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2016年3月

2016年3月31日 (木)

猪鹿・・・

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 ひたすら惰眠をむさぼる「くま(仮名)」さん。彼女の体には少し大きすぎるサイズのクッションですが、もともと「だら~ん」と寝るのも嫌いではない彼女のこと、結構気に入っているようです。この状態からぐ~んと伸びをしますと、頭はクッションの縁にのり、後ろ脚は反対側の縁にのるという、寝るのには実に具合の良い状態になります。あぁして寝たら気持ちえぇやろなぁと飼い主もうらやむ寝姿なのです。

 3月最後の日、朝から4時間ほど続く会議に出て、そのあとはひたすら自分のデスク周りを片付けておりました。春休みの職員室でそういうことをしていると、生徒たちがめざとく見つけて「先生、どっかトバされたん?」と聞いてきますので、笑って「4月1日の奈良新聞をお楽しみに。」と答えます。毎年繰り返される、春休みの光景です。

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 自分のデスクを綺麗に片付けて中身を全部外に出し、明日からこの机を使うであろう人のために整えてから、今度は自分が明日から使うデスクへと荷物を移します。とはいえ、そこにはまだ先住者がいますから、その人が名残を惜しみつつ帰宅したあとの作業となります。

 そんなこんなで、21時を回ってから退勤しましたが、その時点でもまだまだ片付け継続中という人が何人もいました。こんな時でもなければ片付けなんてやってられない、という猛烈に忙しい皆さんです。そして私は妻と夕食をとり、少しドライヴしようか、ということで平地と山道の中間ぐらいの道路をゆっくりと流していた、そのクルマの前を猫が横切っていきました。さらに山の中へと入っていくと、道の真ん中にウサギさん。しばらくこちらをじっと見ていましたが、カメラを構えると急いで走り去っていきました。そのあと道の脇に何か白いものが見える、と思ったら、鹿さんのお尻でした。

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 その後も何頭かの鹿さんに、センターライン付近で絶命した狸、クルマの前を横切る狸。何やら得体の知れない生き物などとの出会いが続きました。つい半月ほど前まで、観梅客で大いに賑わった月ヶ瀬梅渓周辺は夜の闇にひっそりと沈んで、動物たちだけが元気です。

 こんなにたくさんの動物に出会うなんて、よっぽど餌がないのだろうか、などと話しつつ、ここはひとつ、山の獣の王様、猪も出てくれば完璧なのに、などと話しておりましたら、きっちりクルマの前を走り去っていきました。

 鹿にしろ、猪にしろ、まともにぶつかったらクルマは廃車でしょう。そうならないようにと慎重に走っていたのですが、もうあと5つもカーヴを過ぎたら人里、というあたりで、目の前に鹿さんが飛び出してきました。これは実に危ないタイミングでしたが、何とかクリアしました。夜中にこんな馬鹿やってるオッサンに、明日からの新しいお仕事をうまくこなせるのでしょうか。

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2016年3月30日 (水)

短い静岡

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 眠たくて身動きできないのだけれど、飼い主がそばに寄ってきたので必死になってそちらを見ようとしている「ちち(仮名)」さん。いじらしい姿です。飼い主は予定していた仕事が一段落したところで「いったん」帰宅して妻と夕食。予定ではそのあと職場に戻って自分のデスク周りを整理整頓する予定でしたが、何となく気力が萎えてしまって、結局家にとどまりました。

 考えてみれば、これが普通です、朝から出張して、帰ってきてお仕事。それらがすべて片付いたところで家に帰る。何の不思議もないことなのですけれど、滅多にないことでもあります。こういう日々が続くと、きっとあとで強烈な反動が来るはず、と戦々恐々としつつも、まだ人が起きている時間に自宅で過ごしている、これはとっても豊かな感じがします。

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 「幻の」という冠を付けて語られることも少なくないといわれる、マルちゃんのハイラーメン。静岡県でなければ手に入らないから「幻」なのだそうですけれど、至って普通の袋ラーメンでした。

 今回の東下りは新東名高速道路をフルに使いました。奈良から京奈和自動車道を北上して宇治巨椋から京滋BP、一瞬だけ名神高速をかすめて新名神で亀山へ向かい、名阪国道から東名阪自動車道、伊勢湾岸道を経てそのまま新東名に入ることができます。このルートですと、歩行者や自転車なども走る一般道は京奈和道に入るまでと、それを出てしばらくの間だけです。あとはずっと自動車専用道ですから快適そのもので、御殿場で東名高速に接続して用賀、そして首都高速と、結構踏みましたけれどトータルの燃費はリッター15.6㎞でした。実に優秀な我が愛車です。

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 エログランドの後部座席をフラットにしてダブルの布団を敷き、妻と子供3人を眠らせておいてTDRをめざす、というのが、30代から40代にかけての我が家の長期休暇の定番メニューでした。当然ドライヴァーは私一人、名古屋を過ぎるあたりまでは妻も起きていますけれど、その後は自分だけの時間になります。

 高速道路上にある「静岡まで60分」なんて表示を見たのが午前1時15分だとすると、「よし、2時に静岡を通過するぞ」などと勝手に燃えていたのですからおめでたい限りです。実際、静岡県内は制限速度も抑えめですし何より距離がありますので、いつまで経っても静岡県から出られないのではないか、などと思ってしまうこともしばしばでした。

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 今回もそれを覚悟していたのですけれど、新東名を使うと静岡県が実に短くて済むのです。愛知県を出たなぁ、さぁ静岡県だ、と思いつつしばらく走ると、いつの間にか神奈川県に突入しておりました。これは大変にうれしいことです。

 今回は人が起きている時間での移動でしたけれど、これを深夜に行えばもっと効率よくできるはずです。残念ながらペントレは野暮用で不参加確定ですけれど、こんなに楽なら、クルマで東下りというのもさほど現実離れした話でもありません。問題は、ゴールデンウィークまでの約1ヶ月間、生きて乗り切ることができるかどうか、という我が身の問題のみです。

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2016年3月29日 (火)

レモンの個数

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 大あくびの「くま(仮名)」さん。ビタミン不足ではなく、いつもこうしてだらんとしているのです。飼い主も年度末の処理がなかなか進まない同僚におつきあいしている内、夜が明けてしまいました。早くから提出しなければならないことが分かっていた書類を放置しておいて、最後の最後に文句たらたら言いながらやる、これはいけません。その書類が出来上がったのを受けて次の仕事に進める、という人がいるのですから。

 かくいう私なんかもきっとそういうことを繰り返してきたのでしょう。だから今頃になってバチが当たったのだ、と考えることにしています。今の職場に来て3年、ようやくまともな味のコーヒーを抽出する機械を手に入れた、と思っていたのですけれど、先日、壊れました。こういう時、自分の身に何か大事が起こるはずだったのを、身の周りの品が身代わりになってくれたのだ、と思うことにしています。

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 で、こうした状況ではまず配管のつまりを疑うべし、ということで、レモンを買ってこなければなりません。けれど、レモン買うよりいい方法があるのではないか、と思ってしまうのが萬年筆趣味の人の特徴なのではないでしょうか。

 amazonあたりで一番お値段が可愛いアスコルビン酸を探します。300グラムで980円、糖分などの添加は一切なし、というのがありましたので購入したのですが、配達してくれた郵便局員さんは昨日投函してくれたはずなのに、なぜか本日、忽然とポストの中に現れました。

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 実にレモン75個分。素晴らしいですね。これなら少々の風邪くらいすぐに治りそうです。こいつを付属のスプーンで3杯分くらい放り込んで、抽出のスイッチを入れます。どこかで配管が詰まっているということであれば、これを数回繰り返せば改善するはずです。

 が、しかし、残念ながらまったく動きがありません。タンクに入れたアスコルビン酸水溶液はしっかりと熱せられて・・・・・もいないようです。どうやら、配管よりもヒーターの機能に問題がある可能性が大です。そうなると、復活は望み薄ですね。アスコルビン酸は、別の目的に使うことにして、コーヒーメーカーの方は分解して仕組みのお勉強に使うことにします。

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2016年3月28日 (月)

ジーライオン

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 こういう季節も、もうすぐ終わりですね。写真に写るブランケットはすでに片付けられてしまっています。ホットカーペットは、ワンコたちが歩きやすいようにと敷きっぱなしになっているだけで、そろそろ通電していると暑いと感じられることも多くなってきました。すぐそこまで4月がやってきています。

 「ちち(仮名)」さんの換毛も最盛期となり、体力を消耗するせいか、いつも眠そうに、だるそうにしています。今朝早くまで仕事を続けていた飼い主も、今日はおつきあいして一日寝ていたい気分でしたが、大事な引き継ぎがある、という緊張感で不思議と眠気も飛んで行ってしまいました。今から13年前の春も、今と同じような心理状態だったことを思い出します。

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 13年前の春も、4月に入ると仕事の中身がごろっと変わるというのに、前任者が忙しくて引き継ぎの時間がとれないのを良いことに遊びまくっていたのです。4月に赴任してきた教頭がその話を聞いて、「何と勇気のあることよ・・・」と絶句していたのが忘れられません。

 けれども今年は、今までより複雑多岐にわたる仕事が待ち構えているので、しっかりと引き継ぎを受けておかないとエラいことになります。ほぼ1日かけて、みっちりといろいろなことを教えてもらいましたが、「勇気あるなぁ」と漏らした教頭に仕込んでもらったベースがあるので、とりあえずは何とかなりそうです。それでも、仕事の中身を知れば知るほどため息が出そうになるのを必死でこらえた1日でした。

 写真は1週間ほど前、きっちり遊びに行った先で撮ったもの。駐車場に入るとゲレンデヴァーゲンとランボルギーニの何とか言うモデル(さいきんのはわかりまへん!)の間に1台分の空きがあったので、ちょっと割り込ませてもらいました。プライスタグで1桁違う車の間に割り込むなんて、無邪気というか、えぇ根性してます。

