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2016年9月

2016年9月30日 (金)

幸運を!

002810010424152183381  ケージの扉が開いていても外に出ようともせず、自分のお布団で眠る「くま(仮名)」さん。最近ようやく「ハウス!」を覚えつつある「ちち(仮名)」さんとは大きな違いです。

 家族が起きている時、あるいは自然死している家族の眠りが浅い時刻などは外に出ておりますが、こりゃもう完全にお休みタイムだ、と判断すると自らケージに入って寝ます。年の功というべきか、このあたりに関しては実に賢いワンコです。

Go___1  日々の仕事の中で、私にもできます、という数少ないものの一つがメールのチェック。職場の代表メールアドレスに届いたメールを確認し、必要に応じて返信したり、担当者に回したり
する簡単なお仕事です。目が回るほど忙しい日でも、日に3度はチェックするのですが、今日はこんなメールが来ていて思わず喜んでしまいました。

 とうとう我が市もクリンゴン帝国と友好関係を結ぶことになったのか、と感慨ひとしおでしたが、中身をよく見ると、「キャプラッ!」ではなくて「カプラ」でした。

Oo112  カプラと聞くとこういうのを思い浮かべてしまうのは昭和な人ですね。当時はこういうのを公衆電話ボックスの中でやっていて「電話しないんなら早く出てこい!」なんて怒られる人も少なくなかったのです。だいたい、今時「カプラ」で検索をかけるとこんなものは出てこず、本日見たチラシの「カプラ」、すなわちつないで遊ぶ積み木のようなものが出てくるばかりです。

 その後、グレーの公衆電話などが登場して、X-Jackなんてものを持ち歩いてモジュラー接続というふうにかわっていったのでした。「半二重」などという恐ろしい用語もあったのです。

 チラシ1枚でこういう訳のわからんことを次々と連想してしまうのは、やっぱり病気ですね。

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2016年9月29日 (木)

大艦巨砲主義・2

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 自分サイズのクッションが戻ってきて、寝やすそうな「ちち(仮名)」さん。柴犬としては普通の大きさの彼女ですが、先住犬である「くま(仮名)」さんが小ぶりなサイズですので、我が家はそれに合わせてクッションなども小さめのものが多いのです。

 たっぷりしたサイズのクッションにぽこっとはまり込んで眠っている姿は実に気持ちよさそうでうらやましい限りですが、こうしてクッションを圧縮し、その結果盛り上がったところを枕にして寝る、というのも好きなようです。

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 PILOTの30号を中心に、大きさ自慢のペンを並べて記念撮影。一番上は大きい大きいと思っていたPILOT823です。こうして並べると実に小さなペンに見えますが、単体で見ると堂々たる体躯の持ち主です。

 そして、大きなペンといえばこれ、というモンブランの149。ベスト型でありながら紡錘型の149を上回るサイズです。

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 一番左が30号。フォルカンが15号、他社製ながら一般的な10号あたりのペン先、そして5号、3号と続きます。お店に陳列されているペンを借りることなく、自分がペンを用意するでもなく、近くにいる人に声をかけるとこれだけのペンが集まってくる、やはり「大須の2階」は危ないところです。

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 こうして軸を見ても、普通のコレクションではありません。沼にはまっている人の持ち物、という感じが強く出ています。この中に私のペンは1本もありません。こんなヘンタイなもの、持っているはずがありません。

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 何とか長さだけでも勝ちたい、という邪悪な思いで、闇船さんが出してきたデスクペンを交えて記念撮影。たまにはこういうアホなことも愉しいものです。こうして記事を書いていると、あぁ、ここは萬年筆も出てくる犬のBlogだったんだよなぁ、ということが思い出されます。やはり定期的にお店を訪ねるのは大切なことですね。

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2016年9月28日 (水)

風雨に堪える

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 私も妻も、あまりにくたびれたのでリヴィングルームで自然死していたのですが、夜半にふと目を開けるとこんな表情が目に入りましたのでパチリ。いつ、どんな状況で、どこから見ても可愛らしい「くま(仮名)」さんです。

 先日の大雨の日に職場の敷地内で倒木がありました。毎日のように私が車を駐めている場所を狙うかのように、高さにして10メートル弱、太いところで直径20センチ超の立木が倒れてきたのですが、その日の午後から出張に出ていて難を逃れた私(とわが愛車)でした。さすが、これまで半世紀以上、運だけで生きてきた私らしい出来事で、我ながら感動しました。

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 夕食を終えて車に乗り込もうとしたまさにそのとき、「何かおる!」という妻の声でその存在に気づいたカマキリ。確か月曜日の夜のことでした。車の屋根にちょこんとのっているカマキリを見て思ったのは、どこかから車に上ってきたか、落ちてきたか、いずれにせよついさっき乗ったのだな、ということでしたが、自宅に戻ってもなお、それはそこにそのままにいたのです。

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 こちらは火曜日の夜、給油がきちんと行われているかどうかを点検しに降りてきてくれたカマキリ。GSまでの道中、おそらくは屋根の上で頑張っていたのでしょう。つるつるに仕上げられた、コーティング済みのボディに根を張るがごとくしがみついて離れないのです。しかしこのカマキリは、月曜日に目撃されたものとは違う個体である、というのが妻の主張。月曜日に見たものはもっと大きかった、というのです。

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 そして水曜日の朝、午前3時・・・・・ではなく午前7時過ぎ。この写真を見た人は皆、そりゃガラスルーフの縁にあるゴムに脚を引っかけてたんだろう、というのですけれど、これは撮影者から逃げるようにしてここまで来ただけのことなのです。撮影者が車に乗り込む前、カマキリはもっとつるつるな鉄板の上にいて、そこからメーターの針が3桁に達するような走行を経ての同伴出勤なのです。

 ここまで来たら、とことん付き合ってもらうよ・・・・・と声をかけて別れたのですけれど、車を駐めた場所が緑したたる林の近くだったのがよくなかったのでしょう、それっきりとなりました。3日間、お疲れ様でした。

2016年9月27日 (火)

大艦巨砲主義・1

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 アレルギーなのかどうか、普通の換毛期よりも肌が赤くなっているように思われるので皮膚科外来の受診予約をして診察の日を待つ「ちち(仮名)」さん。彼女はお医者さんに行くと借りてきた猫よりもおとなしくなってしまいますので、それがまたストレスになって・・・・・という悪循環も予想されますが、実のところ毎日見ている飼い主の精神安定のためかもしれません。

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 先日桑名まで行った折、せっかくここまで来たんだから、という気持ちになってしまい、気がつけば大須観音の境内を歩いておりました。山門をくぐり抜けて、通称「二右衛門半通り」ともいわれている仁王門通りを抜け、個人的には店の正面を90度回した方がよいかもと思っている鯛焼きの角を回るとこの風景です。

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 久しぶりのご挨拶をしてヴィンテージ萬年筆の数々を眺めていると、店の奥の方に真っ黒な気、暗黒面のフォースを感じました。この店の什器、闇船さんの登場です。聞けば、まもなく写真のペンのオーナーも来られるとのこと。さすが歩く什器、よくお店のことを把握されています。

 ぼぉ~っと見ていると何の写真かわからない、という人のためにもう1枚の写真を。

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 試筆用紙に書かれた永の字とペン先の大きさとを比較してみてください。これが噂のPILOT CUSTOM 漆、俗に言う30号というペンです。

 このペンが入荷した、という情報に接して大須へ走ったものの、ケース内に現物は無し。どなたか常連さんがお買い上げになったのだな、と思っておりましたが、まぁ、納得です。本日はまず、イントロダクションのみ。

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2016年9月26日 (月)

吸いまっせ

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 とにかく、何が何でも、いかなることがあろうとも、常にこうやって頭を出して、興が乗れば仰向けにひっくり返って眠る、というのが「くま(仮名)」さんの日常です。毛艶もよく、年齢を感じさせない彼女ですが、さて、いつまで元気でいてくれるのでしょうか。もし彼女がいなくなったら、Blogのタイトルを何に変えるのがよいのか、あるいは、Blogそのものをたたんでしまうのがよいのでしょうか。自分も十分年寄りになってきているので、最近はよく「最後はどうなるんだろう」なんてことを考えます。

 長いこと寝たきりというのも難儀ですが、ぽっくり逝ったとしても、死体の処分という難題が残ります。生ゴミの方がよっぽどマシですね。

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 今週末の運動会に向けて、練習を指導する先生方も熱が入っています。職員室に帰ってくると、まずは水分補給。そうして毎日大量のペットボトルがゴミとして積み上がっていくのです。

 学校からはペットボトルをゴミとして出せないことになっていて、仮にゴミとして出されていても、ゴミ収集車は華麗にスルーしていくことになっているので、持ち込んだ人に持ち帰っていただく、ということになります。しかしそれだけでは、みんなのために重たいペットボトル入り飲料を買い込んできてくれた人に申し訳ないので、カサを低くしてため込んでおき、ある程度の分量になったところで再生資源として出す、ということを考えました。

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 空になったペットボトルに「吸いまっせ」の先端部を突っ込んで、ピストンを前後させます。簡易な真空ポンプとして働くので、ペットボトルは面白いように潰れてくれます。潰れたままの小さな形を保つためにはキャップを閉めておくとよいということですが、そのままにしておいてもさほど戻るわけではありません。45リットル入りのゴミ袋でもけっこうな量のペットボトルが収容できますので、一時的に保管しておくのには重宝します。

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 子どもの水鉄砲でももうちょっとしっかりしてるやろ、というような見た目ですけれども、ユルいようでいて、実はなかなかしっかりとしたつくりです。ガンガン空気を抜くと、これくらいまで小さくなりますし、使用中もしっかりとした手応えが感じられて、値段の割には満足感の高い商品です。

 難点は、「これいいね、どこで売ってるの? なんていう商品?」と聞かれたときに、「吸いまっせ、です。」と答えると笑われてしまうことでしょうか。またおっさん、名前だけで買うたんやろ、と皆さん突っ込んで来るのですが、そんな暇があるんだったら、こいつを突っ込んで、どんどんペットボトルを潰しまくっていただきたいものです。

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2016年9月25日 (日)

Muramasa Blade!

