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2018年10月

2018年10月31日 (水)

終わってた

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 老婆ながら、まだまだアップにたえる可愛らしさを誇る「くま(仮名)」さん。寝そべったまま水を飲んでいるところを撮ろうとすると警戒するのですが、今日は喉が渇いていたらしく、カメラを向けても水を飲み続けておりました。

 気がつけば10月も終わりです。何がめでたいのか知りませんが、みんなありがたがって南京をくりぬいたり仮装して暴れ回ったりしておりますが、クリスマスにしろバレンタインにしろ、商売に乗せられて異教徒の行事を盛大に行うのは理解に苦しむところです。

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 などと言いつつ、こんなモノを仕入れているあたり、やっぱり私は俗物です。魔女が飛んでいるのはハロウィンではなくてヴァルプルギスの夜なんじゃないかとも思いますが、とにかくなんとなく不気味な感じが出ればそれで良いのでしょう。オレンジ色の箱に、この不気味な模様の紙がかけられていて、それを取り外すと立派なエムブレムが出てきます。

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 結局のところ、いつもおなじみ、京都の老舗金平糖屋さんなのでした。

 で、箱の中身はというと、いかにもハロウィンらしい装いの金平糖の小袋が二つ収まっております。ハロウィンの金平糖ってどんな味、と思ってよく見たところ・・・・・

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 小袋にかけられている紙に描かれた絵は、先ほどの箱の外側と同じようなものです。このような絵を思い描いているうちに、ひらめいたのではないでしょうか。

 オレンジ色はミカンの色。紫色はブドウの色。なので、蜜柑味の金平糖と、巨峰味の金平糖を詰め合わせました、ということなのでした。定番品をうまく使って季節商戦を戦うというわけですね。お見事です。見事に乗せられてしまいました。

2018年10月30日 (火)

KPS2018・出展者紹介06

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 開催まで3週間ちょっととなりました神戸ペンショウ2018。出展者リストの三分の一も紹介できていませんね。おなじみの出展者様に加え、ニューフェイスもたくさん。ある一人の男が「神戸でペンショウやります」と宣言しただけなのにここまで続いて大きくなるなんて。すごいなぁ、と感慨ひとしおです。やっぱりカリスマっているんです。

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 ノートやメモ帳などを見ると、ついつい買い込んでしまうのですけれど、結局はそこに文字を書くのが恐ろしくて死蔵してしまいます。【NO DETAIL IS SMALL】さんは本業である建築設計の傍ら、ノートのデザインと製造をされています。ラインナップは多彩で、萬年筆と相性抜群のあの紙を使ったノートなども。「自由におしゃれノートを楽しみましょう」という思いで作られている、というお言葉にすがって、今年こそは本当に使うノートを一冊、と思っているのですが、おしゃれすぎて文字が書けない、、、とか言って終わるかもしれません。

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 今回も、新作や会場限定の商品などを用意して名古屋から参加してくださいます。また、革表紙のノートを購入された方には、さらなるオリヂナル感アップのため、表紙に刻印を施すワークショップも用意されています。

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 そして、こちらのお店と浅からぬご縁なのが【PEN‘S ALLEY Takeuchi】さん。同じく愛知県岡崎市からご参加いただきます。オリヂナルインク(山崎グリーン、って、その色は・・・)やインクボトル、ノートなどのほか、何と、海外で買い付けられたというヴィンテージ萬年筆の販売も予定されています。今年もまた、赤味噌の飴がいただけるかもしれません。http://www.pens-alley.jp/?cat=39

 神戸ペンショウ2018は、11月23日から25日までの3日間、神戸北野工房のまちで開催されます。是非お越しください。

2018年10月29日 (月)

海のペン・1

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 クッションを被って寝ていたのですが、いつの間にかこうなってしまった「ちち(仮名)」さん。写真でお伝えできないのが残念ですが、ぷぅ、ぷぅと規則正しくいびきを掻いております。もう少しすると、夢の中でおやつや遊びをねだって激しく吠える、というのが始まります。眠っているので口は開かず、閉じたままの口の中で小さく「ぅわん、ぅわん」と言うだけなのですが、見ている方は彼女の夢を想像して笑っております。

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 世間の一部ではジンハオのサメ萬年筆がもてはやされているようですが、海の生き物をイメージした萬年筆としては先輩格ともいえるロットリングのリーフ。ただ、以前にも書いたとおり、私にはこれが人魚とは思えません。

 モンブランのボルドーインクを入れて、生徒たちが書いてきた日記にコメントを入れるのに使っていましたが、思えば当時、相当に手荒いことをしました。ペン先とペン芯との間にデンタルフロスを入れてごしごし。その当時は、それでインクフローが改善するかも、などと思っていたのですね。知らないというのは実に恐ろしいことです。

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 その後、師匠のBlogを拝見し、親方と出会い、その他諸先達方にいろいろと教えていただいて、とりあえず基本的なことは覚えました。萬年筆を壊さずに使えるようになっただけでも大進歩です。

 で、このリーフですが、こうして見ると、くびれたボディが人魚だと主張しているのだな、ということは理解できます。けれど今度は、これ、ツチノコの想像図と一緒やな思ってしまうのです。

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 何より、このボディに施されたディンプル模様、これが落花生を想像させます。我が家では人魚ではなく、ピーナッツの萬年筆とも。こうなると海のペンではなく千葉のペンですね。

2018年10月28日 (日)

KPS2018・出展者紹介05

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 間に合いませんねぇ。神戸ペンショウ2018は、32の出展者を迎えての開催となります。これまでの4回でご紹介できたのはわずかに6出展者のみ。果実の東京インターナショナルペンショウでは、高層階の会場まで開場待ちの人が階段にずらっと並んだそうですけれど、階段に並ぶということでは神戸ペンショウの方が先輩格です。どんなモノが出てるのかなぁと楽しみにしながら開場を待つ。油のしみこんだ木の床の匂いに包まれながら待つのは乙なものです。

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 神戸ペンショウの常連となった【Usagiya】クラブン うさぎや 岡山さんです。岡山、倉敷、福山あたりでは知らない人がいない文房具屋さん。写真は同店のオリヂナルブランドである★Georges Lapin シリーズ初の萬年筆、ジョルジュラテです。天冠にはウサギの耳がデザインされているそうですが・・・豊富なペン先ラインナップも魅力です。

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 最初の神戸ペンショウにうさぎやさんが出展されたとき、その物量に驚かされましたが、今回もオリヂナルインクをどっさり持ってきてくださるようです。「牛窓オリーブ、ジョルジュモカ、瀬戸内レモン、めで鯛、瀬戸内シーグリーン」と、ご当地を連想させるインクのほか、一部特価で放出されるインクもあるようです。お店のWebページもご覧ください。

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 個人的には、これぞペンショウの出展者、とも思います。【dünn】デュン ロンド工房大阪さんの紙製品にも興味をひかれますが、何よりも「手ぶらで気軽に出かけられるライフスタイル」をコンセプトに展開する革小物、というのが最高、と思ってしまいます。それというのも私、ル・ボナーの常連客でありながら外出時は鞄を持たないというオッサンだからです。