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 全国あちこちの港には今も赤煉瓦の建物が結構残っていて、それらを活用した商業施設がはやりですけれど、大阪にもきっちりできておりました。場所は海遊館にほど近いところで、大阪市立築港中学校の真ん前です。入場料が必要なクラシックカーミュージアムですけれど、そのコレクションにはけっこうな偏りがあるように感じられました。クラシックカーを売る、ということにも力を入れているので、それはそれで当然のことでしょう。

 写真の奥の方の車などは、実際に場内で乗ることができるようです。自分でドライヴできるのか、横にのせてもらうのかはわかりませんが、多分後者でしょう。シンクロもないクルマを動かせる人はそうそういないはずです。

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 あと3日。去りゆく3月の間に、どれほど仕事を片付けられるのだろうか、と思っていたら、愛用しているThinkPad X61のFanがまたも壊れました。PCというやつ、どうしてこうも忙しいときに限って壊れるのでしょうか。難儀なものです。

2016年3月27日 (日)

これじゃない

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 帰ってきた飼い主に「ただ帰ってきただけなの?」と言いたげなようすで顔を持ち上げた「くま(仮名)」さん。しかし、カメラを向けるとやっぱり視線をそらしてしまいます。

 日曜の午前中を最終期限と思って、よろしくお願いします、と学級担任の先生方にお伝えしたのが金曜日の夜でした。本来の締め切りである22日から、すでに3日が過ぎていました。けれども、今日のお昼前に職場に出ましたら、「まだです。ほかのクラスのを先にやっといてください。」などと言う人がおりました。残念ながら、全クラスのデータが揃わない状態で作業を始めると、同じ作業を何度も繰り返さなければならないので、すべてが揃うのをじっと待っておりました。

 年度末までに必ず完成させなければならない書類は山のようにありますが、学校においては「生徒指導要録」が文句なしの横綱です。飼い主もかつては毎年この時期になると新しい萬年筆を買って、少しでも指導要録を「書く」ためのモチベーションを上げようとしていたものでした。

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 今回はさまざまな生徒指導案件が重なったこともありますが、最終的にはPC内のデータをプリントアウトするだけ、そんなん、簡単なもんやろ、という意識があるせいか、どの担任もなかなか着手しようとせず、締め切りを守った人は一人もいない、という情けない状態になってしまいました。

 元締めたる教務主任も、常日頃から「PCの画面にらんでるなんて、そんなもん、教師の仕事と違うわ!」と公言されていますが、残念なことに私は「本来の教師の仕事」が苦手なので、そういった「どうでもいい」仕事で人の役に立つことをめざす、その道しかありません。「教師本来の仕事」をされている先生方が、手の空いた時間に指導要録作成に必要なデータを打ち込んでくださるのを、ひたすら待つのみです。

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 外道を調伏する安倍晴明。ニコちゃん大魔王みたいな外道にとりつかれて、歴博で買ってしまいました。白黒の面を押したりこすったりして、カラーの面を立体的に仕上げる、というものだそうです。いや、この外道、他人とは思えません。見るからに変なやつ、というところに親近感を覚えます。

 生徒指導がしっかりとできる、それこそが教師本来の姿であり、本来の仕事です。私のような「事務屋」はあまりそういう場面で役に立てないので実に肩身が狭い思いですが、それも自分の能力と精進が足りないからだと割り切ってしまえば少し気が楽になります。

 結局、日が暮れてからすべてのデータが揃いました。そこから作業を始めて、何とか夜明け前には職場を出ることができました。もう少し、処理能力を上げる必要がありそうです。

2016年3月26日 (土)

佐倉

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 え?何?今帰ってきたの?眠いねん。という「ちち(仮名)」さん。飼い主さんご夫婦が帰ってきたにしては冷たい反応でした。「くま(仮名)」さんは対照的に真っ昼間であるかのように元気に振る舞って、全身で飼い主のご帰館を喜んでくれておりました。さて、あざといのはどちらのワンコでしょうか。

 今日は千葉県方面でWAGNER関連のツアーが企画されているということで、これは行かねばと、こだま早得だったか、そういう切符を用意するつもりでした。けれども、その日に高熱を出してダウンしたので、これはもう通常料金で行くか、ほかの安上がりな手を考えるか、ということになります。

 高速バスの昼行便では、始発に乗っても東京駅に午後2時頃の到着ですから役に立ちません。その東京駅から電車で1時間半ほど行った先の駅で13時に集合なのですから。

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 で、結論は人件費の節約です。自分で車を運転していけば、高速代と燃料代ぐらいですみます。写真は新東名高速道路上り線で一瞬お顔を出した富士山を助手席からとらえたものです。自宅を朝の6時過ぎに出て、静岡県内で朝食。あとは一気に走って歴史民族学博物館に13時少し前の到着でした。用賀から首都高大橋JCTまでの区間の渋滞がなければもっと快適でしたが、自動運転モードにも入らず、現地についてもぴんぴんしていましたので良しとしましょう。

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 井上光貞氏の監修による・・・・・というところが大きな同期となって、今から33ねんほど前でしょうか、オープンしたばかりの頃に2~3度来たことがありますが、「佐倉って奈良よりも凄い田舎や!」という印象しか残っておりませんでした。

 施設も立派に完成し、熟成も進んで、本当に立派な博物館です。何よりも佐倉の街は、もう既に奈良を置き去りに・・・・・はしていないと思います。いや、佐倉だったら喧嘩できまっせ、という感じでしょうか。海がない、空港も遠い、それがどないしたんや、というところです。

 まぁでも、首都圏相手に奈良が喧嘩して勝てるはずがありませんね。何より奈良県はそんなにたくさん落花生造ってませんし、お味噌や醤油も自分たちが食べる分だけしか・・・い、石を投げるのやめてください。

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 ツアーのようすは後日に譲りますが、帰途も順調でした。6時前に佐倉の街を出て、いきなり東関東道、京葉道ともにびっちびちの渋滞。関西では平均車速が30キロを切ると渋滞と言いますが、首都圏ではそれが20キロだったはず。すなわち関西人にとって首都圏の渋滞は、もはや「駐停車」としか言いようのないものです。

 京葉道を選んだので少しは早く都内に戻りましたが、今度は首都高渋谷線が駐車場になってしまっておりました。そこで10年ほど前に東京へ来たときの記憶を頼りに湾岸線へと向かいましたら、うれしいことに「横浜」の標識が。そこから保土ケ谷BP経由で横浜町田に至り、念願の東名高速に乗ることができました。

 それにしても本日は「先立ちまして」とか名乗る車が大量に発生しておりまして、これが車名通り先立つこと先立つこと。高速道路ではそんな速度で人の先に立ってはいけない、と何度言っても理解できないようです。あと時速90キロで作動するリミッターのついたトラック同士での追い越しごっこもやめてもらいたいものです。

 前が空いたと思った瞬間に追い越し車線に横スライドして出てくる、あれは怖いです。そしてその意味のわからない儀式が終わったあとのトラックを追い越すのにアクセルふかすのも燃料の無駄。そうならないように車間距離を空けているのであって、トラックを割り込ませてあげるために空けているのではない、ということをわかっていただけないのが辛いところです。皆さん、高速道路では車間距離、もっと開けましょうね。

2016年3月25日 (金)

くじら

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 可愛い可愛いと家族が騒いでいるので近寄ってみたら、いつものように寝ているだけの「くま(仮名)」さんでした。違いと言えば、頭の舌に枕のように「愛犬」を敷いていることぐらいでしょうか。こいつは比較的気に入っているようで、一人で目覚めているようなとき、何も言わずひたすらに舐めたり噛んだりしています。

 朝方、あまりに頭痛と寒気がひどいので目が覚めて、とりあえず頓服薬を飲み、寝場所をベッドに移したら、昨夜とは打って変わって猛烈によく眠れました。「今日は行くの?」と妻に声をかけられて目覚めるまでの2時間は、まさしくGolden Slumbers。反射的に「行く!」と答えてしまったのですが、そのあとおおいに後悔したほど、気持ちの良い眠りでした。

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 で、何食わぬ顔で出勤して、昼前には公立高校2次募集の合格発表を確認するために出張。この学校では27人の募集に対して受検者が17人でしたが、1人だけ不合格になっています。確認した後、車で校外に出たところで、フランス人形のコスプレ?と思うような少女が母親とおぼしき女性と歩いているのを見かけましたが、おそらく彼女が受検番号3016番だったのでしょう。合格発表直後に物品販売その他が行われますので、すぐに校外を歩いているというのは不合格ということです。

 よく、学校の教師が生徒の見た目だけを規制して個性を奪っているから没個性な人間しか育たない、と批判されるわけですけれど、社会のルールと個性とは両立しうるものであると思います。私の見かけた少女が3016番であったとすれば、私はこの高校の判断を支持します。

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 今では並ぶ者のいないほどトヨタ嫌いな私ですけれど、子供時分はトヨタ車が結構好きでした。そして、その中でも特に好きだったのが、写真の鯨のクラウン、MS60系、70系でした。これは4ドアセダンですからMS60系ですね。2ドアハードトップというのもあって、そちらがMS70系。初期型は渋滞するとオーヴァーヒートしやすいという致命的な問題点があったらしいのですが、私の暮らしていた地域はさほどの渋滞もなかったので、おおむね好評だったように思います。この当時でも、カタログに真っ赤なボディカラーが載っていたのが印象的でした。

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 そしてもう1台。子供だった私は、このクルマの名前も知らないのに、なぜかこれのミニカーを持っていたのです。言わずと知れた名(迷)車、シトロエンSMです。私の持っていたミニカーの色もこれと同じで、実物なんて見たことがあるだけで、ドアハンドルにすら触ったこともないというのに、なぜかとても懐かしく感じられてじっと見入っておりました。

