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2017年11月

2017年11月30日 (木)

DX

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 脚がどうなっているのかすぐにはわからない状態で眠る「くま(仮名)」さん。鼻の下に敷いているのは前脚か、それとも後脚でしょうか。確かめてみたい衝動にも駆られたのですが、あまりにも気持ちよさそうに寝ているのでやめました。

 しかし彼女、寝ているところをいじられることにも慣れていて、薄目を開けて誰かを確認すると、いじられながらもすぅすぅと寝入ってしまいます。

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 例によって、商品のサイズからすると不釣り合いに大きなamazonの箱。大きさ比較のためにLAMYサファリを放り込んでみました。緩衝材の下に何が入っているのか、いうまでもなく小さいものです。

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 はんこ行政のまっただ中にいる身として、毎日数十回、ときに3桁の回数ほどもぽんぽんとやりますので、都度都度朱肉を撞いているわけにはいきません。浸透印は不可ですし、電子決済なんてしゃれたものも導入されておりません。

 学校ですと係から教頭、校長とはんこ3つで済みますが、教育委員会事務局ともなるとと吏員から始まって順次上に上がっていき、最終的に10を超えるはんこが並ぶこともあります。気に入らない職員が起案した書類だったりすると、わざと捺印を失敗して「ごめん!」なんていう陰湿ないじめもあるとかないとか。

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 右が現在使用中の「はん蔵」スタンダードタイプで、左が今回購入したデラックスタイプです。幅が広いので使いにくいのではないか、と敬遠してきたデラックスタイプですが、驚愕の事実に接してしまい、もはやデラックスタイプしかない、と思うようになったのです。

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 スタンダードタイプの朱肉。ひとつで500回捺印できますし、インク補充液も用意されています。しかし、この500回、意外に速く到達してしまいます。朱肉パッドを交換したばかりなのに速くも印影が薄い、ということがよくあります。

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 デラックスタイプはインクそのものが速乾性で、朱肉パッドも分厚く、2000回使えます。インク補充液は用意されていません。それほど捺印すると、朱肉パッドそのものがヘタってしまうのでそういう仕様なのかと思います。

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 スタンダードタイプは勝手に印面が出てこないようにするロックスイッチ付き。デラックスタイプはそれがなく、先端に「蓋」をはめ込むとロックされます。できれば、デラックスタイプにもロックスイッチを設けていただきたいところですが、大量にはんこを押すような人は外出時にはそれ用のはんこを持ち歩くでしょうから、それはそれでありなのかもしれません。

 三文判ではありますが、中にセットする印鑑もチタン製で新調しました。これから年末、年度末にかけてばんばんはんこを押しまくります。

2017年11月29日 (水)

たくさん

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 必死になって写真を撮られまいとしている「ちち(仮名)」さん。機材を変えても同じですから、撮影する機材の見た目などではなく、合焦するために出ている何かを感じていやがっているのかとも思います。ならば銀塩のAEも何もついていないような古いカメラを向けたらどうなるのか、ということも一度試してみたいものです。

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 絶賛こたつむり中・・・と思いきや、こたつの前でブランケットをかぶって寝ている人。このブランケット、かぶってしまうと二度と起きられない呪いがかかるという恐ろしいものなのですが、私には丈が短すぎて、酷寒の部屋の中でこれをかぶっていると呪いが解けてしまうのですが、長女には有効なようです。実にうらやましい。

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 そうです。本来柴犬というものはこうして屋外につながれているべきものです。このつなぎ方では一瞬で逃げられてしまうと思いますが、柴犬は飼い主に忠実ですからどこまでも逃げたりはせず、いずれ戻ってくることでしょう。むくむくっとした毛の中に首輪が食い込んでいる感じがすてきです。

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 そして、寝そべる柴犬というのも絵になるもの、と思ったら、Run!と書いてありますから、飼い主の方を向いて「走ろうよ」と言っているところなのか、あるいは走りながら振り向いているところなのかもしれません。

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 そういえば、柴犬を我が家に迎えた当初はどこかの雄犬にお願いして子どもを、なんてことも考えておりましたが、室内犬として飼うようになってしまい、これで数が増えたら大事だと思ってあきらめたのでした。

 このブランケット、肌触りが素晴らしすぎるので、もう少し大きめのサイズのものがあればよいのに、と思うのですが、それが手に入ったら、「眠れるこたつのオッサン」と化してしまうでしょうから悩ましいところです。

2017年11月28日 (火)

合わない

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 なぜか片方の前脚を浮かせて眠る「くま(仮名)」さん。望遠気味にとったのでクッションに脚がくっついているようにも見えますが、横から見ると両方とも浮いています。

 そして、頭は脚と反対に低い方へと落ち込んでいます。これでも本人(犬)にとっては楽な姿勢、気持ちよい姿勢なのでしょう。すぅすぅと小さないびきをかいて眠り込んでおります。

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 まばゆいばかりに輝くシェーファーのデスクペン。大きな声では言えませんが、先日の神戸ペンショウでは、ル・ボナーのブースは鞄屋さんというよりは萬年筆屋さんでした。そういう状態になりますと、怪しい人たちがブースの前に長時間滞留して鞄の売れ行きが落ちてしまう可能性があるので、売り子の責務として、金色で目立つこのペンを没収しました。

 信頼のホワイトドット、いいですね。黄色い点とは大違いです。

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 ペン先の切り割りは大きくずれておりませんが、信頼のホワイトドットは一番よく合う位置でも11時あたりです。例によって胴軸のねじは異様に速いのですが、どの位置でも完全に合うことはありません。

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 売り主は、私がこれに合うスタンドを持っているのかどうか、気にしてくださっていましたが、そんなことは全然問題になりません。整理整頓ができない私のことですから、机上にペンスタンドなどを置けるわけもありませんし、学校の先生とデスクペンの組み合わせは、キャップをはめたペンを引き出しから出して使う、というのが定番です。

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 いい塩梅のキャップです。ヴィンテージもののキャップですが、しっかりとフィットしています。この状態で机の引き出しに放り込んでおいて、時折取り出して字を書く、という使い方になるかと思いますが、あえて机上に金ピカのペンを立てておきたい、という誘惑もありますね。

2017年11月27日 (月)

クリップ

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 これもまた比較的正面から撮られてしまった「ちち(仮名)」さん。眠たいということはすべてに優先するのです。

 飼い主は月曜から全開で、むしろ居眠りする暇がなくて良かったと思っております。今週は月末にあたるので主治医の診察を受けなくてはならず、それはすなわち、体重をもっと減らさなければならないということです。居眠りしてるより、あちこち動き回っている方がいくらか体重が減るというものです。

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 乾燥する季節に欠かせないもの、それが孫の手です。お肌が乾くと痒いので、整理整頓が苦手な私でも、いつも決まった場所にしっかりと戻しておくもの、それが孫の手です。

 写真は居間に備え付けてある孫の手と、携帯用の孫の手の比較。普通の筆記具サイズからロッドが伸びて孫の手として使えるものです。観光地のお土産屋さんなどに行くと、竹製の同じようなものが民芸品っぽく売られていたりしますが、こちらは携帯用として大切なツボをしっかりと抑えてあります。

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 これならスーツの内ポケットに忍ばせておくことができます。しかしながら、サッと取り出した孫の手で背中を掻こうとすると、ネクタイという障害物が立ちはだかります。そこをどうするか、ですが、そもそもきちんとしたビジネスマンは勤務時間中に背中を掻いたりしないものなのでしょう。

 スーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩め、できた隙間にこれを挿し込んでボリボリ。画になりませんね。どういう場面で使うと良いのでしょうか。

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 携帯できなくても良いので、もう少し長い,標準サイズの金属製孫の手として作ってもらえたら、先端部がすり減らず都合が良いのではないか、とも思いましたが、冬場などはこんなものを背中に当てるとぶるっと身震いしてしまいそうです。

 結局、どういうところで役に立つのか、と考えていくと、使う場面が思い浮かびません。先端部の曲がり具合はとても良く、掻くのに最適なのですが。

2017年11月26日 (日)

ご来場ありがとうございました

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 凜としてそこにある「くま(仮名)」さん。しかし実際には、目覚めて寝床の中で寝そべったまま水を飲んでいるところを撮られそうになってあわてて知らん顔をしたところです。

 金曜日の午後から北野工房のまちに通い詰めて、たくさんの人たちと交流して、有意義な週末を過ごすことができたと思います。2日間の入場者数は444人。足を運んでくださった皆さんが楽しんでくださっていたなら、それだけで大満足です。

