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2017年8月 7日 (月)

わかってない客

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 今日もまた、あざとく眠る「くま(仮名)」さん。今日の飼い主は、草刈りができなかったので事務仕事をして過ごしました。羊さんの様子も気になっていたのですが、それなりに草を食べてマイペースで過ごしていましたので、まぁ大丈夫かと遠くから眺めただけでした。帰宅時に見ると、草を食べている最中に瀧のような雨になったからでしょう、近くのプールの下に避難しておりました。羊たちのいる法面の最上部にプールがあり、長途プールサイドの下が庇のようになっているのです。思えば、昨年ももちゃんが産まれたのもこの場所でした。

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 かなりの時間を要して、ようやく包んでもらったものです。包装紙を見てわかる人もいるかと思いますが、妻と二人、よくわからないまま PASS THE BATON というお店に行ってきたのですが、そこで買った品物です。

 行ってみてわかりました。要は、おしゃれなリサイクル屋さんです。有名ブランドの検査ではねられた商品を買い取って手直ししたものとか、お店やそれ以外の人が買い付けたものなどを売っているお店です。

 ぱっと見て気に入り、お値段も可愛かったので「これください」というところまでは良かったのですが、こういうおしゃれなお店には縁のないオッサンの哀しさ、相当な時間を無駄にしてしまったのでした。

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 金魚の模様の茶器。もともとセットだったものというより、同じテーマで作られた一連の商品をまとめ買いしたものでしょう。お店の人が「かしこまりました。64番です。」と番号札をくださったので、包装ができるまで待つのだと思っていたのですけれど、実際にはこのあと、商品に問題がないかどうかを客自身がチェックした後、会計をしたら包んでもらえる、というシステムであることが小一時間経って判明したのでした。

 行ってみれば中古品、骨董品を売っているわけですから納得できるシステムですが、それならそうと説明をしていただきたいものです。包装してもらったら会計だ、と待っている私たちと、一通り買うものを見てからまとめてチェックするのだな、と思っているレジ係の人。最初に接客してくれたお姉さんからは一言の説明もありませんでした。

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 萬年筆はPILOT823。実に小さな急須とお湯呑みです。金魚模様のお湯呑みが4個ありましたが、この急須で4個すべてにお茶を淹れられるかどうか、というところです。ましてや、蓋付きの(比較的)大きなお茶碗には一煎でおしまいでしょう。

 写真を撮っている飼い主を見て、長女が「なんで萬年筆と比べるの?」と訊いておりましたが、そうですねぇ、「お父さんは煙草、吸わないからね」とでも答えておくべきでしょうか。

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 元の持ち主は香港でこれを見つけたのだそうです。金魚の模様が可愛いね、というだけの安物ですけれど、他ではあんまり見ない、今ここにはこれだけ、というのが売り物になる理由ですね。私たちのように買ってしまうヤツがいるからこそ、そういう商売が成り立ってしまうわけですから、批判はできません。頭のいい人がお金儲けできるのは当然です。

 まぁ、それなりに面白いお店でした。丸の内と表参道と京都祇園。立地からしておしゃれすぎるお店ですが、恥を忍んでちょこちょこのぞきに行ってしまいそうです。

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