万能薬
ふて寝しながら、ケージの外にいる「くま(仮名)」さんをじっと見つめている「ちち(仮名)」さん。早く皮膚科の獣医を予約してやらねば、と思いつつ、日々の忙しさに流されてしまっています。目の周り、そして後ろ脚あたり、何か、アレルギーのようなものではないかと思われます。
飼い犬は飼い主に似てくる、とよく言われます。うちのワンコの場合、見た目は飼い主に似なかったので嬉しく思いますが、横着なところとか、食い意地の張っているところなどは飼い主にそっくりです。飼い主も年がら年中あっちこっち痒い痒いと言ってますし、よくお腹の調子を崩すのですが、そういうところは残念ながらワンコにも伝わってしまっているようです。
しかし、奈良県民には強い強い味方、陀羅尼助錠があります。少しでもお腹に関係のありそうな不具合が出ると、これで解決しようとする、そういう奈良県民は少なくないはずです。県外就業率日本一を誇る奈良県、実際にはよそから奈良県に移り住んできた人が多いのですけれど、昔から奈良県で暮らしている人の場合は、とにかく「だらすけ飲んどけ。」なのです。
同じような薬は全国各地にあるはずです。大昔、8月に入ってからお盆に旅行しようと決めて、そのとき空いていた濁河温泉の「百草の湯みやま」に宿泊したとき、チェックアウト時に「百草丸」というお薬をいただきました。日野製薬という会社が作っているこのお薬も、陀羅尼助錠とほぼ同じようなものなのでしょう。
お腹が痛い、下している、むかつくなど、何でも陀羅尼助。大人は1回20錠を服用します。ボトルにはこういうスプーンが付属していますが、私は滅多に使いません。ボトルからさっさと振り出して数えるとたいてい20錠前後ですので、それで事足りるのです。
車酔いをしたときにも、このお薬がよく効きます。いろんなことにうるさくなかった昔は、バスに乗る校外学習を引率するとき、必ず持って行ったものですし、これで楽になった生徒も数知れず、です。
ここ数日、陀羅尼助錠のお世話になっていますが、ひょっとすると草刈りをしていないのが原因かもしれません。人生最後の刈払機、とひそかに決めているSTIHLのFS200が、いまだ修理から戻ってこないのです。すべての部分を工場出荷時の状態に戻してみても症状が改善しない、というのはなかなかに難儀な話です。このまま、草刈りシーズンが終わってしまうのでしょうか。こればっかりは、万能薬がない世界です。
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