強運?
ひぃ~、痒いっ、という声が聞こえてきそうな「くま(仮名)」さん。歳をとっているせいか、あちこちお肌トラブルが増えてきています。毛皮をかぶっているワンコだからわかりにくいけれど、人間であればしわしわのおばあさんですから無理もありません。
飼い主は長女の要望で、日光東照宮への日帰りツアーというものに参加して参りました。何と京都からの往復で22300円というお値段。のぞみ号で品川まで行き、そこから添乗員付きのバス旅行で日光を見て、帰りは東京駅からのぞみで帰って来るというもの。正直、ぞろぞろと旗の後ろをついて行く爺さん婆さんの旅行、参加前は気が重いものでした。
品川駅のホームで添乗員さんと合流。聞けば、参加者は10名とのこと。え?最少催行人員はたしか25人だったはず。どういう理由かわかりませんが、流れず開催されたことに喜びつつ、港南口を出たところで待っているバスへと向かうと、しっかり49人乗りの大型車が待っておりました。
私は何の取り柄もないのですけれど、こういうところ、変に引きが強いのです。運を無駄に使っているともよく言われます。大きなバスに乗務員さんと添乗員さん、総勢13人が乗り込んで日光を目指します。ちなみに、日本交通系のニッコー観光バスさんでした。できすぎたお話ですが、品川近辺のバス会社さんだそうです。
しかし、強運もそこまで。中禅寺湖も華厳の滝も霧のヴェールをかぶっておりました。でもこれが良かったのか、最近は拝観券を買うだけでも2時間待つこともあるという東照宮も人が少なく、ゆっくりじっくり見ることができてました。雷雨はしょっちゅうという日光でしたが、用意した雨傘を開くこともなかったのは、やっぱり運が強いのでしょうか。 巨費を投じて塗り直さた陽明門。これを見るためのツアーです。日光東照宮にはこれまで学生の頃と子どもがまだ小さかった頃にお邪魔しておりますが、当たり前のことながらほとんど何も変わっておりません。変わったことといえば、鳴竜の下で手を叩くなと言われたことくらいでしょうか。手を叩くのではなく、お寺の人が拍子木を打ってくださるのは、むしろよいこと、改善だと思います。 ワンコはいませんね。おなじみ眠り猫。そして帰途につき、鬼平の世界を再現しているという東北道羽生SAYで休憩して、時間をたっぷり余らせて東京駅まで帰ってきました。帰途の新幹線まで2時間もありましたので、銀座をぶらぶらして、例のご当地お土産もゲットしてからご帰還。残念だったことといえば、崎陽軒のシウマイとヱビスビール、というのを完全に忘れて新幹線に乗り込んでしまったことぐらいでしょうか。風が吹けば桶屋が儲かる、という言葉を説明するのに最適な写真も撮れましたし、わずか10人でも催行してくださった旅行会社さんに感謝、です。« ウナゲリヲン | トップページ | 怒るで、しかし。 »
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