営業妨害
休日の朝ゆえ、騒いでもご飯やお散歩はお昼前になる、と悟っている「くま(仮名)」さん。無駄に騒ぐよりは寝ていた方が良い、けれども、まったくアピールしなければそのまま放置されるからと、時折きゅぅんきゅうんと鳴いてみる、そのあたりの押し引きが絶妙です。
飼い主も、この姿を写真に収めたあと、神戸は六甲アイランドへと向かいました。そのうち行こうと思いつつ果たせなかった、あの「革」について質問するためです。
お店にお邪魔すると、傍目には働きの悪い店員としか見えないFさん夫妻が来られていて絶賛営業妨害中。それで私も気が楽になって、件の品を取り出してお披露目。ひとしきりくるくると回して見せたところで、あぁでもない、こうでもないと言いつつ分解開始です。
ここは元技術科教員としての素性を隠して、「元」鞄職人の腕に頼ります。見たり触ったりするまでもなく、カミソリを研ぐ革なんだからコードバンでしょう、ということで、革の切れ端を頂戴して張り替えまでしていただこうという厚かましい魂胆です。
それにしても、いつもながら絵になる人です。萬年筆やカメラにそうするのと同様に、両面テープを革に貼り付けてから巻いていき、最後に鋲のような金具で押さえます。
机の上、金槌の手前にはすでにできあがったローターが置かれています。工房、という感じが出ていますね。
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