 そのほか、イベント限定のコロリアージュスターターキット。大人の塗り絵は今や趣味として定着していますから、色鉛筆とはまた違った塗り方、萬年筆インクを活かした塗り方というのは実に面白そうです。詳しくはWebページで。

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 我らがy.y.Pen倶楽部も出展します。写真は歴代のy.y.Penたち。これまでの9年間で9種のオリヂナル萬年筆を世に送り出してきました。画像にでは10本に見えるのは目の錯覚かもしれません。その秘密を知りたい方は、ぜひ、神戸ペンショウにお運びください。ここには書けないような面白い話がたくさん聞けると思います。

 神戸Pen Show 2018は、11月23日から24日までの3日間、神戸市の北野工房のまちで開催されます。

2018年10月27日 (土)

無残な一本

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 家族が揃っていようといまいと、落ち着いて眠る「くま(仮名)」さん。赤ちゃんの頃から昼間は一人でお留守番、というのが彼女にとっては普通でしたから、家族がいないからといって猛烈に寂しいわけでもないのでしょう。今日は土曜日でしたけれど、日中、家にいたのは次男ただ一人。どうせ遊んでくれるわけもないし、と眠り続けていたのでしょう。

 飼い主が勤務する学校、校区にはろくな公民館がないので、地元の連合自治会の会合は月期に一度、学校の施設で行われます。いつの頃からか、この会合に校長が出席することが習わしとなって、校長が都合により出席できなければ教頭にお鉢が回ってくる、ということになりました。日頃ろくに仕事もしていない予備の教頭ですので、こういうときこそ出動しなければなりません。わかってはいても、土曜日が○○潰れるのは痛いものですし、何より今日は名古屋でWAGNERの会合がある日。そちらも残念でした。

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 おそらくは木目模様の軸だったと思われる、PILOTのデスクペン。妻が仕事に使っていたものです。中学校の出席簿は毎時間ごとに生徒の存否を記録するので、記入欄は極めて小さく、そういう所に書き入れるにはカリカリのデスクペンが最適です。昔は細い字が書けるボールペンなんてあまりなかったので、私も若い頃はこういうペンで出席簿の記入をしておりました。妻によると、使いすぎてペン先席がすり減ってしまっているのだそうです。

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 木目の模様はプリントなので、首軸の模様は剥げてしまいました。その先、ペン先に近い部分はインクの付着で黒く染まっています。妻によれば、興味を示した生徒に貸してやったところ、無茶な書き方をされて、それ以来インクが出なくなった、とのこと。目視した限りではペン先の段差などもなく、インクが出そうに見えますが、ペン芯には古くなったインクが固着しているような感じもします。おそらくはインクの出が渋くなったあたりで生徒が筆圧をかけて書き、ペン先とペン芯が離れてインクを引かなくなったのではないかと思います。いずれ時間のあるときに洗浄してみようと思います。

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2018年10月26日 (金)

KPS2018・出展者紹介04

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 神戸ペンショウ2018開催まであと1ヶ月を切っております。公式Facebookでは、かなりの数の出展者が紹介済みです。こちらでの出展者紹介もペースを上げていかないといけません。第4弾です。

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 画像はシークレット、ということですので、ハンドルネームの萬年筆でご紹介。WAGNERの会合に参加されている方なら、あぁ、あの方、とすぐに思い出せるあの人、【N御大】です。

 神奈川県からはるばるご参加いただきます。キャップレス65という、PILOTらしさあふれるハンドルネームをお持ちの御大。以前はNで始まるご本名で皆さん呼んでいたですけれど、ほかにも「御大」が出現したので、わかりやすくするため、と某親方が強引に命名したお名前です。この某親方による命名は、それまでの名前を宇宙のかなたに消し去るほどの強制力を持っています。ほかにも何人か、被害者名前を授けられた方がいます。

 PILOT社製のヴィンテージ萬年筆を間近で見て、貴重なお話を聞き、ことによるとペンを手に入れてしまうこともできるかもしれない、非常に貴重な機会です。蒔絵万年筆などは、目垢がつく、といってコレクションを他人に見せたがらない蒐集家が多い中、惜しげなく展示されております。

 そのほか、布製のペンケースを販売されるほか、御大が萬年筆を収集される過程で集まってきた他社製の萬年筆(これが実にお得!)なども販売される可能性があります。萬年筆買う予算がない・・・という方も、お話を聞きに来るだけでもお腹いっぱいになること必定です。

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 こんな素敵なお店、行かれたことありますか。神戸市の東、六甲アイランドにお店を構える不思議なかばん屋さん、【Le Bonheur ル・ボナーさんが今年も出展されます。

 神戸の地にオリヂナル革製品のお店を出されてから25年間、鮮やかな、派手な色の鞄から先に売れていくというお店です。店長は本当に鞄作ってるのか、という疑惑がもたれたこともありましたが、それほど多趣味な方ということ。カメラ、時計、自転車、その他もろもろ。お店を外からチラ見しただけでは何のお店か、よくわかりません。

 そんな魅力的な店主が手作りするオリヂナルの革製品、お値段も品質なりにいたしますが少々難ありで実用には差し支えない、といったものが神戸ペンショウでは販売されるので、お見逃しのないように。また、店主ボンジョルノ所有の一癖ある萬年筆も少量販売される予定です。店主のBlogもぜひご覧ください。

神戸Pen Show 2018は、11月23日から24日までの3日間、神戸市の北野工房のまちで開催されます。

2018年10月25日 (木)

すごろく

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 クッションの中に隠れるようにして眠る「ちち(仮名)」さん。出ておいで、と声をかけても、眠たくてそれどころではありません。ワンコですから、布団を被るというより、クッションの下に潜り込む、というかたちをとります。気温が下がってきましたので、こうやって眠るのは気持ちが良いのでしょう。

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 雑誌のおまけ、軸とキャップにムンクの「叫び」が描かれた萬年筆の槍の部分。普段はこんな所じっくりと見ませんが、あまりにもカートリッヂが挿しにくいので見てみると、かなり心をはずしています。大丈夫かいな、と思いつつ、強引にカートリッヂを挿しました。

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 黒インクのカートリッヂが2個付いてくるのですが、黒では面白くないのでごそごそ探していたら、ウォーターマンのブルーブラックが見つかったのでこれにしました。カートリッヂを挿して、ペン先を下に向けてしばらくおく・・・なんて悠長なことが出来る私ではありませんので、キャップをして少し振り、字を書いてみました。

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 と、インクが出て残念がりつつ、いたずら書きを続けていたら、かすれてしまいます。この個体はとにかく続きません。字を書こうと思ったら、まずは振る、すべてはそれからです。

 振ってやると、書き出しかすれもなく非常に潤沢。中字くらいの感じで書けます。それがすぐに息切れして、インクが出なくなってしまいます。では、振らないとどうなのか。

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 中括弧でくくられた上の行、これが何もせずに書いたものです。書という文字の第一画は出ておりません。第二画でインクが出た、と思ったらすぐにかすれて・・・という状態です。

