夢の超特急
びよーんと前脚を伸ばしてこちらを見やる「ちち(仮名)」さん。長女といるときにはこのように肩の力の抜けた姿をさらしているようです。換毛期も終盤、ようやく冬の毛が生えそろいつつありますが、旺盛な食欲は換毛期そのままです。
水曜日だというのに、来週の時間割についてあれこれを難しい注文が寄せられて、すでに出来上がっている時間割を廃棄して一から作り直しということになりました。来週は長時間の出張に出る先生が多く、残った先生たちはめいっぱい授業をしなければなりません。そのような自由度の少ないところにさらにいくつかの制約条件が付け加えられたので、何とか完成した時間割は不細工きわまりないものになりました。電車のダイヤにたとえると、乗換駅で列車を降りると目の前で乗り継ぎ列車のドアが閉まり、次の列車まで1時間待ち、なんていう感じですが、私の実力ではそれでも一杯一杯、時間割が出来上がっただけでも奇跡に近い、としておきましょう。
こんな懐かしいものを見かけたので、使う予定はないにもかかわらず買い求めてしまいました。A5サイズのグラフ箋なんてものは、別段珍しくもなんともないものですが、この製品の場合、表紙の絵柄がすべて、です。
息子たちに見せると、「お、0系!」という反応でした。お前等、そんな簡単に言うんじゃない、お前たちが知ってる0系というもの、元々の0系とは違うものなのだぞ、と。特に、一番最初期の、座席2列分で窓ガラス1枚という仕様、それこそが「0系」ですね。飛び石で割れる、車体のねじれでひびが入る、といった問題があって、現在の新幹線電車にも受け継がれる、座席1列につき窓ひとつ、という形へと変わっていったのです。
このグラフ、変と言えば変です。縦軸に所要時間をとっていますが、横軸には主要駅を、それぞれ等間隔に並べています。ですから、まるで東京都名古屋の間は名古屋と京都の間の半分ほどの速度で走っているかのように読み取られても仕方のない作り方。鉄道のダイヤを表すものとしてはともかく、理科や数学でかかれるグラフではない感じです。
東京から新大阪まで、開業当初は4時間、そして路盤が安定した頃を見計らって速度向上がなされて3時間10分となりました。この数字は長い間変わりませんでしたが、0系の後継車である100系は3時間8分に縮めました。「のぞみ」登場前には、東京駅21時発のひかり号が新大阪まで2時間49分で走っていたこともあります。その後は、「名古屋飛ばし」で知られるのぞみ301号が2時間30分。現在は最速の列車で2時間22分です。
このグラフ箋と一緒に買ってきたものがこちら。こちらも復刻版ですが、私は子ども時代にこれを使っておりました。実に懐かしいので、その突っ込みどころ満載の中身についても後日ご紹介したいと思います。
« お引っ越し・・・のはずが | トップページ | エスピオナージ »
先日、金沢で乗り換えが3分で走りまくったんですが、なかなか体力がいります。大阪なら「まったらんかい!」と叫びながらでも何とかするんですが、それも出来ず競歩のように連れを気にしながらひたすら歩く、これ、疲れまんねん。で、スパイ手帳の紙は溶けまんのん?
投稿: しげお | 2015年10月15日 (木) 12時41分
しげお兄さん
そらやっぱり、金沢であろうがどこであろうが、兄ちゃん、ちょっと待ったりぃな、と言える兄さんであってほしいものです。
紙、溶けまっせ。まだ試してまへんけど。
投稿: つきみそう | 2015年10月16日 (金) 05時05分