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2018年3月

2018年3月31日 (土)

最低10回

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 長女に抱かれて目を閉じている「ちち(仮名)」さん。うっとりしているのか苦しいのかわかりませんが、じっとしているので「わかいい!」ということになるのでしょう。

 実際彼女は大変な甘えん坊で、飼い主が帰宅すると、とにかく撫でてくれとせがみます。少し相手をしてあげると満足してそのまま寝てしまうのですが、放置しておくといつまでもしつこくせがんできます。人に触られるのはあまり好きではないはずなのですが、最近はこの甘えん坊ぶりが目立ってきています。寂しいのかもしれません。

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 洗浄が終わったプロフィットレアロ・・・ではありません。インクを抜いて軽く水で洗ったところで瓶につけただけです。赤いストーリアインクを入れてあったので、水につけたぐらいでは流れたりしないのです。さすが顔料系です。

 この性質がほしくて、このインクを入れたようなものです。真っ白な紙を使うと市民から批判を受けるので、私の勤務先では白いものより値段の高い再生コピー用紙を使っていますが、こいつがまた、萬年筆との相性最悪という紙なのです。新年度は人手が足りないので私も授業をしなければならなくなるやもしれません。その日に備えて、採点用のペンを準備しておこうということもあるのです。

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 ぬるま湯を張った瓶にペン先を浸して、5回給排水を繰り返したところです。ペン先にこびりついているインクは物理的にこすり落とさない限り取れません。

 新年度、萬年筆を使い始める人もいるかと思いますが、慣れないうちは顔料系インクは避けておいた方がよろしいでしょう。

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 さらに5回、合計10回の給排水を繰り返したところです。なにやら粒上のものが見えるのが気になりますが、このペン自体、インクを入れた状態で乾くまで放置されていたので、このことをもってストーリアは怖い、ときめてかかるのは早計です。

 要は放置しないでこまめに使うこと、これに尽きるわけですが、萬年筆を使う上での注意事項として一番に挙げられているこのことが守れていない萬年筆好きというのは、意外に多く潜んでいるのではないか、と思うのは私だけでしょうか。

2018年3月30日 (金)

最終日

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 むにゃむにゃしながら前脚を舐める「くま(仮名)」さん。動きが速いのでお尻の方にピントが行ってしまいました。こうやって身づくろいをしたりしながら、ほとんど一日中、寝転んですごしているのです。ワンコは気楽だと思う反面、退屈だろうなぁと同情します。

 本日は本年度最後の稼業日ですので、退職する人に辞令が交付されました。大学を出て定年まで働くと38年。先生の世界は年度途中に定年となる誕生日が来ても、その年度の終わりまでお勤めして終了、となります。

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 私の妻も本日で退職ですので、職場で使っていたものを家に持ち帰ってきたのですが、その荷物の中にこれが入っておりました。まだまだ若いといえる年齢だったころ、東急ハンズで買い求めた指示棒です。

 この、ブタさんの指示棒は廃版になってしまったようで、あちこち手を尽くして探しましたが見つからず、文字通り最後の1本となってしまいました。重たい首が折れようとするのを幾重にもセロハンテープを巻いて補修してあるあたり、さすがと思います。

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 妻の荷物に入っていたものの中で目を引いたのがこれ。何だろうと開けてみると、中にも同じようなニャンコをかたどったものが入っておりました。

 よく見るとボールペンなのですが、先端部分が欠落してしまっているようです。

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 結構大きめの、3~4本は入りそうな入れ物ですが、中にはこのペンだけ。何を思ってこのような変なモンを手に入れたのか、謎です。

 この業界にいて感じるのは、教師のくせに文房具のこと何にも知らんヤツが多すぎる、ということです。それはやっぱりマズイことだと思うわけです。なので、私も妻も、面白そうな文具は片っ端から試してきました。そういうことをしないで老後に備えた貯金に励んだ方がよかったのかも、と今になって思いますが、あとの祭です。

 今後は私が得た収入だけで暮らしていかなくてはなりませんので、保険などを片っ端から解約して手取りを増やしたり、身の回りにあふれる不要物を処分してすっきりした暮らしを目指すなど、意識を変えて実践する、ということが大切です。Blogなんぞ書いて呑気に暮らしているわけにはいかないぞ、ということでしょうか。

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2018年3月29日 (木)

許しがたい!

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 お見合い写真風に撮らせていただいた「ちち(仮名)」さん。眠たいところへ撮りに行ったので、寝ぼけて「なに?」とこちらを向いてしまったのです。本人(犬)はさぞ無念なことだと思います。

 目の周りは相変わらずですが、相当に改善してきています。あの激しい痒みはいったい何だったのだろう、と思いますが、薬が完全に切れてしまうと元に戻るのでしょう。

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 y.y.Penクラブ東京事務所の近くに、こういうものを売っている自動販売機があったという報告がありました。実にけしからんことです。

 自動販売機で販売することを考えて円筒形のプラスチック容器に収められたこれ、さまざまな意味で、実によろしくありません。

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 間違った料理の名前をこれだけ堂々と書いてしまってはいけません。お茶碗に盛ったご飯の上に卵をかける、ということをあからさまに主張しているイラストも許せません。人間ではなくゴリラが食べるのだからいいだろう、という言い訳は通用しません。

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 なんでゴリラなんでしょうか。「五利良衛門」と書いて「ごりらえもん」ですか。二右衛門半と書いて「にえもんはん」ですから、「右」はどこ行った、とツッコみたい気持ちもあります。

 そしてこのゴリラ、生卵ではなく、目玉焼きをご飯の上にのせて卵ご飯を標榜しているというところが、これまた舐めてます。

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 世の中には、こういう清く正しいお醤油だってあるのです。

 1.生卵2~3個をどんぶりに割入れる。
 2.お醤油をたらす。たらす量は一子相伝。
 3.卵をかき混ぜる。
 4.炊き立て、アツアツのご飯をどんぶりに入れる。
 5.卵が煮えてしまわぬよう、素早くかき混ぜる。
   炊飯器のふたなど閉めている場合ではない。

 皆様も、正統派「卵ご飯」をお楽しみください。「卵かけご飯」とは似て非なるものです。

2018年3月28日 (水)

お帰りなさい

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 ケージにトイレ用のトレイを出し入れするための小さな扉。そこから頭、時には上半身ほとんどをはみ出させて眠るのが大好きな「くま(仮名)」さん。例によって例のごとく、ひっくり返ってむにゃむにゃやっております。

 飼い主は年度末進行でバタバタしておりますが、とりあえず提出すべき書類は一通り出し終えました。あとは新年度を気持ちよく迎えるために身辺をきれいに整理する、というのが残っておりますが、実はこれが一番難しいことだったりします。

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 奈良の墨屋さんがこしらえたとかいうインクをまた買いました。最初に買ったのが左上のラベルなしの箱に入った「龍脳」で、その下の「伽羅」、右上の「麝香」、そして右下の「檜」というラインナップが完成しました、という図です。

 今回はおまけで真鍮製のキャップを1個つけてくれましたので、前回購入したものと合わせて近畿ら金のキャップが2個。でも、緑青吹くんじゃないかと怖くて使っていません。

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 六角形の箱に入っていますので、ついついこんな風に並べてみたくなります。ひょっとするとこれも売り手が狙ってやったことで、今後、さらに追加されるものを買うとどんどんきれいに並ぶようになっていて・・・・・なんてのは深読みしすぎでしょうか。いずれにしても、墨のインクというのはここでいったん完了、なのでしょう。

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 「龍脳」はこれ以上ないほどに素晴らしい「墨」の香りがいたしました。そもそも墨そのものの匂いというのは、獣臭くて書斎に合うようなものではないそうです。なので墨には香料を入れなければならず、私たちはその香料の香りを墨の匂いだと認識しているわけです。

 伽羅とか檜とか、本当に期待できる香りですね。麝香はどうなんでしょうか。たしか、ジャコウネコが分泌するものが原料になっていたはずです。

 こんなにインクを買って、使い切りもせんのに、無駄じゃ無駄じゃ、何もかもむなしい、など「すべてのものが無駄であることについって」とかいう本を読んでいるのは、ジャコウネコではなくてジャコウネズミさんだったかな。

