残り物
おとなしいなぁ、と思ったら、いつの間にか寝ていた「ちち(仮名)」さん。この場所は本来、私がドテッと寝そべる場所なのですけれど、そういう場所に自分が寝ることで、写真右下あたりに位置するケージの中にいる「くま(仮名)」さんに対して、「どやっ!」とやっておるわけです。
一方の「くま(仮名)」さんは、その少し前まで外をうろうろしていて、一通りの収穫があったので本日終了、お休み中。あまり気にしていらっしゃらないご様子でした。
公立の学校はお役所なので、その職員である私たちも、明日から6日間の「年末年始特休」に入ります。今日はかつて「御用納め」と呼ばれた日ですので、職員室の机の上だけでも綺麗にしておこうという気持ちで出勤。同僚たちと今年を振り返りつつ、あれこれと雑用を片付けているうち、今年は現役で亡くなったり倒れたりした人が結構いたねぇ、という話になりました。
今月初めには市内の現役校長が亡くなりましたが、その方の娘さんは私の教え子です。また、脳梗塞で倒れて療養中の隣の学校の教頭さんは私と同い歳で、ベロベロになるまで呑み明かした仲。そしてその子供さんたちもまた、みんな私の教え子です。
そういう話をしている内に、年明けでも良いか、と思っていた仕事が気になり始めて思わず着手し、全部仕上げてから周囲の同僚に、これこれこういう場所に収納して置くから、期日が来たら県の教育委員会に提出するのですよ、などと伝言して、「え、長期休暇ですか?」などと言われる始末。
人間、一寸先は闇なのですよ。今日、職場から自宅へ帰る途中に帰らぬ人になるということだって、絶対にないとは言い切れないのです。そんなことを言ってる割には、座右の銘が「明日できることは今日しない。」だったりする私です。
まぁとりあえず、私が今やっておかないと万一の時には残された人たちがとっても困る、ということはすべて片付けました。明日になれば、またひとつ無駄な歳を重ねます。自宅の掃除やお正月飾りなどをして、そのまた翌日にはそっと東京までお散歩。大晦日には例年同様、バタバタとお正月の準備をして、紅白歌合戦だけは一切見ないように気をつけながら新しい年を迎えます。いい人に限って早く逝ってしまいます。その分、残り者がしっかりとやらないと、世の中回っていきませんから。
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