 車好きの少年で、しかもシトロエン好きなんて、その頃からやっぱり変なモン好きな子供だったのだなぁ、と今更ながらに感慨にふけりつつ、これらの写真を撮った場所についてはまた別の日に。

2016年3月24日 (木)

熱病・その後

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 写真の「ちち(仮名)」さんみたいに寝ているワンコを見ると、息苦しくないのだろうかと心配になります。飼い主は息苦しいのがとにかくダメで、風邪をひいたときなどは寝ているだけで苦痛です。できるだけ意識しないように努めてはいるのですが、時間の経過とともに鼻の詰まりや息苦しさを意識するようになって、パッと起き上がってしまうのです。

 熱が出ているので加湿器を動かして寝ていたのですが、寝室の中が温室状態になって蒸し暑くてアウト。夜中に起き出して窓を開け、外の冷たい空気に触れて生き返りました。

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 勤務先の給食で供される牛乳。3ヶ月半も前のものですが、異動の季節となってあちこち片付けていた同僚が見つけてきたものです。中身を捨ててパッケージを良く洗ってから捨てなくては、と思うものの、誰もが開ける勇気を持てないと言うので、私が開けました。

 予想通り、内部にはヨーグルト様のものが。もちろんカビも生えておりました。常温の環境で3ヶ月、思ったよりは普通な感じでした。

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 日頃から整理整頓、清潔に心がけなさい、という教えなのでしょう。そして私は、本日2度目のインフルエンザ検査を受けるも陰性。やはりこれ、周期的にやってくる原因不明の高熱、としか言いようのない病のようです。

2016年3月23日 (水)

熱病

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 1ヶ月ほど前に登場した写真ですが、今日の飼い主はまさしくこんな感じです。お昼前から少し体がだるいなと感じられて、階段の上り下りで脚が痛いとか、横になっていると大変に気持ちが良いとか、これはもうアカンな、と思っていたのですが、とりあえず早めに家に帰って寝ておりました。

 受診するとインフルエンザは陰性。こういう、29度台の熱が数日続いて結局インフルエンザではない、というのは3年前にもなったことがありますので、多分今回もその手でしょう。とにかく今回は何をする気も起きないので、これで失礼します。

2016年3月22日 (火)

目で楽しむ

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 写真を撮ろうと近づいても気づかずによく眠っている「ちち(仮名)」さん。春眠暁を覚えず、とはよく言ったものです。本日は県内公立高校の二次募集出願日で、本校にも該当生徒がいたため、うららかな陽射しの中、出願先の高校までプチドライブすることになりました。

 本来なら国道168号線を通る道のりですが、良いお天気なので広域農道を抜けていくことにしました。かつてのぐにゃぐにゃはほとんど解消されたものの、その分交通量や信号も増えて気分よく走れない168号に対して、信貴生駒山系の山肌に沿うように造られた広域農道は眺めも良く、何より絶対的な交通量が少ないので、本当に快適に走ることができます。

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 ルピシアさんの吉例、Book of Teaです。そういえばこの会社、代官山に本社があるのですね。その昔、代官山は鎗ヶ崎の交差点に面して奈良県渋谷寮というのがあって、東京都内でこの立地ながら一泊3900円で泊まれるというので大いに重宝した時期がありました。ただし門限は午後11時で、お部屋は昭和の旅館風、お風呂とトイレは共同でした。

 50過ぎたら仕事を辞めて、夫婦で代官山あたりに住もう、なんて夢のようなことを言っていた若い日。計画通りに事は運ばず、今も奈良県で仕事をしておりますが、30代の頃にはそれこそ代官山に「通って」おりました。

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 パッケージの大きさがよくわかるように、とM800を並べて写真を撮っていると、「そんなもんで大きさがわかるかいっ!」という厳しいツッコみが入りました。普通、大きさ比較と言ったらたばこの箱とか100円ライターでしょう、というわけです。私はこれがわかりやすいと思えるのですが・・・。

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 この絵のパッケージにはどんなお茶が、と考えながら手に取るのは愉しいものです。たいていの人が知っている、いわゆる「名画」が選ばれていますが、絵とお茶の組み合わせはどうやって決めたのでしょうか。

 我が日本からは、菱川師宣、尾形光琳、東洲斎写楽、葛飾北斎、黒田清輝らの絵が選ばれています。歴史の教科書に出てくる絵そのもののラインナップですね。

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2016年3月21日 (月)

銅鐸

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 例によって横着きわまりない姿勢で水を飲む「くま(仮名)」さん。飼い主が横着な人ですからそれに似たのだ、という説もあって、それは否定しにくいのですが、飲んだり食べたりという、消化管が毛皮をかぶっている生き物としては最も重要なことを寝転んだまま済ませてしまうというのはかなりのものです。

 土曜日は事務仕事、日曜日はお墓参りと有意義な三連休を過ごしてきた飼い主ですが、最終日はすっぱり遊んでみようと車に乗って終日ブラついておりました。

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 古代の人の生活間違い探し、などと工夫の凝らされた展示のある兵庫県立考古博物館。ブラついて流れ着いたのはここでした。竪穴住居の中に冷蔵庫がありますけれど、ここが扉になっていて、開けると正解が展示されています。実際、この冷蔵庫のところを開けると、中には甕が一つ。こんな風に簡素に食物を貯蔵していたのですよ、というわけです。

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 ここでは今月27日まで、淡路島で発掘された「松帆銅鐸」が展示されています。銅鐸は祭祀器として、多分鳴らして使っていたのだろうなぁ、というところですけれど、写真の図にある、鳴らすための「舌」や、銅鐸そのものをぶら下げておくための「紐」が、銅鐸本体と一緒に発掘された、日本で最初のケース、それが「松帆銅鐸」なのです。

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 展示室内は写真撮り放題、というのがうれしいところです。発見当時、この写真のように入れ子になっていたそうです。銅鐸というもの、最終的には埋納することを前提に造られ、使われていたもののようです。

 日本には純粋に青銅器だけの時代がほぼなかったとされています。鉄器も同時に伝わってきたので、実用には鉄器を主に用いて、青銅器は祭祀用という性格が強かったものと考えられているのだそうです。けれど鉄器は地下に埋まっている間に錆びてなくなってしまうので、実際に土の中から出てくるものは青銅器が多い、というわけです。

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 館内には復元された銅鐸もあって、それらを振りますと実に大きな、そしてよい音が鳴り響きます。27日まで限定の展示ですので、ご覧になりたい方は急いで加古川へ向かいましょう。JR山陽本線の土山駅から徒歩15分となかなかに厳しい感じですが、大阪方面から車で行くと2号線の渋滞にも引っかかります。春の陽気の中、ぶらぶら歩いて行くのも悪くないでしょう。

 ちなみに今月24日には、「銅鐸鋳造実験」というイヴェントも計画されていて、10名様にミニ銅鐸プレゼント、なんて企画もあるようです。

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2016年3月20日 (日)

お中日

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 柔らかな光に包まれて気持ちよく眠る「ちち(仮名)」さん。お彼岸の中日ですので、早朝に起き出してお墓参りに行くつもりでしたが、目が覚めたのは午前5時半頃。もちろん、前夜に自然死してしまったあとですので、そこから入浴して身支度を調えたりしていると、もはや早朝ではなくてただの朝と言うべき時刻になってしまいました。

 さらには、同行させようとしていた次男がまさかの「電車で」の高野山行きを希望しましたので、急遽予定を変更して、電車を使ってのお墓参りとなりました。早朝にクルマで家を出れば、普通なら2時間はかかるところを1時間半ほどで行くことができますから、ちょうど明るくなる頃からお墓掃除とお参りをして、午前8時頃には家に帰ってくることが可能です。お彼岸の中日ともなれば、普段車に乗らない人が大挙して高野山への山道に押しかけるので、道路というよりむしろ駐車場というべき惨状になりますが、そうなる前に事を済ませてしまえるのです。

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 本日は午前8時に大阪の難波駅を出る電車に乗りました。さすがに高野山上はまだまだ寒く、こんな看板が出されたままですが、さすがに雪はなく、日が高くなるにつれて暖かくなってきました。そこで、あえて次男と奥の院の参道を歩き、あれこれ説明しながらの墓参となりました。

 帰途はごま豆腐を買い、高野山内のコンビニエンスストアとしては老舗と言うべきお店でお弁当を仕入れて、お昼過ぎの座席指定特急で帰途につきました。たとえ電車利用であっても、早起きは三文の得で、山内が混雑する前にすべてを終えることができました。わずか1時間半ほどの間、特急電車の中で実によく寝ました。終点で降りれば良いという安心感もあったのでしょう。

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 こんな風にお彼岸とお盆、お正月前にはお墓参りをしている私ですが、遠からずお参りしてもらう側になるのかと思うと、はて、大丈夫なのだろうかという気持ちになってきます。子供たちに墓の維持管理をゆだねることが本当に良いのかどうか、ゆだねたとしてそれが可能なのかどうか、です。

 私はここまで、実に暢気に生きてきましたが、子供たちの未来は決して明るいとは言えません。考えれば考えるほど、暗くなるばかりです。この春から少しだけ仕事の内容が変わります、ということもご先祖に報告しましたが、それも寿命を縮める方向に作用することでしょう。最後はある日突然、煙が空に上るようにしゅっと消えてしまうのが理想ですが、認知症になって長いこと生きたりしたら、本当に困りますねぇ。これからは、お墓参りのたびにそういうこともご先祖にお願いするようになるのかもしれません。

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2016年3月19日 (土)