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 いつもながら、ぺんてるさんのオリヂナルさいんぺん作成ワークショップはすごい人気でした。また、いつもそこに誰かがいて、楽しそうに会話しながら紙を綴っている、というのが手帳社中さんの「ochibi」という小さな手帳を作る講座でした。

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 やっとできあがったぁ、と感動した次の瞬間、真ん中のページが落丁!というハプニングも手作りならではの楽しさです。

 そのほか、販売ブースでは真剣なまなざしで商品を眺めている人、値切っている人、いろいろと商品についての質問をするつもりが楽しい会話になってしまっている人等々、見慣れた顔やお初にお目にかかる皆さん、それぞれに楽しんでいただいていたようで何よりでした。

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 小日向京さんは飾り付きの綺麗な原稿用紙を持ち込んでくださって、皆さんそこに愛用のペンでいろいろと文字を綴って、気分は文豪。実際、最初は字を書いてどうするの、という感じで座った人たちもいましたけれど、紙の上に置かれた文字の数が増えて行くにつれて表情が真剣になり、没入していく姿が見られました。

 また、時折会場内に響き渡る、何かをどんどんと叩く音。これは、レザーのペンケースを自分が選んだ「神戸インク物語」インクで染める、というワークショップで、染め上がったペンケースに留め具などを付けて完済させる工程で出る音でした。河合さん、お疲れ様でした。腕や肩は大丈夫でしょうか。

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 私はル・ボナーの店番をお手伝いしつつ、全日本コロッケ連盟の一員としての役目も果たすことができました。こちrあ、親方に差し入れてもらった神戸ではその名を知られたお店のコロッケです。

 来年もまた、おそらくは11月の最後あたりの週末に北野工房のまちでお会いしましょう。

2017年11月25日 (土)

ペンショウ大盛況

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 目は開いたままですが、ほとんど機能停止状態の「ちち(仮名)」さん。悲しげな鳴き声をあげて飼い主の心を動かし、ケージの外に出してもらい、うろちょろすることしばし。その後厳しいお姉さんの手により再びケージに放り込まれたのですが、それはそれで予定通りのようで、満足げに眠りにつくところです。毎日、ほんの少しでいいから飼い主の近くに行って遊んでもらったり一緒に寝たりしたい、というのが彼女の欲求で、それが満たされるとおとなしく一人でおねんねするわけです。

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 神戸ペンショウ1日目、開場10分前の様子です。出展者が相互に紹介されているところで、この時点ですでに扉の外にはかなりの数の人がお待ちになっていました。私はこのときは会場にいて、12時前に退出。午後から職場周辺の地域の連合自治会があり、校長の代理としてそちらに出席しなければならなかったためです。

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 こちらは会場奥に設置されたガラポンのブース。10時に開場して早々に特賞が出るなどして、たくさんのお客さんで賑わっておりました。さて、2日目も景品は残っているのでしょうか。

 ペンショウ2日目は、1日目の売れ残りではありません。初日とはまた違うワークショップがあり、違う人との出会いがありますので、お時間があれば是非、2日目も遊びに来られることをおすすめします。私も2日前はフル参加ですので、目をつけてあるあの品この品が万一残っていたらと思うと、少々心がわきたちますが・・・・・。

2017年11月24日 (金)

いよいよ

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 寝転がったまま、後ろ脚でお腹を掻く「くま(仮名)」さん。ワンコたちも週末を迎えた雰囲気を感じるのか、どことなくまったりと過ごしているように見えます。

 飼い主はそれとは正反対で、珍しく朝からご精勤にお仕事をこなして、昼前には奈良を出て神戸へ。管理職は率先して有給休暇を消化しなさい、と言われておりますので、率先垂範とばかりお休みをいただいて神戸ペンショウの準備に馳せ参じたのでした。

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 まぁしかし、私が行かなくても優秀なスタッフや出展者の皆さんが頑張って、特に問題もなく準備完了。土曜日の朝から出店準備に取りかかるブースもありますが、とりあえず皆様をお迎えする準備は整いました。

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 会場に入って左手の奥に、これがあります。自分が回したい。できることなら特賞の緑色の玉をポケットに入れてしまいたい、という誘惑に駆られつつ、当てた人は喜んでくださるんだろうなぁと想像。そういえば、会場内でビールやジュースの販売もあるようです。熱気がすごいですからね。

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 こちら、メリケンパークに植えられた、生木として世界一を目指すクリスマスツリーです。富山県からやってきたそうで、12月2日には正式にオープン予定です。このツリーの立っているメリケンパークのほか、南京町、異人館街、新神戸、三宮、南京町などを巡るシティループバスに乗って、初冬の神戸を楽しむ週末、というのはいかがですか。もうすでに炭なり画の準備なども始まっている神戸。そしてシティループバスに乗ったら、ぜひ北野工房のまちでも途中下車してみてください。レトロな元小学校校舎を活用した施設の3階で、皆さんをお待ちしております。

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2017年11月23日 (木)

拘束具

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 もふもふの体毛をケージの柵に食い込ませて眠る「ちち(仮名)」さん。家族みんなが家にいる休日、遊んでほしいのは山々ですが、眠たくてどうしようもないのです。飼い主も外出を控えて家の中でごそごそしておりましたので、非常にまったりとしたお休みとなりました。

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 5人家族の我が家では、携帯電話も5台。長男の携帯電話に至っては今日までFOMAのこれ。発売当時は今のiPhone Xどころではないほど入手困難だった機体です。さすがに電池もだめになり、本人も仕事で使うことが増えてきたので、私のお古であるiPhone7に入れ替えることになりました。

 ドコモショップに行き、FOMAからXiへの変更と告げますと、タダの電話機を1台あげますという話になり、これを長男が受けたことが悲劇の始まりでした。

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 中国製の安い安いスマートフォン。もちろんandroidです。タダでもらえるとはいえ、1年間は契約解除できません、というお約束。一括700円とか、一括0円とか銘打って、ユーザーが他社やMVMOに流れるのを阻止するための「拘束具」です。

 これをいただくために、いや、これに挿すnanoSIMを発行してもらうために2時間。来店予約までしたのは時間短縮のためでしたが、例によって新人さんの練習台にされてしまい大幅な時間ロスとなりました。

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 帰宅してすぐ、SIMが抜かれ、いPhone7に。抜け殻となった格安スマートフォンは長男のゲーム機に利用なるようです。WiFi環境限定となりますから、ゲームにハマっても通信料が発生しないのは安心です。

 初めてアンドロイドというものを触りましたが、慣れていないのでよくわかりませんでした。しかし、タダで手に入れられる(正確には通信費を払うだけで手に入れられる)電話機があるのに、高いお金を払ってiPhone、っていうのはばからしいような気もしますが、少なくとも私にはアンドロイドは合わないかも、ということはよくわかりました。メカ音痴ですから。

2017年11月22日 (水)

治療は格闘技

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 同居している雌の羊に顔を近づけて、さかんに匂いをかぐ白丸くん。いい夫婦の日ならではの光景と思いカメラを構えましたら、恥ずかしかったのか少し離れてしまいました。

 雌の羊は「14番」と呼ばれる個体でした。羊だけに、皆がめいめい勝手に「天使」だとか「いよ」だとか呼んでおりましたが、飼育の最前線では「としこ」と命名しておりました。何のことはない、みな数字の読み方を変えただけです。対する子どもたちは、良く鳴くのと体毛の色から「メープル」と名付けようとしていたようですが、べたべたしてそう、なんて反対意見も出て、結局正式な名前は「バニラ」になったようです。今ひとつ実感が湧きませんが、白丸と名付けられたときも同じような感じでしたから、呼んでいるうちに慣れるものなのでしょう。

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 身柄を確保され、軟膏を塗られているももちゃん。昨年の春、私の職場の法面で産まれた子です。10月の半ばあたりに、目の周りが白くかさかさになっているな、と気づいたのですが、気温が下がり、空気が乾燥してくるにつれて悪化し、痒くてあちこちにこすりつけるせいでしょうか、血が滲むようになってきました。まぶたが腫れぼったくなって、昨日あたりは試合後のボクサーみたいになっておりましたが、獣医さんに軟膏を塗ってもらって少しは改善したのです。

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 どんな軟膏を塗るのかと思えば、人間様の皮膚炎や赤ニキビなどによく効くというこちらのお薬でした。抗菌剤やステロイドなどが含まれていますので長期間の使用は良くないそうですが、とりあえず1週間ほど毎日塗ってようすを見ようということになったのです。

