埋蔵
土曜日で家族も結構家にいたので、割と落ち着いている「ちち(仮名)」さんです。飼い主がそばで自然死していたこともあるのでしょう。
結局昨夜(?)は、本日の午前6時までかかって成績を仕上げられたようです。ある程度の年配とは言え女性二人だけで深夜(?)の職員室。幸いなことに私の勤務先では、科学の範囲を超えた存在をはっきりと確認することはありませんので、こういうことも可能になるわけです。しかし、古くから勤務されていた先生によれば、職員室を出て玄関に向かう角を曲がったその先、教室があるエリアには「何かいる」のだそうです。幸い、私たちはそのエリアに突入する直前に階段を降りて玄関へ向かいますので、今までそういう存在に出会ったという話は聞きません。
飼い主はといえば、土曜の昼前に出勤して血と汗と涙の結晶である成績をとりまとめてプリントアウト。月曜日には皆さんがもう一度確認をして判子を捺しますので、その後、データは通知票へと流し込まれます。とりあえず飼い主としては、週が明けるまでに通知票の「かたち」を作り上げておかなければなりません。原型となるものはありますので、今年の内容に合わせてアップデートするだけですけれども、なかなか面倒で、しかも緊張を強いられる作業です。
写真は、そんな飼い主の勇気の源です。前車エログランドに取り付けてあった安全運転推進装置ですが、よくよく見ればヒューズボックスから電源を取っています。10年以上前、私はこんなDIYもやっていたのかぁ、と感動しつつ、ならば今でもできるだろう、と軽い気持ちで現車に施工です。
ヒューズボックスの蓋を開けると、ヒューズたちはずいぶんと奥まったところに鎮座しています。蓋を取り除いた穴には、スリムな手を持つ成人男性以外の作業を拒むサイズです。私の場合も、手で持ったヒューズプラーがヒューズに届きませんでしたので、ラジオペンチでヒューズプラーを掴んで抜き差しを行いました。
この狭いところで、金属部分に空いていた穴に写真下の方に見えるM6のビスを差し入れ、裏側からワッシャとナットをあてがって締めるという難儀な作業をして、ここにアース用のクワ型端子をかましてから、上の方に見えているヒューズに線のついたものを挿し込みます。シガーソケットを増設するこの部品、ヒューズ部が15A。キーONのときだけ通電する15Aヒューズを使う電装品を探した結果、ブロアモータのヒューズと差し替えました。
首尾は上々、と言いたいところですが、問題は私の手際の悪さ、というか不器用さ加減です。ヒューズボックス備え付けのヒューズプラーと、アースを取るために用意したナットが一つ、行方不明になりました。作業中に手が滑ってコロンとどこかへ落ちてそのまんま、ということです。
おそらくヒューズプラーはAピラー下、ドアの取り付け部前方あたりの内装内側に落ち込んだものと思われます。そしてナットは、運転席の横か後ろあたりに落ちたような感じがして、これもコロンと音がしたのですが、座席の下には見当たりません。その後、走行中にもどこかでカタカタ音がするわけでもありませんから、現状はどこかに落ち着いているのでしょう。ふと、井伏鱒二さんの名作、「山椒魚」を思い出してしまったことでした。
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