 振らずに書き始めたとき、運や状態が良ければ極細字くらいの字幅でカリカリと書けますが、かすれるかどうかは書き進めていく途中でわかります。極細字くらいか、なかなか良いペンだ、と思っていたら書けないペンになっていた、というようなモノでしょう。萬年筆のことをあまりよく知らない人が手にした場合、萬年筆というモノは実に扱いにくいモノだな、ダメだな、という印象を持ってしまったら、それこそ残念なことですね。

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2018年10月24日 (水)

KPS2018・出展者紹介03

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 神戸ペンショウ2018開催まであと1ヶ月ほどになりました。公式Facebookでは、すでに10数件の出展者紹介記事が公開されています。出展者紹介、第3弾です。

 画像はシークレット、ということで提供されておりませんが、東京から出展の万年筆研究会WAGNERさんは要注目です。知ってる人は知っている、知らない人は近づきがたい、という謎の団体・・・・・ではなくて、あくまで「場」を提供する母体、ということです。ブースでは、

★WAGNER 2018 インク(若干数)
★文具小物
★過去のWAGNER 限定萬年筆各種(P:pen)
★遊色インクを生かす ヌルリフィル 20冊(P:paper)
★WAGNER 2018 原稿用紙 20冊(P:paper)
★限定遊色インク 20本(I:ink)
★鍍金工房〔18金/20金/ロジウム/パラジウム/銀/黒ニッケル/レッドゴールド/ピンクゴールド〕(M:maintenance)
★調整キット〔親方調整シート詰め合わせ〕(M:maintenance)

 いったものが販売される予定です。遊色インクですとか、ヌルリフィルなど、最近は結構盛り上がっているようですけれど、実は私、まだ目にしたことがありません。関西で本格的かつ大々的にに紹介されるのはこれが最初になるのかもしれません。

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 はるばる長崎の地から出展されますのが、石丸文行堂さん。長崎で135年の長きにわたって文房具店を営んでこられた老舗です。個人的にも大好きな街なのですが、飛行機が苦手な私としてはなかなか気軽に行けるところではなく、最近はご無沙汰しております。独特の雰囲気を持った、異国情緒あふれる街、長崎の文房具屋さんによるオリヂナルインクが、カラーバーインク】シリーズです。バーでカクテルを楽しむように、その時々の気分に合わせてお好きな色を選んでください。

 お店のWebページも、ぜひご覧ください。

 神戸Pen Show 2018は、11月23日から24日までの3日間、神戸市の北野工房のまちで開催されます。

2018年10月23日 (火)

当たるか・・・

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 老婆の休眠、ときめこむ「くま(仮名)」さん。老婆ですけれども、子犬みたいな寝姿、本当にかわいらしく、ついついあちこちつまんでみたり撫でてみたりしたくなります。けれど、それは彼女が狙ってそうさせていること、というのが我が家の共通認識でして、天使のような寝姿を見せる、老獪で邪悪なワンコ、という評価になっております。

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 萬年筆がおまけに付いた本を見ても、なんとも思わないようになってしまいましたが、今回は風評に流されて一冊買ってみました。この本に付いているおまけの萬年筆には、インクフローの渋い個体が混じっていて、「インクが出ない」「書けない」と叫んでしまう人が出ているらしい、と聞き及んだからです。

 税抜き1600円というムック本の付録ですから、一定のばらつきがあるのも当然、と思うのも普通の感覚なら、何万円もするペンに手を出さなくても「おまけ」で萬年筆が手に入る、と考えるのもおかしなこととは言えません。数万円、数十万円する萬年筆を何本もとっかえひっかえしている方が異常(専門用語で、「ヘンタイ」といいます。)なのです。

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 モノ系の雑誌に付録として萬年筆が付いてくる場合、小さな箱が雑誌に挟み込まれている、というパターンがほとんどですが、「万年筆BOOK」と名乗っているだけあって、萬年筆の収まった立派な箱が装丁の一部となっています。

 最後のページにべったりと箱がくっついているので、まずはページを切り取ってから箱を開けるように指示されています。期待することはただ一つ、この箱の中の萬年筆が見事にインクの出ない個体であることですが、さて、期待通りのブツが収まっているのでしょうか。

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2018年10月22日 (月)

KPS2018・出展者紹介02

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 神戸ペンショウ2018開催まであと1ヶ月ほどになりました。公式Facebookでは、すでに10数件の出展者紹介記事が公開されています。出展者紹介、第2弾です。

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 こんな所にも柴犬がおります。東京から出店の【yurie】さん。写真はワークショップのご紹介です。大人の方はもちろん、お子様でも参加していただけます。

 ○貼るだけで出来るファスナー付きペンケース 参加費1000円。

 ○がま口コインケース 参加費500円

 ○パウダーアートのマグネット 参加費500円

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 また、美しい日本の伝統を大切にし、1点1点大切に作られた、とても素敵な「萬年筆のためのペンケース」の販売も行われます。

 素材となる生地は大島紬、正絹帯、友禅染などで、オリジナルの正絹の組紐と塗り玉等を使用した、雅やかで美しく、凜とした、世界で一つだけのペンケースたちです。

 素敵な布との出会い、素材を作る人、作品を使われる人とのご縁を大切に作品を作られています。それぞれの作品には微妙な形や大きさの違いがありますが、これそのものがyurieさんの手から紡がれる1点ものの作品世界なのです。一期一会のyurieさんの作品世界をお楽しみいただければと思います。

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 続いてはこの方。ぜひ会場にお運びいただいて、萬年筆の対面調整をご体験ください。萬年筆のペン先調整、メンテナンス等を行います。

 メンテナンスは2000円から、ご希望を伺ってのカスタマーサービスは4000円から。各メーカーに対応しますが、パーツ交換などは承ることが出来ませんのでご了承ください。

 詳しいことは、是非、会場にお越しいただいてご相談ください。

 神戸Pen Show 2018は、11月23日から24日までの3日間、神戸市の北野工房のまちで開催されます。

2018年10月21日 (日)

おやすみ

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 念入りに調整されたクッションの谷間にあごをセットして眠る「ちち(仮名)」さん。どんな夢なのか知りませんが、夢の中でさかんに吠えていました。いけないこととは知りつつ、眠っている彼女に「どないしたん? なに吠えてるの?」と問いかけると、まず耳が動き、続いて薄目を開けて決まり悪そうにこちらを見ておりました。寝ぼけていたのが恥ずかしい、というような感情がワンコにもあるのでしょうか。

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 個人的に所有しているWBGT(暑さ指数)測定器たち。昨年の夏あたりから、単なる気温や湿度だけではなく、それらを総合した「暑さ指数」というものが注目され始めましたので、面白がって個人的に購入したのが始まりです。それが真ん中の機械で、かのTANITA謹製のもの。購入してすぐに品薄となって、教育委員会事務局から各学校へ配当されるまでに相当な時間を要しました。そんな中、危なそうな所へは私の機械を貸し出して、熱中症事故を防ぐようにお願いしたことが思い出されます。

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 ベゼルには読み取りの基準が示されています。指数が25あたりまでは「注意」ですが、そこを超えると「警戒」。28を超えたら「厳重警戒」となりますが、真夏の日中ですと28を超えることは普通にあります。そして31を超えたら「危険」域であるとして、運動は原則禁止となります。運動場や体育館、プールにテニスコートなどで活動をするときには、常にこの指数に注意を払うことが必要になるのです。

