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2018年9月

2018年9月30日 (日)

続・帰れない

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 避難所とのお付き合いが長くなりそうでしたので、出がけに撮っておいた「ちち(仮名)」さんの寝姿。日曜日というのに、ワンコも寝ているような時間に家を出て職場へ出向き、体育館の鍵を開けて市職員の到着を待ちます。

 市長さんは台風となると変に張り切る人で、今回も午前8時を期して市内105カ所に自主避難所を開設すると宣言。もし台風の動きが速い場合は深夜に連絡するから早く来て開けてね、という念押しでしたので、携帯電話を抱いて寝る一夜でした。

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 狙っていたおまけの手ぬぐい。ナガサワ文具センターとペリカンとのコラボですが、簡単なようでいてそうではないらしく、ナガサワ以外の文具店がこういうものをこしらえるのはなかなか難しいのだそうです。

 こうして手ぬぐいの写真を撮ったりしながら、自主避難所が公式な1次避難所に化けるのを待ちます。市内105カ所ですから、市の職員も210人は必要。それだけの人間を休日に出動させたらお手当だけでも大変だろうなぁ、と思いますが、105カ所の内、80カ所ほどは学校ですから、タダで動員できる学校管理職を使うわけです。

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 せっかくの日曜日がまるまる潰れましたけれど、ごめんの一言もありません。それどころか、何の前触れもなく、大事な連絡が職員室へどんどん入ってきます。話が違います。避難所にとして使う体育館の鍵を開けてくれたら、後は市の職員が全部やります、という話になっていたはずなのに、これではそうもいきません。施設のことを熟知していて、電話番もしてくれる人材、そんなのが無料ですからおいしい話です。

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 結果的に、日曜日の深夜まで避難所を開設して、10人にも満たない数の人が避難してきただけでした。それはそれでめでたいこと。本当にわんさか人が来ていたら、それこそ大変です。月曜日からまともに授業をすることもできなくなりますから。すぐ後を追いかけるように25号というのが来ていますが、今度はそれてくれないかな、と願っています。

2018年9月29日 (土)

帰れない

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 お風呂に入れてもらったのに、ひたすら痒い痒い痒い、の「くま(仮名)」さん。掻いたらあかんっ!と叱られて、耳たぶの内側にお薬を塗られてゴシゴシとお掃除。大嫌いなお風呂に入れられた上に耳そうじまで。受難の土曜日でした。

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 この土曜日曜は受難の週末になる、と踏んで受け取りに行った、おまけ欲しさに購入したオリヴィーン。これに関しては、萬年筆にさほど興味のない人でも、綺麗な軸、という感想を述べます。9月上旬には、かの有名な店長Yさんから、予約数が国内割り当て分を超えていて、お渡しできる保証がないのでキャンセルしてもよいですよ、というお電話をもらっていたのですが、なにせおまけ狙いですからステイ。心配しておりましたが、私の分もあったようで、無事、引き取ってきた次第です。

 後はどんなインクを入れようかと悩むだけ。Bニブですので実用よりは遊び用、故に緑のインクかな、というところですが、同じ名前のエーデルシュタインインクは高すぎますし、もう残っていないでしょう。どこかに緑のインクが転がっていないか、また家探しです。

2018年9月28日 (金)

ここにも・・・

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 クッションからこぼれ落ちつつ眠る「ちち(仮名)」さん。よほど眠たかったようで、飼い主が帰宅してもキュンとも言わず眠ったままでした。めったにないことです。

 台風の接近に伴い、30日の朝6時に奈良市内各所に避難所が設置される予定です。そのため29日の夜は携帯電話を抱えて眠るか、あるいは睨みながら夜を明かすか、いずれにしてもいつ連絡があっても家を出て職場に向かい、体育館の鍵を開けて避難してくる住民を迎え入れるという対応が必要です。同日開催のWAGNER神戸も怪しい感じがします。

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 懐中電灯や蝋燭など、いざというとき必要になるものを確認していて、夏の日光日帰り旅行の際に買い求めたお土産をみつけました。すっかり忘れておりましたが、土産物店で見てあまりのしょうもなさに思わず買ってしまったものです。

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 ジョーク商品だから理解できるものだけが買えとか、人に渡すなら相手の気持ちにも配慮しろとか、それやったらはじめからやめとけよ、というような言い訳が書かれていますが変なモンは一期一会、見かけたら手に入れるが鉄則です。ちなみに味の方はなんと言うこともない普通のドロップです。

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 真っ赤なお尻があれば、そこから出てくるものも、というわけで、同じ土産物店で売られていた猿のフン。奈良公園にも同じようなものがありますけれど、見るからにおいしくなさそうな色と形です。ここまで来ると、便所の火事、やけくそですね。こんなアアメやドロップなどをなめながら、台風情報を見つつ夜明かしをする、そんな週末になりそうです。

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2018年9月27日 (木)

ゴム

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 正体不明の物体と化した「くま(仮名)」さん。先ほどまで身繕いをしていたのですが、そのまま眠りに入ってしまったようです。

 飼い主は日が暮れてからも草刈りを続けていい運動になったと喜んでおりましたが、さほど体重も落ちておらず、日頃の運動不足が解消されるほどのものではないことをあらためて思い知りました。それでも、全く動かずに座っているよりはマシですし、それなりに環境もきれいになるので草刈りはまだまだ続けます。

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 一定金額以上のお買い上げでタオルをプレゼント、というのにやられてしまいました。1個ずつのお値段がたいしたことの無い輪ゴム屋さんでそれだけ買うなんて馬鹿げていますがそれでもよく知っているはずの図柄を拡大して見るのは新鮮な感じです。輪ゴムを指でつまんで伸ばしているような、そんな図柄だったのですね。じっくり見たこともなく、最近は老眼が進んで満足に見ることもできずにいましたが、慣れ親しんだ図柄を初めて正確に知ることができたのは収穫でした。

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 キティちゃん柄の缶に入ったピンクの輪ゴムと、さりげないカモフラ柄の缶に入ったヘビーデューティーな太めの輪ゴム。今回のメインはこれです。

 実際家族のものは、前にも同じようなの買ってたやんかとなじるのですけれど、この缶は間近でじっくり見ないとカモフラ柄とはわかりにくいのです。

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 カーキ色で太い輪ゴムに、ショッキングと言っても良いほど鮮やかなピンクの輪ゴム。心配しなくてもキティちゃんの輪ゴムは普通に細い、華奢な造りです。

 華奢に見えるのはヘビーデューティーな輪ゴムと比べるからです。単独でみれば普通の太さの輪ゴムなのですけれど、カモフラと比べると頼りなげな細さに見えます。あと問題なのは、これだけの輪ゴム、劣化するまでに使い切れるのかということですね。

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2018年9月26日 (水)

こいのぼり

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 眠たいのでもうどうでも良くなってる「ちち(仮名)」さん。写真を撮られていることは認識しているものの、逃げるような動きは見せません。というより、眠たくて体が動かないのです。

 飼い主は朝から職場ではなく奈良市街へ出向いてレンタカーを借り、オーストラリアから交流のため来日している姉妹校の生徒や先生方の大荷物をピックアップ。しかし、荷物を積み込んだらハイさようならというわけには行かず、奈良の街を案内する学生ガイドが到着するまでの約1時間、荒井注ばりの片言の英語でお付き合いをしておりました。

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 明日から2日間、学生たちは本校で過ごしますので、給食で必要な割り箸を収める袋を作ってみたのですが、柄はともかく、構造的に大きな欠点があることがわかって思案すること小一時間。この箸袋、底がないので、割り箸を挿し入れると突き抜けてしまい、箸袋ではなく割り箸の腹巻きになってしまうのです。

 そこへやってきた若い女性教員の、「きれいな鯉のぼりですねぇ。教頭先生が折ったものなんですか?」という言葉がツボにハマり、しばし悶絶しておりました。

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 割り箸が突き抜けてしまうと悩んでいるところへ、その箸袋を見て鯉のぼりとは。薫風が吹き抜けていくのは間違いの無いところです。

