こだわりの金具
クッションにはまり込んで眠るのが「ちち(仮名)」さんのマイブーム。夜中に突然起き出したかと思うと、ごそごそとクッションの形を整え、潜り込むことが出来るようにしてから器用に中に入ります。え、何、という寝ぼけた表情ですが、この後、飼い主が遊んでくれないとわかるとすぐに頭を突っ込んで再び眠りの世界へと帰って行きました。
3月も大詰め。さいごの2日間が土曜、日曜というのは酷です。結局、この日があるから、とみんな作業のペースをそれに合わせ、結果、土曜日曜は大賑わいとなります。そんな中、地域のお祭りが学校で開かれていたのを尻目に、私とホンマもんの教頭先生とはモクモクと羊小屋の仕上げに励んでおりました。4月1日には、ウソでも何でもなく、本気で人事異動を発表する私の県。そのときが来るまでは、異動することがわかっていても知らん顔で仕事を続けていくのです。卒業生などは学校へ遊びに来るふりをして職員室のようすを観察し、片付けられて異様に綺麗なに机を見ると、あれは何先生の机?などと情報収集に努めるわけです。
羊小屋の扉その1。撮影者の立っている位置にもう一つ扉をもうけて、2つの扉の間には屋根をかける予定ですが、本年度の工事はここまででしょう。幸い10連休があるので、そこで最後の仕上げを行う予定です。
扉は内側、すなわち写真奥の方へ開く形にしたかったのですが、構造的に難しいので手前に開く形に。体重100キロの羊さんがもたれかかっても大丈夫な強度を確保していますが、将来的にはヒンジを増設してもう少し強度を上げる予定です。
ちょうど卒業生が来ていたので、モルタルの練り方を教え、扉を取り付けるために新しく設置した木枠の高さに合わせて入り口のステップを塗り上げてもらいました。このモルタルは、奥に見える束石をしっかりと固定する役割も担っていますので、緊結剤を入れてなかなかに固い練り上がりにしたのですが、塗りにくいのを良くし上げてくれたと思います。
ホンマもんの教頭先生こだわりのヒンジ金具。このレトロな感じが気に入った、ということです。たしかにメルヘンチックで、無機質な感じの金具より数段良い感じです。でも、それを取り付けている木枠などはそこら辺に転がっていた端材です。これ以降の工事はすべて端材で何とかするのです。
扉の取っ手。従来はフェンスの一部だった金網を針金で隣のフェンスにくくりつけて扉代わりにしていましたので、段違いのグレードアップです。こちらの取ってはディンプル模様が施されていて、まるで魔女が住むお家のドアのような感じです。
この頃には雨が降り始めたので、何とか扉だけ取り付けて作業終了。羊小屋の南西隅にあるこの扉だけでは羊さんを閉じ込めておくことができないので、10連休が終わるまでに東側の柵と扉を完成させなくてはなりません。1年で一番忙しい時期の到来です。
最近のコメント