耐久レース
気持ちよさそうに眠る「ちち(仮名)」さん。こんな風に自分の寝床で眠ることができたらどんなに良いことでしょう。週末、花金なので、午後5時過ぎには退勤したいものだと思っておりましたが、職場を出たのは午後6時半過ぎでした。渋滞する道をのろのろと進み、ようやく高速道路に入って右足に力を込めると、電気モーターのかすかなうなり声とともに車速が増します。
しかしながら、欲望のままにそういう運転をしておりますと、すぐにこんなことになります。バッテリーの残量を表示するグラフがどんどん小さくなっていくのを見ながら走るのは、精神的によろしくありません。満充電で150キロぐらいは走れるはずですが、走ったその先に充電できる場所がなければアウトですから、結局、早め早めに充電せざるを得ません。
1回の充電は30分、というところが多いようですが、電池の残量が20数パーセントになったところから30分充電して、90パーセントあたりまで戻れば良い方です。さりとて、さらに30分充電してもなかなか満タンにはなりませんし、なったとしてもすぐに消費してしまいます。
渋滞がしょっちゅうこるようなところを這いずり回るならともかく、高速道路をびゅーんと走っていくのには、電気自動車は全く向いていないように思えます。内燃機関を積んだ車なら燃費が良くなる場面で、むしろ電気をどんどん消費してしまうわけです。
誰が言ったか知りませんが、経済速度などと言われる時速80キロ程度に抑えて淡々と走るのが良さそうです。びゅーんと行くと、すぐに電池を減らしてしまうので、結局は30分の充電。ウサギとカメのお話を思い出してしまいます。しかも、電池の残量がわずかという状態でようやくたどり着いた充電スポットに先客がいる、などという状況は本当に泣けてきます。
結論として、私のようなイラチな人間には、現状の電気自動車は合わないようです。
« アンビリカルケーブル | トップページ | まじめにインプレッション »
コメント