 で、そばで聞いていた事務員さんお二人は、私を慰めようとあれこれフォローしてくださるのですけれど、これがまたツボでした。小さな弟がすぐ上のお姉ちゃんに何か言われてふてくされているのを、見かねた大きなお姉ちゃんたちが何とか機嫌を取ろうとしている、というような光景が目に浮かんで、自分が置かれている状況であるにもかかわらず、笑いが止まりませんでした。

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 本来なら料亭にでも納められようかというヒノキの天削箸。しかしこれはB級品ですので、とてもお買い得なのです。お箸としての機能に何ら問題はありませんし、ヒノキの良い香りもそのままです。なので、問題はそれを収める箸袋だけなのです。

 結局あきらめて、最後は底抜けの部分をセロハンテープで留めるという、何のひねりもない解決策に落ち着きました。どなたか、底のある箸袋の折り方を教えてください。

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2018年9月25日 (火)

今月のちょこちょこ

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 実に堂々たる「美輪さん」の状態となっている「くま(仮名)」さん。美輪明宏さんがこんな風にドテッと座ってらっしゃるお姿を家族の誰一人として見ていないのに、このお姿を「美輪さん」と申し上げるのです。このように昼間から起きている彼女を見ることはなかなかできません。そういう意味でも貴重なショットです。

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 職場の近くにお住まいの方から、通学路になっている歩道に草が生えているのは見苦しい、すぐに生徒に掃除させなさい、というお電話をいただきました。今時の学校というもの、お掃除一つにしても先生が生徒に命じてやらせるものではなく、生徒が必要だと感じて計画し、実行するものです。なので、計画から実施まで時間がかかります。そんな悠長なことをしていたら学校までやってこられてお叱りを受けることになりますので、本日は歩道の舗装と縁石との隙間に生えたたくましい草たちを削り取る作業に励んでおりました。

 あぁ疲れた、と帰宅してみると、今月のチョコチョコが置いてあったので、お手軽に今日のネタに決定。写真はスミスとリンゴちゃんの保冷剤です。7月8月など暑い盛りよりも、4月や10月の方が食中毒の発生が多いので、まだまだ保冷剤にはお世話になります。

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 プッチとポッチのミニレターセット。大きさ比較のため、M815に協力してもらいました。これはBニブ付きなので、ミニレターセットに使うのは無理がありそうです。このピーナッツのお名前がプッチとポッチなのですね。まなかなみたいな感じで、名前からして双子なのではないかと思われます。

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 封筒にはレジャーシートを敷こうとしている姿が描かれていて、便箋にはレジャーシートに座って楽しむ姿が描かれています。ストーリー仕立てになっているのですね、一応。上空の鳥にも何かしら名前が付いているのでしょうけれど、説明がないので不明です。

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 三種の大きさのジッパー袋のセット。描かれているキャラクターは、大きい方からトースト君、ポンポン、ひをりだそうです。こういうものは手元にあると意外に重宝します。私などは突発的に鼻血が出るかもしれないという恐怖につきまとわれておりますから、いつも鼻孔に詰める綿などを入れた袋を胸ポケットに入れております。そして、ここが重要なところなのですが、胸ポケットにそれがあるときには鼻血は出ず、たまに忘れたときに限って出血するのです。私の体は京都人よりイケズなのかもしれません。

2018年9月24日 (月)

100

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 お外に出してぇ、出たいよぉ、と大騒ぎした挙げ句、出たと思ったら抱きかかえられて呆然と脱力している「ちち(仮名)」さん。彼女は抱かれそうになったときに「重くなる」という技を繰り出すのですけれど、ケージの外では人間様に分があってかないませんでした。

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 先日、神戸ペンショウの打ち合わせで集まった際に烏口さんからお譲りいただいた品。箱はいいとして、箱の中に入っていた紙のやっつけ仕事ぶりが気に入っています。これがわざとこういう形の紙にしたものならばアートですし、そうでなければ職場体験学習に来ていた中学生にでも切らせたものでしょう。これだけ適当に切りながらも、表組みの罫線を傷つけることなく済んでいることに感動を覚えます。

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 左端のカクノだけは、コーポレートカラーの青に「100」の文字をあしらった100周年バージョンですが、アクロボールとフリクション、それにたまたま100という字が入っているだけとちゃうんかというマーカーと、我が社の売れてる商品を詰め合わせました、という株主様向けのお品です。多くの場合株主さんなんて、その会社の製品への愛なんて無く、製品が売れて業績が上がればそれだけでいいわけですから、頑張るものでもないのでしょう。

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 よくよく見れば、「100」の文字も萬年筆とボールペンの先端部をあしらったものになっています。同社の100周年記念サイトにもあります、100周年記念ロゴそのものです。

 問題はこの後で、海外では紹介されている黒くて変な筋の入ったキャップレスとか、とてもお高い蒔絵の萬年筆とか、そういうものをどうするか、悩みどころです。個人的には85周年の飛翔天人があまりにも素晴らしくて、100周年の蒔絵萬年筆、もちろん15万円の富士と明治丸がそれを超えているのかどうか疑問に思うところもあります。

 500万円のセットにしても、100万円のものにしても、資産というか工芸品というか、そういう値打ちで買われるものでしょう。もうすでに予約も入っているそうですが、好きな人が購入して、「目垢」が付かないように秘蔵されるのでしょうね。私などには縁の無い世界です。

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2018年9月23日 (日)

お中日

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 すぐにそれとはわからないのですが、目を開けて寝ている「くま(仮名)」さん。この状態ですと何をされても無反応で、なすがまま、きゅうりがぱぱという感じです。昨日は寝ているところをクッションごとお風呂場に運ばれて入浴。その疲れが残っているのかもしれません。

 今日はお彼岸の中日ですので、お墓参りに行かなければなりません。しかし、車で行くにしろ電車で行くにしろ、お彼岸に高野山へ行くのですから混雑は避けられません。そこで、ご先祖様には申し訳ないのですがゆっくりと朝寝坊をして、お昼前に家を出ました。駅前の花屋でお墓に供える花を買い、ついでに郵便局で不在通知のあった郵便物を受け取って、ゆったりと大阪市内まで出て、そこから南海電車に揺られて和歌山県の橋本まで。8両編成の列車で、休日の昼間にもかかわらず、ほぼ100パーセントの着席率でした。もう少しすいているかと思いましたが、鉄道会社にとってはもっと乗ってほしいところでしょう。

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 20m級の車両で運転されるのは橋本駅まで。南海高野線はダイヤ改正のたびに難波から極楽橋までの直通列車が減り続けています。朝早くに家を出れば座席指定の特急に乗って乗換なしで行けますが、それ以外の時間帯だとめったに直通列車にあたりません。

 乗換を待つホームから見えたのは、天空と赤備え。このあと、私を極楽橋まで乗せてくれるのは赤備えの方です。天空はその20分ほど後に出るのですが、濃いグリーンのズームカーだけでは運転保安上問題があるらしく、必ず難波方に2000系を併結しての運転となります。その2両は特別料金なしでも乗れますので、少し心が揺らいだものの、ここは時間優先で赤備えに乗り込んで高野山を目指します。

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 極楽橋駅と高野山駅との間を5分で結ぶケーブルカーは意外に速く、この横断幕を撮るのに失敗を繰り返しておりましたが、今回ようやく、少しは見られるものが撮れました。髙野品関係者はよほどスカイツリーがお好きらしく、自動車で高野山に登る道にも同じような表示が出ています。

 この写真にしても、早くからピントを置いて待ち構えていながら、結局横断幕を真ん中にできずに終わりました。もう一瞬遅かったら切れていたところです。今回はこの程度のブレで収まったのでよしとしましょう。

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 山上も結構な人で賑わっておりましたが、お墓参りに行きながら人様に残念な思いをさせるという、罪なことをしてしまいました。写真のごま豆腐が6個入ったものを、4箱買うか5箱買うかと迷ったのですが、そこへ観光バスから大量に人が降りてきたので、並んでいた5箱すべてを購入してしまいました。会計を済ませると、観光バスの人たちも「ごま豆腐」と声を上げていましたが、お店の人は「すみません、ごま豆腐売り切れですぅ。」と応えているのでした。観光バスの人たちの分まで、おいしくいただきました。すみません。

