小銭入れ
嫌いな「豆黒」をそばに置かれて、ひたすら無視し続ける「くま(仮名)」さん。年の功というべきか、何か反応すれば家族が喜んでさらに仕掛けてくる、というのを読んでいるのでしょう。これだけ長いこと一緒にいるんだから、あんたらの考えてることなんてお見通しよ、というような彼女の寝顔。さすがです。
何の変哲もない小銭入れ。これが使いやすいのです。これまで使っていたものは、夏休みに香川県へ遊びに行った際に岡山駅で紛失しました。1円玉や5円玉で重たくなっているな、という意識があったので、売店へ向かいながらすべての小銭を手のひらに出したその刹那、小銭入れだけがどこかへ消えたのです。当然、立ち止まって足下、そして周辺を見るわけですが、どこにもありません。肩からかけている鞄の上に落ちたとか、出っ張っているお腹に着地しているとか、そういう可能性も消えました。それ以来1ヶ月ほど、小銭はズボンのポケットに。レジ前で時間を取るのは迷惑なので、会計前にポケットまさぐっては小銭のラインナップを確認して・・・というのが実に面倒ですし、ポケットの膨らみが大きくなるのでそれでなくても見苦しいお姿が余計に醜くなります。
本革製といいますけれど、安物ですから内側は布張り。そう遠くない将来に内張が破れて惨めなお姿になるのでしょう。ずっと昔、祖父が使っていたこういう形の小銭入れを母の実家で発見して使っていました。昔のモノですから、安物とはいえすべての部分が革製で、くちゃくちゃになった薄い皮が実に手になじんで使いやすいものでした。以来、小銭入れというとその形。それ以外のものはどうにもうまく使えない体になってしまいました。
ポケットに入れられる小銭入れを探すと、そのほとんどすべてがボックス型。フラップを開けるとたたまれていた革が立ち上がり、箱の中に小銭が入っているかのような状態になるというもの。一覧性に優れ、取り出しやすいし放り込みやすいというのですけれど、どうにも好きになれないのです。それに、ほとんどそれしか売られていないということは、皆さんがそういうものを使っているということ。それは受け入れられません。
バングラデシュというと、ジョージ・ハリスンを思い出します。中学生時代の私は、悪友たちとともにThe Beatlesにハマっていました。彼らは私が中学に入るずっと前に解散していたのですが、残されているレコードを聴き、さまざまな情報を漁ったりするうち、当たり前のようにバングラデシュ難民救済コンサートに行き着いたのです。まだ東パキスタンなんていう言葉も普通に聞かれた時代でした。
何の予備知識もなく、amazonで端から見ていって最初に見つかった、フラップ式で二つ以上のポケットがある小銭入れ。手元に届いてみれば、バングラデシュで作られたものなのでした。久しぶりに、ジョージ・ハリスンなど聴いてみようと思います。ついでにエリック・クラプトンなども。
コメント
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私,つきみそうさんにやり玉に挙げられた,ボックス型小銭入れを愛用している一人です。以前は馬蹄型のコードバン小銭入ればかりを,だめになる度に買い直して来ましたが,8年ほど前にボックス型に出会って以降はすっかりその使いやすさに惚れました。
馬蹄型よりも小銭の収容量が多いのが何よりもありがたいです。馬蹄型を使っていた当時はメインテナンスの方法なんて知らなかったので,ある日突然,半月型のつまみ革片が縫い目から裂けてしまって開閉困難,てなことを良く経験しました。
それにしてもコードバンって,近年値上がりが著しくて,ちょっと手が出ない高嶺の花になりましたね。革製品は,何であれ,普通はちょっと高級な万年筆1本の値段よりも安く買えるものですが,コードバンや爬虫類は例外です。
投稿: monolith6 | 2018年9月18日 (火) 15時39分
monolith6 さん
その、嫌いだ嫌いだと申し上げているボックス型や馬蹄型なども手に取ってみて、案外良いかもしれんなぁ、と心を動かされつつも、いや、みんながこういうの使っている限りはダメだ、となるところが哀しいところなのです。
コードバンは大好物なのですけれど、私のように横着でがざつな人間にはもったいないような気がしています。傷もまた味わい、ではあるのですけれど、どういう使い方してるんや、といわれそうな気がします。そして爬虫類、これ、鳥類も含めてダメなんですよ。良いものを手に取ってしげしげと見ますと、なるほど良いなぁとは思うものの、これもまた、イメージが・・・・・。私が持っていると闇金のオッサンみたいになりかねません。
投稿: つきみそう | 2018年9月19日 (水) 05時26分