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 換毛期は終わりに近づいているものの、アレルギーによる痒みからあちこち皮膚を掻き破っている「ちち(仮名)」さん。ときには眠たくても寝られないほど痒そうにしています。幸い、近所の動物病院には皮膚科専門の外来がありますので、近いうちに予約を取って受診させようと考えていますが、そのためには仕事を休まなくてはなりません。悩ましいところです。

 「うちのワンコがとっても痒がっているのでお休みをもらいます。」とは、なかなか言い出しにくいものですが、このままではどうにもなりません。

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 妖刀村正です。徳川家に祟りをなす刀といわれ、江戸時代には銘が削られたりもしたそうですが、逆に由井正雪や西郷隆盛、有栖川宮熾仁親王などは好んで村正を使ったとも言われます。本家本元、徳川美術館によればこうした「徳川家に祟るから遠ざけた」というのは俗説に過ぎず、むしろ徳川家の所持する村正と同じものを持つのは畏れ多い、と避けたのだという話もあります。

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 三重県の桑名市博物館で、10月16日まで開催されている特別企画展「村正ー伊勢桑名の刀工ー」を見ようと、お昼前から桑名まで。スタートが遅かったこともあり、展示を見終わって桑名駅に戻ったところですでに午後4時前。それでもめげずに名古屋は大須をめざし、それなりにいいことありました。

 しかし、私も相当老化が進んでいます。長い時間電車に乗ることだし、と充電池やら扇子やらを詰め込んだショルダーバッグを最初に乗った電車内に置き忘れてしまいました。それでなくても電池食いのiPhoneですので、かなり心細い状態でいたわるように使いながらの道中でした。

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 桑名の街は本当に城下町がそのまま今まで続いているような感じで、細い路地がたくさんあります。初めての街ですので、行きはあちこちの路地をうねうねと曲がりながら走るバスを使わせてもらいました。運転手さんのお名前が清志郎さんなのを知って個人的に盛り上がったりしつつ、博物館へ到着しました。

 村正は実用品ですので、展示されている刀の中にも実際に人を斬ったものがあるのかも・・・・・などと思いつつ展示品と眺めるのも愉しいものです。お近くの方は是非、ご覧になることをおすすめします。

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2016年9月24日 (土)

乾きもん

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 倒れている「くま(仮名)」さん。彼女が起きる条件はいくつかありますが、そのひとつは飼い主の帰宅。しかし最近は横着さが増してきて、飼い主が帰宅しても眠たいと起きてこない、ということもよくあります。そのほかには、食べ物の匂いや気配がするとき、気分が乗ってきて遊んで欲しいとき、などという設定もあります。それら以外では、ほとんど起きてきません。

 毎月4回目の土曜日には、私の勤務先にある集会設備を使って、地域連合自治会の定例会が開かれます。この会合には必ず校長が出席するのですが、昨日は校長私用のため、私が代理で出席。会合は昼からだし、朝のうちにしっかりと仕事をやっつけておこう、と出勤したら、コピー機に使用不可の張り紙が貼ってあります。

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 貼り紙の主曰く、「トナーがなくなったので交換しましたが、コピー機が新しいカートリッヂを認識してくれませんので使用不可です。すみません。」とのことでしたので、まずはその修復から。

 なるほど、あれこれ試してみても、トナーカットリッヂがそれを保持するホルダにきちんと収まりません。するとカートリッヂを収めるベイの蓋がきちんと閉まらず、よってコピー機は、「トナーカートリッヂをセットしてください。」というにべもないメッセージを表示してだんまりのままです。

 そこら中真っ黒けになったので、諦めてカートリッヂをセットするホルダに飛び散った黒い粉を拭き拭きしていると、底部に図が貼られていて、こっちとあっち、両方の矢印を合わせないとダメ、みたいな絵が描かれています。

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 んで、それはエェけどこの絵はいったいどこのことやねん、と一人でツッこんでいるうち、もっと奥の方に絵に描かれているのと同じような部品を見つけました。なるほど、矢印が書いてあって、激しくずれてます。

 そやけど、こんなネジで留めてあるもん、どうやって合わすねん、とネジで留めてない方、トナーカートリッッヂが収まる円筒形のスリーブを触ると、何と回転するではありませんか。で、めでたくトナーカットリッヂ装着完了。午前9時に出勤して、時計の針はすでに10時を回っています。

 そこから何とか昼までに草刈りをしておこう、と取りかかったものの、新しい機械に不慣れなために全くはかどらず、ほとんど草を刈ることができないまま降雨コールドで、気がついたらお昼ご飯の時間です。

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 そしてやってきた連合自治会の会合。学校からの報告に対しては、いつも辛口の意見が出て脇の下に大量の汗、となりがちなので、断頭台に上がるような気持ちで報告開始。緊張して頭の中真っ白でしゃべっていたのですが、横に座っていたもう一人の教頭先生は「いやぁ、あの漫談でいっぺんに空気が和みましたね。よかったです。」と評価してくださいました。それにしても、「漫談」って・・・・・。

 で、家に帰ってそこら辺を片付けているとき、出てきたのが写真の823。極細のペン先に大量のインクを蓄えられるタンクの組み合わせなので、もうインキ補充の必要なし、なんて思っておりましたが、ガラクタの山の中で惰眠をむさぼっているうちにすっかりドライアップしてしまいました。

 萬年筆初心者向けに、「毎日使うことが大切です」と言ってますけれど、まことにもって金言ですね。

2016年9月23日 (金)

来日記念

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 これはこれで珍しい、ご飯を食べ残して身繕いをする「ちち(仮名)」さん。そろそろ換毛期が終わりに近づいてきているということかもしれません。

 飼い主はご機嫌の悪くなったルータを叩いたり罵ったりしながら、ようやくこうして2日分の記事をまとめてアップするところまでこぎ着けました。借り物のルータですから、そろそろリプレイスしてもよいのかもしれません。

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 火曜日から毎食コッペパンという生活を続けていますが、ついに恐れていたことが起こり始めました。袋に入って密封されているとはいえ、ほこりよけ程度の袋ですから、カビが生えてくるのは仕方のないところでしょう。お彼岸の中日を挟んだ今週の後半は、実に忙しく、しっかりとパンをお腹に詰め込んでいても体重が微減しております。

 本日は職場の宴会でしたが、飼い主は職場関係の宴会では呑まない、と決めているので宴会後の送迎要員です。しかしこういうときに限って時間限定無しの宴会場だったりして、開始から4時間近い大宴会。ウーロン茶だけで乗り切るのはけっこう骨が折れます。よって、こちらのカロリーはたいしたことなし、でした。

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 メーカー不詳のボールペン。ツイスト式でパーカータイプのリフィルを使うものです。本日まで本校に来て交流していたオーストラリアの学校からお土産としていただきました。クリップの造りなど、実に華奢というか、すぐに折れてしまいそうな感じです。

 ボディには製造メーカーをうかがい知ることができるような刻印やプリントは一切なく、太い軸ですが出てくるのは黒インクのボールペンのみ。日本であれば相当安く手に入りそうな商品ですが、彼の地ではどうなのでしょう。

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 それでも、補強のためか、はたまた滑りをよくするためか、付属のシースには内側にサテン調の生地が貼られています。実際これのおかげでペンの出し入れはごくスムーズですが、肝心のクリップのできがなってないので最後の最後で難儀をします。

 生地の厚み分だけクリップを手で引っ張らないとうまくささらないのですが、軽く引っ張ったつもりなのにびよ~んとクリップが起き上がってくる、というか、むしろとれそうな感じです。

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 こうしてみれば立派なクリップに見えますが、この階段状の装飾が施されていることも、クリップの折れ曲がりやすさに寄与しています。

 でも、これは使うものではなくて、時折取り出しては交流を思い起こすためのものなのでしょう。実際、これを手渡ししてくれた巨漢の先生は、日本で言うところの技術の先生。一昨年来日された折にも、私の職場の屋上にソーラーパネルがあるのを見て、ソーラーシステムについて熱く語り合った仲です。(私は単語を並べただけですが、何とか通じていたようです。)

 さらに爺になったら、オーストラリアに脱出するのもよいかな、と一瞬思いましたけれど、飛行機に乗れないので無理ですね。

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2016年9月22日 (木)

