ぱ・・・Parts
このところやたら寝姿が可愛らしいと話題になっている「ちち(仮名)」さん。ちょこんと出した前脚と、クッションにつっこんだ鼻先がポイントです。暖かい室内、痒み止めのお薬の鎮静効果などが組み合わさって、とにかく眠たくて仕方がないようです。家族が帰宅すると、その時には起き上がって遊んで頂戴アピールをするのですが、少し撫でてやると満足してすぐに寝床に戻ります。
ずっと昔から、このときのわくわく感が大好きです。学研のおばちゃんが持ってきてくれた科学と学習を、家に持ち帰るまで我慢できずに学校で開けようとして先生に叱られたりしたこともあります。
今、もし自分の勤務先に学研のおばちゃんが来るようなことがあったとしたら、その日が憂鬱だと感じることでしょう。買ってもらった「学研の科学」や「学研の学習」を嬉しそうに抱える子と、羨ましそうにチラ見、あるいは正面切って「見せて見せて」とねだる周りの子。それは大きなトラブルの萌芽でもありますから、「先生」としては警戒せざるを得ません。職員室で預かって帰宅時に渡すことにしても、帰宅途中でトラブル発生、なんてこともありうるので結局は「学校での販売はやめてね」となるのでしょう。昔と違って今は物流が発達していますし、第一、人件費が高いので、あんな楽しいイヴェントが再現されることはないでしょう。
黒いパーツがいろいろ。上の段の茶色いのが活字。その隣がインクとスポイト。これからわくわくしながら組み立てて、できあがったらしばし眺めて、そして活字を組み、印刷する。実に楽しそうです。組み立てに取りかかる前が一番で、できあがってしまうと一瞬の満足感の後に寂しさが襲ってきます。あとに残るのは使い方が限定されたおもちゃと、いろいろなお片付けだけなのですから。
英数字とひらがなの活字が付属します。カタカナがあればもっと良かった(何を印刷するつもりなのかバレバレ)ですが、こだわりの字体で、こいつを使って刷った,凹凸のある印刷物の仕上がりを夢想してニヤニヤしてしまいます。
印刷物の中に同じ文字が複数回出てくるときはどう刷するの、というあたりが気になりますが、印刷の歴史は長いので、ちゃんと策があるようです。
活字は、こんな風に保管しておくのがよい、と書かれておりますが、この辺はもう、私にはダメっぽいですね。穴の開いた紙を台紙に貼って、そこにひとつずつ活字を挿し込んでいくのです。168個だったか、それぐらいの数があるのですよ。結局は適当に保管してしまうことになり、刷ろうと思っても活字が見つからないという事態になってしまうのでしょうね。
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