2018年9月22日 (土)

神戸 Pen Show 2018

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 あと2ヶ月。4回目となる今年の神戸ペンショウは、カレンダーの並びが三連休になったので3日間開催です。萬年筆をはじめとする筆記具、インク、紙もの、そしてそれらの周りにあると嬉しいものたちが並びます。

 このイヴェントをはじめてから、よそでも同じようなものが開かれたりするようになってきましたが、神戸ペンショウの面白いところは、販売店やメーカーさんだけではなく、さまざまな出店があるところだと思っています。札束を抱えてがっつり買い込むぜと意気込んでくる人からすれば、お目当てのものがないかもしれません。けれど、ご縁があって神戸ペンショウに出店していただき、そのあたりから大ブレークされたお店や職人さんもあります。500円で目を楽しませ、ほしかったものが手に入るかもしれない、そんな楽しい空間に、ぜひ足をお運びください。

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 かつて北の小学校として使われていた校舎をリニューアルした施設が会場です。写真はその施設の最上階にある講堂。ここで、神戸ペンショウを開催します。

 神戸というと異人館街が有名ですが、神戸ペンショウの会場となる「北野工房のまち」はその入り口にあたる場所です。ここから坂を登っていくと異人館街。神戸の街を散策するついでに、ぶらっと立ち寄ってみてください。

 これから先、詳しいことが決まっていくたび、このBlogでもお知らせしようと思います。晩秋の神戸はとっても素敵な街ですよ。

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2018年9月21日 (金)

お菓子

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 週末、眠さに耐えきれずに眠り込む「ちち(仮名)」さん。飼い主が露骨に「くま(仮名)」さんを可愛がっていても気づかない(ふり?)で眠っています。

 昨日は職場の文化祭で、そこまで怒濤のように準備に打ち込んでいた先生方と生徒たちは燃え尽きたような状態でしたが、日が暮れると打ち上げの会場へと出かけていき、職員室は静寂に包まれました。校長が参加してくださるので、私は不義理。そもそも文化祭に何の貢献もしていないのに打ち上げに出るなんて違和感が強すぎます。

 再来週の終わりには運動会の打ち上げが予定されていますけれど、そちらも欠席。職場の宴会は仕事の内とは思いつつも、あっちでもこっちでも仕事や児童生徒の話ばかりで酔えませんから、いつも最後の先生が宴会に出かけるまで職員室に残って、戸締まりをして帰宅、というのが宴会の日の過ごし方です。

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 今月4日、台風21号の影響で交通機関は乱れに乱れ、学校は前日から休校を決めるという事態になりましたが、そんな中、勤務先で一番遠くから通ってきている方が出勤されました。今はいいけど、帰りは電車止まってるよ、というのがおはようの挨拶代わりでしたが、ご本人はいたって平穏に、動き出してから帰ります、などとおっしゃっていたのでした。

 しかし、日が暮れて警報が解除されても電車は動かないままでしたので、ご自宅の近くまでお送りしたのですが、そのときのお礼にといただいたのがこちらです。私のヘンタイ趣味をよくわかってらっしゃるというか、どこにこんなん売ってるねん、さすが大阪やと感心したことでした。

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 こちらは箱の六面すべてをチェックしましたが、お決まりのあのフレーズはどこにもありませんでした。だいたい、ソースが付いているわけではなくて、ソールの味がお菓子についているだけのことですから、二度漬け禁止などと注意喚起する必要はないのです。

 明日からの三連休は、神戸ペンショウに向けての準備やら秋のお彼岸での墓参りやら、いろいろと予定が入っていて遊びまくるわけにもいかない感じがしますが、お菓子を食べながら隙を見て遊びほうけたいものです。

2018年9月20日 (木)

DHL

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 去って行った夏の猛暑が嘘のように肌寒ささえ感じる宵、すぅすぅと眠る「くま(仮名)」さん。こんな風に気持ちよく眠れるのは実に羨ましい限りです。飼い主は相変わらずばたばたと段取りの悪い毎日を過ごしていて、積み重なるのは過ぎた日の数ばかりで仕事は一向にはかどりませんが、日に一度はDHLのトラッキングを楽しみにしておりました。

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 どんなことについても悪運だけは強い私でしたが、今回は運に見放されて税関のお世話になってしまいました。輸入関税を払ってもなお国内で買うより安かったので良しとしなければなりません。

 いつもながら、この「外国から」っていうのはいい書き方と思います。あちらの方が手書きしたものなど読めたもんではありませんし、タイプされていたとしてもなじみの薄い文字列を書き写すのは面倒です。私が配達員であってもこう書くことでしょう。

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 原産国はドイツ。そこからアメリカの小売店に渡り、Massdropでオーダーされたこの商品は、送料節約のためにDHLのグローバルメイルで送り出されました。その場合、まずはいったんドイツへ行って、そこからも宛先へと送られることになるようです。

 ドイツで生まれてアメリカのお店に並び、そこからまたドイツを経て日本へ。大西洋を二往復したあと、北極回りか東南アジア回りか知りませんが日本まで飛んできて、そこからは日本郵便で我が家まで来ました。当たり前ではあるけれど、ちゃんと着くんだなぁ、と感心してしまうオッサンなのでした。

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 比較的安くは買えるけれど、時間はかかるというのがMassdrop。今回はお盆に注文が確定して、夏の終わりにアメリカを出発。ドイツに入るまで2週間ほどかかったようですが、その後はすいすいと日本まで来ました。川崎で長いこと止まっていたので嫌な感じはしたのですが、最近はこういうものもきっちり課税対象に選ばれるようです。

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 長旅お疲れ様でした、と記念撮影。胴軸に貝を貼ってもらったM800との比較では、特にずっしりとは感じませんでした。このやや重めのM800を普段使いしていますので、それが普通になってしまっていて、M815に関しては世間で言われるほどずっしりとした感じを受けませんでしたが、普通のM800系と比べればやはり重たくていい感じです。さて、どんなインクを入れるか、思案しているところです。

2018年9月19日 (水)

その後

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 でれ~っと伸びて寝ている「ちち(仮名)」さん。飼い主もそうありたいものですけれど、寝るにも体力がいると言われるとおり、最近は眠たいのにしっかり寝られないようになりました。目は覚めますが起きられずに結局二度寝しては遅く起きる、というボロボロの爺さんです。

 母は50歳、父は76歳で亡くなりましたので、間を取って63歳あたりが寿命とすると、定年退職までは何とか生き延びられそうです。あと3年半、草刈りをしつつ禄を食むというお気楽な生活ですが、体力が持つのかどうか心配です。

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 しかしこの爺さん、イチビりなのは若いときから変わらず、いや、むしろひどくなってきているのかもしれません。ハシビロコウのフィギュアを飾っておくのにぴったりのかごを見つけてこんなことをして遊んでおります。堅いのだけれど重たくはないので、敷き藁の上で安定しないのが難儀なところ。こうして見ると、左の方だけ茶色いのが良くないですね。いろいろと並べ替えて最適解を見つけたいと思います。

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 発売と同時に購入した蒼墨ですが、今日に至るも萬年筆に入れておりませんでした。それでは面白くないので、Bニブ付きの丸善センチュリーに呑ませてみました。

 このペン、ブルーに輝く胴軸の色が蒼墨のイメージそのものなのですけれど、下手くそな私にはその色を写し取ることができません。なので開き直って同系色の青い布の上で撮るという暴挙に出ました。(実は机の上が汚かった)。

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 インクボトルの蓋の色、それがセンチュリーの軸の色と同じなのですが、肉眼で見ると冴え冴えとした蒼い色が全く表現できていません。

 中学生の頃からカメラをいじっていて、一丁前に空を見上げては「8か・・・いや56やな」なんてことを言ってたのですけれど、その頃よりむしろ下手くそになっている感じです。鉄道写真、それも駐まっているものをネオパンFで撮る、なんていうヘンタイさんでした。あの頃の方がよっぽどいろいろ工夫を凝らしていたように思います。

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 なんとなく蒼く汚れているペン先、使っている感が出ていいですね。字幅はBなので、濃淡も結構きれいに出ます。問題は使い道が遊びしか思いつかないこと。宛名書くのには良い太さなのですけれど、ちょいと薄い色合いが不祝儀を感じさせて宛名に使うのは気が引けます。

 まぁ、そこら辺にあるようなインクとは少し違う感じの色なので、これでメモを書いて机上に置いておけば、その字の汚さと相まって、私が書いたとわかってもらいやすい、ということもあります。しばらくはそうして使っていようかと思います。

2018年9月18日 (火)

先輩!