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2018年3月27日 (火)

お宝

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 ニッパー(Victorの犬)みたいに賢く座る「ちち(仮名)」さん。視線の先はもちろん家族のお口です。そのおいしそうなもの、私にも頂戴、とねだるお姿は、そのまま飼い主のしつけの失敗を示すものですが、まぁ、可愛いから許しましょう。

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 WAGNERの会合などの会場に持ち込まれた雑多な(使える)ものが持ち込まれて、それをビンゴゲームや勝ち抜きじゃんけんでGETする、という迷惑じゃんけん大会。今回わたくしは、アタッシェケース型のCD/DVD収納ケースという、自分にとっては使い途のなさそうなものをいただきましたが、外観だけではなかったのです。

 じゃんけん大会の時間を短縮すべく、事前に「受付のおっちゃん」が適当な個数にまとめてくださるので、意外なものが混じっていることがあるのです。

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 昭和59年。すでに平成も終わりに近づいている今日この頃ですが、この日付は私が大学を卒業して教師になり、先生としての最初の夏休みを迎えたころです。その頃は個人用のコンピュータなんてものが珍しい時代で、まだマイコンという言葉が幅を利かせておりました。

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 ですから、当時、関数電卓などというものは最上級に近いハイテク機器だったわけです。ピタッと答が出るからピタゴラス、っていうのはさておき、シャープの電卓の統一ブランドであったエルシーメイトっていう名前が実に懐かしいです。

 昨年末から、どうも電卓に縁があります。両国KFCで定価3万円の高級電卓に触らせてもらったことが尾を引いているのでしょうか。

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 当時、欲しくてたまらなかった関数電卓でしたが、結局私が手にしていても使うのは普通の計算機能ばかりだったはずですから、「こんなこともできる」という満足感だけのために大枚をはたくことはできませんでした。

 エルシーメイトの完動品、これから大切に使わせていただきます。

2018年3月26日 (月)

手をぬくう

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 結果的に2日連続で朝帰りになってしまいました。新聞配達の人も仕事を終えてしまったような時間に帰宅するオッサンなんてものは妖しいだけです。

 この黒いの、「くま(仮名)」さんの若い頃によく似ています。近くで見るとハスキー犬、とお目で見るとデーモン小暮閣下。麿眉に白足袋という、昔なら嫌われるワンコの特徴を全て兼ね備えた、それでいて愛すべきワンコ、それが黒柴です。

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 豆柴が京都観光、という図柄の手ぬぐいを本のように糸でしつけてある手ぬぐい本。桜の京都御所は春。黒柴がくたっとなっているところが実によろしいです。

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 渡月橋のあたりを新緑のころに歩くと、人が多いし、何より暑くてやってられないかと思いますが、ワンコたちは気持ちよさそうに遊んでおります。柴犬グッズのお店もあるのですが、わりと辺鄙なところですのでなかなか足が向きません。

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  紅葉の頃というのもまた、京都が劇混みになる季節。何だかんだ言っても、年中混んでいるのが京都というところです。かつては穴場であったようなところもどんどん紹介されて人が押し寄せるようになり、なかなかこう、しんとした静かな場所というのはありません。

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 冬はとても寒い京都ですけれど、その寒さ目当てに来る人も多いようです。結局、雪景色を静かに楽しむ、なんてこともできません。

 ですので、30分足を伸ばして奈良へ来れば、まったりできるのですが。人ごみの中、有名な観光地に行くのが好きならば京都、静かに楽しみたいのであれば奈良です。

 今日はとっても疲れましたので手ぬぐいで手を抜く、という更新でした。

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2018年3月25日 (日)

パンチ

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 熟睡する「くま(仮名)」さん。本日は彼女がお風呂に入る日でしたので、さぞかし心細く、いやな思いをしたことでしょう。お風呂に入る前のブラッシングも嫌い、お湯をかけられるのも嫌だし乾かされるのも嫌と、お風呂なんてなければいいのにという彼女。普段以上に疲れたので、ぐっすりというよりはぐったりなのかもしれません。

 飼い主は例によって夜9時過ぎから電車とバスを乗り継いで職場へ。10時過ぎから始めたお仕事は月曜日になっても終わらず、新聞配達も終わろうかという時間に帰宅したのですが、同じことを何度も繰り返していると多少は上達するらしく、職場から自宅まで60分で歩き通すことができました。体重もガクンと落ちますので、実にアホくさい、意味のない行動とは思いつつやめられません。

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 このペンを持つのにふさわしいのはあなたです、といただいたボールペン。普通の人は両方のパンチが一緒に出てしまう、と聞いていましたが、私のような不器用なものでもこうして左右別々にパンチを繰り出せます。普通の人はそんなことに興味を持たない、というのが正確なところなのでしょう。

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 親指と人差し指とでつまんでいる部分にリフィルが入っていて、リフィルを紙に押し当てたときには透明な部分に仕込まれたライトが光る、という仕掛けです。パンチを繰り出す謎の生き物(おそらくはカンガルー)といい、透明な軸といい、大部分が書くことには関係がありません。実に潔くキワモノへと突き進んでいます。

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 リフィルの先端を紙などに押し当てるとライトが光るということは、そこが常に露出しているとすぐに電池がなくなるということです。なので、これまた書くことには関係ないのに、立派なキャップがついています。

 キャップに開いている穴が二つ。ケロ御大曰く、「誤飲防止」だそうですが、誤飲防止ではなくて誤飲したときの窒息防止ですね。足がついていて直立するバージョンもあるようなので、それとの関連性を疑う声も聴かれました。変なボールペンでこれだけ遊べるのですから悪くないのかもしれませんね。

2018年3月24日 (土)

もどき

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 なぜかクッションの外に出てフチを枕に眠る「ちち(仮名)」さん。ワンコは1日の大半を寝て過ごしますから、寝ることにかけては実に膨大な工夫を積み上げてきているのでしょう。私たち家族でも知らない寝方、というのもまだまだあるのかもしれません。

 新入学してくる生徒たちが、注文しておいた制服を引き取りに来る日でしたので、飼い主は朝から出勤。それも10時過ぎには無事完了しましたので、異動のために片付けに励む人や成績関係の書類を仕上げようとPCに張り付いている人達を残して職場を出ました。

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 いつもの神戸WAGNERと何が違うのかというと・・・・・参加者の顔ぶれは同じでした。実に静かな、まったりとした会合でしたが、健康上の理由から、今後、こうした会合への参加は未定、という親方の大バーゲンなど、それなりに盛り上がっておりました。

 そんな中、若い世代(中学生、高校生)の参加もありました。迷惑じゃんけん大会は記念まれにみる迷惑さ加減でしたけれども、迷惑なものとともにお目当てのものもゲットされたようで何よりでした。

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 今回、神戸の豚まんおじさんは登場しませんでしたが、焼き豚おじさんが登場して酒盛りを開いておりました。同じ会場内で、全日本コロッケ連盟カレー支部の活動があるなど、飲み食いに関してはかなり活発な会合でした。

 持ち運びに便利で、しっかりと背中が掻けて、なおかつ楽(腕を高く上げなくてもよい)な、そういう孫の手を探してきてほしい、という親方のお題に対して、北海道代表と富山県代表がお使いに出かけましたけれど、買ってきたのは観光地の土産物屋に置いてあるような竹製の短い孫の手と、そしてなぜか「お玉」でした。確かに、私なども昨夜炊いたカレーの鍋にこびりついたカレールゥをこそげ落とすのにお玉は重宝しておりますけれど、それで背中を掻くのは難しそうです。なので、それを買ってきた富山県代表にはお仕置きしておきました。

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 今回、ショックでしたのは、このどうにもならんボールペンを手渡されたことでした。こやつは以前、別のBlogで紹介され、その記事へのコメントを書かれた方が、「ふさわしい人」に進呈すると宣言されていたものです。まさか、私がこれにふさわしい人だったとは。

