車場の草刈りをするので、5時を過ぎたらお車を移動してください。」と呼びかけたのですが、3時過ぎからだらだらと会議が続いてなかなか草刈りに行くことが出来ず、しょうもない会議が終わったときにはとっぷりと日が暮れておりました。仕方がないのでヘッドランプをつけてナイター草刈りです。勝手知ったる場所なので、そこそこうまく刈れていることと思います。

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 薬師寺の南門を入ったところに、このような建物があります。ここではお話しが上手なことで知られる薬師寺のお坊さんの講話を聞くことが出来るそうですが、私は一度も聞いたことがありません。けれど、ほら、このたてものの表札、素晴らしいと思いませんか。

 何というか。親しみを覚えます。と同時に、なんとなくいけそう、なんて気にさせてくれる文字です。

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 お寺ですけれど、これ、丸文字系のフォントでしょうか。とくに「所」の文字、私でも勝負を挑むことが出来そうな、そんな気にさせてくれます。お寺の人なのにこの字かぃ、と家族の者はツッコんでおりましたけれど、いやいや、これだけ大きな文字を書いて形になっているということが、下手ではない証拠です。見た目から、私でも行けそう、などと勝負を挑んだら返り討ちでしょう。

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 これは門前の看板。同じ人が書かれたものではないでしょうか。こちらはさほど大きなサイズではないので、これなら本当に勝負を挑むことが出来そうだ、という気分にさせてくれます。

 けれど、これらすべて、毛筆で書かれたものなんですね。しっかりとした萬年筆やボールペンを使ってもぐにゃぐにゃの文字しか書けない私では、やはり勝つことは出来ないでしょう。これらは下手なのではなくて、個性のある文字、なんですね。

2019年5月 6日 (月)

美術鑑賞

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 とろけて眠る「ちち(仮名)」さん。10連休の最終日、今日ぐらいは職場に出て、明日からのお仕事に向けて少し準備を整えておこうと思っていた飼い主でしたが、結局はワンコ同様、いやそれ以上にとろけてゴロゴロして過ごしてしまいました。結局のところ、10連休のうち、わずか2日職場に出ただけで、残りは電車に乗りまくっていたのが5日間、東京へ遊びに出ていたのが2日、そして本日と、有意義だったのかどうかよくわからないお休みでした。その間、職場でも大きな出来事があったのですけれど、幸か不幸か、大事件発生時にはいずれも職場から遠く離れたところへ外出中で戻れない、という状況で、形の上ではしっかりと休み倒したことになります。

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 世界中にそう多く残ってはいない曜変天目、そのうち国宝に指定されている三椀がほぼ同時期に公開されているというのが話題になってます。大阪にある藤田美術館、京都大徳寺龍光院院、そして世田谷の静嘉堂文庫美術館。今回はたまたま東京にいるときに公開されているということでもあるので、ペントレの合間に両国から二子玉川まで、地下を突っ切って出かけてみました。

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 タクシー運が悪い私は、まず二子玉川駅の改札を出てタクシー乗り場がわからずうろうろ。田舎者の哀しさです。ようやくたどり着いたタクシー乗り場には、いいお天気の昼間だというのに長蛇の列。30分ほど待ってやっと乗ったタクシーの運転手さんは美術館の存在も場所もご存じないという悲劇に見舞われました。東京でタクシーに乗ると高確率で道案内をしなければならないというのは私の宿命なのでしょうか。

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 で、肝心のお茶碗は、極めて無造作に、入口ホールにぽつんと置かれていました。もう少し置き場所ですとかライティングですとか、そういうものを工夫されても良さそうなものですが、今回は刀剣の展示会のおまけとしての出展ですので、それも仕方のないことかも知れません。印象的だったのは、来場者の女性比率の高さ。やはり刀剣女子というのは本当に存在するようです。

 心残りだったのは、根津美術館に行く時間を取れなかったこと。美術鑑賞などあまり縁のない私ですが、なぜか心引かれるのが根津美術館。今回はあの燕子花図が展示されているのだそうです。その気になれば車を飛ばして4時間強ですから、お休みの日に行って行けないこともないのですけれども・・・・・。