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 眠る「くま(仮名)」さん。ここ数日はお風呂に入れられる心配がないので、とりあえず安心して眠れます。彼女をお風呂に連れて行くと、家族総出で洗ったり体を拭いたりと動きますので、「ちち(仮名)」さんはだめだめと悲鳴を上げるのですが、その「父(仮名)」さんにしても、自らがお風呂に入れられそうになると「重くなる」という技を使って抵抗します。科学的にあり得ないのですが、嫌がって動こうとしないときのワンコは本当に重たくなりますね。

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 けっして羽ばたくことはないハシビロコウ先輩たち。おまんじゅうに見せかけたフィギュアです。ハシビロコウそのもののフィギュアではなくて、ハシビロコウの形をしたおまんじゅうのフィギュア、というところが変なモン道を究めようとするものの琴線を揺らします。エメラルドグリーンのはミント味なのかな、などと想像しつつお楽しみください。

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 哲学者ですね。これだけ立派なくちばしをお持ちなのにお食事はとっても苦手、というのも、変なモン好きにはたまらない魅力です。何出そうなったんやっ、とツッコめるところが実に良いのです。ツッコみ所満載、というのは変なモンにとって大切な資質です。

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 本物のおまんじゅうであれば、この羽の流れは何を使って表現するのでしょう。ちなみにこの個体、おまんじゅうの名前としましては「ノーマル」なのです。この色目にして、どこがどうノーマルなのかはわかりません。

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 松籟に耳を傾けながら過ごすひととき。黒文字でサクッと切られても微動だにしないところもまた、ハシビロコウらしさというべきでしょうか。

 ちなみにこのフィギュア、おまんじゅうを模しているとはいえ、机に置くとコトンと音を立てるような堅いものです。でも、写真の黒糖などは本当においしそうですね。

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 生きているハシビロコウに近いのは、やはりプレーンでしょうか。先ほどミント味か、と紹介したエメラルドグリーンは、和菓子らしく「よもぎ」でした。そうなるとなおのこと、ノーマル、っていうのが気にかかります。こいつは一体、どんなお味がするのでしょうか。

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2018年9月17日 (月)

あお

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 お母さんこっち向いてくれるかな、と妻の方をじっと見てお座りをする「ちち(仮名)」さん。妻は3月に早期退職したので、日中、ワンコと一緒に過ごす時間が長くなりました。ワンコたちも、この人にこそ愛想良くしておかなくては、というのがわかるのでしょう。最近は、こうして妻の方をじっと見てお座りをすることが多くなっています。

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 そんな妻と長女を連れて、京都国立近代美術館へ。写真は美術館の入り口前に設置されていたもので、反対側も同じような造りになっています。要するに、ここで写真を撮れば映える、っていうことなのでしょう。私にはどうにも理解できない心理です。

 私は写真を撮るのは大好きですけれど、撮られるのはとにかく嫌いで、中学生の頃は校外学習なんかで集合写真を撮影する時に「逃亡」するという、困った生徒でした。その写真は授業参観の朱鷺に教室に貼られ、それを見て保護者が購入を申し込む、というシステムでしたので、「何でアンタは写ってないのっ!」と母親に叱られるのがいつものことでした。それをこじらせて、高校の卒業アルバムからも「逃亡」してしまいました。

 今の仕事をしていて一番嫌なことは、卒業アルバムに写真が載せられてしまうことです。数年前からいただいた年賀状にすら欠礼するようになったのも、私が生きた痕跡を少しでも残さないようにするためでもあります。そういう意味では、卒業アルバムなんてものは大変に邪魔な存在です。

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 肝心の展覧会は、「東山魁夷の絵は絵の具が盛り上がっている!」という風評を確かめるためでしょうか、画を正面から見るのではなく、額縁のそばに顔を近づけて横から見ている人がたくさんいらっしゃいました。私と同じタイミングで入館した、僧形のおじさんがとにかく舐めるようにそういう見方をするので、私からすると絵の横に僧形の頭がくっついているかのような、そういう印象の画ばっかり、という展覧会でした。はっきり言って迷惑です。

 何とかそのオッサンとみるタイミングをずらそうと努力をしたのですが、夜空に輝くお月様から逃げられないのと同じように、僧形のオッサン(の頭)からは逃げることができずに終わりました。残念な結果です。

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 この美術館の中にあるカフェが実におしゃれな感じで、実際、自家製の生パスタを供しているほどです。メニューを黒板に書く、っていうのもおしゃれですが、それならなおのこと、普通に「作っています」と書いてほしかったところです。いや、変なモン蒐集家としてはこういうのは大好物ではあるのですけれど。

2018年9月16日 (日)

乗りっぱなし

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 カメラの方へ突撃してきた「くま(仮名)」さん。ピント外れてしまいましたが、おばあちゃんの顔になっていることはよくわかります。あとどのくらい、一緒に過ごせるのでしょうか。

 毛艶が良いとか、食欲もりもりだとか、そういうのはワンコの寿命とは関係ないことは先代の「クマ(実名)」さん、あるいは子ども時代に飼っていた「ペス(本名)」の例からわかっています。ワンコはずっと元気でいて、あるとき急に、というのも結構あるものなのです。

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 三連休の中日はこれです。春、夏、秋と発売されるのですが、秋だけは近江鉄道線乗り放題というのがついてきます。これに1000円ほど足せば岡山まで行けますし、使い方によってはなかなかお得なきっぷです。

 ほかにも大阪水上バスに乗れたり、近鉄なら南大阪線で飛鳥へ、南海は高野山へ、そして京阪はほぼ全線乗れて比叡山まで行けます。自宅最寄り駅がJR線という人で、日帰りで遊びたいなら抜群です。

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 で、こういうものをフルに活用しようとするなら始発列車で出発すべきですが、ねぼすけモードで日が高くなってから出発。京都から草津、貴生川と経由して近江鉄道本線を米原まで乗り通したのですが、正直、乗って何が楽しいということもありませんでした。

 ただ乗っているだけでいろいろと発見のある路線もあれば、何もないという所もあるのは乗り鉄の常です。近江鉄道に乗っていて思うことは、東海道本線が江戸時代の東海道に沿ったルートで作られていたならば、この地域も今とは違う姿になっていたのだろうな、ということ。かつて宿場町として栄えたところが多いので、今でもそれなりに栄えてはいますが、鉄道、それも幹線というべきものが通っていないというのはなんとも寂しいところです。

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 近江鉄道はまた、電気機関車を多数保有していることでも知られています。あまりに数が多いので譲渡先を探しているという話もあります。かつては私鉄でも貨物輸送をしているところが多かったので、あちこちで機関車を見かけましたが、最近では車籍なしで入れ換え用に置いてあるだけとか、1台もないというところがほとんどになりました。

 時間があれば、ここ彦根を中心に、もう一度訪ねてみたいものですが、乗り通しはさほど意味がなさそうに思います。

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 今回、これはお値打ちと思ったのが京阪のパス。比叡山チケットとなっていますが、そこに京阪本船まで付いてきますから、これで京都遊びをしても十分元が取れてしまいます。関西1デイパスを買うなら、京阪関連で念入りな計画を立てて使うのも良さそうです。比叡山に湖西線を絡めるのも良さそうな感じですね。

2018年9月15日 (土)

何がしたい?