 効果は絶大で、1日経った彼女の皮膚は大幅な改善の跡が見られましたので、頑張って今日も塗ろうということになったのですが、問題はどうやって羊を捕まえるか、です。羊は集団行動をする習性があり、1頭だけになるとパニックを起こすとも聞きます。昨日は他の2頭を小屋の外に閉めだしてももちゃんだけを狭い小屋の中で抑えようとしたのですが、予想外に難航しましたので、本日は3頭とも小屋の中から出られないようにして置いて、大好物の米糠を食べさせて置いて真後ろから迫る、という作戦をとりました。

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 バニラさんと並んで米糠を食べているところに真後ろから近づいて羊乗りに。羊の視界は135度ぐらいあるといいますから、真後ろ以外はほぼすべて見えているのです。モフモフの羊毛をかき分けて、首輪を掴むことに成功したところです。後ろ脚の付け根を掴むと動きを止める、なんていう話も聞いて試したのですが、そもそもそんなところを掴ませてはくれません。羊乗りになって、首の下側を持ち上げるようにするとおとなしくなるというので、その姿勢で薬を塗ります。

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 この軟膏はとてもねっとりしていて、作業後、何度も石けんを付けて手を洗ってもなかなかとれないほどのものです。屋外を走り回っている羊差んにはこれくらいがちょうど良いのですけれど、粘度の高い軟膏をでこぼこざらざらの皮膚に塗り伸ばすのはとても難しい作業でした。彼女をこんなにしっかりと抱きかかえたのは、赤ちゃんの時、体中に着いた糞を落としてやるためにお風呂に入れたとき、そして用水路に落ちたのを救出したときに続いて3回目です。普通の人は死ぬまで羊など抱えることなく終わるはずですから、よほどのご縁があるのでしょう。

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 耳もかさかさなので、シルヴァー人材センターから派遣されてきてくださっている用務員さんにと二人がかりで塗り塗り。用務員さんは3名の方が交代で来てくださっているのですが、この方はとても羊を可愛がってくださっていて、朝、羊小屋を見て綺麗に掃除されていると「今日はこの人の勤務日か」とわかる、というぐらいです。

 一連の写真を撮ってくださったのはホンマもんの教頭先生。羊たちが脱走しないよう、小屋の出入り口を封鎖して、動きの激しい被写体を追いかけて撮ってくださいました。羊1頭の治療に3人がかり。愛娘が綺麗なお肌を取り戻すことができるよう、来週いっぱいはこれを続けなければなりません。

2017年11月21日 (火)

PDair

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 それは本当に、一瞬の出来事でした。払暁の頃、妻が起き出してきて、朝餉の支度を始め、そうこうするうち飼い主も起き上がって小原庄助さんを決め込んでいると、妻が悪態をつく声が聞こえてきました。

 階段を降りてきた玄関ホールに、「くま(仮名)」さんの体から出てきたものが鎮座していたのです。そう、そこはつい先ほど、妻が通った場所。いつの間にここへ来て、そんな置き土産を残していったのか電光石火の早業と言うほかはありません。

 怒り狂うお母さんになすすべもなく、反省の色を示す彼女でしたが、夜になってもお母さんのお怒りは収まらず、「よしよし」とか、「かわいいなぁ」とかの声かけもない。これはまだお怒りが解けていないのだ、と知って、ひたすら妻と顔を合わせようとせず、寝たふりをし続けている「くま(仮名)」さんなのでした。

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 まだPalmを持ち歩いていた頃、いや、ことによるとHP-100 LXを持ち歩いていた頃から、こうしたガジェットを身につけるためのケースを世に送り出してくれているありがたい存在、それがPDairです。右は、iPhone6以降、8に至るまでの筐体が収まるモデルで、左が今回購入したiPhone X用のケース。ステッチの色が選べるので、かつてiPhone5sを使っていた頃はThinkPadカラーで赤ステッチにしていましたが、このところは緑ステッチです。誰もこんな色は選ばないだろう、というのが一番大きな理由だったりします。

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 真ん中の白い箱は簡易血圧計のケース。こいつにはちゃんと表示部もついているので、専門のお医者様もしげお兄さんも安心です。これまで使っていたiPhone7を入れたケースは、ベルトで本体を押さえるタイプ。そして今回購入したものは、ほぼ全面をカヴァーするフラップでふたをするタイプです。いずれもマグネットクロージャーですが、ベルトタイプのものはピンポイントでマグネットの位置を合わせてやる必要があり、フラップタイプであればそのままぱたんとしめるだけ、と使い勝手に差があります。

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 前回は品切れでフラップタイプが購入できず、やむを得ずベルトタイプを使っていたのですが、その頃の愛車はエログランド。今はセダンタイプの車に乗っている身としては、案外、フラップタイプよりベルトタイプの方が使い勝手がいい、と感じます。おデブで腹の肉もせり出しているので、開けたときのフラップが結構邪魔になるのです。ベルト式のやつになれて一発できちんとしめられるようになった、ということもあるのかもしれません。しかし、ガラスのボディを持つiPhone Xですから、しっかり保護できるタイプがいいのかもしれません。このあたりは、使い込んでいって慣れるしかなさそうです。

2017年11月20日 (月)

べんがら

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 ひたすら写真に撮られないよう知らん顔で通す「ちち(仮名)」さん。ワンコは何にも考えていないようでいて、その実、けっこうな戦術家です。飼い主に叱られるようなことをした時は元気のないようすでしっぽを下げ、ひたすらおとなしくしていますし、ここは押したらいける、と思うとがんがん押し込んできます。これも、そっぽを向いているとそのうちあきらめてよそへ行くだろう、という読みのもと、やっているのは明白です。

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 弁柄色というのは、特にこれといって派手なわけでもないのですけれど、個人的に好きな色です。何でべんがら色というのかと調べてみると、江戸時代にインドのベンガル地方から輸入した顔料をもとに作られたから、だそうです。とはいえ、万年筆用のインクとして売られているものですから、あくまでそのような色、ということであり、顔料は入っていないはずです。

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 例によって、綿棒にたっぷりインクをつけてえいやっと書いた文字。濃淡が綺麗に出ますので、これを太い太い万年筆に入れて使うとおもしろそうです。もう少し乾いてから写そう、と思ったものの、あまりにたっぷりとつけすぎたのか、いつまでも濡れ光っておりました。

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 ペリカンのシャルロッテ3Bでの筆跡。普通に書いたのが上で、意識してインクが出るように書いたのが下。濃淡よく出ています。

 書いていて気がついたのですが、この弁柄色、京阪特急の塗色にも通じるものがありますので、この次は京阪公式萬年筆に入れてみようかと思います。

2017年11月19日 (日)

ライトアップ

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 いつ見ても寝ている、という印象の「くま(仮名)」さん。寝ているように見えても、物音などにはけっこう敏感に反応するワンコが多数派だと思いますが、我が家の二頭に関していえばそんなことはなく、とにかくよく寝る、ということだけです。いったん眠りはじめたら、体を触られても起きないのが彼女たちの特徴です。

 ホットカーペットに通電してファンヒーターからも温風、というリヴィングルームで過ごす休日は、どこへ行こうというきも起こらず、ただただ寝転んでいれば満足、という感じになります。今年はまだボージョレイ・ヌーヴォーも呑んでないし、今夜あたりどうかな、とも思ったのですが、金曜日から持ち越してまだ片付けていない仕事が一件あって、これだけは石にしがみついてでも月曜の朝までに仕上げなければならない、ということから呑めません。

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 で、日が暮れる頃に目が覚めて、夕食をとるついでに平等院鳳凰堂のライトアップを見に行こうか、という話になりました。いつもは電車でお出かけするのが好きな私ですが、ここ数日の寒さはさすがにこたえますので、選択の余地なくクルマで。道が混んでいなければ、自宅から40分ほどでたどり着ける距離です。

 拝観券売り場の前には長い長い行列ができていましたが、その列をわざと折り曲げて紅葉した木のすぐそばを通るようにしてくれていたので、列の進みは余計に遅いものになっておりました。暗いレンズをのせたスマホで自撮りしようとする連中が特に難物で、露光時間が長いので前の人との感覚が大きく空いてしまいます。けれど、そこはお互い様、ということなのか、特に怒る人もなく、脈を打つように列が流れていきます。

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 鳳凰堂を照らすライトは周期的に明るくなったり暗くなったりを繰り返していたようで、これはたまたま、中途半端に明るくなったときに撮ったものです。阿字池に映る、ライトアップされた紅葉がそれらしく写るのはこういう条件の時で、鳳凰堂がギンギンに照らされていると飛んでしまいますし、暗いと何も写りません。