 冗談はさておいて、これは実に変なモンです。アイディアとしては昔からあるものですけれど、作者は決してボールペンを作りたかったわけではなかったのだろうと強く思います。たまたまボールペンであるというだけで、その必然性は全くないのです。世を忍ぶ仮の姿です。追って、詳細にレポートしてみようと思います。

2018年3月23日 (金)

水回り再開発

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 大あくびの「くま(仮名)」さん。本日は飼い主も同じようにあくびの連続でした。夜を徹して外国語指導のデジタル教材をインストールする、というのが堪えたので、本日はその業務をお休みして、眠たくならないよう、体を動かす作業に徹しました。

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 暑い季節の学校といえば熱中症。これまで、体育の教員が中心となって、左の冷蔵庫で氷作りに励んできました。タンクに水を満たしておけば氷ができてくる、そういう機能がなぜか死んでしまっている冷蔵庫なので、昔ながらの製氷皿を大量に用意して、氷ができたらストック用の容器に移してまた水を張る、ということを繰り返していたのです。

 しかし、先生だって人の子。暑い中、授業や作業をした後は冷たいものも飲みたくなりますので、氷の消費量はものすごく、熱中症が疑われるような生徒の処置に使う氷の在庫は実に心細いものでした。なので、製氷機を設置してもらえることになったのです。

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 設置予定の製氷機は幅500ミリ、奥行き450ミリということでしたので、流し台に隣接して設置されていた食器棚と冷蔵庫を横に移動してスペースを作りました。その際、冷蔵庫は配線の関係で流し台寄りに移設。工事費を安く上げるため、製氷機の排水はそのまま流し台に流す、という作戦ですので、床置き型の製氷機をこの高さまで持ち上げる必要があったのです。

 この台、PC室にあったプリンタ台ですので、強度的には無問題。ただ、幅700ミリ、奥行が600ミリというのが問題です。これを幅600ミリとなるように設置すると、最上段の棚が使えなくなってしまいます。

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 何かえぇもんないかなぁ、と職員室内を徘徊していると、別のプリンタが載っている台が幅も奥行きも600ミリだということを発見したので、速攻で入れ替えました。設置した状態で奥行きが100ミリ減ったので、冷蔵庫の扉や流し台との位置関係も良好です。何よりこの棚なら、3段すべての棚が活用できます。学校というところ、思っているより収納不足なのに加えて、お片付けができない、しようとしない人が多いので、まずはわかりやすい収納場所、というところがポイントなのです。

 しかし、問題も残りました。写真の台がもともと設置されていた「跡地」は実にひどいことになっております。しかし、もう2週間もすれば新しいメンバーによる職員室の「席替え」がありますので、ここは目をつぶって、その日を待つことにしましょう。

2018年3月22日 (木)

じゃ、あとでまた

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 クッションからこぼれ落ちながら熟睡している「ちち(仮名)」さん。飼い主もここのところ睡眠不足なので、日中、ちょっと油断するとこんな感じになってしまいそうですているのに、。

 学年末で、同僚は皆、絶賛成績処理中。それがわかっているのに、そこに学級の文集作りなんてものを突っ込んできて、プリンタのトナーをそれで使い切ってしまう担任たち。しかも、集中砲火的にカラープリンターを狙うので、すぐにトナーがなくなってしまいます。

 そういう人たちには何を言っても無駄ですので、カラーのインクジェットプリンタにつながっている唯一のPCに難解なパスワードをかけて恨みを買っているのですが、PCもプリンタも私の私物ですので当然の措置です。

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 そんな忙しい状況の中へ降ってきたのが、この教材、インストールしておいてね、という通達でした。職場にある50台のPCに、写真のような教材を2種類、それぞれインストールしてほしいというのです。PC導入時の初期導入ソフトウェアとして焼きこむ予定だったものですが、教材の配布が今になったので・・・・・とのこと。実に悪いタイミングです。

 DVDドライブが2台、教材のDVDが2種類(2枚)なので、一気に4台のPCを立ち上げておいて、うち2台にはDVDドライブをつないでインストール。残る2台は、NASにコピーしておいたDVDのイメージからインストール。うまくいけば40分以内に4台完了です。

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 しかし、この画面が実に長い。緑色のバーが最後まで到達するのに20分ほどかかります。それが終わると、ファイルをコピーしていますという表示に変わって15分。1台のPCに2種類の教材を入れ終えるのに70分なら早いほうです。ちょっと油断しているとスリープ状態になるので、時折意味もなくマウスを動かしたりせねばならず、他の仕事をして待つということができません。

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 22時過ぎから作業を始めて、16台ほどのPCに入れ終えたところでなぜか1時半。やはり計算通りにはいかないものです。その時点で職員室にいた人は私以外に2名でしたが、帰る気配がないので、「じゃ、また明るくなってから」とお別れして帰宅しました。先生方がPCを使っていない時間にしか作業ができないので、あと2~3日はこんな生活が続きそうです。

2018年3月21日 (水)

重量級

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 耳を掻こうとして、カメラが狙っているのに気づいてやめた「くま(仮名)」さん。最近は掻くと家族に叱られる、というループができているので、大甘な飼い主であっても目の前で掻くのはマズいかな、と思ったのでしょう。

 飼い主は朝から高野山へお墓参りに出かけて、お昼過ぎに帰宅し、そこから大阪日本橋へパーツ探しに出かけました。部屋のオブジェと化したメインPCを再稼働させるべく、必要なパーツを仕込みに行ったのですが、その道中、あれやこれやと考えました。

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 ソケットAM3に移行したときから、「変態紳士」の異名をとるAsrock社製のマザーボードを使ってきました。今回、原因がはっきりと特定できないまま、BIOSのだからCPUだってメモリだって怪しい、というのでシステム一新を考えていました。なんとか10万円以下でRyzenのシステムを組む、というつもりで電車に乗ったのです。

 しかし、CPUにしろメモリにしろ、世に出てすぐは安定せず、まともに使えない状態がしばらく続いて、ようやくいけそうとなった頃には次のが出る、ということの繰り返しです。ここでシステムを一新しても、次にPCが動かなくなるより先に使う自分が動かなくなる可能性も否定できません。

 それで結局、電車を降りる頃には、FX990チップセットの載った中古のマザーボードを探す、ということに方針変更しておりました。電気街を北から南まで縦断して、1台だけ発見したのが写真のマザーです。本来、ゴリゴリにゲームをやる人のために作られたものなので非常にゴツく、余計なものがいっぱいくっついていて、ひたすら頑丈です。そして何より、これまで使っていたヘンタイなマザーとは打って変わってASUS製。車で言えばトヨタ製みたいなものですので、これまで嫌って手を出さなかったブランドです。

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 これで動かなかったら電源を替えるぐらいしか選択肢がありません。あと、ケース内を少しでもすっきりとさせるために、SATAのケーブルをすべて新調することにしました。きしめん型のものが普通ですが、丸い断面のものを選びました。ケーブルを6本買って5000円。あとはシリコングリスを買って、手に食い込む重たいマザーボードをもって雨の大阪を後にしました。

 問題は組み込みが面倒だというお話。PCを職場に持って行って、自作に飢えているパソコン部の生徒諸君に組んでもらう、という手がありますが、そうなると重たいPCを家から運び出して、出来上がったらまた家に持って帰ってきて・・・・・と、余計に面倒な気もします。はたして、新年度に入るまでに完成するのでしょうか。

2018年3月20日 (火)

追い込み

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 熟睡中の「ちち(仮名)」さんを撮った1枚をひっくり返してみました。撮影者は写真の上側から撮っているのですが、こんな風に回転させると面白い感じになるので・・・。

 春眠暁を覚えず、というわけで、最近の彼女は実によく寝ます。起きているときは動きが激しいのでまともに撮れませんが、こうして寝てくれていると大丈夫です。

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 このところ、ヘンタイな即席麺の新作にはなかなか出会えません。そうなるとパッケージの見た目でインパクトのあるものを、となります。