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 学校でも何個か購入したのですが、壊してしまう人が出たり、特定の場所に設置して定点観測した結果を報告することが求められるなど、暑い季節には何台あっても足りないほどになりますので、追加購入したのがこちら。正確さを期するためなのか、屋内と屋外とでモードを切り替える必要があります。画面左上に IN と出ているので、これは屋内モード。黒球式なので切り替えなんて不要ではないかと思われますが、屋内と屋外とでは日照のみならず風の動きも違うので切り替えるのでしょう。 

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 日本気象協会プロデュース、とかいうのがこちら。よりわかりやすくするためでしょう、指数に応じてランプが点いてお知らせしてくれます。撮影直前までケースに収まった状態で置いてあったので、ほかの機種より高い目の数値が出ています。測定場所へ持って行ってしばらくその場の空気になじませる、ということがこの手の機材には重要なのです。

 来年の夏、今の職場にいられる保証はないのですけれど、異動になったらなったでこの連中を連れて行って、新しい勤務先で毎日3回、WBGTを測定して報告する、というお仕事は変わらないでしょう。再び半袖の服を着る頃まで、ゆっくりと休んでもらいます。

2018年10月20日 (土)

なく

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 あご枕で、目を開けて寝ている「くま(仮名)」さん。何を思っているのかわかりませんが、食べ物の匂いやビニール袋のカシャカシャいう音には敏感に反応します。まだ赤ちゃんだった頃、ドッグトレーナーには「餌に対する反応がたいへんに良いので、これで躾をしましょう。」と褒められてるのか笑われてるのかわからないお言葉をいただいたことが思い出されます。

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 一般的には#500と呼ばれている初期のM400。天冠のペリカンが彫りです。それ以外では、首軸先端部にリングがない、キャップリングも二重になっていない、という違いぐらいでしょうか。この個体には多少柔らかめのペン先が付いていますが、淫らな書き味と言うほどのものではありません。ですが、こいつは鳴きます。

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 鳴くからどうした、とも言えますし、鳴くわインクはまき散らすわでは実用品としてどうなのかとも思います。それでも、とりあえず面白そうなので保護してきたのですが、こいつにはもう一つ、実用品としては致命的な、そして結構ありがちな問題点が隠れていたのです。

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 洗浄しようとしてペン先を持つと、回さなくてもポロリといきます。これでは使えないので、達人にお願いしてソケットを交換してもらう必要があります。

 問題は来週に迫った名古屋WAGNERに参加できないかもしれないということ。せっかく液晶ディスプレイも用意したのに、大須なのに、行けなかったら無念です。

2018年10月19日 (金)

KPS2018・出展者紹介01

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 神戸ペンショウ2018開催まであと1ヶ月ほどになりました。公式Facebookでは、すでに10数件の出展者紹介記事が公開されています。

 しかしながら、Facebookは怖いとか、別に偏向でもなんでもなく、ただ思ったこと書いただけなのにアカウント止められてしまったとか、最近はいろいろと嬉しくない話も聞こえてきます。そこで、人畜無害、あってもなくてもどうでもいい拙blogにそういった情報を随時転載していこうと思います。一応、私も同ペンショウ開催事務局の末席を汚しておりますので。

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 トップバッターはこの方。常に新しいことに挑戦し続けている、京都を拠点に活動されている書家、椿雪齋(ちんせっさい)こと、加藤英樹、いや違った、秀樹さんです。

【椿雪齋(ちんせっさい)】京都

【ワークショップ】
「ひらがなペン習字」と「年賀状書き」のワークショップを開催します。
お1人500円 30分 テキスト付き

また販売ブースにおいて木製ペントレー 根付 を販売。
1枚50円で越前和紙の年賀状書きを楽しんでいただけるコーナーもご用意しています。
小さなお子さまも参加可能です。

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 この夏、大阪で開催しましたy.y.Day 9thで行われた、ひらがなを美しく書く、というワークショップもたいへん好評でした。
 
 ぜひ、晩秋の神戸で墨の香りをお楽しみください。

2018年10月18日 (木)

イヴェントの秋

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 一家揃ってプールの下でくつろぐ羊さんたち。お食事が一段落したのと、少し肌寒いのとで、こんな風に身を寄せ合っているのでしょう。

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 ならばその様子を間近で写真に、と放牧地に入っていくと、あ、食べ物くれる奴が来た、と這い出してきました。先頭はお母さんのとしこさん、そして名前がまだない男の子を挟んでお父さんの白丸くんが最後尾。人に対してはまったく役に立たない私ですが、羊さんからは少しだけ役に立つ奴だと思われているのかもしれません。

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 この羊さんたちが飼われている牧場周辺で、こんなイヴェントが予定されています。遊ぶはともかく、食べるというのはぎくっとしますが、食べるのはよその牧場で生産されたお肉です。

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 車がないとかなり行きにくい場所ですが、お子様連れだと喜ばれそうです。なお、時節柄肌寒い、と考える以上に寒いところですので、羽織るものを用意された方がよいでしょう。

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 そして、その一週間後はこちらのイヴェント。公共交通機関で楽に行けます。お子様連れでも楽しんでもらえます。秋深い神戸で、萬年筆をはじめとするさまざまなものに触れてみませんか。

2018年10月17日 (水)

評価印

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 とにかく眠たい「ちち(仮名)」さん。寝ているところに布団を被せられても、肌寒さの増すこの季節、気持ちよくこそあれ不快ではないので、より一層眠りが深くなります。この夢見るような顔でまどろんでいたと思ったら、数分後には酒呑みのオッサンみたいな表情でいびきをかいておりました。

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 大きく創り出す百均ショップで売られていた、とあちこちで報告の上がっているスタンプ、長女が購入してきたので見せてもらいました。この手のものは教員が使うものと相場が決まっていたのですが、そういうハンコを押してもらった人たちが社会人になってからさまざまな場面でポン、と押して楽しむ、ということが広がっているようです。

 でもまぁ、その調子、とかいうのは使いにくいんじゃないかと思いますね。さらに評価印として見た場合、「もっとしっかりやりなさい」とか、そういう、努力を促したり再提出を求めたりする文言の入っているスタンプがないので、これもまた使いにくそうです。

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 特筆すべきはこれが浸透印であること。スタンプ台不要ってそういうことなんですね。逆に言うと(丸C 親方)教員が使う場合には、すぐにインクが切れてしまいそうです。

 そして、何より大切なことを一つ。教員やっていても、この手のスタンプ使いこなすのには結構な経験と努力の積み重ね、そして何より確固たる信念が必要です。数百人にこういうスタンプを押していると、途中で基準、規準がブレてしまうことがよくあるのです。ブレないでポンポン押していける先生を、私は大変尊敬します。

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2018年10月16日 (火)

新装開店

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 眠たすぎるのでここまで寄っても大丈夫、な「ちち(仮名)」さん。小さめのクッションの上でいかに快適に眠るか、ぐるぐると回りながら最適なポジションを探し、寝そべってはまた起き上がってやり直す、ということを何度か繰り返していました。最適なポジションが得られたので、あとはひたすら眠るだけです。



