続・帰れない
避難所とのお付き合いが長くなりそうでしたので、出がけに撮っておいた「ちち(仮名)」さんの寝姿。日曜日というのに、ワンコも寝ているような時間に家を出て職場へ出向き、体育館の鍵を開けて市職員の到着を待ちます。
市長さんは台風となると変に張り切る人で、今回も午前8時を期して市内105カ所に自主避難所を開設すると宣言。もし台風の動きが速い場合は深夜に連絡するから早く来て開けてね、という念押しでしたので、携帯電話を抱いて寝る一夜でした。
狙っていたおまけの手ぬぐい。ナガサワ文具センターとペリカンとのコラボですが、簡単なようでいてそうではないらしく、ナガサワ以外の文具店がこういうものをこしらえるのはなかなか難しいのだそうです。
こうして手ぬぐいの写真を撮ったりしながら、自主避難所が公式な1次避難所に化けるのを待ちます。市内105カ所ですから、市の職員も210人は必要。それだけの人間を休日に出動させたらお手当だけでも大変だろうなぁ、と思いますが、105カ所の内、80カ所ほどは学校ですから、タダで動員できる学校管理職を使うわけです。
せっかくの日曜日がまるまる潰れましたけれど、ごめんの一言もありません。それどころか、何の前触れもなく、大事な連絡が職員室へどんどん入ってきます。話が違います。避難所にとして使う体育館の鍵を開けてくれたら、後は市の職員が全部やります、という話になっていたはずなのに、これではそうもいきません。施設のことを熟知していて、電話番もしてくれる人材、そんなのが無料ですからおいしい話です。
結果的に、日曜日の深夜まで避難所を開設して、10人にも満たない数の人が避難してきただけでした。それはそれでめでたいこと。本当にわんさか人が来ていたら、それこそ大変です。月曜日からまともに授業をすることもできなくなりますから。すぐ後を追いかけるように25号というのが来ていますが、今度はそれてくれないかな、と願っています。
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