後釜

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 かわいらしい姿で寝ているので1枚、とカメラを構えたら、その気配に目を覚ましてひっくり返った「くま(仮名)」さんです。かわいらしいというより、これは最早あざとい感じと言うべきかもしれません。こういう格好をすれば家族が喜ぶ、ということを知っていて寝返りを打つのです。

 卒業生を送り出したあとの三連休、本来ならゆったりまったり過ごしたいところですが、卒業生の中にもまだ入学試験を受ける生徒が残っておりますし、全員の進路が確定した後も資料の整理その他、やらなければならないことが山積みです。とりあえず、来週後半に修了式を迎える在校生の分の通知票でも完成させよう、と出勤したら、肝心の成績資料の方がまだ出揃っておりませんでした。職員の間でインフルエンザが流行っているようで、次々と先生方が「出勤禁止」になっていることも影響しています。

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 ThinkPadが2台と、周辺機器接続用のドック、そしてバッテリー。この黒い弁当箱のようなノートPCは、私が愛してやまないものの一つです。現在は、Core 2 Duo プロセッサー T9300(2.5GHz)にメモリ8GB、512GBのSSDを装着して液晶はSXGA+(1400×1050)というけったいな仕様のものを仕事用のメインとして使っています。

 つい最近、セカンドファンを交換したばかりですが、昨日はメインのファンにエラーが出ました。このファンのエラーは持病みたいなものですから仕方がないのですが、USBポートが少し馬鹿になりかけてきているとか、時折処理に時間がかかって待たされることがあるとか、古さを感じるようになってきました。

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 ここら辺など、次期FXとしてはかなり有力なのですけれど、いかんせんお値段が信じられないほど高いのが難点です。レッツノートシリーズに限らず、Windows Vistaあたりからつい最近まで、辺に横に細長い見にくい液晶を持つPCが当たり前のように売られてきました。私の場合、仕事をする上では縦方向のドット数がものを言います。その意味では、最近、どのメーカーもようやく普通に使えるサイズの液晶を載せるようになってきました。

 でも結局、お値段を考えると、こなれた値段の中古を買って改造、というのが現実的な選択肢です。何より、スペックは非常に魅力的なレッツノートシリーズですが、英語キーボードが選べないのが致命的です。不器用な私は、日本語キーボードを使っているといつの間にか「カナ」キーロックを欠けてしまって難儀することが多いのです。

 でも一番大切なことは、中古のPCの前へ。買って改造やらセットアップやらしている時間があったら、山のような仕事を先に片付けなさい、ということなのかもしれません。

2016年3月18日 (金)

長い休み

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 ひたすら顔を背け続ける「ちち(仮名)」さん。寝ぼけた顔でこっちを見ているので写真に収めようと寄っていったら、こうして横を向いてじっとしています。長女も私もスマートフォンで撮影していますので、ワンコにとっては何も変わるところがないはずなのですが、私には撮らせてくれないのです。

 公立中学校はきっちりお役所ですので、1年間は4月1日に始まり、3月31日に終わります。この時期は、卒業生を送り出し、新入生を迎える準備をする季節です。

 よく、「学校の先生は長い休みがあって良いねぇ」と言われますけれど、これは人それぞれ。夏休みに2週間ほど海外旅行に出かける人もいれば、お盆休みすらない、という人もいます。そういう人はたいてい部活動人間で1年で休むのは元旦だけ、ほかの休日(授業のない日)は全て部活動、という人も少ないながら存在します。まもなく始まる甲子園、そこに出てくる高校の先生なんてのは、たいていそんなものではないか、と想像します。

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 PILOT823の細字。こんなペンにインクを満タンに入れたら最後、インクが腐るまでそのままなんじゃないか、と思ってしまいますが、現実には1週間しないうちに使い切ってしまう同僚もいます。司法試験の論述問題に取り組むような勢いでがしがしと文字を書いていく人ですから当然かもしれませんが、私のこのペンに入っているインクはとってもヴィンテージです。

 かつては、この時期になると毎年萬年筆を新調していました。生徒指導要録という、学校に保管しておく成績その他の記録簿、これに「所見」というのを書くためです。けれど今は、そうした書類もコンピュータ処理になりましたので、そういう絶好の口実もなくなってしまいました。

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 この時期、「違う職場に異動ですよ」なんて言われますと、まず考えるのが職場のお片付けです。自分のデスクだけでなく、自分が関係する各所のお片付け、これに忙殺されます。私のように実技系の教科を担当しているとなおさらで、そういうお片付けと平行して事務的なことの引き継ぎ。私の勤務する県では、けっこう「職人芸」が幅をきかせているので、担当者が異動してしまうとあとが大変、ということがよく起こります。

 実際私も、今の職場に異動してきた当初、毎晩もとの職場に通っておりました。自分のやっている仕事をはっきりとさせ、誰が担当してもすぐにできるように整備しておくことは、実際自分がその仕事をこなしていくよりも数十倍大変なことなので、結局、何でも自分でやってしまいます。その結果、異動となれば自分も後任の人もおおいに難渋する、ということになります。

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 春休みなんてものは生徒諸君にとっては大変によいものでしょうけれど、我々の業界で暮らす者にとっては忙しいだけの季節です。しかも季候が良いので、毎日、良いお天気だなぁ、などと空を眺めつつ、かごの鳥になって仕事をやっつけていかなければならない、という二重苦。そして新学期を迎え、無我夢中で目の前の仕事をやっつけている内にゴールデンウィークがやってきて、ようやく一息ついたと思ったら夏休み、という流れです。新年度こそは、もう少しゆとりができるように段取りよく仕事をするよう心がけよう、と思う(だけ)なのもまた、毎年この時期恒例のお話だったりします。

2016年3月17日 (木)

いぶし銀

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 今朝はことのほかよく寝ていた「くま(仮名)」さん。彼女は首の周りを撫でられるのが好きなのですが、この状態で首筋に手を突っ込んでもキュンとも言いませんでした。その少し前にはあれこれと寝言を言ってましたので、深い眠りに落ちたタイミングだったのでしょう。

 本来なら自宅から直接行きたかったのですが、どうやら職員室内でインフルエンザの流行が始まったらしく、授業者が欠けた場合には補欠を入れなくてはなりませんので、いったん出勤。案の定、寒い寒い体育館で2時間半にわたって卒業式の司会を務めた同僚がダウンしておりました。

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 あれこれと時間割その他を調整して、年度末ですので早く通知票に入れる成績やデータを提出しなさいと未提出の同僚をシバいてから、ようやく出発して向かった先がこちら、十津川高等学校です。

 木曽路も真っ青という山の中、日本の施政権が及ぶ中では最大の面積を誇る村である十津川村の、それも南寄りにあります。和歌山県の新宮市まであと少し、というところにありますから、奈良県と和歌山県との間に結ばれた協定により、和歌山県在住の生徒も入学することが可能となっている学校です。ここ十津川村の面積は奈良県の面積の5分の1ほどにもなり、東京都23区の面積よりも広いのです。明治時代に集中豪雨で大被害を受けた際、北海道に集団移住した人々が開いたのが新十津川町です。

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 十津川高校に至るまで、普通の人が普通に走ると、奈良県北端にある奈良市からおよそ3時間と少しかかります。合格発表は正午なのですが、職場を出たのが午前9時少し前。これはいかん、とあれこれ頑張って、なんとか11時半までに到着しました。

 山間部に入ると、ヨタヨタと走ってブロックしているクルマをかわしながらの道中でしたが、それらのクルマとは十津川高校で再会。同乗者の顔色が一様に青かったところを見ると、相当難儀な道中だった模様です。

 この険しい道を、全長10メートルを超える車両がかなりの数、行き来しているのですが、そうしたクルマのドライヴァーを心から尊敬します。単純に見ると、大きなクルマだからゆっくり走っている、というだけなのですが、ひとつひとつのカーヴをクリアしていくときのライン取りや、何もないと思えるところで停車して対向車をやり過ごす、その間合い。本当に学ぶべきところの多い運転です。

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 そういうクルマは、絶対的な速度は低いのですけれど、所要時間は存外短いものです。バカみたいに飛ばしてヘトヘトになりながら目的地についてドアを開けると、先ほどの大型車がすぅーっと通り過ぎる、などということは珍しくありません。銀の萬年筆は放置しておくといぶし銀になりますけれど運転の方は努力しないとそうはなりませんね。

 そういえば昔、麺を作っている会社の偉いさんが「麺も銀のペンも一緒、放りこむんよ言ったとか言わないとか、さる方の萬年筆を銀いぶし液につけようとして手を滑らせ、文字通り放り込んでしまったことがありましたが、さほど綺麗にいぶせたわけでもありませんでした。やはり時間がものを言うのでしょう。

2016年3月16日 (水)

ほったらかし

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 本当に気持ちよさそうに眠る「ちち(仮名)」さん。卒業式を終えて、一通りの片付けを済ませたら、今度は病気早退者(職員)が続々。卒業式の司会を務めた同僚などは最悪の体調で、熱も高く、あれでよくぞ2時間半も寒い体育館で立っていたものだと思いました。プロ意識、見習わなければなりません。

 何とかはひかない、といわれますように、私は生まれてこの方、インフルエンザになったことがありませんが、どうやら職場の中では大流行している模様で、明日出勤したら、ごっそりと人がいなくて時間割調整に大童、なんてことになりそうな悪寒予感です。

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 実家を取り壊すことになったとき、我が家に持ってきた数少ない家具のひとつがこの書棚です。何でこんな安物の書棚を・・・・・と言われても、これとこれだけは、と言って、母が使っていた鏡台とともに持ってきたものです。

 この書棚はずっと実家の今にあり、ここには父の本が詰まっていました。そして引き出しには、数々の筆記具が乱雑に放り込んであって、私が人生で最初に握った萬年筆も、おそらくはこの引き出しにあったものでしょう。