2019年5月 5日 (日)

針だけ

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  くちゃっとなって眠る「くま(仮名)」さん。お腹の腫瘍から汁が出てくるからとパッドをあててもらい、少なくとも飼い主が東京に出発する前よりは元気を取り戻した感じです。飼い主の姿を見てさかんにアピールするので、思わずおぅ愛いやつ愛いやつと外に出してひとしきり遊んでやりましたら、満足したのか疲れたのか、この寝姿です。

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  年末大バーゲンに続き、またもMさんからの差し入れを頂戴しました。京浜急行の駅売店だけで売られているグッズの数々です。先日、乗り潰しに行ってきた養老鉄道も、そもそもは京浜急行の最初、大師電気鉄道の創業に尽力した人物が郷里に帰って立ち上げた会社です。少々乱暴な言い方ですが、簡単に言ってしまえば、両社の創業者は同じ人、ということになります。先頭車は必ず電動車とか、行っとけダイヤとか、大手私鉄にしては変にマニアックな会社。養老鉄道もその方向に発展できればよかったのでしょうが、沿線人口の少なさだけはどうすることもできず、今の姿があります。廃線になっていないだけ、よしとするべきなのかもしれません。

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  いただいたものを見てまず思ったのが、あぁ、草刈りしなくては、ということ。この夏は私にとっては例年にない忙しさになりそうですが、予備の教頭が草刈りしないで誰がする、と言われないように精進したいと思います。

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  いろいろと頂戴する私を見て、いつも受付に座っているあの人が一言。「海老で鯛を釣る、ってのは聞いたことあるけど、海老もなしでつっていく人もいるんだなぁ。」と、え、それは海老を代表したご意見なのですか、などと遊んでおりましたが、ペンを買うつもりもないのにペントレに行く、それも結構なお金をかけていくというのは、いろいろな方とお会いできて、お話ししたり遊んだりできる、それが最大の、というかほとんど唯一の目的だったりします。

  関西周辺にお住まいでない皆様も、7月14日のy.y.Dayですとか、11月23、24日の神戸ペンショウなど、関西で開かれるイヴェントにも是非一度、お越しください。今までとは違った萬年筆遊びが体験できるはずです。

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2019年5月 4日 (土)

ペントレ

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    お布団に潜り込んで眠る「ちち(仮名)」さん。本日早朝の様子です。飼い主は彼女を見たのち家を出て、最寄りのバス停からバスと電車を乗り継いで京都駅へ。無事、予定していた列車に乗ることができました。

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    以前、真夏にいイチビって普通列車乗継で東京まで行きましたので、本日もお会いする方する方、皆さん「今日は何で?」と東京までの交通手段を聞いてくださいます。中には「今日も各駅停車ですか?」と踏み込んで聞いてくださる方もありましたので、はいそうですとお答えしておきました。

    鉄っちゃんとしましては、普通と各駅停車、この二つは完全に同じものとは言えないのです、と蘊蓄の一つも語りたいところです。南海本線には普通列車は走っていますが各駅停車はなく、同高野線には普通列車も各駅停車も走っている、というあたりを参考にお考えいただければと思います。現状は厳密に使い分けている方が珍しい、という状況です。

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    なぜにこだま号なのか。今回はトーキョーブックマークというお馴染みのパック旅行を利用したのですが、時間帯や所要時間などで人気のない列車であれば1500円の追加でグリーン車に乗れるからです。のぞみでグリーン車となると、早朝や真っ昼間など、使いにくい列車以外は3000円増しなのです。私が東京へ行くのはGWと夏休み、そして年末。新幹線が混む時期を狙ったかのように利用するので、いつもこうしてグリーン車を利用するのです。

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    二次災害の発生や家庭崩壊を防ぐため、会場内は撮影禁止でしたので、すなみさん作のポスターを。今年は例年になくマトモな萬年筆ばかりが並べられていたという印象です。明日の最終日はどのようになるのでしょうか。入場料も半額になりますので、みなさんも、ぜひ。

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2019年5月 3日 (金)

