セスキテルペン・追補
お茶碗をかぶって普通に寝ていた「くま(仮名)」さんでしたが、長女が「可愛い!」と叫ぶのを聞いて突如顔を洗い始めました。
村上たかし氏の「ナマケモノがみてた」という漫画に出てくるレッサーパンダとまったく同じ行動パターンです。可愛らしかったら何でも許されるから得、ということを見切った見事な作戦、老獪なワンコ、ということです。
iPhone6シリーズが世に出た際、職場の同僚が「家族にはPlusにしたら、ってすすめられたんだけど、つきみそう先生にいじめられるから普通のにしたの。」と言ってたのを思い出しました。私もできることならPlusぐらいのサイズを選びたい状況になってきました。
ぺんてる謹製の杉の香りのするボールペン、老眼鏡をかけてよく見たらコルク様の部分にスギの粉が埋め込まれているというか、混ぜ込まれているというか、そういう造りでした。
実に老眼というのは哀しく寂しいものですね。若くて元気のあるときには、こらぁ爺ぃ、モタモタすんな、みたいな嫌な若造だった私ですけれど、最近は大阪市内を歩いていると人に追い越されることも増えてきました。若い頃は誰も俺の前は歩かせない、ってな調子でしたので、家族や友人から「お前とどこかへ行くのはしんどい。」などと言われたものですが、長年の不摂生と車生活が積み重なって、すっかり足が遅くなってしまいました。ある推測によると、大阪は世界の主要都市の中でもベスト10に入る歩行速度だそうですから、それほど悲観することもないのかもしれませんが、情けないことに変わりはありません。
で、このボールペン、軸に刻まれたつづら折りの山道みたいな溝に沿って軸の一部が動くようになっていて、これにより筆記時のバランスを変化させることができるのでした。
ぺんてるさん、ほんとうにごめんなさい、と謝罪させていただきます。
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