中身は・・・
ぐぐぐっと伸びをする「くま(仮名)」さん。いくら伸びをしても、この後またぱたんと寝てしまうのですが、人間も寝返りを打てないと眠りの質が良くないのと同じなのでしょう。
飼い主は寝不足を押して大阪へ。エルおおさかで開かれるWAGNER関西地区大会に参加するためです。
会場にはいつも通り、実に多種多様な万年筆が集まっておりました。二右衛門マスターなどはアタッシェケース型のペンケースに「まともな」ペンを満載して四日市の「方」から登場。さらには広島半氏も参加して、勢いよく買いまくったところで奥様との定時通信が入りましたので、電話口からは少し離れておりましたが、なるべく正しい状況をお伝えするように努力をしたつもりです。
師匠のBlogにも記載の通り、遺品整理においては、通常では考えられない値付けがなされたペンが大量に並んでいたのですけれど、これは緊急措置なればこその話です。なくなられた方の遺品を、期日までに整理(=換金)する、というのが最優先事項で、並んでいるペンにどのような由来があるか、市場で取引されている相場は、なんてことはその次なのです。ですので、本日、会場で遺品の筆記具をお買い求めになった皆さんは、それは本当に本当にラッキーなことだったという風に考えないといけません。
最後まで売れ残ったペンの一つが、3万円の値がつけられたモンブラン149であった、というのも興味深いところです。きちんと書ける同モデルは、各種オークションサイト等では時に3万円を割り込むような価格で取引されていることもありますから、3万円というのは相場なりで、あまりにおいしい価格というわけではなかったこと、そして、149買うような人は、珍しいモデルでもない限り中古品には手を出さないものなのでしょう。
私の場合、写真のようなペンケースを購入するために支払った金額と、ペンを買うのに支払った金額とが同じくらいでした。ブランドとしては、ペリカン、モンブラン、パーカーに、外してはいけないシェーファーといったところ。それらがこのペンケースに収まって、我が家まで帰って来たのです。
ネタになるペンが増えたのは良いのですけれど、萬年筆ネタは準備に時間がかかります。当分、寝不足な日々が続きそうです。
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