 身支度を調えようとこの書棚のある部屋に入り、ふと目をやると、そこには探しまくっていたPILOTの赤インクのボトルが「い」ました。消息がわからなくなっている萬年筆やら文房具やら、そういうものはけっこうありますが、こうやって偶然に発見されることも少なくありません。まずは身辺の整理整頓ができるようにならないといけませんね。

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 一時期、この軸色に合うインクを探しまくっていて、結局そのままになっていたコクーンのセット。これもまた、ずっと消息不明になっていたものを数日前に見つけました。

 今日、卒業していった生徒たちの中に、とても萬年筆が好きなのがいましたので、そういう子に卒業記念品として・・・・・なんて思いましたけれど、同じ趣味を持っているからといって贔屓するようなことをしてはいけません。ここはやはり、この軸色に合う、うっとりするような青いインクを探し続けることにしましょう。

 ほったらかしにしていた我が家の末っ子も、本日、無事に中学校を卒業しました。同じ職場にいるハワイ出身の英語補助教員が、自分の息子の卒業式に行かない父親なんて信じられない・・・・・と言ってましたが、にっこり笑って、はい、3人とも、と答えた春の日でした。

2016年3月15日 (火)

卒業ラッシュ

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 なんやの、この子?という感じで、ケージの柵に挿し込まれたぬいぐるみを見つめる「くま(仮名)」さん。臆病な「ちち(仮名)」さんの場合ですと、こういうものを見たときはおっかなびっくりで、慣れるまで相当な時間を要しますが、さすがに年の功、「くま(仮名)」さんの場合は一瞥しておしまいです。

 飼い主の職場では明日が中学校、明後日が小学校の、それぞれの卒業式です。学校においては何よりも大きな行事として位置づけられている卒業式。その準備に費やすエネルギーも並大抵のものではありません。今日も深夜に至るまで、卒業文集の印刷製本に取り組む先生がいたので、私もおつきあいをしておりました。何とか新聞配達のバイクが走るまでには帰宅できたので、仮眠をとって明日(今日?)の卒業式に備えます。

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 長女が中学校を卒業した頃の「くま(仮名)」さん。このころはまだ、あちこちの模様がはっきりくっきりしています。拙Blogが始まるより1年以上前に撮られた写真ですから無理もありません。この写真の頃も、私は中学3年生の担当でしたから、長男も長女も、そして次男も、3人ともに卒業式には出てやれませんでした。よそ様のお子さんの卒業式には30回以上も立ち会っているというのに、なんと言うことでしょう。

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 ものはついでに、このBlogでもごく初期の1枚。萬年筆なんて数えるほどしか持っていないのに、何で萬年筆関連のBlogなんか書いてみようと思ったのか、自分のことながらいまだによくわかりません。

 明日は自分の担当する学年の卒業式ですけれど、明後日は小学生の卒業式。こちらは、卒業するといってもそのほとんどが同じ敷地、同じ校舎を共有する中学校に入ってくるのですけれど、担任の先生たちは2度と会えないぐらいの勢いで卒業生を送り出す準備を進めています。それで、追訴の勢いに巻き込まれて、深夜まで一緒に準備をしてしまいました。何よりも恐ろしいことに、小学校の卒業式が行われるその日に、職員の異動も内示されるのです。業務成績不良に付き、転勤を命ずる、なんてことになるんではないかとビクビクしながら、その日を待っている私です。

2016年3月14日 (月)

色よりも・・・

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 毎度毎度のことながら、こやつ病気ではないのか、と思わせられるほどにごっそり毛の抜ける「ちち(仮名)」さん。夏毛に生え替わると、冬毛の時のもふもふした感じとはうって変わって、そこらへんの野良犬よりも貧相な感じになってしまいます。左胸のあたりや、太腿などに、既にその片鱗が見えています。

 本日は公立高校の入試日で、本校からもたくさんの生徒が受検しました。飼い主はその生徒たちに渡す通知票をせっせと作っていたのですが、そこへ小学校の先生がやってきて、「卒業生に渡したいので、これ、お願いします。」とかねてから依頼されていたプロジェクトのデータを渡されました。わかりますけれど、この、一年で一番クソ忙しい時期を狙って持ってきて欲しくなかったですね。お話をいただいたのは昨年末のことでしたので、もう少し早めに児童たちに作業をさせていただければ・・・・・と思ったことでした。

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 今年は少々甘えん坊で手のかかる生徒たちを担当しておりましたので、関係各方面にも色々とご迷惑をかけてしまいました。特に女性の先生方にはエラそうにするというとんでもない生徒たちが結構おりましたので、ご迷惑をおかけした皆さんに慰労の意味を込めて粗品進呈、と行くことにしたのですが、さて、メッセージを書くのに何を使おうか、という、どうでも良いところにまたも凝ってしまいそうになった私です。

 アウロラのREDにPILOTの月夜という組み合わせは鉄板で、個人的なお手紙などはこれでさらさら、なのですが、ちょっと色目が渋すぎます。

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 春やから、とか言ってこんなインクで、いい匂いプンプンさせてたら人格そのものを疑われてしまいますね。こやつめの香りは、一度ペンに入れてしまうと終生匂いが取れないんではないかと思わせてくれるほどに強烈ですから、こういうのもあるんだ、というネタ専門のインクですね。

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 ペリカンのサハラに、ウォーターマンのフロリダブルー。これは綺麗ですが、あまりにも夏っぽい。それもTUBEではなくてオメガトライブ系ですか。これもちょっといただけません。

 結局、見た目に綺麗なインクで、というのはやっぱりチャラい。それなりの雰囲気を持った人でないとダメでしょう。

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 で、結局はモンブラン149にアウロラの青インクを入れて、ふっとい汚い文字で「感謝!」と書いておしまい。結局いつもこうなるんですね、私は。

2016年3月13日 (日)

新風館

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 緊急時(?)に這い出してくるトイレトレイ交換用の小ドアを開けて、フテ寝している「くま(仮名)」さんを撮ってみました。彼女はこのトイレ用トレイの上で寝るのが大好きですが、それはここが小部屋になっていて囲まれ感があるからなのかもしれません。

 もう長いこと背の高いワゴン車、それもスペースたっぷりの車に乗ってきた飼い主は、いまだにすっぽりと囲まれたセダンの運転席というものが窮屈に感じられてなりません。いずれにしても走り出してしまえばそうそう体を動かすものでもないので、狭い方が囲まれ感、包まれ感があってお乳手運転できる、というのも理解できるのですが、長年のだらしない運転姿勢に馴染んでしまった体が、シャキッとした運転姿勢に慣れないのでしょう。

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 明日がホワイトデーである、ということに気づいて、ちょこっと買い出しに行ってきました。今年は肝心のバレンタインデーが休日だったので、世の女性たちは何とも思っていない同じ職場のオッサンたちに義理チョコを配る必要もなく、またオッサンたちも、馬鹿にされず、邪魔にもならず、変に気を遣われないようなお返しを探して疲れることもなくて良い具合、と思っていたのですが、我が職場に多数在籍する、昼夜も平日休日も関係なしに働くタフな女性たちから何個か頂戴してしまいましたので、お返しにするならこれ、と決めているものを調達しに行ってきたわけです。

 条件にかなう品を取り扱っているリアルな店舗で一番近いのは、京都の新風館に入居している雑貨屋さん。残念なことに、新風館で紹介されていた堺町三条ガレージというのが立体式で、馬鹿みたいにトレッドの広い私の車は収納できませんでしたので、写真のコインパーキングへ。いえ、けっして役の行者という名前で選んだ訳ではありません。

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 河原町御池の交差点からすぐ、というものすごい立地にある新風館。この建物のたたずまいが好きでしたが、今月末で閉館となり、再開発による建て替えも、という話がありました。けれども、現時点ではこの建物は残して、新しい建物を増築し、地下にも施設や駐車場を造るという計画が発表されていますので、とりあえずは安心です。

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 そうなると、問題はこの中庭。都会のど真ん中に、こんなに贅沢な空間があること自体驚きですが、この広さのまま残されるのか、というと少し疑問です。隣接するよその建物を壊すのでもない限り、この中庭を少し浸食しなければ計画通りの床面積にはなりません。実際には狭くなって、それでもいろいろな工夫でそうは思わせない・・・・・ように努力しました、ってことになるのでしょう。今あるお店がなくなるのも残念なのですが、新しくなったらどんなお店が入るのか、と考えるとそれも楽しみな気がします。

 ちなみに、ファッション系のお店に興味も縁もないので、変なモンをおいてくれる雑貨屋さんとかしっかり萬年筆も扱ってくれるような文具店とか、そういうものが入ってくれるとうれしいですね。

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2016年3月12日 (土)

埋蔵

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 土曜日で家族も結構家にいたので、割と落ち着いている「ちち(仮名)」さんです。飼い主がそばで自然死していたこともあるのでしょう。

 結局昨夜(?)は、本日の午前6時までかかって成績を仕上げられたようです。ある程度の年配とは言え女性二人だけで深夜(?)の職員室。幸いなことに私の勤務先では、科学の範囲を超えた存在をはっきりと確認することはありませんので、こういうことも可能になるわけです。しかし、古くから勤務されていた先生によれば、職員室を出て玄関に向かう角を曲がったその先、教室があるエリアには「何かいる」のだそうです。幸い、私たちはそのエリアに突入する直前に階段を降りて玄関へ向かいますので、今までそういう存在に出会ったという話は聞きません。

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 飼い主はといえば、土曜の昼前に出勤して血と汗と涙の結晶である成績をとりまとめてプリントアウト。月曜日には皆さんがもう一度確認をして判子を捺しますので、その後、データは通知票へと流し込まれます。とりあえず飼い主としては、週が明けるまでに通知票の「かたち」を作り上げておかなければなりません。原型となるものはありますので、今年の内容に合わせてアップデートするだけですけれども、なかなか面倒で、しかも緊張を強いられる作業です。

