くじら
可愛い可愛いと家族が騒いでいるので近寄ってみたら、いつものように寝ているだけの「くま(仮名)」さんでした。違いと言えば、頭の舌に枕のように「愛犬」を敷いていることぐらいでしょうか。こいつは比較的気に入っているようで、一人で目覚めているようなとき、何も言わずひたすらに舐めたり噛んだりしています。
朝方、あまりに頭痛と寒気がひどいので目が覚めて、とりあえず頓服薬を飲み、寝場所をベッドに移したら、昨夜とは打って変わって猛烈によく眠れました。「今日は行くの?」と妻に声をかけられて目覚めるまでの2時間は、まさしくGolden Slumbers。反射的に「行く!」と答えてしまったのですが、そのあとおおいに後悔したほど、気持ちの良い眠りでした。
で、何食わぬ顔で出勤して、昼前には公立高校2次募集の合格発表を確認するために出張。この学校では27人の募集に対して受検者が17人でしたが、1人だけ不合格になっています。確認した後、車で校外に出たところで、フランス人形のコスプレ?と思うような少女が母親とおぼしき女性と歩いているのを見かけましたが、おそらく彼女が受検番号3016番だったのでしょう。合格発表直後に物品販売その他が行われますので、すぐに校外を歩いているというのは不合格ということです。
よく、学校の教師が生徒の見た目だけを規制して個性を奪っているから没個性な人間しか育たない、と批判されるわけですけれど、社会のルールと個性とは両立しうるものであると思います。私の見かけた少女が3016番であったとすれば、私はこの高校の判断を支持します。
今では並ぶ者のいないほどトヨタ嫌いな私ですけれど、子供時分はトヨタ車が結構好きでした。そして、その中でも特に好きだったのが、写真の鯨のクラウン、MS60系、70系でした。これは4ドアセダンですからMS60系ですね。2ドアハードトップというのもあって、そちらがMS70系。初期型は渋滞するとオーヴァーヒートしやすいという致命的な問題点があったらしいのですが、私の暮らしていた地域はさほどの渋滞もなかったので、おおむね好評だったように思います。この当時でも、カタログに真っ赤なボディカラーが載っていたのが印象的でした。
そしてもう1台。子供だった私は、このクルマの名前も知らないのに、なぜかこれのミニカーを持っていたのです。言わずと知れた名(迷)車、シトロエンSMです。私の持っていたミニカーの色もこれと同じで、実物なんて見たことがあるだけで、ドアハンドルにすら触ったこともないというのに、なぜかとても懐かしく感じられてじっと見入っておりました。
車好きの少年で、しかもシトロエン好きなんて、その頃からやっぱり変なモン好きな子供だったのだなぁ、と今更ながらに感慨にふけりつつ、これらの写真を撮った場所についてはまた別の日に。
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