 UFOだから当然焼きそばでしょう、と思って手に取ると下の方には「まぜそば」などと書いてあります。

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 麺と具が一緒になっているので、お湯を捨ててから合わせるソースと、食べる直前に振りかける胡椒のみ。最近はいろいろと袋が入っているものが増えてきていますが、こういうのはシンプルな方がいいに決まっています。

 冬の寒い時など、「ソースはフタの上で温めて・・・」というのを無視すると難儀なことになりますし、あぁ、焼きそばっていうより油を食べてるんだなぁ、というのを実感させられることになります。けれども、この時期、夜遅くまで残って成績算出の仕事に打ち込む若手も多いので、こういうこってり系のものも職場の常備しておく必要があります。

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 見た目は普通のカップ焼きそばですが、立ち上る香りはさほど強いソースの匂いではありません。ソース焼きそばとして食べるとちょっと薄いかな、という感じです。黒胡椒を振りかけるので、この状態での味があんまりキツいと破綻してしまうのかもしれません。

 黒胡椒のふりかけは、量はさほどでもありませんが、結構効いています。暗くなってお腹が寂しくなったところでこういうのを補給して、さらに作業を続ける先生たち。年度末の最後の10日間、先生方には体を壊さない程度に頑張っていただきたいものです。

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2018年3月19日 (月)

パトラッシュ

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 満開の桜の花の下にワンコが2頭。赤煉瓦の建物、そして桜は八重桜。大阪限定の柄、桜の通り抜けの手ぬぐいです。

 大阪城にほど近い場所にある造幣局の構内にはたくさんの八重桜が植えられていて、毎年シーズンになると「通り抜け」が行われます。京阪の天満橋駅を降りて造幣局を目指すのが一般的なルートですが、普通ならたどり着けないかもしれません。けれど、通り抜け開催期間中はとにかくすごい行列なので、これで迷ったら天然記念物、という状態です。

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 今年は戌年というせいもあってか、わんこ柄が盛り返してきております。黒いのだけ紹介して白いのを紹介しないとやきもちを焼くのがいますので、この柄も。どんなワンコでもかわいいのはかわいいのですけれど、選ぶなら耳が三角に立っていて巻尾のがいいです。

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 しかし、調子に乗ってはいけません。誰でも思いつくことですけれど、それはベタです。そういうベタなことをしてはいけません。いけないとあれほど言ってたのに、やってしまう人がいるのですから困ったものです。

 なんでワンコが腰みのをつけているのか。そら、腰みのをつけて踊るために決まっています。もちろん、盆踊りではありません。

 フラダンスの犬・・・・・疲れたろう。僕もとっても疲れたんだ。なんだかとっても寒いんだ。

2018年3月18日 (日)

崩壊

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 とっても賢そうな顔でお座りをする「くま(仮名)」さん。もちろん、視線の先にはおやつがあるのです。お母さんが何かを食べている、というのを見つけて後をついて回り、それでも鳴いたりはせずに、ただ黙ってお座りをする。実に賢いです。そして、見事におやつをもらうことに成功しました。

 お腹がすいているとかそういうことではなくて、家族が何か食べているから私も欲しい。ただそれだけのことなのです。そして、それをもらえれば、少ない量でも満足するのです。

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 ひたすらこの画面を表示し続ける私のPC。まだ20世紀だった頃に組み上げたPCから使い続けているケース(星野金属 MT1250-PRO)に収まっています。やたらとベイ数の多いミドルタワーで、小さな机の右側に、天面の高さを机と合わせるための木製の台をかまして置き、天面をマウス作業スペースとして使っています。アイボリーのケースはあちこち剥げてきて、アルミニウムの地肌が出てきています。

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 ネット閲覧中やBlogの記事を執筆している最中に突然固まったりブラックアウトしたりするので、やはりヴィデオカードが怪しいとにらんで交換。上のRADEONから下のGeForceに代えたのですが、結果的にはこれでとどめを刺したかたちになりました。

 どうやらマザーボードが壊れ始めているようで、BIOSに入ることができません。何より新しいヴィデオカードと相性が良くないようで、起動時にビープ音を鳴らして止まってしまうことすらあります。

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 起動時にロゴなんかが出ている状態で電源ボタンを長押しして強制的に電源断。これを2度繰り返すと、こういう画面が出てきて、そのあと運が良ければセーフモードに入ることができます。はじめのうちはそういうこともできたのですが、Geforceのドライバを入れたりいろいろやっているうちにどんどん状況が悪化していき、電源ボタンを30回ほど押して、そのうち1回でもWindowsに入れたらよい方、という状況になってきました。

 Windowsにログオンして、マザーボードのBIOSを最新版にしてみようなどとも思いましたが、もうどうにもならないようです。ここは、メモリやCPUはサブマシンのアップグレードに回して、お手頃価格のRyzenマシンを新調するのがよさそうです。

2018年3月17日 (土)

満亭

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 あまりにも眠たいので、布団を被せられてもどうすることもできない「ちち(仮名)」さん。彼女は眠たくなるとワンコとも思えないほど無防備に眠ります。そんな彼女を起き上がらせるただひとつの方法は、「くま(仮名)」さんのところへ行って可愛い可愛いとやることです。

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 街でこんな看板を見つけたら・・・・・私は迷わず入ります。洋食屋さんというのが大好きなのですが、おしゃれな感じを出そう、今の時代に合わせようという、「要らぬ努力」などされてしまうと、私にとっては台無しなのです。

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 さてこのお料理は何でしょう。ミートボールみたいに見えているのは、ホタテ貝柱のフライだったかな。大きさはまさしくミートボールぐらいです。で、メインディッシュっぽく鎮座しているのは海老クリームコロッケ。ハンバーグみたいにでっかいクリームコロッケです。

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 お店の中はこんな感じ。とっても昭和でいい感じです。こういうお店はあちこちにあったのですけれど、次々とリニューアルされたり閉店したりして、今では希少な存在です。シンプルに洋食を食べたいだけなのに、こじゃれた感じのメニューばっかりふえていて困ります。

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 お皿にひとつ、どーんと海老クリームコロッケ。これを平らげると、もう一品出てきます。注文を聞いた親父さんが「少し多いですよ。大丈夫ですか。」と聞き返してくれるだけのことはある、ボリューム満点のお料理です。もちろん、この前にスープとサラダが出ています。

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 ポークチャップ。ナイフで切るのに苦労するようなものも少ないのですが、このお店のは軽い力でスッと切れます。ソースはコロッケと共通でしょうか。おいしくいただきました。

 京都は四条河原町にあるこのお店。これからも通ってしまいそうです。

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2018年3月16日 (金)

今月のちょこちょこ

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 肉球をさらしながら眠りこける「くま(仮名)」さん。ケージの扉を開けて撮影していても目を開けませることもありませんん。若い頃であれば、ケージに近づいただけで飛び出す態勢をとり、鳴き声を発していたものでしたが、老境に入ってそういうこともなくなりました。

 飼い主の職場では、新年度に向けて、人事異動の内示がありました。結論から言うと非常に小幅な異動でした。都道府県によって違いがありますが、私の勤務する県ではここから4月に入るまでその内容は「内緒」で、職場を去る先生については、4月に児童生徒が登校してきたところでさようならとなります。人事異動の内示が年々早くなってきているところを見ると、いずれ本県でも年度内に離任式をして、春休みのうちから新任地でお仕事、という風になっていくのではないかと思います。

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 今月のちょこちょこは、実に大きな箱に入って届けられました。149が小さく見えるほどの堂々たる箱です。ここ最近ではこのサイズの箱は見たことがありません。

 こういう時はすごい内容かと思ってしまいがちですが、サイズを見て予想がついてしまいました。あぁ、アレ来たか、という感じです。

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 こんな風に厚みもある箱。この厚みで、内容物がほぼ特定されます。ちょこちょこっていうのはOLさんが定期購入するためのものですから、購入する人たちが入れ替わっていくことが容易に想定されます。過去に頒布されたものが再び登場してくれないと、新しく購入し始めた人たちが困ります。