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 叔母が遺したVAIO、いいPCではあるのですが、さまざまな操作に対して一瞬待たせてくれますので、より快適性を上げるべく、HDDをSSDに交換することにしました。HDD収納部の蓋と共締めになっているネジ2本と、写真では右端の方になる部分、合計3個のネジで固定されているので、ネジをはずしたらこうして持ち上げて引き抜くだけです。



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 元々入っていたHDDは東芝製の640GBのもので、交換用に用意したのはよくわからないブランドの480GBのもの。通販サイトで7980円というお値段でした。元のHDDを覆っていたマウント用の金具をはずしてSSDに装着し、入っていたように挿すだけです。



 SSDそのものの性能を追求する向きもありますけれど、この場合、HDDがSSDに変わるだけでも天と地ほどの差がありますから、SSDでありさえすればそれで良いのです。それだけで十分に快適になります。



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 HDD換装とともに、メモリの増設も行います。このPCに使用されているチップセットでは、最大8GBまでのメモリを扱えるようです。標準で4GBのメモリが装着されているので、空きスロットに4GBのメモリモジュールを挿しこんで完了です。もともと装着されていたものにはエルピーダ製のメモリチップがのっていましたので、中古品で似たようなものがないか探してきてパチンとはめ込むだけです。



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 先ほどの写真とは上下が逆になっていますが、パチンとはめ込んだ後の状態。メモリモジュールを端子部に挿し込んだときは斜めに立ち上がっていますので、水平になるまで押し倒して爪がかかればOKです。最近はこういう簡単なことですらユーザーにはさせない設計にしてあるPCも増えてきました。小型軽量化を図るためなどの理由で、メモリモジュールの取り外しや交換そのものが不可能な機種もあります。寂しいことです。



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 で、あとはOSその他をインストールするだけ。USBフラッシュメモリからやるに限ります。DVDなどからするのに比べて圧倒的に短い時間で終わります。



 しかし、夜中にWindows10をインストールしていると、突然女性の声があたりに響きます。非常に自然に話すこともあれば、大昔の自動応答電話か、というようなぎごちない単語や言い回しが混じるなど、コルタナさんはSiriさんより日本語が不自由な感じでした。これからいろいろと使いやすいようにカスタマイズして、自分の1台、に仕上げていくのです。

2018年10月15日 (月)

パイロット

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 抱きかかえられてなすすべもない「くま(仮名)」さん。こうなると、後は抱えている人の注意力が薄れた頃合いを見計らって暴れて脱出するしかありません。それがよくわかっているので、とりあえずはおとなしく抱かれています。果たしてこの後、彼女は見事脱出に成功して、いつものように屋内の縄張りを見回りに出かけました。

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 年に数回、出動するだけの鞄。若い頃はこういうタイプの鞄に恋い焦がれていたのですが、お値段がお値段ですからなかなか手が出ませんでした。そして、オークションサイトで見つけた中古品を「えいやっ」と購入したのが15年ほど前のこと。けれども、何を入れるかなんて考えていませんでした。鞄がほしかっただけなのです。

 パイロットバッグ。操縦席に座って、その脇に置く。鞄の天面がガバッと開きますから、脇に置いたままで中のものがよく見え、出し入れすることができます。そういえば、JR西日本の運転士さんもこれを基本形にした鞄を持っています。

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 で、長いことロクに使われずにほこりを被っていたこの鞄ですが、4~5年前に新たな使命を与えられて表舞台に帰ってきたのでした。

 鞄の中身はノートPCとモバイルプリンター。PCの方は、最近までThinkPadだったのですが、トラックポイントが使えず、USキーボードに戸惑う人がほとんどですし、処理速度にも不満を感じるようになってきたので、叔母の形見であるVAIOを入れることにしました。モバイルプリンタを入れた上のスペースにはPCのACアダプタやプリンタの電源コードなど、各種コード類が収まるほか、予備のインクカートリッヂやマウスなども入っています。

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 上が現役のHP OfficeJet250 AiOで、下の銀色のが先代の同150Aio。プリンタ機能だけでなくスキャナ機能も持つ複合機です。ただ、150の方はワイヤレス印刷が青歯接続のみというのが難点で、よく接続が切れてしまいます。バッテリーは標準装備ですが、巨大なACアダプタも持ち歩きには不利です。その点、250はバッテリーがオプションになってしまいましたが、めがねコードを直に本体に挿す仕様です。筐体は少し大きくなっていますが、トータルでかさが低くなるので嬉しい改良です。

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 非常に巨大なACアダプタが不要になったので、パッケージもぐっとリムになりました。明日はこいつを詰めたパイロットバッグを持って出張。さるイヴェントの裏方として事務に徹する1日を過ごします。

 

2018年10月14日 (日)

神戸の休日

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 ワンコらしく眠る「ちち(仮名)」さん。この1枚撮るだけのために何度もケージに近づいては起きられるということを繰り返しました。最後は彼女が諦めたという感じです。

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 久々に対面したプレスリーの周りで、それらしい格好で踊る人々。50年代のファッションに身を包んだ女性は50代かと一瞬思いましたが、一緒にいた人たちから考えると30代でしょう。ポニーテールとグリースべっちょりの男女が楽しまれてました。

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 プレスリーのところで折れると、神戸煉瓦倉庫。その中にある文房具店で、よく知っている人を見かけたので確保しました。皆さんもWAGNERの集いに来られると会うことができるあの人、けっこうあちこちで見かけます。

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 で、そのつながりで目をひく付箋があったので確保。よくよく見ると付箋に吹き出しが描かれています。うふ付箋というものですが、「うふ」って何なのでしょうか。売り場にあったのはこれだけでしたが、吹き出しのデザインはほかにもあるのでしょうか。

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 付箋それ自体の色が地味ですので、目立つ色のインクでメモを書く必要がありそうです。今はそういう用途にLAMYの青インクを使っていますから結構目立ちますが、ほかの色を考えてみるのも楽しそうです。

 こうした細々としたものを買いましたら、フライヤーを2枚、一緒に袋に入れてくれました。

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2018年10月13日 (土)

十字

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 今日はお休みですが、大嫌いなお風呂がなく、しかも、これまた大嫌いな「白いの」がお風呂に連れて行かれたのを目の当たりにして、余は満足じゃ、とばかりに惰眠をむさぼっている「くま(仮名)」さん。お気楽極楽でご同慶の至りです。 

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 本日ご紹介する萬年筆の箱には、こんな番号が付いておりました。何番まであるのかはわかりませんけれど、意外にあっさりと手に入りました。結果的には、自宅に近いお店でも手に入ったのですけれど、最初にこのペンの情報をくれたお店にお願いして取り寄せていただき、本日、受け取って参りました。

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 引き出し付きの豪勢な箱。国外の販売店がWebページに写真を載せていた段階では、皆さん不細工だの何だの、非常に悪評高い萬年筆でありましたが、現物はそれほどひどいものではなく、こういうのもいいね、と思えます。

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 ラッカー仕上げのボディの上に白いラインが描かれているようです。軸を触りますと、線の部分がしっかりと盛り上がっているのがわかります。縦横に線が引かれているから十字とはよく言ったものです。ご本名は、Crossed Linesなのだそうです。そのまんまですね。

