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2016年7月31日 (日)

ザウルス

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 ただひたすらむにゃむにゃしている「くま(仮名)」さん。日曜日で家族がみんな家にいて、それぞれにのんびりとした雰囲気を醸し出しているからなのか、ワンコたちも普段以上にまったりとして過ごしています。

 そんな中、飼い主の携帯電話には早朝から着信がありました。職場に隣接するグランドで野球をしていた人の打球が校舎3階にある教室の窓ガラスを割ってしまった、という連絡。とりあえず割ってしまった人が連絡をくれたのと、まず普通の人なら進入できない3階の窓ということで、しばし放置したのち、それでもやはり後片付けに出勤です。

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 溝を舐めてしまって回せなかったPC内部のネジを回すべく、用意した工具たち。これまでそのご高名は伺っていたものの、手にするのは初めてとなるネジザウルスです。そして抑えに小ねじバイス。いずれも、回すことができないネジの頭部をぐっと掴んで強引に回してしまおうという工具です。

 ネジが止められている場所が落ち込んでいないこと、それがこうした工具を使う際に必須の条件です。ネジの周囲が少し高くなっていると、これらの工具の先がネジに届かない、あるいは回すことができないからです。

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 回すことができなかったのは、小さくて頭部も薄い皿ネジでしたが、ごらんのようにがっちりと掴んでいます。先端部の内側に、通常のペンチ類とは違って縦方向の溝があるので、ネジの頭をしっかりと掴むことができるのだとか。実際に使ってみるとなかなかの威力です。

 萬年筆関係の修理には、挟む力が強すぎて使えそうにありませんが、割れる心配が少ないところなら使えるかもしれません。ただし、あごの内部には縦にも横にも溝がありますから、樹脂製のものなどはこれで挟まれただけで傷だらけになりそうです。

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 グリップ部分にはいろいろな文字や模様などが刻まれていて、マニアックな雰囲気を醸し出しています。針金もしっかり切ることができ、普通のペンチとしても使えますので、一家に一本、あって損はない工具かと思います。

 これのラジオペンチバージョンなんてものがあれば皿に便利なのでしょうけれど、そうなると肝心のネジを挟む部分が小さくなってしまうので実現は難しいかもしれません。なお、今回、小ねじバイスの方は、先端部が大きすぎて作業箇所に入りませんでした。小ねじとはついていますが、ある程度のスペースがあるところでないと使えませんので、使うチャンス待ちです。

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