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2017年11月20日 (月)

べんがら

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 ひたすら写真に撮られないよう知らん顔で通す「ちち(仮名)」さん。ワンコは何にも考えていないようでいて、その実、けっこうな戦術家です。飼い主に叱られるようなことをした時は元気のないようすでしっぽを下げ、ひたすらおとなしくしていますし、ここは押したらいける、と思うとがんがん押し込んできます。これも、そっぽを向いているとそのうちあきらめてよそへ行くだろう、という読みのもと、やっているのは明白です。

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 弁柄色というのは、特にこれといって派手なわけでもないのですけれど、個人的に好きな色です。何でべんがら色というのかと調べてみると、江戸時代にインドのベンガル地方から輸入した顔料をもとに作られたから、だそうです。とはいえ、万年筆用のインクとして売られているものですから、あくまでそのような色、ということであり、顔料は入っていないはずです。

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 例によって、綿棒にたっぷりインクをつけてえいやっと書いた文字。濃淡が綺麗に出ますので、これを太い太い万年筆に入れて使うとおもしろそうです。もう少し乾いてから写そう、と思ったものの、あまりにたっぷりとつけすぎたのか、いつまでも濡れ光っておりました。

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 ペリカンのシャルロッテ3Bでの筆跡。普通に書いたのが上で、意識してインクが出るように書いたのが下。濃淡よく出ています。

 書いていて気がついたのですが、この弁柄色、京阪特急の塗色にも通じるものがありますので、この次は京阪公式萬年筆に入れてみようかと思います。

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