最低10回
長女に抱かれて目を閉じている「ちち(仮名)」さん。うっとりしているのか苦しいのかわかりませんが、じっとしているので「わかいい!」ということになるのでしょう。
実際彼女は大変な甘えん坊で、飼い主が帰宅すると、とにかく撫でてくれとせがみます。少し相手をしてあげると満足してそのまま寝てしまうのですが、放置しておくといつまでもしつこくせがんできます。人に触られるのはあまり好きではないはずなのですが、最近はこの甘えん坊ぶりが目立ってきています。寂しいのかもしれません。
洗浄が終わったプロフィットレアロ・・・ではありません。インクを抜いて軽く水で洗ったところで瓶につけただけです。赤いストーリアインクを入れてあったので、水につけたぐらいでは流れたりしないのです。さすが顔料系です。
この性質がほしくて、このインクを入れたようなものです。真っ白な紙を使うと市民から批判を受けるので、私の勤務先では白いものより値段の高い再生コピー用紙を使っていますが、こいつがまた、萬年筆との相性最悪という紙なのです。新年度は人手が足りないので私も授業をしなければならなくなるやもしれません。その日に備えて、採点用のペンを準備しておこうということもあるのです。
ぬるま湯を張った瓶にペン先を浸して、5回給排水を繰り返したところです。ペン先にこびりついているインクは物理的にこすり落とさない限り取れません。新年度、萬年筆を使い始める人もいるかと思いますが、慣れないうちは顔料系インクは避けておいた方がよろしいでしょう。
さらに5回、合計10回の給排水を繰り返したところです。なにやら粒上のものが見えるのが気になりますが、このペン自体、インクを入れた状態で乾くまで放置されていたので、このことをもってストーリアは怖い、ときめてかかるのは早計です。要は放置しないでこまめに使うこと、これに尽きるわけですが、萬年筆を使う上での注意事項として一番に挙げられているこのことが守れていない萬年筆好きというのは、意外に多く潜んでいるのではないか、と思うのは私だけでしょうか。
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