 その昔、アウロラのキャレロ・ゴルドーニというペンのキャップリングを見た人が、「天狗がおるで!」と言ったことから、そいつに付いているようなスリムな穂先のペン先を「天狗」などと言うようになり、やがて名古屋方面では「ハイレグ」などとも呼ばれて今日に至ります。

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 実際は天狗ではなくて、仮面舞踏会でつけるような面が描かれているのを天狗と言ったのが定着してしまったのですから、このキャップレスも油断していると十字という名前が定着してしまうかもしれません。

 クリップの下になるところには線が引かれておりません。デザインというより、製造上の都合なのか、とも思います。

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 対して、この部分はわざとなのでしょうか。線が途中で途切れています。また、胴軸の途中で線がずれている、なんて酷評されていたりしたのですが、現物を見るとそれもデザインなのかも、という気がします。まぁ審美眼なんてかけらもないオッサンの感想ですから何の値打ちもありませんけれど。ちなみに、箱にもさりげなく同じ模様が描かれておりました。

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2018年10月12日 (金)

実現

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 誰も遊んでくれないのでフテ寝してしまった「ちち(仮名)」さん。最近食欲が増してきていることと、急激に朝晩の冷え込みが強まったことを考えると、そろそろ換毛期に入るのかもしれません。もしそうであれば、正常なサイクルに戻るわけですから喜ばしいことです。

 今の時期は来年度に向けて大量の書類提出を求められます。飼い主の職場は小中一貫教育校ではありますが、制度上は、独立した小学校と中学校とが一つ屋根の下、一緒に教育活動を進めている、という位置づけですので、各種の書類はそれぞれ個別に作成する必要があります。ホンマもんの教頭は忙しいので、予備である私が小中両方の書類を作成して、小学校の分の仕上げをホンマもんの教頭先生にお願いする、という段取りで仕事を進めています。私にとっては楽ちんで、なかなかうまくできた分業体制です。

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 仕事が一段落して、ホンマもんの教頭先生と語らっていると、あっという間に時は流れて気がつけば深夜と言うべき時間帯になっていました。慌てて帰宅してみると何か荷物が届いていて、中身は写真のもの。かなり前にクラウドファウンディングで告知されていた製品が日の目を見たようです。

 もう二度と、クラウドファウンディングには手を出すまいと思っています。遠い昔、最後は裁判所マターにまでなったHP-LXクローンを作ろうプロジェクトで躓いたのを皮切りに、出資したものが製品化されたのに送られてこず、問い合わせをしてもなしのつぶて、ということも2件ほどありました。で、これはそれとは違うところが募集していたプロジェクトですので、無事に製品が届いたのかもしれません。

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 フル充電で4~5時間ほど連続再生できるというワイヤレスイヤホン。作っている人たちはイヤホンとは言わず、インエアーイヤースピーカーと称しています。リモコンと、それをほんの少し大きくした程度のバッテリー。後は首にかけるのに便利なケーブルと、耳に入れる部分。ただこれだけです。本当に申し込んだのかどうか、記憶が定かではありません。

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 耳に突っ込む部分が耳かきの梵天みたいな感じのもので覆われているので、比較的長い時間装着していても気持ち悪くなりません。漬けているのを忘れる、なんてのは言い過ぎと思いますけれど、違和感が格段に少ないのは確かです。耳の中が痒くなりません。

 クソ耳な私には、いい音なのかどうかわかりませんが、常用しているSONYのWI-1000Xと比べても嫌な感じはしない、個人的に好きな鳴り方と感じます。周りが比較的静かな環境ならこれを常用するようにして、躾のされていない子どもやオバハンの集団に取り囲まれたようなときにはノイズキャンセリング機能付きのWI-1000Xにスイッチ、ですね。

2018年10月11日 (木)

アップグレード

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 お風呂に入れられたのを恨んでか、家族の方を見ようとしない「くま(仮名)」さん。飼い主が帰宅したときはまさに風呂場から出て体を拭いてもらっているときで、その騒動を聞いていた「ちち(仮名)」さんは、みんなが黒い犬の方に行っている、悲しい、と飼い主に訴えたのですが、「よぉしよし、それじゃアンタもお風呂に入ろうね。」と声をかけるとピタリと黙りました。 2頭ともに、「お風呂」という言葉を不吉なもの、良くないものと完全に記憶したようです。

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 スタンドアロンで使えるPCを貸してほしい、と頼まれたので、叔母の形見でもあるVAIOに火を入れてみたところ、普通には起動しませんでした。サスペンド状態で電池がなくなって電源ブチ切りみたいな状況になってしまったものでしょう。このメッセージを見た場合、最悪OSの入れ替えや、ひどいときにはストレージの交換まで必要なこともありますが、今回はそれほど深刻な異常ではなかったようです。

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 嬉しいことにこの機種はストレージの交換が簡単にできます。写真右奥にある蓋がメモリスロットへのアクセス、そして手前の大きな蓋を取るとHDDが現れます。

 HDD容量は640GB、メモリは4GBです。480GBのSSDへの換装と、もう1枚モジュールを追加して最大容量である8GBまでメモリ増設を行う予定です。

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 テンキー付きで大画面、D-Sub15にHDMI、USBポートも4個。これは結構便利に使えそうです。CPUも2011年当時のものながらcore-i5ですから、まだまだいけます。

 もし私が「イラチ」でなかったならば、現状のまま使うのですけれど、やはりHDDを搭載したノートPCというのは動作に引っかかりのようなものを感じてしまいます。一度SSD搭載のPCに慣れてしまうと、戻ることは難しいのです。この週末はフェンテを諦めましたので、このPCのアップグレードに励むことにします。

2018年10月10日 (水)

青柴

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 長女にいたずらされてクッションを被せられても起きないのに、カメラが近づいてくると顔を上げる「ちち(仮名)」さん。目元は眠たいオーラを発していますので、遊びたいわけではなさそうです。混濁しようとする意識の中、カメラの接近を察知したのでしょう。

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 その昔、変なモンとして我が家にやってきた前方後円墳型の鍋つかみ。そしてそいつが引っかかっているフックは、お約束のワンコ、それも柴犬の顔を模したものです。麻呂眉が特徴の柴犬さんですけれど、黒柴の場合、お目々はどこやねんとなりがちです。フックでもそれは変わらないようで、上手に写真を撮らないと、お目々がわかりにくいです。

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 まだ実戦配備されておりませんが、こんな色の柴犬さんフックもあります。動物の顔を模したフックだからフェイスフック、って、完全に狙ってますね、これ。実名登録が基本のフェイスブックをパロってややこしい名前をつけたやろう、と小一時間問い詰めたいところです。

 我が家には黒い柴犬と白い柴犬がいて、このフックは赤と黒と、胡麻でしょうか、よくわからない灰色。どうせなら青いのもあればきれいだと思いますが、その場合、お顔はワンコのそれではなくて、これでお願いしたいものです。

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2018年10月 9日 (火)

