ポンテ
あまりに気持ちよさそうに寝ているので、かわいい寝顔を撮ってやろうと近づいたら目を開けてしまった「ちち(仮名)」さん。小さい頃はこのトレイの上で大も小も済ませていたのですが、最近では枕としての用途に特化しております。取り出してしまってもいいのでしょうけれど、本人(犬)が寂しがるといけませんのでそのままになっているのです。
結局、私が選んだのは、昨日の3本のうちのどれでもない、それらよりさらにシボの荒いものでした。多くのお客さんはきめの細かいものを選ばれることでしょうから、美的センスのない私のことですし、一番選ばれそうにないものをいただいて参りました。荒々しいシボに加え、裏側には強烈な血筋が一本通っています。
職場で使っている鍵の束。リング部分に色ゴムをはめてあるものが比較的使用頻度の高い部屋の鍵です。ポンテに収納できるのは、真ん中のカンを一番長いものにしたところで5~6本がいいところですので、この色つきの4本を収めてみることにしました。
革の部分を抜きにしてもこんな感じです。色つきのゴムがなければ、あるいはもう2~3本いけるか、とも思えますが、そんなに欲張ると肝心の革のケース部分が収まらないという間抜けな話になります。
この4本については、職場にいるときは常に持ち歩いていないと仕事になりませんが、それ以外のものは「あれば便利」といった程度ですので、これでも困りません。それでなくてもみっともない姿をさらしているというのに、その上に大量の鍵をポケットに入れている姿は、本当に見るに堪えないものです。学校というところは階段の踊り場などに大きな姿見があって、私のような者にとっては実に残酷な環境なのです。
で、世界一不器用な私ですが、なんとか納めることができました。このキーケースは、キーを収納するのも難しいですが、さっと鍵を出し、それを鍵穴に差し込むというのもまた、ある程度の修練を要します。しかし、すっきりと鍵を束ねてもらえるのでポケットへの収まり具合も大変良好です。
結局、残された鍵たちは何だったのでしょう。ここ2日ほど、なくても不自由を感じていません。そしてそういうのになれたある日、あぁ、あの鍵があればなぁ、と本当に残念に思う場面がやってくるのかもしれません。
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