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 阿字池の前に陣取った人たちは満足のいく写真が撮れるまで動こうとしません。それなりの機材を用意してきている人たちですし、まぁ好きにしていただこう、と私は後方からカメラを持ち上げてパチリ。暗い境内で、携帯電話も車内に置き忘れてきたので、カメラの設定をいじることすらできません。とにかくモードダイヤルを回しながら何枚か撮って、比較的マシなのでこの程度です。ボツ写真の山を作ってしまいました。

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 そういうわけで、行ける人は23日から26日、そして12月最初の金、土、日とやっているそうなので、寒さの備えをしていってくださいませ。なお老婆心ながら、暗い中で遠くのものを撮るのにストロボを焚くと残念な結果になることが多い、ということを知るべきだと思います。周りにも迷惑ですし、自分のカメラ(スマホ)にもいい写真は残らないし、いいことは少ないはずです。もちろん、光りながらもいい写真を撮ってくれるカメラやスマホもないことはないので、まずは自分の得物をよく知ること、これ基本です。

 ちなみに、今度の週末は神戸ペンショウに行くのだ、と思ってらっしゃる皆様、日が暮れたら宇治へ行く、なんてことも十分に可能です。平等院のライトアップは18時から20時まで。そして24日からは、京都市内、五条佐井でロームのイルミネーションも始まります。神戸近辺で宿が取れないなら、京都で宿を取る、というのもひとつの手です。

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2017年11月18日 (土)

今月のちょこちょこ

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 いつものようにフテ寝している「ちち(仮名)」さん。ここのところ寒さが厳しくなってきたせいか、いつもは端の方に押しやっているクッションを引っ張ってきて寝床を整え、中に収まって寝ているところが目新しく感じられます。そのうちもっと寒くなってくると、こたつに入れてくれと騒ぎ出すことになるのでしょう。寒いから散歩に行くのを嫌がるワンコ、というのも珍しい存在です。

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 今月のちょこちょこ、目玉と思われるのはこちらのマグネット付きの缶。マグネットシートが缶の底全面に貼られているので、家庭なら冷蔵庫、職場ならデスクなどにくっつけられるというものです。くっつけたまま蓋を引っ張ると缶全体が外れてしまいますが、それは当然でしょうと妻や娘に笑われました。垂直な面にくっついている缶の蓋だけ外したら中身が出てしまうから、これは仕様として正解だ、と。なるほど、その通りです。

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 意味不明と感じられたのがこちら。ICカードステッカーとかいうもので、ICOCAやSuicaなどに貼り付けて使うものらしいです。これを貼れば、目つきの悪いカモノハシとか間抜けな表情のペンギンなんかを見なくて済むわけですが、定期券をくっつけてる人などは貼るわけにはいきませんね。良識あるヘンタイ倶楽部の面々も、会員証である記名式Suicaにこれを貼るのはやめておきましょう。

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 あとは、どこにでもあるようなファスナー付きのビニールケース。両面にちょこちょこのキャラクターたちがびっしりと描かれています。正直、どうでもよろしいのですけれど、ひとつだけ気になったキャラクターがおりました。ただそれだけです。

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2017年11月17日 (金)

明るい

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 今日は比較的おとなしく過ごしていた「ちち(仮名)」さん。しかし痒い痒いの方は相変わらずのようです。そもそも飼い主が冬場の乾燥で異様に痒くなるたちなので、似てしまったのかもしれません。

 本日は近畿公立学校教頭会研修大会和歌山大会という長い名前のお勉強会に参加してきました。朝家を出てほんまモンの教頭先生をピックアップし、それから一路和歌山へ。朝から来ないし、日が暮れても学校には来ないよ、と皆さんにお伝えしておいたので、それなりに留守番をしてくださることと信じて阪和道を疾走中、電話が鳴りました。私が今の職場に勤めて5年間、一度も落ちることのなかった給食調理室のブレーカーが落ちた、という連絡です。分電盤の鍵を探したけれどないので、ということでしたが、私がこういうところにおいてある、と伝えると以後連絡が来なかったので、無事になんとかなったのでしょう。

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 無事和歌山に到着して、全体会が開かれる和歌山県民文化会館の大ホールへ。舞台には素晴らしい緞帳がかかっておりました。どうやら、スポンサーなのか、あるいは注文を請け負ったのか、高島屋さんの名前も書かれておりました。

 私は裸婦像の美しさに目を奪われていたのですが、ほんまモンの教頭先生は私をつついて、下の文字に注目するように言います。

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 ナショナルも懐かしいですが、ナショナルステレオ、ってのもすごい。私が高校生だった頃にはすでにテクニクスブランドになっていて、梅田の阪神百貨店にはショウルームがあってしょっちゅう通っていたものでした。それなのにステレオ、とは。

 ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。現在のパナソニックです。念のため。

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 で、なんやかんやと研修会も終わり、夕刻、奈良へ帰ろうかというときに、ほんまモンの教頭先生がなれ寿司を体験したいなどと言うものですから、本町四丁目の弥助寿司さんへ。

 手前が名物のなれ寿司。奥が普通の人でも食べられる早寿司。今日はいつもより多めに臭っているような気がしました。相当な破壊力です。結局、言い出した本人は一切れ食べてごちそうさまでした。皆様も和歌山へ行かれましたら、南海和歌山市駅から歩いても行ける本町四丁目の弥助寿司さんへ。ちなみにもう一つの名物、泡の出そうなお手ふきは、普通のお手ふきに変わっておりました。

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2017年11月16日 (木)

個体差?

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 珍しく目の開いている「くま(仮名)」さん。周囲がざわざわしていたのと、彼女が起きて活動する時間帯とが一致したので撮れた、最近では珍しい目開きの写真です。

 年内は絶望かと思われたiPhone Xでしたが、名古屋の神様が持たせてあげようと思し召したのか、するっと手に入ってしまいましたので、先に用意してあった背面カヴァーと画面の保護ガラスを装着。しかし、画面保護のガラスに関しては、ガラスそのものが画面の大きさより一回り小さいことと、素人工事で貼り付けたこととで、大変に残念な見た目になっておりました。

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 そして、いま現在の様子がこちら。画面の端の方がカーヴしているのに合わせてある保護ガラスを装着してあります。これが名器エアージャケットとぴったり合って、隙間にほこりがたまることもなく、画面をスワイプするときに指が引っかかることもない、実にいい感じになっております。

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 お店で貼ってもらえることを条件に探したら、訪ねたお店ではこれ一択でした。日本で設計されたと書いてありますから日本製ではないのでしょうけれど、なかなかいいものにめぐりあったという感じです。

 背面保護ケースのエアージャケットは、今回のiPhone X用に関してはさんざんな評価ですけれど、私の場合はぴったりしっくりで、何の問題もありません。

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 あえて言うなら、こんな風に指紋だらけになることぐらいでしょうか。写真のリンゴマークより上はごしごしと拭き上げた状態です。このカヴァーをつけた状態でiPhoneを握るとギシギシ音がする、という意見が多いのですが、私も長女も、そんなことは経験しておりません。

 ケースにしろiPhoneにしろ、すべての製品がぴったり同じ大きさ、形状というわけではないでしょうから、私たちの場合はうまくいった、ということなのかもしれませんが、ネット上の製品レビューというものは必ずしも正しいものとはいえない、という当たり前のことを再認識させてくれたことでした。

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2017年11月15日 (水)

絵本

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 食い込んで眠る「ちち(仮名)」さん。実にモフモフです。

 小学生の頃に飼っていたわんこを散歩に連れ出していたとき、巨大な土佐犬を引き綱もつけずに散歩させているオッサンがいて、案の定、その馬鹿土佐犬が私のワンコの背中に噛みついたことがあります。オッサンは笑いながら土佐犬に「よしよし」なんて声をかけて去って行ってしまいましたが、こちらはもう、自分のワンコが噛み殺された、と大ショック。でも、ウチのワンコは何事もなかったかのように散歩を続けて、無事に家まで帰ってきました。ワンコの毛がモフモフなのは伊達じゃないな、と認識したのはそれからです。

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 先日、京都のみやこめっせで開催された文房具祭の会場で購入したインクと絵本。主催している文房具屋さんのオリヂナルインクと、それを使ってかかれた絵本とのセットです。

 萬年筆画というと、どうしても卵人間のあの大家を思い出してしまいますが、この方はどうなのでしょうか。おそらく普通の人じゃないかな、という感じはしますが、お会いしたこともありませんので、あくまで推測です。ネットでお名前を検索してみると、あちこちで活動されていることがわかります。

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 お金を取って売られている本の内容を載せることはできませんので、カヴァーに描かれていたこの作家の広告から。萬年筆のインクで濃淡を出した、雰囲気のある画です。私なんぞ、濃淡を出すことも、そもそもそれとわかる絵を描くこともできないものからするとうらやましい限りです。