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 はたして、内容物は予想の通り。ペットボトルカヴァーと、箱を大きくした張本人であるバナナケース。お昼ご飯はバナナとスムージー、あるいはヨーグルト、なんて人を見かけますが、あんなちょこっとしたものなら食べないほうがマシだろう、なんて思ってしまう私は糖尿病を患って当然なのかもしれません。

 あと、写真ではさかさまに写っていますが、ちょこっとしたステッカーも入っていました。大きさはかなりなものですけれど、軽くててょこっとしたものには変わりがありませんでした。

2018年3月15日 (木)

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 どてっとよこたわる「ちち(仮名)」さん。痒み止めの薬を投与する間隔を長くしているにもかかわらず、痒みは治まっているようです。しかし、シャンプーしにくい口の周りは汚れが残っていることが原因で痒みが出ています。ウェットシートなどでごしごしすると嫌がりますし、シャンプーしようとすると舐めるので十分に洗うこともできません。そこらへんは飼い主が上達するのを待つよりほかないようです。

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 先日の、インクをはじきまくるメモ用紙。それにセーラーのストーリアを試そうとこのペンを取り出したのですが全く書けず、インクがないのかなと尾栓をひねってみた時の1枚です。ハート孔からどろりとしたインクがあふれ出ています。萬年筆愛好家であれば、こういうものを目にすることはないのが当然、あったら「半」ということになるのかと思います。

 ペン先の大部分が固形化したインクで覆われているような萬年筆を手に、「このペン、気に入って毎日使ってるんです。(by 広島半)」

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 そこは長年萬年筆を使っているわたくしのことですから、奥様に叱られないよう、きちんとティッシュペーパーを敷いて作業をしています。さらに尾栓をひねると、どろりとしたインクの塊が出てきました。

 恐ろしいですね。極黒、青墨と積み重ねてきた実績があるセイラーの顔料インクシリーズは、比較的安心して使えるものですけれど、水分が少なくなってくるとこんな感じになるわけです。それだけなら、染料系のインクでもありそうな話ですが、この先、さらに進んで固形化したときが怖いですね。萬年筆は毎日使いましょう。

2018年3月14日 (水)

両用

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 とにかく写真が嫌なので、寝ぼけながらも顔を背けようとしている「くま(仮名)」さん。エージの扉が開いたので外へ出る準備をするはずでしたが、カメラがあるので動かなかった、というわけです。彼女ほどのヴェテランになると、物事を天秤にかけてよさそうな方をとる、などということも簡単にできるようになります。

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 簡単、ということでは、このケーブルも負けていません。外箱に書かれている説明の通りで、とにかく荷物を持ちたくない、できることなら鞄も何も持たずに外出したい、という私のような人間にとっては、こういうケーブルはありがたいものです。

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 こういうものは以前からあります。マイクロUSBの端子にアダプタをつけることでiOS用のデバイスにつながるライトニングケーブルにもなる、というもの。しかしこのタイプ、アダプタをなくしたり、なくさないように一体になっていてもアダプタが抜けやすかったりと、なかなかこれというものに巡り合えません。

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 ならば二股、と思うのですが、このケーブルなどは、最近売り出し中のUSBタイプC端子までくっついたキングギドラ型です。ものにもよりますが、結構かさばります。もっと楽で簡単なものはないか、と探していたところ、どこかのクラウドファウンディングだったでしょうか、マジックケーブルなる妖しいものを見つけたのです。

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 端子には、ライトニングケーブルであることを示す刻印があります。しかし、これを裏返しにすると、そこには別の刻印があるのです。

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 写真に撮るのが難しくてあきらめたのですが、端子にはマイクロUSBメスの端子口にある突起に対応した「穴」があります。これ一本で、どちらの端子にも挿せるのです。これから薄着の季節に向かうと、こういうものは実にありがたいものです。

2018年3月13日 (火)

看板に・・・

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 まだ、そんな時間じゃない。背中でそう語る「ちち(仮名)」さん。ワンコの体内時計というのはかなり正確なものらしく、かつ、曜日などによって複数のパターンが登録されているようです。家族の様子から、今日は平日だと判断すると、朝早くから起きだしてお散歩、ご飯をねだりますし、休日っぽい雰囲気を感じ取ると、たとえ家族が目の前にいても寝たままです。

 ここで飼い主に反応しても、時間からしてたいして遊んでもらえないことはわかってるので無視を決め込んで寝る、というわけです。

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 職場でメモ付箋に文字を書いたらこの通り。さては表紙だったか、と1枚めくってみても同じ結果でした。この柄にして、この紙質です。

 さてはLAMYのインクとの相性が悪いのか、とほかのインクを入れたペンでも試してみましたが結果は変わらず。書いた直後は比較的くっきりした線であっても、時間が経つにつれてドット絵のような文字になっていきます。

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 比較的マシだったのはセイラーのジェントルインクを入れたペン。やはり国産のメモ用紙には国産のインクか、と思いましたが、それも時間の経過とともににじんだような見た目に変化していきます。

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 にじんでしまうような紙に書いても、あまりにじまない、にじみにくいと個人的に認識しているのがセイラーのストーリアシリーズ。そこで、その赤インクを入れたペンで書いてみましたが、こんな結果になりました。

 もちろん、これは紙の問題ではありません。インクは正しく使いましょう。萬年筆はこまめにメンテナンスしながら毎日使いましょう。この続編は哀れな萬年筆について、です。

2018年3月12日 (月)

ワンコづくし

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 何の変哲もありませんが、とりあえず起きている「くま(仮名)」さんの写真は貴重です。家で一緒にいると、彼女が起きている場面は普通に見ることができますが、カメラを向けると顔を背けたり丸くなって寝てしまったりするので、顔がばっちり写っている写真というのはそうそうないものです。

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 曲水の宴で知られる京都、城南宮。梅が見頃だというので行ってみましたが、例によって梅を見るどころか人を見に行ったような状態でした。枝垂れ梅が名物ですので、皆さん立ち止まってはローアングルから狙うので、まるでネズミの国で乗り物に並んでいるような状態でした。もはや絶滅したかと思っていた自撮り棒を、それも中国や韓国の人ではなく日本人が使っている場面もたっぷり見ることができました。

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 戌年ならではの絵馬。今年はあちこちでこういうものを目にすることができるでしょう。すでにペットの世界では完全に猫の天下ですから、戌年の間だけでもワンコには頑張っていただきたいものです。

 なかなかに格好のいいワンコ、おそらくは柴犬ですが、ここにきて秋田犬がぐんぐん人気を伸ばしてきているので、「これは秋田犬です」ということになるのかもしれません。

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 こちらもワンコの干支みくじ。補充されたタイミングで通りがかったからでしょうか、すべてのマス目にワンコが詰まっておりました。皆さん手に取って確かめられたと見えて、あっち向いたりこっち向いたりとバラバラだったワンコを整列させて1枚。集合写真を撮ると何人かは必ずよそを向いているものですから、何頭かはそのままにしておきました。

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 体内におみくじが封入されていて、しっぽのようになったひもを引っ張ると封が開いておみくじが出てくる、というものです。それか一つ、と妻が選んだのがこの個体。一番かわいらしかったから、というのがその理由です。

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 よくできていますね。正直、ひもはしっぽみたいなので引くのをためらってしまったのですが、本来のしっぽはちゃんとありますので。おみくじを読んだ後は、置物としてお使いください、ということなのでしょう。これで十二支を集めるのも楽しそうですが、コンプリートするまで生きていられるか、それが一番の問題です。すでにピントが合わなくなってきていますし。

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2018年3月11日 (日)

いつもきれいに

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 手を出して遊んで頂戴とねだっていた「ちち(仮名)」さんでしたが、かんじんの飼い主は海外ドラマに夢中で自分の方を一顧だにしてくれないので、いつの間にか眠りに落ちてしまいました。いわゆるフテ寝というやつでしょう。このところの彼女、あまり掻かないようになりましたが、こまめにお風呂に入れているのが奏功しているのだろうというのが主治医の意見です。室内で飼っているワンコとはいえ、入浴させてきれいにしておくことは大切です。

