アンビリカルケーブル
いつの間にか毛布の上に上がり込んできて寝ている「くま(仮名)」さん。ワンコは目が悪いとかなんとか言いますけれど、飼い主や家族が毛布を引っ張り出してかぶっているとすぐにそわそわし出して、ケージの扉が閉まっていると出せ出せとうるさくします。それでも願いが叶えられないときは、ごそごそと肥満体を揺すってトイレ用トレイを出し入れするための小さなドアから出てくることさえあります。よっぽどこの毛布がお気入りなのでしょう。
我が家のガレージには、今夜からこんな車が収まっています。来週の火曜日まで、この車に乗り倒してモニターするということになりました。とはいえこれは、電気自動車を普及させたい日産の思惑にまんまと乗せられてWebでモニターに申し込んだ結果です。こういうものは滅多にあたらない、と多寡をくくっていたのですが、そもそもが販促目的なので一発でモニター様ご当選となってしまいました。
車を受け取りに行くと、カタログと見積書までしっかり用意されていました。モニターしてもらったらたいていの人は気に入って購入に至る、ということなのだそうです。
おなかがすいたというので充電中。ダッシュボード上に青いランプが点灯して充電中であることを知らせてくれています。遠い昔、我が家でも窓辺に小さな電球をいっぱいつけてイルミネーションのまねごとをしていたことがありました。そのときに使っていた防水仕様の延長コードがそのまま屋外に転がしてあったので、そこにケーブルをつなぐと一発OK。やはり日本製ですね。どこかの国の製品だとこうはいかないでしょう。
ディーラーで受け取ったとき、電池はほぼ満充電で、航続可能距離はおよそ150キロと表示されていました。実際の仕様としては、280キロぐらいは走れるようですが、電装品を使ったりするとその分電池を食いますから、マージンを見込んで200キロぐらい走ったら充電、という使い方が現実的なのだそうです。職場からの帰宅、そして妻と一緒に近所のお店に出かけて夕食。それだけで電池のメーターは75パーセントになり、航続可能距離は100キロを切りました。
200Vで普通充電して満充電まで8時間だそうです。年末に発売となるマイナーチェンジ後のモデルには容量の大きなバッテリーを積んだモデルも追加されて、そちらは11時間。そう考えると、100Vでちんたら充電していたのではどうにもならないのでしょうが、足さないよりはマシでしょう。
明日金曜日は、愛知県岡崎の竹内文具店でちょっとしたイヴェントがあるので、仕事帰りにちょこっと顔を出す予定ですが、奈良から岡崎まではおよそ200キロ弱。満充電しておけばなんとかたどり着けそうですが、そのままでは帰ってくることができません。途中、高速道路上で充電休憩を取りながら、えっちらおっちら岡崎まで往復することになりそうです。まさに背水の陣で、こういうところが電気自動車の難儀なところですね。
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コメント
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電気モーターの動きも慣れると違和感ないものですよね。加速感も十分あります。プログラム次第でエンブレの雰囲気も演出できるのでは?
ブロンブロロンというエンジンの爆音がお好きという人種もいますが、当座の本命は燃料電池ではなくPHVかなと思います。通常は電気。遠距離走行や充電時間が足りない場合など、いざという時のエンジン。このあたりのセッティングで各社しのぎを削っている状況のようです。HVよりもお高いので、フツーに出してはリーフのような電気モーターのみのクルマほども売れません。それにしてもリーフよく見るなぁ。クルマ自体のパッケージングはよくできている方だろうと思います。
投稿: くーべ | 2015年12月 4日 (金) 19時42分
くーべ さん
電気自動車は街乗り用です。高速で何も考えずにボーッと走っていると、だいたい85マイルくらい。でも、笑っちゃうほど電池が減るので、結局はウサギとカメの話を思い出す、ということになります。
投稿: つきみそう | 2015年12月 5日 (土) 03時22分