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 こういうのを見ると、どの色も魅力的だなぁ、使ってみたいなぁという思いに駆られます。実際にそこへ進んでしまうと、いわゆるインク沼にずぶずぶとハマってしまうのでしょう。インクはその色合いもさることながら、命名も大切なんやなぁ、ということがよくわかります。

2017年11月14日 (火)

いつものパターン

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 いつもと変わらず眠りこけている「くま(仮名)」さん。長女が見いだした法則によれば、夜とその延長となる時間帯はきちんとクッションの中に収まって寝て、昼間はトイレスペースに移動したり、クッションにあごだけかけて眠ったりする、のだそうです。本当でしょうか。

 彼女は夜行性であるワンコの特質を良く残しており、草木も眠る丑三つ時になると起き出してガサゴソしています。このタイミングで飼い主と目が合ったりすると、遊んでくれ、出してくれと夜中に大騒ぎします。その一方、「ちち(仮名)」さんは騒ぎを気にするそぶりは見せるものの、あまりの眠たさに起き上がることができず、そのまま寝ている、というのがいつものパターンです。

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 コンビニエンスストアに行くと、まずカップ麺の棚に目が行ってしまう飼い主。新製品はないか、けったいなものは並んでいないかと目を皿のようにしてチェック。ただし、昨今は辛いモノやキムチの入ったモノなど、ご禁制の品がけっこうあるので難儀です。大好きな人には申し訳ないのですが、私はそういうものを見ているだけで哀しくなり、食欲が失せます。

 その点、「カレー」はある程度の辛さまでOKです。底にチーズが振りかけられるとなれば文句なし。見たその場で即カゴの中です。

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 最近は度のメーカーの製品も、ちゃんと麺に敷かれるようにしてキャベツなどのかやくが入れられています。こういうことだから若い人が鍛えられないのです。やはりカップ焼きそばたるモノ、まずは麺の下にかやくを敷くように入れ直してからお湯を注ぎ、かやくや麺が流れ出ないように細心の注意を払いつつお湯をしっかり切る、というワザを身につける機会は、もう失われてしまったというべきでしょう。これから先、軟弱者のカップ焼きそば人ばかりになるのかと思うと哀しい気持ちになります。

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 しっかりとお湯を切ったればこその、この見た目の汚さ。お写真に収めるのなら、まずは縁にへばりついたかやくやソースを綺麗に拭き取ってからにすべきだったかもしれませんが、そういうのは本筋、王道から外れる行為です。実際のところは、かやくに含まれるキャベツや人参を写真に撮ろうとほじくり返した際、カップの縁が汚くなったのです。ソースをかける前に整えておくという手もあったかもしれません。

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 で、チーズ投入。ソースとカレーの入り交じった香りに、チーズの香りがプラスされて、これはいけそう、という予感がします。実際、カレーの辛さをチーズがマイルドにしてくれているような感じがしました。まぁ、腐った下の持ち主である私が言うのですから話四分の一ぐらいに聞いておいてもらうのが無難でしょう。これは定番化してもらいたい商品と感じました。

2017年11月13日 (月)

テレビカー

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 不細工な寝姿をさらしている「ちち(仮名)」さん。首が苦しくないのかと思いますけれど、ワンコにとってはこれが落ち着く姿勢のようです。穴の中で生活していた遠い時代の記憶がよみがえるのか、狭いところ、暗いところに潜り込んで寝るのを好むのと同じで、窮屈な姿勢で寝るのが好きなようです。

 すっぽりとはまり込むと気持ちがいい、ということでは、京阪電鉄の8000系電車の車端部にあるロングシートが飼い主のお気に入りです。クロスシートよりも、この夏に加わったプレミアムカーのシートよりも、ロングシートの方が落ち着くというのもおかしな話ですが、「京阪電気鉄道カーブ式会社」と言われるほど曲線の多い路線を走ることもあって、どの車両もシートのかけ心地が良いのが京阪電鉄の特徴です。

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 現在の京阪特急、主力はダブルデッカー車やプレミアムカーを組み込んだ8000系を中心に、中之島線開業時に投入された旅客用としては2代目となる3000系の他、お出かけダイヤなど増発時にはロングシートの車両まで動員しての運行となります。しかし、京阪電車の特急と聞くと、オッサン世代が思い浮かべるのは「テレビカー」でしょう。

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 かつて、京阪電車は京都の中心部、鴨川沿いに地上を走っておりました。それが地下化され、さらに出町柳まで延長されて30年。それを記念して売り出されたのが写真の京阪電鉄公式萬年筆です。軸のカラーはテレビカー、初代3000系の塗色を模したもので、展幹部には京阪特急のシンボルである鳩のマークが入っています。

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 萬年筆にはヨーロッパタイプのコンヴァータが標準で附属します。そして私が手に入れた個体は、どうもこの鳩のマークが「12時」ではないように思います。左右に広がった鳩の羽の先が左右同じ高さというのが正しい姿です。ですから正しくは「6時」でなければならないのですが、これは5時台ですね。

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 軸もキャップもセルロイド製で、お約束通り匂いをかぐと樟脳の香りがします。セルロイド製ですがキャップは落とし込み嵌合で、カチッという手応えではなく、何となくプシュッとしまる感じです。年を経るとどうなるのか、それを考えると怖いですが、何より大切なのは京阪電鉄公式萬年筆、ということであって、書き味その他はどうでも良いことなのでしょう。

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 そういうことで、ペン先はステンレス製。さて、このペンにどんなインクを入れて使おうか、というところです。この萬年筆と同時に、地下化された各駅の名前を冠したインクも発売されているので、それを入れるのも良いのですが、ひとひねりしたいところです。

2017年11月12日 (日)

もみぢ

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 なさそうでいて、けっこうよくある風景。あくまで飼い主の想像ですが、「ちち(仮名)」さんは「くま(仮名)」さんのケージが家族の集う食卓に近い位置にあるのがうらやましいと感じているのでしょう。あそこに住んでいたら、いつもすぐそばに家族がいるのに、とおもっているのかもしれません。なので、この場所にやってきて寝ることを好むのだろう、というのが飼い主の考えです。

 何となくネットサーフィン(死語)していると、貴船神社や鞍馬寺あたりでは紅葉が見頃になっているとあったので、お昼過ぎから始動。いつものことですが、休日はゆっくりと寝ていて半分つぶしてしまいます。

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 叡山電鉄鞍馬線の車内にて。2両編成の電車はほぼ満員で出町柳駅を出発しますが、地元密着の路線ゆえ、途中駅で次々と人が減っていって、山あいの紅葉がきれいな駅でも人が降りていって、鞍馬駅まで乗り続ける人はさほど多くありません。

 鞍馬駅で久々にブルージェ洛北さんのフレンチトーストをいただいて、一駅手前の貴船口駅へ。ここから2キロほど登った先に貴船神社があります。歩いてもいいのですけれど話の種に、とバスを待ってみることにしました。時刻表では7分間隔の運行ですが、実際にはポンチョが2台とメルファが1台、計3台のバスがピストン運行をしておりました。

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 狭い山道に車が殺到していて、路肩をたくさんの歩行者が歩いている、という状況で、バスも前に進めません。わずか2キロの道のりに相当な時間がかかるのはそういうわけかと納得しつつ、貴船神社に到着。ご覧のようにたいした紅葉ではありません。山あいのさほど日当たりの良くない地域ですから、真っ赤に紅葉するものでもないのでしょうけれど、緑の葉も相当多く残っている状態でした。

 私たちは日が暮れる前に貴船を後にしましたが、その際にもすれ違う人の多いこと。皆、ライトアップを目当てに山へ入ってこられるのです。ぎゅう詰めの叡山電車を出町柳駅で降りた時も、折り返す電車もまたぎゅう詰めになっておりました。

 紅葉を見るなら、人里離れた山奥を目指して車を走らせ、おぉここは綺麗だ、というところで車を止めてしばし鑑賞する、というのが一番だと、改めて思ったことでした。

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2017年11月11日 (土)

文具王

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 拗ねている「ちち(仮名)」さん。家族の動向から、今日は週末だ、とわかるようで、にもかかわらずケージの外に出て家族と遊ぶことができない場合、こんな顔になります。顔といえば、けっこう毛が抜けて赤くなっております。いろいろと除去食を試したり薬を飲ませたりしても効果無しですが、夜も寝られないほど痒いわけではない、というのが救いです。