あんぷ

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 からだの構造上、仕方なくこうなるのでしょうが、「くま(仮名)」さんの寝姿には面白いものが数多くあります。お彼岸の日に「恨めしやぁ」でもないだろうと思います。

 お彼岸といえば墓参り。我が家のお墓は高野山の奥の院にありますので、年に数回のお墓詣りは本当に大変です。電車で行く場合、何となく駅まで行って電車を待つ、なんてことをすると、運が悪ければ4時間ぐらいかかります。なので、しっかり調べて乗り継ぎのタイミングを合わせて家を出ないといけません。

 けれども、今日の高野山、下手をすると雷雨になるかもしれない、という天気予報でしたので、ゆったり電車の中で寝ていくことをあきらめて車での墓参としました。お彼岸の日に高野山まで車で行く、というのは悪夢でしかありませんので、メインストリートを外れて裏道を抜けていきます。

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 お土産に買ってきたのがこちら。笹の葉でくるまれた和菓子で、生麩の中に餡が入っています。高野山は精進料理の本場ですが、使われる食材の中でも胡麻豆腐と生麩は大好物。夕食はコッペパン、とわかっていましたので和ええて胡麻豆腐を買わず、こちらの和菓子を求めました。

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 子供用の包丁で二つに切っているところ。大きさ比較用の萬年筆を置き忘れましたが、大きさとしては500円玉を回転させてできる球ぐらいです。

 あまりにも生麩がもっちりしているので、なかなか切れません。生麩自体は癖がなく、単にもっちりとした食感が特徴です。中に入っている餡も上品な甘さで、甘いものが苦手な私でもどんどんいけます。

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 高野山内で観光される場合、ほとんどの人が刈萱堂へ行かれると思いますが、このお菓子を扱っているお店は刈萱堂の真正面にあります。生のもののほか、冷凍されたものもありますから、遠方まで持ち帰る場合も大丈夫です。

 肝心の墓参のほうは、行きこそ裏道作戦が当たってスムーズに到達できましたが、帰りはどこへ行ってもノロノロ運転の山で、気の短い私でもあきらめておとなしくするしかありませんでした。お休みの日だけに車を動かす方にお願いしたいことは、とにかく普通に、制限速度あたりのスピードで流れに乗って走っていただきたい、ということだけですね。

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2016年9月21日 (水)

700本超

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 いつもの姿勢のまま目を閉じてうつらうつらし始めた「ちち(仮名)」さん。今週はハッピーマンデーに始まり途中で秋分の日と、結局実働3日間ですので人間の方もゆったりした気分になっていますが、それがワンコにも伝播しているみたいです。

 しかもその3日間のうち、初日火曜日が大雨洪水暴風警報発表に伴う休業となったので、先生たちは得意先がすべてお休みになった営業マンみたいな状態で、それはそれはまったりとした1日でした。

 けれど、そのまったりとした雰囲気の中、奮闘している人もいました。給食関係を一手に取り仕切る学校栄養職員さんは、こういう異常事態が起きると大忙しです。まずは700人分以上の食材をどうするのか、ですが、冷凍冷蔵しておいて後日使えるものはそのまま。そうでないものは廃棄です。

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 火曜日の主食は減量パン。職員と生徒の分、700本を超えるコッペパンを処分しなければなりません。給食の食材などは早朝2時ごろから納入が始まります。本日は給食なし、と決まった時点で、すでにパンは納入済みなので、これをすべて廃棄するか、さもなければ、ということになります。以前も警報で給食がなくなり、その日の食材だった蒲鉾を職員が一人2枚のノルマで食べて処分したことがありましたが、今回は手強い主食です。

 「お一人、15本です」と声高らかに宣言されて、15本ずつパンを袋詰めにし、一人一人の先生の机の上に配っていきます。警報が出ていて保育園に子どもを預かってもらえない先生などは欠勤されていますから、15本入りの袋がいくつも余るわけです。

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 写真は小学生用のコッペパン。中学生用はもう一回り大きいので、長さにしてキャップレス1.5本分くらいになります。年配の教員にとって、中学生用のパンを丸ごと1本食べるのはキツいものがありますので、自分の袋の中にどちらのパンが入っているのか、まさに福袋状態です。

 その日、先生方がみんな帰った後、残った袋が10個以上。パン150本以上です。これらをすべて切り開き、刻んだ沢庵をマヨネーズで和えたものを挟めば湖北名物サラダパンのできあがりですが、私は沢庵嫌いです。

 せめてWAGNER開催前の週末であったなら、沢庵買い込んできてサラダパンを作ったところですが、火曜日ではどうしようもありません。学校に来る人来る人に事情を話して押しつけてもまだ残りますので、最後は管理職が「処分」です。冷凍庫に入りきらない分は、カビが生える前に頑張って食べることにしましょう。当分の間、食事はホットドッグとフレンチトーストです。

2016年9月20日 (火)

お疲れ様

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 本人(犬)は楽に寝ているのでしょうけれど、傍から見ると苦行にしか見えません。「くま(仮名)」さんはどて~っと体を伸ばして寝るのも大好きですが、こうしてわざわざ狭い空間に体をつっかえ棒のように入れて寝るのも大好きです。一日の大半を寝て過ごしているだけあって、眠りのスタイルは実にバリエーションに富んだものになっています。

 大雨洪水暴風警報が発表されて、生徒たちは休業。先生たちはここぞとばかりにたまっている仕事を片付けておりました。今時の仕事にPCはなくてはならないものですが、飼い主の職場では、私物PCの持ち込みや使用が禁じられています。今から30年前、今で言うBYOD、いやBMODで仕事をしていた私たちは、データの漏洩やウィルス感染をもたらす厄介な連中という烙印を押されてしまったのですが、業務用として貸与されているPCがそれはそれはひどいもので、ちょっと込み入った仕事をするためには結局私物のPCやらプリンタを動員するしかない、というのが実情です。

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 私たちが仕事で扱うデータが外に漏れるととんでもないことになるので、ストレージは当然、ハードウェア暗号化機能を持ったもの限定です。多くの同僚はそこら辺で売ってる普通のUSBメモリなどにデータを保管していますが、私はそんな怖いことできません。それでなくても老化が進んでものを置き忘れたり、しまい込んで所在不明にしてしまったりするというのに、誰でも中身を見られるような媒体にデータを入れておくなんて考えられません。

 写真の外付けHDD2台のうち右側は「名古屋はえぇよ」バッファローさんの製品で、かれこれ3年ほど愛用してきましたが、最近、PCから認識されないという恐ろしいことが頻繁に起こるようになってきました。そこで、左側の製品、HDDの製造元みずからが販売するポータブルHDDに切り替えました。

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 この大きさで容量2TBです。樹脂製のボディを持つ製品もあり、そちらの方が軽くてよいのですけれど、やはり金属製の方を選んでしまいました。ちなみにボディカラーは「ブルーブラック」ですが、長い間使い込んでも黒く変色したりはしないようです。

 認識不良は外付けHDDの問題なのか、PCのUSBポートの問題なのか判断しかねていたのですが、こちらのHDDは非常に早く認識されますのでやはりHDDがヘタりかけていたのでしょう。そのまま無理して使い続けていたら、そのうち大泣きすることになっていたはずです。

 あと問題は、今まで使っていたHDDの中身をいかに抹消するか、というところですが、これは適当なアプリケーションを探してじっくりやるしかなさそうです。

2016年9月19日 (月)

バランスが

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 今から8年前、我が家に来て間もない頃の「ちち(仮名)」さん。専門家の目で見て、この子は大成しないということだったのか、あるいはどこかに問題ありと思われたのか、まだまだ小さい内からディスカウントされていたのでした。本物よりもまがい物、しっかりしたものよりとりあえず安いものを求める私が飛びついたのも当然のことでした。選んだ飼い主はパチもんの人間ですけれど、ワンコの方はちゃんと可愛らしい、いい子でした。ただ少し、やんちゃが過ぎることを除いては。

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 三連休のうち2日も寝て過ごした私でしたが、3日目はさすがにどこかへ行きたい虫を抑えることができず、妻を横にのせて車でお出かけです。最近猛烈な勢いで全国各地に展開している「めんたいパーク」をのぞいて見るべく、神戸の北へ。所在地としては神戸市北区ですけれど、実際にはほとんど三田市です。そして、偶然気づいたのですが、高校時代一緒に馬鹿をやっていた友人がこのすぐ近くに住んでいるのでした。一応、電車の線路はありますけれど、ここからの通勤、実に耐燃と思います。お疲れ様です。

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 駐車場は満車で、入場までしばらく待たされたあげく、場内ではここに駐めろ、いやもっと先だと訳のわからない指示が出たあげく、「お待たせしたので特等席。店舗の真ん前へどうぞ。」と素晴らしい場所に駐めさせてもらいました。決して運転者の見た目がどうのこうのではありません。