 写真は、そんな飼い主の勇気の源です。前車エログランドに取り付けてあった安全運転推進装置ですが、よくよく見ればヒューズボックスから電源を取っています。10年以上前、私はこんなDIYもやっていたのかぁ、と感動しつつ、ならば今でもできるだろう、と軽い気持ちで現車に施工です。

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 ヒューズボックスの蓋を開けると、ヒューズたちはずいぶんと奥まったところに鎮座しています。蓋を取り除いた穴には、スリムな手を持つ成人男性以外の作業を拒むサイズです。私の場合も、手で持ったヒューズプラーがヒューズに届きませんでしたので、ラジオペンチでヒューズプラーを掴んで抜き差しを行いました。

 この狭いところで、金属部分に空いていた穴に写真下の方に見えるM6のビスを差し入れ、裏側からワッシャとナットをあてがって締めるという難儀な作業をして、ここにアース用のクワ型端子をかましてから、上の方に見えているヒューズに線のついたものを挿し込みます。シガーソケットを増設するこの部品、ヒューズ部が15A。キーONのときだけ通電する15Aヒューズを使う電装品を探した結果、ブロアモータのヒューズと差し替えました。

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 首尾は上々、と言いたいところですが、問題は私の手際の悪さ、というか不器用さ加減です。ヒューズボックス備え付けのヒューズプラーと、アースを取るために用意したナットが一つ、行方不明になりました。作業中に手が滑ってコロンとどこかへ落ちてそのまんま、ということです。

 おそらくヒューズプラーはAピラー下、ドアの取り付け部前方あたりの内装内側に落ち込んだものと思われます。そしてナットは、運転席の横か後ろあたりに落ちたような感じがして、これもコロンと音がしたのですが、座席の下には見当たりません。その後、走行中にもどこかでカタカタ音がするわけでもありませんから、現状はどこかに落ち着いているのでしょう。ふと、井伏鱒二さんの名作、「山椒魚」を思い出してしまったことでした。

2016年3月11日 (金)

先が見えない

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 眠る「くま(仮名)」さんの写真は珍しくも何ともありませんが、彼女は眠っているときでも撮られないように気を遣っている節があるので、この写真にのようにすっきりと綺麗に撮れるのは珍しいことです。本日は成績の提出締め切り日でしたので、夕刻あたりから「朝までには・・・・・」と気合いを入れる先生の姿が見られました・・・・・ん、どこか、おかしくないですか。

 本日中に成績の入力を終えてください、という指示ですから、普通に考えれば午後5時頃までに入力を完了していなければならないはずです。入力された成績は一覧表の形にプリントアウトされるので、月曜日のうちに間違いがないかどうかを確認する、という手順ですが、ならば、そのプリントアウトする作業はいつ行われるのでしょうか。

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 考え方は二つ。土曜日曜に係の先生がプリントアウトするのだから、たとえ深夜になっても金曜日の間に仕上げておくべし、というものと、どうせ土曜日曜にプリントアウトするのだから、係の先生が仕事をするまでに入力を終えれば良いではないか、というもの。ちなみに、プリントアウトする係の先生である私の考え方は、もちろん後者です。

 私が学生だったころは、「提出期限は本日。ちなみに、私は毎朝8時頃に出勤して、それから提出物のチェックをします。」なんてことをおっしゃる先生が少なからずいて、聞く方も「お、明日は早く学校に来なくては。」なんて思ってたりしたものです。今時はそういうことを言いますと、なら提出期限は明日の朝8時ですね、なんて言われてしまいます。

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 いずれにしても、成績が仕上がらないことには私の仕事もできませんので、時間つぶしもかねて職場近くに新設されたコイン精米場に行ってみました。外から見るとかなり大きな小屋なので、精米機が2台は並んでいるのかと思いきや、実際は1台のみ。横方向に機械を展開して、精米の様子が見られるようになっています。

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 投入口から入ったお米が吸い上げられ、精米されて滑り台のようになったところから出て緑色のベルトコンベアで移送され、そこからさらにエレベータで上の方に持ち上げられていって、最後は手前の方へ出てきます。この上下に上がったり下がったりするところにも何か意味があるのでしょうけれどとりあえず見ていると飽きません。

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 で、肝心の成績の方ですが、このあと、ブラシを使わない洗車機がある、という情報を得て辺鄙なところまで探しに行き、結局廃止されていた、というような時間の無駄遣いまでしたにもかかわらず、少なくとも午前2時の段階では仕上がっておりませんでした。

 土曜日も朝早くから部活動の指導があるというのに、深夜、いや未明まで成績処理をされている担当の先生方には本当に頭が下がりますけれど、できればもう1日早く取りかかっていただければ良かったかも、などと自分のことを棚に上げて思ったことでした。

2016年3月10日 (木)

私をあまり・・・

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 眠いのを我慢して、深夜に帰宅した飼い主に愛想を振る「ちち(仮名)」さん。けれども眠たいことに変わりはないので、起き上がろうとはしません。

 卒業していく生徒たちを送る会が開かれて、さまざまな趣向ではなむけをしたのですが、生徒も先生たちも終わったあとはぐったりでした。それだけ、エネルギーをつぎ込んで取り組んでいた、ということなのでしょう。私もチョイ役で舞台に出なさいと言われましたので、小道具を用意して出演。先生というものは基本的にシャイな人が多いようでいて、その実、ウケ対気持ちが強いという矛盾した生き物です。皆さん、はじめから飛ばしまくっていて、会場も大興奮でした。

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 私に与えられたのは、茶色いレンズのめがねをかけた男の役でしたのでとりあえずレイバンのウェイファーラーを用意しました。今となっては貴重な黒マックスレンズの入ったドライヴィング用のモデルです。

 長いことエスカルゴ車載用として活躍していて、その後しばらくは使われずに放置されていたのですが、奇跡的に復活したものです。なぜ使われていなかったのかというと、レンズが外れてしまっていたからなのです。

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 残念、レンズがなければ役に立たない、といずれ捨てるつもりで車内に放置してあったのですが、エスカルゴが廃車となった際に車内を整理していてレンズを発見。再びフレームにはめ込んで使っていたのですが、このレンズが実によく外れます。あまりにもレンズが外れるのでよくよく観察してみたらフレームが割れておりました。

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 そのうちにしっかりと接着してレンズをはめ込もう、と思っていましたが、せっかくレンズが簡単に取れてしまう眼鏡があるのだから活用しない手はありません。横山やすし師匠の昔から、眼鏡ネタは定番中の定番です。

 何食わぬ顔でこの眼鏡をかけて登場し、手筈通りに滅びの呪文が唱えられたところでフレームに手を触れれば、レンズが床に落ちる、という次第。とはいえガラス製のレンズですから、本当は落としたくないのですが、落としたときの硬質な音もまた小道具の一つなのです。

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 ドライヴィング用としては優れた特性を持ちながら、ある種のトンネル内照明との相性が悪く、トンネルに入ると何も見えなくなる、というケースがあるため、現在は製造されていないレンズですが、晴天時にこれで走ると実にいい感じです。ただのドライヴィングとは違うのです。

 トンネルに入ると危険なだけ、そして鼻の低い私にとっては猛烈にかけ心地が悪い、良くないところだらけなのですが、手放せない1本として、今も車載用として活躍中です。幸いなことに、レンズは無傷でしたので、次は一日も早くフレームをしっかりと接着することなのですが、なかなか相性の良い接着剤を見つけられずにいます。

 この黒マックス、どこかで見かけることがあったら、即ゲット、です。

2016年3月 9日 (水)

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 最近は「くま(仮名)」さんの寝姿しか見てないなぁ、と思います。彼女がよく寝るワンコだということと、彼女が熟睡している時間にしか飼い主が家にいないということ、この二つが原因というシンプルな話です。

 それでも今日は、忙中閑ありというやつで、やらなければならない仕事は色々あるけれど他の人との兼ね合いでまだ手を付けることができない、ということが重なって、結果として何もすることがないので比較的早く帰宅しました。こんな時は早く寝てしまえば良いのですけれど、朝から降り続いた雨が上がったので、ノーブラシ洗車場へ行って車を洗い、この季節だというのにうっすら汗をかきながら拭き上げて帰宅しました。

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 近所のレンタルCD屋に文具売り場が併設されていて、割と品揃えが気に入っている(変なモンがある)のでのぞいてみると、はたしてこういうものがありました。

 ベイダー卿にカイロ・レン、マスター・ヨーダ、C3PO、R2D2、ソシテストームトゥルーパーというラインナップでしたが、迷うことなくこちらを選択。なんと言ってもI am your fatherです。

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 試してみてちょ、と書いてあるので試してみたときに、ベイダー卿が一番それらしい動きだったのです。ちなみに、カイロ・レンは売り場にありませんでした。

 基本的には、ノックボタンを押すとキャラクターが回転する、というものですが、ベイダー卿の場合はライトセイバーを振り下ろすという動作が加わります。

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 陳列されているものの中には、手荒く扱われたせいか上部のキャラクターが外れているものもありましたので、キャラクター部を抜き取ることができるのでしょう。おそらくはささっているだけ、と思って引っ張ってみましたが、予想外に固くて外れませんでした。筆記具としては、ごく普通のサイズの油性ボールペンです。

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 こうやってノックボタン兼用のクリップを押し下げます。卿がライトセイバーを振り下ろす・・・・・と期待していましたら、それだけではなくて、くるりと90度回るのです。このシリーズ、どれも基本は90度回転で、ベイダー卿にはそこに振り下ろす動作が加わる、ということのようです。カイロ・レンあたりもそうなのかもしれません。ちなみにマスターヨーダは回るだけのように思えましたが、果たして事実はいかに・・・・・。どなたか試してみませんか。

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2016年3月 8日 (火)

何を逃れた?