 寝だめ、食いだめはできないものと相場が決まっていますが、寝ない、食べないというのも反動がきっちり来ます。先日、教諭時代のテスト作成以来というほぼ完徹を経験した飼い主は、週末も暇さえあればうつらうつらとしておりました。

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 LAMY2000はこんな風に分解して洗うことができるので、インクを変える時も安心、なんてことがよく言われます。金ペンつきで吸入式、しかも舶来の萬年筆としてはお手頃な価格で、なおかつバラツキも少ないので、萬年筆使いとしては初心者レヴェルの人が手にすることも少なくないモデルですが、洗浄するには細心の注意が必要ですね。

 最近は萬年筆を使う人の裾野が広がってきていますので、釈迦に説法シリーズとしてこの記事を残しておきます。

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 きれいに洗って、キッチンペーパーの上に並べられたLAMY2000。萬年筆の形をしていた時には見えなかった、あるいは意識しなかったものが見えていますね。

 ペン先と同軸との間に置かれている銀色のリング。これはまさしくその場所にはまり込むものですが、分解したときには首軸側にくっついていることが多く、それに気づかないと悲惨なことになります。

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 首軸と同軸とを別にしようとしたとき、あるいは組み立てようとしている最終段階ではこんな感じになっています。銀色のリングの突起の部分は、キャップとかみ合う部分。こればないとキャップが固定されず、するりと抜け落ちてしまいます。

 何より、このリングを間に挟んで組まなければ、インクが漏れてくるのではないでしょうか。私は怖くて実験したことはありませんが、そう考えるのが自然なように思います。

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 老眼の私が何も考えずに組み立てた例。実際、キュッと締め付けてからルーペなど確認してみるとこんな風になっていた、ということがよくあります。そしてもっと恐ろしいのは、組み立てようとしている最中にこのリングを床に落としてしまうこと。実際、この記事を書くために撮影している最中にもそれは起こりました。すぐに周辺を立ち入り禁止にして、懐中電灯などをつけて床にはいつくばって丹念に探して事なきを得ました。

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 こんな風に脅かしまくって、「一番いいのは分解しないこと、洗わないことね。」なんて話になると困ります。毎日使っていても、スリットに紙の粉が詰まって書き味が落ちたりインクの出が悪くなることもあります。使い続ける、定期的にインクを吸入させる。カートリッヂ式であれば、インクを入れ替える際に軽く流水で洗ったり、水を張った容器にしばらく首軸をつけておくなど、萬年筆も、常にきれいに保つことが大切です。

2018年3月10日 (土)

360

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 ツッコんで眠る「くま(仮名)」さん。まさかこのすぐ後に、恐ろしいお風呂タイムが待っているなどとは知る由もありません。

 やがてお風呂場へと「連行」された彼女でしたが、換毛期ということもあって猛烈に毛が抜け、なおかつそのたっぷりしたアンダーコートが水を吸ってなかなか乾かず、いつまでもドライヤーの温風を当てられては体を撫でさすられてお疲れモードでした。もちろんその間、あの黒いこのことろにばっかり家族が集まっている、と白い子は鳴いて叫んで大変でした。

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 わんこのお風呂とは何の関係もないのですが、買い物に出かけた先の駐車場でこんな出会いがありました。何も知らない子供たちは、まぁた変な車の隣に止めて、なんて言っておりましたが、私にとっては思い出の1台です。

 実家には車がなかったのですが、スバル360には乗ったこと、いや、乗せてもらったことがあるのです。高校時代、香川県での合宿でお世話になったお寺の住職が、この車に乗られていて、ごっつい高校生の私たちを後部座席に詰め込んで、お寺の最寄り駅までピストン輸送してくださったのです。そう、そんなに狭いとは感じませんでした。

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 聞くところによると、この車、こんなに小さくて軽いのに、結構安全な車でもあったのだとか。ほかの車とぶつかったりすると、その軽さ故、簡単に飛んで行ってしまい、ガツンとまともにぶつからない分、乗員へのダメージが少ない、というのです。本当でしょうか。

 この車が現役だったころの交通モードなら、確かにそうかもしれません。けれども今は軽自動車でも相当に頑丈なボディを持ち、かなりのスピードが出ますから、この小さなテントウムシはすぐにぺちゃんこにされてしまうことでしょう。安全装備も快適装備も何もない。それでもこの車を愛し、乗り続けているオーナーに敬意を表したいと思います。

2018年3月 9日 (金)

手ほどき

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 ちょっと、こんなん撮らんといてよっ!(怒)と顔をそむける「ちち(仮名)」さん。この状況になりますと動くことはできませんから、せめて顔だけでも隠しておこうというわけです。お天気は良いのにお散歩係が不在なので、ワンコたちは同盟して散歩を要求。飼い主は仕事場では予備の教頭ですけれど、家では予備のお散歩係です。

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 職場の同僚が、書けない萬年筆なら持っている、などというので話を聞いてみると、長いこと放置してあるものだとか。まずは洗うことから試してみましょう、とお話しすると、聞いている方はこういうイメージを持ったようです。

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 いやいや、容器にぬるま湯でも入れて洗うのですよというと、やっぱり流水のイメージ。悪くはないのですが、水を流しながら洗うのは最後の最後でもいいでしょう。吸入式であるならば、まずはインクを排出する方向に動かしてみて、そのあと水を吸ったり吐いたりさせる、それでよいでしょう、という話をすると驚かれました。

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 カートリッヂ式の場合でも、首軸を一晩水につけておくと書けるようになるかも、というお話をしました。水の中にゆらゆらと立ち上るインクを見るのも楽しいものです。

 さて、件の萬年筆、この週末に洗ってもらえるのでしょうか。続報が楽しみです。

2018年3月 8日 (木)

お利口

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 耳を掻くと叱られて、それがお母さんだったりするとポンッと頭を叩かれたりもするので、寝ているように装いながら、そっと耳を掻くことを試す「くま(仮名)」さんです。もちろんバレバレなので、寝ているのを装っている、その目をつぶった状態のまま叱られて、掻くのをやめるしかない彼女なのでした。

 夕刻、さぁ帰ろうかと思っていたところへ、教育委員会の事務局から電話が入りました。私の勤務先は、お国が進めている「スマートスクール構想」のための実証実験校に指定されています。要するに、ICTを活用して学校の業務を徹底的に効率化し、先生方のブラックな状況を少しでも改善していこう、ということなのです。まぁ、人を増やせば解決する問題ですけれど、それにはお金がかかるから、おもちゃを与えて黙らせておこう、ということです。

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 教育委員会事務局の担当者は、私の声を覚えていて、いきなり懇願モードに入りました。曰く、スマートスクール実証実験のさまざまな手続きの中で、「効果検証」のためのデータが必要なので出してもらえないか、というわけです。今、現場が無茶苦茶に忙しくて、それがどのように改善されたのかを実証する必要があるので、すべての職員の時間外勤務状況を調べて提供してほしい、というのです。

 私の勤める自治体では、超過勤務や休日出勤などの実態を30分単位で記録して提出することが義務付けられているのですが、提出しなくても罰則はなく、チェックも入りません。ご存じのように1か月あたり80時間以上の超過勤務となった場合は本人と管理職とが話し合いをしたうえで産業医のカウンセリングを受けることになっています。けれど、カウンセリングを受けるためには膨大な書類を提出する必要があり、受けた後にもこれまた山のように報告書類を出す必要があるので、誰もそういう制度を活用しようとはしないのです。

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 今や、勤務状況記録票を提出していない職員の方が多数派になってしまいました。それを全員分まとめて明朝までに出してほしい、なんて言われたら参ってしまいます。

 結局、出張伺いや年休届、時間外勤務の申請書などを参照しながら、一人一人の超過勤務状況を「再現」することにしました。教育委員会事務局に無理を聞いてもらうこともあるでしょうから、向こうが困っているのなら協力してあげるのは当然です。