 隣に止まっていたのがこのムラーノ。これ、タイヤとしての機能を果たすのでしょうか。メリットとしてはパンクしてそのまま走っても変わらないということぐらいでしょうか。

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 タイヤのサイドウォールを見れば何インチかわかるだろう、と拝見しましたけれど、そもそもこのタイヤにサイドウォールなんてあるのか、という感じでサイズは不明でした。もうこの時点で明太子どうでもよくなっておりましたけれど、とりあえず工場見学して、明太子の入ったおにぎりをいただいて、あとはお昼寝をする妻を起こさないよう、下道で2時間かけて奈良へ。地元の方はいつもこんなに渋滞する道を通っているのだろうか、と気の毒に思いつつ、急ぐわけでもないのでのんびり、まるでプリウスみたいな走り方で奈良まで帰ってきました。

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 で、成り行きでしっかりとした夕食をいただいたのですけれど、車内で妻と話していて、これはいかんなぁ、となったのが私たちの食生活。とりあえずは年内に3~4㎏は痩せよう、ということになりましたので、週明けからはまず、夕食のカロリーを限りなく低くしよう、ということになりました。

 おいしくもなんともない、海藻やこんにゃくを使った麺類で夕食を済ませるつもりですが、過食に慣れ切った私には多分無理な話でしょう。ここはひとつ、究極の選択として、スマホをいじりながらぐずぐずと食事を摂る、という行儀の悪い食事スタイルを試してみることにしました。とりあえずお腹がふくれたら、空腹を覚える前に寝てしまう、というのとセットです。

2016年9月18日 (日)

変わらない

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 8年前の「くま(仮名)」さん。拙Blogの最初の記事で使った画像です。今のお姿と比べると、茶色いところが多いですね。けれど、可愛らしいのは歳をとっても変わりません。そう考えると、ワンコって凄いものです。

 飼い主は8年前、すでに糖尿病でしたし、学級担任を離れて5年ほどになっていて、あぁ、もう教師としてはだめだな、3流以下の事務屋でしかないな、と実感していた頃です。日頃、自分は教師としてはだめだと思っているくせに、担任を離れて長くなると「ダメだなぁ」と改めて思ってしまう、愚かな自分を蹴り飛ばしてやりたくなりますが、そんなヤツでも死ぬまで付き合うしかありません。その昔「大霊界」なんてことをさかんに喧伝されていた丹波哲郎さんが「生きてる間は修行なんだ。いい人ほど早く死ぬってのは、それだけ早く修行を終えたってことなんだ。」とおっしゃってた記憶がありますが、それが本当なら、私なぞあと数百万年生きても足りません。

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 8年もあったんですね。その8年、何をしていたのか。言葉に残る誓いも形に残る思い出もない、ホンマにしょうもない8年間でした。その前の40何年間もそうでしたし、この先の何年間、死ぬまでの間もきっとそうでしょう。結局、自分は何ひとつ成し遂げることなく、無駄にご飯を食べ、周りに迷惑だけかけて消えていくのだな、と思います。

 変わらない、ということば、実に深いです。それ自体は、物事やその他が変化しないということを指しますけれど、いい意味にも悪い意味にもなります。老舗の宣伝などで「変わらない」と使うと、とっても重みがあってよいですが、私の場合、久しぶりに会った人は皆、腰に手を当て、やや後ろに反りながら「変わらないねぇ~」と呆れたように言います。よくないことですね。

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 この写真で見ると、この頃、畳表を換えていたようです。その畳は今、いいあんばいに飴色になっております。けれど変わらないのは、この頃から今まで、いつまで経ってもピントの合った写真を撮れないということです。肝心なスノーケル管がぼやけたPFMの写真なんて、どうしようもありません。

 11月末頃には3000記事に到達する予定ですが、果たして無事にそこまでたどり着けるのかどうか、それすらわかりません。人間、一寸先は闇ですから。もしそこまでたどり着いたとしても、やっぱり何も変わってないのでしょう。

2016年9月17日 (土)

シーズン終盤

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 これ、何か悪い病気ではないの、と毎度心配させてくれる「ちち(仮名)」さん。けれどもこれが彼女の換毛で、もう少しすると本当にまぶしい、美しい冬毛が生えそろってもふもふになります。暑いけれど冷房を入れていると寒く感じることもある、という実に微妙な気候。にもかかわらず暑さ指数は警戒域である25を割りません。

 起きられたら三島に行こう、と昨夜は思っていたのですが、いつものように早朝4時過ぎに目が覚めて、「出勤までまだ間がある・・・・・」とうつらうつらして、はっと意識が戻って「あぁ、土曜日か」と三島のことなどころっと忘れて二度寝してしまいました。以前、綿密な計画を立てて始発電車で三島へ向かうも道中で職場に呼び戻されたことがありました。どうも三島とは縁がないようです。

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 農家でもない私が草を刈るのは純然たる趣味。それがたまたま、運動場で練習に励む野球部諸君にとってボールの探しやすさにつながるとか、幼稚園児が楽しみにしているブルーベリーの木が草に栄養を取られて消えてしまわないようにするとか、2次的に少しは人の役に立っているだけです。

 教頭になったとき、「これで仕事として草刈りができるね。」と祝福してくれた人がありましたが、仕事として刈るほど腕がいいわけでもなく、従って能率も悪いので、結局は体に有り余る水分を搾り取って水太りを改善する、という効果ぐらいしか見込めません。それでも、定年退職まであと5年半は、ヘマをしてクビにでもならない限り教頭職ということを考えると、しっかり仕事のできる刈払機が一台は欲しいところです。

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 自動車も萬年筆も国産派の私、刈払機に関しても同様でしたが、最近はパワー不足を感じることが多くなりました。使いやすさや部品の入手性などを考えると国産機しかないのですけれど、最近のマシンは今ひとつパワー感に欠けるような気がします。そんなときに、ちょっと触ってみたドイツ製のこのマシンはとてもパワフルで、数ある欠点を忘れるほどでした。

 重くて操作性に融通が利かないし、エンジンの始動性などは全くだめ。怪我したくなかったらこういう風に使いなさい、という押しつけ感満載で、そういうところも好きではないのですが、とにかくがっしりしていて、笑ってしまうほどのパワー感があって、欠点を上回る魅力を感じてしまいます。

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 排気量37ccで、およそ2.3馬力。国産各メーカーはほとんど馬力を公表していませんのでわかりませんが、これだけのパワーの出ているものは少ないと思います。実際、ナイロンカッターを使うときはよほど上手にやらないとすぐにナイロンコードが切れたり溶着したりして、せっかくのパワーを活かすことができません。どんなコードを使うのがよいのか、試行錯誤を続けていますが、季節は秋。そろそろ、今年の草刈りシーズンも終わりです。

 来年の春に間に合うように、残り少ないシーズン、このマシンにいろいろな刈り刃をつけて試してみようと思っています。怖いのは、例年、市の予算で綺麗に刈ってくれている職場の敷地の法面が今年はまだ草ボウボウだということですが、もし予算が付かなければそれこそ自分が・・・・・です。

2016年9月16日 (金)

食育

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 給食室からもらった野菜くず(にんじん)に群がる羊さんたち。右の2頭が母娘で、左の巨体が血縁関係はないけど同居しているおっちゃんです。

 この巨体の雄はおとなしくて気が小さく、私と始めて正対したときには警戒して常に3メートルの間合いを保っていました。そっと近づくと、その分だけ後ずさりする、という感じです。

 てなづけるのを諦めた私は、そのまま羊たちが草を食む斜面で草刈りを始めたのですが、気がつくと後ろに彼がいて、私が借り倒した草をもぐもぐと食べておりました。以来、彼とは大の仲良しで、私が小屋に入ると喜んでお小水を垂れ流す、というほどになっております。

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 少子化が進む中、各私立高校は入学者の獲得に必死です。この時期は各校でオープンスクールや入試説明会などが開かれます。大昔は中学校の教員がそれぞれの高校に出向いて説明を聞き、必要なことを質問する、というパターンが一般的でしたが、それだと中学校の教員が授業もせずに出張三昧、ということになってしまいます。それで現在では、一カ所に私立高校の先生をお招きして、順番に説明をお聞きするという形になりました。

 それでも、「我が校独自の説明会に是非!」というお誘いもあり、それが何人もの生徒がお世話になっている学校だったりすると、「浮き世の義理」で出かけていくことになります。

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 かつて、さほど人気があるとは言えない高校であっても、そのままでは潰れてしまいますから、さまざまな工夫を凝らして生き残ろうとされています。奈良県内でもここ数年で数校、名前が消えてしまったところもあります。

 男子校、女子校ともなればより難しい状況で、それなりの特色を出さないと生き残れません。お邪魔した高校は女子校で、准看護師養成コースのある学校として古くから知られたところですが、最近ではそれに加えて食育を柱に特色を出そうとされています。地元の食材や名産品とコラボして、機会を捉えてイヴェントなども実施されているようです。

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 奈良県の中南部にはよい酒蔵がたくさんあるのですが、梅の宿なんていうのは全国的にもファンの多い蔵です。特にこのあらごし梅酒は、酒蔵によるリキュール類のさきがけと言うべき製品。全国区のお酒と思います。

 高校がお酒とコラボというのは、けっこう思い切った話で、これは公立では真似のできないところですね。こういう思い切り、チャレンジ、そういうものがないと、これからは生き残っていけないのでしょう。

2016年9月15日 (木)

日本語無し

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 今宵もまた、餌鉢をお供に夢の世界をさまよう「くま(仮名)」さん。時折見せるむにゃむにゃが「かわいい!」という嬌声を誘います。

