Muramasa Blade!
換毛期は終わりに近づいているものの、アレルギーによる痒みからあちこち皮膚を掻き破っている「ちち(仮名)」さん。ときには眠たくても寝られないほど痒そうにしています。幸い、近所の動物病院には皮膚科専門の外来がありますので、近いうちに予約を取って受診させようと考えていますが、そのためには仕事を休まなくてはなりません。悩ましいところです。
「うちのワンコがとっても痒がっているのでお休みをもらいます。」とは、なかなか言い出しにくいものですが、このままではどうにもなりません。
妖刀村正です。徳川家に祟りをなす刀といわれ、江戸時代には銘が削られたりもしたそうですが、逆に由井正雪や西郷隆盛、有栖川宮熾仁親王などは好んで村正を使ったとも言われます。本家本元、徳川美術館によればこうした「徳川家に祟るから遠ざけた」というのは俗説に過ぎず、むしろ徳川家の所持する村正と同じものを持つのは畏れ多い、と避けたのだという話もあります。
三重県の桑名市博物館で、10月16日まで開催されている特別企画展「村正ー伊勢桑名の刀工ー」を見ようと、お昼前から桑名まで。スタートが遅かったこともあり、展示を見終わって桑名駅に戻ったところですでに午後4時前。それでもめげずに名古屋は大須をめざし、それなりにいいことありました。
しかし、私も相当老化が進んでいます。長い時間電車に乗ることだし、と充電池やら扇子やらを詰め込んだショルダーバッグを最初に乗った電車内に置き忘れてしまいました。それでなくても電池食いのiPhoneですので、かなり心細い状態でいたわるように使いながらの道中でした。
桑名の街は本当に城下町がそのまま今まで続いているような感じで、細い路地がたくさんあります。初めての街ですので、行きはあちこちの路地をうねうねと曲がりながら走るバスを使わせてもらいました。運転手さんのお名前が清志郎さんなのを知って個人的に盛り上がったりしつつ、博物館へ到着しました。
村正は実用品ですので、展示されている刀の中にも実際に人を斬ったものがあるのかも・・・・・などと思いつつ展示品と眺めるのも愉しいものです。お近くの方は是非、ご覧になることをおすすめします。
つきみそうさん、こんちはー。
村正については諸説あるようですね。
徳川家関連の人が村正で何度か命を落としていることから、そういう風に言われたらしいですけどね。
本多忠勝の蜻蛉切も『村正』だから、何とも皮肉なモノです。真田信繁(幸村)も村正を所持し大坂の陣に参加したとありますが、これももしかしたら徳川に仇なす妖刀 -> 敵対した幸村が持っていてもおかしくない、という創作なのかもしれませんね。
投稿: ぽち | 2016年9月26日 (月) 12時26分
ぽち さん
だいたい、本多忠勝なんてその蜻蛉切でさんざん徳川家に貢献しているのに、村正が打ったというだけで粉々にした、などというの理屈の上でも物理的にも、ちょっと納得しかねます。
まぁ、ちょっとした話を面白おかしく膨らませる、などというのはこのBlogでも日々やっていることですけれど。
投稿: つきみそう | 2016年9月26日 (月) 22時11分
名前の最後に!を付け忘れないあたりに、Wizへの愛を感じます(笑)。
投稿: すいどう | 2016年9月27日 (火) 20時27分
すいどう さん
そこに気づいていただけるあたりに、感銘を覚えます!
投稿: つきみそう | 2016年9月28日 (水) 06時42分