 夜の9時過ぎから作業をはじめて、50人分すべて完了したのが午前4時過ぎ。こんなに手間がかかるものならば引き受けなければよかった、と思っても後の祭りです。

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 深夜にだれもいない職員室ですするカレーラーメン、なかなかのものです。スマートスクールとは言いますけれど、それを実現しようともがいている人達の中には、けっしてお利口とは言えない、私みたいな人も結構混じっているように思います。学校のICT活用は、いまだ前途多難、出口どころか入り口すらはっきりとはわからないのが現状です。

2018年3月 7日 (水)

通り名

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 ぐでぇ~っと伸びて眠る「ちち(仮名)」さん。興味のない人が見れば単にワンコが寝ているだけですけれど、そろえて前方に伸ばしている前脚が可愛いぃっ!などと震えてしまうのがワンコ好きの難儀なところです。

 ペットとしてはニャンコにトップの座を奪われたそうで、徐々にワンコを飼う人が減ってきているそうですが、日頃は無邪気に遊び回っているくせに、飼い主や家族が落ち込んでいるときには「どうしたの?」と寄り沿ってくれる、そんな癒しはワンコならではです。ニャンコだってかわいいのはかわいいのですけれど、あの、ちょっと「孤高」な感じがどうにも好きになれません。

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 心を癒してほしい時にはワンコ。傷を癒すには、まず傷口に絆創膏です。セロハンテープはどれでもみな「セロテープ」、油性サインペンはどれも「マジック」などといわれるように、それぞれの製品ごとに、代表的な商品の名前が「通り名」となっていることがよくあります。

 絆創膏の世界では、これがけっこう群雄割拠で、バンドエイド、サビオ、リバテープなど、その人が暮らす地域や成育歴などによって違いが結構あるようです。私などは大阪は河内の生まれ、育ちですが、 Do They Know It's Christmas? が世に出たときに、それこそ真面目に「えっ? なんで絆創膏?」とか思っていた、おバカな若い子でした。

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 私の育った家では、絆創膏といえばバンドエイドでした。今、奈良に住んでいると、地元で作られているキズリバテープなんてのを結構よく使っています。

 バンドエイドはきっちり缶に入っている、そういうイメージが強いです。このもじりチョコも同様にしっかりとした缶に入っています。

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 そう、このちょっと半透明っぽい袋に入っているところも、バンドエイドらしさのひとつではないでしょうか。

 そういえば、ひと月ほど前にお義理でチョコレートをいただいたりしていますので、そういう皆様にこんなのをお返しするのもよいかもしれません。職場ではお調子者の私ですので、まぁたこんなの見つけてきて、と楽しんでもらえることでしょう。

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2018年3月 6日 (火)

タイマーあるけど

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 「くま(仮名)さん」の左耳。とにかく痒いらしく、暇さえあれば掻いています。声をかけられると掻くのをやめるのですが、人の目がなくなるとまた掻く、ということの繰り返しでかなりひどいことになってきました。長女が保湿クリームなどを塗ってやったところ、これでもかなりましになったようです。近いうちにお医者様に診てもらう必要がありそうです。

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 叔母が使っていた2代のVAIO。PCのことなど何もわからなかった叔母が、何ゆえVAIOを買い、そして次もまたVAIOという選択をしたのか、私にはよくわかりませんが、昔の人ですから、懇意にしている電気屋さんが扱っているPCがVAIOだった、ということだったのかもしれません。

 電源口が黄色い方はWindows Xpマシン、下の黒い方はWindows10マシンですが、両者の電源口、同じような形に見えます。

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 試しに挿してみると、同じACアダプタがどちらにもきちんとはまります。あとは電源容量や極性ですけれど、そのあたりも問題なさそうです。

 SONY製品というと、一定期間使ううちにタイマーが発動して見事に壊れる、という都市伝説がありますけれど、ころころと規格を変えずに継続してくれる面もあったりするのだな、と感心してしまいました。あとはこれ、起動するか、問題なく使用できるかということですが、仕様を見る限りなんとかいけそうな感じです。この週末あたり、眠っていたPCを起こしてみようかと思います。

2018年3月 5日 (月)

・・・風

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 崩れ落ちながら眠る「ちち(仮名)」さん。ワンコは実にさまざまな姿勢で寝ますが、そのどれもが実に気持ちよさそうで、見ているこちらがうらやましくなるようなものばかりです。

 飼い主は、新しく職場に導入されるPCとそれを取り巻くシステムについての講習会をほぼ1日にわたって受けるという荒行に参加してきました。さすがに目的意識を持って参加しているのと、講師の皆さんがしっかりと準備された内容を的確に説明してくださるのとで、眠ることはありませんでした。むしろ、参加している連中の意識の低さが気になりました。

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 お目当ての納豆カレー味は関西では絶望的に見つかりませんが、これなら簡単に手に入ります。群馬県の会社が作った大阪の味。パッケージが小ぶりだったので、これなら私でも食べられるかも、と購入してみましたが、内容量は結構お腹に来るものでした。

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 清く正しく、かやくも別袋で提供されるタイプです。なので、敬意を表して麺の下にかやくが入り込むようにセットしてお湯を注ぎました。現実には、今時の即席焼きそばは湯切口が設けられているので、かやくを麺の上にぶちまけてお湯を注いでも問題ないのですが、ここはお作法ということで。

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 たこやき風、というのは仕上げに振りかける大量の揚げ玉。この中に紅ショウガも入っています。焼くときにたこだけではなく天かすも入れるのが一般的なので、子の揚げ玉をカリカリとかみ砕くとき、たこ焼きの香りと食感が思い出される、というわけです。キワモノっぽいのですけれど、結構おいしくいただけました。

2018年3月 4日 (日)

The Writing Shop

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 本当に生きているのか、と一瞬疑ってしまうほど、周りの刺激にも全く反応することなく眠り続ける「くま(仮名)」さん。ワンコは寝ているときでも耳を動かし、何か感じるとぱっと起きるものですけれど、我が家のワンコたちからはそういう緊張感はあまり感じられません。何の心配もなく眠っていられる家であることを喜ぶべきなのでしょう。

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 義理チョコなどをいただいてしまうと、この時期、気の利いたお返しを、などと柄にもないことを考えてしまいます。写真の和菓子はお日保ち当日中ですから、そういった用途には向きませんが、京都へ行くと必ずといってよいほどこのお店をのぞいてしまいます。

 卒業シーズンということで、卒業証書を持った女学生と、在学中に愛読していた本でしょうか。老舗の八橋やさんが作るこのシリーズの中で、これまで食べたことのないものです。

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 こだわりのお店です。京都市中京区蛸薬師通富小路東入る油屋町1410、といういかにも京都らしい所在地です。お隣は自転車屋さんで、上はマンション。最寄り駅というと、四条烏丸、あるいは四条河原町あたりでしょうか。革製品のC.O.U.さんへ行くついでに寄るというのもよさそうです。河原町通りから蛸薬師通に入って京極でクランクしてとにかく西へ行くと見つかります。

 ここでは、じっくりとお店の方のお話を聞くのがよさそうです。吟味された紙が並び、それに書くのに適した萬年筆は、やはりイタリアの職人にオーダーして作ったもの、というのが基本ですから、自分がいかに気に入った萬年筆を持っていようが、好みの紙があろうが、そういうことを白紙にしてお話を聞く、ということが、何よりこのお店の良さを味わうことになると思います。「半」なんてとんでもないことです。

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 お願いして撮らせてもらった三角形のノート。革と紙で装丁されていますが、表面の革は手の脂を吸って妖しく熟成されています。そして、奥に見えるのは売り物。どれもみな一品ものなので、まさしく一期一会。以前、生まれて初めて「北欧の匠」にお邪魔したときに、たまたま在庫していたでべそモデルのペンケースに遭遇してしまったように、私は品薄なものにもよく遭遇してしまうという運の持ち主です。

 この三角形のノート、紙も革も無駄になりやすいので職人には嫌がられるそうですが、お客さんには大好評。でも、わたくしの場合、これを手に入れても、おそらくは何も書くことができずに終わるでしょう。既成のペンでもいいけれど、このお店を通してイタリアの職人に注文したペン(お値段は軽くトレドが買えるほど)が出来上がるのを待ち、恋焦がれてやっと届いたペンで書く、なんて最高ですよとお店の方はおっしゃってました。そういうのもまた、私にはとても無理なことです。

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 とても素敵なお店ですが、私は二度とお邪魔することはないように思います。萬年筆でも紙でもインクでも、お店の人と対等にお話しできるほどの見識や自信がある人。あるいは白紙の状態でいろんなものに感動し、受け入れられる素直な人。そういう人にお勧めします。

 京都の人はイケズで嫌い、なんて言ってる人は、合わないかもしれませんねぇ。京都の人ならではの、揺るぎのない、しっかりとした価値観。孫子の代まで使えるようなものを作って売るんだという感じ、そういうものが満ち満ちているお店と私には感じられました。

2018年3月 3日 (土)

何度目?

