とうろう
あまりの臭さに廃棄されてしまった愛犬1号。それ以来、心の友に出会えず、与えられる愛犬候補のどれにも心を許せないでいる「くま(仮名)」さんですが、しっかりと愛犬2号半をお布団に引き入れて枕にしています。細長くてチン穴子みたいな形の愛犬3号というのもいますが、多分それも、彼女のおなかの下で押しつぶされそうになっていることでしょう。
愛犬、というのは、とにかく彼女になめまくられる運命のぬいぐるみのことですから、彼女が愛してやまない、そんな愛犬が登場すると、彼女にとってはうれしいけれど、家族にとっては臭くてたまらない、ということになります。なかなか悩ましいところです。
季節外れの写真を1枚。我が家のエリアはこの写真に写っている木のあたりまでで、その奥の壁は隣家のものです。その木に注目するのではなくて、手前のコンクリート壁、左の方をご覧ください。
数日前、朝、車に乗って出勤しようというそのときに、助手席の窓越しに見えた彼女(と、いうことにしておきましょう)は、冷え込む外気に耐えてしっかりとコンクリート壁にしがみついておりました。
車を車庫から出して、すかさず胸ポケットから取り出したM800と記念撮影です。結構大きいので、彼女、とした次第。何人かの「彼」を食べて、ここまで生きながらえてきたのだなぁ(詠嘆)、と勝手に感じ入っておりました。
今年は本当に暖かい日が遅くまで続いたので、彼女も消え去るタイミングを逸してしまったのかもしれません。私の職場でも、すでにストーブリーグが始まっていて、来年はどの先生をどの学年に・・・・・などとそれぞれが自説を開陳してあちこちで盛り上がっていたりします。生徒たちが冬休みに入ると、校長、教頭による「懇談」も予定されていて、その席では来年の身の振り方についても話をしなければなりません。さて、どうしましょうか。
彼女はこのあと、寒さに耐えきれず姿を消していくことになるのでしょう。よく言われる、後尾の後で雄を食う、という話も、結局は自分より小さくて動くものなら何でも食べる、という修正に従っているに過ぎないのだとも言われます。でも、そうして力を蓄えてきたからこそ、ここまで生き延びてこられたのかもしれませんね。私などには遠い遠い話です。
話はころっと変わりますが、色が一緒だな、と思ってサファリを撮ってみたものの、写真で見るとさほど似た色とも思えませんね。難しいものです。
冬蜂の…とはなりませんので
冬蟷螂 死にどころなく 歩きけり
といった所でしょうか?
それなら同じ虫系ということで…
静かなる 灯り消えゆく 緑(あお)蟷螂
あぁやっぱり才がない(笑)。そもそも蟷螂秋だし。
投稿: すいどう | 2015年12月20日 (日) 19時41分
すいどう さん
そうですねぇ、やっぱり虫の名前は秋までですね。
歳時記が編まれ始めた頃には、暖冬なんてなかったのでしょうね。
投稿: つきみそう | 2015年12月21日 (月) 01時15分