高価な服
寝起きのところを襲われて、頭をごにょごにょされている「くま(仮名)」さん。ワンコというと頭をなでなでされるもの、というイメージがありますが、彼女は赤ちゃんの頃から頭を撫でられるのをたいへんに嫌がるワンコでした。撫でに行くと顔を振って避けるわけです。それが歳と共になくなってきて、今では頭でも体でもどこでも撫でて頂戴、という感じになりました。慣れたのか、それとも、その方がいろいろとお得だと学習したのか。多分後者でしょう。
今日も暑い日でしたが、世間ではお昼寝をするような時間帯に、羊さんの声援を受けながら草刈りに励んでおりました。体力が続かないので、5分刈っては15分休む、という感じで一向にはかどりませんが、羊さんたちは草刈りをする上で一番の難物である吉野葛の葉が大好物ですので、一抱えほど刈り取っては羊さんのもとへ運び、また刈る、ということを繰り返していました。いつものことですが、作業を続けているうちに頭痛や吐き気を感じるようになるので、意識がある間にしっかりと休憩して、回復したらまた刈る、というパターンです。
先日のy.y.Dayでは、例年になくオークションが充実しておりましたが、その中で開始価格のまま止まってしまったのがこちらのウィンドブレーカー。このクソ暑い時期に、まったく風を通しませんという解説と共に登場した真っ黒な服、これは食指が動きませんね。しかし、何と言ってもネタに生きる私ですから、「PARKERのパーカーです!」というオークショニアの言葉に反応してしまいました。
着るものはすべて安くて粗末で地味なもの、と決めているので、お値段3000円というのは、私の持っている服の中ではつなぎと並ぶ高価格なものです。この夏、倒れるギリギリまで草刈りに励んで体を絞ったら着られるだろう、と落札しましたけれど、現物を羽織ってみると余裕で着られるサイズでした。
袖には萬年筆のワッペン付き。クルミのチップで何時間も磨いた、っていう例のアレですね、厳冬期にはこれでは力不足ですが、晩秋の少し寒いな、という時期には便利そうです。HP-200LXを使っていた当時、単3型リチウム電池というものを買いまくっていて、そのときに懸賞であたった富士フイルムの上っ張りを着ているのですが、すでにあちこちすり切れてきましたので、ちょうどいいリプレースになりそうです。
ただ、背中のロゴがちょっとでかすぎるような気もしますけれど、まぁ服を着て歩いているだけでかっこ悪い私のことですから、気にしないことですね。
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私が仮にこの場にいて,サイズが合えばオークションに参加していたでしょう。パーカーのパーカーなんて本当に,「いかにも」なのですが,最近のネット世界では,例えばパーカー75なんて画像検索すると,万年筆よりも着るものの方が多数ヒットする時代になったので,PARKER って背中に書いてあるのを見ても,万年筆や筆記具のメーカーだということを認識しない若者が,つきみそう教頭先生のところにも多数いそうです。
投稿: monolith6 | 2017年7月20日 (木) 17時23分
monolith6 さん
ジェネレーションギャップ、で済ませてよいものなのかどうか、
実際、そのようなことは各方面でおこっておりますね。すでに
2000円札を知らない新社会人、なんてものにも出くわしている
ので、たいていのことには驚きませんが、PARKERあたりは
百貨店でもよく見かける萬年筆ですから、知っておいてほしい
ところです。
サイズ的にはバッチリでした。夏が過ぎて木枯らしの季節が
来たら、これを羽織ってWAGNERに出かけます。
投稿: つきみそう | 2017年7月20日 (木) 23時30分