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 きちんとお布団の中に収まっている「ちち(仮名)」さん。寝起きなのでカメラが近づいていても反応できず、目を見開いたままぼぉ~っとしているところです。

 飼い主は三連休突入でおおいに盛り上がっておりましたが、本日は雨模様でお出かけには向きませんので、一日ゴロゴロと寝て過ごしました。仕事らしい仕事もしていないのですけれど、それでも疲れていてよく眠る、そんな厚かましい自分に嫌気がさします。

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 新製品、と陳列されていると手を出してしまいます。UFOシリーズというとソース焼きそばの印象が強いのですが、パッケージ写真から見る限り、そうではないようです。まるで炒め味、とかかれておりますが、その通りなのでしょう。

 焼きそばなのにチャーハン味、一体なにがしたいねん、と思いますが、まずは試してみなければなりません。

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 はたして、UFOシリーズであるのに液体ソースではなく、粉末ソースがついています。調味オイルがチャーハンの味を出すのだとして、ベースになる焼きそばはソース焼きそばではなく、中華料理店で出されるような味なのでしょう。例によって麺の下にかやくが敷かれているようです。

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 お湯を捨てて粉末ソースをかけ、まぜたところです。普通のカップ麺であれば塩焼きそばかというところですが、お味の方は中華料理店で出される焼きそばに近いものです。

 少しだけ味見をしたところで、本命とも言うべき調味オイルを振りかけて混ぜます。

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 当たり前かもしれませんが、見た目は変化ありません。けれども、立ち上る香りはまさしくチャーハンのもの。かくして、チャーハンの香りと味のする焼きそばという珍妙な食べ物が誕生するわけです。おいしいかと言われれば、まずくはありませんが、変な感じです。

2018年9月14日 (金)

小銭入れ

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 嫌いな「豆黒」をそばに置かれて、ひたすら無視し続ける「くま(仮名)」さん。年の功というべきか、何か反応すれば家族が喜んでさらに仕掛けてくる、というのを読んでいるのでしょう。これだけ長いこと一緒にいるんだから、あんたらの考えてることなんてお見通しよ、というような彼女の寝顔。さすがです。

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 何の変哲もない小銭入れ。これが使いやすいのです。これまで使っていたものは、夏休みに香川県へ遊びに行った際に岡山駅で紛失しました。1円玉や5円玉で重たくなっているな、という意識があったので、売店へ向かいながらすべての小銭を手のひらに出したその刹那、小銭入れだけがどこかへ消えたのです。当然、立ち止まって足下、そして周辺を見るわけですが、どこにもありません。肩からかけている鞄の上に落ちたとか、出っ張っているお腹に着地しているとか、そういう可能性も消えました。

 それ以来1ヶ月ほど、小銭はズボンのポケットに。レジ前で時間を取るのは迷惑なので、会計前にポケットまさぐっては小銭のラインナップを確認して・・・というのが実に面倒ですし、ポケットの膨らみが大きくなるのでそれでなくても見苦しいお姿が余計に醜くなります。

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 本革製といいますけれど、安物ですから内側は布張り。そう遠くない将来に内張が破れて惨めなお姿になるのでしょう。ずっと昔、祖父が使っていたこういう形の小銭入れを母の実家で発見して使っていました。昔のモノですから、安物とはいえすべての部分が革製で、くちゃくちゃになった薄い皮が実に手になじんで使いやすいものでした。以来、小銭入れというとその形。それ以外のものはどうにもうまく使えない体になってしまいました。

 ポケットに入れられる小銭入れを探すと、そのほとんどすべてがボックス型。フラップを開けるとたたまれていた革が立ち上がり、箱の中に小銭が入っているかのような状態になるというもの。一覧性に優れ、取り出しやすいし放り込みやすいというのですけれど、どうにも好きになれないのです。それに、ほとんどそれしか売られていないということは、皆さんがそういうものを使っているということ。それは受け入れられません。

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 バングラデシュというと、ジョージ・ハリスンを思い出します。中学生時代の私は、悪友たちとともにThe Beatlesにハマっていました。彼らは私が中学に入るずっと前に解散していたのですが、残されているレコードを聴き、さまざまな情報を漁ったりするうち、当たり前のようにバングラデシュ難民救済コンサートに行き着いたのです。まだ東パキスタンなんていう言葉も普通に聞かれた時代でした。

 何の予備知識もなく、amazonで端から見ていって最初に見つかった、フラップ式で二つ以上のポケットがある小銭入れ。手元に届いてみれば、バングラデシュで作られたものなのでした。久しぶりに、ジョージ・ハリスンなど聴いてみようと思います。ついでにエリック・クラプトンなども。

2018年9月13日 (木)

遠い記憶

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 あご枕で何か黒いモノを見つめている「ちち(仮名)」さん。難儀なことにこの黒いモノは、周りで物音がするとそれに反応して同じような音を出します。彼女はそのたびに、ピクッとして飼い主の方を見るのです。どうやら、音の出るこの黒いモノが気色悪いと感じているようです。

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 相当前のことになりますが、ウサギだったかネズミだったか、これと同じようにオウム返しをする人形を師匠が手に入れて、さかんに「シバくぞっ、シバくぞっ」というフレーズを再生させるという光景を思い出しました。

 録音に使われているパーツが良くなっているのか、少しは再現性が上がっているように感じられます。マイクの感度も上がっていて、これ自体を床や机の上に置くときのコトッという音にも反応します。これといって何の役にも立たないおバカなおもちゃですが、確実に進化を遂げているところが馬鹿馬鹿しくて実によろしいです。

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 そして何より重要なことは、これが柴犬、それも黒柴の姿をしているということなのです。ウサギやネズミではなく、ましてや猫でもない、ワンコ、しかも柴犬。この秋田犬一色のご時世に、あえて柴犬。それがよろしいのです。

 ブームだからと秋田犬なんぞに飛びつくと、きっと後悔します。あのようなワンコは田舎でないと飼えません。都市部で飼うなら、飼い主の方に相当なゆとりが必要でしょう。その点柴犬なら、どこでも飼えます。秋田犬の一途さも魅力ではありますけれど、外につないでおくと誰にでもついて行ってしまいそうな人なつこさ、柴犬ならそういう性格のワンコにも巡り会えます。どうせワンコを飼うなら、やっぱり柴犬です。

2018年9月12日 (水)

どうして?

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 眠る「くま(仮名)」さんの脚。どうしてこんな風に宙に浮いているのでしょうか。ワンコの足の関節に自由度が少ないからだ、と言ってしまえばそれまでですけれど、同じような姿勢で寝ていてもぺたんとクッションの上に置かれていることもありますので、下ろすのを忘れて寝ているとか、家族に見せて「かわいいっ!」と言ってもらいたくてそうしているのかのどちらかだろうと考えています。

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 久々にプロフィットレアロにストーリアの赤を吸入するの図、です。職場で赤ペンが必要なことがちょくちょくあって、そのたび「あぁアレ忘れてきた。」と思い続けてきて、ようやく腰が上がったのです。

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 まずはインク瓶を逆さまにしてリザーヴァを満たしてから、尾栓を緩めてペン先をインクにつけます。リザーヴァの良いところは、ペン先を瓶の底にコツンとやらずに済むというのに尽きると思っています。

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 どっぷりつかってます。ペン先の大部分はインクの中で、21Kという刻印ぐらいしか見えていません。この状態で尾栓を締めていくと、インクが吸入され、リザーヴァの中は寂しくなります。

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 ペン先の刻印が大部分見えるようになりました。そして問題はこの後です。この後、ペン先をインクから引き上げたあと、皆さんはどのように処置されているでしょうか。

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 よく知らない人なら、ペン先がインクで汚れてる、とティッシュなどで拭うことでしょう。少しは知識があるよ、という人は、だめだめ、と尾栓を緩めてインクを1、2適、瓶に落としてからペン先を拭います。いったい、どうしてでしょう。