おいしいもの

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 可愛らしいお洋服を着せられた「くま(仮名)」さん。痒い痒いとお腹を掻きむしって仕方がないので、それを防ぐために着せられたのですが、さほど効果はないようです。こまめにお風呂に入れても臭いなぁ、と言われていた彼女ですが、かゆがって掻くあたりにしこりがあるので受診したところ、どうやら良性ではない腫瘍があって、それが破れているような状態ではないか、という診断でした。その診断の通りであるなら、彼女と過ごす時間はそう長くはないということになります。来週もう一度受診して、手術が可能かどうかを判断する、ということになりますが、高齢の彼女を切り刻むのもかわいそうですので、このまま見守っていこうと思います。高齢で肥満なので、低カロリーのフードを与えていましたが、これからは彼女が喜ぶ「おいしいもの」を与えることにしましょう。

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 彼女を本名ではなく、先代と同じように「くま」と呼ぶことを激しく嫌がる長女。それを面白がって、あえて「くまめくり」というタイトルをつけて、当時まだ「流行」していたBlogを始めた私。平成20年のことでした。今、彼女に着せているお洋服には、しっかりとクマさんのアップリケが付いています。長女としては残念なところでしょう。拙Blogのタイトルが消える日もそう遠くはなさそうです。最盛期には1日あたり700程度のPVがありましたけれど、現在はその3分の1程度。インターネットから情報をいただいたお礼、ということで始めたものですが、いまはSNSで情報を得て、発信する人がほとんどですので、潮時かも知れません。

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 と、いうことで、おいしいもののお話。高級和牛のブランド名にもなっている街、三重県は松阪駅の駅弁です。写真からわかるとおり、牛の顔を模した容器に入っています。視覚、聴覚、味覚に訴えるお弁当、ということで、蓋の裏にはメロディセンサーが貼り付けてあって、蓋を取ると反応してメロディが流れます。何度も再利用可能ですが、使う人はいるのでしょうか。

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 蓋を取ってそそくさと食べてしまい、写真を撮り忘れたので、製造販売元のWebページから拝借しました。甘辛く味付けされたお肉がご飯の上に載っているだけ、というシンプルさ。カッカッカッとかき込んでごちそうさま、という分量ですが、濃厚なお味ですので満足感はあります。この分量にしてはお値段が立派ですが、それは上に載っているお肉の質と量でご判断ください、というところなのでしょう。食べた後の容器を舐めさせてあげたら、さぞかし「くま(仮名)」さんは喜んだことだろうな、などと不埒なことを考えてしまいます。もちろん、ワンコには危険な食材が紛れ込んでいる可能性大ですので、そんなことはしませんけれど。

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2019年5月 2日 (木)

満願

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 前脚の折りたたみ方がなんとも可愛らしい「ちち(仮名)」さん。しかし、写真に撮られるのは嫌なので知らん顔をしています。本日はお天気も良かったので、近鉄と元近鉄、それに三岐鉄道の乗り潰しで唯一残っていた養老線の大垣から揖斐の間を乗り潰そうと出かけました。実はこの養老線というのがとんでもなく難儀なところで、桑名から大垣まで80分ほどかかるのです。近鉄では支線系統は最高速度65キロまで、というのが原則なので、それを引き継いだ養老鉄道も同様。そんなに線形が悪いわけでもないので、その気になればスピードアップも可能でしょうけれど、鉄道の場合、相当なお金をつぎ込んでも数分の短縮にしかならないことが多いので、今後も実現の可能性は低いでしょう。そういうところですので、桑名まで特急で行くという贅沢をしても、行って帰ってくるだけで半日は軽くかかるのです。

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 スタンプはすべて集まったので、まずは上本町駅で景品の受け取り。これはそう急がなくても良いのですけれど、この10個のピンバッヂをすべて収めるための専用ケースも販売中、というのにやられたわけです。専用ケースも無事手に入れて、大阪上本町駅から桑名まで近鉄特急。人気がないはずの喫煙車(座席では禁煙)もぎゅう詰めで、乗り込むと私の席に外国人のご夫婦が座っています。このご夫婦が実に流ちょうな日本語を話されるので会話が弾み、気がつけば桑名、という感じだったのですが、その先が長かったのです。

