今はなき
お行儀よく座って待つ「ちち(仮名)」さん。カメラを構えて、目とケージの柵とがまともに重なっているのでアングルを変えて、とやっている間、ずっと目をそらすこともなく、姿勢を変えることもありませんでした。彼女にしてはたいへん珍しいことです。
忙しさに紛れて、アレをやらなければ、とおもうだけで日付だけが過ぎていくという毎日を過ごしていますが、気がつけば6月も中盤。そろそろ夏ですから、y.y.Dayの準備も始めなくてはなりません。試作はできていますけれども量産はまだ・・・・・ごにょごにょ、というところです。
お客さんが来るというので家の中が綺麗に片付けられて、そのついでに萬年筆も何本か発掘されました。赤インクを抜いて漬け込まなくては、と思いつつどこにあるのかわかっていなかった823、そしてもう何年も同じインクを入れたまま、ロクに字を書いていない823。
黒インクを入れた方は、キャップの汚れは気になるかもしれませんが、普通に洗えば次のインクを入れられるでしょう。問題は鮫革の方。赤インク、それも顔料系のが入っていますから、相当に手がかかりそうです。
極太字と細字。でかいペンで細字のペン先、というのは以外とよいものですが、ぶっといペン先から燃費なんて気にせずインクを垂れ流してぬらぬらどばどばというのも気持ちのよいもの。事務系で毎日びっしりと文字を書くような人ならともかく、私の場合は細字の萬年筆にこれだけのインクを入れたらほとんどを月ごとの洗浄で捨ててしまうことでしょう。
ここに来ていきなり萬年筆をいじろうか、という気分になったのは、ひとつにはiPhoneの連絡先が戻ってきた、ということもあります。気持ちが落ち着いたのです。
docomoが突如iPhoneを扱うことになったとき、私も早速その恩恵に浴そうとしたのですけれど、電話帳のデータなどを移行するサーヴィスは一切できません、JSバックアップというアプリを使ってお客様の方でお願いします、という告知があって、何とも不細工な話やなぁ、と思ったものです。今回、そのアプリを使ってみたら、電話のできないiPad2に保管してあった連絡先データを綺麗にiPhoneに移せました。灯台もと暗し、です。
感慨深く、復活した連絡先を眺めると、先頭は Irサンライズ でした。
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