コンプライアンス
もの思う「ちち(仮名)」さん・・・ではなくて、単に眠たくてぼぉ~っとしているだけ、という話もあります。だいたい、カメラを向けられても平気でじっとしているのですから、普通の状態ではないのは確かです。
飼い主は本日も会議の連続で、ただただじっと聞いているだけという状況でしたが、分掌や学年ごとの会議に移行すると暇になりましたので、あちこちで木工をしておりました。
少し前まで、この扉は開いていたのでしょう。屋外から桜の花びらが吹き込んでいます。春やなぁ、と思いますけれど、春休みというのは学校の長期休業の中でも一番忙しい期間なので、春を楽しんでいる余裕などありません。
新年度から、職員室への部外者の立ち入りを一律にお断りすることになりました。教職員以外に、児童生徒、保護者、さまざまな来客、業者さんなど、いろいろな人が職員室を訪れますが、入り口を入ったところで立ち止まっていただき、それより奥には入らないでいただくということを徹底することにしたのです。
学校では、朝、最初に登校した児童・生徒が自分の教室の鍵を職員室に取りに来ます。特に小学生は、特に断ることもなく自分の教室のカギを持っていきます。そのとき、職員室の中まで鍵を取りに踏み込んでくるのをやめさせるため、入り口を入ってすぐのこの壁面に目をつけました。すでに、コンクリートの壁に穴が開いているのが見えます。
あけた穴にはこういうプラグを挿し込みます。まず、ここに取り付ける板にネジを揉んで裏側から少しだけネジの頭を出しておきます。その板を壁にあててプラスチックハンマーで叩くと、コンクリートの壁面に傷がつくので、そこに振動ドリルで穴をあけます。こうすることで私のように不器用な人間でも正しい位置にネジの入る穴をあけることができるのです。
完成です。これまでは左に見えているホワイトボードの下に鍵をかける板があって、腰をかがめて鍵を探し、手に取っていました。写真の扉の向こうは校長室で、そこへ入っていくときに釘に衣服をひっかける危険性はあるものの、かがまずに鍵をとることができます。
今後は、児童生徒が自分たちだけで鍵を開けて入ってもよい部屋の鍵だけをここにかけておくつもりです。鍵をかける位置を変更するだけでも、結構な抵抗にあいますが、そこを突破しなければ何も変わりません。なので、先生方が別室で会議をしている隙を狙ってこの板を設置しました。我ながらなかなかに腹黒いです。
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