他人の空似
やっぱり今日も寝ている「くま(仮名)」さん。もう一頭が散歩に出ても餌をもらっても知らん顔ですが、自分の番が来るとむくっと起き上がって伸びをしますし、餌鉢がくればベッドの中に置いてくれるように無言で要求します。元気なことは元気なのですが、無駄なことはせずに気が向いたときだけ家族に遊んでとせがみ、それ以外の時は寝て過ごす、実に自由な生き方です。
ペンケースの中身を整理していたところ、ペリカンばかり収まっているケースの中に、なぜかPILOTが1本。正しいケースに移して上げようと取り出して、同じように整理中の引き出しから出てきたボールペンと一緒にしたところです。似ていますね。玉クリップです。樹脂の柄も同じように見えます。普通は同じメーカーの製品だと誤認してしまうところでしょう。
しかし、かたや金ペン付きの萬年筆、他方は汎用リフィルの入ったノックの動きにも渋さの感じられるボールペン。素性からして違います。ボールペンの方が軸の厚みがないせいかむしろきらきらと綺麗に写っていますが、実物を見ると萬年筆の勝ちです。
字幅Fの5号ペン先。PILOTの金ペンとしてはよく見ます。こういうペンで様式に文字を埋めていくなど、お仕事に活用するのも良いでしょうが、中字あたりにして書き味を楽しむという非生産的な使い方も、この軸には似合いそうです。シュミットのリフィルですからそう悪いものでもありませんが、ノックするたびにギシギシと音がしますし、指に伝わる感触も良くありません。軸が綺麗なだけに惜しいところです。
それにしてもこのボールペン、いつ、どうして手元に来たのか、色ピロ記憶をたどってみても判然としないのが情けないところです。
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