鼻先をケージの柵に載せ、ぼぉ~っとあらぬ方を向いている「ちち(仮名)」さん。直前まで飼い主や家族に猛烈なアピールを送っていたのですが、効果がないとわかって「待機」に切り替えたようです。本人(犬)としては頭を下げてべたっと寝ていた方が楽なはずですが、それでは本当に寝入ってしまい、遊んでもらったりするチャンスを逃すかもしれない,という思いがあるのでしょう。
今年の1月に雪の重みで鼻が折れてしまった、叡山電車鞍馬駅前の天狗さん。折れた当初は本当に無残なお姿でしたけれど、とりあえず、ということで傷口に絆創膏が貼られ、およそ2ヶ月後に無事、「完治」しました。
綺麗にお鼻が治ったお姿を見に行かなければ、と思いつつ春が過ぎ、夏も終わろうとしているので、京阪特急試乗のついでに鞍馬駅まで会いに行ってきました。
ワイヤーで吊る場所を1カ所増やした、と言われて、これまでもワイヤーで吊っていたのだということをはじめて知りました。お鼻が折れる前にも間近で見ていたのに、鼻が吊ってあるということに気がついていなかったのです。
逆に言うと、それだけ上手に作ってあるということなのでしょう。大きな天狗さん!と喜んで近づいたらぎんぎんにワイヤーで鼻を吊ってあった、というのでは興ざめですから。いずれにせよ、元気なお姿を見ることができて何よりです。秋が深まる頃には、また紅葉のトンネルをくぐりに来ますからね、と再会を約して、天狗さんとお別れをしました。
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