 巷間よく言われることで、教頭の忙しさの原因のひとつに、多数の調査に回答しなければならないことがある、というのがありますけれど、確かに何でこれが必要やねん、というくだらない調査がたくさん降ってきます。

 たとえば、「修学旅行は新幹線の集約列車利用がお得です。使いますか? 使うならいつですか? 使わなくても必ず回答してね。」という調査。答える義務なんてないはずなのに、必ず回答しなさいという傲慢さ。集約列車利用の有無の他に、修学旅行の費用はいくらだとか、どこへ行くのだとか、そういうことまで答えなければなりません。じゃまな調査です。

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 各種の調査に回答するには、それを「提出」する必要があります。そのために外出したついでに、「箱」を受け取ってきました。手元にあるガラクタと化した刈払機をお嫁に出す際に使うための長さ2mの段ボール箱。これがセダンにはなかなか載りません。

 カパッと屋根を外すことができれば簡単ですが、そういうわけにもいかないので、知恵の輪みたいな感じで車内に入れます。潰してしまえば楽なのでしょうけれど、それも面倒、というのであれこれひねくり回して何とかねじ込むことができました。

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 ドイツ製刈払機の箱なので、各国語で「刈払機」と書いてあります。欧州車にペタッと貼ってある国際識別記号ステッカーに準じたものでしょうか、上から順にドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語と、ここら辺までは地図上の並びに沿っている感じなので大丈夫ですね。刈払機を英語で言うとブラッシュカッター、てなところでしょうか。

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 イタリア、ギリシャ、オランダ、スウェーデン。特にこのTrimmerってのは英語そのものみたいな感じですけれど、正味のスウェーデン語でしょうか。この国の人は普通に英語を使うそうですから、英語なのかもしれません。

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 フィンランド、チェコ、スロヴァキア、ポーランド。結局、日本は出てきませんでした。ここに中国語とか朝鮮語が来ていたら哀しいですけれど、ないのでよしとしましょう。日本でも結構広く知られ、使われているメーカーなのに何で「刈払機」と書いてくれないのでしょうね。

 たくさん機械を持っていても同時に使うのは1台。ならば使用頻度の低いものを処分しようというわけですが、あれ、これ何かと一緒ですねぇ・・・。

2016年9月14日 (水)

たまたま

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 今日はかなり長い間、きゅぅんきゅぅんと鳴いていましたけれど、あきらめがついたのか、いつの間にか静かになった「ちち(仮名)」さん。気がつけばいびきをかいて寝ておりました。

 昨夜は深夜まで起きていてiOSのアップデートをするつもりでしたが、意識が戻ったときには障子の向こうが明るくなっておりました。家を出るまで、1時間弱しか残っていないというのに、果敢にアップデートにチャレンジ。これまでの戦績は負け越しで、ほとんどの場合DFUモードを余儀なくされています。いったんそうなると2~3日はまともに使えない携帯電話ということになってしまいますが、「新モン喰い」な私は我慢ができないのです。

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 まともな神経の持ち主ならば、ここでは「後で通知」一択でしょうが、私はまともではないので「今すぐインストール」です。寝ている間に多くの人柱が立ったおかげで、私が落としたファイルは10.0.1で、OTAでも何ら問題なくアップデート完了です。平行してiTunesの方も12.5.1にアップデート。両方ともに完了した時点でiPhoneを同期してめでたしめでたし、です。

 実際に使ってみると、いろんなアプリで画面表示その他、おかしなところが多々あります。それがアップデートによる仕様変更なのか、単に動きがおかしくて「今までと違う」ように見えているのか、まだまだわからないところがたくさんありますが、とりあえず今回は文鎮化せずに終えられました。

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 家に帰ればTVの前でごろり、そして気がつけば夜が明けているという悪循環の中に身を置いていましたが、今回はそれが追い風となりました。もし午前2時に作業を始めていたら・・・・・遅くてファイルは落ちてこないわ、結果として端末は文鎮化するわで最悪、となっていたかもしれません。実際、同僚の中には、ずっと輪っかが回り続けるiPhoneを眺めてため息をついていた人もおりました。

 さて、これから難易度が高いとされるiPad Proの方をアップデートしなければなりません。今度はバチが当たってだめなのかも・・・・・。

2016年9月13日 (火)

怖いけど

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 知らん顔で寝ている「くま(仮名)」さんですが、食べることに関係ありそうな状況になると、むっくり起き上がってケージから出てきます。そのためにいつも、寝るときはお茶碗を大事に温めている、と言われているほどです。

 とりあえず、どうでもよさそうなことには顔を突っ込まない、というのは実に賢い生き方です。飼い主みたいに、どうでもいいことにどんどん首を突っ込んでいると、それでなくてもいい加減に暮らしているのに、余計に大事なことがおろそかになってしまいます。毎日どうでもいい記事を垂れ流している暇があるなら、しっかり持ち帰り仕事をした方が世のため人のためです。

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 部屋の片隅にほったらかしになっている袋の中をのぞいてみると、実に怪しげなものが詰まっていました。その最下層に入っていたのは、さまざまなインク。すぐにでも使えそうなものがあるかと思えば、このまま捨てた方が身のため、と思えるようなものもあります。

 ペリカンのロイヤルブルーなどは、これまで嫌と言うほど見たり触ったりしているインクですけれど、実は自分で買って自分のペンに入れたことが一度もないというものです。自分が書いた字を見ていると非常に不愉快な気分になる私にとって、時間が経つと筆跡が薄れていってしまうインクは魅力的なはずですが、なぜかこれまで縁がないまま過ごしてきました。

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 漏れてるのもありました。モンブランですけれど、何か古そうで怖い感じがします。こういうものはガラスペンにつけてちょいちょいと書いてみる、綿棒に含ませて紙の上でこすり、濃淡の感じを見る、というのが無難でしょうけれど、タフそうな太字系の萬年筆に入れてみたい、という気持ちが抑えられません。

 この週末は三連休ですから、じっくりと怪しいインクを試してみるのもよいと思うのですが、例によって思いつくだけ、の私のことですから、結局だらだらと寝て過ごしてしまうのかもしれません。

 などとだらだら書き連ねている内、深夜と言うべき時間になり、こんな怖いものも出てきました。怖いけど、試してみたいものの代表格です。

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2016年9月12日 (月)

ばか

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 給食室からもらった野菜くず(にんじん)を子どもたちにもらって夢中でパクついている羊さんたち。羊が怖くてたまらない若い女の子、Y新聞の記者がやって来て、子どもたちと羊が触れあっているところを写真に撮りたい、というので、作業を中断しておつきあいをしました。

 メッシュの柵からびよ~んと首を突き出しているのが雌のモコちゃん。その手前にいるのがその娘、ももちゃんで、一番奥にいるのが雄の白丸くんです。個人的には白丸くんが一番可愛くてたまりませんが、クリンゴンみたいな黒い頭とその巨体ゆえ、みんなに怖がられてしまう不憫な子です。実際には実に気が弱く、穏やかな性格なのですが、好きな人がそばに来るとクリンゴンみたいな頭を太腿にこすりつけて100キロ超の体でぐいぐい押してきます。彼にとっては親愛の情を表しているだけなのですが、その押しに耐えて立っているだけでも一苦労ですし、ズボンやスカートはどろどろになりますので困ったものです。

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 今朝から大急ぎで処理しなければならない同僚の事務仕事をヘルプして、さて終わったと思ったところで「じゃ、やりましょうか。」の声。そうです、今日は校門周辺の生け垣や立ち木を伐採することになっていたのでした。

 とはいえ、生け垣や立木なんて、私が死ぬほど恐れる虫たちの宝庫。小学生が蜂に刺されたから巣を探してくれ、と言われて現場に駆けつける途中、なぜか校舎内の廊下を毛虫が這っているのを見て死にかけた私です。藪の中など入っていけるわけもないので、少し離れたところから刈払機でニセアカシアの枝打ちなどをしておりました。

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 しかしながら、生まれついての「いちびり」なので、ついつい調子に乗ってどんどん木を切る方へとシフトしていき、気がついたら桜の木まで切っておりました。桜切る馬鹿、梅切らぬバカ、などと言いますが、このクソ暑い時期に桜の太い枝なんて切ろうものなら、あっという間に感染症で枯れてしまうことでしょう。でもまぁ、切ってしまったものは仕方ないので、切り口に木工用ボンドでも塗っておくことにします。

 結局、朝の10時から延々と作業が続いて、終わったのが夜の7時過ぎでした。正確には、終わることにした、というべきでしょうか。ばっさばっさと切るのはいいのですが、倒れたごっつい木は細かく挽かないと運ぶこともできません。両腕がぱんぱんで、鼻の頭をかくだけで腕がつりそうになるような状態です。

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 で、帰宅して今日初めてのお食事をしたあとで、米がないぞ、と精米所へ行きました。かねてより目をつけていた、ちょっと変な精米所です。まず、お金を入れるより前に米を入れる、というところが変。精米ラインはガラス張りでよく見えるのですが、「残米ゼロ」とうたっている割には、ラインの途中、あちこちに玄米がへばりついたままになっています。