出場記念

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 こぼれ落ちながら眠る「くま(仮名)」さん。最近はこのクッションとこの寝方の組み合わせがお気に入りのようすで、実に気持ちよさそうにすぅすぅ言っております。自分のみならず、こうしてワンコまでも養うことができている、実に分不相応な幸せをかみしめております。何の努力もせずに半世紀、惰性だけで生きてきてこんなに幸せでよいものでしょうか。いずれ悲惨な死に方をするとか、地獄で永久に続く責め苦にさいなまされるとか、きっとツケが回ってくることでしょう。

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 懇意にしていただいている方から、こんなものを頂戴しました。地元の私立高等学校が夏の甲子園初出場を果たしたことを記念して作られたノベルティだそうです。

 黒の回転繰り出し式ボールペンと、お尻のスタイラス。短めのペンです。

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 これが商品名でしょうか。単色ですが4Cリフィル仕様ですので、いろいろと楽しむことができそうです。お尻に付いているスタイラスも、iPhoneやiPadなどでも使えて、そこそこ反応も良いので実用できます。

 あっちこっちから有望な選手をセレクションで集めてきて強いチームを作る、というのではなく、普通に入学してきた生徒たちを鍛え上げて甲子園に出た、というところは今年の流行に乗っているともいえます。

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 野球は好きですが、高校野球は大嫌い、別の競技だと思っています。高野連がなくなれば少しはマシになるのかもしれませんが、野球という競技自体、良くも悪くも日本的なもので、その悪い部分を凝縮したのが高野連だ、とさえ思っています。ですが、一生懸命に野球やっている学生たちには何の罪科もないので、甲子園出場おめでとう、次はもっと上まで勝ち進んでね、と言っておきましょう。

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 このように実に短いペンなので、字を書くよりもスタイラスとして画面をポンポン突っつく方が向いているように思います。スタイラスが主で、いざとなれば字も書ける、という製品と考えた方が良いのかもしれません。

 授業料その他の助成が行われることが普通になってきていますので、特色ある教育を行う私立高校にはもっともっと頑張っていただきたいものですね。

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2018年10月 8日 (月)

つかない

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 バッチリカメラの方を向いて、しかも笑っているという非常に珍しい「ちち(仮名)」さんを捉えた1枚。単に彼女が寝ぼけていただけなのではないかとも思われますが、飼い主が撮ったものとしては非常に珍しいものであることは確かです。

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 いつの間にこんなに集まっていたのか、ペリカンの「金ペン付きではないけど吸入式」のシリーズ。M400系統の金ペン先を持ってくれば金ペン付きになりますから、透明な軸が好きな人にはよいかもしれませんが、一番右端の初代ペリスケのように、インクを入れると染まりますから、コレクションにするか実用にするか、思案のしどころです。

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 師匠のBlogにこういう記事がありましたので、これまた師匠お手製の強力な磁石でいろいろと試してみましたが、私の手元にあるものはみな、磁石で持ち上げることはできないものばかりでした。「かすかにくっつく」というところが味噌で、私のようにがさつな者にはその感覚がつかめなかったのかもしれません。

 これはどうしたことか、ペン先そのものにロット違いなどで鉄分の少ないものがあるのかもしれませんし、実はくっついているのを私が感じ取れないだけかもしれません。持ち主は鉄分豊富なのに、所有するペンたちが貧血気味とは皮肉なものです。

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 しかし、乗せられてますね。したが今回のオリヴィーンですが、普通の人から見たら、まぁクリップなど金属部分がシルヴァーになってるだけやんか、と言うでしょう。そして事実、その通りです。こうやって目先を変えつつ新製品を出していって、沼にハマった哀れな連中がこれを買い求める、と。こうして市場経済は回っていくのですね。

2018年10月 7日 (日)

ペンギン

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 アイスクリームの包み紙をもらって無心に舐めている「くま(仮名)」さん。ワンコにこういうものを与えてはいけません、というのは常識ですが、我が家のワンコの場合、しつけがなっていなかったこともあってこうなってしまいました。

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 長女が抱いている謎の物体。抱き心地を楽しむおもちゃだそうです。ビーズ入りクッションのような感じで、押したり引っ張ったりして遊ぶものらしいです。

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 はじめから引っ張りまくられたり押しつぶされまくることを前提に産まれてくるなんて、なんとかわいそうなワンコ人形なのでしょうか。

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 行ったことをオウム返しにする柴犬と並んで記念撮影。大きさ比較のため参加してくれたのはM815です。枕ぐらいにはなりそうな大きさと思っていただければよいでしょう。

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 柴犬ですから、当然巻尾です。でも、どこからどう見ても、犬というよりあの鳥に見えてしまうのは仕方が無いことなのでしょうか。

2018年10月 6日 (土)

いけず

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 前脚を出す得意のポーズで、撮影されてもこちらを見ている「ちち(仮名)」さん。この態勢からでも、おやつが来た、遊んでくれる人が近寄ってきたとなると、爪を引っかけることもなくささっと前脚を引き抜いて俊敏に立ち上がるところはさすがです。

 眠たいときは、この出ている前脚に触れても反応しませんが、意識レヴェルが高いときにはシュッと引っ込めて触らせません。単にはみ出しているだけでなく、こうして前脚を出すのが気に入っているのでしょう。

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 京都百万遍、緑寿庵清水の10月の金平糖は「おかぼ」です。okaboと打って変換すると「陸稲」と出てきますし、ひらがなでおかぼと入れて検索しても、出てくるのは陸稲のことばかり。例によって例のごとく、京都の人がお使いになる、よその人はわからはらへんのどすなぁ、という言葉の一つです。京都の人とお話ししていると、ほとんどの名詞に「お」がつきますから、これもそれなのでしょう。

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 写真で見ていて、容器が紙製だったらすごいな、と期待しておりましたけれど、残念な柄というか、当然というか、スチロールのような素材でした。金平糖のお味の方は、先月の焼き栗ほど感動しませんでしたが、カボチャが好きな人には喜ばれるだろうというカボチャそのまんまの味です。

 それにしても京都は入れ物が大きくて移動が大変です。最初に西大路五条あたりに用事があって出かけたのですが、そこから百万遍まで行こうとすると結構時間がかかります。しかもお店の中にいるときは晴れているのに外に出ると猛烈に降る、ということの繰り返しで時間のロスも大きく、京都市内で二軒回っただけで半日潰れてしまいました。それでも京都市内にはまだ足を踏み入れたことのないエリアがたくさん残っています。死ぬまでにすべて行き尽くすことはきっと無理でしょう。

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2018年10月 5日 (金)

来月末

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 ただただこの姿が可愛い、と主張する長女に撮影された「くま(仮名)」さん。寝そべって振り返っているだけに見える私は、まだワンコ愛が足りないのかもしれません。

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 10月に入ったばかりと思っていますが、この週末が明けると体育の日も終わって、一気に秋から晩秋へと季節が進む感じです。

 毎年申し上げておりますが、晩秋の神戸はひときわ素敵です。この街の美しさというのは、そこで動き回っている人たちによるところも大きいと感じます。私のようなものがうろうろすると浮き上がってしまう汚れでしかありません。

 でも、その秋色深まった神戸の街へ行って、今年もやります。神戸ペンショウ。先日、浅草で開かれたのは純然たるお買い物ペンショウだったという印象を持ちましたが、神戸は少し違います。その違いを、ぜひご自分の目で、体で確かめにきてください。
http://kisspress.jp/events/19017/5bb315d7cb95c/