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 撫でて撫でて、とせがむ「ちち(仮名)」さんと、それに応える飼い主。念願かなって撫でてもらっている彼女の視線の先にあるのは、宿敵「くま(仮名)」さんです。しかし、彼女たちはともにお肌のトラブルで明日病院へ行く予定。そういう心細い時に限っては、私たち今までもこれからも仲良しだよね、なんて態度でくっついて震えております。

 卒業式まで2週間ほどとなり、お願いしていた浄書が出来上がったという連絡をいただきました。卒業証書に指名と生年月日、証書番号を書き入れる作業で、業者に頼むと、1枚で300円前後かかります。

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 それを1枚当たり100円程度の謝礼で請け負ってくださるのが、元体育教師という先生。市の教育委員会が各学校に配布する卒業証書の筆耕を担当されたという腕の持ち主です。本来であれば浄書された卒業証書に校長印や飾り判、割り印などを捺すのですが、昨今はあらかじめ印影を含めて卒業証書の印刷を依頼し、個別となる前記さん項目だけを浄書してもらって完成、という学校も増えてきています。もちろん本校もそのタイプです。

 本稿では170枚ほど卒業証書を書いてもらうので、謝礼は2万円と決めています。しかしその出どころは・・・・・校長のお財布です。案外、そういう学校って多いような気がします。

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 ご好意とはいえ、緊張を強いられる作業を1枚100円で受けていただくのですから、頼む方としてはもう少し何とか色を付けたいところです。そこで毎年、あちこちでお土産を買ってきては謝礼と一緒にお渡ししているのですが、今年は名古屋のゆかり、それも黄金缶にしようと思っていたのに、先日のWAGNER名古屋大会に行った際、すっかり忘れてしまいました。そこで仕方なく、今年はレインボーラムネというわけです。

 ところでこの記事、オンラインで書いていて何度も落ちました。暖かくなってきてメインPCが起動するようになり、こりゃ電源の不調だったのか、と思い始めた矢先、シャットダウン三連発です。この先生時に浄書を依頼するのはもう何度目になるかなぁ、なんて考えつつ書いているこの記事、保存前にPCが落ちて書き直し、というのはもう何度目になるのか。あと1行、何とか落ちないでいてくれと祈りつつ、フィニッシュです。

2018年3月 2日 (金)

残す

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 おいしいところだけをまず食べて、残った「乾きもん」はのちのちおやつ代わりに食べる、というのが「くま(仮名)」さんの習慣です。おなかがすいてくるとのっそりと起きだして餌鉢に残ったドライフードを食べるのですが、そのカリカリという音に反応して私にも頂戴と鳴き叫ぶのが「ちち(仮名)」さんなのです。

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 そんな「ちち(仮名)」さんですが、ここ数日便秘気味で食欲も振るわないようです。餌鉢のドライフードの上に載っているのが、わんこの喜ぶレトルト食品ですが、それにすら口をつけずに放置しています。

 しかし笑ってしまうのが、ご飯とおやつは別、というところで、こんな状態でも家族が食事をしていると何か頂戴とおねだりをするあたり、まさに毛皮を被った消化管です。

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 こちらはコンピュータ教室に残された、先生方が仕事に使うための新しいPCたち。今は成績算出作業の真っ最中なので、新しいPCに移行しようとする人が少ないのです。それでも、50人の職員のうち、すでに30人が入れ替えを済ませました。残るは20台。中でも小学部の先生方は皆さん慎重というか、慣れているものから離れたがらないというか、現在のPCが引き上げられるその日まで入れ替えはしない、などと宣言している人もいます。

 しかし、それは大変に危険な賭けです。移行後に旧いPCにデータを置き忘れてきたことに気づいても、手元にその旧いPCがなければデータを取り出すことができないのです。そんな簡単な、それこそ小学生にでもわかることが理解できていない先生がたくさんいる、というのが現状です。PCは魔法でも何でもないので、自分でしっかりとデータを移行していかなければなりません。

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 こちらは、すでに置き換えを済ませた旧いPCを保管している箱。もとは新しいPCが入っていた箱ですが、むき出しのPCを積み上げておくのは不便だろうからと、業者さんが気を利かせて置いていってくださったものです。白く塗りつぶしてあるところには、中に入っている古いPCを使っていた先生の名前が書かれています。あ、あのデータ取り出すのを忘れてた、と気づいた先生は、ここに来て自分の名前が書かれた箱を探せばよいわけです。

 旧いPCがいつ引き上げられるのか、まだ正式な通知は来ていませんが、おそらくは卒業式のころと予想しています。そこまであと2週間ですので、来週前半には全PCの入れ替えを完了したいともくろんでいますが、はたして・・・。

2018年3月 1日 (木)

廃線

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 飼い主が帰宅しても一声も発することなく眠り続けている「ちち(仮名)」さん。少しだけではあるものの、冬の毛が生えそろってきてもふもふな感じになりつつありますが、季節はもうすぐ春。やはり、換毛のタイミングがずれてしまっているようです。

 飼い主は、職場の全PCを入れ替えるため、今日も単純作業を繰り返しておりました。タブレットPCを起動して小学部の先生たちが使用するソフトウェアをインストールするという作業を繰り返すこと30回。明日は中学部の先生たちが使うPCの整備です。

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 2階にある職員室の換気扇から伸びるケーブル。この先、児童の昇降口から再び屋内に入り、廊下の天井近くにむき出しで設置された給水管に沿って100メートル先の保健室に達していたものです。ご多分に漏れず、イントラネットに接続してログインしなければ使用できない環境ですので、PCの使用は職員室に限定されるのですが、それを保健室でも使えるように教育委員会事務局に要望して欲しい、と言われたのです。どうせ要望しても無理とわかっているので、あちこちから余っているケーブルをかき集めて素人配線したものですが、鮮やかなショッキグピンクだった線も白くなって、そのうちに通信障害が出るだろうなと思っておりました。

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 しかし、あろうことかオフィシャルに保健室にも情報コンセントが設置されることになって、この配線もお役御免になりました。現在、私が設定中の新PCはコンピュータ教室にあるのですが、そこには児童生徒用のネットワークしか引かれていません。そこで、この配線を再利用して、職員室からPC室へと臨時に線を引くことにしました。

 実は、大昔にPC室から職員室へと線を引いた人がいて、その線がまだ生きています。そこで、その線の職員室側を教員用のネットワークに接続し、コンピュータ室側をハブから抜いてコネクタで延長。教員用PC設定作業用の線を確保することができました。

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 もともとはこの延長用コネクタだけを再利用するつもりだったのですが、ケーブルもまだ生きているようでしたので、そのままPC室内で使っています。明日は中学部の先生たちが使うPCをセットアップして、来週にはすべて入れ替えるつもりです。あと、問題があるとすれば、先生方が新しいPCに入れ替えたがらないことぐらいでしょうか。Windows7ですら使いにくい、家ではまだXpだ、2000だ、などと言ってる人たちにとっては、Windows10搭載のタブレットは未知の世界の機械なのかもしれません。

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