セスキテルペン
目覚めたのはいいけれど、お散歩もまだ、朝ご飯もまだなので起き上がる値打ちがない、と判断して横着こいている「くま(仮名)」さんです。こういう姿勢でいると、家族から可愛いと声がかかることを知っているので、あるいはそれを狙ってのことかもしれません。
飼い主は呑気にベーターカプセルを高々と掲げてウルトラマンに変身しようとしています。私らの世代は、このくらいの大きさ、太さのものを手に取ると、ついやってしまうのです。劇中では、カレーライスを食べていたハヤタ隊員が変身する必要に迫られて思わずスプーンを高々と掲げてしまう、というシーンがあったように記憶しています。
もちろんこれはベーターカプセルなどではなく、先日のWAGNER神戸の迷惑じゃんけん大会で勝ち取ったボールペンです。なぜカプセルに入っているのかというと、強烈な香りを放つ製品だからなのです。
なかなかグラマラスな肢体の持ち主です。グリップのあたりはコルク様のもので造られていて、握るとしっとりとしていい感じです。そのグリップの終わり、胴軸のほぼ中央部あたりが一番膨らんでいますが、ここにスギの木のチップというか,粉末が入っているのです。
肝心なところはいつもピンぼけ、というのが味わいです。一番ピントを合わせたかったのだろうな、と察していただける、いちばんボケているところにスギが詰められています。 事実誤認につき、こちらに訂正記事を載せました。
このおかげで、ベーターカプセルを開けると針葉樹系の強烈な香りがして、思わず「クサッ!」などと言う人もおりましたけれど、私には良い香りと思えました。
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