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 午前中は地域のお祭の準備のため学校に待機していて、いろいろと道具の貸し出しなどをしていたのですが、お昼過ぎにホンマもんの教頭先生が登場したので交代して、京都まで行ってきました。いいイヴェントなのですけれど、金曜と土曜、というのがちと残念です。

 京都市勧業館といういかめしい本名をもつみやこめっせ。平安神宮のそばにありますが、バスですぐ前まで行くのは京都以外の人にはけっこう難易度高めなので、東山三条駅から歩こうか、などと思いつつ、今は岡崎ループという便利なバスがあるので利用。バス停を降りたら目の前がロームシアターで、その向かいがみやこめっせです。

 会場内の文具が何と!2割引、と言われましても、そんなに文具に困ってないしなぁ、などと熱気あふれる会場に突入。実際、外は寒いのに会場内は汗ばむほどでした。

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 会場に着くと、文具王高畑さんの実演販売が始まっておりました。文具好きが高じて文具の会社に入ってしまったという人。その後退社されて、現在の活動はご存じの通りです。若かりし頃に出版された「究極の文房具カタログ」は今も残っているはずですが、引っ越しする際に荷物の奥深くに押し込まれたままになっているものと思われます。

 それにしてもこの観客たち、実に反応が薄かった。これではしゃべっている方も大変だと思います。熱心に聞いているのかもしれませんが、しゃべりづらいのは確かです。

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 やっぱりぺんてるさんのブースといえどオレンズネロは置いてないのね、などとうろついているときに、営業さんからこんなものをもらいました。これ、これですね。文具系のイヴェントにいったら何か試供品をもらえる、っていうのが魅力だったはずです。最近はそうでもないですけれど、むかしはISOTなんて行くと荷物で手がしびれそうになったものでした。

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 なので、その恩義を感じて宣伝に手を貸しておきます。なかなか良さそうなボールペンでした。こういうのはその辺のペン立てにツッコまれてたり机の上に放置されていたりで、いつの間にか消えてしまう、そういう運命ですが、良く書けます。ボールペンの嫌な感じがあまりしませんでした。

 さて、会場内で2割引、を活かして何か文具を買うかどうか。実際、2割引の呪文は有効で、レジには長蛇の列。しかし今は、スマートホンといういいおもちゃがあるので、少々の行列は苦になりません。結局私も並んでしまいました。

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2017年11月10日 (金)

時間割

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 眠りこけている「くま(仮名)」さん。本来、手前に突き出された前脚はマズルとともに餌鉢をしっかりと抱え込んでいたのですけれど、長女の手によって餌鉢が強奪されてしまい、結果、こうして前脚だけがびよぉ~んと手前に伸びて残ったのです。目覚めたとき、大事な大事な餌鉢がないことに気づいて焦るのでしょう。実に可哀想です。

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 こんな画像をFacebookで見つけました。まだまだ不確定な要素もありますけれど、今月末の神戸ペンショウ2017の時間割です。25日(土)は、「ぺんてる」さんに注目。さまざまな色のインクを混ぜて自分好みの色を作り、それを入れたサインペンを作ろう、という魅力的なワークショップです。

 「手帳社中」さんの「手のひらサイズ手帳」も素晴らしい。小さくて可愛くて、そして高品質。じぶんのてにしっくりなじむ相棒を手に入れられるチャンスです。

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 ベラ・ルーシからやってきたルーペをバラして、ごにょごにょやってから再度組み立て直すと素晴らしいルーペになる、というのはよく知られているところ。今回もやります。トルクスというところが泣かせますね。

 こちらは参加費(実費)も高めですけれど、萬年筆愛好家ならこのルーペはひとつ持っておくべきものです。実によろしいです。

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 日曜日はワークショップ少なめな感じですけれど、この日はこの日の魅力があります。出展されている各ブースから、もう最後だから、と魅力的なオファーがあるかもしれません。

 11月最後の土曜日曜、晩秋の神戸で遊びましょう。しっかりと固まった時間割ができましたら、このBlogのトップに掲載します。

2017年11月 9日 (木)

寒天

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 身繕いをしているところを写真に撮られそうになって、何もそこまで、と思うほどに体を折り曲げて深いところをケアしに行く「ちち(仮名)」さん。新しい携帯電話も見慣れてきたので、これまた写真を撮られる嫌なヤツだ、と認識して逃げるようになりました。

 飼い主は朝から市役所や県庁へ走ったり、いくつかの学校を回ったりとあたふたバタバタしておりました。我々の業界では10年に一度、教員免許の更新をする必要があります。大学などでお勉強をして所定の単位を修得し、その成績証明書を教育委員会に送って確かに免許更新した、というお墨付きをもらう必要があるのですが、ある先生がその書類をお持ちでないことがわかって大騒ぎ。これはもう、新聞に載るかもなぁ、と諦めかけておりましたが、最終的には手続きが問題なく行われていたことが判明して一安心、でした。人の記憶なんて実に当てにならないものです。

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 ホッとしたところでお腹が空いてきたのですが、どかんと食べるとあとで困りますので、空腹感だけを押さえ込んでおくことにしました。寒天で作られた麺が右側で、左の大きな袋には粉末スープとかやくが入っています。

 麺そのものは寒天とコンニャクからできているので糖質0。スープとかやくに5グラム程度の糖質が含まれるという商品です。

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 麺をカップに入れ、線までお湯を注ぐ,それは即席麺と変わりませんが、そのあとは蓋をしないでそのまま5分ほど放置しておきます。これが案外、自分には合っていると思いました。猫舌ですので、適度に冷めるのがよろしいのです。

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 けっこう膨らみます。誰が見てもコンニャクやら寒天やら、そういった類のモノだとわかる見た目です。この状態でかやくとスープの入った袋を開け、この上に振りかけます。麺の方が軽いのに対して、こちらの袋はずっしりと重たいです。

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 この状態からぐにゅぐにゅと混ぜていくとできあがり。おネギがたっぷり入っています。粉末スープとかやくがエネルギーや糖質の大部分です。実にヘルシーな感じですが、食べてみると濃い味です。

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 写真の撮り方が下手くそなのでおいしそうではありませんが、食べてみるとけっこういけます。こんなに味の濃いものを食べて大丈夫か、と思うほどに濃い味です。寒天が膨らんでいますから、けっこうお腹にも来て、おすすめです。

2017年11月 8日 (水)

不器用

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 大あくびの「くま(仮名)」さん。飼い主もそうなる可能性があったのですけれど、幸いにして前夜は早く寝る(自然死する)ことができたのでそうはなりませんでした。いつものことながらiPhoneを入れ替えるときは大騒動で、古い方のバックアップから始まって新しい方の設定に復元と、今回ほどスムーズにいったのは初めてです。

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 しかし、画面保護用のフィルムについては大失敗。いつもはフィルムを購入したお店で熟練の店員さんにお任せしているのですが、身の程もわきまえず自分で挑戦してエラいことになりました。

 画面左側の端などは、上から下までずぅっと、幅1センチほどホコリが入ったようになっております。ガラスフィルムの粘着(吸着)面にホコリが付いてしまったようです。

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 四隅もお約束で浮いております。しっかりホコリを取り込んでいるのも確認できます。風呂場で裸になって貼れ、と言われるのはこういうことなのでしょう。ワンコを飼っている室内で、たいした準備も技術もなく不器用なオッサンが貼るとこういうことになるという見本です。

 あと、このガラスフィルム、画面より一回り小さいものでした。これが何よりの大失敗。画面が点っているときに見ると、端の方が二重に、あるいは虹色になってしまいます。よくよくリサーチしてぴったりサイズのものを買い、上手なお店で貼ってもらう、というのが鉄則であると改めて認識したことでした。

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2017年11月 7日 (火)

ちいさいあき

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 え? カメラ変わったの、と興味を示して、すぐに目をそらした「ちち(仮名)」さん。ワンコはカメラが嫌いなのだろうと思います(特にうちのは)が、新しいモノ、見慣れないモノにはとりあえず興味を示す、それもまたワンコです。

 本日は1年生から4年生までが遠足に出かけていましたので、職場は実に静かでしたが、いろいろと新しい知識や技術を身につけることができた1日でもありました。

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 遠足に出かけて空っぽになった小学1年生の教室が閉められない、というので見に行くと鍵穴に最後まで鍵が入らない状態でした。理由は明白、児童が何かを鍵穴にツッコんだのです。さすが関西の子や、と感心しているだけではいけませんので、錠のユニットを扉から取り外して検証します。

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 銀色の部分を取り外したのは初めての経験。すると、鍵を差し込むシリンダーが見えますので、これを引き抜きます。ごくごく当たり前に、ネジが見えているから外してみよう、というだけのことです。