 車中では職場から呼び出しの電話もありましたが、三重や愛知からすぐに戻っても日が暮れていますので結局無罪放免。休みの日であっても学校に無理難題を持ち込んでくる保護者というのは、なかなか減らないどころか増える傾向にあります。

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 専用ケースというのは、CDケースを分厚くしたようなものにスポンジが入っているだけのものです。そこに、各社、各線区の代表的な車両のピンバッヂを止めるための台紙が被さっています。駅名に一から十までの漢数字を含む駅のスタンプを10個集めるとピンバッヂ5個ゲット、なのですが、それを専用ケースに収めると実に収まりが悪い。10個入れてきっちり見栄えが良くなるように造られています。

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 で、家に帰って気づきましたが、何やら応募葉書が着いていました。満願成就した人にはさらなる抽選のチャンス、ということです。近鉄、伊賀鉄道、養老鉄道、四日市あすなろう鉄道、三岐鉄道という五社のグッズを一つずつ、計5個詰め合わせたものが抽選で当たる、というのですが、まぁこの5日間、どこへ行っても同じ台紙を持った人ばかりでしたので、当たる確率は高くなさそうです。

 それにしても5日乗り放題とはいえ9500円もするきっぷを親子で購入して回るなんて、皆さん豪勢ですね。かなり長時間の乗車を強いられるので、小さな子どもには苦痛でしかないと思うのですけれど、親が好きなのか、子どもが求めているのか。皆さん、当たるといいですね。ちなみに鉄道グッズとは言うものの、確かにレアだけれどもらっても仕方ないなぁ、というようなものもありそうです。犬釘なんて、そらたしかに誰も持ってないと思いますが、もらってどうするんでしょうか。

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2019年5月 1日 (水)

餅は餅屋

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    ぐったりと寝込む「くま(仮名)」さん。お風呂に入れられた上に念入りにブラッシングをされるという、彼女にとっては地獄のようなひとときを過ごしたので、飼い主にそのことを訴えたあと、死んだように眠っているのです。

    飼い主は昨晩から、録り溜めただけで見ないで放ってあったTV番組を一気見していて、いやぁ、やっぱり極道映画はえぇなぁ、なんて喜んでいたら、いつの間にか夜が明けておりました。せっかくのチャンスなのでそのまま電車に乗って出発。始発に近い時間の電車に乗れましたので、今日でスタンプラリーを終わらせる算段です。そして今日も電車の中で寝ること寝ること、何度も乗り過ごしそうになりつつ危ういところで飛び降りるということを繰り返して、ようやく全てのスタンプを集めたのですが、その後の景品交換は時間切れでできませんでした。やはり、計画的に電車に乗り、時間を無駄にしないことが大切です。

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    家に帰ると、時間を無駄にしないための道具が届いていました。icleverのIC-BK06というコンパクトなキーボードです。ペントレに行けば東京で宿泊してBlog更新、今月下旬には沖縄への修学旅行に随行して生徒の様子を随時Blogで報告と、出先で文章を書く機会が増えてきます。若い頃は何の疑いもなく大きなカメラと立派なノートPCを持って行っていたのですが、おじいさんになった今は、とにかく荷物は軽くて小さい方が良いので、同行してくれる旅行会社の添乗員にも負けないぐらいのコンパクトな荷物で参加しては同行者に笑われています。

    沖縄への修学旅行を引率していくとなると、先生方は皆さん水着の用意をしていきます。しかし私は、そういうのが大嫌い。着替えるなんて面倒くさい、ましてや水着ともなると何倍も面倒くさいので、若い力にお任せ、です。その分、写真撮影と活動の様子を速報することに精力を注いでいるわけです。

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    上の方に写っているのが11インチのiPad Proです。キーボードは本当に小さくて軽く、しかも打ちやすいので、キーボード一体型のケースなどより使い勝手が良さそうです。基本的にUS配列なのも良いところ。この先、もうPCでBlog更新することがなくなるんじゃないか、というほどに快適です。

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