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 何とか午前4時過ぎに帰宅してBlogを書いております。さすがにこの時刻ともなると「ちち(仮名)」さんも爆睡していて、飼い主が近づいてもぴくりとも動きません。

 今日は高校へ書類を提出して帰ってきたところにあぁだこうだと雑用が降りかかってきて、それらを消化し終えたのが午後7時過ぎ。今から成績を算出すれば今日中には帰宅できるか、と仕事にかかった瞬間、この曲のカラオケがYouTubeにアップされているからダウンロードしてCDーRに焼いてくれ、という依頼が飛び込んできました。今日使うものなら、昨日言ってくれたら自宅で落としてくるのに、と言いながら細い細い携帯電話の回線で時間をかけてダウンロードして、CD-Rに焼いたところで8時半。このまま職場にとどまると、私はもちろん、妻も夕食を逃しますので、やりかけの仕事を放り出していったん帰宅。その後、世間が寝静まった頃に職場に出て、マイペースで仕事を他片付けます。この習慣が一番の問題でしょう。

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 新旧ふたつのクリックリーダー。手前の方のツルをよく見てもらうとわかるように、破損したところをセロテープで巻いてあるのです。

 最近、休憩時間に多目的トイレに籠もって携帯電話でゲームを楽しんでいる生徒がいる、という情報を得たので、昼ご飯を食べずに済むという特技を活かして、昼食時間はずっとトイレの前にたたずんでいます。昨日もそうして立ち番をしておりましたら、突然めがねが床に落ちたので何事かと拾い上げてみると、きっちりツルが壊れておりました。それでとりあえずボンドで接着してテープを巻いたのですが、今日からは新しいめがねと交代です。

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 ある意味、一番自分に近いところでいつも一緒にいてくれている相棒ですから、これはきっと、私の身代わりになってくれたのだろうと思っています。めがねが身代わりに壊れてくれたおかげで「難を逃れた」として、では、いったいどんな災難から逃れることができたのでしょうか。

 めがねが壊れたその瞬間には、私の身の周りには何の危険もありませんでした。今日、全部で10校ほどの高校を回って書類を提出しましたが、その道中に何か危険があったのを取り除いてくれたのでしょうか。いずれにしても、めがねにありがとうを言って、「明日」の朝まで2時間ほど布団の中で過ごすことにします。

2016年3月 7日 (月)

重圧

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 正体なく眠る「くま(仮名)」さん。昼間だか夕方だかにケージを抜け出して家族の誰かが食べかけていたおやつを盗み食いしたのだとか。ご覧の通りの換毛期ですので猛烈にお腹がすくのでしょう。そうは言っても、ワンコ用のおやつではないものを食べたのですから、このあと気分が悪くなったり戻したりするのではないかと心配です。

 本格的な受検体勢に入りましたので、突発的な事態に対応できるよう、今日と明日は自分の担当する授業を入れない時間割を組んだのですが、逆にそのことが仇となった1日でした。どういう理由で時間割が空白になっているかを考えもせず、「あいてるやん」と仕事を回してくる人がたくさん出たので、結局、自分のすべき仕事ができないまま終わってしまいました。

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 いわゆる「仕事の早い人」たちが、あれが欲しい、これをくれと要求されるのですが、雑多な仕事を期日に間に合うように段取りしている中、割り込みをかけられるのは本当に迷惑です。進路指導主事という仕事を持っている人間が出願を前にあれこれ準備をしている、そこへ割り込みをかけて自分の仕事を早く終わらせようという無神経な人が多すぎるのにカチンときて、今日は怒りをそのまま顔に出した不機嫌な表情で1日を過ごしました。まだまだ人間ができておりません。

 せめて夜だけでも心静かに、と仕事を持ち帰らず、趣味の文具箱を読んでくつろぎます。

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 この記事。それはこういうインク入れのことを言うのではないでしょうか。数年前のフエンテの集いの時でしたか、こういうものを造ろうかと企んでいる、と見せてもらったのですが、まさか実現するとは思わず、実現したとしても私のような素人のところまで品物が回ってくることはないだろうと思っておりました。

 しかし今、これは我が家にあって、こうして閉じようとする本を押さえておくのに重宝しています。実はこのインク入れ、実際にインクを満たして使うのはまず不可能であろうと言われているのです。

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 ゼロ精工のため息シリーズのように、極めて高い加工精度で作られているため、この位置までキャップを開けるだけでも相当な力を要します。ここからさらに力を入れて引っ張り上げると、最後には「スポンッ」という音を残してキャップが外れるのです。こういうものにインクを入れたら修羅場です。

 そして、それだけ精度が高いものではあるけれど、パッキンも何もないところへインクを入れるという度胸があるかどうか、それも問題です。一般のインク瓶などでも、どこかにパッキン的な働きをするものが仕込まれているのが普通ですから、こういうのは実に怖いことです。

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 結局、重しとして使うしかないというのが現実です。明日もまた、早く早くと大して急ぐ必要もない仕事を最優先でやれという圧力がかかりそうですので、1日学校を開けて愛車とともに県内の高等学校を巡ります。そうすれば少しは、私にとっては進路関係の仕事を期日までにやることが最優先なのだ、ということがわかってもらえるかもしれません。

2016年3月 6日 (日)

見た!

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 「ちち(仮名)」さんの寝姿。目は開いていますけれど意識レヴェルは低くて、ほとんどのことには反応しない状態です。家族が「くま(仮名)」さんの話題で盛り上がっていたり、おいしそうなものを食べていたりする、そういう緊急度の高い案件がない限り起き上がってこない状態です。

 朝早くから部活動の試合引率に出かける妻を送ったので、実に眠たい1日でした。早く起きてしまったので、仕方なく一般道を使ってWAGNERの集いが開かれる神戸まで行ったのですが、早起きは三文の得、だったのかもしれません。

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 神戸市内の国道43号線。ちょっと流れが悪いなぁ、と自分の車線選びが間違っていたことを悔やみつつ、ふと見ればこんなお車が。残念ながら内装は真っ黒なタイプでしたけれど、私と同じくらいの年格好のご夫婦と思われる方が乗ってらっしゃいました。

 四つ葉のクローバーを見つけると幸せが訪れる、というのと同じくらい、自分が乗っているのと同じ車を見かけるのは珍しいことです。私の同業者にはこの車を好むような人は少ないので、それも原因のひとつなのでしょう。

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 今回も多士済々、いろんな名前の団体と一緒に兵庫県民会館をお借りします。龍鬼兵団とか、吉良上野介とか、こういうのを見ていろいろ想像したりツッコんだりするのは嫌いではありません。

 今回もまた、ハリィ塾こと神戸はり医術研究会さんと同じフロアでの会合となりました。はり医術研究会さんが開催している針医術の研修会、それが針医塾なのでしょう。その看板を見て、勝手にハリィ塾と呼んでいるだけです。

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 今回もまた、とっても静かな神戸大会でした。メンバーは濃ゆいのですけれど、比較的静かにおとなしく、また近隣のカメラ店で中古の筆記具を集めた催しが開催されている、ということで、そちらへ出かけていった人などもいて、静かに、まったりと時間が流れておりました。萬年筆に関しては博覧強記と思っていた広島半さんが、西ドイツ時代のM800を手に入れられて、初めて見ましたよ、なんておっしゃっていたのが意外でした。

 ハンモックみたいなのにくるまれてお母さんに抱かれていた赤ちゃんが、もうこんなに大きくなったの、というような驚き。WAGNERでは新参者だと思っていた自分がけっこう苔生えてきているのですから当然なのかもしれません。迷惑じゃんけん大会の景品ばかり賑やかだった神戸大会ですが、次回はもう少し盛り上がるのでしょうか。

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2016年3月 5日 (土)

準備完了

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 愛犬と遊ぶ「くま(仮名)」さん。この調子では遠からずこの愛犬も「臭い」と捨てられてしまうことになるのでしょう。家族がいる時間帯はそれほどでもないのですが、おそらくはワンコ2頭でお留守番しているときなど、さびしくなったら愛犬と遊んでいるのかもしれません。

 明日のWAGNER神戸に向けて、遠方から先乗りしてきている人たちを迎えての前夜祭が開かれる日なのですが、教員の悲しさで、カレンダー通りには休めません。今日などは特にお天気が良くて暖かく、絶好のスポーツ日和ですが、私には運動神経が装備されていないのでスポーツ全般、一切無理ですし、そんな日にスポーツ行事のために身柄を拘束されるような事態になると本当に哀しくなります。来週の土曜日も、サッカーに打ち込む少年たちのために拘束される予定ですが、私にとっては無駄な時間です。

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 えぇ歳をして飛ばすわけでもないので、本来こういうものは不要なのですが、あればあったで少しは安心感が増すものです。SKY-991GRという前の車に取り付けてあった探知機も一応取り外しておいたのですが、すでに10年以上も前のモデルであり、データ更新もできなくなっています。

 そこで新しいのを買おうと情報収集したところ、派手な液晶画面にさまざまな情報がいっぱい表示されるものがほとんどで、大昔のダッシュボードに宇宙船をのせているようなものとたいして変わりません。できるだけ目立たず、ギンギラギンでないもの、ということでこのモデルに決定。店頭展示品のお下がりを安く手に入れることができました。

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 データの更新にはMicroSDカードが必須ですが、これがどこにも売ってないので難儀しました。店頭で見ることができるのはHCやXCといった規格のものですが、それでは探知機の方が受け付けてくれないのです。結局、妻が昔使っていたモトローラの携帯電話にささっていたカードを抜いて再利用することにしました。