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 鍵を差し込むのとは反対の側。鍵穴の中なんて、ボーグルーペでも見えませんから、名古屋のDr.を呼んでお願いしようかとも思ったのですが、肝心の表示部を忘れてくる可能性が高いので断念。しげお兄さんを呼んでもオモロいことを言うだけなので同じです。見えているネジを外せば、シリンダー内部、鍵の先端が入り込む部分にアクセスできるはずです。

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 これはヤラセ画像ですが、鍵穴の一番奥に爪楊枝ほどの太さの木の枝のようなものが2本ばかり入っておりました。1年生はこのところ、「あきをみつけよう」という学習にはげんでいて、校内のあちこちを歩き回っては「これは秋!」と思うモノを見つけてくるのですが、その学習の中で拾い集めたもののようです。

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 この通り、無事に最後まで鍵がささるようになりました。こういう経験、知識を与えてくれるこの仕事が大好きです。

2017年11月 6日 (月)

飴色

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 なぜか前脚をあげたまま眠り続ける「くま(仮名)」さん。お約束通りに、大事な餌鉢を抱えるように寝ていたのですが、「おぉ、肉球かわいいのぉ」と飼い主に「ぷにぷに」されたのですが、解放された後もそのままの形で固まってしまったものです。

 飼い主はといえば、羊さんが逃げないように囲っている柵の支柱がぐらついてるよぉ、という近所の方からの通報を受けて、まずは支柱の補修。木の杭の土中に入っている部分が腐ってしまっていたので、いったん引き抜いてナタで「鉛筆削り」をして、再度打ち込むという作業を何本か繰り返しました。

 作業が終わって職員室に引き上げてくると、今度はトイレの排水不良の連絡。水を流すとゴボゴボと音がするというので、トイレから流れていった先の排水枡の蓋を開けて確認すると、枡一杯に水がたまっています。それではとその下流、さらにその下流と次々に排水枡の蓋を開けていくこと7個、ついにきれいな枡にたどり着きました。ということは、その一つ上流の枡が怪しいということになります。

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 排水枡はコンクリート製ですが、長い年月の間に木の根が中に侵入していて、たっぷり養分を含んだ水を吸って大きく生長し、その結果、流路をふさいでしまったのです。

 それにしても、枡の中にあるものを取り除いて日の当たるところに出すだけで周りに迷惑がかかります。教室からは臭い臭いという訴えが出ますし、見た目にも最悪です。浚渫する前に周辺に穴を掘り、そこに汚泥を入れて土をかぶせる、という作業を続けました。

 もう今日は早く帰って風呂に入ってビール飲んで屁こいて寝る、と宣言しつつ職員室に戻ると、今度は体育館の汚水ポンプに異常があるよぉ、とブザーが鳴り響きました。時代劇に出てくるような樽型の棺桶がすっぽり入るような汚水タンクの中にポンプが沈めてあるのですが、それがよく異物を噛み込んで止まるのです。鎖につながれた重たいポンプを引き上げて異物を取り除き、再度設置しますが、以上表示ランプは消えません。結局、修理費用節約のもくろみは破れ、お金を払って業者さんに直してもらうことになりました。学校にはこういうのを修理するお金すら十分にはないので、教頭は色々できないと務まりません。

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 で、これ以上トラブルが起きる前にと早めに帰宅。ビールを飲んで寝るのはやめて、部屋のお片付けをしていたら、久々にシャルロッテさんに出会いました。以前にお会いした時は銀色に輝いていたはずですが、いいあんばいに飴色になっています。海辺の町で漁師として暮らしていたのか、というほどの焼け具合です。

 こいつには3Bのニブがついているので、これでぬらぬらと書いてみれば濃淡がきれいに出て気持ちよくなれるはずです。実際、付けペン状態で悪戯書きをした筆跡を見ると、濃いところと薄いところがはっきりとわかります。

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 こういう感覚、久しく味わっていなかったなぁ、と思い出しました。やはり時折は萬年筆にインクを飲ませて、特に何を書くでもなく、ただただ徒に時を過ごす、というのも大切です。家に帰ると寝転がって何となくTVを見ている内にそのまま自然死、なんていう日常は感心されません。

 おうちに帰ったらどうされてます? と聞かれて、寝転がってそのまま朝まで、と答えるのと、お気に入りのペンでそこはかとなくあれこれ書いてます、と言うのとでは、違うでしょ。

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2017年11月 5日 (日)

月に2度

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 身繕いに励む「ちち(仮名)」さん。リラックスしている証拠です。家族みんなが家にいるのに、自分だけケージの中、という状況に耐えきれず、わいわい騒いでいたのですけれど、少しの間なでたりさすったりして相手をしてやったので落ち着いたようです。

 一方飼い主の方は、PCの再セットアップの最中にまさかの大事故発生で、いくつかの貴重なデータを失いました。貴重な、といってもそれは個人的に貴重なだけで、ほかのどなたにも迷惑はかかりませんので、それだけでもよかったというところです。それでもあまりいい気分ではないので、憂さ晴らしにお出かけをしました。

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 ご存じ、京都末廣の蒸し寿司。どんぶりと言うには小ぶりな、大きめのご飯茶碗ほどの器にしっかりと盛られたお寿司。これが蒸し上がるまでのつなぎに、お稲荷さんですとか磯巻き寿司ですとか、そういうものをいただくわけです。

 しかし、ここのところいっぺんに胃が弱った感じで、食欲は猛烈にあるのだけれど食べ始めるとすぐにおなかいっぱいという状態が続いています。これはこれで、やせたい私にとっては実に歓迎すべきことで、この上、食欲も減退してくれれば言うことなしなのですが、今日はとにかくしっかりと食べなくてはならないわけがあるのです。

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 職場の給食は校長不在の時を除いて一切食べていない私ですが、管理職だというだけでで、給食室にも立ち入らず、配膳にも関わらないにもかかわらず、月に2回の検便が必須となっているのです。便秘というわけではないけれども、毎日というわけでもない私。しかも食生活が極端に不規則ということで、いつも検便の提出が遅れてしまいがちです。

 朝、ちょっと手間をかけるだけじゃないか、と教育委員会の担当者はお怒りですけれど、いやいや、当の本人にとっては大ごとなのです。提出日の5日ほど前から準備に取りかかるのですが、とにかくお通じによさそうなもの、ということで、滅多に口にしない野菜まで食べるほどです。それでも期日だけが迫ってきた場合、最後は便秘薬のお世話になることもあります。

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 「お目覚めの頃、穏やかなお通じを」と宣伝しているピンクの小粒。それのジェネリック品とでも言うべきものなのでしょうか。笑点に出ている噺家さんみたいな名前のお薬はばっちり刺激系で、若い頃に服用して恐れ入った記憶があります。ならばそれそっくりなこのお薬もまた刺激系であろう、ということで試してみましたが、やはり相当なものでした。それに何よりこの系統のものは「習慣性」がありますから余計に危険です。週明け早々に迫った提出日にはこいつのお世話になりたくないものです。

 それにしても、このお薬の製造元を見ると、ちょっと親しみを感じてしまいます。やっぱり「良識あるヘンタイ」だからでしょうか。

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2017年11月 4日 (土)

気遣い

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 かわいいお顔が潰れるのも気にせず眠り続ける「くま(仮名)」さん。飼い主は昨夜から半分ぐらい徹夜な感じでPCの復旧に努めておりましたけれど、なかなか解消しない問題が残りました。

 昔、CDやらDVDをがんがん焼いたりする時期があったので、メインPCには3台もの光学ドライブが取り付けられています。IDEからS-ATAへと移行する中でドライブも順次交換してきたので、そのタイミングで数を減らせばよかったのですが、結局はS-ATAのポートがたくさんついているマザーを選んではすべて残す、という状態で今日まで来ました。廃止されたものというとMOドライブぐらいのものです。

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 いつの頃からか3台の光学ドライブのうちの1台が見えなくなっていて、今回の修復作業の際に一緒に、と新しいドライブに交換してみたのですけれど、結論から言うと、S-ATAのポートが一つ、死んでおりました。

 新しいシステムドライブも快調ですし、ここはデータ用ドライブもきれいにメンテナンスしよう、と未使用領域に向けてパーティションの拡張作業に着手。相当に時間がかかるのでお昼寝をして、目覚めたらPCが黙り込んでおりました。重要データを入れたDドライブが認識されなくなって、まぁしゃあない、バックアップもあるし大丈夫、と思って再起動をかけるとデスクトップにほとんどアイコンがありません。マイドキュメントとか、デスクトップとか、そういったユーザーフォルダもDドライブに移していたのが仇となったようです。