 一応、無洗米基準対応、ということなのですけれど、さて、お味はいかがでしょうか。お米はそれそのものの味もさることながら、精米の仕方や炊き方で大きく味が変わります。よくよく考えると、家でご飯を食べない私に、このお米の味を確かめるチャンスはほとんどないのですけれど・・・・・。

2016年9月11日 (日)

思い込み

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 眠り続ける「くま(仮名)」さん。飼い主が首の周りを撫でさすっても知らん顔です。ワンコにはワンコなりに、遊んで欲しいとき、そっとしておいて欲しい(眠たい)とき、というものがあるのでしょう。

 どこかへ行きたいなぁ、という思いはありましたが、結局はだらだらと家で過ごした日曜日でした。おやつの時間あたりに職場へ出て、少しだけ仕事を片付けて帰宅し、妻と娘を伴って映画を見に行く、というおっさんな日曜日でしたが、明日からの1週間は相当に忙しくなりそうですので、こうして暢気に過ごすのもよかったのかもしれません。

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 神戸でのWAGNERに持って行き損ねた景品のひとつ、ピットレック。家を出る直前まで覚えていたのですが、玄関のドアを開けるときには忘れてしまっていました。会場で烏口さんから「はい」と渡されたケーブルを見てようやく思い出す始末。この先、こういう惚けがどんどん振興していくのかもしれません。

 名古屋大会で迷惑じゃんけん大会の景品として引き取ったものですが、その時点で「ケーブル欠品なのでそのままでは使えません。」と告知されていたものです。なんの、よほど変態なケーブルでも使っていない限り大丈夫、文具メーカーだし、汎用のケーブルに決まってる、と思って連れ帰りましたが、その際に言われたのは、欠品しているのはミニUSBケーブルだ、ということでした。

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 ミニUSBにしては何か薄いなぁ、という印象。以前、ミニUSBの充電端子を持つガジェットを使っていたことがあるのですが、そのときに見慣れた端子とは違う形のように思います。

 だいたい、ミニUSBなんて規格、日本ではとうの昔に姿を消していますから、今でも現役のこのマシンがミニUSBだということ自体、信じがたいのです。

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 烏口さんにいただいたケーブルと記念撮影。全然形が違います。やはりこのピットレック、マイクロUSBを使って充電する仕様なのでした。確認のために挿してみましたが、マイクロUSBはすんなりと、そしてミニUSBはあてがうことすら困難、という結果でした。当然です。

 これで、この次にどこかでじゃんけん大会があっても大丈夫、景品がひとつ確保できました。でも、もう少しかさばるものや重たいものも探しておかなければ盛り上がりませんね。

2016年9月10日 (土)

お仕事

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 所在なく寝そべる「ちち(仮名)」さん。ご飯ももらったし、誰も遊んでくれないし、とりあえず寝るしかない、というところでしょうか。

 土日祝日、とにかくお休みの日に開催される萬年筆研究会WAGNERの会合。早めに行って会場設営のお手伝いなどせねば、と思いつつ、いつも朝寝坊しては昼前後に登場、ということがほとんどです。しかし、たくさんの予定を詰め込んでいる今日は、珍しく早起きした飼い主でした。

 まず、職場では著名人を講師にお招きしての講演会。これが午後2時から開かれるので、金曜日の夜遅くまでかかって準備を済ませておきましたが、開会直前の準備、そしてお迎えなどといったこともありますので、お昼過ぎからは職場にいる必要があります。

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 そして、お米。昨年の秋にとれたお米も残り少なくなってきた、ということで夏前から取り置きをお願いしてあったものを、そろそろ引き取らなければ我が家の在庫も心細くなってきていました。奈良と龍野、遠隔地同士ですから神戸のWAGNER会場で受け渡し、というのはよいアイディアです。

 そこで、まず朝一番、WAGNER神戸の開場あたりにあわせてお米を受け取り、そのまま皆様に「やぁやぁ」とご挨拶して、色々と珍しいものを一通り拝見したところで退場。幸いにも行き帰りともに渋滞はなかったので、まずは自宅に車を駐めて、電車とバスで職場へ向かい、講演会の準備です。

 開会時刻が近づくと、運営を担当してくださる地域教育協議会の皆さんが引き継いでくださったので、あとは羊さんに餌をあげて水を替えて、じゃよろしくと職場をあとにしました。

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 今日は名前にインパクトのある催しはないなぁ、などと思いつつ9階に上がったのですが、そこは「見ろ、お年寄りが山のようだ」という状態でした。何とかじゃんけん大会に間に合うようにと、タクシーや特休をフルに使って午後4時前に会場に戻った際も、その状況は変わりません。むしろお年寄りたちは、この怪しい連中は何だ、というような目で我々を見ますし、ひどい人になるとドアを開けて会場をのぞき込んだりもしておりました。まぁ、会場内では首の飛んだモンブランを何事もなかったかのように修復してしまった西の改造大魔王をちょいちょいとイジる若妻、なんていう壮絶な光景も繰り広げられていたので、無礼とはいえ、気持ちもわからんではないです。

 今日は迷惑度MAXだなぁ、と思いつつ持ち込んだ景品たちでしたが、意外なことに欲しがられるものがあったりして、やはりこの道も奥が深い、と痛感したことでした。さらなる精進のため、自宅の片付けに精を出します。でもその前に、気になる精米所で米をひいてみなければ・・・・・。

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2016年9月 9日 (金)

景品

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 食卓に着いている人たちが自分の名前を口にしたように聞こえたので何事かと振り返る「くま(仮名)」さん。じっと見ていましたが、何もお裾分けがなさそうだと判断したのか、「ふぅ~ん」と鼻息を漏らしながら元のように頭を下げました。こういうときの彼女は、実に凜とした賢そうな顔を見せます。

 対して飼い主はアホなので、明日のWAGNER神戸に向けて迷惑そうなガラクタを物色中です。

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 これは実に迷惑ですね。シガーソケットから電源をとる空気入れです。これでタイヤの空気圧を適正に保ちましょう、という製品だったのですが、試しに動かしてみると、とりあえず空気を圧縮して送り出してはいるようです。

 これの面白いところは、どのくらい空気が入ったのかを確かめるためについているゲージの指針が、あまりにも本体の振動が激しいためにほとんど読み取れないところです。そこを何とか、揺れにシンクロしつつ読み取りましょう、というのが使い方のこつです。ちなみに、けっこう重たいです。

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 いったいどのくらい、エログランドの車内に転がされていたのでしょうか。未使用品です。インスタント珈琲の瓶に景品としてくっついていたものですが、なぜかこの2個だけ、いつまでも車内に放置されていました。なので箱は相当傷んでおりますが、それでも未使用品なのです。

 究極に迷惑な品物をめざすならば、使わなくなったエンジン刈払機を出せば済む話ですが、そんなことをすればWAGNER参加を取りやめる人が出てくる可能性があります。これぐらいなら楽に持って帰れますし、実用することもできます。どこかに置き忘れてもさほど迷惑にはなりません。

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 もう一段階実用性をアップしたこういう景品も。パッケージにはしっかりとiPhoneにささっている写真がありますが、一番右のヤツはマイクロUSBの端子がついていて、そのままではiPhoneにささりません。

 真ん中のは、あと一手間かけて透明プラスチックの中身を取り出せば確認できるのですが、あえてしておりません。そして左端は箱も開けていないのです。ですから、剥き身のもの以外には、ひょっとしたらライトニング端子がついてるかも、とわくわくしながら確認する楽しみが残っています。

 このほかにも、いくつかの景品を用意してお待ちしています。10日土曜日は兵庫県民会館へお運びください。ちなみに私はお仕事で中抜けです。

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2016年9月 8日 (木)

折衷案

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 眠る「ちち(仮名)」さん。換毛期には食欲が増しますが、それだけエネルギーが必要だということでもあり、ワンコにとっては疲れる時期でもあるのでしょう。ここ数日、朝か夕方に猛烈な雨が短時間降って、あとはまた真夏のような暑さ、というパターンが続いています。学校関係者にとってこの時期は、夏休み明けで体調が万全とは言いがたい子どもたちを相手に、熱中症が起こらないようにする、というのが大事なところです。

 お盆過ぎのことですが、近隣の市で部活動中に熱中症と思われる症状になり、医療機関を受診したところ、緩解したとして帰宅。そしてその夜に再度、状態が悪くなって緊急搬送された後に死亡、という事故がありました。

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 これを受けて、財政難に苦しむ我が市でも、各中学校に1台ずつ、暑さ指数を計測する機器が配置されました。どういうものが来るのかと思っていたら、何のことはない、夏休みに入ったところで私が購入したものと同じ機種でした。定価1万円強で、たしか、夏の終わりにはキャンペーン販売で安く売られていたはずです。

 機械を買ってやるから、1日3回、同じ場所で計測してデータを記録しなさい、という見事な紐付きです。そして我が勤務先は市内で一番西に位置する学校なので、見事ピックアップされて、計測結果を定期的に市教委に送るように、というお達しまで出ました。そういうことならば、毎日はかって、萬年筆で記録するしかありません。

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 マクロ機能のないiPhoneのカメラで近づいてとるとこんな感じ。奥に見える白いのは非接触充電器で、むしろそちらにピントが合っています。ひとつ上の写真は、例によってiPhoneのカメラにベロモルーペをくっつけて撮影したもので、ある程度くっきりと写ります。

