畏れ多い
自分に害が及ばなかったので、悠然と眠っている「くま(仮名)」さん。白い方のワンコがお風呂に入れられて憔悴しきって寝ているのとは対照的です。もともと我が家のワンコたちは家でお風呂に入る習慣がなかったのですが、皮膚のトラブルが頻発するようになったのでまめにお風呂に入れてもらえるようになったのです。もっとも、本人(犬)たちは全く喜んではいませんが。
頂き物ですが、ボールペンだというので放置してあったもの。少し気になったので開けてみることにしました。言葉の重み、という意味なのでしょうか。黒くてしっかりとした紙箱に入っています。
正直なところ、ボールペンはほとんど使いませんし、高級なものならなおさら、いつなくすかと心配で持ち歩くこともありません。きっとこれもお蔵入りになるのかな、などと思いつつ、箱を開けます。
赤い軸なので三倍上手に書ける、というわけでもないでしょう。ボールペンの頭部にシャックルを取り付けてストラップをつけ、首からぶら下げて使うもののようです。そしてこのシャックルが取り外せるので、ひもは首にかけたまま、ボールペンだけを取り外して書けます、ということのようです。
でも、これにはびっくり。取扱説明書というより、子のボールペンのコンセプトを紹介するような冊子に、紙やすりが挟まれておりました。何に使うのか、って、それはここに書いてある通りです。オリヂナルのペン、自分だけのペンに仕上げるために軸を削れというのです。真鍮の軸に上質な塗装がしてあるものを紙やすりでごしごし削り落としなさいというのです。
だいたい、もとからおしゃれな感じのペン、こんなのを首からぶら下げていて似合う私ではありません。見る人には滑稽な感じしか与えないでしょう。書く文字が文字ですからなおさらです。そんなオッサンが塗装の剥げたペンを持っていても、あぁこの人、どこかにこすったんだな、ぐらいに思われるだけでしょう。やっぱりこれ、死蔵されてしまう運命なのかもしれません。
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