過去帳
今日のお天気は、まさにこんな感じ。暖かくて、家族もみんなそばにいて眠るしかありません、という「ちち(仮名)」さんです。こんな良いお天気の日に家にじっとしてるなんてありえない、などと文句を言いつつも、家族に励まされつつ力を借りつつテストの採点。本来ならすべて完了してしまうべきところですが、少しだけ残してほぼ目処がつくところまでこぎ着けました。
で、妻も採点を終えたというので、ならばお出かけしましょう、となって、以前に訪ねることのできなかった天空カフェをめざして出発です。
観光ガイド的なものを頼りに現地へ行きますと、確かに見えます。ならばと山を登っていってたどり着いたところにはこういう貼り紙がある、というわけです。できれば登り口にもこういう掲示をした方が良いのではないかと思いました。
私たちは事前に電話で予約していたので無問題。約束の時間まで少し間があったので、先代「クマ(実名)」さんのお墓参りも一緒にしてきました。とはいえ、実際には過去帳を確認するのが主な目的。平成16年3月のところに、たしかに彼女の名前がありました。
天空カフェというのは、茶畑のある山のてっぺん近くにある小屋のこと。入室するだけで、ほかには何もありません。なので、お茶やらお菓子やら、必要なものがあれば事前に購入して自分でもって上がります。
今回は煎茶セットをお願いしましたが、お湯の入ったポットと一人分の茶器がひとまとめになったもので、これをよいしょよいしょと山の上まで運ぶわけです。
煎茶セットですから、お湯を冷ますためのお道具も入っております。お茶缶にはしっかりと1回分だけの茶葉が入れられていました。ポットのお湯はこのお湯のみで4~5杯分はあるでしょうか。しかし実際、3回も煎れると白湯になってしまいます。
京都、高台寺のお茶室がモデルになっているらしい、などと長女が言っておりましたが、広さにして6畳ほどでしょうか。あるいは、もう少し広かったのかもしれません。とにかく、何にもありません。お部屋の中央には自在鉤らしきものが造ってあって、大きな火鉢が置かれている、ただそれだけです。
茶源境、和束。皆さんも一度、いかがですか。
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