 この太いペン先で、濃淡が綺麗に出るように濃い目の青インクを使おうと思っていたのですが、案外、スッキリ綺麗系のLAMYの青インクもよいかもしれない、と思うようになりました。思い立ったら試さずにはいられないのですが、スッキリ綺麗系といえば、抜けるような青、プラチナの顔料ブルーも捨てがたいところです。

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 それじゃこの際、どっちも使えばいいんじゃないの、ということで、高そうなペンにはLAMYの青インク、そして安価な鉄ペンにはプラチナの顔料、ということに一応決めました。あとは、その「安価な鉄ペン」でできるだけ太いのを探すだけです。

2016年9月 7日 (水)

放置

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 気持ちよさそうに寝ている「くま(仮名)」さん。食っちゃぁ寝ぇを地でいく生活をしていますので、当然のことながら肥満体です。我が家のワンコたちはすでに「雌」ではなくなっていて、それは食欲を増す方向に作用するということですので、とにかく食べます。「ちち(仮名)」さんに至っては、毎晩定刻になると「晩ご飯!」と聞こえるように鳴くほどです。

 ワンコは飼い主に似る、といいますが、これ、当たり過ぎていて怖いですね。飼い主も運動不足で食べるばかり。飼われているワンコもそのまんまです。

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 風呂場の脱衣場にはヘルスメーター、というのはどこの家でもよく見られる光景かと思いますが、我が家のヘルスメーターはそこら辺で安売りされていたものを買ってきて十数年、壊れてはいないものの、乗った人間に甘い数字を出すのが難儀なところでした。

 この体重なら大丈夫か、と一夜漬けの精華に喜びつつ病院へ行くと、主治医に渋い顔をされる、という甘さ。それならばいっそ、病院で使われているようなメーカーの製品を買ってしまえ、と売れ筋のオムロンやタニタを無視して選んだのがこの製品です。

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 いろいろな機能が盛り込まれた製品ゆえ、サイズも大きめです。今まで使っていたヘルスメーターが子亀状態です。

 体重以外の測定値については、そもそも期待していません。足の裏から電流を流したぐらいで体の組成が正確にわかるはずもないので、体脂肪率がいくら、などと出ても参考値に過ぎません。第一、そういう数値を毎度見せられると暗くなるばかりです。

 で、この製品は測定値をBluetoothで飛ばすことができる、というのがひとつの売りなのですが、データを受け取る方のデバイスにはそれなりのアプリが必要です。しかし、現在提供されているアプリの安定性はひどいもので、ペアリングすらできず、かなりの確率で落ちます。

 こういった状況は体重計のメーカーがどこであっても同じようなものらしく、あてにしないのが良さそうです。それに、きちんとデータが飛んで保存、蓄積されていくと、励みになるというよりむしろ落ち込んでいく原因にもなりかねませんから。

2016年9月 6日 (火)

万能薬

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 ふて寝しながら、ケージの外にいる「くま(仮名)」さんをじっと見つめている「ちち(仮名)」さん。早く皮膚科の獣医を予約してやらねば、と思いつつ、日々の忙しさに流されてしまっています。目の周り、そして後ろ脚あたり、何か、アレルギーのようなものではないかと思われます。

 飼い犬は飼い主に似てくる、とよく言われます。うちのワンコの場合、見た目は飼い主に似なかったので嬉しく思いますが、横着なところとか、食い意地の張っているところなどは飼い主にそっくりです。飼い主も年がら年中あっちこっち痒い痒いと言ってますし、よくお腹の調子を崩すのですが、そういうところは残念ながらワンコにも伝わってしまっているようです。

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 しかし、奈良県民には強い強い味方、陀羅尼助錠があります。少しでもお腹に関係のありそうな不具合が出ると、これで解決しようとする、そういう奈良県民は少なくないはずです。県外就業率日本一を誇る奈良県、実際にはよそから奈良県に移り住んできた人が多いのですけれど、昔から奈良県で暮らしている人の場合は、とにかく「だらすけ飲んどけ。」なのです。

 同じような薬は全国各地にあるはずです。大昔、8月に入ってからお盆に旅行しようと決めて、そのとき空いていた濁河温泉の「百草の湯みやま」に宿泊したとき、チェックアウト時に「百草丸」というお薬をいただきました。日野製薬という会社が作っているこのお薬も、陀羅尼助錠とほぼ同じようなものなのでしょう。

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 お腹が痛い、下している、むかつくなど、何でも陀羅尼助。大人は1回20錠を服用します。ボトルにはこういうスプーンが付属していますが、私は滅多に使いません。ボトルからさっさと振り出して数えるとたいてい20錠前後ですので、それで事足りるのです。

 車酔いをしたときにも、このお薬がよく効きます。いろんなことにうるさくなかった昔は、バスに乗る校外学習を引率するとき、必ず持って行ったものですし、これで楽になった生徒も数知れず、です。

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 ここ数日、陀羅尼助錠のお世話になっていますが、ひょっとすると草刈りをしていないのが原因かもしれません。人生最後の刈払機、とひそかに決めているSTIHLのFS200が、いまだ修理から戻ってこないのです。すべての部分を工場出荷時の状態に戻してみても症状が改善しない、というのはなかなかに難儀な話です。このまま、草刈りシーズンが終わってしまうのでしょうか。こればっかりは、万能薬がない世界です。

2016年9月 5日 (月)

30年

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 寝転んでいた飼い主の薄汚い脚をオーヴァークロスして寝てしまった「くま(仮名)」さん。眠りに落ちる前は、おもちゃにと与えられた雑巾をガシガシと噛んでいたのですが、いつの間にか目をつぶって寝息をたて始めたものです。

 極度に運動不足な飼い主は、暑い中で動くとやたらに汗をかきますが、特に顔は冷水の入ったコップみたいになってしまいます。炎天下で草刈りをすると、自分の汗のあまりの臭さに泣きます。これらはいずれも汗腺が十分に機能していなかったり退化していたりする人の特徴だそうです。今日は草刈りもせず、屋内でLANケーブルの敷設工事をしていたのですが、例によって顔にばかり汗をかいておりました。

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 昨夜は妻と二人、映画を見に行ったのですけれど、そこでつまんだ何かが悪かったのか、今朝はお腹が痛くて目が覚めました。シリーズ二作目となるこの映画、映画通の方などは一作目からして駄作であったとおっしゃるようですが、料理の味やものの値打ちなどがさっぱりわからない私にとっては十分に楽しめる映画でした。

 映画の中で何度も「30年」というキーワードが出てくるのですけれど、お腹が痛いという私を心配する娘に対して、「毎年夏の終わりになるやつね」と冷静な妻。そう、ここ30年ほど毎年、夏の終わりには体調を崩すのが常だったのです。今年はそういうこともなく8月をやり過ごして、内心ホッとしていたのですが、やはりつかまってしまったようです。

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 職場では今日から給食が始まりましたが、私はいつもの通り、朝昼抜きの夕食のみ。考えてみればこれも30年前からです。当時の学年主任が、「5のつく日はご飯の日。先生は全員、職員室で情報交換をしつつ昼食。」と決めたのですが、その間、教室は生徒たちだけ。案の定、私のクラスの生徒がふざけていて怪我をするという事故が起こりました。

 「お前が暢気に昼飯食ってるからこういうことが起こったんだ!」という学年主任に対して、「ご飯の日でした」と抗議するも、「普段からしっかり指導しておかないからこうなったのだ。」と言われ、管理職にも叱責されました。それ以来、事故防止のため生徒のいるときは昼食をとらないようにし、長男が産まれたゴタゴタの中で何となく朝食もとらないようになって現在に至ります。夕食と間食の30年。糖尿病になった原因の一端と思いますが、それもこれも、すぐに意固地になる難儀な性格のせいだと、こんな歳になってようやくわかりかけてきた私。もう半世紀以上生きている子どもです。

2016年9月 4日 (日)

ついでに

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 酒に酔って眠り込んでしまったかのような「ちち(仮名)」さん。そろそろ冬毛への換毛が始まっています。彼女は最近、「ハウス」ができるようになりました。もちろんおやつにつられてのことではあるものの、いったんケージの外に出たら最後、強制的に放り込まれない限り戻ろうとしなかったことを思えば大きな進歩です。

 飼い主も、日曜日だというのに外に出ずに過ごしました。用もないのにふらふらと出かけなければ気が済まなかったことを思えば大きな進歩です。

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 仕事上の必要に迫られて三文判を発注した際、送料無料にしようとついでに注文したのが青い方、シャチハタのキャップレスです。普通の社会生活を送っている人にとっては、これこそが「キャップレス」ですが、萬年筆沼にハマっている人間にとっては、キャップレスをネットで検索したときに引っかかってくる余計なもの、です。

 最近ではキャップレスという名前より、ネームペンという名前で売り出しているようですが、このモデルにはしっかりとキャップレスという名前が与えられています。

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 実際、萬年筆沼の住人としてはこちらの製品を選択すべきだったのかもしれませんが、粗忽者の私のこと、すぐにキャップをなくしてしまいそうですから、やはり「キャップレス」の方が良いだろう、と思った次第です。クリップ部分をスライドさせることで、印面を覆っているカヴァーが開きます。これなら私でも印面のキャップをなくしてしまう心配がありません。