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 ピントが来てませんけれど、答は「ペン芯」でしょうか。先ほどまでインクにつかっていて、たっぷりとインクを含んているペン芯。吸入したインクを落とすことで、この「余分な」インクを除去することができる、ということで良いでしょうか。萬年筆については素人なので、そう聞いたからそう思っています。

 店頭で試筆するとき、ペン先をインクにつけることによって、ペン芯にもインクを含ませることになり、実際の使用状態よりインクが潤沢に供給されるので気をつけなさい、という話も聞いたことがあります。ペン芯には必要十分、適度なインクをもたせておく、ということなのでしょうね。何気なくやっていることですが、その意味も、あるいはそうするのだということ自体も知らない人はたくさんいることでしょう。そういう人に、わずかな知識を伝えできれば良いなと思います。

2018年9月11日 (火)

昔話

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 帰宅した飼い主を見て尻尾を振っている、その目がすでに眠たそうだった「ちち(仮名)」さんですが、案の定、少し撫でてもらった後ですぐに爆睡状態に入りました。そんなに眠たくても飼い主が帰ってきたら尻尾を振る、そのかわいらしさこそがワンコの魅力です。

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 師匠の記事を読ませていただいて、我が家のカスタムはどうなのか、とペン先を見ようとするも、老眼で何も見えません。ルーペはどこかな・・・・・とあちこち探し回っていたら、よけいなものまで一緒に見つけてしまいました。

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 Blogネタにと撮影に引っ張り出されて、そのままそこら辺に放置されていた萬年筆たち。一番手前のキャップレスなどは、どこへやったのかなぁと探していた個体です。以前、インクが出ない出ないと騒いでいて、あれこれといろんな液体に漬け込んでいる内、嘘のようにするするとインクが出るようになった、特殊合金ペン先のマットブラック。これと同じモノを職員室の机上、ペン立てに挿しておいて、何者かに持ち去られたことがありました。もともと嫌いな職場でしたが、その一件で皿に嫌いになったのを今も良く覚えています。

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 しばらく放置されていたにもかかわらず、実にお元気で、何もせずにするするとインクが出ました。ずっとエアコン漬けっぱなしの部屋に長いこと放置されていたにもかかわらず、カートリッヂの中身もそんなに減ってはいません。実に優秀です。

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 同じくらいの大きさのセイラーの萬年筆。こういう小さいの、あまり魅力感じないなぁ、と手に取ってみると、キャップリングには神戸にある老舗文房具店の名前が入っています。

 あぁこれ、六甲山の上でお食事いただきながら萬年筆買いあさったときのペン、と思い出しました。その折には、今は悠々自適に風車など回して過ごされている社長(当時)の奥様と私の妻とが大いに意気投合してしまい、なんとも言えない恐ろしさを覚えたものでした。

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 2008年。このBlogを書き始めたのが同じ年の9月16日。毎日毎日役にも立たない駄文を垂れ流し続けて、もうすぐ10年になるのです。実に無駄、かつ恐ろしいことです。手は2本しかないし、字を書くのはそのうちの1本だけ。そんなにたくさん集めてどうするの、などと言われてきましたが、もう、みんなあきれてそれすら言ってくれなくなりました。

2018年9月10日 (月)

いよいよ

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 ひたすら眠る「くま(仮名)」さん。暑さが苦手なワンコにとって、このところの涼しさは嬉しいものでしょう。エアコンなど、25度あたりに設定しておりますと、外気温より暖かい空気が吐き出されてくることも増えてきました。

 夏が終わると気になるのは、appleの新製品発表。そして今年は、PILOTの創業100周年記念萬年筆はどうなるのか、というのも気になるところです。

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 これなどは、あえて100周年記念萬年筆とせずに、「漆芸品」として発表されております。世界限定25セット、お値段500万円ということで、七福神をイメージしたインクがつきますけれど、こういうのをお買い求めになる方がインクを通して使うのでしょうか。

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 90周年の時は、「朱鷺」というのと「螺鈿・朱鷺」というのが出ました。今回は「富士」というのと「富士と明治丸」という組み合わせ。大きい方が富士で100万円。小さい方が富士と明治丸で15万円。いずれも迫力のお値段ですが、富士と明治丸なら死ぬ覚悟で買えないこともない、というところでしょうか。ペリカンのトレドとかモンブランの作家シリーズとか、そういうのを買う人なら手を出しそうです。

 私にも買えそうな100周年モノとしては、キャップレスの100周年バージョン的なものが出るとか出ないとか。黒い軸に銀のトリムらしい、という情報は得ましたが、画像は見つけられませんでした。ミュー90やエリート95みたいな感じで、露払いに出てくるのでしょうね。10月から11月にかけて、現物を見るのが楽しみです。

2018年9月 9日 (日)

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 おとなしく眠っている「ちち(仮名)」さん。ついさきほどまでわいわい騒いでいて疲れたのか、あるいは眠たくなったのか、近づいていっても動こうとしません。

 彼女が騒いでいたのは、食卓に家族が集まってお茶を入れ、おやつを食べていたからですが、そのおこぼれをもらったとしても、ワンコにとってはそれほどおいしいものではなかったでしょう。

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 お月見団子と、杵を持ったウサギさん。ルーンと名付けられたお菓子です。聖護院八橋が作っている生菓子で、すので賞味期限はその日限り。お抹茶を点てていただこうとしているのを見てワンコが騒いでいたのです。

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 こちらは、エスパスと名付けられています。ロケットとお月様でしょうか。このお菓子、飼うのは好きですが甘いものが苦手な私は食べません。見た目を楽しむ、ただそれだけです。食べるのは妻と長女、次男が担当します。

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 ついでに百万遍まで足を伸ばして、これも季節限定の金平糖を購入。これも結構良いお値段がするのですが、入れ物の中身は小分けになっているので、ちょっとお使い物に。羊の子どもが柵の隙間から逃げ出して、日曜日に出勤していた先生たちが大騒ぎをしつつ回収してくださったそうで、その方々にお礼を、と購入したもの。もらっても気にならないぐらいの大きさになります。

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 で、容器の形を面白がって一緒に買ってきたのがこちら。箱の形を見て面白がる、というただそれだけのものです。

 ちなみに、9月はライチと焼き栗、ラ・フランスなのですが、10月になるとカボチャの金平糖が出るのだそうです。それもまた、気になります。

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2018年9月 8日 (土)

ロリポップ

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 実に気持ちよさそうに寝ているので1枚、と近づいたのを察知して目を開けた「くま(仮名)」さん。写真は嫌いですが、眠たいので姿勢はそのまま。数秒後には目を閉じてしまいました。

 青春18きっぷも5回分使い切ったので、この週末はじっくりと家で過ごそうと思っています。そう言うと聞こえは良いのですが、要するにゴロゴロして過ごすということで、これをやると体の調子が悪くなって、節々が痛み、頭痛がおこります。ゴロゴロするのも下手くそという情けないオッサンです。

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 国外から来たことが明らかな、いかにも紙質が悪そうに見える段ボール箱。日本のものと比べて、稜線のところがきっちりしておらず、全体的に丸っこいシルエットです。中に詰め込まれた緩衝材のせいでもあるのでしょうけれど、日本製のものだとなかなかこうはならないように思います。

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 開けてみると、蓋の隙間にロリポップキャンディが挿し込まれていました。こういうのは日本人には真似しにくいところでしょう。おまけなのでこうする、という彼の地の考え方と、おまけではあってもしっかり荷物の中に入れ込むという日本の考え方の違いが出て面白いところです。

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 韓国製らしいのですが、かなりのバリエーションがあり、これはその中の1色です。全色揃えようなどとは毛頭思っておりませんし、このインク自体、使うのがためらわれます。韓国製はしっかりしたものもあれば大外れのものもあるので、ちょっと大事なペンには入れたくないなぁ、という気持ちです。

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 ではなぜ買ったのか、と言うことのヒントになるのがこの写真。いろいろな星座が描かれた紙がインク瓶本体を隠すように入っています。瓶の蓋だけが見えていますが、この紙を取り除いてみると