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 SDカードへの変換アダプタも用意しましたが結局不要。メーカーのWebサイトからさくっとダウンロードして、データの準備はできました。あとはこれを本体にセットしてデータの更新をするだけです。

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 このモデルはUSB給電なので部屋の中でも作業ができる、と喜んでおりましたが、そういうときに限ってミニUSBのケーブルがどこかに行って見当たりません。結局、ガレージの車に乗り込んで車内でごそごそ。何度か試行するうち、無事にデータの更新を終えることができました。

 ちょこっと部屋の中を漁ったので、迷惑じゃんけん大会に出品したら本当に迷惑がられそうなものがいくつか出てきました。明日はクルマで神戸入りする予定なので、いくらでも持ち込めます。実に迷惑な品が揃いました。

2016年3月 4日 (金)

別れの季節

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 昨日に引き続き本日は、「ちち(仮名)」さんが丸くなって寝ているところ。こうしてワンコが寝ているのを見ると、人は「気楽で良いよなぁ」と言うわけですけれど、ワンコにしてみれば、日中は自分たちだけでひっそりとした家でお留守番、家族が帰ってきても思いっきり遊んでもらえるかというとそうでもない、というわけで、それなりに辛いことやしんどいこともあるのでしょう。

 飼い主は、担当している中学3年生が公立高校へ出願する日でしたので朝からバタバタしておりました。準備はバッチリ整えてあったのですけれど出願する日の朝になって志望校を変更する生徒や、週明けの火曜日に出願する予定だったのを登校してきていきなり「今日出します。」なんて宣言する生徒など、好き勝手なことをする者が結構いたのが原因です。

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 そういうことにならないように、学級担任を通じて十分な指導をしていただいていたわけですが、中には出願する書類を受け取ってから「これ、家に持って帰って明日出しに行っても良いですか?」などと聞いてくる生徒も出てくる始末です。

 いわく、今日の夕方、みんながどれだけ願書を出したかという結果を見て、数の少ない高校に出したい、と。言うまでもなく願書には提出先の高校名が書かれていますから、生徒が家に持ち帰ってじっくり考え、好きな高校に提出する、なんてことはできないですし、何より明日は土曜日です。開校3年目を迎え、当初の「選んでこの学校に入学した」生徒たちとは違って、自宅が校区だったからこの学校に入学した、という生徒が多くなってくると、こういう例も増えてきます。つまり、普通の中学校で普通に起こることが、私の勤務先でも起こるようになってきたというわけです。

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 その生徒たちも、あと登校するのは7日だけで、その7日目が卒業式。その翌日には公立高校の合格発表があり、さらに翌日には小学校の卒業式があります。恐ろしいことに、この小学校の卒業式の日に合わせて教職員の移動に関して内示が行われる予定になっています。もし実現すれば、例年より1週間以上早く、「あの先生ともお別れ」「この職場ともお別れ」なんて季節がやってくることになるのです。

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 お別れといえば、このOMASもそうですね。廃業が発表されましたので、このままいけば、我が愛すべきイタリアのヘンタイ萬年筆メーカーがひとつ消えることになります。写真のレベレンジャーモデルなんかは、本当にシルクのような書き味のペン先を持ち、いつまでもいたずら書きを続けていたいという気分にさせてくれる、生産性をどこまでも下げてくれる、本当にどうしようもないペンです。お嫁に出そう、と何度思ったことかしれませんが、最後に一度、と書いてみたらそれまで。気がつくと結構長い時間、意味のわからないことをあれこれと書いています。

 さて、萬年筆ならぬ同僚たち、どなたとお別れになるのか、そしてその先にある新しい出会いはどうなるのか。本当に春めいてきました。

2016年3月 3日 (木)

らしく

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 そういえば最近、布団で寝てないなぁ、と彼女を見ていて思います。少し余裕のあるサイズのお布団に収まって爆睡中の「くま(仮名)」さん。元気なのは確かですが、さすがに11歳ともなると、何も良さそうなことがないのなら寝ているに限る、という風に悟ってしまうのでしょう。

 来週は色々と行事が多くて授業が入りづらいところへ、あれはこんな風に、これはこうして欲しいと盛りだくさんな要望が寄せられたので、時間割を組み上げるだけで大変な時間がかかりました。中学3年生にとっては授業のある最後の週になりますので、関連して色々と仕掛けをしたのも時間がかかった要因のひとつでしょう。妙に凝ると我が身を削ることになります。

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 予算の余裕が確定したので、1万円以内で何かみんなの役に立つものを購入してください、という指示を受けました。条件は1万円にできるだけ近い金額で購入すること、そしてそれがあるとみんなの仕事がはかどるようなものを買うこと、という、言うは易し、行うは難しの見本みたいなお話です。

 とりあえず営業時間内に電気店に滑り込んで、まず最初に購入を決めたのが写真のフラッシュメモリ。授業でiPadを使う教員も増えてきましたが、内部のデータを吸い出すのが結構な手間ですので、これで改善を図ろうというわけです。

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 iOS端末に挿し込むとダウンロードするように指示される専用アプリ。実際にデータを吸い出して使い勝手を試してみたいところですが、今はほかの仕事がたて込んでいて、じっくり検証している時間がありませんが、ちょこっと触ってみたところでは、端末内部のデータを吸い出すだけでなく、教材や資料をあらかじめiPadに仕込んでおく、というような使い方をするときにも活用できそうです。

 あと、案外必要になる場面があるにもかかわらず、結局個人持ちのものを使うしかないライトニングケーブルも購入して、総額9971円。あと29円ありますが、それだけで換えるものは見つけられませんでした。残念。

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2016年3月 2日 (水)

書く?

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 ねぇ、来てぇ~、撫でてぇ~、とやっている「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰宅したのは比較的早くて午後11時頃。「くま(仮名)」さんは爆睡中で、体のどこを触ってもまったく反応しないような状態でしたが、こちらは眠い目をこすりつつ起き上がってこのポーズです。

 飼い主の業界では水曜日は「会議の日」です。出張依頼なども基本的に行われず、先生が学校にいる確率の高い日であるとも言えます。私の勤務先では午後から校外の人も参加しての大がかりなシンポジウムが行われ、シンポジストとして何人かの先生がかりだされましたので、残った先生たちは授業をするのにフル回転でした。ようやく生徒たちが帰ったところで、さぁ職員会議だ、となったのですが、私は当然のごとく抜け出して地元の百貨店へお買い物に出かけました。不真面目なように見えますが、この時期の進路指導主事が必ず買わなければなければならないものがあるのです。

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 奈良近鉄百貨店の掲示です。近鉄沿線には学校が多いので、近鉄百貨店は書籍や文房具の品揃えが充実している、なんて言われたのは昔の話です。この百貨店では、文具のみならず書籍売場も閉鎖となります。あとは最近の例に漏れず、専門店が入ってくる、という段取りです。書籍に関しては百貨店の書籍売り場のままよりも大手の専門店が入った方がよほど利便性が上がるものと思われますから、まぁ歓迎すべきことなのでしょう。

 専門店といえば、ここには無印良品の店舗があったのですが、これも撤退して、そのあとには東急ハンズが入るようです。奈良県内には既にLOFTもありますが、少し「ひねった」ものが手に入るお店が増えるのは歓迎すべきことです。

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 さらに歓迎すべきはこのお店です。文具売り場はなくなりましたが、こんなお店ができていました。パッと見、LAMYと神戸派計画が目につきます。高級筆記具のお店、と銘打ったサインの裏手にずらりとSAFARIが並ぶのはどういうものかしらんとも思いますけれど、通路に面した一等地にあるショウケースの中にはCROSSが並んでいますし、LAMYの隣にはウォーターマンの文字も見えていました。百貨店の筆記具売り場にあるようなペンは一通りあると考えて良いでしょう。

 ちょっとお高い雰囲気だったので中まで入りませんでしたから、白い星やら緑の縞模様なんかが並んでいるかどうかまでは確認できておりません。けれども、地元に万年筆を扱うお店ができた、というのは良いことです。

2016年3月 1日 (火)

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 本当に困り果てた表情で、台の端にちょこんとのっている「くま(仮名)」さん。我が家のワンコたちがブラッシングを嫌がって暴れるので、ならば高いところにあげてみたらどうだろうと試してみた結果です。

 結論から言うと、「くま(仮名)」さんに関しては大成功。じっとしていますのでブラッシングもやりやすく、換毛期にもかかわらず、最近は毛並みが綺麗です。

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 で、例によって厄介なのはこちら。この堂々とした態度からもわかるように、台の高さをものともせず、隙あらば飛び降りてしまうのだそうです。けれど、実際にブラッシングが必要なのは彼女の方だということは、土間に落ちた毛の量でわかるとおりです。

 冬場、お正月前後の僅かな時期だけ、もふもふで本当に美しい彼女ですが、それ以外の時期はずっと換毛しているような感じです。この先、上着が要らないような気候になると、本当にヌード犬みたいなペチャッ俊武並みになってしまい、しっぽなどもゴールデンリトリバーのものからラブラドールのものに取り替えたような感じになってしまいます。

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 エログランドを買った頃、しっかり洗車して綺麗に保つぞ、と意気込んで購入したのがこの台でしたが、その後、体育大会の得点掲示板パタパタくんを操作するための台として、前の職場に置きっ放しになっていたものです。聞けば前の職場では体育大会での得点掲示をやめてしまったそうなので、じゃあもう要らないね、ということで引き上げてきました。

 既によその学校のお話なのであれですが、何でもかんでも、人手が足りないとか面倒だからとかいう理由だけで簡素化という名の手抜きをしていると、今にしっぺ返しが来ます。得点掲示板パタパタ君そのものも、もし不要ならばもらってしまおう、などとよからぬ企てをしている私なのでした。

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