追われる身
少し遊んでもらったあと、満足して眠りに落ちた「ちち(仮名)」さん。眠っているにもかかわらず前脚がひょこひょこ動いています。おいしいものを見つけて掘り出す夢でも見ているのでしょうか。
午前中は月に一度の主治医の診察を受けました。おじいさん、おばあさんが山のようにいるので、8時半に受付を済ませて受診が10時過ぎ。それでもまだ早いほうでしょう。体重が400グラム増えていることを指摘されて、採血して、そのあと職場に出たのが12時前。午後から地域の連合自治会に学校代表として出席(座ってるだけ)して、夕刻からは以前に勤めていた職場の職員で「同窓会」です。土曜日というのに実に忙しいというか、ただ待ってるだけ、座ってるだけの時間が長い1日でした。
ここ1週間ほどで刈り上げた斜面。ですが、写真中央の配水管より向こう、2週間ほど前に刈り終えたあたりは、すでに青々と次の草が生え始めています。写真の右上、手すりの向こうに見える緑地は、羊さんたちがと草を食べてくれるので常にこれくらいの状態に保たれていますが、私が刈り上げて、草に「追いつかれた」ところは、もう1週間もすれば草の海になってしまうことでしょう。
本来ならこの場所も、右側の用水路に落ちないよう柵を立てて羊さんを放牧したいところなのですが、予算や人手の問題があって簡単ではありません。今年はとりあえず草刈りに励んで、刈り取った草は羊さんに食べてもらう、という形で乗り切るしかなさそうです。
遙か彼方まで、草の海が続いています。昨年この斜面を覆っていたススキが立ち枯れして、その上を葛が覆っている状態です。これを刈るのに、まず高い位置で刃を動かして葛の蔓を切り、しかる後にススキの根元を刈るという2段階の作業をしますので、体力は2倍必要で、刈り倒す速度は半分以下になります。
用水路に草を落とすと迷惑なので、まずは用水路から離れたところに「道」を造り、そこから用水路際に生えている草を抱き込むように、斜面の上の方に向かって刈り取ります。写真右下、刈り取った草が落ちているところが最初に刈った場所で、そこから反時計回りに進んでいくわけです。
ならば、一気に奥まで道を造っていって戻ってくればいいのに、というところですが、草刈りしていると羊さんがベェ~ボェ~と声援を送ってくれるので、刈り倒した葛の葉が新鮮なうちにお届けしなくてはなりません。
だいたい4畳半か6畳ぐらいの広さを刈るたびに機械を止めて草を運ぶ、という実に非効率なことを繰り返しています。刈り倒した草をナイロンコード付きの刈払機で粉砕する、という作業も、時間と体力がないので現在は休止中。刈ったあとはスッキリ綺麗に仕上げたいものですが、それでは追いかけてくる草から逃げ切ることはできないのです。
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