彷徨
いつもなら、この「ちち(仮名)」さんのように一日寝て暮らすはずの日曜日でしたが、土曜の夜を早めに切り上げてしっかりと布団に入って寝たこともあって、早めに目が覚めてしまいました。そうなると、どこかをうろつきたい、という気持ちがむくむくと出てきます。
目覚めた時点では、名古屋城の本丸御殿でも見に行くか、と思っていたのですが、妻が一言、「快慶展やってるやろ。」と言ったことで、まぁ地元も大切にしようかという気持ちになりました。
あれこれやっているうちに、お昼前に家を出ることになってしまったので、まずは高畑にある蕎麦屋、「観」さんに寄って腹ごしらえ。お目当ては蕎麦よりもこちらの鯖寿司です。海苔を巻いた鯖寿司で、鯖と寿司飯との間には薬味が入っており、何より、ご飯がみっちりと詰まった感じが大好きです。
腹ごしらえが済んだら、奈良国立博物館で開催中の快慶展へ。奈良公演の中を走る路線バスは外国人観光客であふれかえり、道路は他府県ナンバーの車で大渋滞。歩いて行った方がよほど早いと思いつつも、ねんざした足を引きずりながら歩くのも難儀なので、仕方なくバスに捕らわれます。
ほぼ実物大に仕上げた、という東大寺南大門の金剛力士像の写真。見事に団体観光客の見学時間とぶつかってしまって難儀でしたが、休憩スペースに座って居眠りなどもしながらじっくりと館内を見て回りました。
と、ここまで見学してきて、時刻は午後4時。このあと、どこかで一杯飲んで帰ろうか、などと言っている割には時間が早い、というわけで、JR線で大回り乗車をして時間を潰し、さてならまち醸造所で一杯、と思ったらビールがなくなったので臨時休業、とのこと。よほど縁がないようです。けれどもそのおかげで、おいしいワインの飲めるちょっとヘンタイなお店を見つけられたので良しとしましょう。歳をとると歩くだけでも大疲労、ということを思い知った休日でした。
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