
みんな起き出してきたのに誰も遊んでくれない、そろそろ時間なのに朝ご飯も出てこない、もちろんお散歩にも連れて行ってもらってない、というのでフテ寝してしまっている「ちち(仮名)」さんです。薄目を開けた視線の向こうでは「くま(仮名)」さんが仰向けにひっくり返って「可愛いでしょ」アピールをしています。
WAGNER神戸大会の3次会で、急遽、本日は京都遊びと決定したので飼い主も眠たい目をこすりつつ起き出したのですが、やはり嵐を呼ぶ男が参加していることもあってか、あいにくの空模様です。持ち前の横着な心がむくむくとわき起こってきたので、予定を変更してクルマで京都へ向かうことにしました。

前日のWAGNER神戸の会場で師匠から渡されたのがこちら。「富士通の人が、あなたなら絶対好きでしょうからと預かってきた。」とのことでした。ありがとうございます。これをいただいた瞬間に「あ、世界の車窓からですね」と答える私に、「車両そのものはあんまり出てこないんだけどね」と応じる師匠。この会話だけでも十分ヘンタイです。
世界の車窓から、と聞いて、「あぁ、石丸さんの・・・」などと応じたときに、「え?なんでインク作る人がTVに?」などと、一瞬でも思った人はさらなるヘンタイです。あとは、社会生活ができなくなる「漢字の変態」にならないように気をつけて日々を過ごしましょう。

いつも萬年筆関連のイヴェントで見かけるあの人たちが写っているのがわかりますでしょうか。EF58ってもっと前に突きだしてなかったっけ?などといきなりマニアックなことを言いながら、この機関車のどっち側が前なのかという高尚な講義をしているところです。
よく見ると、一位側、二位側の表示がされていますけれど、じゃあそれはどうやって決めるのよ、ということになると、引通し線が左側に来るような方が前だ、という、最近の電車などでは見てもわからないような規定があって深入りするとメカ鐵になってしまいます。

ヘッドマークのローマ字表記がヘボン式じゃない、とすぐに見て取ったのが親方。今の時代に生きる私たちにとっては、ものすごく違和感がありますけれど、日本では長いこと、こういう訓令式が普通でしたね。
みどりの窓口やセブンイレブンなどで前売り券さえ買っておけば、京都鉄道博物館も普通に入れるようになっておりました。当日券を現地で買うなんてのは、特に休日の場合、時間を下水道に流すようなものです。

遠い遠い昔、私がまだ「若い先生」だった頃、修学旅行の引率で乗った新幹線を思い出させます。新幹線など映像でしか見たことがないような子たちのこと、この冷水機を珍しがることこの上なく、あっという間に悪評高い紙コップがなくなりました。それからは東京駅に着くまで見張りをしていたのですが、水を飲みたい(実はこの冷水機に触ってみたいだけ)という生徒を追い返そうとして言い争いになり、胸ぐらを掴まれて・・・・・なんてのも懐かしい思い出です。

そしてやっぱり、冬の京都に来たからには食べて帰らないわけに行きません。末廣さんのむし寿司です。とても小ぶりなどんぶりに、多彩な具が凝縮されている様はまさしく京都。10人入れないような小さなお店ですので、食べられるかどうかは運次第でしたが、タッチの差で私たちのグループが座席を確保することができました。3月までに京都へ行かれる方、少し交通の便は悪いのですが、是非一度、ご賞味ください。
最近のコメント