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  親子です。大きな瓶と小さな瓶、同じ色のインクが入っているのですけれど、セットでの販売なのです。繊細さなどみじんもないくせに小さなものが好きで、あるものをそのまま相似に小さくしたものが大好物なのです。

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 瓶の形そのものも変です。今月末の神戸WAGNERはじめ、行けるところにはお持ちしますので、間近で見たい方はどうぞ。11月の神戸ペンショウではじゃんけん大会の景品になるかもしれません。

2018年9月 7日 (金)

使う機会は。。。

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 ついうっかり、カメラの方を向いてしまった「ちち(仮名)」さん。お散歩から帰ったばかりで疲れていたからかもしれません。

 今週は5日間、午前中の授業のみで生徒が帰り、午後からは先生たちだけという学校。私が若かった頃は、夏休みの前後はそれが当たり前でした。暑さの中、子どもたちの健康を守るということで短縮授業が行われていたのです。それが、授業時数が足りないから確保しなければ、という動きが全国的に広がる中で、年に6回の始業式、終業式さえもったいないと2学期制を導入したり、夏休みを縮めたりする自治体が増えていきました。そうではないところでも、短縮授業なんてとんでもない、ということになっていったわけです。熱中症なんて言葉すらなかった時代の方が、学校は児童生徒に優しかったというわけです。

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 先日のWAGNER横浜で手に入れたものです。butsudanさんが製作されたもので、頒布までには紙様さんのコーディネート、らすとるむさんのご協力もあったようです。写真はセット販売されていたもので、「はい、居間から販売しますよぉ」という紙様の声の余韻が残る内に6セットすべて完売になってしまったというものです。私はたまたま近くにいたので反射的にお札を突き出してしまい、確保できました。

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 これが何をするための工具なのか、これを使うと何か良いことがあるのか、というのがわからない人は当然手を出しません。だからこれに興味を持った時点でヘンタイです。もっと言うなら、これが売られている場にいるということがすでにヘンタイなのかもしれません。

 中には、せっかく手に入れたものを転売せざるを得なかった人もいたようです。たしかにこれを自分が使い倒すのかと言われたら疑問を持ってしまう人も少なくないでしょう。

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 この槍回し、ペンを分解する人でなければ不要なものです。プラチナのショートタイプの萬年筆、PILOTや¥セイラーのショートタイプに、いわゆる爪ペン系のPILOTカスタムなど我が家にたくさん転がっているペンのお掃除をするのに使うものです。ペン先調整するのに使うんですか、と聞かれたら、「不器用ですから」と高倉健さんが降りてきて答えます。

 いずれにせよ、お使いになる方は、道具が金属製で対象が樹脂製、ということを十分に理解してお使いになることをおすすめします。今はもう生産されていないペンを相手に使うものなのですから。

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2018年9月 6日 (木)

妙に迅速

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 ふと目覚めると、目の前で「くま(仮名)」さんも熟睡しておりました。群れで生活する生き物らしく、飼い主でもほかの家族でも、誰かが居間で自然死していたりすると、普段より安心して眠るような感じがします。もちろん、自分が自然死してしまっている間に彼女たちがよく寝ているのかどうか、自分で確かめたことはないのですが・・・・・。

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 4日に近畿地方を縦断していった台風21号。暴風雨のさなか、校舎の窓が割れていないかと巡回していたときに、ドンッというような音がしたのですけれど、どうやらそれは校舎や体育館に木が倒れかかってきた音だったようです。

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 こういう場合、教育委員会事務局に被害状況を報告しても、なかなか動いてくれなかったり、動きたくても業者が忙しすぎて順番待ちだったりすることが多いのですが、今回は光の速さでの対応となりました。写真は校舎にもたれかかるように倒れてきた巨木をクレーンで引き起こしているところです。この後、クレーンでは持ち上げられない重さではないか、ということになって、いったん上半分を折って屋上にもたれかけさせ、少しずつ枝を切って吊り上げ可能な重さになったところで完全に切り離す、という作戦がとられました。

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 バケットに乗った作業員さんが半分ほど切り込むと、自身の重さで折れていく巨木。メリメリと音を立てながら、ゆっくりと校舎の屋上へと倒れ込んでいきます。

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 折れたところから先の方で約1.1トン。このままでは吊り下ろせないので、一気に落ちないように注意しながら枝を払ってスリムにしていく作業が続きます。ずっと見ていたかったのですけれど、出張に出なければならないので途中でお別れ。帰ってきたときにはきれいに片付いておりました。

 今回は極めて迅速に片付けに着手してくれたのですけれど、まだまだ校内のあちこちに倒木がありますので、急遽、新しいソーチェーンを買ってきてチェンソーの整備を始めました。長いこと放置してあったので絶不調ですが、何とか復活させてあちこちに倒れている木を取り除かなければなりません。ここしばらくは刈払機をチェーンソー二持ち替えての作業が続きます。

2018年9月 5日 (水)

紅白

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 お風呂に入れられてくたびれはて、間近で寝顔を撮られても気づかないほど眠り込んでいる「ちち(仮名)」さん。ワンコはあまり頻繁に洗うと皮脂が落ちてお肌に良くない、と聞いていたのですけれど、彼女の痒い可結いを何とかしてやるためには毎週洗いなさい、などと言われたこともあって、結構頻繁にお風呂に連行されています。

 家族が準備を始めるとそのことを察知して、ケージに入って重たくなる彼女ですが、最後は抵抗むなしく抱きかかえられて連行され、悲痛な叫び声を上げることになります。

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 先日、WAGNER横浜にお邪魔した際、少し暇だったのでゴトプラを組み立ててみました。難易度が高い大阪城の方に取り組んだのが運の尽きで、自分の計画性のなさ、不器用さを思い知る羽目になりました。

 それにしても、おそらくは高級な萬年筆が収まっていると思われる上質な革のケースと、680円(税別)のゴトプラ。カオスです。

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 悪戦苦闘の末、周りで見守る人たちのアドヴァイスもあってようやく完成した赤い大阪城でしたが、「受付の人」いわく、せっかくだからもっとおめでたくしなくっちゃ、とおっしゃったので、先に完成していた蓄光ヴァージョン共々、バラバラに分解して、紅白ヴァージョンに組み替えているところです。

 こう見えてゴトプラ、結構精密で、同じような形に見えるパーツでも互換性がありません。一つ一つのパーツには番号が打たれていて、組み立て説明書を見ながら決められた位置にきちんとパーツを配置し、順番通りに組まなければうまく組み上がらないという、無駄にきっちりした造りになっております。

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 完成。「受付の人」にはご不興を買いましたが、モザイク的に紅白のおめでたい大阪城が完成しました。首都圏の方は、東京駅(在来線)改札内でこれを売っているお店を探すのも一興です。こちらの記事で紹介されているお店に行けば大量にあるそうですが、迷宮とも言える東京駅構内で見つけるのもレジャーのひとつとしておすすめです。

2018年9月 4日 (火)

寄り道

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 お手々をそろえて眠る「くま(仮名)」さん。肉球をぷにぷにしても起きません。難儀な飼い主やなぁ、と慣れっこになってしまったのか、歳をとって飼い主の相手をするのも面倒なのか、いずれにしても高齢者の風格すら漂う寝姿です。

 本日は早めに職場に出て、体育館に開設されている避難所の様子をうかがいつつ、丸一日デスクワークと電話の応対をして過ごしました。今日は先生たちも時間がたっぷりあるだろうから、と、「ご意見」のお電話をくださった保護者もありました。学校の責任でもない決定内容について、納得いく回答を、と迫られたのですけれど、教育委員会で決めて指示されたことについて学校があれこれ言うことはできません。いい加減二してくれと思いつつ、丁重にお相手したつもりですけれど、最後は「納得できません。学校は教育委員会の言いなりになりすぎです!」と電話を切られて終わりでした。瞬間湯沸かし器にも勝てる自信がある私なのですが、今年はこの手の電話を何本か受けて、まだ一度もキレておりません。長州(小)力に褒めてもらいたい気分です。