 でも、実はもっと大きな問題があります。それは、このペン自体をどこかに置き忘れたり、しまい込んで忘れてしまう、という可能性があることで、こればっかりはどうすることもできません。

2016年9月 3日 (土)

ネットデイ

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 ひとしきり遊んでくれと騒いでいたのに、誰も相手にしてくれなかったのでふて寝している「くま(仮名)」さん。彼女の美貌を持ってしても、あざといまでの可愛らしい仕草で迫っても、そういうものに慣れてしまった家族には通用しないのでした。

 今日はお休みでしたが、出勤していた同僚2人、お互い誕生日が同じだということで盛り上がっておりました。その会話の中にも出ていましたけれど、乙女座のお二人、やはり見栄えがよろしいです。我が長男も乙女座の生まれで、小学生の頃までは実におしゃれな子どもでしたけれど、歳を重ねるにつれ親父に似てきてしまったのは実に残念なことです。

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 お化粧直しをしているとは言え、築40年の職員室。ひび割れたところに這っている鮮やかなピンクの線はLANケーブルです。コネクタでつながれた黒いケーブルは、アルミサッシの隙間を通せるスリムなケーブルです。

 職員室から水平距離にして約100メートル先にある保健室。我々が仕事用にあてがわれているPCはイントラネットに接続されたクライアントで、サーバにログオンしなければ使用できませんが、保健室にはイントラの線がないのです。けが人や病人が保健室で休養しているときには養護教諭は職員室に戻るわけにいきませんから、その間、PCを使った作業ができません。早く予算をつけて何とかして欲しい、とここ数年要望が出ているのですが、第2の夕張市とも言われる我が市に、そんな余裕があろうはずもありません。教頭というのは「職員室の担任」なので、ここはひとつネットデイでもやるか、と思い立った次第です。

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 2階にある職員室の天窓から外へ出た線は、ひさしの下で屋外用LANケーブルに接続してそのまま地上へと垂らします。コネクタ部分はできるだけ風雨にさらされないようにひさしにぴったり沿わせておきたいので、空調用配管のブラケットに引っかけて高さを調整し、そのまま配管に沿わせて地上へとおろします。ここが本日一番の高所作業で、運動神経や平衡感覚などが実装されていない私にとっては大変に恐ろしく、困難な作業でした。

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 しかしながら、再び屋内へと入る1階廊下の天窓付近には適当な固定場所がなく、こんないい加減な状態で仮設置してあります。アルミサッシの隙間に入り込んでいる線と、ケーブル同士をつないでいるコネクタ部分、これを天窓の上の少しだけ張り出している窓枠の上に固定できれば良いのですが、とりあえず本日は資材も工具も、そしてアイディアもないのでこのままです。コネクタを中心とする接続部は何重にもビニールを巻き付けて防水してありますので、しばらくはこのままでも大丈夫でしょう。

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 そもそも、何で屋内を通さないのか、ということですが、それは単純に技術的な問題です。天井裏にケーブルを転がして配線するのが最も綺麗に仕上がるのは知っていますが、鉄筋コンクリート造りの校舎というのは部屋と部屋との間にしっかりとコンクリートの梁が通っているので、そこだけ天井の表側にケーブルを出すとか、梁に穴を開けるとか、それなりの技術と工具が必要になります。さらには、ケーブルの取り回しが長くなるのでそれだけ減衰も大きくなるでしょう。

 あとは、それ専用のコネクタを買ってきて、ここから先、カテゴリー6の線で約80メートル行けば、目的地の保健室です。あまりに減衰が大きいようであれば、途中にハブを入れるなどの対策が必要でしょう。面倒くさがりでは誰にも負けない自信のある私のこと、そうなったら多分計画自体が放棄されてしまうことでしょう。すべてはケーブル次第です。

2016年9月 2日 (金)

宿題

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 本日は羊の「もも(実名)」ちゃんでご機嫌伺い。写真右下隅の白い扇形は近所のおっちゃんこと「白丸(実名)」くんのお尻のあたりです。

 夏休みの宿題、と決めていたのが羊小屋の増床で、これは夏休みに入るか入らないかのタイミングで完成。しかし羊さんというのはこんな風に固まって押し合いへし合いしながら眠るので、実際、小屋はそんなに広くなくても良いのです。けれど、この小屋には学校のみならず、周辺にお住まいの人なども訪れて、羊を喜ばせようと草などを与えてくださるので、そんなとき、羊たちが餌の取り合いで喧嘩にならないためにはある程度の広さが必要です。手前に落ちているのは葛。草刈りをするものにとって、これが生えていると凄く嫌なのですが、羊さんはこれが大好物です。

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 この夏休みの間に、つかえるPCを1台組み上げる、というのも宿題でしたが、こちらは組み上げだけ終わってアプリケーションのインストール待ちです。そもそも、7月29日に間に合わせようと組み上げたものですから、とりあえずOSさえ入ってしまえばそれでOK、と放置しているうちに夏休みが終わってしまいました。

 で、それとは別に自宅のリヴィングで使っているPCに無線LANのボードを内蔵しようと、夏休み中ずっと某オークションをウォッチして、ようやく落札して届いたボードが・・・・・見つかりません。整理整頓が下手くそな私がそこら辺に放置してあるモノを、見かねた家人が片付けてくれるのですが、これがまた綺麗に片付けられすぎてどこへ行ったかわかりません。どこやどこやと探しているうちに出てきたのがセイラーの安物萬年筆でした。

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 老眼が進んでいますから、ペン先に何が書いてあるのかまったくわかりません。そこで、これはバッチリ定位置、というところに収納してあるベロモルーペでのぞいてみると、あぁこれはセイラーならではのペン先、とわかります。そんなことしなくても、携帯電話で写真を撮って拡大してみればいいだけなのですが、今度は脇を締めても携帯電話がピシッと固定できないのです。もともと、普通のカメラを構えてもブレてしまうような人間ですから、小さくて軽い携帯電話をしっかり固定して構えるなんて絶対に無理です。

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 おぉ、けっこううまくいった、というのがこちらの1枚。iPhoneのカメラ部分にベロモルーペを押し当てて、そのまま被写体に寄っていって撮りました。F-4からMADE INにかけて映り込んでいる黒い影、これがベロモルーペではないかと思われます。

 ここで凝る人なら、被写体をしっかり固定して、見たいところがしっかり見える位置にルーペを固定した上で、そこにiPhoneを押し当ててうまく写るかどうか検証しつつ最適解を探す、のでしょうけれど、横着な私は写れば十分。カメラをテレ側にして引きで撮るよりも、対象物をしっかりとらえられるという点で、これは使えそうです。

2016年9月 1日 (木)

Ⅰ度

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 長女に抱かれている「ちち(仮名)」さん。傍目には虐待しているようにしか見えませんが、本人(犬)は気持ちよさそうな顔でじっとしています。

 2学期が始まりましたが、今日と明日は午前中のみで生徒が下校。それなりにゆったり過ごせるかと思いきや、始業式後の大掃除であれがない、これはどうしたとあっちこっち引っ張り回され、気がつけばお昼過ぎ。もう、仕事をする時間が残っていません。

 先日、隣接する市の中学校で熱中症による死亡事故があったので、本日午後から急遽、管理職を集めての「講演会」が開かれました。人の命に関わるお話、決して意識を失うようなことがあってはならんと珍しく真剣に聞いておりましたら、それなりに役に立つ、新しい知見が得られました。

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 この夏休みはとにかく草を刈りました。昨年の夏、飲まず食わずで炎天下に草刈りに出て、短時間でくたびれて休憩、と言うことを繰り返した結果、ほとんど作業が進まず、さらには体重も減らなかった、ということから、今年は軽く何かを食べてから作業するようにしました。結果、2~3時間、ほとんど休憩無しで草刈りを続けることができ、散髪屋さんから出てきたばかりの坊主頭みたいな、綺麗な土手を目にすることができたのです。

 午前10時過ぎに草刈りに出て、屋内に戻るのは午後5時過ぎ。一番お日様が照りつける時間を狙って作業をするのは昨年と同じです。しかし、日頃の運動不足がたたっているのでしょう、これだけやっても私の汗腺は活発に働こうとはせず、顔から汗をかくばかりです。

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 小一時間ほど草を刈っていると、タンクが空になってエンジンが止まりますので、そこら辺に腰を下ろして小休止。このとき、長靴の中に入り込んだ小石を出すために足を抜くと、かなりの確率で足裏がツリます。そして長靴を持っている手の指もツリますので、一瞬、あかんあかん、と動きを止めるわけです。草だらけの土手で「うぉ~」なんて手足の痛みに耐えている姿は実に滑稽です。

 しかしこれ、症状だけ見るとⅠ度の熱中症なのかもしれません。めまいや失神などは熱失神、筋肉の痛みや硬直は熱痙攣とも言うのだそうで、私は熱中症になるほど頑張れないから大丈夫、と思っていたのが大間違い、ということなのかもしれません。これからは、あぁ、熱中症になりかけてるのかも、と意識しつつ草刈りをする、自制心ある草刈り人をめざします。

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