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2017年7月25日 (火)

超・高価な服

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 一心におやつを見つめている「くま(仮名)」さん。いつも痒い痒いと掻きまくっている右耳の後ろの方、掻き潰してしまっています。さすがワンコ、よく似たものです。飼い主もえぇ歳をしてあちらこちらと掻きまくっては血を出しているので、彼女を見ていると申し訳ない気持ちになります。

 これを治療してやるには、彼女の大嫌いなカラーを着けることになるのでしょう。そして一時治ったとしても、根本的な解決ができるかどうか、そこが問題です。

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 注文していた新しい作業服(つなぎ)が到着しました。今着ているつなぎはホームセンターで買ったもので、おねだん2980円。それでも、普段着ている服より十分高価なのですが、
今回のつなぎは更に高価、もうぶっ飛びの諭吉様です。

つなぎとしては見るからに暑そうなポリエステル比率の高いもの。こいつは風を通さないでしょう。

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 こんなに高いのに、そして新品なのに、大きな穴がふたつも開いています。この穴が必要だったので、こんなに高いものを買った、というのが本当のところです。

 猛烈に暑い中、草刈りをしていると、10分ほどで「休憩!」となってしまいます。本当に、仕事で草を刈っている人たちは凄いです。イヤホンで音楽を聴きつつ草刈りをしていると、自分の鼓動がよく聞こえます。実はそこが大切なところで、鼓動が大きく、激しくなってきたら作業を中断するのです。学校にいる誰からも見えない場所で、ただ一人草を刈る。万が一倒れてしまっても、見てくれているのは羊さんだけです。前の道路を通る人も、あぁあの人、また休憩してはるんやね、と思って通り過ぎてしまうでしょう。業務中に倒れるとあちこちに迷惑をかけますので、それだけは避けなければなりません。

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 大きな穴には、ファンを取り付けます。そして内ポケットに電池を入れ、それらをケーブルでつないでから着込みます。このファンで吸い込んだ空気を袖口と襟から出すことで、汗が気化して涼しくなる、というのが「空調服」の原理です。

 実際には、汗を掻いて作業すること自体が体に負担をかけますから、そんなに続くものでもないのですけれど、春先や夏でも曇りの日などはタンクが空になるまでの小一時間、作業を続けられることを考えると、この空調服を着ることで作業効率がアップするのは間違いなさそうです。

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 服の内側、裏地の方から穴にファンを入れ、表側にリングをはめ込んで、服を挟むようにして固定します。つなぎなので、腰のベルトをゆるめにしておくと脚の方まで風が通りますので、真夏の、それも真っ昼間に草を刈っても何とかなりそうです。

 もともと、痩せるためにはしんどい作業をするしかない、と敢えて気温の高いとき、日章の強烈な時を選んで草刈りをしていましたが、今年はあまりにも刈る範囲が広いのでそんなことも言ってられません。夏休みは短く、あっという間に秋が来ます。それまでにできるだけ広い範囲を刈る必要があるのです。

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 けっこう高さのあるファンですが、膨らませて使う服ですので大きめにできており、ファンが体にごつごつあたるという感じはありません。問題はこれを着て藪の中に入っていったときに小枝などがガードの隙間から入り込んでファンにぶつかるかもしれない、ということですが、虫が怖い私がそんなに凄い藪に入っていくはずもないのでおそらく大丈夫でしょう。

 一応、作業服としてはブランドものらしいので、私がそんな上等なものを着てもいいのか、という問題は残ります。どんな服でもすぐにダメにしてしまう私のこと、何度か着て洗濯するうちにすぐヨレヨレにしてしまうことでしょう。でも、ファンがしっかり動いていればそれでいいのです。

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