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2019年3月15日 (金)

頭を冷やす

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 この前脚、どこからどうやって生えてるのかな、と思わせる「ちち(仮名)」さんの寝姿。人間がこんな風にして寝ていると、目覚めたときには腕がしびれているはずですが、わんこは平気なのでしょうか。

 明日が卒業式、という日の学校はせわしいものですけれど、普通は卒業していく学年を担当している教員が早めに帰宅し、それ以外の教員が遅くまで準備に励むものです。けれど、どこかゆがんでいる私の職場では、卒業生の担任が日付を越える勢いで仕事をしていて、全く帰る気配がありません。それでも、当日は朝早くから着付けに行って、羽織袴姿で式に臨むのですからたいしたものです。

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 卒業式というと、ここまであんなことやこんなことがあったなぁ、と振り返るものですので、今日はこの1本。イタリアの綺麗な棒、ボルギニのブライヤー軸です。ペン先は定番のイリジウムポイント、すなわち鉄ペンですけれど、軸は人気の木ですし、金属部分はひょっとして銀なのかも知れない、と思わせてくれる硫化ぶりです。

 ある日あるとき、某オークションにこれが出ていて、競る競る、どんどん上がるという状態でした。いくら入札してもまたオーヴァービッドされるということの繰り返しで、あまりの高騰ぶりに最後は「ま、どうせ鉄ペンやし。」と諦めてしまったものです。

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 後日、WAGNERの集いで同じペンに遭遇。持ち主はオークションで競りに競ってゲットしたのだとおっしゃいます。それってひょっとして・・・・・と話が盛り上がってしまいました。

 まぁ同じ趣味の集いに顔を出す間柄ですから、同じようなペンに興味を持ち、欲しがるということも不自然ではありません。で、オークションに敗れた私がなぜこのペンを持っているのかというと、後日、別の出品をすんなり落札したからです。

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 住友林業の三十周年記念でつくられたこのペン。珍しいものですし、軸もたたずまいも素敵なので手に入れて損はないのですけれど、やはり適価というものがあります。

 何事も、のめり込みすぎてはいけない、という当たり前の話ですけれど、私の周りに溢れる仕事にのめり込みすぎている人たち、どうやって早く帰らせたものかと頭の痛い春です。

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