ぽつ
暑そうな「ちち(仮名)」さん。彼女のケージが置かれている場所はエアコンの風も届きにくいので、部屋がよく冷えるまではそれほど快適ではないのでしょう。うちのワンコは赤ちゃんの時からずっと冷暖房完備の家の中で過ごしてきました。
安普請の家ですから、日中は相当に室温が上がります。ワンコだけでお留守番をするときも、熱中症にならないようにエアコンは運転したままです。付けたり消したりするよりずっと動かしておいた方が電気代が安くなる、というのは、本当のことかもしれません。
これらの箱の共通点は何か。それは、表面に「ぽつ」が付いていることです。私は社会科の他、数学に国語、技術・家庭科を教えてきました。最後の「技術・家庭科」にふりがなを付けますと、「ぎじゅつ ぽつ かていか」です。昭和31年、それまでの職業科と家庭科とを統合して新たに「技術科」にする、ということが文部省で決定されたとき、全国の家庭科の先生たちが文部省前に集まって抗議行動を起こしたそうです。
想像してみてください。家庭科の先生ですよ。一人でいても怖いものです。それが何百人も集まって抗議行動なんて、恐ろしすぎます。あまりの気迫に押されたのか、すでに新聞発表の原稿も新聞社に送られたあとだったのですが、「ぽつ、かてい」を付け加えてくれ、という連絡をせざるを得なかったそうです。今でも、先生の免許状は技術と家庭で別々。学校で一番肩身の狭い思いをしているのは技術の先生だとも言われております。
写真を編集したらバグってしまいましたが、こんなにたくさんシェーファー持っていたら、それこそどヘンタイ認定です。どのペンにも、白い「ぽつ」が付いておりますね。
これこそが1924年以来続く伝統と品質の証、ホワイトドットです。これはもう、ペン先の切り割りが七三とか九一とかになっていたとしても関係なく、品質の証なのです。
と、いうことで、この黄色い「ぽつ」と青い「ぽつ」のついた箱は日曜日の名古屋WAGNERに持ち込みますので、中身は皆さんご自身でお確かめください。やや重たいです。重たいと言えば、もっと重たくて大きなモノが持ち込まれたりすると、迷惑じゃんけん大会もおおいに盛り上がることでしょう。皆様、ふるってご参加くださいね。
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