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 まずは先代のDドライブであったHDDの中身を、現役のHDDにコピーするところから。この作業に一晩かかりますので、明朝のアップルストア在庫確認まで、仮眠をとりながら待つことにします。

 それにしても、iPhonexの背面をカヴァーするケースと、前面に張るガラスフィルム、それぞれ一つずつ、この箱に入って送られてきたのです。一度に注文しなかった私も悪いのでしょうが、実に無駄な感じです。

 その一方で、オーストラリアの会社に発注した腰につけるiPhoneX用のポーチについては、「あんた、HPに割引クーポンはこちら、とか書いてあったのに見ぃひぃんかったんか? 5パーセント引きになるんやで。もったいないから勝手に割引しといたで。喜んでや。」などというメールが届いています。気遣いって、日本人の専売特許でもないようですね。

2017年11月 3日 (金)

レガシー

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 少しばかり粗相をしてしまった「ちち(仮名)」さん。一応、しおらしい態度を見せてくれていると考えて良いのでしょうか。長女によると、単に眠たいだけ、だそうですが。

 朝早くから運動部の対外試合に出かけていった妻と次男。残った私と長男はここぞとばかりひたすら寝ておりました。ワンコのお散歩もしてあげなければならず、PCも整備しなければならない、けれども寝ている快楽には抗しがたい・・・・・というところでピンポン。iPhoneのパッケージが5~6個は入りそうな段ボール箱が2個届きました。iPhoneX用の画面保護ガラスと、背面保護用のケースです。物流の効率化を図るためとはいえ、薄くて小さくて軽いモノをこんなたいそうな箱に入れて、それも別々に・・・・・と、手元に来る前から不要品になってしまった品物を開封もせず呆れてみておりました。

Pre

 気を取り直して、まずはPCを立ち上げてみますと、何とか起動したので、早速USBメモリを挿し込んでWindows10用インストールメディアの作成に取りかかります。準備ができるまで待てというので待っていましたが、この準備、初デート前の女性のお化粧よりも時間がかかりました。

 でも、ここが大切なところです。Windows10のライセンス認証を済ませているPCに対してクリーンインストールを実行すると、よほど大幅な構成変更をしない限り、そのまま認証されるという特徴があります。ですので、完全にお亡くなりになる前、まだ元気に動いているうちにインストールメディアを作っておくのが良策でしょう。

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 と、ここでまさかのアップデートのご案内。仕方がないのでインストールメディアの作成と並行してアップデートをかけました。メディアの作成の方がほんの少しだけ早く終わり、続いてアップデートも完了して再起動。と、ここで思い出しました。

 Windows10においては、多くの場合、シャットダウンより再起動の方がエラい、ということです。いや、同じエラさに設定することもできますけれど、何もしなければ再起動の方が数倍エラい、という設定になっているはずです。はたして、私のPCもそうでした。

 そうなると、ちょっと欲が出てきます。しっかりと再起動をかけて、綺麗な環境で立ち上げてやれば安定して動くのではないか。もしそうであれば、再インストールなどという面倒なことをしなくて済む、というわけです。ものは試し、とりあえず現在のシステムドライブをそのまま使い、先日買ってきた新しいSSDにそっくりコピーしてみることにしました。

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 おなじみの「これDo台」さん登場。さて、結果はどうなるのか、それはクローンニングが完了してみないことにはわかりません。うまくいくのでしょうか。

2017年11月 2日 (木)

Ryzen!?

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 ベッドに朝食を運ばせて優雅に召し上がる「くま(仮名)」さん。前脚が意味もなく猫足になっているのは、その方が可愛く見えるから、でしょう。人間と同じで、きちんとおしゃれしよう、見られても恥ずかしくない格好をしようと思っていると爪の先まで意識が行くものなのだと思います。その反対に、飼い主のように薄汚い格好でウロウロしている者は次第に内面まで蝕まれ、朽ち果てていくのだろうと思います。

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 で、その飼い主のメインPCも、ここに来て朽ち果ててしまいました。電源は入りますけれどWindows10はまったく立ち上がろうとしないのです。さまざまなデータはシステムドライブとは別の処にありますから失いはしませんが、実に不便です。

 先週の金曜日に予約合戦に参加したiPhone Xが明日の発売日に届くのならば、これは大問題ですが、幸か不幸かその心配はありません。docomoオンラインショップにはまったくアクセスすることができなかったので、私が予約したiPhone Xが届くまでの順番待ちは2500番目だとか。この先、毎週100台ずつdocomoオンラインショップに入荷すると仮定すれば、桜の花が散る頃に晴れてiPhone Xユーザーになれる計算です。

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 毎週100台なんて少なすぎるだろう、と一瞬思いますが、apple本体と3キャリアそれぞれの実店舗とオンラインショップ、さらにはそのほかの販売店などに毎週100台ずつ入荷すると考えると毎週1000台以上入荷しなければならないわけです。

 実際にはもうちょっとマシになるのでしょうけれど、何でも新しいモノが大好きな私はこの計算でいっぺんに冷めてしまい、それなりに難儀して取った予約でしたがキャンセル。明日あたり、注文しておいたケースや画面保護フィルムなどが届きますので、オークションに流すか、WAGNERの迷惑じゃんけん大会の景品にするか、処分を考えなければなりません。

 その一方で、メインのPCを何とか復活させないといけませんので、システムドライブ用のSSDと、インストールメディア作成用のUSBフラッシュメモリを購入しました。

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 突然フリーズする、電源が落ちる、なんていう症状は、OSよりむしろメモリやマザーボードなど、ハードウェアも疑うべきモノです。なので一瞬、Ryzenで1台組む、なんていう邪念も浮かんだのですけれど、そうなると10万円超えのコースとなりますので、まずはシステム入れ直して様子を見ることにしました。

 しばらくご無沙汰しているうちに、普及価格帯のモノでもこれほどの性能になってきているSSDに感動。こういう状況になってくると、HDDをシステムディスクに使うなんてことは一切考えられません。

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 「普通の」USBフラッシュメモリを1本ももっていなかった自分に驚きました。ハードウェア暗号化機能を持ったものとか、やたら容量のでかいものとか、とにかくインストールメディアを作成するには具合の悪そうなものしか手元になかったのです。そこで、ごくごくありふれたモノを1本購入。SONYタイマー発動は怖いですが、キャップを失うのも怖いのでこのタイプを選びました。本年最後の三連休はいいお天気が続くそうですが、ずっとPCの前でごろごろ、という過ごし方になりそうです。

2017年11月 1日 (水)

お役所仕事

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 「美輪さん」をマスターした「ちち(仮名)」さん。我が家のワンコにとって、これはマスターすべき必須のポーズなのかもしれません。クッションに寄りかかってこちらを見る、美輪明宏さんがそうしているかのような(本当にそんなことしてるのか)ポーズでぼーっとしているところです。

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 台車を購入して組み立てている最中に、間違いに気づきました。どこが間違っているのか、おわかりになるでしょうか。

 この台車を購入するにあたっては、寸法が最も大切でした。なおかつ、お安いことも。そういう条件の下、某巨大オークションで探して見つけたのがこれ。中古だと思って購入したら新品でしたが、やはりご多分に漏れず中華でした。

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 梱包を解いた瞬間、雨あられと降り注ぐねじ、ねじ、ねじ。最後には車輪まで降ってきました。さすがは高級な台車、演出にも抜かりがありません。重さ150キログラムまで耐えられる、と書かれていますが、本当なのでしょうか。結構重たいものを載せる予定なので、そこは本当でなくては困ります。

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 そう、だから寸法が大切だったのです。つい最近、「放課後子ども教室」の備品として購入してもらったプリンターなのですが、こういう大きくて重たいものを置かれては邪魔、と関係者に撤去を求められてしまったので、安住の地として台車を探していたのです。

 関係者から「コピーも印刷もできるのがほしい」といわれたので、インクジェット複合機を購入してほしいと要望していたのですが、「同等機能のものの中から入札で決めますので機種の指定は不可。」と言われ、結果、やってきたのがこれなのです。

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 どこをどう見ても、これでコピーができるとは思えません。その点について抗議したら、役所の担当者は「コピーできるじゃないですかっ!」とキレ気味。その人の辞書には「印字」という言葉がなく、プリントアウトすること、イコール、コピー、だったのだそうです。複写する機能が欲しいのならきちんとそう要望してもらわないと、と逆に叱られました。

 まぁ、プリンターがぴったり載る寸法の台車が見つかったので、私は満足です。これからはこいつを秘蔵のカラープリンターとして確保して、ここぞという場面で活用します。

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