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 横浜にある腹鉄道模型博物館の特別展。エントランスに迫力のポスターです。右手には7000系の一部、運転席から第一ドアにかけての側面、実物ならではの迫力です。

 WAGNERの横浜大会に行くぞ、と言いつつ、横浜駅から会場のある日本大通り駅まで直通せず、まずは新高島で降りてこの博物館へ。旧帝國車輌が東急車輌となり、私の大好きな南海電車に導入されたステンレス車は今も現役。そしてこの7000系も、全面改装されて7700系となった後、今度は養老鉄道で活躍するのだとか。今時のものと違って、コルゲート板がバリバリについているステンレス車が大好物ですので、この展示は見逃せません。

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 特に興味深かったのが、このポータブル溶接機。ポータブルとはいえ、かなり大きなものです。写真左側の所にステンレス鋼板を挟んでパチッと溶接するというもの。難易度の高いステンレス鋼板の溶接を、こんな道具で地道にやっていたのですね。その後、技術は大いに進歩して、今ではコルゲート板も不要になるほど、きれいに、そして早く溶接できるようになっているのです。

 この館内でイヤホンのイヤーピースをどこかに落としてしまいましたので、見学後、次のみなとみらい駅で降りて家電量販店に寄ってイヤーピースを購入。また電車に乗ってようやく目的地である日本大通り駅に到着したという次第です。わずか3駅の区間を各駅降車するという能率の悪さですが、そのおかげで一昨日の記事になった写真を撮ることができたのですから、悪いことばかりでもありません。

 いつもそうなのかは不明ですが、鉄道系のほかの博物館と違って、お子様がわんさかいなかったのも嬉しい点でした。落ち着いてじっくりと見ることができます。1番ゲージの模型たちも欧州車が中心で、そういうところもお子様には喜ばれないのかもしれませんが、私などにはむしろ嬉しいところです。大人にお勧めしたい鉄な博物館でした。

2018年9月 3日 (月)

予防

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 気持ちよく眠っている「ちち(仮名)」さん。エアコンの効いた室内、そして外は残暑どころか涼しい風が吹いて過ごしやすい。何の問題もなさそうですが、台風の接近に伴って世間はあれこれと大変です。

 私の勤務している自治体では、お昼前に「明日はすべての学校がお休み」と決まりました。両親ともにお勤めされている家庭の児童を預かる学童保育もお休み。午前10時過ぎには列車の運行を止める、とJR西日本が発表していますし、やむを得ない措置でしょう。そして、夕刻には市内のほとんどの小中学校に「避難所」が開設されました。

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 こういうときは、原則として避難所近くに住んでいる市職員が避難所の詰め番として派遣されてきます。また、学校管理職は初動として避難所となる施設の準備、具体的には体育館を開けるなどの動きをすることになっています。校長と教頭のヘルメット。予備の教頭である私の分も含めて3個、避難所開設セットの中に入っています。

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 こちらが避難所開設セット。懐中電灯やラジオ、防災無線の送受信機などのほか、避難してきた人たちを記録する受付名簿などが入っています。

 特に名簿は、その避難所のある地域に住んでいる人、地域外の人、そして市民ではない人といったように、主にお住まいの地域ごとに分けて記帳していただくようになっています。帰宅途中に被災して避難所に行かざるを得なくなったが、状況が落ち着いたら帰宅する、あるいは自宅近くの避難所へ移る、という方もいらっしゃるでしょうから、はじめからわかりやすく区分しておくわけです。

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 で、本日は午後8時まで学校管理職が対応して、それ以降は市の職員に引き継いで帰宅してよろしい、ということになったので、この状態まで準備して市の職員さんが到着するのを待ちます。私が学校にいたところまででは、避難してこられた方はありませんでした。

 やってきた市の職員さんは、うら若き女性がお二人。これ、変なこと考えるオッサンが来たら危ないなぁ、とそういう素質のあるオッサンとしては考えてしまうわけで、職員の中でも脚の大きな人の靴を何足か借りてきて、この玄関に並べて帰りました。女性の一人暮らしなのに男物の下着を干しておくのと同じ理屈ですね。今夜もまた、台風情報を見ながら朝までうつらうつら過ごすことになりそうです。

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2018年9月 2日 (日)

初WAGNER

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 飼い主が帰ってきてもピクリとも動かず眠り続ける「くま(仮名)」さん。本日は定例のお風呂の日だったので、精も根も尽き果てたという感じです。

 飼い主にとっては夏休み延長戦のこの土日。土曜は新学期の準備にあてて、本日は最後の夏休み満喫企画として青春18きっぷを使い切ることを兼ねてWAGNER横浜に参加して参りました。

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 もう何年前になるのでしょうか、関西地区大会が新大阪で開かれていた頃、恐る恐る参加したときのことを思い出します。会場となった会議室の扉が閉まっていて、中からは楽しげな談笑の声が漏れてきています。扉を開けて入ってみたいのですけれど、「初めて」という気持ちが邪魔をします。この中で楽しそうにしているのは、見も知らぬ人ばかり。その中に飛び込んでいって大丈夫なのだろうか、という思いが、扉を開けることをためらわせるのです。

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 会場のある7階までの大きな大きなエレベータでご一緒したこの方。怖かったらいつでも身を引くことができるよう、左脚にも重心を残しつつ、室内に顔見知りの人がいるか、怖くないのか確かめている、そのお姿が、初参加の日の心の葛藤を思い出させてくれました。

 実際、会場に来ること自体を諦めてしまう人もいるのかもしれません。大丈夫、皆さん優しくて楽しい方ばかりです。今回も、地元を遠く離れたアウェイでの参加でしたが、公明な書家である抜多屋雪隠齋(ばったやせっちんさい)さんなど、顔見知りの方もたくさん来られていて、何も怖いことはありませんでした。

 参加を逡巡されている皆さん、WAGNERの会合に参加してみましょう。怖いことなんてありません。とっても楽しいですよ。

2018年9月 1日 (土)

他人のそら似

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 ワンコとは毛皮を被った消化管である、というのが私の持論です。我が家のワンコはその持論を強化するような動きばかりを見せてくれます。「ちち(仮名)」さんなどは、10歳を超えてなお、家族が餌の準備をしているあいだはずっと、「早くしてくれぇ」と絶叫するという近所迷惑なワンコです。

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 新学期に備えて机の引き出しを整理していたときに出てきたBicの萬年筆。ヨーロッパタイプのショートカートリッヂを使う、カヴェコなんかによくあるのと似たようなサイズの小さな萬年筆です。

 写真の色のほかにも何色か出てきたのですけれど、よく見ればこの配色、あの方に似ているのではないでしょうか。

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 そっくりでらっしゃいますね。これからはこの萬年筆、初號機とお呼びしようと思います。何よりその、胴体の真ん中というか大半というか、それがパカッと開くところが素晴らしいですね。中2男子ならずとも惹かれます。

 鉄ペンなのに、そしてお習字ペンよろしく、指はここにあててしっかり保持しなさい、という外観(機能)、そしてこの小ささは、幼児向けの書き方ペンとして作られたものなのかもしれません。

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 それにしたって、一応萬年筆なんですから、キャップはもう少し何とか考えていただきたかったと思うのは私だけでしょうか。例の黄色と青のボールペンのキャップそのまんま、という感じがします。いや、逆にそれを通してしまうところがBicらしいというか、Bicのすごさなのかもしれません。なればこそ、ヘンタイなシェーファーを傘下に収めることも抵抗なくできたのかもしれません。

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 ここにカートリッヂをはめ込んで、カチャンと蓋を閉めて、少しスライドさせたら準備完了です。このインクカートリッヂを装填するときの動作がお気に入りで、使いもしないのにずっと手元に置いたままになっていたのです。おそらくこの先もずっと手元にあって、時折発見されては「カチャッ」とされる、そんなふうに付き合ってくれるのだろうと思います。

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