2018年10月 4日 (木)

実用品

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 視線をそらしてカメラが去るのをじっと待つ「ちち(仮名)」さん。おやつで釣っても、チラと見るだけで動きません。カメラ嫌いも飼い主に似たのかもしれません。

 この週末、また台風が来たら避難所開けるので協力してね、という連絡が市役所からありました。防災無線機も完備されているし、避難所に来ている職員さんの携帯電話番号も把握されているのに、避難所開設中には職員室に電話がかかってくる、これは約束が違うでは無いか、といつも思います。この週末三連休は中間テスト前で部活動がありませんから、誰も学校に出てこないはずですが、テスト問題作成やたまった仕事をやっつけるために出勤してきた人は避難所連絡の餌食にされてしまうことでしょう。

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 歴戦の強者、といった感じのデスクペン。私の妻は透明軸の安いボールペンでもインクがなくなるまで使い切る人ですから、彼女に使われた文房具は幸せだと思います。デスクペンにしても、カリカリとイリジウムがすり減るほど使い込まれています。赤インクを入れて日記への赤入れなどに使われていたのでしょう。まさにレッドゴールドのペン先です。

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 ハードに使い込まれた後、放置されていた期間が長かったので、いわゆる広島半状態になってしまっています。毎日使っていても固形インクがこびりつくことって、あるいは本当にあるのかもしれません。

 このペン先をきれいに洗ったらどうなるのか、やってみたい気持ちはあるのですが、これほど見事に染まったペン先、作ろうとして作れるものでもないでしょうから、これはこのまま保存しておくのが良いのかもしれません。

 教訓。萬年筆は実用品です。皆様、インクを通して毎日毎日、しっかり字を書きましょう。

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2018年10月 3日 (水)

統一

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 アンタ、ホンマに何してまんの、と声をかけたくなるほどに横着を極めた「くま(仮名)」さん。お気に入りのふかふかしたクッションにはまり込み、ぐいっと後ろに首を向けて水を飲んでおります。立って半畳、寝て一畳ではありませんけれど、この体の下には大事な大事な餌鉢も埋め込まれておりますので、ここに寝転がったまま、ほぼすべての生活ができる、ということになっております。

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 緑縞の「普通」のM800、久しぶりに取り出してみました。ペン先は14金と20金。そしてキャップリングにはいずれもW-GERMANYの文字があります。

 20金の方は今日にちなんだ1本。1990年の今日、東西ドイツが統一されて、それを記念する萬年筆も少なからず世に出ました。でも、私の手元にあるのはこれくらい。それも、リングに西ドイツと刻まれたキャップは2度も割れてしまい、最後に修理に出したときには現行品のキャップが付いて戻ってきました。なので、ほかの個体からぶんどったキャップがついているのです。

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 あっちこっちと浮気をしていても、最後に手に取るのはやっぱりM800系。実によいペンです。重さに関しても、ビッグトレド系や最近のM815などは素晴らしいですけれど、表十のものもけっして「嫌な軽さ」ではありません。

 インクを入れたまましばらくしまい込まれていましたけれど、キャップをとるとすぐに筆記できました。こういうところもM800系の良いところです。万が一、乾かしてしまったとしてもお掃除はけっこう楽です。このところ開けていないペンケースを開いて、中に収まっているペンを手に取って書いてみる。秋の夜長は萬年筆三昧です。

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2018年10月 2日 (火)

キュッっと

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 寝潰れている「ちち(仮名)」さん。本日はよほど眠たかったらしく、飼い主が帰宅しても鳴き叫ぶでもなく、お義理で尻尾を振ってすぐにまた寝る、という状態。寝るのには体力がいるから歳を取ると寝ていられなくなる、といいますけれど、我が家のワンコたちは歳を取るにつれ寝ている時間が長くなってきているように思います。

 理由として思い当たったのは、犬は飼い主に似る、という古来言われていることでした。実に体力の無い飼い主ですが、寝る力だけは一級品なのです。本日も実に眠たいのですが、明日は運動会。何をするでもないのに、職員は朝7時、管理職や運営責任者は朝6時に集合、です。スポーツ大嫌いな人間としては、オリンピックやワールドカップ、それに運動会なんて無くなればいいのに、と心底思います。やりたい人は勝手にやればいいのですけれど、えてしてそういうものは周りを無理矢理に巻き込むので大嫌いです。

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 最近発売されて、すぐに売り切れになった、といわれているオーバンドの「キュット」です。フックと猫みたいな顔の付いた長めの輪ゴムみたいなものなのですが、自分の傘を傘立てに入れておくときなど、ほかのものと紛れてしまいそうなものにとりつけて違いを目立たせるためのもの、ということになるでしょうか。

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 こんな風に使いましょう、ということで。絵心のある人なら、猫の顔っぽい部分に目鼻を描いて楽しく使うのもアリでしょう。私がそれをするとデキの悪い妖怪になってしまいます。

 でも、なんで猫っぽい顔なのか、そこが残念です。犬っぽい顔、あるいはそうともいえる顔にしてほしかったところですが、しっぽらしき部分との相乗効果で、どう見ても猫です。

 でも、一番問題なのは、私にはこういうものをうまく使いこなすセンスがない、ということでしょう。

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2018年10月 1日 (月)

でも結局

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 可愛いから許してください、な状態で寝ている「くま(仮名)」さん。飼い主は彼女の傍らで自然死したのでしたが、起きてみると彼女と同じような姿勢のまま固まっておりました。台風が去って猛烈にいいお天気でしたが、あちらこちらで立木が倒れていて、職員の駐車場などは入り口を塞ぐように巨木が寝ていたので、半日がかりでチェンソー作業。若くもないのにすぐに腕や腰が痛くなりました。数日は苦しみそうです。

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 すっかり秋の装いのBUN2、10月号。この季節ですから、当然来年のダイアリーなどが表紙を飾っていますが、ひときわ目に付くところに萬年筆。おそらくはカスタム74あたりと、同じくカスタム楓、そして何より目を引くのがソメスサドルのペンケースです。

 手帳は大好きで買うのだけれど白紙のまま年の瀬を迎えるのが通例である私ですから、これはいいな、などと思っても手を出してはいけません。開かれることなく、インクを乗せられることなくその一生を終える手帳がかわいそうです。

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 で、気になって製品の紹介ページへ行ってみたのですけれど、カヴァーは革製ではないようです。少しホッとしたような、残念なような。これが革製のカヴァーであったなら、またも「来年こそは」などとできもしない決意を立てて購入してしまいそうになるところでした。

 逆に、革製のカヴァーではないことから、お値段も2~3千円というところ。手帳としては高いけれどダイアリーとしてはそんなに高いというものでもありません。萬年筆を挿して毎日開いて。。。。。などという妄想を抱いてしまいがちな、危ないお値段です。

 いけません。手帳なんて、使わない人間は絶対使わないんです。あの使いやすい素晴らしいと評判のほぼ日手帳だって、私の場合、結局はトモエリヴァーの試筆用紙になってしまったのですから。

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