SUITO
小さなクッションに大きめの体を収めて、丸くなって寝ている「ちち(仮名)」さん。おそらく、まだ生えそろわない毛で夜を過ごすのは寒いのでしょう。もしこの子が屋外で飼われていたら、まぁ順応はしていたでしょうけれど、相当に辛い思いもしていたことでしょう。そう考えると、良くない飼い主のもととは言え、とりあえず室内で過ごせる我が家に来たのはよかったのかもしれません。
三連休明けの明日は自宅から直接出張先に行くことにしていたのに、気がつけば何の用意もできていませんでした。仕方なく夜の学校へ向かうと、休日のそれも夜というのに熱心にお仕事をしている人たちがいます。こういう人たちは、管理職ではなく現場でいつまでも活躍して貰いたい人材ですが、管理職になってもその能力を遺憾なく発揮することでしょう。
学校に送られてくるメールをチェックすると、教頭選考の受験者募集というのがあって、対象は35歳以上。私が受けた頃は40歳以上、その少し前は42歳以上でしたから、いよいよ管理職のなり手が不足してきたということなのでしょう。しかもこの試験、教頭や校長になりたいなりたいと言ってる人ほど合格しないという不思議な試験。なりたくない、と言ってる人はスルーして、なりたい人をどんどん管理職に登用してあげれば、人材不足も解消してめでたしめでたし、なのに。
このところ忙しくてケースごと職場に放置したままになっていた萬年筆も持ち帰ってメンテナンス。青墨を入れたPILOTシルバーンがいつの間にか干上がっていたので、にじみ対策もあってストーリアのナイトに入れ替えようと洗浄。干上がっていたくせに、洗うといつまでも青い水が出続けます。
洗浄が済んだらインク吸入ですが、以前買ったまま放置してあったこれでペン先をぬぐってみようと思い立ちました。SUITOです。もうすでにあちこちで詳細なレビューがなされています。要はティッシュでぬぐうよりは手が汚れにくい、という製品です。
1パッケージで吸入30回分。丸くえぐられた部分はペン先の根元の部分を綺麗にするのに使いますから、シルバーンのようなタイプのペン先には向きません。それと、ヌルヌルドバドバ系の人にも、あまり向いていないのかもしれません。常識的な太さのペン先で、普通に吸入する人向けです。
ブロッターに取り付ける吸い取り紙と同様の紙質ですから、吸い取る力は問題ありませんし、吸い取ったインクが指に、ということもあまり心配しなくて良さそうです。
こんな感じで、一発目に余分なインクを吸い取ろうとした跡が丸くえぐられたところに見えます。このシルバーンはぬらぬらどばどば系で、しかもペン先の面積が広いので、結局このようにしてぬぐうのが一番です。
けれど、写真撮影のために長い間こうしていると、インクがどんどん吸い出されて悲惨なことになりました。シュッとぬぐう、が基本です。明日は一日出張先で事務仕事ですが、シルバーンの出番はあるのでしょうか。
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コメント
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シルバーンの洗浄は気を引き締めてせんとあきまへんねん。
投稿: しげお | 2015年10月15日 (木) 22時50分
しげお兄さん
シルバーン洗うときは銀いぶし液をぎょうさん用意して、そこへドブ漬けで洗うもんや、ってどっかのラーメン屋のオッサンが言うてはりましたやん。ほんで、兄さん、自分のペンを実験台に提供して試してはりましたやんか。
投稿: つきみそう | 2015年10月16日 (金) 05時09分